PEファンドにおすすめの転職エージェントランキング7選【2024年12月最新】転職難易度や求められるスキルを解説

本ページにはプロモーションが含まれています。

ダイナミックな仕事に取り組むことができるPEファンド。

金融関連の職業の方にとって、PEファンドへの転職に憧れを持つ方は多いでしょう。

金融業界以外の方でも、PEファンドへの転身を試みている方がいるかもしれません。

そこで気になるのは、「どうすれば転職できるのか?」「未経験でも挑戦できるのか?」ということになりますね。

それには現職の実績や経験がとても重要です。

単純に金融系の経験があるからという理由だけでは、転職はなかなか難しいと考えてください。

この記事ではPEファンドについて必要な情報を解説し、PEファンド転職におすすめの転職エージェントや未経験でも転職をする方法などをお伝えしていきます。

サービス名 PEファンドの公開求人数 特徴
ヤマトヒューマンキャピタル 非公開 経営とファイナンスに強みを持つエージェント
コトラ 266件 金融系企業への転職に強いエージェント
ロバートウォルターズ 10件 世界31カ国に事業拠点を構える世界有数のグローバルな転職エージェント
コンコードエグゼクティブ 非公開 IT・金融・コンサルティング業界のハイクラス転職をサポートする優れた転職エージェント
リクルートダイレクトスカウト 1370件 ハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化したエージェント
リメディ 非公開 ハイクラス転職、エグゼクティブ転職に特化した転職エージェント
アサイン 非公開 ハイエンド転職に特化した転職エージェント
2023年11月18日現在

\金融業界におすすめの転職エージェント/

サービス名 特徴

最速転職ヒュープロ

平均21日で内定を獲得できるスピードが強みの会計業界に特化した転職エージェント

紹介案件の9割以上が会計事務所・税理士法人かつリモート求人が豊富

 

フリーコンサルタントBizロゴアクシスコンサルティング

コンサル求人に特化した転職エージェントならアクシスコンサルティング。

事業会社からの転職やコンサルティングファームから他社ファームへの転職はもちろん、未経験からのコンサルティング転職も手厚く支援してくれます。

ヤマトヒューマンキャピタル

ファイナンス業界未経験者の転職支援人数は業界トップクラス。

転職成功者の平均年収増加率186%の実績あり。※

※(2020年10月時点)

目次

PEファンド転職におすすめの転職エージェント

PEファンド転職におすすめの転職エージェント

それでも「やっぱりPEファンドをあきらめきれない!」という方のためにも、PEファンド転職に関しておすすめの転職エージェントを紹介させていただきます。

それでは1社ずつ解説していきます。

ヤマトヒューマンキャピタル

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: .jpg
PEファンドの公開求人数 非公開(2023年11月18日現在)
運営会社 ヤマトヒューマンキャピタル株式会社
公式サイト https://yamatohc.co.jp/
公開求人数 2,903件(2024年11月25日現在)
主な求人職種 PEファンド、M&Aなど

ヤマトヒューマンキャピタルは、経営とファイナンス系の転職支援に強みを持つエージェントです。

社内にはM&A仲介企業やPEファンド出身者が多数在籍しており、対象業界における未経験者の転職支援にも力を入れています。

>>ヤマトヒューマンキャピタルの評判・口コミ

コトラ

PEファンドの公開求人数 266件(2023年11月18日現在)
運営会社 株式会社コトラ
公式サイト https://www.kotora.jp/
公開求人数 28,068件(2024年11月25日現在)
主な求人職種 金融業界・コンサルティング業界など

コトラは、ハイキャリア金融系企業への転職支援を強みとしている会社です。

こちらも金融系やコンサルティング業界出身のコンサルタントが多く在籍しており、PEファンドへの転職支援に関しても、心強い相談相手となってくれるでしょう。

>>コトラの評判・口コミ

ロバートウォルターズ

PEファンドの公開求人数 10件(2023年11月18日現在)
運営会社 ロバートウォルターズ・ジャパン株式会社
公式サイト https://www.robertwalters.co.jp/
公開求人数 1,714件(2024年11月25日現在)
主な求人職種 人材紹介/人材派遣/人材コンサルティング業

ロバート・ウォルターズは世界31カ国に事業拠点を構える世界有数のグローバルな転職エージェントです。

1985年にロンドンで創業し、38年にわたる歴史を持つ老舗の人材サービス ロバート・ウォルターズは、PEファンドを含む多岐にわたる業界で信頼されています。

特に外資系および日系グローバル企業への転職を専門にサポートしており、理想的なキャリアの機会を提供しています。

>>ロバートウォルターズの評判・口コミ

コンコードエグゼクティブ

PEファンドの公開求人数 非公開(2023年11月18日現在)
運営会社 株式会社コンコードエグゼクティブグループ
公式サイト https://www.concord-group.co.jp/
公開求人数 非公開(2024年11月25日現在)
主な求人職種 IT、金融、コンサルティング業界 ほか

コンコードエグゼクティブは、PEファンドにも焦点を当て、IT・金融・コンサルティング業界のハイクラス転職をサポートする優れた転職エージェントです。

他のエージェント経由では難関とされる企業でもコンコードエグゼクティブを通じて応募することで内定を勝ち取った実績があります。

>>コンコードエグゼクティブの評判・口コミ

リクルートダイレクトスカウト

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-6.png
PEファンドの公開求人数 1370件(2023年11月18日現在)
運営会社 株式会社リクルート
公式サイト https://directscout.recruit.co.jp/
公開求人数 409,286件(2024年11月25日現在)
主な求人職種 税理士/経理/公認会計士など

リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化しています。

大手企業の求人も多数取り扱っているだけでなく、非公開求人のご案内などのPEファンドに関連するスカウトを受けることもできます。

また、ヘッドハンターからのスカウト、企業からのスカウトを共に受けることも可能です。

>>リクルートダイレクトスカウトの評判・口コミ

リメディ

リメディ
PEファンドの公開求人数 非公開(2024年9月15日現在)
運営会社 株式会社リメディ
公式サイト https://remedy-tokyo.co.jp/
公開求人数 非公開(2024年11月25日時点)
主な求人職種 M&A仲介、コンサルティング、建設・不動産、その他

リメディは、ハイクラス転職やエグゼクティブ層の転職支援を得意とする転職エージェントです。

M&A仲介やコンサルファームからメガベンチャーや急成長中のスタートアップ企業など厳選からされたハイクラス求人を6,000件以上とりそろえており、中には他では出会えない限定求人の紹介も可能です。

不動産ファンド、M&A仲介会社等からの出身者がヘッドハンターとして在籍しており、過去データと業界の知見から徹底した選考対策支援も受けられます。

求人のある各企業へは経営者に直接ヒアリングを実施しており、採用を強化しているポジションなど極めて詳細な情報の提供を受けることもできます。

また、直近の転職だけではなく、将来的にどのような仕事をしたいのかなど、転職後までを見据えたキャリア設計の相談も受け付けてくれます

アサイン

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-7.png
PEファンドの公開求人数 非公開(2023年11月18日現在)
運営会社 株式会社アサイン
公式サイト https://assign-inc.com/
公開求人数 非公開(2024年11月25日時点)
主な求人職種 コンサルタント/ハイエンドなど

アサインは、ハイエンド転職に特化した転職エージェントで、コンサルタントへの転職に強みを持ち、PEファンドにも求人を深めています。

公開求人はないので、事前に取り扱い求人の内容を確認することはできませんが、公式サイトでは数々の有名企業の紹介例が掲載されており、転職によるキャリアや年収アップに期待が持てるでしょう。

>>アサインの評判・口コミ

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの選び方

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの選び方は以下の3つのとおりです。

それぞれ詳しく解説していきます。

専門性と実績のあるエージェントを選ぶ

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの選び方の1つ目は、専門性と実績のあるエージェントを選ぶことです。

PEファンドに特化した転職エージェントは、ネットワークや理解が深く、適切な求人情報を提供してくれる可能性が高まります。

実績のあるエージェントは、過去にどれだけの転職成功者を輩出してきたかを確認することで信頼性を評価できるでしょう。

エージェントの専門性や実績は、PEファンドの求人に精通しているかどうかを示す重要な指標です。

非公開求人にアクセスできるエージェントを探す

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの選び方の2つ目としては、非公開求人にアクセスできるエージェントを探すことが挙げられます。

PEファンドの多くは非公開求人を主に扱っています。そのため、公開されていないポジションにアクセスできるエージェントを選ぶことも重要です。

エージェントが広範で信頼性のあるネットワークを持っている場合、転職希望者は他では得られない貴重な機会に出会うことができます。

キャリアカウンセリングやアドバイスの提供があるか確認する

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの選び方の3つ目は、キャリアカウンセリングやアドバイスの提供があるか確認することです。

優れた転職エージェントは、キャリアカウンセリングやアドバイスを通じて、転職希望者が必要なスキルや準備を整える手助けを提供してくれるでしょう。

エージェントが転職希望者と継続的な対話を通じてキャリアの目標を理解し、それに合ったサポートを提供できるかどうかも検討材料となります。

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法を以下に3つ示しています。

それぞれ順に解説していきます。

自分のプロフィールを構築する

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法の1つ目は、自分のプロフィールを構築することです。

具体的なPE業界での経験やスキル、実績を明確に記載することで、エージェントが求人にマッチした適切な機会を提供しやすくなります。

また、過去の成功事例やプロジェクトの詳細も充実させることで、信頼性を高めることができます。

エージェント内のネットワーキング機能を利用する

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法の2つ目には、エージェント内のネットワーキング機能を利用することも挙げられます。

PEファンドに強いエージェントは、業界内で豊富なネットワークを有しています。

積極的にエージェントやサイト内のネットワーキング機能を利用し、業界のトレンドや求人情報を把握しましょう。

また、エージェントとの定期的な相談を通じて、キャリア目標や希望条件を共有し、最適なアドバイスや転職機会を見つけることができます。

非公開求人へのアクセスを活かす

PEファンドに強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法の3つ目は、非公開求人へのアクセスを活かすことです。

非公開求人は競争が少なく、また企業のニーズに合致していることが多いです。

エージェントに自分の希望条件やキャリアゴールを詳細に伝え、非公開求人を活かすことで、他の求職者よりも有利なポジションに立つことができます。

PEファンドにおけるエージェントの利用の流れ

ここからは、PEファンドにおけるエージェントの利用の流れを具体的に解説していきます。

STEP
公式サイトから会員登録

公式サイトから会員登録を行います。基本的な個人情報や職務経歴を提供します。

STEP
担当者と連絡(電話・メール)

会員登録後、担当者から連絡があります。

電話やメールを通じて、転職に関する具体的な相談や希望条件の確認が行われます。

STEP
面談・転職相談(対面・電話・Web)

担当者との面談では、求職者のキャリアやスキル、転職の希望条件などについて詳細に話し合います。

個々のニーズに合わせた戦略的なアプローチが立てられます。

STEP
求人紹介

エージェントは、求人情報を集めて適切な案件を紹介してくれます。

求職者の要望や能力、キャリア目標に合った求人を選定し、提供します。

STEP
履歴書・職務経歴書の添削

履歴書や職務経歴書の添削が行われます。

エージェントからのアドバイスを受けながら、自己アピールをより効果的に行い、競争力を高めます。

STEP
応募

エージェントの推薦を受けて、求人に応募します。

エージェントは応募プロセスに関する助言やサポートを提供し、円滑な応募手続きをサポートします。

STEP
面接対策

面接前には模擬面接や面接対策の指導を受けることができます。

自己PRの強化や適切な回答の準備を行い、面接での自信を高めます。

STEP
企業との面接

エージェントは求職者と企業の間で面接の調整を行います。

適切なスケジュール調整や面接のセッティングを通じて、円滑な面接プロセスを確保します。

STEP
内定

面接後、求職者が企業から内定を受け取ります。

エージェントは内定に伴う交渉や条件の確認を支援し、スムーズな転職プロセスをサポートします。

STEP
退職手続き・アフターフォロー

最後に、内定後はエージェントが求職者の退職手続きや新しい職場への移行に関する手続きをサポートします。

また、新しい職場での適応や業務のサポートも提供されます。

PEファンド転職の際に必要なスキルは?

PEファンド転職の際に必要なスキルは?

実施にPEファンドで仕事をするために必要になるスキルはどのようなものがあるのでしょうか。

例えば以下のようなものが挙げられます。

それぞれ解説していきます。

事業分析能力

PEファンドへ転職する際に求められるスキルの1つは、投資対象になる企業の事業について細かく分析する能力です。

投資先が、「どのような分野でどのような強みを持って運営されているのか?」ということではなく、その企業の財務状況などから「本当に投資をしても大丈夫か?」といった判断をするために必須とされています。

事業推進能力

事業推進力は、投資先企業への支援をする際、企業価値を高めるための支援をするために必要な能力です。特に企業の経営的な課題を解決する必要があるため、事業分析能力と掛け合わせて発揮するべきスキルになります。

コンサルティング経験

コンサルティング経験は、事業推進能力にも直結します。

例えば現職やこれまでの経歴で、顧客が抱える課題を解決するために、対応策や戦略立案、アドバイスなどを実施した経験があるかが問われます。

こうしたコンサルティング経験が無ければ、PEファンドでの業務は難しいと言えます。

M&A経験

M&AはMergers and Acquisitions(合併と買収)の略です。

PEファンドでは、投資先企業へM&Aの支援をすることも多くあります。

これまでの経験の中で、企業の合併と買収という一連の流れに仕事として関わった経験があれば、PEファンドでの業務にも入りやすいでしょう。

PEファンドの転職は未経験では難しい?

PEファンドの転職は未経験では難しい?

ここまでPEファンドについて説明してきた中で、未経験者はそもそもPEファンドへの転職は難しいと思われた方も多いのではないでしょうか?

事実、それは正しく、未経験者の参入はかなり難しいのが現状です。

ただし、年齢がまだ20代で、金融系の経験がある場合や、コンサルティング業界での経験がある場合にはその限りではないでしょう。

また、その他の業界であっても、これまで説明してきたスキルなどを習得できる柔軟さや、ハードワークに耐えうる精神力をお持ちであれば、可能性がないということではありません。

PEファンドの転職難易度は高い?

PEファンドの転職難易度は高い?

結論から言うと、PEファンドへの転職はかなり狭き門です。

高給であることや、ダイナミックな業務内容にひかれてPEファンド業界の門戸をたたく人材は多く存在します。

人気がある業界ではありますが、その職務に貢献できる人材は限られるのが現実です。他の業界に比べると、求人数も多くありません。

ただし、20代〜30代前半の転職では、ポテンシャル採用も行われています。PEファンドへの転職を検討している方は、転職エージェントでしっかりと対策を行い、選考に臨むようにしましょう。

PEファンドの年収

気になるのは、PEファンドは一体どれくらいの年収なのかということではないでしょうか?

ここからは役職別から日系、外資系ごとの年収の違いなどについてじっくり解説していきます。

役職別の年収

役職別の年収は大体以下のようになっています

役職 年収
パートナー/マネージングディレクター  2000万円~4000万円以上
シニアディレクター/ディレクター/プリンシパル 1500万円~3000万円以上
シニアヴァイスプレジデント/ヴァイスプレジデント 1000万円~2000万円以上
シニアアソシエイト/アソシエイト 800~1500万円以上
PEファンドの役職別年収範囲

いずれも高い年収ですが、上記の年収に加えて、投資先企業が上手くイグジットしたときに「イグジットボーナス」と呼ばれる成功報酬が分配されます。

それによって、さらに高給を得ることが可能になります。

日系と外資系で異なる年収

先に紹介した平均年収の範囲は日系PEファンドと外資系PEファンドをまとめたものです。

日系PEファンドと外資系PEファンドそれぞれの年収については、以下のように分けることが出来ます。

日系PEファンドの役職別年収範囲

役職 年収
パートナー/マネージングディレクター  2000万円以上
シニアディレクター/ディレクター/プリンシパル 1500万円~2000万円以上
シニアヴァイスプレジデント/ヴァイスプレジデント 1000万円~1500万円以上
シニアアソシエイト/アソシエイト 800~1200万円以上
日系の役職別年収範囲

外資系PEファンドの役職別年収範囲

役職 年収
パートナー/マネージングディレクター  3000万円以上
シニアディレクター/ディレクター/プリンシパル 2000万円~3000万円以上
シニアヴァイスプレジデント/ヴァイスプレジデント 1500万円~2000万円以上
シニアアソシエイト/アソシエイト 800~1500万円以上
外資系の役職別年収範囲

比較的外資系の方が高給になる傾向にありますが、日系外資系問わず、一般的な労働者と比べかなりの高水準であることには変わりありません。

一般的な労働者の平均賃金は、厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」によれば、約311万円となっています。(引用:厚生労働省|令和4年賃金構造基本統計調査結果の概況

各社ごとの年収ランキング

有名なPEファンドの年収ランキングも見てみましょう.

今回は日系と外資系でそれぞれ代表的なPEファンドを3社ずつ選出してみました。

ランキング PEファンド名 日系or外資系 平均年収
1 KKR 外資系 非公開
2 カーライルグループ 外資系 1200万円~2000万円
3 ベイン・キャピタル 外資系 1000万円~2000万円
4 アドバンテッジパートナーズ 日系 1000万円~1500万円
4 ユニゾン・キャピタル 日系 1000万円~1500万円
4 インテグラル 日系 1000万円~1500万円
PEファンド年収ランキング

外資系のPEファンドにおける平均年収が比較高いようです。

特にKKR(コールバーグ・クラビス・ロバース)は、時価総額が600億ドルを超え、他のPEファンドを圧倒しています。

平均年収が非公開とされていますが、会社の規模からも平均年収はトップクラスだと考えられます。

>>PEファンド業界の年収相場|仕事内容や激務度と求められる人物像も解説

PEファンドの業務内容とは?プロセスごとに紹介

PEファンドの業務内容とは?プロセスごとに紹介

ここからは、PEファンドにおける実際の業務内容について紹介していきます。

具体的なプロセスとして、以下のようなものがあります。

それぞれを詳しく解説していきます。

ファンドレイズ

ファンドレイズの段階では、投資家へ出資の依頼をします。つまり、PEファンドとして行う資金調達です。

この活動を通して、PEファンドが投資対象企業に出資する資金を集めます。

ファンドレイズを担当するプロフェッショナルを「ファンドレイザー」と呼びます。

ソーシング・アクイジション

ソーシングは、投資先企業の探索や新規案件を開拓し、獲得・調達することです。

PEファンドが自ら対象の企業にコンタクトを試みる場合や、金融機関やM&A仲介会社を通じてソーシングをする場合もあります。

企業によりますが、アクイジションも同等の意味で用いられます。

エグゼキューション

エグゼキューションは、投資実行のことです。ソーシングによって見つけた投資候補の企業に対して、実際に投資を行います。

投資をする前は、「この企業に投資をして本当に大丈夫か?」という企業価値や成長性を調査する必要がありますが、それをデューデリジェンス(DD;買収監査)と呼びます。

それ以外にも、株式価値評価や対象企業との交渉、契約書の取り交わしなどの作業を行うのが、エグゼキューションのフェーズにおいて必要な行動になります。

バリューアップ

投資した企業の「企業価値」を向上させるための活動です。運用の工程といわれます。

ファンド側からバリューアップのプロを派遣し、対象企業の経営陣といかに会社の価値を上げるかについて戦略的なコミュニケーションをしていきます。

イグジット

イグジットがファンドとしてのゴールです。バリューアップによって企業価値が向上した企業の譲渡などを行い、資金を回収します。

イグジットは「出口」という意味ですが、投資先企業によってそのイグジットは異なるのがポイントです。

ある企業はIPOで上場をしたり、またある企業は事業部や技術を大手企業に売却するというイグジットが存在します。

PEファンドの役職

PEファンドの役職

PEファンドの役職については、以下のようなものがあります。

それでは一つずつ解説していきます。

アソシエイト

アソシエイトは、投資実行部隊に所属し、PEファンドが展開するビジネスの最前線で活躍する役職です。

アソシエイトの業務は、資料の作成やデータ収集だけではなく、分析やリサーチ、外部との連携など、投資や経営に必要なことをあらゆる角度から手を動かして活動します。

仕事に慣れると、会社によってはシニアアソシエイトという上級ポジションが用意されている場合もあります。

ヴァイスプレジデント(VP)

VPとも良く略される、実行部隊の責任者クラスの役職です。

アソシエイトやシニアアソシエイトをまとめ上げる上司の役割も担っており、一連のプロジェクトの責任を持っています。

プロジェクト数が多い大手のPEファンドになると、さらに上級職の「シニアバイスプレジデント」という役職が存在する場合もあります。

ディレクター

プロジェクト全体の責任者です。

対象の投資先企業とのネゴシエーションや、企業価値を向上させるための支援の責任を持っています。それだけでなく、新規開拓の先導者としても重要なポジションです。

マネージングディレクター(MD)

PEファンド全体の実績に責任を持つ役職で、略称はMDです。

PEファンドによっては「プリンシパル」というポジションになる可能性もあります。

大切な局面において、投資先企業の経営者とコミュニケーションを取り、会社運営に貢献しながらPEファンドとしての仕事に従事します。

パートナー

MDやプリンシパルの上級職となるのがパートナーです。

基本的にはMDの立ち回りと同じなので、企業によってはMDとパートナーを同格として、どちらか一方の役職を使用しているところもあります。

企業におけるPEファンドのポジションとキャリアパス


PEファンド(プライベートエクイティファンド)の企業におけるポジションとキャリアパスは、一般的に以下のようになります。ただし、企業やファンドの規模によって異なることがあります。

アソシエイト
  • ポジション: PEファンドの最初の段階では、アソシエイトが投資のデューデリジェンスや取引の実行に従事します。
  • キャリアパス: 上級のアソシエイトやバイスプレジデントに昇進することが一般的です。
ディレクター
  • ポジション: ィ取引のリードやファンドの戦略的方針に関与します。より高度な責任を持ち、投資先のパフォーマンスを管理します。
  • キャリアパス: パートナー、ディレクター、またはマネージングディレクターなどの上級ポジションに昇進することが期待されます。
パートナー/マネージングディレクター
  • ポジション: パートナーやマネージングディレクターは、PEファンドの組織において最上位の意思決定権を有し、投資の戦略やファンドの方針を決定します。
  • キャリアパス: キャリアの最高峰として、パートナーがファンドの成功を牽引し、組織の指導的立場に就くことが期待されます。

そもそもPEファンドとは?

PEファンドはPrivate Equity Fund(プライベートエクイティファンド)の略称で、多くの個人投資家や機関投資家から資金を集め、上場していない企業に投資を行うファンドです。

投資先企業の事業成長を促進し、企業価値向上に貢献することによって、最終的に投資先企業の売却や上場を経て利益を得るというビジネスモデルを持っています。

PEファンドにもいくつか種類があるため、それぞれ詳しく確認していきましょう。また、PEファンドと似たような会社との違いも併せて解説をしていきます。

PEファンドの種類

PEファンドには大きく以下のような種類があります。

 PEファンド名 特徴
ベンチャーキャピタル 主にスタートアップ企業への投資を実行する
バイアウトファンド 主に成熟企業への投資を実行する
事業再生ファンド 経営不振の企業へ投資し事業再生を試みる
ディストレスファンド 経営破綻寸前の企業に投資しハイリターンを狙う
PEファンドの種類

ここからは、それぞれのPEファンドの特徴について、詳しく解説していきます。

ベンチャーキャピタル(VC)

スタートアップ企業へ出資をするファンドです。

ベンチャーキャピタルのビジネスモデルは、投資先企業がIPO(株式市場への上場)をしたり、持っている技術や事業を大手企業に売却したりすると、利益を得るというもの。

ベンチャーキャピタルの中でもさまざまな種類のファンドが存在します。親会社を持たない独立系のベンチャーキャピタルも多く存在しますが、大学が出資し、大学の研究結果や人などの資源を活かすベンチャーキャピタルも存在します。

バイアウトファンド

ある程度安定し、成熟した企業に投資をするファンドです。

名のある企業への投資をし、そこからさらに企業価値を高めて対象企業を売却するなどして利益を得ることを目的としています。

バイアウトファンドは、投資対象の会社に役員を派遣し、内部に積極的に関わる点が特徴です。

また、レイトステージと言われるメガベンチャーや注目度が高い企業への投資も行われています。

事業再生ファンド

事業再生ファンドはその名の通り、事業を再生させて利益を得るファンドです。

例えば、良い技術ををもっていても、経営が傾いてしまっている企業や、株価が落ちている企業に対して出資をします。

こういった企業の場合、経営のやり方が上手くなかったり、落ち込んだビジネスを回復させられる人材が社内にいないケースがほとんどです。

そこで、事業再生ファンドの担当者が対象企業へアドバイスなど支援を行い、立て直しと企業価値向上を目指していきます。

ディストレスファンド

ディストレスファンドは、事業再生ファンドが投資する企業よりもさらに過酷な状況にある企業に積極的に投資をするファンドです。破綻寸前の会社を買収して、社内の正常化をはかり、M&Aなどで利益を獲得することが目的です。

ヘッジファンドとの違い

同じ「ファンド」とついていますが、PEファンドとヘッジファンドは全く異なるビジネスです。

PEファンドは非上場企業に投資を実行し、最終的に上場を支援するなどして利益を得ます。

一方で、ヘッジファンドは基本的に、投資対象が上場企業です。

その中で、対象企業の株が市場で下落するなどのリスクを回避(ヘッジ)し、収益を狙うファンドになります。

PEファンドの転職に関する疑問・Q&A

PEファンドの転職に関する疑問・Q&A

最後に、PEファンドに転職するにあたって、よくある疑問の回答を紹介していきます。

PEファンドに転職する人の前職は?

特に投資銀行や戦略コンサルティング企業出身者が多い様です。

理由として、投資銀行や戦略コンサルティング企業の出身者は、PEファンドで即戦力となる知識や経験を持ち合わせている人材が多数存在するからです。

最低限のファイナンス知識や事業推進の能力が無ければ、PEファンドでの活躍はかなり難しくなります。

一方で、金融系や他のPEファンド以外の事業会社や商社などから未経験入社する方も存在します。

しかしながら、実戦経験がほとんどない状況での転職は、かなり稀なケースといえるでしょう。

PEファンドの転職は年齢が重視される?

結論から言うとYESです。

特に未経験者であれば、PEファンドの業界に適用することと、激務をこなせるだけの体力が期待され、今後の成長性と可能性を見込まれて採用されるケースがあります。

また、未経験者の場合は、PEファンドや金融系の実務経験が無くとも採用される可能性があります。

例えば、事業体が変わっても、仕事内容を迅速にキャッチアップする能力や、物事を柔軟に捉えて業務を遂行できる「地頭力」の高さが認められれば、他業種からの転職でも受け入れられる可能性が高いです。

未経験でもPEファンドへ転職するためには、日頃から様々な企業情報や経済動向に目を光らせ、「この企業へ投資は意味がある」など、常に勉強を怠らないようにすることが肝心です。

一方で、マネージングディレクター級の経験者であれば、即戦力となることもあって、未経験者よりも高い年齢での転職が叶う可能性が高くなります。

PEファンドはつまらないと聞くが本当?

PEファンドがつまらないと感じられる理由は、主観的で個人によって異なりますが、一部の人にとっては、多忙に伴うワークライフバランスの課題ストレスとプレッシャーなどが挙げられます。

しかし、挑戦的な環境は、スキルの向上や成長の機会があるほか、経営スキルや戦略的思考の向上につながります。自らの影響力を発揮し、企業の成長に寄与できることがやりがいとなります。

挑戦を受け入れ、成果を上げることで、充実感や達成感を感じることができるでしょう。

PEファンドの転職まとめ

今回の記事をまとめると以下のようになります。

PEファンドの転職まとめ
  • PEファンドに転職するのであれば押さえておきたい7つのエージェントを紹介
  • PEファンドとはどんな企業なのかの解説
  • PEファンドの業務内容について紹介
  • PEファンドの役職について紹介
  • PEファンドの年収について紹介
  • 未経験からのPEファンドへ転職することについて解説
  • PEファンドの転職難易度について解説
  • PEファンドに転職するにあたってのQ&A

PEファンドに参画することができれば、激務と引き換えに多くの報酬と、やりがいのある仕事に毎日向き合うことができます!

これまで一歩踏み出すのを躊躇していた方も、これを機にPEファンドへの転職に挑戦してみませんか?

\金融業界におすすめの転職エージェント/

サービス名 特徴

最速転職ヒュープロ

平均21日で内定を獲得できるスピードが強みの会計業界に特化した転職エージェント

紹介案件の9割以上が会計事務所・税理士法人かつリモート求人が豊富

 

フリーコンサルタントBizロゴアクシスコンサルティング

コンサル求人に特化した転職エージェントならアクシスコンサルティング。

事業会社からの転職やコンサルティングファームから他社ファームへの転職はもちろん、未経験からのコンサルティング転職も手厚く支援してくれます。

ヤマトヒューマンキャピタル

ファイナンス業界未経験者の転職支援人数は業界トップクラス。

転職成功者の平均年収増加率186%の実績あり。※

※(2020年10月時点)

商号フリーコンサル株式会社(Freeconsul Inc.)
URLhttps://www.freeconsul.co.jp/
本社所在地〒107-0062
東京都港区南青山3丁目1番36号青山丸竹ビル6F
有料職業紹介許可番号13-ユ-316208
特定募集情報等提供事業者受理番号51-募-001302
法人番号3010401144747
適格請求書事業者登録番号T3010401144747
フリーコンサル株式会社の会社概要

フリーコンサル株式会社が運営する「コンサルGO」は官公庁や公的機関など信頼できる情報をもとに転職/キャリア/企業情報を執筆・エビデンスチェックをしております。


運営者
フリーコンサル株式会社

当メディア「コンサルGO」は有料職業紹介(許可番号:13-ユ-316208)の厚生労働大臣許可を受けているフリーコンサル株式会社が運営しています。掲載情報はコンテンツポリシーに則り官公庁や公的機関などの信頼できる情報をもとに執筆・エビデンスチェックを実施。情報に誤りがあった場合はお問い合わせフォームよりお知らせください。

目次