FAS業界におすすめの転職エージェント【2024年最新】未経験OKの理由や面接のポイントを解説

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FASへの転職

FASは、公認会計士や税理士など会計や財務関連の有資格者、ファイナンス関係の仕事をしてきた方にとって人気がある転職先です。

キャリアアップのためにFAS業界へ転職したいと検討している方も多いでしょう。

その一方で「FAS業界は未経験だけれど、コンサル業務やファイナンス関係の仕事をしたいので転職を考えている」

といった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本記事ではFAS業界へ転職する際に活用したいエージェント7選をご紹介します。

また、FAS業界へ転職する流れや未経験でもFASへの転職が可能かどうか、転職をスムーズに行うポイントなども解説します。

FASへの転職を検討している方は、参考にしてください。

サービス名 FASの公開求人数 特徴
アクシスコンサルティング 非公開 コンサル業界に特化した転職エージェント
ヤマトヒューマンキャピタル 非公開 経営×ファイナンス領域の転職支援実績NO.1クラスを誇るエージェント
コトラ 571件 金融、IT、コンサル、製造業、経営など多岐にわたる業界に対応している転職エージェント
マイナビ会計士
68件 マイナビが運営する会計士専門の人材紹介サービス
MS-JAPAN 非公開 管理部門・士業専門特化型の人材紹介サービス
JACリクルートメント
非公開 ミドル・ハイクラス向けの求人を扱う転職エージェント
リクルートダイレクトスカウト 2,569件 年収600万円以上のFAS業界を含むハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化

※2023年11月8日時点

目次

FASへの転職におすすめのエージェント

FASへの転職におすすめのエージェント

FASを主要業務とする会社に転職する際、エージェントを利用するとスムーズに行くケースもあります。

ここでは、FAS関連の会社に転職する際に利用するのがおすすめのエージェントを7つ紹介します。

エージェント選びに悩んでいる方は参考にしてください。

アクシスコンサルティング

FASの公開求人数

非公開
アクシスコンサルティンの特徴
  • コンサル業界に特化した転職エージェント
  • 20年の実績で約7万5,000名の転職志望者を支援
  • 20代や30代の若手だけでなくシニア世代の求人情報も多く取り扱っている

    アクシスコンサルティングは、コンサル業界に特化した転職エージェントです。

    未経験からのキャリアパス支援にも力を入れているため、「未経験だけれどFASを主要業務とする会社に就職したい」と考えている方にも適しています。

    創業20年で約7万5,000名の転職志望者を支援してきた実績があり、20代、30代の若手だけでなくシニア世代の求人情報が多いのも強みの一つです。

    平均サポート期間が3年間と長く、腰を据えて自分のキャリアアップにつながる転職先を探したいと考えている人にもおすすめです。

    運営会社 アクシスコンサルティング株式会社
    公開求人数 非公開(2024年4月21日現在)
    対応地域 全国(主に東京・大阪)
    料金 無料
    公式サイト https://www.axc.ne.jp/

    >>アクシスコンサルティングの評判・口コミ

    ヤマトヒューマンキャピタル

    ヤマトヒューマンキャピタル公式サイト

    FASの公開求人数

    非公開
    ヤマトヒューマンキャピタルの特徴
    • 経営×ファイナンス領域の転職支援実績NO1クラスを誇るエージェント
    • FASに限らず、コンサルタントファームや投資銀行など幅広い業界への転職支援を行う
    • FAS志望者だけでなく、他の業界への転職も視野に入れたいと考える方に適している

    ヤマトヒューマンキャピタルは、経営×ファイナンス領域の転職支援実績NO1クラスを強みとしているエージェントです。

    FASだけでなく、コンサルタントファームや投資銀行など幅広い業界への転職支援を行っているのが特徴です。

    「FASが第一志望だが、良い会社があればコンサルタントファームなどへの転職も視野に入れたい」という方に適しています。

    イベントやセミナーも多く実施しているので、「FASへ転職したいが、知識が何もない」といった方は参加してみてもいいでしょう。

    運営会社 ヤマトヒューマンキャピタル株式会社
    公開求人数 非公開(2024年4月21日現在)
    対応地域 全国
    料金 無料
    公式サイト https://yamatohc.co.jp/

    >>ヤマトヒューマンキャピタルの評判や口コミ


    コトラ

    コトラ公式サイト

    FASの公開求人数

    571件(2023年11月8日現在)
    コトラの特徴
    • 金融、IT、コンサル、製造業、経営など多岐にわたる業界に対応している転職エージェント
    • ハイクラス求人が充実しており、経営幹部管理系ビジネスなどの求人も提供
    • FASや金融、IT業界への転職を希望する方にも適している

      コトラは、金融・IT・コンサル・製造業・経営関係など幅広い業界に対応している転職エージェントです。

      ハイクラス求人が豊富なことを強みにしており、経営幹部管理系ビジネスといった求人もあります。

      求人を行っている企業へのインタビュー動画も作成しており、転職したい企業の情報集めにも適しています

      FASを中心に金融業界、IT業界へ転職したい方にもおすすめです。

      コトラを利用して転職に成功した方の声も多く掲載しているので、参考になります。

      運営会社 株式会社コトラ Kotora Co., Ltd.
      公開求人数 24,605件(2024年4月21日現在)
      対応地域 全国
      料金 無料
      公式サイト https://www.kotora.jp/

      >>コトラの評判・口コミ

      マイナビ会計士

      マイナビ会計士

      FASの公開求人数

      68件(2023年11月8日現在)
      マイナビ会計士の特徴
      • マイナビが運営する会計士専門の人材紹介サービス
      • 公認会計士や試験合格者、USCPAの転職サポートに特化
      • マイナビと連携しており、FAS関連の豊富な求人数を提供

        マイナビ会計士は、大手転職サイト株式会社マイナビが運営する会計士専門の人材紹介サービスです。

        公認会計士や試験合格者、USCPA(米国公認会計士)の転職サポートに特化しています。

        マイナビと連携したサービスなので、FAS関連の求人数が豊富で、会計事務所やコンサルティングファームに加え、グローバル領域、ベンチャー企業など幅広いFAS関連領域の転職が実現できます。

        初めてFAS転職する人のサポートも手厚く行っているので、FAS転職活動は初めて、あるいは不慣れという方は、登録しておくと心強いでしょう。

        運営会社 株式会社マイナビ
        公開求人数 1,154件(2024年4月21日現在)
        対応地域 全国
        料金 無料
        公式サイト https://cpa.mynavi.jp

        MS-JAPAN

        MS-Japan

        FASの公開求人数

        非公開
        MS-Japanの特徴
        • 管理部門・士業専門特化型の人材紹介サービスであり、FAS業界も含まれる
        • 公認会計士、税理士、弁護士などFAS関連の士業領域の転職に強みを持つ
        • 30年以上の実績を持ち、管理部門・士業スペシャリスト領域では業界最大級の求人数を誇る

          MS-japanは、FAS業界を含む管理部門・士業専門特化型の人材紹介サービスです。

          公認会計士、税理士、弁護士などFAS関連の士業領域の転職に強みを持っています。

          30年以上の実績を持ち、管理部門・士業スペシャリスト領域では業界最大級の求人数を誇っています。

          専門特化型ならではのネットワークを活かし、大手監査法人、日系大手企業、外資系、ベンチャーキャピタルなど多様な組織・企業との繋がりを持ち、他のエージェントにはない限定求人も提供しています。

          約9割が非公開案件の求人情報を保有しており、この分野でのFAS転職を検討している方はぜひ登録をご検討ください。

          運営会社 株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン)
          公開求人数 10,125件(2024年4月21日現在)
          対応地域 全国
          料金 無料
          公式サイト https://company.jmsc.co.jp


          JACリクルートメント

          JACリクルートメント

          FASの公開求人数

          非公開
          JACリクルートメントの特徴
          • ミドル・ハイクラス向けの求人を扱う転職エージェントであり、FAS業界も含まれる
          • 担当者が企業とコミュニケーションを取る「両面型」を採用
          • 現場のリアルな情報を把握できるため、FAS転職時のミスマッチが防げる

            JACリクルートメントは、FAS業界を含むミドル・ハイクラス向けの求人を取り扱う転職エージェントです。

            担当者が企業とコミュニケーションを取る「両面型」を採用しており、現場のリアルな情報を把握できるため、FAS転職時のミスマッチが防げます。

            また、FAS業界に詳しい担当者が在籍しており、経験やスキルに合ったFAS関連の求人を紹介してもらえる点も魅力です。

            ハイクラス求人を求めるなら、JACリクルートメントの利用がおすすめです。

            運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
            公開求人数 12,441件(2024年4月21日現在)
            対応地域 全国
            料金 無料
            公式サイト https://www.jac-recruitment.jp/

            リクルートダイレクトスカウト

            リクルートダイレクトスカウト

            FASの公開求人数

            2,569件(2023年11月7日現在)
            リクルートダイレクトスカウトの特徴
            • 年収600万円以上のFAS業界を含むハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化
            • 大手企業の求人も多数取り扱っているだけでなく、FAS業界に関連する非公開求人の案内も行う
            • ヘッドハンターからのスカウトや企業からのスカウトを受けることも可能

              リクルートダイレクトスカウトは、年収600万円以上のFAS業界を含むハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化しています。

              大手企業の求人も多数取り扱っているだけでなく、非公開求人のご案内などのFAS業界に関連するスカウトを受けることもできます。

              また、ヘッドハンターからのスカウト、企業からのスカウトを共に受けることも可能です。

              運営会社 株式会社リクルート
              公開求人数 268,635件(2024年4月21日現在)
              対応地域 全国
              料金 無料
              公式サイト https://directscout.recruit.co.jp/

              FAS業界におすすめの転職エージェントの選び方

              FAS業界におすすめの転職エージェントの選び方は以下の通りです。

              それぞれ解説していきます。

              選び方①業界専門性の高さを重視する

              FAS業界におすすめの転職エージェントの選び方の1つ目は、業界専門性の高さを重視することです。

              FAS業界に特化したエージェントは、その分野のニーズや動向に精通しています。

              これにより、求職者のスキルや経験に合った最適な求人情報を提供することができます。

              また、業界特有の要件や技術に精通しているため、転職活動において的確なアドバイスや情報提供が期待できるでしょう。

              選び方②幅広いネットワークと求人数を持つ

              FAS業界におすすめの転職エージェントの選び方の2つ目には、幅広いネットワークと求人数を持つことが挙げられます。

              エージェントの幅広いネットワークと求人数は、求職者にとって多様な選択肢を提供します。

              さまざまな規模や業種の企業とつながりがあるエージェントは、求職者の希望や能力に適したポジションを見つけやすくなるでしょう。

              これにより、より良いキャリアの機会を見つけることができます。

              選び方③キャリアアドバイザーの質とサポート体制

              FAS業界におすすめの転職エージェントの選び方の3つ目は、キャリアアドバイザーの質とサポート体制です。

              優れた転職エージェントは、経験豊富なキャリアアドバイザーや専門家のサポート体制を整えています。

              これにより、求職者は自身のスキルや経験を最大限に活かせるポジションを見つけやすくなるでしょう。

              キャリアアドバイザーは求職者のニーズや希望に合わせた個別のキャリアプランを提供し、転職活動のすべての段階で支援を行います。

              FAS業界への転職においてエージェントを活用する際のポイント

              FAS業界への転職においてエージェントを活用する際のポイントは以下の通りになります。

              それぞれ解説していきます。

              ポイント①FAS業界に精通したエージェントが所属する会社を選ぶ

              FAS業界への転職においてエージェントを活用する際のポイントの1つ目は、FAS業界に精通したエージェントが所属する会社を選ぶことです。

              FAS業界は専門知識が必要な分野であり、業界に精通したエージェントは求職者のニーズや希望に適した求人情報を提供します。

              そのため、FAS業界に特化したエージェントが所属する会社を選ぶことで、より適切なキャリアサポートを受けることができます。

              ポイント②エージェントの経験と実績を確認し、信頼できるかどうかを判断する

              FAS業界への転職においてエージェントを活用する際のポイントとしては、エージェントの経験と実績を確認し、信頼できるかどうかを判断することも大切です。

              エージェントの経験と実績は、求職者を適切にサポートできるかどうかの重要な指標です。

              過去の成功事例や実績を確認し、他の求職者からの評判やレビューを調べることで、エージェントの信頼性を判断することができます。

              ポイント③エージェントとの面談前に自分の希望を明確化しておく

              FAS業界への転職においてエージェントを活用する際のポイントの最後は、エージェントとの面談前に自分の希望を明確化しておくことです。

              エージェントとの面談では、自分の希望や目標を明確に伝えることが重要です。

              これにより、エージェントはより適切な求人情報を提供しやすくなります。

              自分のスキルセット、キャリア目標、希望する職種や企業の特性などを整理しておくことで、効果的なキャリアプランニングが可能となります。

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れ

              続いて、FAS転職におけるエージェントの利用の流れをみていきましょう。

              1. 公式サイトから会員登録
              2. 担当者と連絡(電話・メール)
              3. 面談・転職相談(対面・電話・Web)
              4. 求人紹介
              5. 履歴書・職務経歴書の添削
              6. 応募
              7. 面接対策
              8. 企業との面接
              9. 内定
              10. 退職手続き・アフターフォロー

              順に解説していきます。

              公式サイトから会員登録

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの1つ目では、公式サイトから会員登録を行いましょう。

              会員登録には基本的な個人情報や職務経歴などが必要となります。

              担当者と連絡(電話・メール)

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの2つ目は、担当者と連絡(電話・メール)です。

              会員登録後、担当者から連絡があります。電話やメールを通じて、転職に関する具体的な相談や希望条件の確認が行われます。

              面談・転職相談(対面・電話・Web)

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの3つ目には、面談・転職相談(対面・電話・Web)を行います。

              担当者との面談では、求職者のキャリアやスキル、転職の希望条件などについて詳細に話し合います。

              これにより、個々のニーズに合わせた戦略的なアプローチが立てられますよ。

              求人紹介

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの4つ目は、求人紹介です。

              エージェントは、求人情報を集めて適切な案件を紹介します。

              求職者の要望や能力、キャリア目標に合った求人を選定し、提供します。

              履歴書・職務経歴書の添削

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの5つ目では、履歴書・職務経歴書の添削が行われます。

              履歴書や職務経歴書の作成や添削に関するアドバイスを受けることができるでしょう。

              これにより、自己アピールをより効果的に行い、選考段階での競争力を高めることができます。

              応募

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの6つ目は、応募です。

              エージェントの推薦を受けて、求人に応募します。

              エージェントは応募プロセスに関する助言やサポートを提供し、円滑な応募手続きをサポートします。

              面接対策

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの7つ目では、面接対策を行います。

              面接前には模擬面接や面接対策の指導を受けることができます。

              自己PRの強化や適切な回答準備を行い、面接での自信を高めるための支援が行われるでしょう。

              企業との面接

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの8つ目で、いよいよ企業との面接です。

              エージェントは求職者と企業の間で面接の調整を行います。

              適切なスケジュール調整や面接のセッティングを通じて、円滑な面接プロセスを確保してくれるでしょう。

              内定

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの9つ目が内定です。

              面接後、求職者が企業から内定を受け取ります。

              エージェントは内定に伴う交渉や条件の確認を支援し、スムーズな転職プロセスをサポートします。

              退職手続き・アフターフォロー

              FAS転職におけるエージェントの利用の流れの最後には、退職手続き・アフターフォローがあります。

              内定後、エージェントは求職者の退職手続きや新しい職場への移行に関する手続きをサポートします。

              また、新しい職場での適応や業務のサポートも提供してくれるでしょう。

              FAS業界への転職難易度

              FASは、コンサルタントや財務会計関係の職種の中でも、特に高いキャリアです。

              財務会計の知識はもちろんのこと、会社経営の知識やコンサルタント能力、コミュニケーション能力、英語力などが求められます。

              全く畑違いの仕事をしており、財務会計に関する資格を1つも持っていないといった方がいきなりFASに転職しようとしても難しいでしょう。

              また、公認会計士や税理士といった財務会計関連の資格を持っていればFASへの転職に有利ですが、資格を持っていれさえすれば転職が成功するわけでもありません

              なお、FASを主な業務にしている会社は、最大手となるBIG4系FAS会社と中小FAS会社があり、ネームバリューがある会社のほうが転職難易度は高めです。

              FASの面接で見られるポイント

              FASの面接で見られるポイント

              FAS会社の選考内容は書類選考・適性検査・面接など、他業種とほぼ一緒です。

              しかし、面接ではFASならではの質問をされるケースも多く、受け答えしている様子でチェックされる能力もあります。

              ここでは、FASの面接でチェックされやすいポイントや事前に知識おして押さえておきたいものを紹介します。

              M&A関連知識

              FASを主要業務とする会社の面接は、志望動機や前職での経験といったごく当り前の質問からM&Aに関する知識を問うものなど幅広く出題される傾向です。

              M&AはFASの主要業務の一つなので、特に財務関連に関しては細かいところまで聞かれるケースも珍しくありません

              M&Aの職務経験がある場合は、自分の経験と絡めて答えると、他候補者との差別化を図れるでしょう。

              M&Aが未経験の場合は、関連書籍に目を通して一通りの知識を身に付けておくと、スムーズに答えられます

              このほか、M&Aの最新情報に関する質問をされる場合もあるので、経済新聞やニュースにも目を通しておくようにしましょう。

              コミュニケーション能力

              FASの業務は高いコミュニケーション能力を求められるものも多いため、質疑応答を通してコミュニケーション能力がチェックされます

              例えば、コンサルティング業務を経験したことがある方なら、業務で遭遇した困難な事態やその解決方法などを問い、受け答えの仕方でコミュニケーション能力をチェックされる場合もあります。

              転職が初めての場合は、面接対策の本やブログをチェックしたり、転職エージェントを活用したりして、質問を想定しておくとよいでしょう。

              想定問答もしておくと、とっさの質問にもうまく答えられます。

              なお、分からないことや失敗したことなどは、無理に隠そうとせず素直にその旨を伝えましょう。

              それもまたコミュニケーション能力の一つです。

              FAS転職で有利となる資格

              FASを主要な業務とする会社に転職する際、税や会計に関する資格や語学に関する資格を取得しておくと有利になる場合があります。

              税や会計に関する資格の一例は以下の通りです。

              なお、USCPA(米国公認会計士)は日本では認められていないため、この資格を持っているだけでは日本で公認会計士として働くことはできません。

              ただし、USCPAを取得するには米国の財務会計に関する法律などの知識に加え、高い語学力が求められるため、Big4などグローバルな仕事も多い会社では重宝されるでしょう。

              また、簿記は公認会計士や税理士に比べると取得しやすく、「コンサルタント業務の仕事は経験があるが、財務会計に関する知識は不足している」といった方が入門として取得しておくと、有利です。

              語学関係の資格では、TOEICを取得しておくと英語力を客観的に証明できます。

              FASを主要業務とする会社の中には、TOEICを一定の点数以上取っていることが応募条件になっているところもあります。

              このほか、スペイン語検定や中国語検定なども取得しておくと語学力を証明できるでしょう。

              FAS業界への将来性とキャリアパス

              FASでの経験を積んだ後の転職先やキャリアパスとして考えられる選択肢は主に3つあります。

              1つ目は、FASのアナリストからアソシエイト、マネージャー、パートナーへと昇進していく方法です。

              通常は2〜3年かかりますが、実力次第では早期昇進も可能です。昇格に伴い年収や賞与も増加するため、着実にスキルを磨きながら昇進を目指しましょう。

              2つ目には、FASでの経験があれば他のコンサルファームでも即戦力となるため、魅力的な給与やタイトルの提示により、他のファームへ移るケースも多く見られます。

              社風に不満を抱えている場合は、他のコンサルファームへの転職を検討することもあります。

              最後に、PEファンドに転職する方法です。 PEファンドは未公開株の取得や経営支援を行うため、FASで得た知識が活かせます。

              財務分析や会計知識などが求められ、FASの経験者が求められるポジションです。

              FASへの転職は未経験でも可能?

              FASへの転職は未経験でも可能?

              FASの業務内容はM&Aアドバイザイリーや企業価値評価など、専門性の高い知識や、財務会計に関する能力を求められます。

              そのため、「畑違いの仕事からFASへ転職するのは難しい」といったイメージを持たれている方も多いでしょう。

              しかし、実際はどうなのでしょうか?

              ここでは、FASへの転職希望者に求められるスキルや転職成功者のバックグラウンドなどを解説します。

              求められるスキルが備わっている方が転職成功しやすい

              FASに転職を希望する方に、求められるスキルは以下のようなものです。

              • 公認会計士USCPA(米国公認会計士)などの資格
              • 金融機関やファンド・商事などで経営企画や財務関連の仕事についていた経験
              • コンサルティング経験者
              • 英語力

              FAS会社は、通称BIG4と呼ばれる4大監査事務所の傘下、もしくはグループ企業が大手となっています。

              業務内容も公認会計士の資格を活かすものが多く、公認会計士の資格を持っていれば転職する場合は有利です。

              また、FASはグローバルな会社が多く、世界中に支社があって英語が共通語といったところも珍しくありません。

              英語能力が高く、公認会計士の資格を持っていれば未経験でもスキルの高さで採用される可能性が高まります。

              このほか、コンサルティング業務、金融機関やファンドなどで経営企画等のキャリアもFASの業務に活用できるので、転職する際には有利です。

              転職成功者の主なバックグラウンドが重要

              FAS会社では、転職希望者が公認会計士の資格、財務会計関連の知識や職務経験、コンサルティングの職務経験などのバックグラウンドを持っていると、高く評価される傾向です。

              FAS会社が転職者に求めるのは、即戦力と専門性の高い知識や経験です。

              FAS会社の主な職務はM&Aアドバイザイリーのうち、財務分析・資料作成・株式譲渡契約書の交渉などですが、財務会計関連の知識があれば未経験であっても対応ができます。

              また、事業再生コンサルティングや企業価値評価業務は、コンサルティング業務の経験が役立つでしょう。

              このほか、近年需要が増している財務に関するフォレンジックは、公認会計士の資格が活用できます。

              これらの知識や経験があれば、FAS業務自体は未経験でも転職をスムーズに進められる可能性があります。

              そもそもFASとは?

              そもそもFASとは

              FASは、コンサルティング業務などに比べると知名度が低く、「そもそもFASとはどのような業界か?」と疑問に思っていらっしゃる方もいるでしょう。

              グローバル感がある仕事、キャリアアップができる仕事といったぼんやりしたイメージしか持っていない方も多いと思います。

              ここでは、FASの業界構造や採用同向について解説します。

              業界構造

              FASを業務としている会社は、大手コンサルティングファームのグループ会社や傘下企業(Big4)、独立系企業、税理士法人系の3つがあります。

              Big4は世界各国に支社があり、グローバルな仕事も多く請け負っています。

              Big4は以下の4社で、財務会計関連やコンサルティング業務に就いている方は、社名を聞いたことがある方も多いでしょう。

              4大監査事務所との関係も深いので、そこに勤務経験がある方が上記4社に転職するケースもあります。

              FAS業界への転職を検討している方の中には、大手の4社を目標にしている方もいると思いますが、知名度が高く、従業員に求めるスキルも同様に高いため、未経験での転職は難易度が高くなる傾向です。

              独立系企業はFASの職務のうち、M&Aアドバイザイリーや事業再生コンサルティングなど特定の業務に特化している会社が多くあります。

              従業員は少ないですが、取り扱っている業務に関する知識や経験は豊富であり、キャリアアップを求めて転職する方も珍しくありません。

              未経験でも資格があり、FASで活かせるバックグラウンドがあれば採用される可能性も高いといえます。

              税理士法人系税理士法人を母体としている会社であり、税理士の転職先としても人気があります。

              公認会計士の資格は持っていないが税理士の資格はあり、M&Aやコンサルティング業務に関わってみたい方は、税理士法人系のFAS会社にしぼって転職活動をしてみると、うまくいきやすいでしょう。

              採用動向

              近年は、M&Aに積極的な企業が増えており、それに伴ってサポートを外部のコンサルティング会社に求めるところも増加しています。

              したがって、FAS業界全体が採用に積極的です。

              かつては中途採用がほとんど業界経験者でしたが、現在は公認会計士の有資格者を中心に、FASの業務に活かせる経歴や知識を持っている方も積極的に採用している会社もあります。

              また、財務や会計とM&Aの両方など複数の業務ができる人材を求める会社も多く、同業他社への転職も活発です。

              キャリアアップを求めて、中小規模のFAS会社に勤めていた方がBig4への転職を目指すといったケースも珍しくありません。

              FASへの転職に関する疑問・Q&A

              FASへの転職に関する疑問・Q&A

              最後に、FASへの転職に関する疑問をQ&A方式で紹介します。

              FASの年収は?

              FASの年収は年齢や経験、会社内でのポジションによって異なりますが、未経験でも600万~700万円代が平均です。

              実績を上げ、重要なポジションに就けば年収1,000万円台も望めるでしょう。

              特にBig4は年収が高く、同年代に比べて高い収入を得ている方も珍しくありません。

              FASの年収については、こちらの記事で詳しく解説しています。
              >>FASとは?コンサルとはどう違う?年収、業務内容、大手企業Big4について解説

              FASへの転職に年齢は関係ある?

              未経験かつ公認会計の資格を持っていない方のFAS会社への転職の場合は特に、若さが重要で、20代後半〜30代前半頃までとされています。

              公認会計士の資格を有し、同業他社に転職する場合は30代後半~40代であっても前職の経験やキャリア次第で転職がスムーズにできます。

              FASを主要業務としている会社は、実力が伴っていれば年齢をあまり気にしないところも多いので、過剰に気にする必要もありません。

              FAS転職 まとめ       

              FAS転職まとめ

              今回は、FASの転職事情についてまとめました。

              FASは財務会計関連の中で高い位置付けとされているキャリアの一つです。

              したがって、求められる能力は高いですが、言い換えれば能力があれば未経験でも問題なく採用してもらえるでしょう。

              財務会計関連の資格を有していたり、コンサルティング業務の経験がある方は、FAS業界が未経験でも有利といえます。

              また、英語をはじめとする語学力を高めておくと転職に有利となるでしょう。

              このほか、より有利な条件で転職したい場合は、転職エージェントも積極的に活用するのがおすすめです

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