この記事では、フリーランスのITエンジニアに特化した案件を取り扱っているフリエン(Furien)について、利用するメリット・デメリットや、その特徴について解説をしていきます。
- 「フリエンってどんな案件を取り扱っているの?」
- 「利用するとどんなサポートが受けられるの?」
登録前にこのような疑問を抱く方もおられるのではないでしょうか。
事前にどのようなサービスか確認することで「思っていたのと違った」「希望する案件がない」といった、トラブルを未然に防ぐことができます。
実際の利用者の口コミや評判についても紹介していくので、これからの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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フリエン(Furien)の特徴と取り扱い案件について
フリエン(Furien)は、フリーランスとして働くITエンジニアと企業をマッチングさせるエージェントサービスです。
取り扱っている案件は、システムエンジニアやプログラマーといったITエンジニア系が中心となっていますが、その他にもPMやマーケティングなどIT系の案件も取り扱っています。
フリエンの特徴は案件数の多さにあります。
都市部を中心に約20,000件(2022年1月時点)の案件を取り扱っているので、希望に沿った案件を見付けやすいです。
また、常駐型や週5稼働で高単価の案件が多いので、フリーランスとしてメインとなる仕事を探している人におすすめできるといえるでしょう。
高単価案件をチェック
フリエン(Furien)の会社情報
会社名 | アン・コンサルティング株式会社 |
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登録者数 | 約20,000名 |
拠点 |
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労働者派遣事業 | 有料職業紹介〔13-ユ-307972〕 |
主な求人職種 |
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公式サイト |
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フリエン(Furien)に登録して感じた実際の口コミ・評判
これからフリエンの利用を検討している人にとって、実際の利用者の口コミや評判は非常に重要な判断材料となります。
ここでは、フリエンに寄せられているポジティブな意見、ネガティブな意見それぞれを紹介していきます。
評判の良い口コミ
まずは、フリエンに寄せられている良い口コミから確認していきましょう。
良い口コミ①

アドバイザーの方の対応が非常に丁寧だったのが好印象です。
これまで参画した案件の詳細をしっかり確認したうえで、こちらの希望かつ参画できる案件を紹介してくれたので満足しています。
こちらの口コミをはじめ「フリエンのアドバイザーの対応が良かった」という意見が多数見受けられました。
エージェントサービスを利用して、良い案件に参画するためにはアドバイザーのサポートが必要不可欠です。
丁寧さに加え、ITエンジニアに特化したサービスであることからアドバイザーの知識は深く、踏み込んだ相談ができることも魅力であるといえるでしょう。
また、フリエンのWebサイトにはスキルシート(職務経歴書)のひな形が用意されており、基本的な書き方やポイントなども掲載されています。
案件獲得が上手くいかずに悩んでいる人は、こうしたコンテンツも活用していきましょう。
良い口コミ②

アドバイザーからの紹介だけではなく、自分で検索できるのも良い。プログラミング言語ごとに案件探しができたので効率よく感じた。
他にも地域やスキルのニーズを知ることができ、とても参考になった。
フリエンでは、希望に沿った案件を紹介してくれるエージェントサービス以外に、自分で案件検索ができるプラットフォームサービスの機能も兼ね備えています。
案件検索をすることで、こちらの口コミにもあるように市場のニーズを調べることができるので、直近の案件参画だけではなく、将来のキャリアマップを考えるのにも役立てることができます。
良い口コミ③

高単価の案件が多く、これならフリーランスでもやっていけると感じました。
自分は実務1年未満でしたが、それでも月48万円の案件に参画できたので良かったです。これからスキルとキャリアアップでさらに上を目指します。
フリエンでは、エンド直請け案件が多いため月単価は高水準です。
最高単価は180万円、平均単価は72万円なので、収入アップを狙うITエンジニアにはおすすめです。
フリーランスは、会社員と違い、自身で各種税金や保険の支払いをしなければならず、そのことから「不安定」と考えられがちですが、高単価案件に参画できればこうした不安も解消することができます。
また、フリエンは経験者を前提としたサービスですが、こちらの口コミのように、経験が浅くても保有しているスキルや実務経験によっては案件参画可能です。
スキルに自信がない人も、まずはアドバイザーに相談してみることをおすすめします。
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悪い評判や口コミはある?
良い口コミが寄せられている一方で、フリエンには悪い口コミも存在します。
ネガティブな意見を確認する際は、自身の状況に当てはまるか照らし合わせながらチェックしていきましょう。
悪い口コミ①

自由度が高い案件は少ない気がする。週2~3案件もあるにはあるが、基本的に週5日稼働の常駐案件ばかり。
週5常駐では派遣社員となんら変わりがない気がするので微妙な気分。
フリーランスとして働く人のなかには、自由度の高い働き方を優先したいと考える方も多いでしょう。
しかし、フリエンでは週5勤務が条件となっていることが多く、こうした柔軟な案件は少なめです。
悪い口コミ②

「未経験可」の案件を見ても、募集要項のなかにはそれなりに高い必須スキルが記載されている。未経験可とは…。なので、ITエンジニアとして働いた経験が全くない人は回れ右です。
前段の良い口コミで、経験が浅い利用者が案件参画に成功していた一方で、こちらは未経験者やスキル不足の人は、案件紹介をしてもらえない可能性が高いという口コミです。
実際に、フリエンのWebサイトで「未経験可」で案件検索してみると、数は少ないですがヒットします。
しかし、内容を確認すると、こちらの口コミでも言われているように、必須スキルの記載が必ずあり、いずれもITエンジニアとしての経験を求めるものです。
つまり、フリエンの「未経験可」は、「ITエンジニアの経験がなくてOK」ではなく、ITエンジニアの経験があるものの「募集されている業務内容の経験はなくてOK」ということを指していることが分かります。
未経験者や経験の浅い人は、まず企業に所属して1~3年の経験とスキルを積んでからフリーランスを目指すようにしましょう。
フリエン(Furien)のメリットとデメリット
フリーランスITエンジニア向けのマッチングサービスは数多く存在しますが、他サービスと何が違うのでしょうか。
ここでは、フリエンを利用するメリット・デメリットについて紹介していきます。
4つのメリット
フリエンには、次の4つのメリットがあります。
案件数が非常に多い
フリエンで取り扱っている案件数は2022年1月時点で約20,000件以上です。
時期によっては、掲載案件数が30,000件を超えることもあり、この件数はフリーランス向けのエージェントサービスのなかでもトップクラスです。
多くの選択肢のなかから参画する案件を決めたい人も、これだけの件数があるので、しっかりと吟味したうえで案件を探せるといえるでしょう。
エンド直契約で高単価案件が豊富
フリエンでは、発注した企業から直接仕事を受けられる、いわゆるエンド直契約の案件が多く高単価案件を豊富に取り扱っています。
中間マージンを取られないことで高単価案件を実現しており、利用者の約80%が収入アップした実績があります。
利用者の案件成約率が80%以上
フリエンでは、利用者の案件成約率が80%以上と高い実績があります。
フリーランスが安定した生活を送るためには、継続的に案件を獲得しなければなりません。
そのため、エージェントサービスを利用するか検討する際に「本当に案件獲得できるのか?」が非常に重要な判断材料となります。
フリーランス協会のサービスが無料利用できる
会社員のように福利厚生がないと思われがちなフリーランスですが、フリエンで案件参画をすると、希望者は「フリウェル」という福利厚生サービスを利用できます。
英会話スクールや宿泊予約など、各種優待が利用可能なので、案件成約したら積極的に利用していきましょう。
詳細を確認してみる
3つのデメリット
メリットがある一方で、フリエンには次のようなデメリットがあります。
未経験だと案件紹介してもらえない可能性がある
フリーランスは、いわば自分自身が商品となる働き方です。
自分のスキルや知識を活かしてクライアントに貢献することで、報酬を得ると言い換えることもできるでしょう。
つまり、スキルや経験が不足していると案件獲得ができないということです。
フリエンでも「未経験可」の案件を取り扱っていますが、この「未経験」は「ITエンジニアの経験が未経験でもOK」を指しているのではなく「案件の業務内容が未経験でもOK」ということです。
実際に案件情報を確認すると、いずれも必須スキルの記述があり、どれもITエンジニアとしてのスキルや経験が求められます。
フリーランスのITエンジニアになりたい人は、まず企業に所属して1~3年の経験を積んでから目指すようにしましょう。
案件の取り扱い地域に偏りがある
こちらもフリエンに限らず、IT企業は各都市部に集中しています。
そのため、地方の案件を探すと求人数は大幅に減少します。
そのため、地方の案件を探している人は、満足できない可能性が高いといえます。
しかし、スキルが高く経験豊富なITエンジニアの場合には、フルリモート案件を獲得できるので、地方に在住しながら都市部の案件に参画することが可能です。
こうした働き方をしたい人は、アドバイザーにその旨をしっかり伝えるようにしましょう。
週5勤務案件が多い
自由な働き方ができることが魅力のフリーランスですが、フリエンで取り扱っている案件の多くが週5勤務のものです。
公式サイトにも記載があるように、週2~3稼働の案件の取り扱いもあるようですが、全体で見るとその数は非常に少ないのであまり期待できません。
「週2~3稼働」「平日の夜や土日のみ」など柔軟な働き方ができる案件を探している人は、他のフリーランスエージェントの併用も検討した方が良いでしょう。

フリエン(Furien)を利用した方がいい人と向いてない人
ここでは、フリエンの利用に向いている人、向いていない人それぞれについて紹介していきます。
フリエンの利用に向いている人
週5勤務でしっかりと稼ぎたい人
フリエンでは週5勤務を前提とした案件を数多く取り扱っています。
案件へ参画するためには、それなりのスキルや実績が求められるので、ITエンジニアとしての実務経験が必要です。
フリーランスとしてメインの収入源となる案件を探している人に向いているといえます。
スキルや実績があるITエンジニア
取り扱っている案件には、必須スキルが記載されています。
スキルや実績があるエンジニアであれば、紹介してもらえる案件の選択肢が広がります。
各都市部に通勤できる距離に在住の人
取り扱い案件の多くが各都市部のものです。
リモート可の案件も豊富ですが、状況に応じて出勤する必要があることもあるので、都市部へ通勤できる距離に住んでいると対応しやすいです。
フリエンの利用に向いていない人
柔軟な働き方ができる案件を探している人
週2~3勤務や土日のみといった案件は非常に少ないです。
隙間時間でできる仕事を探している人は、条件にマッチした案件を紹介してもらえない可能性が高いです。
フリエンでの取り扱い案件の多くが週5勤務であるため、こうした案件を探している人には向いていません。
経験が浅い人
いずれの案件でも必須スキルの記載があります。
経験が浅い人は、これら要件を満たすことができず、案件を紹介してもらえない可能性も高いので、スキルや経験を積んでから利用した方が良いといえるでしょう。
フリエン(Furien)以外のフリーランスエージェントを紹介
フリーランスで働く場合、複数サービスを利用することで安定的に案件を獲得しやすくなります。
ここでは、フリエン以外のフリーランスエージェントを3つ紹介していきます。
Join
Joinは、これから初めてフリーランスのITエンジニアになる人におすすめのエージェントサービスです。
登録すると専任のアドバイザーが、個人事業の開業手続きや確定申告といった法的手続きのサポートをしてくれます。
フリーランスになりたいけど「何から始めたら良いのか分からない」といった人でも、安心して働き始めることができるでしょう。
福利厚生プランも充実しているので、これからフリーランスになる人は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、テレビCMでもお馴染みのレバテックのフリーランスエンジニア向けエージェントサービスです。
特徴として、取り扱い案件数や高単価案件が豊富であることが挙げられます。
ただし、ある程度のスキルレベルが求められることから経験者向けのサービスとなります。
担当のコーディネーターは案件紹介だけではなく、単価をはじめとする条件交渉もしてくれるので、利用者は営業工数を軽減して案件獲得することができます。

TECH STOCK
TECH STOCKは、2020年に従来のハイパフォーマーITエンジニアというフリーランス向けサービスをリニューアルしたサービスです。
その歴史は長く、フリーランスという働き方が一般的になる前の2005年からサービスを提供しており、15,000名以上の登録者がいるなど多くの実績を持っています。
エンド直契約案件が全体の93%と非常に高い割合となっており、月単価が80万円以上を超えるものも多数取り扱っています。
どのエージェントサービスを利用するか悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。

フリエン(Furien)の登録から案件開始までの流れ
フリエンの登録から案件開始までの流れは次の通りです。
1. 応募(利用登録)
まずは、公式サイトから「簡単応募」を行いましょう。
応募と聞くと「いきなり案件に応募するの?」と思うかもしれませんが、こちらは利用登録のようなものなので心配いりません。
2. カウンセリング
応募が完了すると1営業日以内に担当者から連絡が届き、カウンセリング(面談)の日程調整を行います。
こちらのカウンセリングでは、これまでの実績や経験、スキルについて確認することはもちろん、希望する条件についてもヒアリングされるので、あらかじめ整理しておくとスムーズに進めることができるでしょう。
3. 商談・面談
カウンセリングの内容をもとに専任コンサルタントがクライアントへ売り込みをしてくれます。
利用者・クライアント双方に興味があれば、面談を実施します。
4. 契約締結(案件開始)
面談にて問題なければ契約締結し、案件開始となります。
案件開始後も、不安や疑問があれば、専任のコンサルタントに相談することが可能なので、安心して働くことができます。
簡単応募してみる
フリエン(Furien)に関する疑問
ここでは、フリエンに寄せられるよくある質問とその回答を紹介していきます。
フリエン(Furien)は副業でも登録できる?
結論からいうと、フリエンの案件を副業にするのは厳しいです。
「時短」「リモート可」「週2~3日」の案件も取り扱っているので副業にすることはできますが、基本的に週5勤務を前提としているの案件が中心です。
そのため「隙間時間にできる案件を探したい」という人には向いていません。
フリエンを副業にするのではなく、フリエンの案件をメインとし別サービスで副業案件を探す方が現実的であるといえるでしょう。
フリエン(Furien)の手数料・マージンはいくら?
フリエンの手数料は15%程度です。
他のフリーランスエージェントと比較しても大きく差がないため、相場に近いものであるといえるでしょう。
フリエン(Furien)は在宅・リモートOKの案件はある?
フリエンで取り扱っている求人数は2022年1月時点で約20,000件、そのうちリモートの案件は約6,000件あり、約3分の1近くがリモートに対応しています。
在宅・リモート案件を探している人は、利用する価値があるといえるでしょう。
ただし、契約直後はリモートではなく、しばらく常駐で働いてからリモートに移行していくケースも多いので、案件探しの際には注意が必要です。
フリエン(Furien)利用者の平均年収はどのくらい?
フリエンの平均月単価は72万円と高水準で、こちらを年収に換算すると864万円です。
最高単価では180万円の案件もあるので、高レベルでニーズにマッチしたスキルがあれば年収2,000万円も目指すことが可能です。
フリエン(Furien)は登録を断られることもある?
基本的に登録自体は誰でもできるので、登録を断られることはありません。
しかし、保有しているスキルや経験によって、案件を紹介してもらえない可能性はあります。
フリエン(Furien)は未経験でも登録可能?
未経験でも登録することは可能です。
フリエン「未経験」での取り扱い求人も数は少ないですがヒットはします。
しかし、内容を確認してみると必須スキルに何かしらのエンジニア経験が求められるので「ITエンジニア未経験」ではなく「ITエンジニアの経験はあるけど、その業務は未経験」を前提としていることが分かります。
そのため、前段同様、登録しても案件紹介してもらえない可能性が高いでしょう。
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