エンジニアのスキルや経験を活かしてフリーランスで働くという働き方は現在、非常に注目されています。ライフワークバランスを取りやすいなどのメリットがある一方、自分で営業し仕事を獲得するのは非常に大変です。
そんな悩みを解決してくれるのが、長期契約かつオンサイト型のクラウドテックになります。ただ、どんなサービスなのだろう?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではIT業界出身で非エンジニアの筆者が、実際にクラウドテックを利用して、特徴やメリットとデメリットを分析しました。
クラウドテックで、案件を獲得するコツなど詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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クラウドテックの特徴
クラウドテックの特徴について、ここでは下記2点について詳しく解説します。
クラウドテックは長期契約×オンサイト型
フリーランス業界のリーディングカンパニーであるクラウドワークス社が、2015年に新たにリリースしたフリーランスプラットフォームのクラウドテック。
単発かつ在宅での仕事が中心に掲載されていたクラウドワークスと比べ、長期契約かつオンサイトの案件が中心に紹介されているのが特徴です。
クラウドテックは、キャリアサポーターと呼ばれるスタッフが登録者と案件を人の手でアサインします。そのため、フリーランサーにとっては毎回提案を書いたり発注者を見極めたりする必要がありません。
また、企業にとっては安定的に人材が供給されるという点が魅力でもあります。
クラウドワークスとの違いは?
クラウドテックのトップページを開くと「新着のお仕事」として月額50万円を超える高額の案件が並びます。
在宅ワークの流行や大手企業の副業解禁により、単価が底打ちの様相を呈するフリーランス業界ですが、どうしてこんな高単価が実現できるのでしょうか。
長期契約とオンサイト案件
他のフリーランスサービスと比べ、求人の単価の高さに目を惹かれてしまうクラウドテック。
中には100万円近い月額を示す求人もあり、求人掲載企業からの信頼が高いことが伺えます。
高単価の理由は、エンド案件が豊富だからです。中間マージンが入らないことで、エンジニアが手にできる報酬額が高くなっています。
また、契約終了時期が明示されていない長期案件が大半です。
数ヶ月に渡り週の大半をオフィスで過ごし、正社員の方と変わらない貢献を求められるのであれば、福利厚生から外れるフリーランサーの手取りが高騰するのは自然なことです。
自分で確定申告や社会保障を管理する手間と費用、また正社員のようにボーナスも支払われないことを考えて、冷静に単価を見極めましょう。
キャリアサポーターがマッチング
クラウドテック最大の新しさは、何と言ってもキャリアサポーターがフリーランサーと企業を人の手で仲介してくれる点です。
ランサーズなど従来のフリーランスプラットフォームでは、フリーランサーがプロジェクトごとにコンペに参加するため、利用者は失注した場合に提案にかけた手間が無駄になり、またタイミングよく次の仕事が見つからないとしばし無収入になるリスクに晒されていました。
さらに、発注者との間にコミュニケーションの齟齬や未払いなどのトラブルが生じても、基本的には自分で解決しなければなりません。
しかし、クラウドテックではキャリアサポーターがマッチングしてくれるため、自分のスキルや稼働時間にあわせて適切な仕事を選びとってくれたり、拘束時間や社風などのソフトな要望も検討してくれたりします。
失注リスクだけでなく、受発注者間のミスマッチやトラブルも減ると期待されます。
クラウドテックの良い口コミ・評判
クラウドテックを利用する前に、利用者の声が気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、実際にクラウドテックを利用したユーザーの良い口コミや評判をまとめました。
報酬料金が高い
シューマツワーカーとクラウドテック眺めていたら、自分もっと時給上がっていいんじゃない?と思えてきた。業務提携できるかどうかは知らんけど。CWでお疲れ気味のあなた!ちょっと覗いておいでよ。素敵な数字が並んでたよ。
引用元:X投稿
クラウドテックを実際に利用されている方の多くは「報酬の料金が高い」という口コミを投稿されています。実際に月額100万円という高額報酬案件がクラウドテックでは簡単に見つけることが可能です。
担当者のサポート体制が充実
ためしにクラウドテックに登録してみたら…数日後にはとある会社から「ぜひ面談したい」とメールが!🤯契約成立するかはわかりませんが、条件もかなりいい感じ。
第一印象としては、クラウドソーシングサイトより圧倒的に楽。職務経歴書出したら推薦してくれるなんてこんな有難いサービスないわ。
引用元:X投稿
私が仕事選びで重視していたのは、まず報酬で、それから自分が過去に経験したスキルを活かせるかどうかでした。クラウドテックは担当のキャリアサポーターの方がこまめに連絡をとってくださって、自分に合った案件を多く提案してくれたので助かりました。また、仕事を選ぶうえで、仕事とプライベートのバランスも重要だと思っていますが、クラウドテックのサービスを使えば、うまく計画を立ててコントロールできるような生活に近づいていけると思っています。
引用元:クラウドテック
クラウドテックの魅力として、サポート体制が充実している点も挙げられます。クラウドソーシングサービスの場合、自分一人で案件を探し応募しなければいけません。
しかし、クラウドテックはキャリアサポーターが小まめに連絡をとりサポートしてくれます。そのため、自分のスキルや希望に合った案件を選ぶことができます。
案件が豊富
クラウドテックから「お試しワーケションin佐渡島」の誘いのメールが。非常に面白そうではあるし、ワーケションには興味津々だが今回はパス。
ただ、ワーケションは絶対に実践したい。コロナも落ち着いてきましたしね。
引用元:X投稿
今までは常駐の案件が多く、通勤時間がネックになり、家庭との両立が難しくなってきた時に、クラウドテックのサービスに登録しました。担当のキャリアサポートの方が親身になって話を聞いてくださり、家庭との両立がしやすいリモートの案件などを紹介していただきました。ライフステージに応じた働き方をキャリアサポートと相談できるのが魅力です。
引用元:クラウドテック
クラウドテックで募集されている求人情報は非常に幅広いのが特徴です。働き方、職種、ポジションなど、フリーランスだからこそ様々な選択肢を選ぶことができます。
趣味、子育て、介護などで仕事以外の時間も大切にしたいという方には、おすすめのサービスです。
営業の手間が減少
ランサーズの営業で消耗している人は、クラウドテックなどで長期固定のリモート案件を取ることをおすすめします。
僕自身、最低限のライター経験を積んだ後、固定給が担保されるリモート案件を受注し、営業を排除しました。
おかげで、「ブログ」という別軸の収入源を育てる余裕が生まれた😌
引用元:X投稿
フリーランスになるのに一番のネックは「営業」だと思ってるかもしれません。
でもネット社会の現在では営業しなくてもネットから余裕で仕事取れます。
神経をすり減らすこともないです。
私が使ってるのは以下。
・クラウドテック
・広告転職.com
・Indeed
・求人ボックス
・Workship
使ってみて。
引用元:X投稿
フリーランスで仕事をする際の最大のデメリットが、自分で営業をしなければいけないという点です。しかし、クラウドテックの場合、長期案件が多いことから営業の時間を減らすことができます。
空いた時間で他の案件をかけ持ちしたり、自分のスキルを磨いたりするなど時間を有効活用できる点も魅力です。
クラウドテックの悪い口コミ・評判
クラウドテックの魅力や良い口コミ・評判をご紹介しました。しかし、クラウドテックに対する悪い口コミや評判が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではクラウドテックの悪い口コミや評判をまとめました。悪い口コミの真相や解決方法も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
悪い口コミの真相についても詳しく解説します。
サイトが使いづらい
クラウドテックなんか画面おかしい?
β版開けないんだが、、、
引用元:X投稿
当初は、クラウドテックのサイトの使いづらさに対する悪い口コミや評判も寄せられていました。ただ、現在は改善され使いやすくなっていますので、安心してください。
希望の案件があるわけではない
経験者にはいいと思いますよ。そういえばクラウドテックでも金融関係のライターの募集をしていたような。どちらも初心者向きではありませんね。初心者は登録しても仕事を紹介してもらえないでしょう。今やCWは初心者のためのサイトになってしまったような。
引用元:X投稿
クラウドテックの募集案件、3連敗だ。
最近は10件応募して1件受注できるペース。継続いただいているクライアントさんには感謝しかない!
引用元:X投稿
「自分の希望に合致する案件がない」「受注できない」という声も寄せられています。全てのクライアントがクラウドテックを利用しているわけではありません。
そのため、希望に合致する案件の取りこぼしが発生している可能性もあります。これを防ぐためには、複数のサービスに登録するのがおすすめです。
クラウドテックを使うメリット
業界大手のクラウドワークスが運営するサービスだからこそ、ユーザーの要望や業界のトレンドをよく反映していると感じるメリットとして下記3点をご紹介します。
1 失注リスクがなく安定的に働ける
クラウドテックは、長期+常駐型案件に特化し、さらにキャリアサポーターが仲介してくれます。
フリーランサーとして働いたことがある方ならば、クライアントから「次もお願いできますか?」と依頼をもらい、コンペなしにスムーズに次の受注を受けられたという経験はないでしょうか。
発注者にとっても、信頼できる相手と継続的に仕事をしたいと考えるのは自然なことです。
そこで昨今のフリーランス業界は「時間管理型」や「常駐」といったように、相思相愛の発注者とフリーランサーが継続的に仕事をする環境を整えていこうとするトレンドにあります。
フリーランサーにとっては失注リスクなく仕事が供給されるメリットがあり、発注者にとってはキャリアサポーターが面談した相手と巡り会えるため、技術要件や実績だけではなく、人柄や雰囲気も加味して人選できるメリットがあるのです。
週2〜4日という常駐型なので単価も高く、フリーランスの自由さが好きだけれどある程度は安定的に仕事がしたいという方には、ぴったりのサービスです。
②福利厚生が充実している
次に魅力的なのは、従来のサービスにはなかった福利厚生が充実している点です。
クラウドテック 利用者は、以下の3つのサービスのプロモーションコード(無料または会員限定価格)がもらえます。家庭を持つ人にとっては、特に魅力的ではないでしょうか。
- いつでも医師にチャット形式で直接相談可能
- 本人と家族が使える健康や育児サポート、レジャー・割引旅行など
- オンライン完結型のベビーシッターサービス
クラウドテックの利用手数料は、案件ごとに決められており一律ではありませんが、多くの案件が他のプラットフォームと同じく発注金額の20%です。
同じマージンで、クラウドワークスだけが福利厚生が充実しているというのはユーザーにとって大きなメリットです。
③確定申告が楽になる
確定申告はもちろんのこと、仕事が変わる度に起きる諸手続きを簡略化できるメリットがあります。
フリーで働いている方であれば、必ず頭を悩ませる確定申告。雇用主が多ければ多いほど煩雑になる手続きですが、クラウドテックは長期案件が多いので雇用主が1年を通じて1〜2社に絞られる傾向です。
また、給与支払いは最短15日で出金可能です。
直近で必要なお金のために仕事を増やすと2週間ほどですぐに引き出せますし、年末の調整などにも融通が利きやすい設計になっています。
クラウドテックを使うデメリット
長期+常駐契約で高単価を実現しているクラウドテックですが、一見高いと感じられるオファー額も「それならフリーランスをやめて、正社員で働いた方がいいのでは?」というデメリットもあります。
それぞれのデメリットの対処法についても詳しくご紹介します。
①スキルあるエンジニアでなければ稼げない
クラウドテックのほとんどの案件が、エンジニア向けなのは一目瞭然です。
その中でも報酬が高い案件となると、高度な技術や実績が求められるものばかりです。たとえば、サーバー管理などのバックエンドや、新規サービスの要件定義からベンダーとの調整を担うプロジェクトマネージャーなど。
新卒で数年間の経験を積んだ若手や、エンジニアスクールなどで学んですぐ業界にでたフロントエンジニアにとっては、敷居が高い案件が中心です。
さらに、登録画面においてはライターや翻訳といった職種も選択できましたが、その後はクラウドテックから「案件があればキャリアサポーターから連絡します」というメールが届いたのみで音沙汰なし。
スキルと経験のあるエンジニアやウェブデザイナーでなければ、新たにクラウドテックに登録するメリットは大きくありません。ライターや翻訳といった在宅勤務型の仕事は引き続きクラウドワークスで受注しましょう。
②「拘束」と「不安定」の二重苦に陥るリスク
様々な事情で時間や場所に拘束されない働き方がしたいという人にとっては、クラウドテックは長期のオンサイト案件ばかりで希望に沿う案件が少ないという点もデメリットです。
フリーランスとして働く理由は、家庭や学業など他のことを優先したい、在宅で働きたい、ひとつの組織に縛られたくないなど人それぞれです。
クラウドテックはフリーランスのプラットフォームと言いつつも、長期かつオンサイト案件を人の手でマッチングする、いわば非正規雇用に特化したエージェントサービスです。
また、人付き合いのしがらみや対人コミュニケーションを強いられたくないという理由でフリーランスを選択している人にとっては、キャリアサポーターに要望を伝えたり、同じオフィスに週に何度も通いメンバーと顔を合わせたりする必要があるので、デメリットが大きいと思います。
加えて、フリーランスは契約を打ち切りやすい業務形態です。
ボーナスや社会保障がないだけではなく、プロジェクトの縮小などの際に真っ先に打ち切られる可能性があります。
発注者がフリーランスとの契約を結ぶのは、一般的に正社員を雇用するより総合的にコストが安かったり、リスクが低かったりするためで、いくらクラウドテックが提供する福利厚生があると言っても、総合的に正社員の安定性や待遇には敵わないと考えましょう。
クラウドテックに向いている人
クラウドテックに向いている人の特徴は大きく分けて下記の3件があります。
それぞれについて詳しく解説します。
コミュニケーションが得意な人
クラウドテックの案件は、他のメンバーと協力しながら推進するプロジェクトが多くなります。そのため、コミュニケーションが得意であることが非常に重要です。
例えば、クライアントとの交渉や社内メンバーとのやり取り、他部署との連携などが求められます。
また、企業の中で正社員らと一緒に働くことも多いのがクラウドテックの特徴です。そのため、社内文化や雰囲気に適応できるコミュニケーション能力も求められます。
自発的に行動できる人
クラウドテックで求められる人材像として、自発的に行動ができるというものあります。
例えば、システムにトラブルが発生した場合も自発的に対応しなければいけません。トラブルの分析や解決方法の提案などをスムーズに行うことが求められます。そのため、スキルだけではなく業務における一定の経験が必要となります。
Webエンジニア・デザイナー
現在、クラウドテックにはWebエンジニアやWebデザイナーの募集案件が非常に多く存在します。これらのスキルや業務経験をお持ちの方にとっては、クラウドテックは非常に多くの案件が存在します。
種類だけではなく件数も豊富なので、より自分の希望に合致した案件を見つけることができるはずです。
もちろん、Webエンジニア・デザイナー以外のスキルを活かすことができる案件もあります。根気よく探してみてください。
クラウドテックに向いていない人
続いてクラウドテックに向いていない人の特徴についてもご紹介します。
上記3点が当てはまる場合、他のサービスを利用した方がいいかもしれません。
細かい作業が苦手
地道な作業を細かくコツコツすることが苦手な方は、クラウドテックの利用には向いていないかもしれません。クラウドテックで募集している案件の多くは、システムの構築など地道な作業が多いからです。
また、ITインフラは細かいミス1つでも動かないこともあります。細かいミスに気付けるだけではなく、迅速に修正しなければいけません。
エンジニア職ではなく、コミュニケーション力などをいかしたプロジェクトマネージャー職などをチェックしてみてください。
急なトラブル対応が苦手な人
急なトラブルの対応が苦手な人もクラウドテックの利用に向いていないかもしれません。クラウドテックの案件は、システムエラーなど急なトラブルが発生し、迅速に対応することが求められるからです。
急なトラブルで、パニックになってしまい冷静に対応できないという人には向いていないかもしれません。
最新のIT情報に関心がない人
IT情報に関心がない人もクラウドテックの利用はおすすめできません。クラウドテックで募集されているWebエンジニア、デザイナーの仕事の多くは、最新のIT知識を求められることが多くなります。
最新のスキルを提供や最適な提案をするためにも、最新のIT情報に興味を持ち、時には業務外で学習する必要があります。
そのため、業務外でも最新の情報を収集するのが苦手という人は、クラウドテックに向いていないかもしれません。ただ、情報を収集する癖は後からでも付けられます。ぜひ、チャレンジしてみてください。
クラウドテックの登録から利用までの流れ
クラウドテックで案件を受注するまで、面倒な手続きがあるのではないかと心配になられるかたもいるかもしれません。しかし、案件に応募するだけならば3分もかからずに完了することができます。
具体的には登録から利用までは、下記の4ステップで完了することができます。
それぞれについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1 会員登録
引用元:クラウドテック-無料会員登録画面
クラウドテックを利用するためには、会員登録が必要です。無料ですので、どんな仕事があるかということを確認するためにもぜひ登録してみてください。
- 名前
- メールアドレス
- 生年月日
- 電話番号
- 職種
- お住まいの都道府県(海外も可)
- パスワード
上記7件を登録するだけで登録は完了です。
クラウドワークスのアカウントでログインすることで、クラウドワークスでの実績を引き継ぐことができます。また、Facebook、Googleアカウントなどと連携することも可能です。
2 案件に応募
引用元:クラウドテック-ダッシュボード
マイページの左上の「募集案件」をクリックすると、案件の一覧が表示されます。
- 職種
- エリア
- 言語
- 場所
- スキル
- 単価
- 稼働日数
- こだわり
- フルリモートor一部リモート
上記のような項目で、仕事を絞り込むことが可能です。応募情報は常に更新されますので、小まめにチェックしてみてください。
案件を珍しい条件で検索できる点も魅力です。例えば、「イヤホンOK」「育てます案件」「女性マネージャーが在籍」など、他社では見られないような条件で検索できます。働き方やキャリアプランにこだわって働きたい方におすすめです。
案件に応募することで書類審査が行われます。そのため、応募する前に職務経歴書やプロフィールを充実させることで、書類審査が通りやすくなります。
3.面接
書類審査に合格後は、企業との面接が行われます。
面接はWeb上で行われるのが一般的です。しかし、フルリモートではない案件の場合、現地での面接が行われることがあります。面接の際はクラウドテックのキャリアサポートが付き添ってくれるので非常に安心です。
4.案件決定・仕事スタート
面接の結果により案件が決まりましたら、仕事がスタートします。
稼働後もキャリアサポートがフォローしてくれます。そのため、クラウドサービスを利用した業務が初めてという方も安心して働くことができます。
クラウドテック以外に併用するべきフリーランスエージェント
フリーランスで働く際に非常に重要なのが、より条件のよい案件を受注することです。
クラウドテックには非常に多くの案件があります。他のフリーランスエージェントを併用することで、より希望条件に合った案件を見つけることができます。
また、サービスによってシステムの利用料など企業の負担額は異なります。そのため、同じ業務でも利用するサービスによって報酬が異なることもあります。
報酬額の比較という観点でもフリーランスエージェントは併用するのがおすすめです。
ここでは、クラウドテックとの併用がおすすめのフリーランスエージェント3社をご紹介します。
特徴やおすすめポイントを紹介していますので、ぜひチェックしてください。
レバテックフリーランス
- 登録者数No.1
- 大手企業が参画
- 高単価だが75%がフルリモート
テレビCMでもお馴染のレバテックフリーランスは、フリーランスエージェントの登録者数No.1を記録する非常に人気の高いサービスです。
19年の実績があり、朝日新聞、MIXI、SOMPOホールディングスなど大手企業も多数参画しています。実績作りをしたいという方には特におすすめです。
また、企業に常駐することで報酬が高くなる傾向にありますが、レバテックフリーランスの案件の75%がフルリモート案件になります。地方在住でも気軽に案件に応募することができます。
レバテックフリーランスの基本情報 | |
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運営会社 | レバテック株式会社 |
公式サイト | https://freelance.levtech.jp/ |
公開求人数 | 91,142件(2024年11月28日現在) |
主な求人職種 | プログラマー、SE、フロントエンジニア、PM、デザイナーなど |
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ココナラテック
- 直契約案件が豊富
- 即日アサインできる案件あり
- 支払いサイトが短い
ココナラテックは、企業と直接契約できる案件が豊富です。システム料などの名目で中間マージンが差し引かれることがないため、従来よりも単価アップが見込める可能性が高くなります。
直ぐに働き始めたいという方にもココナラテックは、おすすめです。一般的なフリーエージェントの場合、案件が決まるまで1週間から1ヶ月かかることがあります。
しかし、ココナラテックでは案件によってはその日のうちに参画できるプロジェクトも。仕事を途切れさすことなく働けるという点で非常に魅力的です。
支払いサイトが短いという点もココナラテックの強みです。さらに、手数料を支払うことでフリーランスエンジニア業界では珍しい前払い制度を利用できます。経済的に余裕がないときは、非常にありがたい制度ではないでしょうか。
ココナラテックの基本情報 | |
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運営会社 | ココナラテック株式会社 |
公式サイト | https://tech.coconala.com/ |
公開求人数 | 非公開(2024年11月28日現在) |
主な求人職種 | SE、プログラマー、インフラエンジニア、ゲームクリエイター、コンサル、PM |
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PRO WORKS
- 実務経験が1年以上でアサイン可
- サポートは手軽にシッカリと!
- 営業活動をメンターがサポート
実務経験が1年程度しかなく、案件への応募を断れ割られてしまった方には、PRO WORKSへの登録がおすすめです。3~5年の実務経験を求められることが多い中、PRO WORKSでは1年以上の経験があれば案件を紹介してもらえます。
PRO WORKSのサポートは、基本的にオンライン面談もしくはメールなどのやり取りで進みます。そのため、現職で働きながらも気軽に案件を探すことができる点が魅力です。
しかし、対面ではないとサポートの質が気になるという方も多いかもしれません。しかし、PRO WORKSは、利用者一人ひとりに合った最適なサポートを提供してくれます。
面倒な営業活動を代行してくれる点も同社の強みです。案件を自分で選んで応募することも可能ですが、非公開案件なども含めメンターが案件を探してきてくれます。
報酬の交渉などもメンターが代わりに行ってくれるので、スムーズかつ条件を妥協せず働くことが可能です。
PRO WORKSの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社アルマ |
公式サイト | https://start-proworks.com/ |
公開求人数 | 非公開(2024年11月28日現在) |
主な求人職種 | エンジニア、コンサルタントなど |
クラウドテックの求人情報
魅力的な求人が多数掲載されているクラウドテック。そこで、クラウドテックの求人情報の一例をここではご紹介します。
それぞれ必要なスキルや条件などについても詳しくチェックしてみましょう。
【フルリモート】開発ディレクション:~月130万円
フルリモート案件でも高額案件は多数存在します。例えば、大手フィットネス企業の管理画面の構築におけるPM業務。最低稼働日数は週5ですが、最高月額130万円となっています。
主な業務は下記4点です。
- プロジェクト課題管理
- スケジュール管理
- エンジニア管理
- 社内上層部への構築状況説明
コードを書く作業というよりも案件の推進を担当するポジションなのが分かります。
引用元:クラウドテックー求人情報
※記事作成時の案件となるため、現在は募集を終了している可能性があります
【フルリモート】ECシステムの構築:~月115万円
クラウドテックの多くの案件はチームで推進するものが多くなります。ECシステムの構築案件では、5人が1チームとなりプロジェクトを推進するシステムです。
求められるスキルは下記の通りとなっています。
- Reactの実務経験3年以上
- HTML,CSS,jQueryでのコーディング実務経験
- Gitの使用経験
スキルだけではなく、一定の実務経験が必要になるのが特徴です。
引用元:クラウドテック-求人情報
※記事作成時の案件となるため、現在は募集を終了している可能性があります
【一部リモート】インフラエンジニア:~月80万円
フルリモートだけではなく、クラウドテックでは一部リモートの案件も存在します。例えば、公共向けのネットワーク設計の本業務では、稼働場所は基本都内の会社で、部分的にリモート作業が認められています。
本案件では様々なポジションがあり、経験やスキルなどから適切なポジションにアサインされるようです。また、プロジェクトの期間は1年と長く、安定して働くことができます。
引用元:クラウドテック-求人情報
※記事作成時の案件となるため、現在は募集を終了している可能性があります
クラウドテックに関するよくある質問
初めて利用するサービスの場合、様々な疑問が出てくるかもしれません。そこで、ここではクラウドテックに関するよくある質問についてまとめました。
クラウドテックは未経験でもできる?
案件の件数は減りますが、未経験でもクラウドテックを経てお仕事をすることは可能です。ただ、件数は非常に少ないので検索する際にコツが必要になります。
募集案件を検索する際、「こだわり」の中から「育てます案件」を選んでください。同条件の案件では、実務経験がなくても一定のスキルがあれば応募できる案件があります。
クラウドテックは中抜きされる?
クラウドテックは、案件によりマージン率(中抜き)が異なります。多くの案件は20%となっているため、初めて受注される方の中には「中抜き率が大きい」と思われるかもしれません。
ただ、クラウドワークスのシステム利用料は5%~20%。ランサーズはシステム料16.5%などのクラウドソーシングサービスなどでもマージン率は20%前後となっています。
クラウドテックのマージン率20%は、決して高すぎるわけではありませんので、安心してください。
クラウドテックは副業に向いている?
クラウドテックは副業に向いている案件が非常に多く掲載されています。週1日からの案件もあるので時間を調整することで、正社員で働きながら副業として受注することも可能です。
特にエンジニアとしてのスキルや業務経験がある人は、副業をスタートさせるのにクラウドテックはピッタリです。
クラウドテックはデータ入力もある?
クラウドテックにもデータ入力などの初心者向けの案件が募集されることもあります。しかし、誰でも簡単にできることから多くの応募が集まる一方、募集数はあまりありません。
データ入力を本格的に行いたい場合、クラウドテックよりもクラウドワークスなどクラウドソーシングサービスがオススメです。
クラウドテックって最悪なの?
クラウドテックは魅力的なフリーエンジニア向けサービスです。しかし、利用する人によっては、クラウドテックは最悪なサービスとなってしまうかもしれません。
クラウドテックの多くの案件は、即戦力を募集しているのが特徴です。そのため、スキルや実務経験がない方の場合、募集案件が少なく希望する案件をなかなか受注できないこともあります。
そのため、専門学校やプログラミングスクールを卒業したばかりのエンジニア実務経験がない方には最悪なサービスかもしれません。実務経験がない方の場合は、未経験からも採用可能な仕事を探してみるのがおすすめです。
クラウドテックを上手に利用して自由な働き方を
発注者とフリーランサーの「働き方の柔軟さを残しつつも、できるだけ信頼関係のある同じ人と仕事がしたい」という業界のトレンドを上手く埋めてリリースされたクラウドテック。
業界大手のクラウドワークスが運営するため、リモート案件の拡充や福利厚生の充実など、ユーザーの要望にダイレクトに応えてくれるメリットがあります。
一方で「自由に働き効率的に稼ぎたい」というフリーランサーにとっては、ひとつひとつの案件が大きく拘束時間が長いため最適ではない場合もあります。
月水金はA社、火木はB社と上手く組み合わせれば、正社員で働くよりも年収が大幅アップする可能性は十分にあります。
しかし、複数の会社の文化を受け入れ、人間関係を構築し、福利厚生がない中でパフォーマンスをあげるのは、そう簡単なことではありません。
実力志向のエンジニアにとっては使う価値がありますが、長期常駐の仕事がきちんと受注できるか、継続できるか、そして効率的に稼げるのかは、その都度よく検討する必要があります。