ITコンサルタントとして、いずれはフリーランスとして独立してみたいと考える人は少なくありません。一方で、フリーランスというと収入の不安定さや自己責任の大きさに不安を抱く方も多いでしょう。
本記事では、ITコンサルタントがフリーランスとして働くための準備や独立のメリット・デメリット、必要なスキルなどを整理したうえで、全体像をつかめる内容となっています。あわせて、フリーランス案件の年収イメージや案件獲得方法なども解説し、自分らしい働き方を考えるヒントを提供。
ITコンサルタントとしてのキャリアをどのように広げていくか検討する際の参考資料として、ぜひ活用してみてください。
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監修者:
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役
大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。その後、フリーコンサルとして多様なプロジェクトを経験したのち、フリーコンサル株式会社を創業。現在はコンサルタントやハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」の運営とともに、大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援などのコンサルティング事業を展開している。
ITコンサルタントがフリーランスとして独立するための準備

フリーランスとしてITコンサルタントに独立するには、思い切って会社を辞める前の準備がとても大切です。ここでは、ITコンサルタントがフリーランスになるための準備について解説します。
コンサルの分野・内容を計画する
まずは、自分がどの分野・テーマで価値を提供できるITコンサルタントなのかを整理することが重要になります。業務改革、DX推進、クラウド・インフラ、データ活用など、得意領域を具体的に言語化しておくと、独立後のポジショニングを明確にしやすいでしょう。
あわせて、対象とする業界(金融・製造・小売など)や、戦略〜要件定義〜導入支援といった支援フェーズも決めておくと、提案内容がぶれにくくなります。サービスメニューや料金イメージをあらかじめ整理しておくと、営業時に説明しやすく、クライアントからも信頼されやすい構成と言えるでしょう。
独立後の生活費などの確保
独立後しばらくは収入が不安定になりやすいため、生活費や各種固定費をどの程度カバーできるかを試算しておくことが欠かせません。最低でも半年〜1年分の生活費と、税金・社会保険料、事業に必要な投資額を見積もり、貯蓄や退職金、配偶者の収入なども含めて資金計画を立てておくと安心でしょう。
会社員のあいだにクレジットカードや住宅ローンなどの与信枠を整えておく、フリーランス向けの保険や共済制度を調べておくといった工夫も有効といえます。独立直後は売上だけでなくキャッシュフローの波も大きくなりがちなため、入金サイトや支払い条件も含めて余裕のある資金繰りを意識しておくとよいでしょう。
スキル・資格の取得をして実績を積む
クライアントから選ばれるフリーランスITコンサルタントになるには、専門スキルのブラッシュアップと実績づくりが欠かせません。業務改革やプロジェクトマネジメントに関する資格、クラウドやセキュリティ、データ分析などの技術資格を取得しておくと、客観的な信頼度を高めやすいでしょう。
一方で、資格だけではなく、実際のプロジェクトでどのような成果を出したかを具体的なストーリーとして語れるようにしておくことも重要になります。可能であれば会社員のうちから副業として小規模なコンサル案件に関わり、提案〜実行〜振り返りまでの一連の流れを経験しておくと、独立後のイメージをつかみやすいでしょう。
フリーランスになる準備期間を設定する
目指す方向性や達成したい目標などを決めたら、実際にフリーランスになる準備期間を設定してみましょう。達成までの目標や準備項目を立て、逆算して開業日を設定することをおすすめします。
フリーランスとして開業する際には開業届などの準備が必要ですが、会社設立とは異なり、手続きは比較的シンプルです。しかし、事務手続きが遅れると、開業に向けてスムーズに進めない可能性があるため、計画的に進めることが重要です。
準備期間中は、資金計画や案件獲得の見通しだけでなく、家族の理解や現在の勤務先への退職スケジュールも含めて整理しておくことが大切です。余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心できます。
独立に必要な手続きをおこなう
独立をするには、次に挙げるとおり法律上の手続きが必要です。
- 開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を納税地の税務署に提出
- 「所得税の青色申告承認申請書」の提出
- 年金・国民健康保険の切り替え
- 仕事用の銀行口座の開設
- 「事業開始等申告書」を都道府県税事務所と市町村に提出
ほかにもエージェントサービスの登録や自身の営業用ホームページの作成など、独立をする前にできる準備は始めておきましょう。また、最低限の法務知識や会計知識を身に着けておくことで、何かあった際に自身を守ることができます。
ITコンサルタントの種類と仕事内容

ITコンサルタントと一口にいっても、対象とするシステムや業務領域によって求められるスキルや役割は大きく変わってきます。以下では主要な領域ごとに、ITコンサルタントの種類と仕事内容の特徴を確認していきます。
SAPコンサルタント
SAPコンサルタントはSAPという主要なソフトウェア製品を専門的に扱うITコンサルタントのことを指します。
その仕事内容はSAP社の製品を企業に提案し、経営改善や業務効率向上を支援することです。当然ながら、SAPコンサルタントはSAP社の製品に関する専門知識を持つ必要があります。
SAPは導入をすればすぐに使用できるようテンプレートが充実していますが、クライアントの業務内容に応じてカスタマイズをするのもSAPコンサルタントの重要な役割です。
ERPコンサルタント
ERPコンサルタントはERP(企業資源計画)を用いて、企業の経営資産(人材、資産、資金、情報など)の効果的な管理を支援し、経営課題の解決に取り組むITコンサルタントです。
経営資産とは企業が持つ人材、物品、資金、情報などの資源を指します。ERPはこれらの経営資産を最適に活用し、企業の業務効率を向上させるための手法です。
クライアントの求めるERPパッケージを導入することで、経営をよりよくする存在ともいえます。
PM・PMOコンサルタント
PM(プロジェクトマネージャー)はプロジェクト全体を指導し、意思決定を行うリーダーです。
一方で、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)とはPMの意思決定をサポートし、同時にプロジェクトの品質向上に専念する役割を果たします。
PMはプロジェクトチームのリーダーとして活躍し、PMOは裏方として支える役割を担います。ただし、開発をするシステムの規模や内容によってはPMがPMOを兼務したりすることもあります。
DXコンサルタント
DXコンサルタントとは、ITコンサルタントの中でも、とくにデジタル技術を活用して企業のビジネス変革を支援する役割を担う職種です。クラウドやAI、データ活用、業務システムの刷新などを組み合わせながら、経営課題を整理し、DXロードマップを描いていきます。
単なるシステム導入の助言にとどまらず、ビジネスモデルの見直しや組織・業務プロセスの改革まで踏み込む点が特徴といえるでしょう。経営層や現場と対話しながら、テクノロジーと事業戦略の橋渡しを行うポジションであり、高いIT知識とビジネス理解の両方を備えていることが求められます。
セキュリティコンサルタント
セキュリティコンサルタントは、ITコンサルタントの中でも、サイバー攻撃や情報漏えいなどのリスクから企業を守るための戦略立案や対策を支援する専門職です。現状のシステムや業務フローに潜む脆弱性を洗い出し、技術面・運用面の両方から最適なセキュリティ対策を設計していくことが求められます。
セキュリティポリシーの策定や、従業員向けの教育・啓発活動まで関わるケースも多く、経営層と技術部門の橋渡し役を担う点が特徴といえるでしょう。高度なセキュリティ知識に加え、法令やガイドラインへの理解も必要となるため、継続的なインプットと専門性のアップデートが欠かせないポジションといえます。
Webコンサルタント
WebコンサルタントはクライアントのWebに関するコンサルティングを行い、成果を出す仕事です。
WebサイトやWeb開発の課題の洗い出しから、改善策や提案などを通じて効果的なサイトにするためのサポートをし、ビジネスを成功へと導きます。Webを活用してサービスや商品が売れる仕組みを作るWebマーケティングの分野とも近いため、WebコンサルのフリーランスによってはWebマーケティング支援まで一貫して行うこともあるかもしれません。
クライアントにとっては、顧客獲得とWebサイトの活用のための頼れるアドバイザーだといえるでしょう。
CRMコンサルタント
CRMは(Customer Relationship Management)の略であり、CRMコンサルタントは企業の経営戦略をベースに、顧客戦略のアイデアやコミュニケーション戦略などを中心に全体的に対応する仕事です。
最適な顧客経験の設計から構築までのトータルサポートや、AIなどのITを活用して営業活動の最適化や自動化支援の実施などをおこないます。
顧客との関係に焦点を当てているため、顧客分析や顧客コミュニケーション戦略などの顧客接点に関するものは大半がCRMとなり、扱う領域は非常に幅広いものとなります。
ECコンサルタント
ECコンサルタントはECサイトの運営や売上、集客などのアイデアを専門的なノウハウによってアドバイスをする仕事です。
市場や競合調査、アクセス解析、ターゲットの再設定などのトータルサポートをおこない、売上増加につながる集客アイデアを計画し、クライアントのECサイトの売上が伸びない原因などを解決します。
ECサイトを立ち上げて成功するまでのサポートをおこなうため、Webの知識だけでなく事業全体をマネジメントできるだけのビジネススキルも必要な職種です。
近年ではECプラットフォームの普及に伴い、ネットショップを開設する事業者は年々増加している傾向があります。その影響でフリーランスのECコンサルタント向けの案件も増えているので、ニーズが高まっている職種ともいえるでしょう。
SCMコンサルタント
SCMはSupply Chain Managementの略であり、SCMコンサルタントはSCM管理システムを上手く活用し、企業の経営を支える仕事です。
最適なSCM管理システムをクライアントに提案し、システム導入後の効果予想や調査、分析をおこない導入から運用までを担当します。
案件によってはSCM管理をおこなう人材やシステムの選定、プロジェクトチームの管理やサポートなど、幅広い業務をおこなうこともあるでしょう。経営の根幹を支える仕事のため、幅広い知識や経験が求められます。
IT組織・人事コンサルタント
IT組織・人事コンサルタントは、組織・人事コンサルタントの中でも、ITやDX推進に関わる人材・組織課題を専門に支援するポジションです。明確な職種としては定義されていませんが、企業のデジタル変革を人材・組織面から支える役割を担います。
具体的には、IT部門の体制設計やDX人材の育成、人事制度の再構築、チェンジマネジメントの支援などが中心です。従来の人事制度改革に加え、テクノロジーを活用した組織づくりを支援する点が特徴で、近年注目が高まっている領域です。
クラウドコンサルタント
クラウドコンサルタントは、ITコンサルタントの中でもクラウド基盤の導入・移行・最適化を専門とする職種です。AWSやAzure、GCPなど複数のクラウドサービスの特徴を踏まえ、コストやセキュリティ、可用性を比較しながら最適な構成を提案します。
既存のオンプレミス環境からの移行計画を立てたり、クラウドネイティブなアーキテクチャ設計を支援したりと、技術とビジネスの橋渡しをする重要な立場といえるでしょう。DX推進やシステム刷新のプロジェクトでは、クラウド活用のロードマップ策定から運用設計まで関わることが多く、高い専門性を武器に長期的な価値提供ができるポジションとなります。
ITコンサルタントがフリーランスになった場合の平均年収

ITコンサルタントがフリーランスになった場合の平均年収を考える際は、会社員の水準との比較が一つの目安になります。職業情報提供サイト「jobtag」によれば、企業所属のITコンサルタントの年収目安はおよそ752.6万円前後※1とされています。

一方、案件紹介サービス「レバテックフリーランス」では、フリーランスのITコンサルタント案件の平均単価は月100万円※2(10万円〜295万円)となっており、フル稼働できれば年収1,000万円超も視野に入る水準です。

もっとも、フリーランスは稼働率によって収入が大きく変動し、税金なども自ら負担する必要があります。案件獲得力や稼働次第でレンジが広がる働き方だと理解しておくことが大切です。
参照元
※1jobtag「ITコンサルタント – 職業詳細」(2025年11月12日時点)
※2レバテックフリーランス「ITコンサルタントのフリーランス案件一覧」(2025年11月12日時点)
ITコンサルタントがフリーランスとして働く際に必要なスキル

ITコンサルタントがフリーランスとして継続的に案件を獲得し、収入を安定させるためには、技術力だけでなく複数のスキルセットをバランスよく身につけておくことが重要です。以下では、それぞれのスキルがどのような場面で必要となるのかを整理します。
ITに関するスキル
まず土台となるのが、システム開発やインフラ、クラウド、データベースなどIT全般に関する専門スキルです。要件定義から設計・開発、テスト、運用まで一連の流れを理解しておくと、現場の制約やリスクを踏まえた現実的な提案が行えます。
近年はAWSやAzure、GCPといったクラウド基盤や、データ分析・AI関連の知識を求められる場面も増えている状況です。加えて、セキュリティやネットワークの基礎を押さえておくと、システム全体を俯瞰したアドバイスがしやすくなります。
特定のプロダクトやソリューションに強みを持っておくと、「この分野なら任せられる」と評価されやすく、市場価値の向上にもつながるはずです。
コンサルタントとしてのスキル
フリーランスのITコンサルタントには、技術力に加えて「課題を見抜く力」が求められます。クライアントの話を丁寧にヒアリングし、表面的な要望の裏側にある真の課題を整理するためには、ロジカルシンキングが欠かせません。そのうえで、論点を分かりやすく構造化し、資料や口頭で相手に伝えるコミュニケーション力も重要なポイントとなります。
経営層・現場担当者・ベンダーなど、利害の異なるステークホルダーの意見を調整し、合意形成へ導いていくファシリテーション力も強みになるでしょう。こうした思考力と対話力がそろうことで、単なる「ITの人」ではなく、ビジネスパートナーとして信頼される存在を目指せます。
経営者としてのスキル
フリーランスのITコンサルタントは、一人の専門職であると同時に、小さな会社を運営する経営者でもあります。売上と経費のバランスを把握し、税金や社会保険料の支払い時期も見越した資金計画を立てておくことが、安定した活動につながるでしょう。
また、売上の何割を投資や自己研鑽に回すか、どの程度までリスクを許容するかといった、経営視点での意思決定も求められます。契約書の内容を理解し、報酬条件や責任範囲、著作権・成果物の扱いなどを確認するリテラシーも欠かせません。
こうした「自分のビジネスを守り、育てる意識」を持てるかどうかが、フリーランスとして長く活動していけるかどうかの分かれ目になるといえるでしょう。
営業スキル
フリーランスとして継続的に案件を獲得するには、自ら仕事を取りにいく営業スキルも重要になります。まずは、職務経歴書やポートフォリオなどを整え、自分の強みや提供価値を一目で伝えられる状態にしておくことが大切です。
商談の場では、クライアントの課題や期待をヒアリングしながら、「自分ならどのように貢献できるのか」を具体的なストーリーとして説明できると信頼を得やすくなります。
また、エージェント経由の案件だけに頼らず、過去の取引先や知人からの紹介、コミュニティなど複数のチャネルを開拓しておくと、案件が途切れにくくなるでしょう。こうした活動を継続することで、自分から売り込まなくても声がかかる状態を目指せるはずです。
ITコンサルタントが独立してフリーランスになるメリット

ITコンサルタントがフリーランスとして独立すると、会社員時代とは違った自由度や収入面の変化が期待できます。以下では、代表的なメリットを3つに分けて解説します。
手取り収入が増える
フリーランスのITコンサルタントとして独立すると、会社員のときよりも高い報酬単価で案件を受けられる可能性があります。企業と直接契約したり、マージンの低いエージェントを活用したりすることで、中間コストを抑えやすくなるためです。
また、自分で単価や稼働日数を交渉できるので、「この条件ならこの金額」といった形で柔軟な提案を行いやすくなります。もちろん、営業や事務作業、社会保険の扱いなど自分で負担する部分も増えますが、総合的に見て手取りベースでの収入アップを実現している人も少なくありません。
働き方次第で自分の時間が増える
フリーランスになると、どの案件を受けるか、どのくらいの稼働率で働くかを自分で選べるようになります。フルタイムでがっつり稼ぐ働き方もあれば、週3〜4日稼働に抑えて、残りの時間を学習やプライベートに充てるスタイルも可能です。
リモートワーク中心の案件を選べば、通勤時間を削減できるため、その分を家族との時間や趣味、自己投資にまわすこともできるでしょう。「どれだけ働くか」「どのような生活リズムにするか」を自分で設計できる点は、フリーランスならではの大きな魅力といえます。
専門分野の知識が高まる
フリーランスのITコンサルタントは、自分の得意分野に特化した案件を選びやすくなります。例えば、SAPやクラウド、セキュリティ、DXなど、特定領域のプロジェクトを継続的に受注することで、知識と経験が短期間で一気に蓄積されていきます。
また、複数企業のプロジェクトに関わることで、業界ごとの課題や成功パターンを横断的に学べるのもメリットでしょう。結果として、「この領域ならこの人に頼みたい」と指名される機会が増え、専門家としての市場価値がさらに高まっていく流れが期待できます。
ITコンサルタントが独立してフリーランスになるデメリット

フリーランスとして独立すると、自由度や収入アップが期待できる一方で、会社員時代には意識しなくてよかったリスクも背負うことになります。ここでは、代表的なデメリットを3つに整理して解説します。
収入が不安定になる
フリーランスのITコンサルタントは、毎月決まった給料が振り込まれるわけではありません。案件の有無や稼働率、契約更新のタイミングによって、月ごとの収入が大きく変動する可能性があります。また、新規クライアントの開拓に時間がかかると、その間は売上がほとんど発生しないこともあるでしょう。
会社員のような「ボーナス」「昇給」の仕組みもないため、自分で営業・単価交渉・継続案件の確保を行い、収入を維持していく必要があります。
個人の信用力が低下する
独立すると、社会的な肩書きが「企業名+役職」から「個人事業主」や「フリーランス」に変わります。その結果、住宅ローンやクレジットカードの審査で、会社員時代よりも条件が厳しくなるケースが少なくありません。
また、初めて取引するクライアントから見れば、「どのような人物なのか」「本当に信頼できるのか」といった点を慎重に判断される立場になります。実績の提示や紹介者からの推薦、法人化などを通じて、少しずつ信用を積み上げていくことが求められるでしょう。
自己管理を徹底しなくてはいけなくなる
フリーランスになると、仕事の進め方もトラブル対応も、すべて自己責任となります。納期の遅延や成果物の認識違いなどが発生した場合、間に入ってくれる上司や法務部門はおらず、自分で調整や謝罪、再提案まで対応しなければなりません。
さらに、健康管理やスケジュール管理、税金・保険の手続きなども含めて、自分で抜け漏れなくコントロールしていく必要があります。「仕事をする人」と同時に「自分を守る経営者」という意識を持ち、リスクを最小限に抑える仕組みづくりが重要です。
ITコンサルタントとしてフリーランスになるのが向いている人

フリーランスのITコンサルタントは、自由度が高い一方で、自分で仕事や収入、キャリア全体をマネジメントしていく働き方です。そのため、向いている人にはいくつか共通する特徴があります。ここでは、とくに重要な3つのポイントを整理してご紹介します。
高度な専門知識と経験を持つ人
ITコンサルタントとしてフリーランスで活動する場合、特定分野における専門性がそのまま“商品”になります。SAP・クラウド・セキュリティ・DX推進など、何か一つでも「この領域なら他の人より詳しい」と言える強みを持っている方は、有利になりやすいでしょう。
また、単に知識があるだけでなく、要件定義や設計、導入・定着支援といったプロジェクト経験を通じて、課題をどのように解決してきたかを説明できることも重要です。過去の実績を整理し、クライアントにわかりやすく提示できる人ほど、フリーランスとして選ばれやすくなります。
独立心と自己管理能力がある人
フリーランスは、案件の選び方から働き方、今後のキャリアプランまで、自分自身で意思決定していく働き方です。「どの分野で価値を出していきたいか」「どれくらいの単価や稼働で働きたいか」といった軸を自分で持ち、主体的に動ける方は独立との相性が良いといえます。
あわせて、スケジュール管理やタスク管理に加え、確定申告・社会保険・将来の備えといったお金周りも自分でコントロールしていく必要があります。こうした実務を含めて、セルフマネジメントを負担に感じすぎないタイプであれば、フリーランスとして安定しやすいでしょう。
コミュニケーションスキルに優れた人
ITコンサルタントは、経営層・業務部門・情シス部門・開発ベンダーなど、多くのステークホルダーと関わりながらプロジェクトを進めていきます。そのため、専門用語をかみ砕いて説明したり、立場の異なる関係者の意見を整理して合意形成に導いたりするコミュニケーション力が欠かせません。
フリーランスの場合は、提案段階のヒアリングから契約条件のすり合わせ、稼働中の期待値コントロールまで、自分自身が“窓口”になる場面が増えます。丁寧な対話を心がけられる人ほど信頼が蓄積され、継続案件や新たな紹介にもつながりやすくなるでしょう。
ITコンサルタントのフリーランスが向いていない人

フリーランスのITコンサルタントは自由度が高く大きなやりがいがある一方で、すべての人にとって最適な働き方とは限らないでしょう。ここでは、とくにフリーランスとして独立するのが向いていない傾向が強い人の特徴を紹介します。
安定した収入を求める人
毎月決まった額の給与を受け取りたい方や、賞与・昇給といった仕組みに安心感を覚える方には、フリーランスのITコンサルタントは向きにくい働き方です。案件状況や稼働率によって売上が変動しやすく、ときには売上が一時的に落ち込む可能性もあります。
そうした波を前提に、貯蓄や保険、複数案件の掛け持ちなどで自らリスクヘッジしていく必要があるため、「毎月同じ収入がないと不安」というタイプだと、精神的な負担が大きくなりがちでしょう。
チームでの仕事を重視する人
常に同じメンバーと長期的に働きたい、所属組織の一体感や社内コミュニケーションを重視したいという方も、フリーランスにはあまりフィットしないかもしれません。フリーランスのITコンサルタントは、案件ごとに関わるメンバーや立場が変わり、短期間でプロジェクトを渡り歩くケースも多い働き方です。
プロジェクト内でチームワークは求められますが、「自分の居場所は会社のチームにあり続けてほしい」という価値観が強い場合は、組織に所属する働き方のほうが満足度を得やすいといえます。
自己学習が苦手な人
ITコンサルタントは、技術トレンドやクラウドサービス、セキュリティ、業務知識など、学び続けることが求められる職種です。特にフリーランスの場合、社内研修や上司のフォローに頼ることができず、自分で情報収集し、必要な知識やスキルを計画的にアップデートしていく姿勢が欠かせません。
「仕事以外で勉強する習慣を持ちたくない」「新しい領域を自分から調べるのが苦痛」と感じる方だと、スキルが陳腐化しやすく、市場価値の維持が難しくなる恐れがあります。
ITコンサルタントでフリーランスになるには?代表的なルート例

ITコンサルタントとしてフリーランスになるには、コンサルファームや大手IT企業で経験を積んだうえで独立するルートが代表的です。SIerや事業会社の情報システム部門で基幹システムやインフラに携わってからコンサルへ転身し、その後フリーランスになるケースも多いでしょう。
また、エンジニアとしての実装経験を土台に上流工程へシフトしつつ専門分野を固めておくと、独立後に提案できる領域が広げられます。いきなり退職するのが不安な場合は、本業を続けながら副業として小さなコンサル案件を受け、感触と収入の目処を確かめておくと安全です。
どのルートでも、実績づくりと人脈構築、継続的なスキルアップを意識して動くことが成功への近道となります。
未経験でもITコンサルタントのフリーランスになれるのか
未経験の方にとっては、「ITコンサルタントになるにはまず何をすればよいのか」「いきなりフリーランスとして独立できるのか」といった点が大きな不安要素となりがちです。
結論からいうと、実務経験ゼロの状態でフリーランスITコンサルタントとして活動を始めるのはハードルが高いといえるでしょう。まずは企業に所属して基礎的なIT知識や業務理解、プロジェクト経験を身につける段階が重要になります。
そのうえで、副業として小規模な案件を受けたり、知人のビジネスを手伝ったりしながら実績を積み重ねていけば、時間はかかってもフリーランスとして独立できる可能性は着実に高まっていくでしょう。
ITコンサルタントのフリーランス案件獲得方法

フリーランスのITコンサルタントとして安定して案件を受注するためには、「どこから案件を得るか」をあらかじめ戦略的に考えておくことが重要です。ここでは、主なITコンサル案件の獲得方法を紹介します。
エージェントを活用する
フリーランス向けエージェントを活用すると、自分で営業しなくても条件に合う案件を紹介してもらえる点が大きなメリットです。単価や稼働率、リモート可否などの条件交渉も代行してくれるため、コンサル業務に集中しやすくなります。
とくに独立直後は実績や人脈が限定されがちなので、まずはエージェント経由で土台となる案件を確保する動きが有効でしょう。複数のエージェントに登録して案件の傾向や単価感を比較しておくと、市場相場を把握しながら自分に合う窓口を選びやすくなります。
直営業と人脈づくりで高単価案件を狙う
直営業や人脈づくりは、より高単価な案件を狙いたいフリーランスITコンサルタントにとって欠かせない手段です。前職のクライアントや同僚、同業コミュニティなどに対して、自分が提供できる価値を整理して伝え続けることで、継続案件や紹介案件が生まれやすくなります。
信頼関係が深まるほど、企画・戦略フェーズなど上流から関われるプロジェクトが増えていくでしょう。エージェント経由の案件と並行して直請けクライアントを育てていけば、単価面でもキャリア面でも選択肢が広がっていきます。
強みの見える化で指名・リピートを増やす
安定して案件を獲得するには、「何が得意なコンサルタントなのか」を一目で伝えられる状態にしておくことが重要です。職務経歴書やポートフォリオ、Webサイト、SNSなどを通じて、業界・領域・実績・提供できる成果を整理し、分かりやすく発信していきます。
クライアントが「このテーマならあの人に頼もう」と判断しやすくなると、指名案件やリピートの依頼が増えていくでしょう。案件ごとに成果や学びを記録しておき、実績として更新し続けることで、時間とともに選ばれやすさが高まっていきます。
フリーランスITコンサルタントの案件例

フリーランスITコンサルタントを募集している実際の案件例を紹介します。
ITコンサルタントの案件例①経理システム統合支援
| 単価 | 〜160万円/月 |
|---|---|
| 期間 | 未定 |
| 稼働率 | 100% |
| 支援内容 | 約50社を対象とした経理業務・会計システムのシェアード化支援 グループ各社の会計・経理基盤の現状調査(As-Is分析) HUE・Miltos等を含むパッケージ構成の選定およびTo-Be構成策定 会計・精算・稟議・契約・ワークフロー間の連携方針設計 経理部門・情報システム部門との調整およびドキュメンテーション対応 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
大規模グループの経理基盤を統合する上流寄りのITコンサル案件です。パッケージ選定からTo-Be設計、システム間連携方針まで一貫して関わる内容で、会計・IT両面の知見を活かしたいコンサルタントに適しています。
ITコンサルタントの案件例②SIerにおけるオファリング策定サポート
| 単価 | 90万円/月 |
|---|---|
| 期間 | 2025年11月5日〜2026年1月31日 |
| 稼働率 | 100% |
| 支援内容 | 証券会社向け金融領域ITコンサル案件でのオファリング策定支援 オファリング作成ディレクションおよびエンドクライアントとの折衝 顧客向け資料作成(Excel・PowerPoint)と仕様調整など上流工程支援 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
金融領域での提案型コンサルティングに関わる案件です。証券会社向けのオファリング策定や資料作成、仕様調整など、上流工程を中心に経験を積みたいITコンサルタントに適した内容といえます。
ITコンサルタントの案件例③公共企業向けインフラ課題整理
| 単価 | ~125万円/月 |
|---|---|
| 期間 | 2025年12月1日〜 |
| 稼働率 | 100% |
| 支援内容 | 公共企業向けワークフロー基盤のインフラ課題整理支援 WF基盤に関するインフラ課題の抽出・整理と非機能要件の整理 解決策検討とロードマップ策定 関係者との調整および関連ドキュメントの作成 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
公共企業のワークフロー基盤を対象に、インフラ観点での課題整理とロードマップ策定を行うコンサル案件です。非機能要件の整理や関係者調整が中心となるため、インフラ領域での上流経験を活かしたい方に向いています。
フリーランスITコンサルタントの将来性

国内企業ではDXの取組が広がっていますが、依然として「部分最適」にとどまる傾向が強いと、IPAの『DX動向2025』は指摘しています※1。米国やドイツでは全体最適を目指したDXが進む一方、日本では業務効率化中心の取組に偏りが見られる状況です。その背景には、IT人材の慢性的な不足があると考えられます。
厚生労働省の「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」では、2030年までに最大80万人の人材が不足する※2」と推計されており、特に高度なスキルを持つ人材への需要が高まっている状況です。こうした環境下では、DX推進やデータ活用を担えるフリーランスのITコンサルタントが重要な存在となるでしょう。
ITコンサルタントのフリーランスにおすすめのエージェント

ITコンサルタントがフリーランスとして案件を獲得する際におすすめのエージェントを紹介します。
ハイパフォコンサル

- フリーランス向けコンサル案件に特化したエージェントサービス
- 一部上場企業・外資系企業などの高単価・非公開案件を多数保有
- 30〜40代のフリーランスコンサルが中心に活躍
ハイパフォコンサルは、フリーランスコンサルタント専門のエージェントです。戦略系プロジェクトやPM/PMO、ITコンサル、SAP、マーケティング、DX支援など、上流寄りの案件を幅広く取り扱っています。一部上場企業や外資系企業からの直請け案件も多く、個人の人脈だけでは出会いにくい高単価プロジェクトに参画しやすい点が強みといえるでしょう。
サイトには掲載されない非公開案件も多数あり、スキルや志向に合わせたマッチングが期待できます。アサイン後も専任コンサルタントがフォローを行い、稼働状況のヒアリングや次案件の相談など、長期的なキャリア形成を支援する体制が整っている点が安心できるポイントです。
ITコンサルタントとして報酬水準を上げたい方や、より上流のポジション・大規模プロジェクトにチャレンジしたい方にとって、心強いパートナーとなるエージェントといえるはずです。
| ハイパフォコンサルの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | INTLOOP株式会社 |
| 公式サイト | https://www.high-performer.jp/consultant/ |
| 公開案件数 | 8,257件(2025年12月23日現在) |
| 主な職種 | PM・PMO、IT・戦略コンサルタント 他 |
関連記事>>ハイパフォコンサルの評判・口コミ
デジタル人材バンク

- 戦略・ITコンサル向け高単価デジタル案件に特化
- 平均人月単価201万円※・DX/上流工程の案件が中心
- コンサル出身者が独立・キャリアを伴走サポート
デジタル人材バンクは、戦略・ITコンサルタント向けの高単価デジタル案件に特化したマッチングサービスです。人月単価は平均201万円、最高350万円※クラスの案件も扱っており、DX戦略や業務改革、PMO、基幹システム導入支援など上流工程のプロジェクトが中心となっています。
大手企業の直請け案件やリモートワーク可能な案件も多く、専門性を活かしつつ柔軟な働き方を目指したいフリーランスに向いたサービスといえるでしょう。運営元のクラウド人材バンクにはコンサルファーム出身者が在籍しており、これまでの経験や希望の働き方を丁寧にヒアリングしてくれます。
案件の紹介だけでなく、独立のタイミングや中長期のキャリア設計、将来的な起業やお金の相談にも応じてくれるため、高単価案件と長期的なキャリア支援の両方を重視したいITコンサルタントにとって心強い選択肢となるはずです。
参照元
※デジタル人材バンク(2024年11月時点/税抜)
| デジタル人材バンクの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社クラウド人材バンク |
| 公式サイト | https://consultant.digital.hr-bank.co.jp |
| 公開案件数 | 非公開(2025年12月23日現在) |
| 主な職種 | 戦略コンサル、ITコンサル |
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ProConnect(プロコネクト)

- 戦略・業務・ITコンサル向けフリーランス案件紹介サービス
- 平均単価170万円前後※のハイクラス案件が中心
- 報酬支払い最短9営業日※で資金繰りの不安を軽減
プロコネクトは、戦略・業務・IT領域に特化したフリーランスコンサルタント向けの案件紹介サービスです。平均単価170万円前後※のハイクラス案件や、上場企業・大手企業の直請けによるDX推進プロジェクトなど、上流工程を担う案件を中心に扱っています。
稼働率や出社頻度の幅も比較的広く、フルリモートや低稼働で参画できる案件も見込めるため、働き方を調整しながら高収入を目指したい方に向いたサービスといえるでしょう。案件紹介にあたっては、書類審査や面談を通じてスキルセットや志向性を細かく把握したうえで、条件に合うプロジェクトをピンポイントで提案してくれます。
キャリアや単価の相談、独立タイミングの検討などにも対応しており、フリーランス経験が浅いコンサルタントでも、不明点を確認しながら案件選びを進めやすい環境です。高単価かつ上流寄りの案件を軸にしながら、自分のペースに合った働き方を実現したいITコンサルタントにとって、有力な選択肢になり得るサービスといえます。
参照元
| ProConnect(プロコネクト)の基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社WorkX |
| 公式サイト | https://pro-connect.jp/ |
| 公開案件数 | 282件(2025年12月23日現在) |
| 主な職種 | 戦略コンサル、業務コンサル、ITコンサル |
レバテックフリーランス

- IT・Web系フリーランスエンジニア向け案件が豊富
- PM・PMOなどITコンサル寄りポジションも一部紹介
- 単価交渉や参画後フォローまで専任担当がサポート
レバテックフリーランスは、IT・Web系のフリーランスエンジニアを対象としたエージェントサービスです。ITエンジニア向けの常駐案件が中心ですが、PM・PMOなどITコンサル寄りのポジションも扱っており、開発経験を生かしながら上流工程へのシフトを目指せます。企業と直接取引している案件も多く、マージンを抑えつつ高水準の報酬を狙える点も魅力でしょう。
案件提案から商談調整、条件・単価交渉、契約手続きまで専任コーディネーターが一貫して支援します。参画後も定期的なフォローを通じて現場の悩みや次の案件について相談できるため、長期的なキャリア形成を考える方も安心でしょう。
特に「エンジニアからITコンサル寄りへステップアップしたい」「高単価かつ継続的に案件を受けたい」といったニーズを持つフリーランスに適したエージェントといえます。
| レバテックフリーランスの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | レバテック株式会社 |
| 公式サイト | https://freelance.levtech.jp/ |
| 公開案件数 | 112,094件(2025年12月23日現在) |
| 主な職種 | ITコンサルタント、SE、プログラマー、エンジニア、 ゲームクリエイター、デザイナー、企画・マーケター |
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エンベスト

- IT系と機電系の両方に対応したフリーランスエージェント
- 上流〜下流まで幅広い工程・ポジションの案件を保有
- フリーランス案件紹介とあわせて正社員転職など将来のキャリア相談も可能
エンベストは、ITエンジニアと機電エンジニア向けのフリーランスエージェントサービスです。IT系の開発案件から機械設計・回路設計などのハードウェア案件まで、幅広い技術領域を一社でカバーしている点が強みとなります。
上流工程のコンサル・PMから実装・評価フェーズまで多様なポジションを扱っており、自分のスキルや志向に合った案件を選びやすいことが魅力といえるでしょう。また、案件紹介に加えて「フリーランス継続」「正社員転職」「まずはフリーランスで様子を見てから社員へ」といった複数のキャリアパスも提案してくれます。
業界大手のBREXA Techグループが運営しており、全国拠点と豊富な取引企業を背景に安定した案件供給が期待できるエージェントです。フリーランスとして収入や働き方の幅を広げつつ、将来のキャリアも併せて相談したい方にとって心強い選択肢といえます。
| エンベストの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社BREXA Technology |
| 公式サイト | https://enbest.jp/ |
| 公開案件数 | 非公開(2025年12月23日現在) |
| 主な職種 | エンジニア、コンサル、PM・PMO、 データサイエンティスト、デザイナー等 |
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ITコンサルタントのフリーランスに関する疑問

ITコンサルタントのフリーランスに関する質問に回答します。
IT系で1番稼げる職業は?
IT分野の中でも、高い年収水準にあるのは「ITコンサルタント」「DXプロデューサー」「プロジェクトマネージャ(IT)」などの上流職種です。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」のデータによると、これらの年収目安はすべて752万円※1となっています。
企画立案や全体設計を担う職種は、企業のDX推進や経営課題の解決に直結するため、報酬水準が高くなる傾向です。
一方で、AIエンジニアやセキュリティエキスパートなども高い水準を維持しており、平均628万円※2となっています。プログラマーやUX/UIデザイナーなどは574万円※3となっており、IT業界内でも職種によって大きな差が見られます。
参照元
※1jobtag「ITコンサルタント – 職業詳細」(2025年11月7日時点)
※1jobtag「DXプロデューサー – 職業詳細」(2025年11月7日時点)
※1jobtag「プロジェクトマネージャ(IT) – 職業詳細」(2025年11月7日時点))
※2jobtag「AIエンジニア – 職業詳細」(2025年11月7日時点)
※2jobtag「セキュリティエキスパート – 職業詳細」(2025年11月7日時点)
※3jobtag「プログラマー – 職業詳細」(2025年11月7日時点)
※3jobtag「UX/UIデザイナー – 職業詳細」(2025年11月7日時点)
ITコンサルタントはやめとけと言われる理由はなんですか?
ITコンサルタントが「やめとけ」と言われる主な理由としては、責任の重さとプレッシャーの強さが挙げられます。クライアントの経営課題やDX戦略に踏み込んで提案を行うため、成果が出なければ厳しいフィードバックにつながりやすい状況です。また、資料作成や会議が連続し、残業や休日対応が増えがちな働き方になりやすい面もあります。
さらに、IT技術だけでなく業界知識についても学び続けないと市場価値を維持しづらい側面もあるでしょう。こうした構造があるため、人によっては割に合わないと感じ「やめとけ」と評される一面もあります。一方、課題を解決して感謝されたり、成長の実感を得られたりと、やりがいを感じられる仕事であるのも事実です。
ITコンサルタントのフリーランスまとめ

ITコンサルタントがフリーランスとして働くことは、高い専門性を武器に収入や働き方の自由度を広げられる選択肢です。一方で、案件獲得や自己管理、信用力の確保など、会社員時代とは異なるリスクへの備えも欠かせません。
意識的に準備を重ねることができれば、自分らしいキャリアを設計しやすくなるでしょう。自身の志向やライフプランと照らし合わせながら現実的な独立プランを描いていくことが、長く活躍するための鍵となります。
フリーコンサル向けおすすめ案件紹介サービス5選
| サービス名 | 特徴 |
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業界最大級の案件数!報酬180万円を超える案件が500件以上。 フルリモートや稼働率が低い案件など、豊富な案件を保有。多様な経歴のコンサルタントを積極採用 |
プロコネクト |
新規案件多数!戦略・業務・IT領域で毎月300件以上の案件を取り扱い |
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案件掲載数9,300件以上!プライム案件多数だから月額200万円以上の高額案件もあり! 独自のネットワークを通じ他社にオープンになっていない案件を最短1週間で参画可能 |
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平均単価193万円!DX・デジタル案件に特化。 コンサルファーム・大手SIer・大手ソフトウェア会社出身者におすすめ |
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ITコンサルやPMO案件を多数保有!案件終了1,2ヶ月前から次の参画先選定をサポート 大手事業会社やコンサルティングファーム、SIerから直接依頼された、商流が浅く高単価の案件を多く保有。 |




