働き方が多様化した昨今において、副業をしてみたいという考えを持っている人もいるのではないでしょうか。
高収入でも知られるコンサルタントの仕事を副業でもできれば、土日や週数日などで大幅な収入アップが見込めます。一方で、コンサル副業の始め方や案件の獲得方法がわからないという方も多いでしょう。
この記事では、コンサルの副業におすすめの案件サイトを紹介しています。コンサルタントの副業を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーコンサル向けおすすめ案件紹介サービス5選
サービス名 | 特徴 |
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業界最大級の案件数!報酬180万円を超える案件が500件以上。 フルリモートや稼働率が低い案件など、豊富な案件を保有。多様な経歴のコンサルタントを積極採用 |
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新規案件多数!戦略・業務・IT領域で毎月300件以上の案件を取り扱い |
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案件掲載数9,300件以上!プライム案件多数だから月額200万円以上の高額案件もあり! 独自のネットワークを通じ他社にオープンになっていない案件を最短1週間で参画可能 |
平均単価193万円!DX・デジタル案件に特化。 コンサルファーム・大手SIer・大手ソフトウェア会社出身者におすすめ |
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ITコンサルやPMO案件を多数保有!案件終了1,2ヶ月前から次の参画先選定をサポート 大手事業会社やコンサルティングファーム、SIerから直接依頼された、商流が浅く高単価の案件を多く保有。 |
関連記事>>フリーコンサルにおすすめの案件紹介サービス
コンサルタントは副業でもできる
「そもそもコンサルタントの仕事は副業でもできるの?」という疑問を感じている人もいるかもしれませんが、結論からいうとコンサルタントは副業でもできます。
企業が抱える課題の分析や解決策の提案はもちろん、世の中の情勢に合わせた調査や施策の実行をスピード感を持って実行できることは、利用する企業にとって大きなメリットです。
また、コンサルタントは市場の動向や最新の知見を有していることをはじめ、専門的な知識から的確な提案を行える存在です。こうした人材は非常に市場価値が高く、スポットや短期間でも働いて欲しいという需要があるため、コンサルタント向けの副業案件は豊富にあります。
副業を行う際、トラブルを回避するために本業の就業規則の確認や、クライアント選びには注意するようにしましょう。
コンサルタント副業におすすめ案件獲得サイト
副業コンサルタントが案件を獲得するには、エージェントサイトなどを活用するのがおすすめです。
ここでは、副業コンサルタントが案件を獲得するためにおすすめの案件獲得サイトを紹介しています。
ハイパフォコンサル

引用元:ハイパフォコンサル
- 高待遇・高単価案件が豊富(上場企業・非公開案件多数)
- 支払いサイトは業界最速水準の翌月15日
- 創業20年以上、登録者数4.8万人以上の信頼と実績
ハイパフォコンサルは、上場企業や大手事業会社との直接取引による高単価・好条件の案件を多数保有する老舗エージェントです。
案件の多くは非公開であり、一般には出回らない戦略・業務改善・PMOなどの上流フェーズに特化したプロジェクトに参画できるチャンスがあります。また、支払いサイトは「月末締・翌月15日払い」という業界でも屈指の早さで、フリーランスとしての資金繰りの悩みを軽減します。
加えて、創業20年以上の実績に加え、登録者は4.8万人以上と信頼性も抜群。コンサルタント出身者による運営体制が敷かれているため、実務理解のあるアドバイザーからの適切なサポートを受けられる点も心強いです。
報酬・信頼・実績を兼ね備えた環境で、副業から本格的な独立まで幅広く対応できるサービスです。
運営会社 | INTLOOP株式会社 |
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公式サイト | https://www.high-performer.jp/consultant/ |
公開求人数 | 8,193件(2025年6月26日現在) |
主な求人職種 | PM・PMO、IT関連、SAP、戦略系、その他 |
ProConnect(プロコネクト)
- 平均単価170万円のハイクラス案件
- 業界最速水準の「9営業日払い」
- 書類審査通過者限定のスクリーニング制
ProConnect(プロコネクト)は、戦略・業務改革・IT・新規事業支援など、ハイクラス向けのフリーランス案件を専門に取り扱うマッチングサービスです。
登録時にスクリーニング審査を通過したハイレベルなプロ人材のみが案件紹介の対象となるため、質の高いクライアントと出会える環境が整っています。
特に報酬水準の高さが魅力で、平均単価170万円、人月180万円以上の案件も珍しくありません。さらに、報酬の支払いは業界トップクラスの「9営業日後」とスピーディーで、資金面の不安を抱えずに活動できるのも大きな強みです。
マッチングは希望に合わせた完全非公開制で、企業との面談前にも詳細情報の確認が可能。スピード感ある紹介体制と、エージェントの丁寧なヒアリングにより、即戦力として安心して副業や複業に取り組みたい方に最適な選択肢です。
運営会社 | 株式会社WorkX |
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公式サイト | https://pro-connect.jp/ |
公開求人数 | 262件(2025年6月26日現在) |
主な求人職種 | IT、PMO、戦略、業務改善、その他 |
デジタル人材バンク

引用元:デジタル人材バンク
- 平均単価201万円、最高350万円の高額報酬
- 上場企業案件が7割、DXテーマが中心
- コンサル出身の担当者による手厚いサポート
デジタル人材バンクは、IT・デジタル領域に特化したフリーランス向けマッチングサービスで、戦略構想からDX実行支援・システム導入・プロジェクト推進まで、実働ベースの上流案件が充実しています。
平均月額単価は201万円、最高350万円と報酬水準が非常に高く、特に上場企業からの案件比率が7割以上と安定感があります。リモート可能な案件も多く、副業や兼業として無理なく稼働できる点も特長です。
また、PwC出身の代表をはじめ、現場経験を持つ担当者が在籍しており、案件の紹介から交渉、稼働後のフォローまで、実務に即したサポート体制が整っています。
戦略コンサル・ITコンサル・PMOなど、デジタル関連業務に強みを持つフリーランスにとって、キャリアと報酬の両立を図れる優良エージェントです。
運営会社 | 株式会社クラウド人材バンク |
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公式サイト | https://consultant.digital.hr-bank.co.jp |
公開求人数 | 262件(2025年6月26日現在) |
主な求人職種 | IT、PMO、戦略、業務改善、その他 |
フリーコンサルタント.jp

引用元:フリーコンサルタント.jp
- 国内最大級のプロ人材向け案件紹介サービス
- 専門コーディネーターによる高精度マッチング
- 稼働中・稼働後のサポート体制が充実
フリーコンサルタント.jpは、業務委託・フリーランスのプロフェッショナル人材向けに特化した、国内最大級の案件紹介サービスです。
1,000社以上の取引実績を誇り、大手企業からベンチャー・スタートアップまで、幅広いクライアントとのネットワークを保有。新規事業・DX・戦略系を中心に、リモート案件や副業可能な案件、海外出張ありなど、柔軟な働き方を選べる案件が豊富に揃っています。
登録者数は23,500名以上にのぼり、専門コーディネーターがスキルと希望にマッチする案件をスピーディーに紹介してくれるのも特長。さらに、参画中は担当者がクライアントとの間に立ち、環境調整やトラブル対応も実施。案件終了後もフィードバックをもとに次回の案件提案を受けられるため、継続的にキャリアアップを図ることができます。
高単価案件を狙いたい方や、継続して稼働したい方にとって信頼できるエージェントです。
運営会社 | 株式会社みらいワークス |
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公式サイト | https://freeconsultant.jp/ |
公開求人数 | 5,936件(2025年6月26日現在) |
主な求人職種 | IT、戦略コンサル、PMO その他 |
プロフェッショナルハブ

引用元:プロフェッショナルハブ
- 商流が浅い高単価案件を多数保有
- 地方・副業・スポット案件など多様な選択肢
- 案件紹介からキャリアアップ支援まで長期伴走
プロフェッショナルハブは、戦略立案・業務改善・IT推進・PMOなど、企業の中核領域におけるフリーランス案件を豊富に扱うマッチングサービスです。
クライアントの多くは大手企業・SIer・外資ファームといった上流レイヤーであり、直請け・一次請けの商流が浅い案件が多いため、報酬水準が高く、交渉の自由度も高いのが特長です。副業・スポット・低稼働など多様な案件も揃っており、地方在住の方や短期集中で取り組みたい方にもおすすめといえるでしょう。
さらに、コンサルタント経験を持つエージェントが担当につくため、希望や不安を汲んだ提案が受けやすく、初回面談から短期間で参画に至るケースも少なくありません。稼働中は定期的なフォローやフィードバックも実施されるほか、案件終了後も次の参画先選定まで継続的に支援が受けられます。
キャリア成長を伴う副業・複業を望む方にとって、信頼性の高いエージェントです。
運営会社 | 株式会社エル・ティー・エス リンク |
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公式サイト | https://professional-hub.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2025年6月26日現在) |
主な求人職種 | PM/PMO、IT関連、その他 |
コンサルデータバンク

引用元:コンサルデータバンク
- 完全無料で仲介手数料ゼロ
- クライアントとの直接契約が可能
- スポット~転職案件まで幅広く掲載
コンサルデータバンクは、1時間単位の業務支援からフルコミットのプロジェクト、さらには正社員転職まで、あらゆる働き方に対応したコンサル特化型プラットフォームです。
最大の特長は「仲介手数料ゼロ」で、登録者はクライアントと直接契約を結ぶことができ、報酬交渉の自由度も高く、フリーランスとしての裁量を確保しやすい点にあります。利用は完全無料で、匿名・非公開でも活動可能なため、現在会社に在籍中の方でも副業を始めやすい設計です。
掲載案件には戦略・業務改善・デジタル支援などの上流案件が多く、スポットコンサルから継続契約への切り替えも柔軟に対応。プラットフォーム上で希望条件を登録しておくだけで、クライアントからの打診が届く仕組みも整っており、能動的に営業しなくてもチャンスが広がります。
自分のペースで副業・独立を進めたい方に適した自由度の高いサービスです。
運営会社 | KICK ZA ISSUE 株式会社 |
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公式サイト | https://consul-data-bank.com/ |
公開求人数 | 非公開(2025年6月26日現在) |
主な求人職種 | 戦略・IT・会計・マーケティング等 |
副業コンサルタントの始め方
副業コンサルタントで働く際、どのようにして始めれば良いのでしょうか。
ここでは、副業コンサルタントの始め方について解説していきます。
勤務先の副業規定を確認する
副業を始める前に確認すべきは、「会社の副業ルール」です。
多くの企業では、副業を認めているかどうか、認める条件、申請手続きなどが「就業規則」に明記されています。副業OKという会社も増えてきていますが、許可制や申請書の提出が必要といったケースも少なくありません。
また、勤務時間外の活動であっても、業務に支障が出ると判断された場合や、競合企業での副業はNGとされることもあります。トラブルを避けるためにも、必ず会社の規定を確認し、不明点があれば人事部門などに相談しましょう。
副業コンサルは知見を武器にする仕事だからこそ、本業とのバランスや会社との信頼関係がとても大切です。後々問題にならないよう、スタート前に確認を徹底することが成功の第一歩といえるでしょう。
自分のスキルと合う副業案件があるかチェック
副業コンサルタントを始めるにあたり、まずはどのような案件があるのかチェックしましょう。
副業案件のチェックでは、希望する働き方ができる案件があるか探すのはもちろん、自分のスキルや経験でも参画できる案件があるのかを確認することがポイントです。
これは、副業を始めようとしてもスキルや経験が不足していては、案件を獲得することが困難であるためです。
自身のスキルや実績が不足していると感じたら、会社員として経験を積み直すか、不足しているスキルや実績が積める案件へ参画するなど、段階を踏むようにすると良いでしょう。
必要に応じて開業届を提出する
副業で年間の副業所得(経費を差し引いた金額)が20万円を超える場合、確定申告が必要です。※1
より本格的に活動していく予定があるなら、税務署へ「個人事業の開業届」を提出しておくとよいでしょう。開業届を出すことで「個人事業主」として活動できるようになり、青色申告を選択すれば、最大65万円の控除を受けることも可能です。※2 これは節税面でも大きなメリットがあります。
また、開業届を出しておくことで、名刺や請求書に「屋号」を記載できたり、事業用口座の開設がしやすくなるといった実務上の利点もあります。「まだ始めたばかりだし様子見したい」という場合は焦る必要はありませんが、継続的に案件をこなしていく見込みがあるなら、早めの準備が安心です。
案件獲得の準備を行う
副業コンサルタントとして働けるよう、案件獲得に向けた準備を行います。副業案件は、たとえば、以下のような方法で獲得可能です。
- クラウドソーシングや副業サイトに登録する
- エージェントへ登録する
- 直接営業活動を行う
案件をチェックするのとあわせて、クラウドソーシングや副業サイト、エージェントへの登録を行いましょう。需要の高いスキルや実績が確認できるほか、自分のタイミングで案件探しができます。複数のサイトに登録することで確認できる案件数が増えるため、気になる案件を取り扱っているものがあれば積極的に登録していくのがおすすめです。金銭的なリスクや登録数の制限はないため、積極的に利用していきましょう。
また、前職や現職、友人・知人などの人脈を活かして案件獲得をするのも方法のひとつです。クライアントになり得る企業に対し直接営業活動を行うこともできます。
案件に応募して副業を始める
準備が整ったら、実際の案件に応募してみましょう。
応募の際は、自分が提供できる価値を具体的に伝えることが大切です。「自分の経験をこう活かして、御社の課題解決に貢献できます」といった形で、相手のニーズに合わせた提案を心がけましょう。
最初から理想的な案件に出会えるとは限りませんが、まずは小さな案件や短期プロジェクトから始めることで、実績を積むことができます。一つひとつ丁寧に対応することで信頼を得られ、継続的な依頼や紹介にもつながっていきます。
また、初めての案件では、報酬額だけでなく「業務範囲」「契約形態」などをしっかり確認しましょう。本業と両立しながら、自分のペースで副業コンサルとしてのキャリアを広げていくことがポイントです。
コンサルタントの副業の種類
コンサルタントを副業で行う場合、本業との兼ね合いから週5日のフルタイムで働くことは難しいです。それでは、コンサルタントを副業で行うためにはどのような形態で働けば良いのでしょうか。
ここでは、コンサルタントの副業の種類について解説していきます。
スポットコンサル契約
スポットコンサル契約とは、別名「時間報酬型コンサル」とも呼ばれる契約形態です。
その名の通り、時間単位で報酬が発生するため本業の隙間時間でも働きやすいのが特徴です。
たとえば「土日祝日のみ」「平日の夜2~3時間」といった働き方はもちろん、1回1時間の電話のみといった働き方もできるため、フレキシブルに活動できます。
案件の種類も多岐に渡り、リモートで参画できるものもあることから、場所を選ばずに働くことができるのも魅力です。
関連記事>>スポットコンサルはバレる?
固定報酬型コンサル
固定報酬型コンサルは、その名の通り1つの案件に対し固定の報酬が支払われる契約の働き方です。
報酬は高い傾向にありますが、参画したプロジェクトや依頼を完遂するまで続くことが多く、長期的に続くものも多いのが特徴です。また、求められるスキルや知識においても、高度かつ専門的になる傾向にあります。
しかし、スポットコンサル契約とは違い時間的な拘束はないため、クライアントからの要求を達成できれば短時間で高額な報酬を得ることも可能です。
スキルや知識を持ち、依頼を達成する自信がある人にとっては、コストパフォーマンスが良い働き方であるといえるでしょう。
コンサルタントの副業案件例
コンサルタントの副業にはどのような案件があるのでしょうか。
ここでは、コンサルタントの職種や支援領域ごとに副業案件例を紹介していきます。
副業案件例1:経営コンサルタント
案件①:経営コンサルタント | |
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業務内容 | 大手製造業における成長戦略支援 |
募集要項 |
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月額単価 | ~185万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
副業案件例2:ITコンサルタント
案件②:ITコンサルタント | |
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業務内容 | 自動車向け社会システムPF開発部の全体PMO |
募集要項 |
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月額単価 | 180~220万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
副業案件例3:組織人事コンサルタント
案件③:組織人事コンサルタント | |
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業務内容 | 事業会社のIPOおよびM&A進行における人事労務デューデリジェンスの実行支援 |
募集要項 |
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月額単価 | ~160万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
副業案件例4:Webコンサルタント
案件④:Webコンサルタント | |
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業務内容 | 某大手小売業のEC事業コンサルティング・ EC事業再構築も視野に入れた事業計画の作成 など |
募集要項 |
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月額単価 | ~160万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
副業案件例5:医療コンサルタント
案件⑤:医療コンサルタント | |
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業務内容 | 歯科専門機器/空気清浄機の市場調査(市場規模/競合分析など)/ マーケティング戦略/戦術立案 |
募集要項 |
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月額単価 | ~160万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
副業コンサルタントのメリット
本業でも高収入を目指せるコンサルタントですが、副業で働くにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、副業コンサルタントの主なメリットを解説していきます。
副業コンサルタントとして収入が得られる
コンサルタントの場合、副業であっても高単価案件が多いのが特徴です。
たとえば、ハイパフォコンサルに掲載されているある案件を例に挙げると、100%稼働時の報酬が~150万円/月となっています。※ ただし、この案件は稼働率が20-40%で、週一日である20%として計算すると30万円です。副業案件を探す場合は、このような低稼働率の仕事を選ぶケースが多いでしょう。仮にこの30万円の案件に1年間参画すれば、単純計算で年収は約360万円増加します。(150万円×12ヶ月=1,800万円の20%)
これに本業の収入を合わせれば、高所得を目指すことが可能です。
人脈を広げられる
副業の場合、自分自身で参画する案件を選択できるため、興味がある分野や業界の案件を獲得できれば人脈形成にも役立ちます。
会社員を本業としている場合、仕事を通じて知り合えるのは所属企業の看板を背負っているうえに、アサインされたプロジェクトとなるため選択の自由度が低いです。
副業で自由度が高い働き方をしていると、経営者や優秀な人材と出会えるチャンスも増えるため、将来のキャリア形成にも役立てられるといえるでしょう。
実務経験を積める
自身で案件選択ができる副業コンサルタントは、実務経験を積みやすいメリットもあります。
求人・案件情報を見てわかるように、実務経験の有無は非常に重要な要素です。
副業コンサルタントとして働くことは、現在保有しているスキルや知識の専門性を深めることができることはもちろん、新たな分野での経験を積めば、自身の将来のキャリア形成において選択肢を増やすことにも繋げられることでしょう。
副業コンサルタントから起業の可能性が広がる
副業コンサルタントを目指す方のなかには、将来的に起業を検討している方もいるでしょう。
一方で、起業にはリスクが伴うため中々足が踏み出せない方も多いはずです。
コンサルタントとしてやっていくための自信や実績が欲しいのであれば、副業コンサルタントはおすすめです。副業コンサルタントで多くの案件をこなし、独立してもやっていけると確信が持てれば、起業に踏み出せばよいのです。
反対に、副業コンサルタントとして思うような結果が出ない場合には、起業はまだ待った方がよいでしょう。仮に思うような結果が出ない場合でも副業であるため、大きなリスクにはなりません。
専門知識を活かせる
本業の専門知識を副業でも有効活用できるのが、副業としてコンサルタントをするメリットの一つです。
クライアントは、自社にない知識や知見によって課題を解決したいと考えています。そのため、より専門的な知識を持つ人材は、副業コンサルとしても活躍できるのです。
一方で、専門外の副業に挑戦することは知見を広げるうえでは有効ですが、本業の知識を活かせないケースもあります。そのため、最初から安定的に収入を増やすのは難しいかもしれません。
このように、副業コンサルでは本業で得たノウハウや経験を活かせるため、効率的に副収入を得る方法としても優秀といえるでしょう。
副業コンサルタントのデメリット
収入アップや人脈形成、実務経験が積めるなどのメリットがある一方で、副業コンサルタントにはデメリットも存在します。
ここでは、副業コンサルタントとして働く際のデメリットについて解説していきます。
自分の時間が減る
副業コンサルタントに限ったことではありませんが、副業をするということは本業以外でも働くことになるため、自分の時間が減ります。
そのため、土日祝日や平日の夜間などで趣味や遊びに時間を使いたい人にとってはデメリットに感じることでしょう。
また、副業では自身の頑張りがダイレクトに収入へ反映されるため、つい案件を詰め込み過ぎてしまう人も少なくありません。当然、その分の稼働時間が増えるため休むことができず、体調を崩してしまうおそれもあります。
自己管理ができない人は、副業コンサルタントで働くのは難しいといえるでしょう。
本業とのバランスや責任
先に触れた体調管理のほかに、利益相反をはじめとする本業とのバランスを取らなければならないことも、副業コンサルタントのデメリットに挙げられます。
所属企業の取引先や業界での立ち位置などにも気を配らなければならないため、心的な負担も大きくなります。また、自宅以外で仕事を行う際にはセキュリティ対策も十分に行わなければなりません。
コンサルタントの仕事は企業の経営層と関わる内容も多く、機密情報の取り扱いを誤れば重大な事故へと発展してしまいます。
副業は、会社員と違い個人で働くことになるため、所属企業という後ろ盾がありません。事故やトラブルの内容によっては、損害賠償を請求される可能性もあるため、細心の注意を払うようにしましょう。
業務以外の作業も発生する
副業で働く場合、年収が20万円を超えた場合には確定申告をしなければなりません。
会社員の場合、年末調整を行うことで所属企業が代理で行ってくれますが、副業では自身で行わなければならないためデメリットに感じることもあるでしょう。
また、案件獲得のために営業活動やブログ・SNS開設といったコンサルタント以外の業務も発生します。
コンサルタントの仕事以外はしたくないと考えている人には、副業は向いていないといえるでしょう。
副業でコンサルタントをする際の注意点
ここでは、副業でコンサルタントをする際の注意点について解説していきます。
体調管理
副業は、自身の頑張りがダイレクトに収入へ反映されるため、高いモチベーションを持って働くことができます。
その反面、案件を詰め込み過ぎてしまうと、休む時間を確保することができず、体調を崩してしまう危険性もあります。
体調を崩せば本業にも支障が出てしまうため、スケジュールや体調など自己管理には十分注意するようにしましょう。
確定申告をする
副業では年収20万円を超える場合、確定申告をしなければなりません。
月間単価が高いコンサルタントの副業では、ほとんどの場合で確定申告が必要となるといっても過言ではありません。こちらを怠ると、後から追加で税金を支払う必要があるため、期日を含め注意しましょう。
また、節税対策をすることで得することも多いため、税関連の知識も身に付けることをおすすめします。
関連記事>>フリーコンサルの税金について解説
アウトプットの品質を意識する
副業コンサルタントとして仕事に取り組む場合、本業の場合と比較して言語または文章でのアウトプットが必要な場面が増えるでしょう。なぜなら、本業では事務的な処理や資料作成をサポートしてもらえるケースが多くても、副業ではすべて自分で行わなければならないためです。
そのうえ、アウトプットの品質が低いとクライアントからの信頼が得られない可能性もあります。つまり、資料の完成度によっても自身の評価が左右されてしまうということです。
企業からの評価を得て長期的に活動するためにも、資料等のアウトプットには一定の労力をかけ品質にこだわるとよいでしょう。
情報の取り扱いに注意する
副業でコンサルタント業務を請け負う場合は、企業の機密情報やノウハウ等の情報漏洩に細心の注意を払いましょう。
守秘義務を守るのはもちろんのこと、思わぬ形で情報を漏らさないようにする対策が必要です。たとえば、リモートワークでの案件を受ける場合は、作業場所のセキュリティによって情報漏洩が発生してしまうケースもあります。フリーWi-Fiが提供されているカフェもありますが、セキュリティが脆弱な可能性もあるため注意しましょう。
仮にクライアントの機密情報を漏らしてしまった場合、懲戒処分や損害賠償のおそれもあります。取り返しのつかないトラブルに発展させないためにも、普段から情報の取り扱いには十分に注意するべきです。
副業フリーコンサルタントについての疑問・Q&A
ここでは、コンサルタントの副業でよくある疑問についてQ&A形式で解説していきます。
外資コンサルで副業を禁止していないところは?
外資コンサルで副業を禁止していない企業の例としては、以下が挙げられます。
- A.T. カーニー株式会社:副業制度について、社員紹介にて触れられている※1
- アクセンチュア:副業・兼業は原則禁止なものの、個別審査のうえ承認※2
- アビームコンサルティング:副業には事前許可が必要(対象クラス以上に限る)※3
また、外資コンサルに限らず、副業OKとしている企業であっても、自社と競合する企業での副業は禁止としていることは多々あります。そのため、副業を行おうとする際には必ず就業規則の確認を行いましょう。
未経験でも副業コンサルはできる?
未経験であっても副業コンサルにチャレンジすることは可能です。
目指すコンサルの種類にもよりますが、これまでの業務経験に基づいて課題解決をする能力があれば、コンサルとしての業務も行えるからです。
同じコンサル未経験であっても、まったく実務経験がない領域への挑戦は案件獲得も難しくなるため注意しましょう。
土日のみ稼働でも副業コンサルタントは可能?
土日のみの稼働であっても副業コンサルタントで働くことは可能です。
ただし、こうした稼働時間が少ない案件の人気は高いため、獲得が難しいこともあります。
その場合には、エージェントや案件サイトを複数登録して、案件の母数を増やして獲得率を高める工夫をすると良いでしょう。
副業コンサルタントの年収はどれくらい?
副業コンサルタントの年収は、一概に語ることはできません。
なぜなら、副業コンサルタントはあくまで仕事の種類や量によって報酬が異なるためです。
とはいえ、コンサルタントの月額単価が100万円以上の案件も珍しくないため、1年を通して稼働すれば、1,000万円以上も可能です。ただし、副業の場合は低稼働率になることが多いため、本業とのバランスを考えたうえでどのくらい働けるか・報酬を得られるかを計算するとよいでしょう。
サラリーマンでも副業コンサルタントは可能か?
サラリーマンでも副業コンサルタントとして働くことは、十分に可能です。
実際に働いている業界に関連するコンサルタントをおこなう場合には、クライアントからの信頼も集めやすいでしょう。
またサラリーマンとして働いている分、スキルや経験を高める機会も多い点も兼業をするメリットです。
一方でスケジュール・体調管理には気を使う必要がある点は忘れないでおきましょう。
BIG4所属でも副業コンサルは可能?
以下のようなBIG4の企業では、副業に際して申請が必要または制限がある企業が多いのですが、禁止されているわけではありません。
たとえば、PwCコンサルティングでは、終業後に副業としてスマート農業支援をおこなっている社員が紹介されています。※
各企業で対応は異なるため、必要に応じて面談時等に就業規則を確認する必要があるでしょう。
参照元
副業コンサルタントの将来性は?
副業コンサルタントの将来性は、分野によっても異なりますが高い傾向にあるでしょう。
理由は、ビジネスシーンの複雑化や急激なIT化により、実績や専門知識を持つ人材を求める企業が増えているためです。
たとえば、IT専門調査会社「IDC Japan 株式会社」は、2023年の国内デジタルビジネスにおけるコンサルティングを含む支援サービス(DBプロフェッショナルサービス市場)が前年比31.0%増の1兆3,431億円となったことを発表しています。さらに同市場は2028年には3兆円に達する見通しです。※
このような例から、急成長する分野におけるコンサルタントの将来性は高いとみられ、同時に副業としてのコンサルタントの将来性も高いと考えられます。
コンサルの副業まとめ
コンサルタントは需要が高い職種のため、副業向けの案件数が多いことはもちろん、高単価報酬のものが豊富です。また、土日のみやリモート案件もあるため、隙間時間を活かした働き方ができることも魅力的といえるでしょう。
案件獲得方法に悩んだ際には、本記事で紹介したサービスをチェックしてみてください。いずれも無料で複数登録可能のため、より多くの案件をチェックするためにも積極的に登録するのがおすすめです。
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サービス名 | 特徴 |
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