50代の転職は、若い世代と比べて厳しいイメージがあり、転職したいと思っていても行動に移すのは躊躇している方もいらっしゃるでしょう。
50代での転職は現実的に可能なのかや、50代でも利用できる転職サイト・転職エージェントはあるのか、自分に合うサイト・エージェントはどこなのか、など様々な疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、転職をお考えの50代の方向けに、おすすめの転職サイトの情報や転職サイトを利用するメリット・デメリット、50代で転職を成功させるポイント、転職がすぐ決まる人の特徴などについて詳しく解説します。
50代におすすめの転職サイトとは?
50代におすすめの転職サイトとは、ミドル・シニア向けサービスに注力していて、これまでのキャリアを生かせる求人が豊富にある転職サイトです。
転職市場においては、20代や30代向けの求人が多く、50代向けは求人数が少ないのが現実です。
若手向けの求人をメインに扱っている転職サイトは多くありますが、50代でそのようなところを選んでも良い求人はほとんど見つからないと考えられるため、ミドル世代、シニア世代向けのサービスを展開している転職サイトを選ぶことが重要です。
50代での転職は、それまでのキャリアによって、ハイクラス転職を狙いたい人、一般的な職を志望する人、フルタイムよりパートタイムを希望する人など、転職ニーズが多様です。
転職サイトは、それぞれに強みや力を入れている分野・領域がありますので、自分の希望条件に合う転職サイトをきちんと選ぶことで、質の高いサポートを受けながら転職活動を進めることができるようになります。
50代の転職におすすめの転職サイトを、以下でタイプ別にご紹介しますので、ぜひ転職サイト選びの参考にしてください。
【総合】50代におすすめの転職サイト7選
はじめに、50代におすすめの転職サイトの中から厳選してご紹介します。いずれも条件や職業を限定せず、幅広く求人情報を取り揃えている総合転職サイトです。
登録すると、求人検索・求人紹介以外にも様々なサポートが受けられますので、ぜひ登録して活用してください。
ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス転職を目指す方向けの転職サイトです。
登録には審査があり、経験・スキル等が不足しているとみなされると利用できないことがあります。万一、審査に通らなければ、この後にご紹介するリクルートエージェントなど審査がないサービスを利用しましょう。
審査に通り、登録できたら、職務経歴書を登録しておくと、それを見た採用企業からスカウト情報が届きます。採用企業はいずれも厳選された優良企業なので安心です。
登録に審査がある分、50代が即戦力となりやすい幹部クラス・管理職などのエグゼクティブ求人情報が豊富にあり、求人のおよそ3分の1以上が年収1000万円以上のハイクラス求人となっています。
また、求人情報を保有しているヘッドハンターからスカウトが来ることもあります。ヘッドハンターが非公開求人を紹介してくれたり、書類作成、面接対策、面接の日程調整、内定後の年収交渉などをサポートしてくれたりすることもあります。
転職市場における自分の市場価値を知るためにも、ぜひ登録してみることをおすすめします。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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公式サイト | https://www.bizreach.co.jp/ |
公開案件数 | 139,416件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 全職種(ハイクラス求人、ミドル層) |
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、豊富な転職支援実績を誇る総合転職サイトです。
人材・転職市場における信頼性が高いリクルートブランドのエージェントで、多数の採用企業とのパイプがあるため、求人情報が充実していますし、内定後の条件交渉にも強く、年収アップが実現する可能性もあります。
全職種を対象としていますが、エンジニア・IT転職や管理職・ハイクラス転職、外資系・グローバル転職などについては専門サイトが設けられており、これらの分野に強いことがうかがえます。
管理職、ハイクラス転職などは、50代向けの求人が特に豊富と考えられますし、その他の分野の情報も多数あるので、50代の転職に向いている転職サイトと言えます。
履歴書や職務経歴書のテンプレートや、職務経歴書を作成できる職務経歴書エディターなど色々なツールも用意されているので、転職に慣れていない方も準備が楽になるでしょう。
非公開求人が40万件以上あるため、まずは登録して求人情報を収集してみると良いでしょう。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
公開案件数 | 128,516件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 営業、販売、経営企画、マーケティング、経理・総務・人事、IT、エンジニアほか |
doda(デューダ)
doda(デューダ)は、業界最大級の求人数を誇る転職サイトで、登録すると、転職エージェントサービスと、スカウトサービスの両方を利用できます。
エージェントサービスは、業界・職種ごとに専任の担当者(キャリアアドバイザー)が求人紹介や書類添削、面談対策、キャリアカウンセリングなどのサポートを提供します。
キャリアアドバイザーは転職市場の現状に詳しいので、50代での転職で悩みがある方もぜひ相談してみてください。電話、メール、LINEなどで気軽に連絡、相談ができます。
また、自分で求人情報を検索することもできます。働き方や待遇・福利厚生などの諸条件からも検索できて便利です。
さらに、スカウトサービスに登録しておくことで、採用企業からオファーが届くようになります。
面接確約のオファーや、非公開求人のオファーが来ることもあり、待っているだけで良い求人情報が得られる可能性もありますので、チャンスを掴むためにも登録しておくことをおすすめします。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda.jp/ |
公開案件数 | 260,630件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 営業、SE、エンジニア、建築、土木、不動産、機械・電機、企画、管理ほか |
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、人材サービス大手の株式会社マイナビが運営する総合転職サイトです。
管理部門やクリエイティブ職、IT・Webエンジニア、金融業界など、様々な業界・職種ごとに専門知識を持つキャリアアドバイザーが在籍していて、登録すると、専任のキャリアアドバイザーがついて求人紹介や書類添削、面接対策などのサポートを行います。
また、リクルーティングアドバイザーという担当者が、採用企業の採用情報や現場の雰囲気などを詳しくリサーチしており、キャリアアドバイザーに情報共有しているため、求人の高いマッチングが実現でき、高い選考通過率も期待できます。
20代、30代や第二新卒など若手向けの転職支援を得意とするエージェントですが、全国の多様な求人を扱っており、50代向けの求人も多くあります。
非公開求人も相当数あるので、幅広く求人情報を収集する意味でも、ぜひ登録しておくことをおすすめします。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
公開案件数 | 68,311件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | IT、通信、機械、電機、電子、素材、経営企画、営業職、クリエイティブほか |
※マイナビのプロモーションを含みます
Type転職エージェント
Type転職エージェントは、ITや営業、ハイクラス転職の支援を得意としている転職サイトです。
後でご紹介するtype女性の転職エージェントを含め、ビジネス・キャリア支援関連の様々なサービスを手掛けています。25年に及ぶ人材紹介・転職支援実績があり、これまでに34万人以上をサポートしてきています。
クライアントサービスと呼ばれる担当者が、採用企業の人事担当者と密に連携し、情報収集にあたっていて、採用企業の社風、求める人材像なども熟知しているため、高いマッチングが実現できます。
転職者に対しては、専任のキャリアアドバイザーが面談から入社後までを一貫してサポートします。
キャリアアドバイザーの約9割が転職経験者ということもあり、転職者の立場に立った丁寧なサポートを提供していますので、50代の転職者にとっても頼もしいパートナーとなってくれるでしょう。
非公開求人もかなりあるので、興味がある方は登録して求人情報を教えてもらうことをおすすめします。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
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公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
公開案件数 | 12,398件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | IT・Web系、営業系、販売・サービス系 |
パソナキャリア
パソナキャリアは、ハイクラス転職を得意としている転職サイトです。
国内の上場企業のおよそ7割と取引があり、他社にはない独自の求人情報も多数保有しています。600~1200万円の年収が比較的高い求人情報がメインで、求人のおよそ半分は年収800万円以上のハイクラス求人です。
ハイクラス求人以外の求人も多く扱っており、一般的な転職の支援実績も多くあります。
転職市場の採用トレンドから採用企業の募集背景までを熟知している専任のコンサルタントが丁寧にサポートするので、利用者の満足度も高いエージェントです。企業情報なども教えてもらえるため、面接対策の際などにも心強いでしょう。
パソナキャリアの利用が多い年齢は30~45歳ですが、幹部職などの求人を豊富に扱っていることから、50代にも向いている求人が充実していると考えられます。
独自求人が豊富にあるため、求人情報の選択肢を広げるためにも、登録して他の転職サイトと併用することをおすすめします。
運営会社 | 株式会社パソナ |
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公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
公開案件数 | 43,630件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 全職種(ハイクラス求人) |
エンエージェント
エンエージェントは、国内人材サービス大手のエン・ジャパン株式会社が運営する総合型転職サイトです。
エン・ジャパンは、後でご紹介するハイクラス転職エージェントのエンワールド・ジャパンを含め、人材関連サービスを幅広く手掛けており、多くの採用企業との深いつながりから、他社にはない限定非公開求人を多数入手できています。
全職種の求人を取り扱っていることもあり、求職者にとって、好条件の求人の選択肢が多い魅力があります。
登録すると、専任の担当者(キャリアパートナー)がついて、求職者の強みの発掘や特性の分析などを行い、適していると思われる求人を紹介するので、マッチング率が高いことも特徴です。
50代の方も、登録して利用すれば、最適な求人を紹介してもらえるでしょう。
転職がはじめての方向けの支援にも注力しており、適性診断やキャリア面談により求職者の強みの発掘や求人紹介、書類作成や面接対策などの各種サポートを行っています。
運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
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公式サイト | https://enagent.com |
公開案件数 | 約6500件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
【条件別】50代におすすめの転職サイト
次に、50代におすすめの転職サイトを条件別にご紹介します。
50代の転職では、ハイクラス転職や外資系転職を目指したい方、未経験での転職にチャレンジしたい方など、転職のニーズが様々あり、利用すべき転職サイトも異なります。ぜひ、自分に合う転職サイトを選んでください。
50代のハイクラス転職におすすめサイト
50代の転職では、これまでのキャリア・スキルを生かしたハイクラス転職をお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
ハイクラス転職は、ポストが少なかったり、求人情報が非公開であったりするため、転職サイトの利用が不可欠です。
そこで、ここでは50代のハイクラス転職におすすめサイトをご紹介します。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、大手人材サービス会社のリクルートが運営している転職サイトです。
ハイクラス転職向けのスカウトサービスで、登録した情報を見たエージェントや企業の採用担当者からスカウト情報が届きます。
登録は、専用画面で選択肢から選んでいけば簡単にできて、その後はスカウトが来るのを待つだけなので、非常に簡単です。
また、スカウトが届いた場合は面接が確約されているので、転職活動をスピーディに進めることができます。
50代でもスカウト情報が届く可能性は十分あるので、ハイクラス転職をお考えの方は、とりあえず登録しておくべきサービスと言えるでしょう。
エージェントや企業の担当者とは、専用アプリのチャットで気軽にやり取りできます。
自分で求人を検索することもでき、良さそうな求人情報には「気になる」を押すと、そのことがエージェント・採用企業に伝わるため、スカウトが来る確率が上がる可能性があります。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp/ |
公開案件数 | 394,655件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ハイクラス、ミドル転職支援に特化した転職サイトです。
役員、部長クラス、課長クラスなどの管理職の転職、外資系企業やグローバル企業への転職、技術者や専門職の方の転職など、エグゼクティブ・管理職や専門職の転職支援を得意としていますので、50代でハイクラス転職を目指す方はぜひ登録すべき転職サイトと言えます。
運営会社が多くの企業に対するコンサルティングを行ってきた実績を背景に、採用企業の担当者との強い繋がりがあることから、優良なハイクラス転職情報を入手できています。
様々な業種・業界ごとに、その分野を専門とするコンサルタントが在籍していて、チームでサポートにあたってもらえるため、専門性の高い内容にも対応可能で、サポートの質の高さにも定評があります。
ロンドン発祥の企業で、世界中にネットワークを有していて、英語でのレジュメ作成や面接対策なども行っているので、外資系企業やグローバル日系企業への転職を目指したい方にもおすすめします。
運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
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公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
公開案件数 | 約21,000件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 管理職・エグゼクティブ・スペシャリスト人材(ハイクラス、ミドルクラス) |
doda X
doda Xは、ハイクラス転職を目指す方向けの転職サイトです。
自分で求人を検索して応募するサービスに加え、ヘッドハンターからのスカウト情報が来るサービスや採用企業から直接スカウト情報が来るサービスがあり、3種類のサービスを併用できるため、50代の方も登録することでチャンスが広がると考えられます。
求人情報はすべてハイクラス案件となっているので、ハイクラス転職を目指す方は効率よく求人を検索でき、良い求人が見つかれば自分で応募できます。
また、職務経歴書を登録すると、約7000人のヘッドハンターや採用企業からスカウトが来ることがあり、自分で検索しなくても良い求人に出会える可能性があります。
専属のキャリアアドバイザーによるキャリアカウンセリングや書類対策、面接対策なども高品質です。また、有料でのキャリアコーチングサービスもあります。
幅広い求人職種を扱っており、検索とスカウトを併用できるので、ハイクラス転職を目指したい方は、登録しておいて損がないサービスと言えるでしょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda-x.jp/ |
公開案件数 | 59,938件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | CxO、管理職、管理部門(経理、人事、総務等)、経営企画、営業、専門職ほか |
50代の外資系転職におすすめサイト
次に、50代の外資系転職におすすめの転職サイトをご紹介します。
外資系は即戦力となることが求められるため、自分のキャリアやスキルとマッチするポジション・職種の求人をきちんと選んで応募することが大切です。
外資系転職に強い、次の転職サイトを活用しながら転職活動を進めれば、的確に求人情報を入手でき、転職の成功率が高まるでしょう。
ロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズは、グローバル人材向けの転職サイトです。
イギリスに本社があり、世界の31か国にオフィスを設けています。日本法人は2000年に設立され、20年以上の支援実績を誇っています。
外資系企業や日系グローバル企業の転職支援を得意としていて、正社員はもちろん、派遣社員や契約社員の求人も扱っています。
人材紹介業務に長けたコンサルタントが多数在籍しており、クライアント企業の業界事情を熟知していることに加え、世界中に広がるネットワークを駆使してチームでグローバル人材を選定、紹介するため、質の高いマッチングが実現できます。
採用企業も大手企業や中小企業、ベンチャー企業など多様で、求人職種も多岐にわたるので、転職者の希望を叶えやすいメリットもあります。
外資系転職のエージェントを代表する大手転職サイトですので、50代の方に向いている転職情報も充実していると考えられます。
外資系転職をお考えの方はぜひ登録して利用してみてください。
運営会社 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 |
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公式サイト | https://www.robertwalters.co.jp/ |
公開案件数 | 1,657件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | IT、営業、電気・電子・機械、経理・財務、マーケティング、プロキュアメント・サプライチェーン、ジェネラルマネジメント・コンサルティング、秘書・ビジネスサポートほか |
エンワールド・ジャパン
エンワールド・ジャパンは、外資系企業や日系グローバル企業向けの転職サイトです。
国内の9割以上の外資系企業とコネクションがあり、外資系企業や日系グローバル企業の求人情報が充実しています。世界的な大企業だけではなくスタートアップ企業の求人なども扱っているので、転職者の多様なニーズに対応でき、50代の転職にも役立つ転職サイトと言えます。
英語力を生かして外資系への転職をお考えの方、ハイクラス転職を目指したい方にぜひ利用をおすすめします。
ある程度のキャリアがある方向けのハイクラス転職支援や、海外駐在員の帰国後の転職支援、外資系コンサルへの転職支援など、多様なキャリアに対してのサポート実績が豊富にありますので、キャリアパスで悩んでいる方もぜひ登録して相談してみてください。
公式サイトには、外資系企業への転職経験者へのアンケート結果や入社後の声などの記事も掲載されていて、外資系を選ぶかどうか迷っている方の参考になるでしょう。
運営会社 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
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公式サイト | https://www.enworld.com/ |
公開案件数 | 1,219件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | テクノロジー・デジタル・通信、ライフサイエンス、製造業など(外資系・日系グローバル企業) |
ランスタッド
ランスタッドは、世界最大級の人材紹介サービス企業で、外資系転職・ハイクラス転職の支援を得意としています。
1960年に設立され、現在では世界の39か国に拠点を有しています。日本進出は1999年で、25年にわたる支援実績があります。
ハイクラス向けやエンジニア向けなど正社員の転職支援に加え、派遣社員や単発・短期バイト、軽作業、在宅勤務、障がい者の転職支援など、様々な転職者のニーズに対応しています。
外資系だけではなく国内企業の求人も多くあり、地方のIターン・Uターン就職支援なども手掛けています。
ハイクラス転職・キャリアアップを目指したい方から、スキマ時間の活用のため単発バイトをお探しの方まで、幅広い層が利用可能な転職サイトで50代の方に向いている転職情報も見つかりやすいと考えられますので、興味がある方はぜひ登録してみてはいかがでしょうか。
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
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公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
公開案件数 | 8,388件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | ITコンサル・経営コンサル・戦略ITエンジニア(IT・Web・通信)、事務・管理部門、技術系(機械・電気・電子・化学)、営業ほか |
50代の未経験転職におすすめサイト
50代でも未経験転職にチャレンジしたい方は多くいらっしゃるでしょう。
ここでは、50代の未経験転職におすすめの転職サイトとして、マイナビミドルシニアをご紹介します。
マイナビミドルシニア
マイナビミドルシニアは、40代、50代、60代向けの支援に特化した転職サイトです。
ミドルシニアを積極的に採用している企業や業種の求人が豊富にあります。特に、ミドルシニアの求人が多い飲食(店長、調理、接客、食品製造・加工など)や交通誘導などの求人が充実しています。
勤務地、職種、収入面、正社員、パート・アルバイトなど、各種条件を指定して求人を検索できるので、こだわりたい条件がある方でも利用しやすいでしょう。
「50代活躍中」や「職種未経験者歓迎」など様々な条件で求人を絞ることも可能なので、ぜひ利用してみてください。
サイトには、ミドルシニアの転職に役立つ各種データや、転職成功マニュアル、職務経歴書サンプル、志望動機サンプルなども掲載されていて、50代の転職にも有効に生かせると考えられます。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://mynavi-ms.jp/ |
公開案件数 | 非公開(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | マンション管理員、施設警備、駐車場管理ほか |
※マイナビのプロモーションを含みます
50代女性の転職におすすめサイト
50代女性の転職に特におすすめの転職サイトは、type女性の転職エージェントです。
女性の転職支援実績が豊富でノウハウもあるエージェントなので、50代女性の方はぜひ登録することをおすすめします。
type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントは、女性向けの転職支援に特化した転職サイトです。
結婚、出産などのライフイベントの影響を受けやすい女性向けに転職支援サービスをスタートしてから、25年にわたる豊富な実績を誇っています。
登録すると、専任のキャリアアドバイザーがついて、対面または電話による面談後、求人を紹介してもらえます。オフィスに出向くのが難しい方は、電話での面談が可能です。
キャリアアドバイザーは、経歴やスキル、希望条件を丁寧にヒアリングし、スキル・強みの棚卸し等を行った上で、求職者に向いている求人を紹介するため、希望に沿う求人が見つかりやすく、50代でも活用しやすい転職サイトと言えます。
採用企業について詳しく把握しているので、女性が活躍しやすい職場を探している人にとって気になる、女性の管理職比率や産休・育休の取得状況、企業の雰囲気といった情報も教えてもらえます。
利用者の8割近くが年収アップも実現できています。
年収アップ、キャリアアップ、その他さまざまな希望を叶えたい女性の方は、ぜひ登録してみてください。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
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公式サイト | https://type.woman-agent.jp/ |
公開案件数 | 12,398件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | コンサル、マーケティング、エンジニア、企画営業ほか |
【職業別】50代におすすめの転職サイト
ここからは、50代におすすめの転職サイトをIT転職、コンサル転職、経理転職の職業別にご紹介します。
各転職サイトは得意としている業界・職業がありますので、自分の希望と合致する転職サイトをきちんと選んで利用してください。
50代のIT転職におすすめサイト
はじめに、50代のIT転職におすすめの転職サイトを3社ご紹介します。
IT業界は若手が多いイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、50代でもIT転職に成功する人はいます。
50代のIT転職に強い、次の転職サイトを活用すれば、成功率が高まるでしょう。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT業界、Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職サイトです。
IT業界の中でもバックエンド、フロントエンド、PM、ITコンサルタント、社内SEなど、IT専門職を詳細に把握しており、気になる点、疑問点などにも答えてもらえるため、IT業界での転職を目指したい人にとって、使い勝手の良いサービスと言えます。
職種や業界を細かく指定して求人を検索できるので、こだわりたい条件がある方でも利用しやすくなっています。
経験年数や使用言語などをもとにした年収予測機能や、経験スキル、希望条件から割り出すスキルシミュレーション機能などもあるので、転職後の年収やミスマッチが不安な方にとっても安心材料となるでしょう。
IT業界を詳しく知る専門アドバイザーがキャリアアップ面談を行い、キャリアについての助言をしてくれるほか、書類添削や面接対策、その他の各種サポートをしてくれます。
50代の方向けにも質の高いサポートが期待できますので、一人で転職活動を進めるのが不安な方は、ぜひ登録してみてください。
運営会社 | レバテック株式会社 |
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公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
公開案件数 | 30,537件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | IT・Web業界 |
マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENTは、IT・Webエンジニア向けの支援に特化している転職サイトです。
業界に特化している分、求人情報が豊富で、IT・Webエンジニア求人の中でも大手企業や外資系企業の求人情報や、高年収、リモートワーク可などの好条件の求人情報が多数あります。
転職に精通しているキャリアアドバイザーと、企業の情報に詳しいリクルーティングアドバイザーが在籍しており、その両者が連携して担当してもらえるため、50代の転職でも質の高いマッチングやサポートが期待できます。
ITエンジニアは7割以上が転職前の年収を上回るなど、利用のメリットが多い転職サイトです。
50代でIT・Web業界での転職を目指す方に、ぜひ登録をおすすめします。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
公開案件数 | 21,557件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | IT、Web業界 |
ワークポート
ワークポートは、人材紹介業で20年以上の実績を誇る転職サイトです。
IT業界の求人に強いエージェントですが、それ以外の業界も広く扱っていて、営業職、事務職、建設業界、製造業界などの求人も充実しています。
登録すると、転職コンシェルジュと呼ばれる担当者がついて、トータルサポートしてもらえますので、50代の方も活用すれば転職成功率が高められるでしょう。
ワークポートでは、長年の実績・経験から、対面での相談対応に注力しています。
このため、全国47都道府県に面談拠点を設けていて、各エリア専門の転職コンシェルジュが在籍しています。
夜の時間帯や土日祝日も対面相談に対応してもらえるので、仕事をしながら転職活動を進めたい方でも利用しやすいでしょう。
オンラインや電話等では不安な方、対面の方が話しやすい方に、利用をおすすめします。
もちろん、オンラインや電話での相談も可能ですので、そちらが好みの方もぜひご利用ください。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
公開案件数 | 108,087件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | ITコンサル、経営コンサル、戦略コンサルほか |
50代のコンサル転職におすすめサイト
50代のコンサル転職におすすめの転職サイトは、次の3社です。
いずれもコンサル業界を熟知しているエージェントで、質の高いサポートが期待できます。
MyVIsion
MyVisionは、コンサル転職に特化した転職サイトです。
コンサル業界特化型なので、在籍している担当者(エグゼクティブコンサルタント)はコンサル経験者やコンサル転職支援に長けたプロフェッショナルが揃っています。
優秀な担当者によるマッチングにより、求職者に合った求人が見つかりやすいメリットがあり、コンサル転職を目指す50代の方も希望を叶えやすいでしょう。
実際に応募する求人は担当者との話し合いで決定し、強制や押し付けなどはありません。
面接対策もかなり充実していて、MyVision独自の「面接対策資料」や「想定頻出問答集」により対策できます。
また、元コンサルタントである担当者が仮想面接官となって模擬面接を行ってくれるため、本番さながらの面接対策をすることができます。
国内のほぼすべてのコンサルファームと何らかのコネクションがあるので、希望のコンサルファームに紹介してほしい人もぜひ利用してみてください。
運営会社 | 株式会社MyVision |
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公式サイト | https://my-vision.co.jp/ |
公開案件数 | 非公開(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | コンサルファーム、シンクタンク、領域特化型ファーム |
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、コンサルタントや経営幹部候補者のキャリア支援に特化した転職サイトです。
案件数は非公開ですが、コンサルの転職支援では国内最大級を誇っていて、コンサルファーム内でのキャリアアップ、別なコンサルファームへの転職、コンサル以外への転職、フリーコンサルとなるなど、コンサルタントの様々なキャリア支援を行っています。
創業から20年以上の実績とノウハウをもとに、経験や希望に応じたキャリアプランや求人を提案しています。
50代の方も登録すれば好条件の求人を提案してもらえる可能性がありますので、コンサル転職に興味がある方は、まずは登録して相談してみることをおすすめします。
採用企業別の動向や書類作成、面接対策などのサポートも丁寧に行っているので、選考通過率も高まることが期待できます。
求人情報の約8割が非公開求人となっていることから、優良案件、独自案件も多数保有していると推測できます。
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
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公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開案件数 | 非公開(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | コンサルティング業界 |
ハイパフォキャリア
ハイパフォキャリアは、コンサル・ハイクラス転職特化型の転職サイトです。
運営会社自身もコンサルティング会社なので、コンサルタントの仕事現場やスキル、業界事情に精通していて、転職希望者に最適な求人情報・キャリアプランを紹介可能です。
これまで20年以上にわたり、43000件以上の支援実績を積み重ねてきており、多くのコンサルファームや関連企業等とのコネクションをもとに、優良な求人情報を入手しています。
在籍しているアドバイザーは、採用企業の内情、現場のことまで熟知しているので、採用企業が必要としている人材を的確に紹介でき、ミスマッチが少ないのも特徴です。
事業会社の役員など、50代が活躍できるハイクラス求人も充実しているので、年収アップやキャリアアップを目指したい50代の方にもおすすめです。
運営会社 | INTLOOP株式会社 |
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公式サイト | https://www.high-performer.jp/career/ |
公開案件数 | 1,368件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | コンサルファーム、監査法人ほか |
50代の経理で転職におすすめサイト
50代の経理で転職におすすめの転職サイトは、MS-Japanとヒュープロです。
いずれも税理士や公認会計士、経理等の職種の求人が充実しています。50代で経理分野の転職をお考えの方は、ぜひご利用ください。
MS-Japan
MS-Japanは、管理部門や士業に特化した転職サイトです。
1990年の創業から30年以上にわたる実績がある老舗なので、業界事情に詳しく、求人数も多いことが特徴です。
長年の実績によりノウハウも蓄積されており、業界事情に詳しいキャリアアドバイザーがつくので、質の高いサポートを受けることができます。
採用企業は、上場企業や外資系企業、会計事務所、監査法人などの優良企業・法人が揃っていて、これらの企業・法人から入手したMS-Japan独人の求人情報が多数あることから、求人情報の約90パーセントが非公開となっています。
管理部門も重点的に扱っているので、50代に向いている求人情報が多数あります。
MS-Japanを利用した人の8割近くが年収500万円以上となっていて、内定後の給与・年収アップの交渉もしてもらえるため、年収アップが図れる可能性もあります。
非公開求人が大半なので、興味がある方はまずは登録して求人情報を教えてもらうと良いでしょう。
運営会社 | 株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン) |
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公式サイト | https://company.jmsc.co.jp |
公開案件数 | 10,612件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 経理、人事、法務、公認会計士、税理士、弁護士 |
ヒュープロ
ヒュープロは、公認会計士、税理士等の士業や管理部門、経理・財務、人事労務などの分野に強い転職サイトです。
公開求人数だけでも約12,000件あり、会計業界を専門とする転職サイトの中では求人数が多いのが特徴です。
ヒュープロ独自のアルゴリズムが搭載された自動マッチング機能により、短期間でマッチングが成立しやすいので、50代でもスピーディなマッチングが期待できます。
採用企業は税理士事務所や会計事務所、個人事務所、監査法人などのほか、上場企業から非上場企業まで多様で、求人情報も正社員やパート・アルバイトなど幅広くあるため、希望条件に即した求人を提案してもらえます。
また、士業・管理部門特化型のエージェントなので、採用企業との繋がりが深く、各採用企業・法人の情報も詳しく把握しており、登録して相談すれば教えてもらえるため、ミスマッチを防ぐことにも繋がります。
スピーディに転職先を決めたい方、士業や管理部門への転職を目指す方にぜひおすすめしたい転職サイトです。
運営会社 | 株式会社ヒュープロ |
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公式サイト | https://hupro.jp/ |
公開案件数 | 12,034件(2024年10月29日現在) |
主な求人職種 | 税理士、経理、公認会計士ほか |
50代におすすめの転職サイトの選び方
次に、50代におすすめの転職サイトの選び方について解説します。
50代の転職を成功させるためには、自分に合う転職サイトをきちんと選ぶことが重要です。特に、以下の5点に留意してください。
ミドル向けの求人数が多いサービスを選ぶ
50代におすすめの転職サイトの選び方で特に重要なのが、ミドル向けの求人数が多いサービスを選ぶことです。
転職サイトは、それぞれ力を入れている年代や業種などが異なります。20代や30代前半の若手向け求人が多い転職サイトを利用しても、50代で応募できる求人はなかなか見つかりません。
50代の場合、ミドル層向け、シニア層向けに特化した転職サイトを利用すれば、求人が多数ある、マッチング率が高いといったメリットが期待できます。
また、50代の転職支援実績が豊富な分、ノウハウを生かした質の高いサポートが受けられるでしょう。
ハイクラス求人を中心に扱っている転職サイトにも、ミドル・シニア向け求人が多いので、キャリアを生かしたい人に利用をおすすめします。
また、大手総合転職サイトは、全世代向け・全業種向けの求人が豊富に揃っているので、50代向けの求人情報も多く見つかるでしょう。
転職エージェント機能を持ったサービスを選ぶ
転職エージェント機能を持ったサービスを選ぶことも、50代転職者にとって大切なポイントです。
転職サイトには、転職エージェント機能も持っているサービスがあります。
転職サイトは掲載されている求人情報から自分で検索、情報収集するのが基本ですが、転職エージェントは専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、求人情報を紹介してくれます。
また、応募書類の作成支援や面接対策などのサポートが受けられるので、選考通過率が上がると期待できます。
面接の日程調整や内定後の給与面や勤務開始日などの条件交渉も代行してくれますし、長期的なキャリアパスの相談なども受けてもらえます。
50代の転職は、できるだけ多くの求人情報から良い求人を見つけることや、選考対策をきっちり行うことが肝となるので、転職サイトと転職エージェントの両機能を上手く活用することがポイントです。
サポート体制が充実しているサービスを選ぶ
サポート体制が充実しているサービスを選ぶことも必要です。
転職サイトには、履歴書や職務経歴書の作成に役立つ書類作成機能が付いていることがあります。登録時に入力した情報が自動的に反映されるので改めて入力する必要がなく、手間を省けます。
面接日時などのスケジュール管理、応募状況の管理機能が付いていることもあります。
具体的な機能は転職サイトによって異なるので、上手く使い分けると良いでしょう。
また、専任のキャリアアドバイザーが在籍していてサポートが受けられる転職サイトもあります。
書類作成の支援や面接対策(模擬面接)、求人紹介、面接の日程調整など、様々なことをサポートしてもらえるので、転職の成功率が上がると期待できます。
求人が探しやすいフリーワード検索できるサービスを選ぶ
求人が探しやすい、フリーワード検索できるサービスを選ぶことも重要なポイントです。
50代向けの求人情報は、絶対的に数が少なく、全体の中から当てはまるものを見つけにくいことがあるため、求人が探しやすい転職サイトを選ぶことが大切です。
たとえば、転職市場の概況を知るためには、職種や給与、その他各種条件で絞り込みがしやすいと便利です。
一方、実際に応募する求人を探すためには、フリーワード検索ができるサービスを選ぶことが必須と言えます。
求人情報に年齢制限を設けることは法律で禁止されているため、年齢で求人を絞ることはできません。かわりに、「50代 活躍中」といったフリーワードで検索することで、自分に向いている求人を探せる可能性が高まります。
求人が探しやすい、フリーワード検索できるサービスを選ぶことで、検索の効率アップが期待できます。
求人の絶対数が少ないためできる限り多くのサービスを利用する
求人の絶対数が少ないため、できる限り多くのサービスを利用することも、50代で転職サイトを上手く利用するコツの一つです。
50代の転職では、良い求人情報を着実に入手することが重要です。
求人情報が豊富にある大手転職サイトを利用したとしても、希望する業種・職種や勤務地、収入面などで絞り込んでいくと、残りがかなり少なくなることもよくあります。
転職サイトによっては、どうしても譲れない条件で絞っただけで、当てはまる求人が一つもなくなることもあるかもしれません。
そのため、できる限り多くのサービスを併用して、求人情報の選択肢を増やすことを強くおすすめします。
とは言え、あまり多すぎると、各サービスからの連絡が多すぎて困ることにもなりかねません。
はじめは多く登録しても、すべてのサービスをフル活用する必要はなく、使い勝手の良いサービス、相性が良いサービスを見つけて数件に絞るような使い方が現実的でしょう。
50代で転職サイトを利用するメリット
50代で転職サイトを利用するメリットとして、主に次の4点が挙げられます。
50代での転職は、求人が少ない中からチャンスを掴む必要があり、転職サイトを利用することで、個人で行うよりスムーズに転職活動を進められますし、非公開求人の紹介など利用のメリットが多くあります。
非公開求人の紹介が受けられる
非公開求人の紹介が受けられることは、50代で転職サイトを利用するメリットの一つです。
転職サイトには、誰でも閲覧できる公開求人のほかに、登録しないと閲覧できない非公開求人があります。
多くの場合、非公開求人は企業の採用サイトにも掲載されていないので、その情報を持っている転職サイトに登録しない限り知ることができません。
求人情報が非公開になる理由は、その求人内容が非常に良く、公開すると応募が殺到する恐れがあるためです。
大手有名企業、優良企業や急成長企業の案件が多く、好条件で転職できる可能性があります。
また、極秘プロジェクト関連や幹部・管理職人事など、人材を探していること自体や求人内容を競合他社に知られたくない場合にも、非公開求人となることがあります。
非公開求人を紹介してもらえれば、50代でも転職先の選択肢が広がります。
非公開求人は、転職サイトに登録しない限り手に入らない情報なので、興味がある方はぜひ登録してみてください。
書類の添削や面接対策をしてもらえる
50代で転職サイトを利用するメリットに、書類の添削や面接対策をしてもらえることもあります。
転職者の経歴、保有スキルなどを踏まえて、応募書類でアピールすべき点や文章表現などをアドバイスしてもらえますし、作成した書類の添削も受けられます。
プロの助言や添削により、書類選考の通過率が格段に上がると期待できます。
また、面接対策として、受け答え、マナーなどのアドバイスもしてもらえます。
転職サイトのキャリアアドバイザーは、採用企業の雰囲気や内情、採用企業が欲している人材像なども熟知しているので、応募者がアピールすべき点などを具体的に助言してくれます。
転職サイトによっては模擬面接も行っているので、実践的な練習を積むことも可能です。対策を万全にしておくことで、落ち着いて面接に臨めるでしょう。
企業の人事に推薦をしてもらえる
転職サイトを利用することで、企業の人事に推薦をしてもらえる可能性があり、この点も大きなメリットです。
転職サイトによっては、応募者が提出する履歴書・職務経歴書のほかに、転職サイトからの推薦状を出してくれるところがあります。
推薦状には、応募者の人柄や強み、採用企業に適した人材なのでぜひ会ってほしい、といったことが書かれています。
企業の人事も、信頼している転職サイトの担当者が作成した書類なので必ず目を通すと考えられますし、書類選考通過の後押しとなる可能性があります。
50代での転職は苦戦する人も多く、このようなサポートを受けて可能性を広げることも重要なポイントです。
年収の交渉や入社時期の調整もしてもらえる
年収の交渉や入社時期の調整もしてもらえることも、転職サイトを利用するメリットです。
転職サイトは、人材を紹介して採用してもらうと採用企業から紹介手数料(マージン)が入ります。
この紹介手数料は、「採用された人の年収の30パーセント」などと決められることが多く、採用された人の年収が高ければ、転職サイト側の収入も高くなります。
このため、交渉力がある優良な転職サイトを利用して転職活動を行えば、内定後の交渉を上手くしてもらえて、年収も上がります。
入社時期も調整してもらえますし、必要に応じて今の会社を辞める時期、手続きなどについてもサポートしてくれます。
このように転職サイトを利用するメリットは多々あるので、ぜひ活用してください。
50代で転職サイトを利用するデメリット
50代で転職サイトを利用するデメリットとして、主に次の3点が考えられます。
若い世代を積極的に採用しようとし、50代・ミドル世代の採用には消極的な企業も多くありますので、前述のおすすめ転職サイトを上手く活用してデメリットを克服しましょう。
内定の出やすい求人を紹介してくる場合がある
50代で転職サイトを利用するデメリットの一つに、内定の出やすい求人を紹介してくる場合があることが挙げられます。
転職サイトは、紹介した人材が採用されると採用企業からマージン(紹介手数料)を貰えるので、担当者が自分のノルマや自社の売り上げを優先して、とにかく内定を勝ち取ろうとする場合に、このようなことが起こります。
また、50代転職者のサポート実績が少ない転職サイトでも、内定の出やすさを優先した求人紹介をしてくることがあります。
登録者の将来よりも、自社の利益を重視しているような転職サイトを利用していても、満足な転職活動はできませんので、頼りになる転職サイトをきちんと見極めてください。
希望に沿わない求人を勧めてくる場合がある
希望に沿わない求人を勧めてくる場合があることも、50代で転職サイトを利用するデメリットです。
転職サイトに登録すると、担当者が登録者の経歴や資格、スキル、希望する業種・職種や就業条件などをヒアリングした上で、登録者にとって最良の求人情報を紹介します。
登録者が希望した以上の好条件の求人であれば良いのですが、登録した転職サイトに希望に沿う求人情報がない場合は、希望条件に満たないような求人を紹介されることもあります。
第二新卒をはじめとする若い人向けの求人情報は充実していても、50代向けの求人は少ないとか、支援実績がない求人サイトもあります。
良心的な担当者は、仮に条件がぴったり当てはまる求人情報がなくても、採用企業の担当者に「優秀な人材がいるので会ってみてほしい」と掛け合うとか、一次面接の前にカジュアル面談の機会を設けるなど、登録者のことを一番に考えた動きをしてくれるものです。
登録者に寄り添うサポートがなく、希望に沿わない求人ばかりを押し付けてくる転職サイトを利用しても転職活動の成功率は上がりませんので、50代の転職に強い、優良な転職サイトを選んで登録することが重要です。
担当者との相性が合わない場合がある
担当者との相性が合わない場合があり、この点も50代で転職サイトを利用するデメリットと言えます。
担当者との相性が悪いケースは、年齢に関係なくどうしてもある程度は発生するものです。特に、50代で転職サイトを利用すると、担当者が年下になることが多々あり、経験やサポート力が不足していると感じることもあるかもしれません。
人生の転機ともなり得る転職活動において、担当者は重要なパートナーです。
相性が悪いと感じたままでは転職活動がスムーズに進まない可能性がありますので、担当者との相性が悪いとか、担当者の力量に問題があると感じた場合は、担当者の変更を申し出てください。
担当者本人に直接言いづらい場合でも、多くの転職サイトでは問い合わせフォームなどの窓口が用意されていますので、そこから連絡しましょう。
なお、相性の良い担当者を見つけるための方法として、複数の転職サイトに登録するのがおすすめです。
50代で転職サイトを利用する際の注意点
50代で転職サイトを利用する際の主な注意点として、次の3点が考えられます。
50代での転職は、若手より厳しいこともあるので、十分注意して利用してください。
年齢を理由に断られる場合がある
50代は転職サイトを利用しようとしても、年齢を理由に断られる場合があります。
転職サイト・エージェントは、求職者に求人を紹介して企業に採用してもらうことで売り上げが上がるので、紹介できる求人情報を保有していなければ、サポートを断られる場合があります。
特に、20代、30代の若手向けの求人を中心に扱っている転職サイト・エージェントでは、50代の求職者に対して紹介できる求人がほとんどないことがあり、年齢を理由に断られる可能性があります。
その場合、50代向けの求人も扱っている転職サイト・エージェントに切り替えることで、求人情報の紹介やサポートをしてもらえるようになるでしょう。
自分に合った転職サイトを見極める
50代で転職サイトを利用する際は、自分に合った転職サイトを見極めることも大切です。
50代でも現実的に利用可能な転職サイトは複数存在していますが、50代向けであればどのサイトでも良いわけではありません。
たとえば、これまで専門性の高い仕事やハイクラスのポストに就いていた人であれば、ハイクラス・エグゼクティブ求人を中心に扱っている転職サイト・エージェントが向いていると考えられますが、一般社員がそのような転職サイト・エージェントを利用しても当てはまる求人情報は多くないはずで、一般転職向けの転職サイト・エージェントの方がマッチング率が高まるでしょう。
自分に合わない転職サイトは利用を断られてしまうこともありますので、この記事の前半でご紹介した転職サイト情報を参考に、ぜひ自分に合う転職サイトを選んでください。
アドバイザーを味方につけるように動く
アドバイザーを味方につけるように動くことも、50代で転職サイトを利用する際に重要です。
転職サイトは、人材が採用されると採用企業から報酬が入る仕組みなので、採用の可能性が高そうな人材を優先的にサポートします。
そのため、転職サイトのキャリアアドバイザーにはこまめに連絡し、熱意をもって転職活動していることをアピールしましょう。転職の希望時期は早めに設定しておき、良い求人情報があればすぐ転職したいと伝えておくことも有効です。
キャリアアドバイザーには見栄を張ることなく、転職の理由なども含めて正直に伝え、企業選びや選考対策について、キャリアアドバイザーから助言があれば、素直に聞き入れましょう。
このようにキャリアアドバイザーを味方につけるように動くことも、50代での転職を成功させるコツと言えます。
50代での転職事情
50代での転職事情や平均年収は、実際のところどうなのでしょうか。
特に重要な指標と考えられる次の3点について、統計データを基に実態を把握しておきましょう。
50代での転職入職率
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
50~54歳 | 5.6% (一般4.6%・パート17.8%) | 9.0% (一般6.2%・パート12.6%) |
55~59歳 | 6.6% (一般5.7%・パート20.2%) | 7.6% (一般4.9%・パート10.5%) |
50代での転職事情を客観的に把握するため、50代での転職入職率をみてみましょう。
厚生労働省「令和5年 雇用動向調査結果の概要」によると、50代の転職入職率は、男性は50~54歳が5.6%、55~59歳が6.6%であるのに対し、女性は50~54歳が9.0%、55~59歳が7.6%と男性より女性の転職入職率が高くなっています。
また、就業形態別にみると、男女とも一般労働者よりパートタイム労働者の方が転職入職率が高くなっています。
次に、上のグラフにより、全年代の転職入職率をみると、男女とも若い世代の転職入職率が高く、50代までは年代が上がるにつれ転職入職率が下がる傾向にあり、50代の転職入職率は他の年代と比べて低めとなっています。
なお、転職入職率とは、常用労働者数に対する転職入職者数の割合です。
また、転職入職者とは、調査期間中に新たに採用された人のうち、入職前1年間に就業経験がある人を指します。
50代で多い転職理由
次に、厚生労働省「令和5年 雇用動向調査結果の概要」により50代で多い転職理由をみてみましょう。
50代の転職入職者が令和5年の1年間で前職を辞めた理由は、「その他の個人的理由」や「その他の理由(出向等を含む)」を除くと、50~54歳の男性は「会社都合」(16.3%)、女性は「定年、契約期間の満了」(10.1%)がそれぞれもっとも多くなっています。
必ずしも自分から進んで転職したわけではなく、職場の都合などでやむを得ず転職した人が一定数いることがうかがえます。
一方、55~59歳は、男女とも「職場の人間関係」がもっとも多くなっています(男性12.9%、女性15.7%)。
55~59歳というと一般的には定年が近いと考えられる年齢ですが、この年齢でも人間関係を理由に転職する人は多くいることがわかります。
理由として、自分の年齢が上がる分、職場に年齢が離れた若い人が多くなり、人間関係がうまくいかなくなることが考えられます。
また、年下の人が上司になったり、かつての部下が自分より出世したり、といったことがきっかけで転職を考える人もいるようです。
50代の平均年収と転職後の年収変化
年齢 | 男 | 女 |
---|---|---|
50~54歳 | 689.1万円 | 343.2万円 |
55~59歳 | 711.8万円 | 329.9万円 |
(単位:%)
年齢 | 計 | 増加 | 変わらない | 減少 |
---|---|---|---|---|
50~54歳 | 100.0 | 34.6 | 31.1 | 34.0 |
55~59歳 | 100.0 | 27.7 | 37.5 | 34.3 |
国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」により50代の平均年収についてみると、男性は50~54歳が689.1万円、55~59歳が711.8万円であるのに対し、女性は50~54歳が343.2万円、55~59歳が329.9万円と男性の半分以下の金額となっています。
50代の男性の年収は、全年代の中でももっとも高く、管理職ポジションに就く人が多いことや年功序列の給与体系による影響が出ているものと推測できます。
次に、厚生労働省「令和5年 雇用動向調査結果の概要」により転職入職者の賃金変動状況別割合についてみると、50~54歳は「増加」が34.6%、「減少」が34.0%でほぼ同割合です。
一方、55~59歳は「変わらない」がもっとも多く37.5%、次いで「減少」が34.3%、「増加」が27.7%となっていて、「増加」より「減少」の方が上回っています。
転職により、年収がどのように変化するのかは、キャリア・スキル、職種、ポジションなど様々な要素によりますが、減っている人もいるのが現実ですので、収入面にこだわる方は、転職前に入念な情報収集や準備をする必要があるでしょう。
自分一人では難しいと感じた方は、この記事の前半でご紹介した50代におすすめの転職サイトを活用することをおすすめします。
50代での転職におすすめの業界
50代での転職におすすめの業界は、パソコン、自動車関連などの電子部品・半導体業界やIT業界、エンタメ業界(ゲーム・動画等)、EC・物流業界、医療業界(ヘルスケア、オンライン診療など)です。
これらは、コロナ禍をきっかけに拡大した巣ごもり需要やリモートワーク、ウイルス対策などにより成長し、今後も更なる成長が期待できる業界です。
50代の転職では、未経験での転職はなかなか厳しいため、これまでのキャリアを生かす方が有利ですが、これまでの経験と親和性の高い業種であれば未経験でも転職できることがあります。
また、50代での転職には、平均的な年収が高い業界がおすすめです。平均年収が高い業界は、市場規模が大きいか拡大傾向にあり、業績が安定している企業が多いため、利益が社員に還元されやすいです。
また、求められる専門知識やスキルのレベルが高いため、経験や知識・スキルを身に着けた50代に向いている求人も多いと期待できます。
業界ごとの平均年収については、この記事の前半でご紹介した転職・求人サイトのdoda(デューダ)のサイトにも平均年収ランキングが紹介されていますので、参考になるでしょう。
50代で転職を成功させるポイント
ここでは、50代で転職を成功させるポイントについて解説します。
50代の転職は人によっては厳しいことがあり、やみくもに転職活動してもなかなかうまくいきません。
次の6つのポイントに留意し、転職サイトを上手く活用しながら転職活動を進めることをおすすめします。
求人の条件を広く見る
50代で転職を成功させるポイントとして、求人の条件を広く見ることがまず挙げられます。
50代の転職では、30代や40代より求人の選択肢が少なくなる傾向にあります。
業界、職種、年収、福利厚生、勤務地、企業規模など、転職にあたってこだわりたい点は多々あっても、条件をあまり厳しくしてしまうと当てはまる求人が非常に少ないか、悪くするとなくなってしまいます。
50代で転職を成功させるためには、求人の条件をある程度広く見ておくことが必要です。
あらかじめ、求人の条件をどうしても譲れない条件と譲歩しても良い条件にきちんと区分けしておくことをおすすめします。
理想と現実のギャップに悩んだり、どこまで妥協すべきかよくわからなくなったりしたら、転職サイトのアドバイザーに相談してみると良いでしょう。
希望条件は優先順位をつける
希望条件には優先順位をつけることも、50代で転職を成功させるポイントです。
転職先に求める条件としては、収入や福利厚生、残業なし、リモートワーク、フレックス勤務などの働き方、経験を生かせる仕事内容であること、企業の規模や経営方針など、様々なことが考えられます。
各種条件のうち、特に重視したい条件がいくつもある場合、その中でもっとも優先度が高いものから順位をつけておきましょう。その整理ができていると、希望条件に沿う求人を探しやすくなり、ミスマッチを減らすこともできます。
優先順位をつける際は、仕事選びや企業選びで重視したいことをきちんと考えてください。
転職の軸がしっかりと定まっていれば、転職活動の成功率がぐっと高まると期待できます。
経験や専門性を活かせる同業種で考える
経験や専門性を活かせる同業種で考えることも、50代で転職を成功させるためのポイントです。
20代や30代前半くらいまでの若手であれば、未経験でも採用後に育成する前提でのポテンシャル採用などもありますが、50代では採用後に即戦力となることが求められます。
このため、50代での転職は、未経験の分野ではなく、これまでの経験や有している専門性を活かせる同業種で考えることをおすすめします。
自分の市場価値を客観的に把握する
50代の転職には、自分の市場価値を客観的に把握することも欠かせません。
自分の経験やスキル、資格などが、転職市場においてどの程度評価されるのかや、自分の能力に見合う求人がどの程度あるのか、といったことを客観的に把握することで、自分に適した求人を見つけやすくなります。
ただ、自分の市場価値を客観的に見るのはなかなか難しいですし、転職市場全体の様子がわからないと自分の立ち位置もわからないため、このことは転職サイトに登録してキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。
キャリアアドバイザーは転職のプロフェッショナルなので、どうということはないと思っていた経歴・スキルの中から思わぬ点を強みとして発掘してもらえることもあります。
選考対策をしっかり行う
選考対策をしっかり行うことも重要なポイントです。
50代での転職は、選択肢が少ない分、選考を通過するのが大変です。
50代にもなると、これまの経験やスキルに相当自信がある人もいると思いますが、対策をまったくしないで選考に臨んでも通過するのは厳しいです。
自身がある人も、企業研究、応募書類の作成や面接対策などの選考対策をきちんと行ってください。
転職サイトに登録すれば、キャリアアドバイザーが書類の添削や模擬面接などのサポートをしてくれますので、おすすめです。
複数の転職サイトに登録する
50代で転職を成功させるポイントとして、複数の転職サイトに登録することは必須と言えます。
各転職サイトが抱えている求人情報は、転職サイトによって異なるので、複数の転職サイトを利用すれば、その分、求人の選択肢が増えて有利になります。
スムーズに転職活動を進めるためには、転職サイトの担当者との相性も重要です。複数の転職サイトを利用すれば、担当者を比較することができ、相性が良い担当者を見つけることも可能です。
複数登録したからといってすべてを同じく利用する必要はなく、相性の良い転職サイト、使い勝手の良い転職サイトが見つかれば、そこを重点的に利用していく流れで差し支えありません。
転職サイトは登録後、いつでも退会できますので、気になる転職サイトがあれば、まずは登録してみることをおすすめします。
50代でも転職がすぐ決まる人の特徴
50代で転職しようとしても苦戦する人がいる一方で、転職がすぐ決まる人もいます。
50代でも転職がすぐ決まる人の特徴について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
50代積極採用の企業を見ている
50代でも転職がすぐ決まる人の特徴として、50代を積極採用している企業を見ていることが挙げられます。
採用したい人材像は企業によって異なり、20代から30代前半の若手を採用して社内で育成したいタイプの企業もあれば、ミドル・シニアの即戦力を採用したい企業もあります。
50代が採用されやすい求人情報を中心に探せば、その分、転職が成功しやすくなるでしょう。
求人情報を「50代 活躍中」や「50代以上 積極採用中」といったフリーワードで検索することで、50代が採用されやすく、働きやすい職場が見つかる可能性があります。
また、勤務している人の年代が公表されている場合、50代やそれ以上の人の割合を見ることで、採用されやすさや働きやすさの目安となるでしょう。
50代でも転職がすぐ決まる人は、このような求人を上手く探していると考えられます。
転職サイトの各種機能を使いこなす自信がない場合は、転職エージェント機能がある転職サイトを利用すると良いでしょう。
50代の転職成功例を見て参考にしている
50代の転職成功例を見て参考にしていることも、50代でも転職がすぐ決まる人の特徴の一つです。
転職サイトのコラムやWeb情報で、転職成功例を多数見つけることができます。
実際に50代で転職した人の体験談や失敗事例がわかるので、転職成功に向けたノウハウや、しない方が良いことなど、有益な情報を知ることができます。
また、成功例を知っていると、転職成功のコツが掴めて、転職活動が迅速に進められる可能性があります。
転職サイトでは、成功事例に年代や業種・職種、年収なども記載されていることがあります。自分に近い人の成功事例を見れば、特に参考になるでしょう。
企業からのオファーが届く転職サイトを使っている
企業からのオファーが届く転職サイトを使っていることも、50代でも転職がすぐ決まる人の特徴です。
転職サイトの中には、スカウトサービス機能があるサービスがあります。
登録した履歴書や職務経歴書の情報が、匿名で企業の採用担当者に届き、企業側が採用したい人材だと思えば、その人にスカウト情報を送ります。
その場合、企業側が求める人材像とすでにある程度合致しているため、選考通過の可能性が高く、書類選考は不要で面談が確約されるなどのメリットもあります。
もし、希望条件に沿うスカウト情報が来れば、高いマッチング率が期待でき、転職活動を短期間で終えることができますし、転職後にミスマッチに気づくようなことも起こりにくいと考えられます。
このようにスカウトサービスには多くのメリットがあり、企業からのオファーが届く転職サイトを使うことで、50代でも転職がすぐ決まる可能性があります。
ただし、企業からのオファーの中には、自動送信によるものもあるので、その点は頭において利用してください。
50代で転職エージェントに断られる人の特徴
50代で転職エージェントに断られる人もいます。
そのような人には、次のような特徴が見られます。
それぞれについて、解説します。
転職で希望する条件が高すぎる
50代で転職エージェントに断られる人の特徴として、転職で希望する条件が高すぎることが挙げられます。
希望年収が高すぎて現実的ではない場合や、これまでの経歴、身に着けているスキルなどと照らしてハイレベルすぎるポストばかりを志望しているような場合、転職エージェントのキャリアアドバイザーから条件を見直すよう助言されるものです。
それでも助言を聞かずに高すぎる条件を追い求めていると、転職エージェントとしては紹介できる求人がなくなりますし、現実的な求人情報を紹介しても登録者から断られることが続けば、いずれ見放されてしまいます。
転職する理由があいまい
転職する理由があいまいなのも、50代で転職エージェントに断られる人の特徴の一つです。
転職するにあたって、転職の理由は採用企業から必ず聞かれる重要な要素です。
前向きな理由であれば良いのですが、後ろ向きな理由の場合、採用してもすぐ辞められてしまうという懸念があるためです。
そのため、転職では書類選考や面接で転職理由をはっきりと説明する必要があります。
転職理由があいまいなままでは、選考を通過するのが難しいですし、仮に内定に至ったとしても辞退される可能性もあるため、転職エージェントにとっては優先順位が低い人材となってしまいます。
年齢的に紹介できる求人が無い
年齢的に紹介できる求人が無いこともあります。
50代の転職では、相当の経験やスキルが求められます。経験・スキルが不足していると、当てはまる求人情報が限られます。
エージェントによっては、求人情報がまったくないこともあり、断られてしまうことも考えられます。
年齢やキャリア不足を理由に断られた場合は、この記事の前半でご紹介した50代の転職に強い転職サイトを利用することで転職活動がスムーズになる可能性があります。
選考で落ち続けている
選考で落ち続けているのも、50代で転職エージェントに断られる人の特徴です。
転職エージェントは、人材を採用企業に推薦し、採用してもらうことで手数料(マージン)が入るので、選考を通過できそうな人を優先的に紹介します。
反対に、選考で落ち続けている人は、見捨てられてしまうことがあります。
特に、ミドル層向けのサポートには注力していない転職エージェントは、利用し続けていても選考通過率が上がることは期待できませんし、良い求人情報も得られないと考えられますので、別な転職エージェントを利用することをおすすめします。
ミドル層向けのサポートに力を入れている転職エージェントであれば、書類作成や面接対策などのサポートも得られますし、50代向けの求人情報も多くあるので、転職成功率が高まるでしょう。
若者向けの転職サイトを使っている
若者向けの転職サイトを使っていることも、50代で転職エージェントに断られる人の特徴と言えます。
20代から30代前半あたりまでの、第二新卒や若手人材向けの求人情報が中心の転職サイトは多くありますが、そのような転職サイトでは50代向けの求人情報はあまり扱っていないものです。
また、若手向けの求人情報は、採用後の成長に期待したポテンシャル採用のものが多く、50代には不向きなものが大半です。
50代でそのような転職サイトを利用していても、採用企業のニーズと合いませんので、転職活動がうまく進まないでしょう。
50代の転職には、ミドル層、シニア層向けの求人情報を多数保有している転職サイトを利用するのがおすすめです。
そのような転職サイトは、ミドル層、シニア層へのサポートもしっかりと行ってくれるため、転職の成功率が上がると期待できます。
50代で転職エージェントに断られた場合の対策
50代で転職エージェントを利用しても、断られた、見捨てられた、と感じることがあります。
ここでは、そのような場合の対策について解説します。
希望条件を見直してみる
50代で転職エージェントに断られた場合の対策として、まずは希望条件を見直してみることが考えられます。
経歴やスキルに見合わない希望条件ばかりを追求していると、当てはまる求人情報がないため、転職エージェントから紹介される求人情報が非常に少なくなってしまいます。
転職エージェントでは、現実的な求人情報を代替的に紹介してくれることもありますが、それも断り続けていると、エージェントが紹介できる求人情報がなくなり、連絡が来なくなることがあります。
このような理由で転職エージェントから見放された、断られたと感じたら、希望条件を見直し、希望の年収を下げるなどすれば、再び求人情報を紹介してもらえるかもしれません。
転職エージェントに相談すれば、転職市場の現状などを詳しく教えてもらえますので、理想を追い求めることに終始せず、情報収集や相談を重ねながら転職活動を進めると良いでしょう。
転職する意欲の高さをアピールしてみる
転職する意欲の高さをアピールしてみることも考えられます。
転職エージェントは、求職者を採用企業に紹介して採用されると手数料(マージン)が入るので、採用されそうな人に優先して求人を紹介する傾向にあります。
転職エージェントの担当者に、転職する意欲が低いと思われてしまうと、求人を紹介する優先順位が低くなってしまいます。
求職者としては、見捨てられた、断られた、と感じるかもしれません。
この場合、転職する意欲が高いと熱量をしっかり伝えることが大切です。具体的には、何月までに転職したい、何月には今の会社を辞めたい、などと転職の希望時期を伝えることが有効です。
担当者に転職する意欲が高いと判断されれば、優先的に求人情報を紹介してもらえるようになる可能性があります。
職務経歴書の書き方を見直してみる
50代で転職エージェントに断られた場合の現実的な対策として、職務経歴書の書き方を見直してみることも考えられます。
職務経歴書の内容が薄いまま放置している人は、転職への強い意欲が感じられないため、転職エージェントが求人を紹介する優先順位が下がってしまいます。
職務経歴書を転職エージェントに提出したにもかかわらず、特に反応がないような場合は、職務経歴書の内容を見直してみることで改善する可能性があります。
職務経歴書の書き方がよくわからない場合などは、キャリアアドバイザーに教えてもらうことができますし、相談することで熱意も伝わるので、遠慮せず連絡してみてください。
別の転職サイトを使ってみる
50代で転職エージェントに断られた場合、別の転職サイトを使ってみる手もあります。
転職エージェントは数多く存在していて、それぞれに得意分野があります。50代という年齢を理由に断られた場合は、そのエージェントは若手人材向けである可能性があるため、別の50代転職に強い転職サイトを利用してみると良いでしょう。
また、利用者のこれまでの経歴、職業や各種条件によって、向いている転職サイトが異なります。
自分の経歴・スキルと照らして不向きな転職エージェント・サイトを利用しても、転職活動はうまくいきませんので、エージェントをきちんと選ぶことが大切です。
この記事の前半に条件別や職業別のおすすめ転職サイトを掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
転職サイトを利用する際の流れ
50代で転職を成功させるためには、複数の転職サイトに登録し、チャンスを広げることが不可欠です。
ここでは、転職サイトを利用する際の流れについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1.転職エージェントに登録
はじめに、転職サイトに登録します。
登録はオンラインや電話で簡単にでき、氏名や連絡先のほか、必要に応じて職歴、資格などを入力するか伝えればOKです。
次のステップの面談は、この時に登録した内容を基に行うので、希望する業種・業界や各種条件が具体的に決まっている場合は、その内容を伝えておくと、面談がスムーズになります。
転職サイトは複数を併用することも可能です。登録すると、非公開求人が検索できるようになるなどメリットが大きいので、気になる転職サイトが複数ある場合はすべてに登録しておくことをおすすめします。
2.アドバイザーと面談
次は、登録した転職サイトのキャリアアドバイザーとの面談です。
登録した情報を基に、これまでの経歴やスキル、保有している資格や転職理由、希望する就業条件等について聞かれますので、正直に希望を伝えてください。
また、転職活動における疑問や業界の動向など知りたいことがあれば、何でも質問しましょう。
3.求人の紹介
面談の結果を踏まえ、キャリアアドバイザーが求人情報を紹介してくれます。
キャリアアドバイザーは求職市場の動向を熟知していますので、登録者にとって最適と考えられる求人を選んで紹介します。
仕事の内容や給与、勤務時間、福利厚生など、求人内容をしっかりと確認し、気になる求人、応募したい求人があればその旨を伝えます。
また、求人内容に疑問があれば、遠慮なく質問しましょう。
4.書類(履歴書&職務経歴書)の作成サポート
応募する求人が決まれば、応募書類(履歴書・職務経歴書)を作成します。
キャリアアドバイザーは、応募する人の魅力が最大限に伝わるよう、書類に書く内容や表現などをアドバイスしてくれます。
応募書類は、応募者が採用企業にとって最適な人材であるとアピールする重要なものです。
プロによる書類作成のサポートを受けることで、書類選考の通過率が上がると期待できます。
5.面接サポート(模擬面接など)
転職サイトに登録すると、多くの場合、面接サポート(模擬面接など)を受けることができます。
面接では、志望動機や自己PRをしっかりと行う必要があるため、事前に模擬面接を受けて受け答えのアドバイスをもらうなど、万全の対策を心がけましょう。
なお、面接の日程調整や連絡なども、担当者が行ってくれますので、応募者は準備に注力できます。
6.応募・面接
準備が整えば、実際に応募し、書類選考を無事に通過すれば、面接を受けます。
キャリアアドバイザーは、応募企業ごとに求められる人材像やよくある質問などを把握していて、それに合うアドバイスをしてくれているはずです。
本番では、事前の準備を生かし、落ち着いて臨みましょう。
7.入社条件の交渉(給与・入社日など)
内定が貰えたら、給与や福利厚生などの待遇面や入社日などを確認します。
もし、希望と異なることがあれば、入社条件の交渉をキャリアアドバイザーがしてくれます。また、今の会社を退職する場合の手続きなどについて、必要に応じてアドバイス・サポートもしてもらえます。
さらに、入社までに必要な書類、勉強すべきことなどについてもアドバイスを貰い、しっかり準備しましょう。
8.内定後のアフターフォロー
多くの転職サイトでは、内定後のアフターフォローを受けることができます。
新しい職場に入社した後に、人間関係や仕事内容等で困ったことが発生しても、相談すればアドバイスやサポートをしてくれます。
次の会社への転職や独立など、中長期的なキャリアアップの相談を受けてくれることもあるので、必要に応じて相談してみてください。
50代が転職サイト以外で転職する方法
50代が転職サイト以外で転職する方法は、主に次の3つが考えられます。
いずれの方法もデメリットがあるので、やはり転職サイトを活用するのがベストな方法と言えるでしょう。
ハローワーク
ハローワーク(公共職業安定所)は、国(厚生労働省)が運営している機関で、求職者は職業相談や職業紹介サービスを受けることができます。
全国に500以上の拠点があり、直接相談に行けるほか、インターネットサービスも利用できます。
ただ、ハローワークは求人情報を掲載するのに費用がかからないため、業績が良くない企業や人手不足の企業などの求人情報も多く集まります。
ハローワークは、採用企業から掲載依頼があれば基本的には断れないことになっており、いわゆるブラック企業に近い企業の情報でも掲載されてしまいます。
また、土日や夜間は閉まっているところもあり、平日が勤務の人には利用しづらいデメリットもあります。
直接応募
50代が転職サイト以外で転職する方法として、ハローワーク等を通さず、採用企業の公式サイトなどから直接応募する方法があります。
知名度が低い企業の求人は、応募が多くないため倍率が低く、採用に至る可能性もあります。
他方、知名度が高い企業の求人には応募が殺到するので、50代という年齢は不利になるかもしれません。
悪くすると、エントリー内容をあまり見てもらえずに落とされてしまう可能性もあります。
また、中途採用の応募は時期が不定なので、直接応募のためには自分で情報を探さなければいけないというデメリットもあります。
転職サイトを利用していれば、求人情報は紹介してもらえますし、書類の書き方や面接対策などのサポートもあるので、選考通過率が高まると期待できます。
縁故(リファラル)
縁故(リファラル、リファーラル)は、採用企業の社員や関係者からの紹介・コネクションによる採用方法です。
役員の血縁者を採用するケースを「縁故採用」、採用企業の社員が知人を紹介するケースを「リファラル採用(リファーラル採用)」として区別することもあります。
50代にもなれば、関係者・知人との付き合いがある人も多く、縁故(リファラル)採用は実際にかなり行われていると言われています。
縁故(リファラル)採用は、話が来た時点で採用企業の希望とある程度合致している人材とみなされているので、求人に応募するより内定を貰える可能性が高いと考えられます。
ただ、知人による紹介のため断りづらいデメリットがあります。また、他の求人情報と比較検討せずに入社することになり、入社後にミスマッチに気づく可能性も否定できません。
入社した会社を辞めたり、紹介してもらったのに採用に至らなかったりすれば、紹介者との人間関係に亀裂が入る可能性もあります。
そもそも、採用企業に推薦してくれる知人がいないと話になりません。
これらのデメリットを回避するためには、やはり転職サイトを利用するのがベストと言えるでしょう。
50代におすすめ転職サイトについての疑問Q&A
50代におすすめ転職サイトについてのよくある疑問をQ&A形式でご紹介します。
わからないことをそのままにしていると転職活動に支障が出る場合があります。
転職サイトを利用すれば、その都度アドバイザーに質問できるので、登録しておくことをおすすめします。
- 転職サイトと転職エージェントの違いとは?
- 50代の転職難易度は高い?
- 転職サイトで50代向け求人が少ない理由は?
- 転職サイトには何社登録すべき?
- 同じ企業に複数の転職サイトから応募してもよい?
- すぐに転職しなくても転職サイトに登録してもよい?
- 現在在籍中の会社に転職活動がバレることはない?
- 転職サイト経由で内定をもらったら必ず転職しなければならない?
- 50代の転職ではハローワークなど就職支援機関も利用すべき?
- 50代でブランクがあっても転職は可能?
- 50代で未経験の業務へ転職は可能?
- 平均年齢が高い業種や職種は?
- 人出不足の業界や業種は?
- 女性が年齢を重ねても続けられるのはどのような業種や職種?
- 50代がのんびりと働ける業種はある?
転職サイトと転職エージェントの違いとは?
転職サイトと転職エージェントの主な違いは、求人紹介サービスの有無です。
転職サイトは、自分で求人情報を検索し、応募します。
転職エージェントは、キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントなどと呼ばれる担当者が登録者の希望に沿う求人情報を探して紹介してくれます。
転職サイトの中には、転職エージェント機能を兼ね備えたサービスがあり、50代の転職にはそのようなサービスがおすすめです。
50代の転職難易度は高い?
50代の転職難易度は、20~30代よりも高いです。
若手はポテンシャル採用の可能性もあり、未経験でも採用されることがありますが、50代では未経験での転職は難しいのが現実です。また、高収入や高いポジションを求めすぎると、転職の難易度は格段に上がってしまいます。
50代の転職は、転職のプロによるサポートやアドバイスを得ながら転職活動を進めることで成功率が高まると考えられますので、転職サイトに登録しておくことをおすすめします。
転職サイトで50代向け求人が少ない理由は?
転職サイトで50代向け求人が少ない理由として、多くの企業で20~30代の若い人材を求めていることが挙げられます。
若手は新しいことをすぐに吸収でき、柔軟性もあるため、採用後の成長も速いことが期待できます。また、若手であれば採用後、長期間働いてもらえる可能性があります。
このため、転職サイトでは50代向けよりも20~30代向けの求人の方が圧倒的に多くなっています。
50代の方には、この記事の前半でご紹介した50代の転職に強い転職サイトの利用をおすすめします。
転職サイトには何社登録すべき?
転職サイトは、何社までしか登録できないといった制約は一切なく、何社登録してもかまいません。
転職経験者へのアンケートでは、登録者数の平均は2.3社で、過半数の人が2~3社に登録しており、4~5社登録した人もいるようです。
参照元
※リクルートエージェント「転職エージェントは何社利用するのが良い?」
転職サイトによって保有している求人情報が異なりますので、良い情報を得るためには複数社に登録しておく方が有利です。
また、担当者との相性の良し悪しもあるので、気になった転職サイトにはとりあえず登録しておくことをおすすめします。
ただ、すべての転職サイトをフル活用すると、紹介される求人情報が多すぎて混乱するといった懸念もありますので、登録した中からお気に入りを見つけて2~3社に絞っていくのが良いでしょう。
同じ企業に複数の転職サイトから応募してもよい?
同じ企業に複数の転職サイトから応募しても問題はありません。
ただ、中には複数応募を受け付けていない企業もありますので、応募する前にしっかりと確認してください。
また、ある転職サイトを通じて応募したものの書類選考で落とされてしまった企業に、別な転職サイトから応募するような場合、相次いで書類が送られてくるのは採用企業にとっては迷惑となる可能性がありますので、応募の期間やタイミングには気を配りましょう。
すぐに転職しなくても転職サイトに登録してもよい?
すぐに転職しなくても、転職サイトに登録して構いません。
転職サイトに登録することで、非公開求人が検索できるようになり、求職市場の状況を知ることができますし、スカウトサービスに登録すれば転職市場における自身の価値がわかるなど、様々な活用方法があります。
キャリアアドバイザーへの相談なども可能になるなど、登録のメリットは大きいので、すぐに転職しなくても登録しておくのはおすすめです。
現在在籍中の会社に転職活動がバレることはない?
転職サイトに登録しても、現在在籍中の会社に転職活動がバレるということはありません。
転職サイトの個人設定で、現在在籍中の会社や関連会社等に見られないよう設定できますので、見られたくない企業を設定しておきましょう。
なお、転職のことを上司や同僚に話したり、勤務時間中に転職活動を進めるなどの言動でバレることはありますので、十分注意してください。
転職サイト経由で内定をもらったら必ず転職しなければならない?
転職サイト経由で内定をもらっても、必ず転職しなければならないということはなく、内定を辞退することはできます。
転職活動中に事情・気持ちが変わることは誰でもあり得ることです。
なお、辞退する場合は、いつまでも返事をしないと迷惑をかけることになるため、なるべく早くその旨を伝えるよう心がけましょう。
50代の転職ではハローワークなど就職支援機関も利用すべき?
50代の転職では、転職サイトに加えてハローワークなど就職支援機関も利用することでチャンスが広がることがあります。
ハローワークは無料で利用できますし、地方によっては地元の求人が充実している可能性もあるので、利用してみて損はないでしょう。
50代でブランクがあっても転職は可能?
50代でブランクがあっても転職は可能ではありますが、不利になりやすいのが現実です。
面接でブランク期間のことは必ず聞かれると思って準備しましょう。
ブランクのことをどのように言えば良いかわからない場合は、転職サイトに登録してキャリアアドバイザーの助言をもらったり、模擬面接を受けたりして対策することをおすすめします。
50代で未経験の業務へ転職は可能?
50代でも、未経験の業務へ転職は可能です。
未経験の業務でも、近い業務の経験があって即戦力になれる人材であると判断されれば、採用されることがあります。
ただし、未経験の業務への転職は総じて厳しいのは事実です。未経験の転職をご希望の方は、転職サイトに登録してアドバイザーに相談することをおすすめします。
平均年齢が高い業種や職種は?
平均年齢が高い業種は飲食業で、男性が52.4歳、女性が54.4歳で、正社員の平均年齢(男性43.2歳、女性42.5歳)を大きく上回っています。
飲食業は人手不足と言われていて、50代以上でも活躍している人が多くいます。 50代での転職には、このような50代以上が活躍しやすい分野を候補にすることも考えられます。
人出不足の業界や業種は?
厚生労働省の調査によると、人手不足の産業は、正社員は「学術研究、専門・技術サービス業」「医療、福祉」「建設業」「運輸業、郵便業」、パートタイムは、「宿泊業、飲食サービス業」「サービス業(他に分類されないもの)」「生活関連サービス業、娯楽業」となっています。※
参照元
※厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年8月)」
女性が年齢を重ねても続けられるのはどのような業種や職種?
女性の平均勤続年数が長い業種は、飲食業(18.0年)、卸売・小売業(16.4年)、建設業(14.8年)、サービス業(14.0年)、宿泊業(13.4年)などです。※
それまでの経験やスキル、保有資格などにより変わることもあるので、年齢を重ねても続けられる業種・職種を選びたい場合は、転職サイトに登録して、詳細情報を教えてもらうと良いでしょう。
参照元
※高山市「正社員の平均勤続年数」
50代がのんびりと働ける業種はある?
50代がのんびりと働ける業種としては、クリエイターや農業など人と関わる機会が多くない業種や、清掃員、ドライバー、技術者などマイペースで仕事をこなせる業種などが挙げられます。
また、在宅勤務、リモート勤務が可能な仕事は、自宅でできて通勤も減らせるので、その分、のんびりできます。
のんびり働きたいため、正社員ではなくパートタイムを選ぶ人もいます。
50代におすすめの転職サイトまとめ
この記事では、転職をお考えの50代の方向けに、おすすめの転職サイト情報や転職サイトの選び方、利用の注意点、50代での転職事情など各種情報をご紹介しました。
50代での転職は、しっかりと準備をすれば可能ではありますが、若手より求人が少ないなど厳しい側面もあり、苦戦する人も多くいます。
転職の成功率を高めるためには、転職サイトに登録し、転職のプロのサポートをもらいながら転職活動を進めることが重要です。
相性の良い転職サイトを見つけるためにも、この記事でご紹介した転職サイトに複数社登録し、利用してみることをおすすめします。