コンサルタントになるには資格やスキルが必要?未経験からファームへ転職する方法も解説

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コンサルタントになるには資格やスキルが必要?

「コンサルタントになるにはどんなスキルや経験・資格が必要?」
「未経験からでもなれるの?」

コンサルタントに興味を持ったとき、こうした疑問を抱く方は多いでしょう。
実は、コンサルタントになるために必須の資格はなく、スキルや思考力、経験の積み方次第で未経験からでも十分に目指せる職種です。

とはいえ、コンサルの仕事内容は幅広く、働き方も企業によってさまざま。自分が向いているかどうか、どの分野を目指すべきか迷う方も少なくありません。

本記事では、コンサルタントになるために必要なスキルや資格、学歴に関する情報はもちろん、職種の種類や年収相場、やりがいやキャリアパスについても詳しく解説しています。

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目次

コンサルタントになるには?必要なスキル・経験

コンサルタントになるには?必要なスキル・経験

医師や弁護士のように国家資格が必須となる専門職とは異なり、コンサルタントになるために必須の資格はありません。そのため特別な資格がなくてもスキルや実務経験さえあれば、コンサルタントとして活躍できます。

ここでは、コンサルタントに求められるスキルや経験を解説していきます。

コンサルタントに必要なスキル・経験

コミュニケーション能力

コンサルタントにはコミュニケーション能力が必要です。コンサルティング業務の基本は、クライアントである経営者と問題や課題をヒアリングすることから始まります。

コンサルのコミュニケーション能力の高さは会話の上手さのみで測るものではなく、ヒアリングする力なども含まれます。コンサルタントに依頼する企業のなかには、自社の抱える問題や課題を具体的に認識できていないケースも少なくありません。たとえば「売上が伸びずに困っている」といった悩みを相談された場合、質問を深堀りしながら何が根本的な原因なのかを探っていくことが求められるでしょう。

またクライアントの言葉に耳を傾け、傾聴の姿勢を見せることで本音を引き出しやすくなります。

論理的思考力

クライアントの抱える課題を認識できたら、それをどのように解決するかを検討していかなればなりません。

課題の本質を分析し、それに対する有効な解決策を導き出すためには、ものごとの筋道を立てて体系的に考える論理的思考力が不可欠です。論理的思考力が備わっていないと、クライアントへ説明する際に論理の飛躍が発生し説得力が低下してしまいます。

クライアントからの信頼を得られるプランを練るためにも、論理的思考力はコンサルタントにとって不可欠なスキルといえるでしょう。

プレゼンテーション能力

問題や課題を解決するプランを考案したら、それをクライアントに対して提案する段階に入ります。このときに不可欠となるのがプレゼンテーション能力です。

コンサルのプレゼンでは、経営者が忙しい時間の合間を縫って打ち合わせに参加することが多いため、時間が限られていることがほとんどです。10分、15分といった時間で内容を正確に伝えるためには、説得力をもたせる話し方や間のもたせ方、表情などを工夫しなければなりません。

コンサルタントになるにはどんな資格が有利?

コンサルタントになるにはどんな資格が有利?

コンサルタントになるために必須となる資格は存在しないと紹介しましたが、実際にはさまざまな専門資格を取得し、活躍しているコンサルタントも数多く存在します。

どのような資格を持っているコンサルタントが多いのか、代表的な資格を3つ紹介します。

コンサルタントになるのに有利な資格

MBA

MBAとは「Master of Business Administration」の略称で、経営学修士ともよばれます。厳密にいえば資格ではなく「学位」にあたるもので、経営学専攻の大学院を修了すると与えられます。

国家資格のように特定の試験が存在するわけではないため、MBAの取得が可能な大学院やスクールに通う必要があります。

注意点としては、MBAを取得しているからといって必ずしも優秀なコンサルタントであることの証明にはならない点です。しかし専門課程を修了している証として、クライアントに対して安心感を与えられるというメリットはあります。

中小企業診断士

中小企業診断士とは、企業の経営戦略の構築を支援したり、経営状況に関するさまざまなアドバイスを提供したりするための専門資格です。

中小企業診断士の業務内容は、中小企業支援法で「経営の診断および経営に関する助言」と定義されています。そのためまさにコンサルタントの業務と直結する資格といえるでしょう。

中小企業診断士の試験は、難関で近年の最終合格率は5%前後となっています。試験構成も1次試験と2次試験で構成されており、合格するには入念な対策が必要です。

公認会計士

公認会計士は、企業における会計および監査に関する業務を行うのに役立つ国家資格です。

そのため企業の監査役として、公認会計士の資格をもった人材がアサインされることがあります。また専門的な知識を活かして、コンサルタントとして活躍するケースも少なくありません。

中小企業診断士と同様、公認会計士も難易度の高い資格として知られており、合格率は例年10%前後で推移しています。

コンサルタントになるにはどの大学・学部?ランキングも紹介

コンサルタントになるにはどの大学・学部?ランキングも紹介

新卒からコンサルティングファームへの就職を目指す際、ある程度の学歴フィルターは存在します。特にマッキンゼーBCGなどの外資系ファームの場合は、トップクラスの大学を卒業しないと、書類選考すら通過しない状況です。

なお、大学通信オンラインの調査によると、2024年、有名総合コンサルファームへの就職者が多いのは以下の大学でした。

有名総合コンサルファームへの就職者数ランキング
  1. 慶応義塾大学 350人
  2. 早稲田大学  309人
  3. 東京大学   169人
  4. 京都大学   89人
  5. 上智大学   79人

大学名だけでなく、医学部といった偏差値の高い学部出身であれば、採用対象になることも考えられます。また、企業によっては学歴以外に経験で判断されるケースもあるため、受けるファームによって難易度は変わってくるといえるでしょう。

参照元

大学通信オンライン「【業種別15 総合コンサルティング5社】 有名企業への就職者数ランキング2024」

未経験、高卒……コンサルタントは誰でもなれる?

未経験、高卒 コンサルタントは誰でもなれる?

コンサルタントというと、難関大学出身のエリートや専門職の経験者が目指すものというイメージを持たれがちです。

しかし実際には、未経験からスタートする人も少なくなく、学歴に関係なく活躍している人もいます。ここでは、「未経験でもなれるのか?」「高卒でもチャンスはあるのか?」といった、よくある不安や疑問にお答えします。

未経験からでもコンサルタントになれるのか?

結論から言えば、未経験からでもコンサルタントになることは可能です。特に総合系やIT系のコンサルティングファームでは、業界未経験者を積極的に採用しており、入社後の研修やOJTを通じてスキルを習得できる仕組みが整っています。

もちろん、論理的思考力やコミュニケーション能力、課題解決に取り組む姿勢といった“ポテンシャル”は重視されるため、これまでの経験や志望動機をどう伝えるかが重要です。

営業職や事務職、教師、接客業など、一見コンサルと無関係に見えるキャリアでも、「課題を捉えて改善策を考える経験」などをアピールできれば、選考を突破するチャンスは十分にあります。

高卒でコンサルタントになるには?

高卒からコンサルタントを目指すことも決して不可能ではありませんが、現実的にはややハードルが高いのが実情です。多くのコンサルティングファームでは、大卒以上を応募条件に掲げているケースが多く、特に戦略系や外資系のファームでは学歴フィルターが厳しくなる傾向があります。

ただし、実務経験や専門スキルがあれば、学歴を補って採用される可能性もあります。たとえば、業務改善の実績やマネジメント経験などがある場合、それを評価する企業もあるでしょう。

また、近年は中小・ベンチャーのコンサル企業やフリーランスとしての道も開かれています。自分の強みを活かせる道を見つけることが成功への第一歩です。

コンサルタントとは?仕事内容を解説

コンサルタントとは?仕事内容を解説

コンサルタントとは、企業や事業者に対して専門的な助言や支援を行う人のことを指します。

たとえば、企業が新しい製品やサービスを開発しようとする際、市場のニーズを把握するためにマーケティングが必要になります。しかし、すべての企業がそのノウハウを持っているわけではありません。そこで、マーケティングに強いコンサルタントに相談し、支援を受けることで、専門的な知見を取り入れるのです。

ここではマーケティングを例に挙げましたが、コンサルタントの支援領域は非常に広く、クライアントの課題に応じてさまざまな分野でアドバイスを提供しています。

コンサルタントの種類

コンサルタントの種類

コンサルタントには、マーケティングをはじめとしたさまざまな対応分野があります。

ここでは、専門分野に特化したコンサルタントを紹介します。

経営コンサルタント

経営コンサルタントとは、企業経営に関する悩みや戦略にアドバイスを行うコンサルタントです。非効率な手法で経営を続けている企業や、立ち上げ直後の企業に対し、第三者の立場から経営ノウハウを提供します。

まずクライアント企業の経営状態を分析し、抱える問題や課題を明らかにしたうえで、解決策を提案し、実現までサポートするのが仕事です。企業の悩みは経営戦略・財務・IT・人事など多岐にわたります。

本来はそれぞれの専門コンサルタントに依頼するのが理想ですが、複数に依頼する余裕がない企業も少なくありません。そうした場合、経営コンサルタントは経営者を多面的に支えるオールマイティーな存在として重宝されます。

戦略コンサルタント

戦略コンサルタントとは、企業の経営層に向けて経営戦略を提案・支援する職種です。業績の回復を図る企業や、さらなる成長を目指す企業に対して、具体的な戦略を考案し、実行に向けたアドバイスを行います。

業務ではまず、クライアントへのヒアリングを通じて課題を特定し、仮説を立て、最適な提案を導き出します。この「仮説・検証・提案」のプロセスを、クライアントと議論を重ねながら繰り返し進めていくのが特徴です。そのため、論理的思考力はもちろん、情報収集力や分析力といった高度なスキルが求められます。あわせて、提案内容を資料にまとめ、経営層にわかりやすく伝えるプレゼンテーション力も重要です。

企業の経営方針そのものを共に形づくる、非常に責任ある役割を担っているのが戦略コンサルタントです。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業の経営課題に対してITツールやシステムを活用し、課題解決を支援する専門職です。経営層やIT部門へのヒアリングを通じて業務内容や導入済みシステムを把握し、課題を特定。そのうえで、最適なIT戦略を提案し、導入・運用までを支援します。

単なるシステム導入にとどまらず、プロジェクト全体のマネジメントやクオリティ管理まで担うのが特徴です。SE(システムエンジニア)と似ているように見えて、より上流工程から関わるのがITコンサルタントの役割です。SEとしての経験を活かし、キャリアアップするケースも多く見られます。

シンクタンク系コンサルタント

シンクタンク系コンサルタントは、経済調査やデータ分析をもとに、政策提言や経営支援を行うコンサルタントです。主なクライアントは政府や自治体などの公的機関であり、調査・分析・戦略提案といった専門的な支援を行います。

多くは銀行や証券会社などを母体としたシンクタンクに所属しており、グループ内のリソースを活用した安定的な営業活動が特徴です。社風も日系企業に近く、腰を据えて専門性を深めながら働ける環境が整っています。

人事・労務系コンサルタント

人事・労務系コンサルタントは、人事制度や労務環境の構築・改善を通じて、企業の経営課題に取り組む専門家です。人材流出や社員のモチベーション低下といった問題を、制度や環境の整備によって解決へ導きます。

特に創業間もない企業では、人事や労務面の仕組みが後回しになりがちで、将来的なトラブルの原因になることも。そうした企業に対して、制度設計や福利厚生の整備、人材育成の仕組みづくりを支援し、組織の健全な成長に貢献します。

金融系・財務系コンサルタント

金融コンサル財務系コンサルは、企業の資金調達や投資戦略、M&Aなど、財務に関する課題を解決へ導く専門職です。会計や税務、法務の知識が求められるため、会計士や税理士資格を持つ人が活躍することも多くあります。

また、節税対策や資本政策といった実務的なアドバイスを通じて、経営者と深く関わることができるのも特徴。企業の財務戦略に直接貢献できる、やりがいの大きなポジションです。

医療コンサルタント

医療コンサルタントは、病院やクリニックなどの医療機関に対して、経営改善や組織改革、サービス向上のための助言を行う専門職です。少子高齢化や医療制度の変化を背景に、経営基盤の強化や人材確保、業務効率化など、医療機関が抱える課題は年々複雑化しており、第三者の視点からの支援ニーズが高まっています。

医療コンサルタントは、経営者や看護部門、事務部門などと連携しながら、医療現場の実態に即した改善策を提案・実行します。医療分野の知識だけでなく、経営・人事・ITなど多様な視点が求められるため、コンサルティング経験者が医療業界に転身するケースも見られます。

コンサルタントの年収相場

コンサルタントの年収相場

コンサルタントの年収は、スキルや業務内容、所属企業によってさまざまです。

OpenWorkの情報によると、2024年時点のコンサルタントの平均年収は804万円※1となっています。年齢によっても平均年収は異なり、推定平均年収は30歳で719万円、40歳で1015.7万円という結果です。

これは国税庁が発表している日本の平均給与460万円※2と比較しても圧倒的に高く、「コンサルの年収は高い」というイメージがあるのも理解できるでしょう。

参照元

※1 OpenWork「コンサルタントの年収情報|企業別平均年収ランキング、基本給・残業代・賞与など」
※2 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

コンサルタントのやりがいとは

コンサルタントのやりがいとは

コンサルタントの仕事には、日々の成長や社会的な影響力、そして人との深い信頼関係など、他の職種では得られにくい「やりがい」が数多くあります。
ここでは、コンサルタントのやりがいの例を紹介します。

組織全体に働きかける視点と、個人の変化を支える実感

組織開発や人材育成領域のコンサルタントは、経営層と方針を策定する一方で、現場の従業員に直接働きかける機会もあります。

たとえば、研修を通じて目の前の参加者の反応が変わっていく様子を実感したときには、「人が変わる瞬間」に立ち会えた充実感があります。また、経営陣と戦略を練る場面では、会社全体に対して影響を与えているという手応えを得られます。

このように、「大きな視点で組織を動かす実感」と「小さな視点で人に変化をもたらす喜び」の両方が得られるのは、コンサルタントならではの魅力です。

新しい価値を社会に実装していく面白さ

事業開発や社会インフラ、業務改革などに携わるコンサルタントは、世の中にまだ存在しないサービスや仕組みを形にする場面に多く関わります。複数の企業や関係者の利害を調整しながらプロジェクトを前に進め、結果的に人々の暮らしや社会の仕組みに貢献できることは、非常に大きなやりがいにつながります。

また、課題解決のアイデアを「実現可能なプラン」として設計し、提案から実行支援まで一貫して伴走することで、現実に変化が生まれていく過程を目の当たりにできるのも、コンサルタントの醍醐味といえるでしょう。

経営層との対話と、提案が成果に結びつく手応え

経営コンサルティングの現場では、クライアント企業の経営幹部や現場リーダーと日常的に対話を重ねながら、戦略や改善施策を設計・実行していきます。営業会議や幹部会議に同席し、実際の資料をもとに次の一手を考え、施策の結果を振り返る――こうしたプロセスを通じて、提案が実際に成果につながったときの達成感は非常に大きなものです。

単に「助言する」だけでなく、「現場で一緒に走りながら成果を出す」立場だからこそ、経営層から信頼され、仕事の本質に踏み込むことができます。自分の言葉や行動が企業の意思決定に影響を与えるという実感は、他の職種ではなかなか得がたいものです。

コンサルタントに向いている人の特徴

コンサルタントに向いている人の特徴

本項目では、コンサルタントに向いている人の特徴を紹介しています。

多様な視点を持ち、柔軟な考え方ができる人

コンサルタントは様々な角度からの考え方が求められます。経営の課題は複雑で、その解決策も一つの答えだけが存在するわけではありません。したがって、異なる角度から問題を捉える多様な視点を持つことが重要です。

例えば、企業の業績が低迷している場合、財務の側面だけを見て施策を打つのではなく、人材や組織、業務プロセスなど、さまざまな要因を総合的に分析する必要があります。また、情報収集でも、特定の分野だけに固執せず、幅広い情報源からの入手を心掛けることで、より緻密な分析が可能です。

さらに、柔軟な思考も求められるでしょう。企業の状況や外部環境は絶えず変化します。そのため、固定概念にとらわれず、常に変動する状況に合わせて考え方を変えることが求められるのです。

常に学び、成長を楽しむ人

常に学び、成長を楽しめるのもコンサルタント向きの資質です。企業のさまざまな課題を解決するための最前線とも言えるコンサルファームで求められるのは、単に既存の知識を活用するだけではなく、常に新しい情報や知識を取り入れる好奇心旺盛な人物です。

常に変化と成長を求める企業のニーズに対応するためには、コンサルタント自身も日々の変化や新しい情報を追い求める必要があります。それには、社会の動向や業界の最新トレンド、さらには新しい手法や技術に関する知識を吸収することが欠かせません。

ただ受け身になって待つのではなく、能動的に取り組み、成長を楽しむ人がコンサルタントとして活躍していきます。

コンサルタントに向いていない人の特徴

コンサルタントに向いていない人の特徴

本項目では、コンサルタントに向いていない人の特徴を紹介しています。

コンサルタントに向いていない人の特徴

自分本位な思考に偏りがちな人

コンサルタントには、常に「クライアントのために何ができるか」を考える姿勢が求められます。そのため、自分の意見や価値観を優先しすぎてしまう人や、相手の立場に立って物事を考えるのが苦手な人は、コンサルタントとして活躍するうえで壁にぶつかる可能性があります。

実際、コンサルティング業界では「クライアント・ファースト」の精神が根強く、どれだけ相手の課題に寄り添えるかが成果の鍵になります。自己中心的な思考では、クライアントのニーズを正しく理解することが難しく、信頼関係の構築も妨げられてしまうでしょう。

変化や学習を避ける人

コンサルタントの仕事は、業界・テーマ・課題の変化が激しく、常に新しい知識やスキルの習得が求められます。そうした環境において、変化を受け入れられない人や、学び続ける姿勢を持てない人は適応が難しくなります。

また、クライアントの課題を解決するためには、論理的に物事を捉え、戦略を組み立てていく力も欠かせません。論理的思考に苦手意識がある場合、提案内容に説得力を持たせることができず、クライアントからの信頼も得にくくなるでしょう。常に自分をアップデートする意識がない人は、コンサルティングという変化の多い職業において、活躍の場を広げにくいといえます。

未経験からコンサルタントになるためのおすすめ転職エージェント

未経験からコンサルタントになるためのおすすめ転職エージェント

今回は、コンサルタント転職に高い実績を持つエージェントを3つ紹介します。

未経験からのコンサル転職におすすめのエージェント

MyVision

MyVision

引用元:MyVision

MyVisionの特徴
  • 戦略コンサル・PEファンドに強い専門エージェント
  • 未経験からコンサルを目指す支援に注力
  • 代表や面接官による選考対策が充実

MyVisionは、戦略コンサルやPEファンドなど難関領域に特化した転職エージェントです。業界・職種未経験からハイレベルなファームへの転職支援実績を多数持ち、ケース面接や書類添削など徹底的な対策を提供しています。

選考対策は元面接官や元戦略コンサルタントによる実践的な内容で構成されており、未経験者にとっても安心して準備できる環境が整っています。志望動機の整理から将来のキャリア設計まで、一人ひとりに寄り添ったサポートが特徴です。

はじめてのコンサル転職で不安を感じている方にとって、最初の一歩を力強く後押ししてくれる存在といえるでしょう。

MyVisionの基本情報
運営会社 株式会社MyVision
公式サイト https://my-vision.co.jp/
公開求人数 非公開(2025年7月24日現在)
主な求人職種 コンサルタント

関連記事>>MyVisionの評判・口コミ

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングの特徴
  • コンサル転職支援20年以上の実績
  • 未経験から総合・IT・戦略ファームまで幅広く対応
  • 長期的なキャリア支援に強み

アクシスコンサルティングは、20年以上にわたりコンサル特化型の転職支援を手がけてきた老舗エージェントです。戦略・IT・総合系など幅広いファームとのネットワークを活かし、未経験からの挑戦を強力にバックアップします。

「長期的なキャリア形成」を重視した支援スタンスも特徴で、今すぐの転職だけでなく「数年後に向けた準備」としての面談も歓迎しています。未経験者でも応募可能な案件の提案に加え、業界構造や選考傾向などの解説も丁寧です。

コンサル業界への第一歩を、信頼できるパートナーとともに踏み出したい方におすすめのエージェントです。

アクシスコンサルティングの基本情報
運営会社 アクシスコンサルティング株式会社
公式サイト https://www.axc.ne.jp/
公開求人数 非公開(2025年7月24日現在)
主な求人職種 CxO・経営層、デジタル・DX領域、コンサルタント ほか

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コンコードエグゼクティブグループ

コンコードエグゼクティブグループの特徴
  • 戦略・経営に特化したハイクラス支援
  • 未経験でも可能性を重視するアプローチ
  • 中長期視点でキャリア設計を支援

コンコードエグゼクティブグループは、戦略コンサル・投資ファンド・経営幹部といったハイキャリア領域に強みをもつエージェントです。高い専門性が求められるポジションへの支援に定評があり、未経験者でも意欲と素養を重視した提案を受けられます。

短期的な転職だけでなく、中長期的なキャリア設計を見据えた支援が特徴。転職の必要性がまだ明確でない段階からの相談にも真摯に対応しており、自己理解や将来の選択肢を整理したい方にも適しています。

未経験から本気でコンサルタントを目指したい方にとって、確かな視点で伴走してくれる心強い存在です。

コンコードエグゼクティブグループの基本情報
運営会社 株式会社コンコードエグゼクティブグループ
公式サイト https://www.concord-career.com/
公開求人数 1,092件(2025年7月24日現在)
主な求人職種 コンサルタント、経理財務、人事・法務・総務、営業 ほか

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コンサルタントのキャリアアップ

コンサルタントのキャリアアップ

コンサルタントは、ファームに属しているか、独立系コンサルタントかどうかでキャリアアップの内容が変わってきます。

コンサルティングファームの場合

ファームによっては、経験年数や実績に応じて職位が分かれています。コンサルの職位には、一般的には以下のような名称が用いられます。

名称 立場
アナリスト 新入社員・中途採用初期
コンサルタント 入社3年目程度
マネージャー プロジェクトリーダー
パートナー 共同経営者・出資者など

入社1年目はアナリストとして、プロジェクトでリサーチや分析などを担当します。経験を重ねると、チームの資料作成や分析の責任者、後輩指導者となることが可能です。

また、実力が認められると、マネージャーとしてチームを統括することになります。予算管理やスケジュール調整などを担う中心的な役割を果たすのが仕事です。最終的にはパートナーやプリンシパルとして、プロジェクトの最終責任や会社経営に関わる立場へと進みます。

独立コンサルタントの場合

コンサルティングファームでスキルや経験を積んだ後に独立したコンサルタントの場合は、実践的な場数を踏み、実務をこなすことがキャリアアップにつながります。

扱う案件やテーマはある程度自分で選べるので、得意分野や興味のある分野に絞って仕事を進めていけるのが強みと言えるでしょう。自らの経験を活かして、フリーのコンサルタント同士でチームを作ったり、共同で会社を起こしたりすることも可能です。

また独立後の実績を評価されて、会社のCOO・CTO・CIOなど、役職でのキャリアアップ転職を果たす人もいます。

コンサルタントになるための面接対策

コンサルタントになるための面接対策

コンサルタントとして転職を考えている方にとって、大きなハードルとなるのが採用面接です。コンサル業界の面接は、一般的な転職面接とは異なり、論理的思考力や構造的な説明力、仮説思考などが強く求められます。

コンサルの面接にあたっては、以下の注意点を心がけるようにしましょう。

結論ファースト+構造的に話す練習を

コンサルタントの面接では、回答の「わかりやすさ」と「論理性」が重視されます。特に重要なのが、結論から話すことと、話の構造が明確であることです。

具体的には、PREP法(Point→Reason→Example→Point)やピラミッド構造を使い、「何を主張したいのか」「なぜそう考えるのか」「どんな根拠があるのか」を一貫して伝える練習を行いましょう。

たとえば、「志望動機は何ですか?」という質問に対しても、「〇〇という理由で、御社を志望します(結論)→理由・背景→具体的なエピソード→再度結論」のように答えると、評価が高くなります。

独りよがりな説明にならないよう、話す内容をメモで図解化してみる、模擬面接でフィードバックをもらうなどの工夫も有効です。

ケース面接への備えも重要

戦略・総合系ファームでは、ケース面接(ビジネス課題への仮説検討)が行われることがあります。たとえば「ある飲食チェーンの売上が落ちている。原因と改善策を考えてください」といった問題に、短時間で論理的な仮説と打ち手を構築する力が見られます。

練習としては、ケース面接の例題などを通して、以下のように力を養っておくと効果的です。

ケース面接への備え
  • MECE(漏れなくダブりなく)に整理する力
  • フレームワーク(3C、4P、SWOTなど)の活用
  • 数的思考やフェルミ推定のトレーニング

コンサルに求められる人物像を意識する

コンサル業界では、主体的に動ける、成長意欲の高い人物が好まれます。志望動機や退職理由を伝える際には、「キャリアの広がり」「問題解決の幅を広げたい」など、前向きで戦略的な思考があることをアピールしましょう。

ネガティブな退職理由がある場合も、「だからこそこの業界に挑戦したい」という形に変換できると効果的です。うまく言語化できない場合は、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。

想定問答は事前に整理しておく

コンサル面接では、「なぜコンサルなのか」「なぜこの会社なのか」「自分の強みは?」といった基本的な質問への答えが整理されているかも重要な評価ポイントになります。

このような質問に対しては、回答の構成をテンプレート化しておくと便利です。たとえば「なぜコンサルか」という問いには、「①課題解決に興味がある、②前職での経験との接点、③志望先で実現したいこと」のように、あらかじめ3つの軸で話を組み立てておくとスムーズです。

また、自分のキャリアや実績に関しても、「課題→行動→結果→学び」の流れでエピソードを用意しておくと、説得力が高まります。追加質問に対する返答も考えておくと落ち着いて面接に臨めるでしょう。

コンサルタントになるには?に関する疑問

コンサルタントになるには?に関する疑問

コンサルタント業界へ転職するにあたっては、さまざまな不安や疑問を抱くことも少なくありません。

よくある疑問とそれに対する回答をまとめてみました。

コンサルタントになるには学歴は必要ですか?

コンサルタントになるためには特定の資格が必須ではないのと同時に、学歴も必須ではありません。

実務経験やスキルさえあれば学歴に関係なく活躍することができます。ただしBIG4などの超人気コンサルティングファームとなると、一定の学歴が求められます。

コンサルはやめとけと言われるのはなぜですか?

コンサルはやめとけ」と言われる背景には、業務の厳しさや求められるレベルの高さがあります。特に未経験で挑戦する場合、論理的思考力や情報処理能力、スピード感を備えた人材が集まる環境で成果を求められるため、プレッシャーを感じやすいといえるでしょう。

また、成果主義の評価制度になじめないと感じる人もいます。加えて、クライアント対応や短納期のプロジェクトが続くことで、ワークライフバランスを保ちにくいケースもあるのは事実です。

ただし、こうした厳しさの裏側には、圧倒的な成長機会や高年収・高評価のキャリアが待っているのもコンサルの特徴。向き不向きはあるものの、自分の力を試したい、成長したいという方には魅力の大きい仕事といえるでしょう。

コンサルタントの需要と将来性は?

今後のキャリアプランのゴールとしてコンサルタントを考えている場合、「そもそも将来性はあるのか?」といった疑問や不安を抱く人も多いと思います。結論からいえば、コンサルタントのニーズは年々上昇しており、将来性は十分に高い状況となっています。

IDCの国内ビジネスコンサルティングサービス市場の予測調査によると、2028年まで年10.1%で成長していくというデータが出ています。

現在、継続的に事業を成長させていくためには、これまで以上にきめ細かい市場調査やマーケティング、そして時代に対応した経営方針の転換が求められる状況です。そのため第三者の立場から専門的な意見を提案するコンサルタントの役割は、さらに重要になっていくと考えられます。

参照元

IDC「国内ビジネスコンサルティング市場予測を発表~2024年も2桁成長を維持の見込み~」

コンサルタントは激務?

コンサルタントは多忙になりがちな職種です。理由のひとつは、クライアントワークであるためスケジュールが相手に左右されやすく、タイトな納期の中で成果を求められることが多い点にあります。

さらに、プロジェクトのフェーズによっては夜遅くまで作業が続いたり、複数の案件を同時に抱えたりすることもあり、時間管理のスキルが非常に重要です。また、常に「考えること」が求められる知的労働であるため、精神的な負荷も少なくありません。

とはいえ、近年は働き方改革の影響もあり、ファームによっては残業抑制やリモートワークの導入など、労働環境が改善されつつあります。また、自分で業務をコントロールできるようになると、やりがいを感じられるようになる人も多いです。

コンサルタントになるにはまとめ

コンサルタントになるにはまとめ

専門家の立場から、経営に関するさまざまなサポート・助言を行うコンサルタント。経営コンサルタントやITコンサルタント以外にも、財務系コンサルタントやシンクタンク系コンサルタントなど、その種類は多岐にわたります。

コンサルタントになるためには学歴や資格などは必須ではありませんが、専門的なスキルや実務経験が求められることも事実です。コンサルタント業界が初めての方は、専門の転職エージェントをうまく活用しながら転職活動を有利に進めてみてはいかがでしょうか。

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