本記事では、ポストコンサルの転職に強いおすすめの転職エージェントをご紹介します。
近年、コンサルタントのキャリアステップとして注目度が高まっているポストコンサル。スピーディーな問題解決力、プレゼン能力などコンサルタントならではの能力を求めている企業は非常に増えています。
特に外資系、ベンチャー企業を中心にコンサルタント業の必要性は注目されており、非常に多くのポストコンサルが活躍しています。
しかし、コンサルファームから事業会社への転職となるため「年収がダウンしてしまうのではないか」「コンサル以外の仕事をすることになるのではないか」と不安を感じられている方も多いのではないでしょうか。
そんな方にこそポストコンサルの転職に強い転職エージェントがおすすめです。
今回は、ポストコンサルの転職におすすめの転職エージェントを業界別にご紹介します。さらに、転職エージェントの選び方、利用の流れも併せて解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
\コンサル向けおすすめ転職エージェント/
サービス名 | 特徴 |
200社以上のコンサルファームとの強固なコネクションで国内に展開するファームほぼすべてに紹介可能 「面接対策資料」と「想定頻出問答集」に加え、元コンサルタントを仮想面接官とした模擬面接により、実践力を鍛えられる |
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ハイパフォキャリア |
コンサルティング会社が運用するコンサル特化型転職エージェント コンサル特化20年目。支援実績38,000名以上。業界に深い知見があるため、企業のネガティブ情報も含め最新情報を提供してくれます。 |
アクシスコンサルティング |
大手ファームの4人に1人が登録する国内最大級コンサル採用・転職支援サービス 未経験からのコンサル転職やポストコンサル、事業会社CxOなど、希望のキャリアパスに応じて幅広い支援が可能。 |
Flow Group |
未経験からの大手コンサル転職に特化したエージェント。 アドバイザーは全員が大手・外資コンサル出身で手厚いマンツーマンサポートが強み。 面接の事前対策なども充実しており、未経験でも大手への転職成功を目指せる。 |
MWH HR Products |
コンサル業界のハイクラス求人に特化。 三井物産グループの人材エージェントで、三井物産の社内コンサルティングチームや三井物産のグループ企業求人を多数保有。年収1,000万円以上での転職実績が豊富。 |
ポストコンサルとは?
ポストコンサルとは、コンサルティングファームやシンクタンクのコンサルティング部門で働いた経験があり、その後コンサル業界から転職した人を意味します。
コンサル分野での経験を活かし、さまざまな業界や企業でコンサルティングサービスを提供できる人材である点が特徴です。
問題解決能力、プレゼン能力などのコンサル技術は、ベンチャー企業やIT業界などでの需要が高まっています。そのため、求人が多いだけではなく、高年収などの好条件で募集される傾向にあります。
経営計画など企業の根幹にかかわるプロジェクトに参画することが多いポストコンサル。将来的には、COOやCSOなどの重要なポジションに就くケースが多いことも特徴です。
しかし、注目度の高いポストコンサルですが、転職活動に失敗してしまうと下記のような大きなリスクもあるといわれています。
- 年収ダウン
- キャリア形成に失敗
- 転職のタイミングを失う
ポストコンサルの転職を成功させるためには、転職エージェントの利用がおすすめです。エージェントを利用することで転職者のキャリアに合わせた求人の提案や企業との年収交渉をしてもらうことができます。
次の項目からは業界別におすすめの転職エージェントを紹介します。業界を大きく下記の4点に分け、それぞれの転職エージェントについて詳しく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
【総合編】おすすめ転職エージェント7選
まずは、一般的な企業におけるポストコンサルの求人を多く取り扱う転職エージェント7社をご紹介します。
上記は、非常に多くの求人を取り扱う転職エージェントばかりです。これまでのキャリアを活かせる企業を紹介してもらうことができるためおすすめです。
ASSIGN(アサイン)
引用元:ASSIGN
- 若手向けハイエンド求人多数
- キャリアプランを提案
ASSAIGN(アサイン)は、若手向けのハイエンド求人を多く取り扱う転職エージェントです。
幅広い業界の求人を取り扱っており、ポストコンサル向けの求人も数多く取り扱っています。
アサインの最大の魅力は、キャリアプランの提案です。求職者のスキルや経験をもとに最適なキャリアプランを計画してもらえます。
アサインの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社アサイン |
公式サイト | https://assign-inc.com/ |
公開求人数 | 非公開(2024年10月24日時点) |
リクルートダイレクトスカウト
引用元:リクルートダイレクトスカウト
- ハイクラス向けスカウトサービス
- ハイクラス求人多数
リクルートダイレクトスカウトの最大の特徴は、スカウトサービスが充実しているという点です。
一般的な転職エージェントの場合、提案された求人や自身で探した求人に応募します。しかし、リクルートダイレクトスカウトでは、企業からスカウトの連絡がくるシステムです。
求人情報を探し、ミスマッチがないかチェックする手間を省くことができるため、非常におすすめになります。
また、ポストコンサル求人だけでなく、年収800万~2000万円のハイクラス向け求人が多いため、年収ダウンの心配が少ない点も魅力かもしれません。
リクルートダイレクトスカウトの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp |
公開求人数 | 391,161件(2024年10月24日現在) |
ランスタッド
引用元:ランスタッド
- 創業43年の実績
- キャリアアップを目指せる
- 国内外のネットワーク充実
ランスタッドは、創業43年の実績を誇る転職エージェントです。ポストコンサルの求人も多く取り扱っています。
ランスタッドはハイクラス求人に強く、転職でキャリアアップを目指したい人におすすめの転職エージェントです。公開求人のうち年収800万円以上の求人が全体の80%を占めており、中には年収3000万円以上の求人もあります。
さらに国内だけではなく、国外にも拠点が多数あります。そのため、国外でも活躍したいと考えられている人にもおすすめの転職エージェントです。
ランスタッドの基本情報 | |
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運営会社 | ランスタッド株式会社 |
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
公開求人数 | 8,462件(2024年10月24日現在) |
リクルートエージェント
引用元:リクルートエージェント
- 求人数が業界トップクラス
- 実績豊富なアドバイザー
転職支援実績No.1で知られているリクルートエージェント。最大の強みは、非常に多くの求人を取り扱っているという点です。公開求人数が約38万、非公開求人が約25万と業界トップクラスになります。
また、実績豊富なアドバイザーが多数在籍しています。ポストコンサルの転職にも強いキャリアアドバイザーが多い点もリクルートエージェントの魅力です。
リクルートエージェントの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
公開求人数 | 478,152件(2024年10月24日現在) |
BIZREACH(ビズリーチ)
引用元:ビズリーチ
- ハイクラス求人特化
- 希少な求人を掲載
- ミドル層の転職実績豊富
テレビCMでもおなじみのビズリーチは、ハイクラス求人に特化した転職エージェントです。ポストコンサル求人も数多く取り扱っています。
ハイクラスに特化しているだけではなく、他の転職サイトでは見ないような希少な求人が掲載されていることもあります。求人の取りこぼしを防ぐためにも、ぜひ登録してください。
即戦力人材であるミドル層の転職における実績も豊富なため、30代~40代の方に特におすすめの転職エージェントです。
ビズリーチの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
公開求人数 | 139,084件(2024年10月24日現在) |
doda X
引用元:doda X
- ヘッドハンティングサービス
- キャリアコーチング
doda Xは、ハイクラス求人を専門としているだけでなく、幅広い業界の求人情報を扱う転職エージェントです。
doda Xの特徴として、ヘッドハンティングサービスがあります。doda Xをプラットフォームとしているヘッドハンターが4,000名ほど在籍しており、企業から依頼を受け、転職希望者をスカウトします。
ヘッドハンティングサービスは、より成功率の高い転職活動として人気を集めています。
また、コーチングのプロからキャリアコーチングを受けることも可能です。別途料金が発生しますが、納得感のあるキャリア形成に役立てられます。
doda Xの基本情報 | |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公式サイト | https://doda-x.jp/ |
公開求人数 | 60,265件(2024年10月24日現在) |
リメディ
引用元:リメディ
- 厳選したハイクラス求人特化の転職エージェント
- 各業界出身のヘッドハンターがサポート
リメディは、ハイクラス転職やエグゼクティブ層の転職支援を得意とする転職エージェントです。
外資系コンサルファームから日系大企業、メガベンチャー、急成長中のスタートアップ企業など厳選されたハイクラス求人を6,000件以上とりそろえており、中には他では出会えない限定求人の紹介も可能です。
外資系コンサルや不動産ファンド、M&A仲介会社等、各業界の出身者がヘッドハンターとして在籍しており、過去データと業界出身による知見から徹底した選考対策支援が受けられます。
求人のある各企業へは経営者に直接ヒアリングを実施しており、採用を強化しているポジションなど極めて詳細な情報の提供を受けることもできます。
また、直近の転職だけではなく、将来的にどのような仕事をしたいのかなど、転職後までを見据えたキャリア設計の相談も受け付けてくれます。
リメディの基本情報 | |
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運営会社 | リメディ株式会社 |
公式サイト | https://remedy-tokyo.co.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年10月24日現在) |
【外資系編】おすすめ転職エージェント3選
ポストコンサルは、海外では一般的なポジションです。そのため、外資系企業の求人の数が多いが特徴でもあります。
ここでは、外資系に強い転職エージェントとして、下記3社をご紹介します。
外資系転職エージェントですが、実績豊富なエージェントばかりですので、ぜひチェックしてみてください。
JACリクルートメント
引用元:JACリクルートメント
- 外資系・グローバル企業に強い
- 英文のレジュメにも対応
JACリクルートメントは、外資系企業だけでなくグローバル企業の転職にも強い転職エージェントです。外資系企業でポストコンサルとして活躍したい人におすすめのエージェントです。
ロンドン発祥の転職エージェントであることから、日本だけではなく、ヨーロッパやアジアなどにも拠点があります。
外資系企業への転職ならではの英文のレジュメ作成や英語での面接対策などもしっかりサポートしてもらえる点が魅力です。
JACリクルートメントの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
公開求人数 | 21,619件(2024年10月24日現在) |
ロバート・ウォルターズ
引用元:ロバート・ウォルターズ
- 英語力×専門性のハイクラス求人
- ヘッドハンティング型
ロバート・ウォルターズは、外資系企業への転職に特化した転職エージェントです。最大の特徴は「英語力」だけではなく「専門性」も必要となるハイクラス転職を数多く扱います。
ロバート・ウォルターズでは複数のコンサルタントが、転職者に直接オファーするヘッドハンティング型のサポートが一般的です。さまざまな角度から求人を探せる魅力的なシステムになります。
また、コンサルタントは全員バイリンガルやネイティブです。そのため、英文のレジュメ添削や英語での面接対策など英語サポートも充実しています。
ロバート・ウォルターズの基本情報 | |
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運営会社 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 |
公式サイト | https://www.robertwalters.co.jp/ |
公開求人数 | 1,631件(2024年10月24日現在) |
エンワールド・ジャパン
引用元:エンワールド・ジャパン
- 外資系求人数トップクラス
- 管理職の求人多数
エンワールド・ジャパンは、外資系や日系グローバル企業に強い転職エージェントです。
特に外資系の求人数は、業界トップクラスです。公開求人数は約900件ですが、非公開求人数も含めると10,000件以上の求人数を保有しています。
幅広い業界を視野に入れられている方には、特におすすめの転職エージェントになります。
ハイクラスな求人だけではなく、マネージャーや部長など管理職の求人を中心に扱っているのも特徴です。そのため、40代以上の方も安心して利用することができます。
エンワールド・ジャパンの基本情報 | |
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運営会社 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
公式サイト | https://enworlddigital.com/ |
公開求人数 | 1,193件(2024年10月24日現在) |
【ベンチャー編】おすすめ転職エージェント3選
優良企業を中心にベンチャー企業の中でも、ポストコンサルの重要性が見直されています。ベンチャー企業に強い転職エージェントとして、下記3社をご紹介します。
Geekly(ギークリー)
引用元:ギークリー
- IT職種を熟知した専門アドバイザー
- 入社後の活躍率90%(2022年12月時点)※
※引用元:ギークリー-入社後活躍率
ベンチャー企業から大企業まで豊富な求人を紹介してくれることから人気を集めるGeekly(ギークリー)。
ギークリーは、その中でもIT、Web、ゲーム業界に強いのが特徴です。同業界特有のバリエーション豊富な求人を持っているため、ポストコンサルの転職エージェントとしてもおすすめになります。
入社後の活躍率が90%と非常に高い点もギークリーの魅力です。ギークリー独自のノウハウで、精度の高いマッチングを実現しています。
ギークリーの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
公式サイト | https://www.geekly.co.jp/ |
公開求人数 | 29,077件(2024年10月24日現在) |
GoodfindCareer
引用元:GoodfindCareer
- ベンチャー企業特化型キャリア支援
- 独占求人あり
GoodfindCareerは、ベンチャー企業特化型の転職エージェントです。ベンチャー企業のポストコンサルとして活躍したいと考えている方には特におすすめです。
求人数が豊富というわけではありませんが、厳選した会社が紹介されていることが特徴です。独自の紹介ルートを構築しており、GoodfindCareerの独占求人もあります。
GoodfindCareerは、キャリアアドバイザーとしての役割も重要視しているため、さまざまな角度から求人を紹介しているの点も魅力です。
マーケットの将来性、企業のカルチャー、競合優位性などさまざまな角度から分析・提案してもらうことができます。キャリアアドバイザーとして活用してみるのもおすすめです。
GoodfindCareerの基本情報 | |
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運営会社 | スローガン株式会社 |
公式サイト | https://career.goodfind.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年10月24日時点) |
ProCommit(プロコミット)
引用元:プロコミット
- 優良成長企業への転職支援
- 担当コンサルタントだけの支援ではない
ProCommit(プロコミット)の最大の特徴は、ベンチャー企業の中でも優良成長企業への転職支援を数多く行っているという点です。
例えば、ユニクロやJINSなどメガベンチャーへ成長した企業の求人を数多く提案してもらえます。もちろん、メガベンチャーへこれから成長する企業の求人も数多く取り扱っています。
担当コンサルタントが1対1で転職支援をしてくれるのが、転職エージェントの一般的です。
しかし、プロコミットでは面談するコンサルタントの見解だけでなくプロコミット社のチームで決定したサービスを提供してもらえます。
そのため、転職者や企業にとってベストな方向性を示してもらえる点もプロコミットの魅力といえるでしょう。
プロコミットの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社プロコミット |
公式サイト | https://www.procommit.co.jp/ |
公開求人数 | 165件(2024年10月24日現在) |
【PEファンド編】おすすめ転職エージェント
リーマンショック後、投資銀行やPEファンドなどファンド系が業績を落としていたこともあり、求人数は減少傾向にありました。
しかし、近年は業績を盛り返し、ポストコンサルも含めて積極的に採用が行われるようになっています。そのようなファンド系に強い転職エージェントとして、ヤマトヒューマンキャピタルをご紹介します。
ヤマトヒューマンキャピタル
引用元:ヤマトヒューマンキャピタル
- 未経験向け求人多数
- コンサル業界に特化
ヤマトヒューマンキャピタルは、ファイナンス業界だけでなくコンサル業界にも強い転職エージェントです。
一つの業界に特化した転職エージェントの場合、即戦力であることを求められることが多くなります。しかし、ヤマトヒューマンキャピタルでは、未経験向け求人が多数取り扱われているのが特徴です。
そのため、業界未経験の方でも、これまでのコンサルタントとしての経歴を活かし転職活動を進められます。
アサインの基本情報 | |
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運営会社 | ヤマトヒューマンキャピタル株式会社 |
公式サイト | https://yamatohc.co.jp/ |
公開求人数 | 2,903件(2024年10月24日現在) |
ポストコンサルに人気の転職先3選
ポストコンサルの転職先は、さまざまです。「どの転職先がいいのだろう?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではポストコンサルに人気の転職先3選をご紹介します。
特に上記3業界は、必要な人材に高い報酬を支払う傾向にあります。ぜひ、転職先を選ぶ際に参考にしてみてください。
外資系企業
給与水準の高さから外資系企業へのポストコンサルとしての転職は人気があります。単純に給与の高さだけではなく、外資系ならではの給与制度に魅力を感じる人が多いようです。
外資系企業の場合、年功序列制度ではなく実力主義の傾向にあります。そのため、一定の成果を上げることで、短期間のうちに年収をアップさせることが可能です。
例えば、30代でマネージャークラスに就任した場合、年収1000万円~2000万円という例も少なくありません。
さらに、年収の上限が高い点も外資系の特徴です。40代で役員の社員の場合、年収が2000万円~数千万円というケースも一般的です。
一方、キャリア形成がしやすいという点でも外資系企業は人気があります。外資系企業では、職種ごとに採用や人材育成を行う流れが一般的です。
日本企業のように、ゼネラリストとしてさまざまな職種をローテーションさせられることがありません。そのため、一つの業種で専門性を高めることができ、キャリアの形成がしやすいという点も魅力のようです。
ベンチャー系企業
新しいビジネス展開ができることから、ポストコンサルとしてベンチャー企業への転職も人気があります。
経営陣が20代~30代と若い傾向にあるため、優秀な人材であれば経営幹部として活躍できる可能性が高い点もベンチャー企業の魅力です。
一方で、年収は決して高額ではありません。ただ、ストックオプションなどの制度により、企業が成長することによって大きな収入を得ることも可能です。年収だけではなく社内制度もぜひチェックしてみてください。
業界の中ではもっともポストコンサルタントの需要が高いのが、ベンチャー業界です。そのため、転職のしやすさも魅力の一つとしてあげられます。
ただ、ベンチャー系企業と言っても業種、業態は非常にさまざまです。例えば、IT系でもECサイトを運営する企業もあれば、ゲームを開発する企業もあります。
そのため、転職する際はコンサルファーム時代の経験を活かせる業種を選ぶことが非常に重要です。
PEファンド・投資銀行
圧倒的な年収アップを実現できることから、PEファンド・投資銀行への転職も非常に人気があります。
投資銀行の場合、未経験での採用が中心となり、「採用されやすい」という点も魅力のようです。
ポストコンサルは投資未経験であるため、アナリスト、アソシエイトなどのポジションで入社するのが一般的です。そのため、第二新卒や20代の採用が中心となっています。
一方、PEファンド系は、経験者の採用が中心です。例えば、ファンド系の中でも外資系PEファンドの場合、大きく分けて下記の人材を採用する傾向にあります。
- M&Aプロジェクト経験者(20代)
- 経営支援をできるリーダーシップの高いコンサルタント(20代後半~30代)
そのため、PEファンドへ転職したい場合は、キャリア形成が非常に重要です。コンサルファームに入社後、ポストコンサルとして投資銀行へ転職。投資経験を経てPEファンド系へ転職する人が多いようです。
投資銀行・PEファンド系への転職を希望される方は、計画的なキャリアプランが必要です。ぜひ転職エージェントにキャリアプランの設計を相談してみてください。
ポストコンサルに強い転職エージェントの選び方
おすすめの転職エージェントを紹介しましたが、転職市場が活発ということもあり非常に多くの転職エージェントが存在します。
転職エージェントは、それぞれ強みや特徴があるため、自身のニーズに合わないこともあります。転職エージェント選びに失敗してしまうと、時間を無駄にしてしまうかもしれません。
そこで、ここでは、転職エージェントを選ぶ際に特にチェックしておきたいポイントとして下記3点をご紹介します。
経験を活かせる業界に強いか
転職エージェントには、それぞれ強みがあります。例えば、IT業界に強い転職エージェントや、医療系の転職に強い転職エージェントなどです。
転職エージェントが強みとする業界が、自身の希望する業界や経験を活かせる業界かをチェックしてみてください。
IT系での経験があり、IT業界へポストコンサルとして転職したいと考えている人の場合、医療系を強みとしている転職エージェントに登録してしまうと、次のようなデメリットが生じる恐れもあります。
- 求人数が少ない
- 担当エージェントに業界の知識が少ない
- 適切なアドバイスがもらえない
転職エージェントを選ぶ際は、エージェントの強みを判断材料とするとミスマッチが起きにくくなります。
ポストコンサルの転職実績が多いか
転職エージェントを選ぶ際、ポストコンサルの転職実績があるかというポイントも重要です。
転職エージェントは、さまざまな求人を取り扱います。そのため、「ポストコンサルの求人がある」ということと、「転職実績がある」点は別問題といえます。
求人募集が行われても求める人材の応募がなかった場合、企業は採用せず、転職エージェントの実績とはなりません。
企業と求職者のニーズや経験をしっかりヒアリングし、マッチングさせた実績があるかを確認しましょう。担当するエージェントに実績の有無を確認してみてください。
ポストコンサルに詳しい転職エージェントか
「ポストコンサルの事情に詳しい転職エージェントか?」という点もぜひチェックしてみてください。
特にコンサル業界に詳しいエージェントがおすすめです。コンサル業界に詳しいエージェントの場合、ポストコンサル向けの求人やキャリア形成についても知識や経験が豊富です。
そのため、ポストコンサルの転職に対してもさまざまな角度からアドバイスを受けることができます。
【年齢別】ポストコンサルの転職実態
「本当にキャリアアップできるのか?」「転職できるのか?」とポストコンサルの転職実態について気になられる方も多いのではないでしょうか。
ポストコンサルの転職は、年齢別によって大きく異なります。そこで、ここでは年代別にポストコンサルの転職実態を詳しく解説します。
20代での転職
ポストコンサル市場でもっとも需要があるのが、20代のポストコンサルです。
20代のポストコンサルは、コンサル業界の知識を持ちながら、特定の業界や業種の慣習に染まっておらず、フレッシュなイメージのある人材といえます。どの業界でも活躍できる汎用的なスキルを持っていることから、需要は高い傾向にあります。
そのため、未経験でも採用される傾向にあり、転職先の業界の選択肢も豊富です。
その一方で、キャリアプランがしっかりしていないと、転職を繰り返し、キャリアが形成できなくなってしまいます。結果として、最終的にコンサル業界に出戻ってしまう人も少なくないようです。
ポストコンサルとして転職を検討されている方は、一度キャリアアドバイザーなどに、キャリアプランを相談してみると良いでしょう。
30代での転職
30代のポストコンサルの需要は根強くありますが、20代ほどの人気はありません。
30代に入ると、ポストコンサルの採用ニーズが緩やかに低下します。これはコンサルティング業界だに限ったことではなく、あらゆる業界で35歳を超えた時点で、急激にニーズは下落する傾向があるといわれています。
その一方で、即戦力として活躍して欲しいPEファンド系などは、あえて30代のポストコンサルを募集しているケースもあります。
30代の方の場合、需要があるポジションや業界を分析し、転職活動を進めることがおすすめです。
40代での転職
40代のポストコンサルの需要は低めではあるものの、経営幹部候補としてのニーズがあります。
先述の通り、ポストコンサルの需要は20代~30代がもっとも高く、35歳から下落することが一般的です。40代前半は特に需要に変化はなく、45歳から年齢と共に需要が低下します。
そのため、40代での転職の場合、需要が高いファンド系やベンチャー企業の経営幹部として転職するか、もしくはコンサル業界内での転職がおすすめです。
ポストコンサルの転職を成功させるポイント
ポストコンサルの需要は根強いため、転職の難易度は決して高くありません。ただ、安易に転職してしまうと後悔する結果につながりかねないため注意が必要です。
そこで、ここではポストコンサルの転職を成功させる3つのポイントを紹介します。
転職だけではなく、今後のキャリアにとっても重要なことですので、ぜひ参考にしてください。
キャリアプランを明確にする
ポストコンサルとして活躍するためには、キャリアプランを明確にすることが重要です。
コンサルタントは、コンサル能力だけではなく、これまでのキャリアや今後の展望が重要視される職種です。自身のキャリアプランを明確にした上で、転職しようとする企業の事業方針や規模、売上の推移などをに沿ったアピールをする必要があります。
また、社内でのキャリアパスなどを確認することで、自身のニーズにあった最適な求人を選ぶことができます。
業界や企業の実態について詳しく知りたい方は、ぜひ転職エージェントに相談してみてください。業界のスペシャリストが、キャリアのアドバイスをしてくれるはずです。
希望条件を明確にする
ポストコンサルとして働く上で希望条件を明確にすることも重要です。
ポストコンサルはさまざまな業界で活躍できますが、業界によって魅力は異なります。
例えば、ファンド系の場合、圧倒的な年収アップを目指すことが可能です。一方、ベンチャー企業の場合、事業規模の拡大や上場などに、やりがいを感じることができます。
希望条件を明確にすることで、数多くあるポストコンサルの求人の中から自身の希望条件に合った求人を絞り込みやすくなるでしょう。
また、希望条件を明確にすることで「転職理由」に説得力を持たせることも可能です。
応募書類・筆記試験・面接対策を徹底的に行う
ポストコンサルの転職はハイクラスなものが多いため、対策をしっかり行う必要があります。対策をしておきたいポイントは大きく分けて下記3つの課題があります。
- 応募書類
- 筆記試験
- 面接
応募書類は、企業側が面接を実施するかを決める最初の判断材料です。履歴書・職務経歴書ともに、採用担当者の目にとまるよう作り込んでおく必要があります。転職エージェントでは、添削サービスを無料で受けられるためおすすめです。
また、外資系企業の場合、英文のレジュメ提出を求められることもあります。外資系に強いエージェントの場合、英語添削サービスを提供しているケースもあるため、相談してみてください。
筆記試験は、MBA試験の題材からの出題や、SPIで90%前後の正解率を求められるなど、ハードルが高い企業も少なくありません。転職エージェントに、過去の出題傾向などを聞いて把握しておきましょう。
面接はもっとも重要なポイントです。昨今では、志望動機について深掘りされるケースが増えてきています。端的かつ説得力のある志望動機を伝えられるよう、事前に準備しておくことがおすすめです。
また、ケース面接や英語面接が実施される場合もあります。ケース面接とは、面接官が特定の課題を提示し、候補者が所定の時間内に解決する方法を示す形式の面接です。多様な面接形式に対応できるよう、転職エージェントのサポートを活用し、事前に面接の練習を行っておきましょう。
ポストコンサルの転職エージェント利用の流れ
転職エージェントを利用したポストコンサルの転職の流れは、下記の通りです。
1つひとつの段階に分けて、詳しく解説します。
会員登録・ログイン
転職エージェントや転職サイトに会員登録します。多くの場合、無料で利用できるため、少なくとも下記の2社には登録しておくと良いでしょう。
- 求人数が多い転職エージェント
- 業界に特化した転職エージェント
会員登録が完了したら、ログインして必要書類をアップロードします。さらに、プロフィールを充実させることで企業からのスカウトを受けやすくなります。
エージェントから連絡
転職エージェントに登録すると、数日内にエージェントから連絡があります。求人をいきなり紹介されることはなく、まずは下記のような内容のヒアリングからスタートします。
- 転職状況(在職中または離職中)
- 利用中の転職エージェント
- 転職希望時期
転職状況に応じて、サポートの開始時期などが決まります。
キャリアアドバイザーとの面談
続いてキャリアアドバイザーとの面談が実施されます。転職エージェントによっては、上記のエージェントとの面談とキャリアアドバイザーとの面談を兼ねて行われる場合もあります。
キャリアアドバイザーからは、下記の内容がヒアリングされるのが一般的です。
- 希望条件
- スキル
- これまでのキャリア
- キャリアプラン
面談後、改めて求人を案内してもらえます。事前に希望条件などをまとめておくとスムーズに面談を終えることができるため、おすすめです。
求人紹介・書類添削・面接対策
面談完了後に求人が紹介されます。
並行して、履歴書や職務経歴書などの提出書類をエージェントに添削してもらうことも可能です。
求人に応募が完了し、面接日が決定したあとには、面接対策が実施されます。
エージェントに依頼すると、面接の練習をしてもらうこともできます。面接で聞かれる質問の傾向などを聞き、回答を準備しておくことがおすすめです。
特に、外資系企業の場合は英語面接も想定されるため、エージェントに練習を依頼すると心強いでしょう。
応募・書類選考・面接
提出書類の準備ができたら、企業へ応募します。基本的には、エージェントを通して応募する流れです。
提出した書類をもとに、書類選考が行われます。書類選考に通った場合、企業との面接がセッティングされます。書類審査で何度も落ちてしまう場合は、改めて書類添削をしてもらいましょう。
面接の日時が決定したら、いよいよ面接です。面接当日、遅刻しないよう事前に経路などは確認しておきましょう。
また、オンライン面談の場合は、利用するアプリがダウンロードされているか、問題なく使用できるかを確認しておくと安心です。
内定・退職交渉・入社
面接後、数日以内に内定が出ます。1週間しても合否が出ない場合は、エージェントに確認してみてください。連絡が漏れてしまっている可能性もあります。
内定が出た場合は、現職の退職交渉を行います。何カ月以内に退職したいという旨を上司に告げ、退職準備を進めましょう。
入社時期や年収などについては、転職先と相談する必要があります。転職エージェントに交渉してもらうことで、より良い条件で入社できるかもしれません。
ポストコンサルに強い転職エージェントに関する疑問や質問
ハイクラス転職が実現可能なポストコンサル。ここまで、魅力的なポストコンサルの転職について詳しく解説しましたが、さまざまな疑問が新たに生まれた方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではポストコンサルに寄せられるよくある質問として、下記4件をご紹介します。
ポストコンサルが使えないと言われてしまう原因は?
ポストコンサルは、企業でさまざまな問題解決を行います。しかし、その一方で実務などに関する現場の知識が足りなく「使えない」と評価されてしまうこともあるようです。
そのような状況にならないために、ポストコンサルが自主的に現場での実務経験を申し出るケースも見られます。
また、組織内での役割が明確ではない企業でも十分な役割が果たせないことがあります。このような場合に、結果だけを見て、成果を出せていないと判断されてしまうことも要因の一つでしょう。
転職活動の期間はどのくらい見積もるべきか?
企業に必要書類を提出してから、面接、内定が出て入社するまでの時期を転職期間とした場合、ポストコンサルの転職は一般的に3~4カ月必要といわれています。
書類選考で1~2週間、面接までに2週間~1カ月、内定がでるまでに2カ月。退職準備などに1カ月前後必要となるため、転職期間は3~4カ月となる人が多いようです。
ベンチャー企業などの場合、面接から内定が出るまでの期間が短く、1カ月前後短くなることもあります。
現在の職を辞めるタイミングはいつが適切か?
現職を辞める適切なタイミングは、目的によって異なります。主な目的として下記の3点があげられます。
- 現職の状況
- 転職市場
- 家計の状況
一番理想なのは、仕事の区切りがついた時です。現職のメンバーにも迷惑をかけずに退職ができます。プロジェクトが終わるタイミングや、繁忙期が過ぎた後などがおすすめです。
転職市場を踏まえて退職時期を決める人も少なくありません。転職に有利な時期は、1~3月、8~10月といわれています。この記事は求人数も増えるため、非常におすすめです。
プライベートを考慮して、辞めるタイミングを決めなければいけない場合もあります。子どもの進学など家族の事情、ボーナスをもらってから辞めるというような経済的事情もあるでしょう。
特に家族がいる場合、退職時期については、半年以上前から相談しておくとトラブルが少ないかもしれません。
2023年の転職市場の動向はどうですか?
2023年現在、転職市場でのポストコンサルの需要は非常に高まっているといわれています。
大きな要因として下記2点があげられます。
- ポストコンサルのポジション増加
- VUCA時代だからこその需要拡大
ポストコンサルを採用する企業が、増えているという点が最大の要因です。ベンチャー企業や外資系だけではなく、幅広い業種でもポスコンサルの価値が見直されています。
また、先行きが不透明なVUCA時代といわれている現在。問題解決能力が高いポスコンサルを求める企業は、増えています。
今後もポスコンサル人気が続くだけでなく、より広い業種や分野における需要が拡大すると考えられています。
ポストコンサルにおすすめの転職エージェントまとめ
この記事では、ポストコンサルにおすすめの転職エージェントを業種別にご紹介しました。
ハイクラス転職への近道でもあるポストコンサル。満足度の高い転職を実現させるためには、キャリアプランや希望条件を明確にした上で、書類対策や面接対策を徹底的に行うことが重要です。
業界の最新情報の収集や選考対策には、目的やニーズに合った転職エージェントを利用すると心強いでしょう。
本記事でご紹介した、ポストコンサルの転職を成功させるポイントや転職エージェントの選び方も、ぜひ参考にしてみてください。きっと、自身のスキルや経験を活かせる企業やポジションに出会えるはずです。
\コンサル向けおすすめ転職エージェント/
サービス名 | 特徴 |
200社以上のコンサルファームとの強固なコネクションで国内に展開するファームほぼすべてに紹介可能 「面接対策資料」と「想定頻出問答集」に加え、元コンサルタントを仮想面接官とした模擬面接により、実践力を鍛えられる |
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