近年、企業のサイバー攻撃対策や情報管理体制の強化が求められる中、「セキュリティコンサルタント」という職種が注目を集めています。高度な専門性と戦略的な視点を活かし、企業の安全と信頼を支えるこの仕事に、興味を持つ方も増えてきました。
本記事では、セキュリティコンサルタントの仕事内容や必要なスキル、キャリアパスから将来性、向き不向き、よくある疑問までを網羅的に解説。未経験から目指せるのか、どんな経験が活かせるのかといった実践的な視点も交えて紹介します。
コンサル業界向け
おすすめ転職エージェント
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監修者:
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役
大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。現在はフリーコンサル株式会社を創業し、コンサルタント・ハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」を運営。あわせて大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援など、コンサルティング事業も展開している。
セキュリティコンサルタントとは?

セキュリティコンサルタントとは、企業や組織の情報資産を守るために、リスクの特定から対策の立案・実行支援までを担う専門職です。サイバー攻撃の高度化に伴い、技術的な防御策だけでなく、組織全体のセキュリティ体制を評価・強化する役割も担います。
経営層と対話しながら全社的な方針を策定する機会も多く、ITスキルに加えて、ビジネス理解やプロジェクト推進力も重要視される点が特徴です。企業の信頼性や事業継続性を支える、戦略的な役割を担う仕事といえるでしょう。
セキュリティコンサルタントの仕事内容

セキュリティコンサルタントの業務は多岐にわたります。セキュリティコンサルタントの仕事では、技術面だけでなく、組織の文化や業務フローへの深い理解も求められるのが特徴です。以下では、セキュリティコンサルタントが担う代表的な業務を紹介します。
戦略の立案
セキュリティコンサルタントは、クライアント企業の目標に向けて最適なセキュリティ戦略を考えていきます。セキュリティ事業のトレンドは時代によって変化するため、企業のビジネスに合わせた戦略の立案が必要です。
クライアント企業の事業や組織に合わせて、将来的なビジョンを想定しながら中長期的な計画を練ります。最適な戦略の立案を行うためには、クライアント企業の事業についても理解を深めなくてはいけません。
企業は、セキュリティコンサルタントの提案を受けて戦略を実行に移すため、セキュリティコンサルタントは責任感の必要な仕事といえます。そのため、戦略の立案は、一定の経験を積んだセキュリティコンサルタントが対応することが多いです。
マネジメント支援
クライアント企業の安定したセキュリティレベルを維持・管理するために、マネジメント支援を行うこともセキュリティコンサルタントの重要な仕事の一つです。社内のセキュリティ体制やセキュリティポリシーの構築、ISMS認証取得の支援などが具体的な業務内容となります。
また、社員の研修や教育を実施することで、セキュリティ管理を強化することも業務に含まれています。特に、営業やECサイトなどの事業を行うクライアントへは、個人情報を管理するための情報システム構築を支援することも重要です。
社内のセキュリティ監視体制を整えるために、セキュリティコンサルタントは大きな役割を担っています。
実行支援
策定したセキュリティ戦略を現場で具体化する段階では、セキュリティコンサルタントは実行支援を行います。具体的な支援内容は、セキュリティ製品の選定や導入支援、アクセス制御の設計・構築、運用体制の整備などです。
セキュリティ対策は導入して終わりではなく、運用と改善を継続する必要があるため、現場への定着支援も欠かせません。また、万が一インシデントが発生した場合には、初動対応から原因分析、再発防止策の提示まで担うこともあります。
現場の制約や実情を理解しながら、現実的で持続可能な施策を提案・実装していくことが求められる業務です。
脆弱性診断やリスク評価
企業のシステムやネットワークに潜むリスクを明らかにするため、脆弱性診断やリスク評価を行うのもセキュリティコンサルタントの仕事です。たとえば、Webアプリケーション診断やネットワークスキャンを通じて、不正侵入の可能性や設定ミスを洗い出します。
そのうえで、各リスクの影響度や発生可能性を評価し、優先順位をつけて対策を提案。他にも、ガイドラインへの準拠状況を確認する対応を実施することもあります。こうした診断はセキュリティレベルを保つためにも定期的に行うことが望ましいため、重要な業務といえるでしょう。
単なる技術評価にとどまらず、経営判断に役立つレポートの作成までを含む業務です。
セキュリティ教育・啓発支援
セキュリティコンサルタントは、職種やリスクに応じた教育プログラムの企画・実施の支援も行います。セキュリティ対策を浸透させるには、社員一人ひとりの意識向上が欠かせません。
教育や啓発支援の内容は、具体的には、標的型攻撃メールやパスワード管理など、日常業務に密接した内容を盛り込んだ研修が中心です。また、eラーニングやクイズ形式の教材、啓発ポスターの作成などを通じて、継続的な啓発活動を行うこともあります。
人的ミスを減らし、組織全体でセキュリティ意識を高めることで、技術対策だけでは補えないリスクの軽減に貢献できるのもこの業務の魅力といえるでしょう。
セキュリティコンサルタントの年収

セキュリティコンサル会社に所属するコンサルタントの年収は、状況によって変動します。求人サイトIndeedに掲載されているデータによると、セキュリティコンサルタント・アナリストの平均給与額は650万円前後※1でした。
また、職業情報提供サイトのjob tagによる統計では、セキュリティコンサルタントを含むITコンサルタントの年収目安は752.6万円※2となっています。
一方、セキュリティコンサルのフリーランスとして独立する場合、1案件あたりの報酬は大きくなる傾向です。フリーランス案件サイトのレバテックフリーランスによると、セキュリティコンサル案件の月単価相場は94万円※3です(年収換算1,128万円)。
参照元
※1 Indeed「東京都でのセキュリティコンサルタント・アナリストの給与」(2025年10月17日時点)
※1 job tag「ITコンサルタント – 職業詳細」(2025年10月20日時点)
※3 レバテックフリーランス「セキュリティコンサルの案件・求人一覧」(2025年10月20日時点)
セキュリティコンサルタントへの転職に必要なスキル

セキュリティコンサルタントを目指すうえで重要なのは、技術力だけでなく、ビジネス視点や論理的な思考力、そして課題を解決へ導く総合的なスキルです。以下では、転職を検討する際に備えておきたい代表的なスキルを紹介します。
仮説構築力
セキュリティ課題の本質を見抜き、限られた情報から解決の糸口を見出すには、仮説構築力が欠かせません。たとえば、インシデントの発生原因や潜在的なリスクを明らかにする際には、現場のヒアリング内容やログの断片的な情報から、構造的な問題を推測する力が求められます。
また、戦略立案や改善提案を行う際にも、現状分析から仮説を立て、それを検証しながらアプローチを進める場面が多くあります。コンサルティング職としての基本的な素養であり、論理的思考や情報整理能力とセットで磨いておきたいスキルです。
セキュリティ関連知識
セキュリティに関する体系的な知識は、コンサルタントとしての信頼性を支える重要な基盤です。暗号技術、マルウェア対策、アクセス制御、認証方式など、広範な分野を押さえておく必要があります。
とくにISMSコンサルなどの特定分野のコンサルティングを提供する場合は、ISO27001などの認証制度に関する理解や、情報セキュリティマネジメントシステムの構築・運用経験があると評価されやすいでしょう。また、セキュリティガイドラインや国内外の法令に関する知識も実務では役立ちます。
実践と結びついた知識を持つことで、クライアントへの提案にも説得力が増します。
ネットワークやアプリケーションの知識
セキュリティ対策の多くは、ネットワークやアプリケーションの構造を理解してはじめて成り立ちます。そのため、TCP/IPやルーティング、DNS、ファイアウォールといったネットワークの基本的な仕組みに関する理解は不可欠です。
また、Webアプリケーションに関する知識も求められ、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)といった脆弱性への対応経験があると実務で役立ちます。設計段階からセキュリティを意識できる「セキュア開発」の考え方を身につけておくと、より高度な支援が可能になるでしょう。
セキュリティコンサルタントへの転職で有利となる資格

セキュリティコンサルタントへの転職では、実務経験とあわせて専門性を示す資格の有無が評価につながります。とくに、監査・戦略・技術など、各領域における知見を証明できる資格は、転職市場でも高く評価されやすい傾向にあります。ここでは、代表的な4つの資格を紹介します。
システム監査技術者(AU)
システム監査技術者(AU)は、情報処理推進機構(IPA)が実施する高度区分試験のひとつです。この試験では、企業の情報システムが適切に管理・運用されているかを評価するスキルが問われます。
ITガバナンスやリスク管理、内部統制などの知識が体系的に求められるため、監査寄りのセキュリティコンサル業務を希望する方には特に有効です。資格取得によって、セキュリティだけでなく、業務や組織運営までを広く理解できる人材であることを証明できるでしょう。
コンサルタントとしての信頼性を高めたい方におすすめの国家資格です。
ITストラテジスト
ITストラテジストは、企業経営とITの橋渡し役として、上流工程の戦略立案に関わる知識と経験を問う国家資格です。業務改革や中長期的なIT投資の企画、情報活用戦略の立案など、経営目線でのIT活用に関する出題が中心となっており、単なる技術者とは異なる高度な視点が求められます。
セキュリティも経営課題のひとつとして扱われることが増えているなかで、IT戦略にセキュリティ要素を織り込める人材は企業から高く評価されるでしょう。セキュリティコンサルタントとしてより上流の立場でクライアントに関わりたい方、将来的にマネジメントを目指す方には、強い武器となる資格です。
グローバル情報保証認証(GIAC)
GIAC(Global Information Assurance Certification)は、米国のSANS Instituteが提供する実践的なセキュリティ資格群です。脅威分析やフォレンジック、ペネトレーションテストなど分野別に多数の認定があり、自身の得意分野を深掘りするうえで非常に有効な資格といえるでしょう。
試験は英語で実施されますが、その分グローバルな技術力を証明できる点が大きな強みです。外資系企業や海外拠点を持つクライアントとの案件では、特に有利に働きます。国内資格と併せて取得しておくことで、技術力の裏付けだけでなく、国際案件への対応力もアピールできるでしょう。
公認情報システム監査人(CISA)
CISA(Certified Information Systems Auditor)は、ISACAが認定する国際資格です。
この資格では、情報システムの監査・統制・セキュリティに関する専門知識が体系的に問われます。監査対象の評価方法や統制プロセス、システム開発におけるリスク把握など、企業のITガバナンス全体を支援するスキルが求められる内容です。
とくに上場企業や金融機関、監査法人などでは高く評価され、セキュリティコンサルタントとしての信頼性を大きく高めてくれるでしょう。また、CISAは一定の実務経験が取得要件に含まれるため、経験者向けの資格ともいえます。業務と並行して学ぶことで、実務力と資格の相乗効果を得られるでしょう。
セキュリティコンサルタントに向いている人

セキュリティコンサルタントには、技術力や知識だけでなく、姿勢や価値観も重要です。クライアントの情報資産を守るという責任を担うため、日々の業務では慎重さや継続力が求められます。ここでは、セキュリティコンサルタントに向いている人の特徴を紹介します。
危機管理意識が高く最悪の事態を常に想定できる人
セキュリティの本質は、「何も起きない状態」をいかに維持できるかという点にあります。そのため、表面上は安定しているように見える状況でも、「もし今攻撃されたら?」「この設定ミスが悪用されたら?」といった最悪のシナリオを常に想定し、先手を打てる姿勢が必要です。
たとえば、脆弱な通信経路が放置されていれば、それがどのような経路で侵入され、どんな情報が奪われるかまでをイメージできる人は、インシデント発生前の防御力を高める重要な存在となるでしょう。悲観的な仮説に対しても冷静に行動できる人には、セキュリティの現場での活躍が期待されます。
地道な調査・検証作業を厭わない人
セキュリティの業務は、一見すると目立たず地味に映る作業の積み重ねです。
ログ解析、設定ファイルのチェック、脆弱性リストとの照合など、数時間・数日をかけて地道にデータを掘り下げる作業が日常的に発生します。たとえば、あるシステムに関するインシデントの原因究明には、何千行もの通信ログを時系列で追い、ほんのわずかな異常値を見逃さずに拾い上げるような根気が必要です。
このような作業を「退屈」と感じるのではなく、「安全を守るための大事な工程」として前向きに取り組める人は、現場でも高く信頼されるでしょう。結果がすぐに見えなくても丁寧に向き合える人に向いている仕事です。
守ることに使命感を持てる人
セキュリティコンサルタントは、直接的な売上や目立つ成果ではなく、「安全な状態を保ち続ける」ことに価値を見出す仕事です。攻撃や事故を未然に防ぎ、誰にも気づかれないまま業務が安定して続く、そんな“目に見えない成果”を、自らのやりがいと結びつけられる人は、長く活躍できる素質があります。
また、個人情報や企業秘密といった大切な情報を扱う立場だからこそ、「自分が最後の防波堤である」という責任感と誇りが求められます。守ることに情熱を持てる人、人の信頼を守ることにやりがいを感じる人には、非常に適した職種といえるでしょう。
セキュリティコンサルタントに向いていない人

セキュリティコンサルタントは、細心の注意と責任感をもって業務にあたる必要がある職種です。そのため、性格や価値観によっては業務との相性が合わないこともあります。ここでは、セキュリティコンサルタントにあまり向いていない傾向について解説します。
スピード重視で大雑把な人
セキュリティ業務において、最も重要なのは「正確さ」です。たとえば、アクセス制御の設定でミスがあった場合、想定外のユーザーに権限が付与され、情報漏えいにつながるリスクがあります。このようなリスクを防ぐためには、一つひとつの設定や確認作業を丁寧に行う必要があります。
スピードや効率を重視しすぎて確認を省いたり、検証を疎かにしたりするタイプの人は、重大な見落としを招きかねません。早く終わらせることに達成感を覚える人や、細部への注意が苦手な人には、やや不向きな職種といえるでしょう。
ルールを軽視しがちな人
セキュリティの現場では、明文化されたルールや基準が安全の根幹を支えています。たとえば、ISMSやISO27001などの認証に準拠した業務を行う際には、手順や記録の整合性が非常に重要です。
「このぐらいなら省いても問題ない」「効率を優先してやり方を変えたい」といった判断が、大きな事故につながることもあります。柔軟性や独自性が強すぎて、ルールより成果を重視する人には、ストレスを感じやすい業務かもしれません。原則に忠実で、組織の一員として責任ある行動をとれる姿勢が重視されます。
目立つ成果を追い求める人
セキュリティの仕事は、成果が“起きないこと”として現れるため、表立った評価を受けにくいのが実情です。新規プロジェクトの立ち上げや売上拡大のように、数字で評価されるタイプの成果とは異なり、守りの仕事はトラブルが起きて初めて注目されることも多いといえるでしょう。
逆に「何もなかった」ことの重要性は見過ごされがちです。そのため、他人からの評価や称賛を強く求めるタイプの人にとっては、やりがいを見出すのが難しい場合もあります。自分の価値を「見えない成果」や「未然防止」に見出せるかどうかが、この仕事を長く続けられるかどうかの鍵になります。
セキュリティコンサルタントになるには

セキュリティコンサルタントを目指すには、幅広いITスキルとセキュリティに対する深い理解、そして論理的思考力や対人スキルも求められます。
とはいえ、最初からコンサルタントとしてキャリアをスタートするのは一般的ではなく、多くの人がエンジニアやIT関連職を経てステップアップしています。ここでは、代表的なキャリアルートを紹介します。
セキュリティエンジニアとして就職してキャリアアップ
王道のルートとして挙げられるのが、セキュリティエンジニアとして現場経験を積む方法です。脆弱性診断、ログ監視、インシデント対応などの実務を通じて、セキュリティの基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。
現場経験を重ねることで、技術的知識だけでなく、対策の背景やリスクの構造を深く理解できるようになります。こうした実績は、コンサルタントとして提案や戦略立案を行う際にも説得力のある強みになります。数年の経験を経て、ITコンサルファームやセキュリティ専門企業への転職を目指すのが一般的な流れです。
IT関連の職種から転職
セキュリティエンジニアでなくとも、IT業界での経験があれば転職は可能です。インフラやネットワーク、システム運用などの職種では、セキュリティに関わる機会も多く、それを活かしてキャリアチェンジするケースがあります。
SIerでの要件定義やプロジェクト管理の経験も、顧客との折衝や全体設計力という面でコンサルタントに求められる素養と重なります。特にISMS対応やIT統制などの業務経験がある方は、ガバナンス系のセキュリティコンサルとしても活躍が期待できます。
セキュリティコンサルタントの求人例

セキュリティコンサルタントの実際の求人例を紹介します。
【一部在宅可】セキュリティコンサルタント
| 【一部在宅可】セキュリティコンサルタント | |
|---|---|
| 役割 | セキュリティコンサルタント |
| 業務内容 |
|
| 要件 |
|
| 年収 | 800万円~1,280万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
大手通信事業者のセキュリティ領域での募集です。高度な技術力を背景に、CSIRT構築やアーキテクチャ検討など上流工程に携われます。年収水準が高く、専門性を活かしたハイクラス転職を目指す方に最適です。
サイバーセキュリティに関するコンサルティング
| サイバーセキュリティに関するコンサルティング | |
|---|---|
| 役割 | セキュリティコンサルタント |
| 業務内容 |
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| 要件 |
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| 年収 | 700万円〜2,000万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
セキュリティガバナンス構築から実行支援まで幅広く携われるポジションです。新規事業の立ち上げにも関与できるため、マネジメント志向の方や高年収を目指すハイクラス層にも適しています。
セキュリティ企画・推進
| セキュリティ企画・推進 | |
|---|---|
| 役割 | セキュリティ企画・推進(セキュリティコンサルタント) |
| 業務内容 |
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| 要件 |
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| 年収 | 800万円~1,000万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
世界的自動車メーカーのセキュリティ企画職です。基幹システムから工場ネットワークまで幅広く担当し、グローバル規模でのITセキュリティ強化を推進します。先端技術を活用した企画力を発揮できる環境です。
未経験からセキュリティコンサルタントを目指す難易度

未経験からでもセキュリティコンサルタントを目指せますが、情報セキュリティに関する知識やスキル、経験がなければ就職や転職は難しいです。セキュリティコンサルタントは最新の情報セキュリティ情報を取り入れながら最適な提案をしなければいけないため、未経験からすぐに仕事をはじめることはできません。
しかし、コンサルティングファームやセキュリティ関連の業務経験者であれば、セキュリティコンサルタントとして十分に活躍できます。就職・転職サイトには未経験を募集している求人も豊富にあるため、まずはセキュリティ・システムの運用や保守から実務経験を積んでいきましょう。
セキュリティコンサルタントの将来性

日本におけるセキュリティコンサルタントの需要は、今後さらに高まると考えられます。
JNSAによると、2023年度の国内セキュリティ市場は1兆6,665億円(前年比13.9%増)と成長しており、2025年には2兆円規模に達する見込み※1です。なかでもコンサルティングや診断サービスの伸びが顕著で、専門人材への依存度が高まっていると見られます。
一方、人材の不足も深刻です。ISC2の調査によれば、日本のセキュリティ人材は約48万人とされる一方で、約11万人が不足※2していると推定されています。AIやクラウドの普及などの影響もあり、企業は体制整備を急いでいます。今後もセキュリティコンサルタントの役割は拡大していくでしょう。
セキュリティコンサルタントの転職に強いエージェント

セキュリティコンサルタントにおすすめの転職エージェントを紹介します。
MyVision

引用元:MyVision
- コンサル転職に特化した専門支援体制
- 200社以上のファーム※との強固なネットワーク
- 実践的な選考対策・模擬面接の充実
MyVisionは、コンサル業界に特化した転職エージェントとして、戦略・総合・IT・シンクタンクなど200社以上のファーム※と強固なネットワークを構築しています。エージェント全員がコンサル出身または豊富な支援実績を持ち、業界構造や各社の採用動向を熟知している点が強みです。
特にセキュリティコンサルタントのように専門知識と実務経験が求められる領域では、MyVisionの情報力とマッチング精度が大きな武器となります。独自の面接対策資料や元コンサルによる模擬面接を通じて、実践的なスキルアップと内定獲得率の向上を実現しています。
業界未経験者への支援実績も多く、初めてのコンサル転職でも安心して相談できる点も魅力です。セキュリティやIT分野の専門性を活かしてキャリアアップを目指す方に、最適なパートナーと言えるでしょう。
| MyVisionの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社MyVision |
| 公式サイト | https://my-vision.co.jp/ |
| 公開求人数 | 非公開(2025年10月16日現在) |
| 主な求人職種 | コンサルタント特化 |
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コンコードエグゼクティブグループ

引用元:コンコードエグゼクティブグループ
- コンサル・ポストコンサル転職で国内トップクラスの実績
- マンツーマンの選考対策とケース面接支援が充実
- 経営幹部・外資系ファームとの強固なネットワーク
コンコードエグゼクティブグループは、コンサルティング業界およびポストコンサル領域に強みを持つ転職エージェントです。戦略系・総合系をはじめ、IT・デジタル領域や新興スタートアップまで幅広い転職支援を展開。コンサル業界に精通した支援体制と豊富な成功実績により、多くの候補者から高い信頼を得ています。
選考支援では、応募企業ごとの特徴や選考基準を踏まえたマンツーマンの徹底サポートを実施。元コンサルタントによるケース面接の個別指導や、書類添削・面接準備の細やかなフィードバックを通じて、難関ファームへの合格率を大きく高めています。経験者はもちろん、未経験からコンサルを目指す方にも最適な環境です。
さらに、経営層や現役パートナーとの深いネットワークを活かし、非公開ポジションや特別選考ルートなど、一般には出回らない求人の紹介も可能。セキュリティやテクノロジーなど専門性の高い領域にも強く、信頼できるエージェントです。
| コンコードエグゼクティブグループの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
| 公式サイト | https://www.concord-career.com/ |
| 公開求人数 | 1,150件(2025年10月16日現在) |
| 主な求人職種 | コンサルタント、経理財務、人事・法務・総務、営業 ほか |
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レバテックキャリア

引用元:レバテックキャリア
- IT・Web業界に特化した転職支援の実績
- 現場に精通したアドバイザーによる精密なマッチング
- 面接対策・年収交渉まで一貫したサポート
レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェントとして、エンジニアやデザイナーのキャリア支援に豊富な実績を持っています。長年にわたり業界特化型でサービスを展開しており、技術動向や開発現場のリアルな情報に基づいたマッチングが可能です。
キャリアアドバイザーは現場の技術理解に優れており、年間7,000回以上の企業ヒアリング※を通じて得た詳細な情報をもとに、応募者に最適な企業を提案します。職務経歴書の添削や企業別の模擬面接など、実践的な選考対策も充実しており、内定率の高さにも定評があります。
また、年収交渉や入社日の調整まで一貫して支援してくれる点も安心です。ITセキュリティやインフラ分野の専門職転職にも強く、技術を活かしてキャリアアップを目指すセキュリティコンサルタントにとって心強いパートナーとなるでしょう。
| レバテックキャリアの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | レバテック株式会社 |
| 公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
| 公開求人数 | 45,961件(2025年10月16日現在) |
| 主な求人職種 | IT、Web、コンサル、マーケティング、PM、デザイナー |
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セキュリティコンサルタントに関する疑問

セキュリティコンサルタントに関するよくある疑問に回答します。
セキュリティコンサルタントは激務?
セキュリティコンサルタントは、プロジェクト単位で業務を進めるため、時期によっては長時間の稼働が求められることもあります。特に、インシデント対応や新規プロジェクトの立ち上げ時は多忙になりやすい傾向です。
一方で、体制の整った企業ではテレワークやフレックス勤務が導入されており、働き方の柔軟性が確保されているケースも増えています。クライアントとの信頼関係やスケジュール調整力によって負荷が左右されるため、「激務かどうか」は職場環境や個人の立ち回りに大きく左右されると言えるでしょう。
セキュリティコンサルのBIG4とは?
「セキュリティコンサルのBIG4」とは、デロイト、PwC、KPMG、EYの4社を指します。これらは世界的な大手コンサルティングファームであり、いずれもサイバーセキュリティ領域にも専門チームを持っているのが特徴です。
戦略設計から体制構築、リスク評価、SOC支援、インシデント対応まで、幅広いサービスをグローバルに展開しており、官公庁・金融・製造など多様な業界における実績があります。セキュリティコンサルタントとしてキャリアを積むうえで、BIG4での経験は高い専門性と信頼を得る大きな武器となるでしょう。
セキュリティコンサルタントのまとめ

セキュリティコンサルタントは、ITとビジネスの橋渡し役として、企業の安全性と信頼性を支える重要な職種です。市場の成長や人材不足、規制強化などを背景に、今後も需要は高まっていくと予想されます。
技術力だけでなく、論理的思考力や責任感、粘り強さも求められる仕事ですが、その分やりがいも大きく、専門性を活かして長期的に活躍できるキャリアです。興味のある方は、まず関連職種で経験を積み、ステップアップを目指すことをおすすめします。
コンサル業界向け
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![]() コンコードエグゼクティブグループ | 日本ヘッドハンター大賞MVP受賞の転職支援サービス コンサル幹部との強固なネットワークでマッキンゼーやBCGなどの「コンサルタント転職」や、コンサル出身者の経営幹部キャリアを支援する「ポストコンサル転職」に高い実績あり |






