ポストコンサルは一般的に市場価値が高いと言われており、転職の選択肢も多くあります。
しかし、好待遇のコンサルから他の事業会社等へ転職して年収が下がってしまったり、裁量権やスピード感がそれまでと大きく変わって職場に馴染めなかったりと、転職後に苦労や後悔をする人もいるようです。
この記事では、コンサルタントから他業態への転職についてお考えの方向けに、ポストコンサルのキャリアパスや転職を成功させるコツ、注意点などを詳しく解説します。
コンサルからの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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(※2023年4月自社調べ)
ポストコンサルとは

ポストコンサルとは、コンサルティングファーム出身のビジネスパーソンことです。
具体的には総合系や戦略系のコンサルティングファームで企業経営・企業戦略や、合併・買収(M&A)、その他の広範な分野に携わってきた人や、IT系・財務系コンサルなどで専門性を発揮してきた人、シンクタンクや企業のコンサルティング部門に所属していた人などです。
ポストコンサルはそれまでのキャリアによって専門知識・スキルや得意分野が異なるので、転職にも色々な選択肢があります。
コンサルから別業界に転職する人が多い理由
コンサルは企業が抱える問題を解決するための提案をしたり、戦略を立てたりする役割があります。
ただし、コンサルがクライアントに課題解決の提案をすれば、その時点で契約終了することもあります。このことからも、コンサルは最終的な実行段階まで関与できないケースがほとんどです。
そのため、自身が主体となり事業に変革をもたらす仕事に携わりたいという思いから、コンサルから別業界への転職を志望する方も多くいます。
コンサルからの主要な転職先とネクストキャリア

コンサルからの転職先には様々な選択肢があります。
コンサルからの主要な転職先とネクストキャリアについて見ていきましょう。
PEファンド
PEファンド(プライベートエクイティファンド)は機関投資家や個人投資家等から資金を調達し、成長途上の企業に投資して企業価値が高まればExit(売却や株式上場)するビジネスです。
PEファンドはポストコンサルの転職先の中でも、非常に人気が高いと言われています。
成長途上の企業の経営戦略・事業戦略に関われてやりがいがあることや、通常3年から5年程度でのExitを目指すのでリターンが見えやすいこと、さらに成果に応じて報酬の上乗せが期待できることなどが人気の理由として挙げられます。
ただし、PEファンドは採用枠が非常に少なく、競争率は非常に高い難関です。MBAを有している人や総合系ファーム、戦略系ファームでの経験がある人は有利だと言えるでしょう。
投資銀行
投資銀行は大口顧客に代わって有価証券の扱いをサポートします。銀行と称していますが、実際の業務としては金融取引を行う証券業です。
投資銀行では財務系のスキルが求められるので、財務系ファーム出身者が転職することがよくあります。
海外との企業・関係先とのやり取りもあるため語学力が高い人は特に有利で、一般的に好待遇と言われる外資系ファームよりも更に良い待遇が期待できます。
総合商社
総合商社は幅広い商品や商材の取引を仲介したり、そのために必要な販売ルート開拓、物流ネットワーク構築をしたりします。
これまで多くの総合商社では新卒採用が中心で、社内で育成した人材をプロジェクトリーダーや経営層として登用してきました。
しかし、近頃はM&AやDXなど様々なビジネス手法が活発化したこともあり、専門性の高い人材を中途採用するケースが増えています。
総合系や戦略系、財務系といったファーム出身のポストコンサルにとっては、これまでのキャリアを十分に生かしつつ、安定した待遇が得られて経営層やリーダーポジションへの昇進も期待できる魅力的な転職先だと言えます。
ただし、募集人員は少数のため、倍率は非常に高いことを覚悟しなければなりません。募集時期も不定期なので、タイミングを逃さないよう注意が必要です。
事業会社
事業会社はビジネス領域が多岐に渡るので、ポストコンサルが活躍できるケースも多くあります。
これまでの事業会社は総合商社と同様に新卒採用が中心で、中途採用は少ない傾向でした。しかし、最近では経営課題の解決や新規ビジネス展開のために、中途採用をすることも多くなっています。
求められる人材は事業会社によって異なりますが、総合系ファームや戦略系ファームでの経験がある人、業界事情やビジネス手法に詳しい人、語学力が高い人などが有利となるでしょう。
ただし、勤務年数に応じた昇給が中心の給与体系や前職の給与水準をあまり考慮しない企業もあり、中途採用で入社しても待遇があまり良くないケースもあります。事前にきちんと確認してから応募をしましょう。
外資系企業
外資系企業は外資系ファーム出身者の標準的なキャリアパスと言えます。
外資系企業にはグローバルな事業展開を図る大企業や優良企業が多くあるため、そのような企業で経営、マーケティング、財務、人事などやりがいのある業務に携わることができます。
また、成績に比例した好待遇が期待できることも、ポストコンサルの転職先として好まれる理由です。
年功序列ではなく実力に応じて良いポジションに就くことが可能なので、若手のポストコンサルにも人気です。
大手日系企業
大手日系企業は年功序列のある人事制度や新卒一括採用が中心となるカルチャーがネックとなり、ポストコンサルの転職先としては人気がありませんでしたが、近年では徐々に注目を集めています。
現在、多くの大手日系企業は競争環境の変化に伴い、CVCやM&A、DX推進などの改革が求められています。
そのため、外部からポストコンサルを登用するようになってきました。
日本を代表する企業で活躍をしたいと考えている方にとって、魅力的な転職先だと言えるでしょう。
ただし、まだコンサルからの転職者の採用に慣れていない企業が多いため、中途採用の割合や年収の上り幅などをよく確認する必要があります。
中堅・ミドル企業
中堅・ミドル企業はコンサルタントのスキルが重宝される、早く成果を出せば早期に役員が目指せるなどの魅力があります。
大手企業のようなブランド力や知名度はないものの、その企業で自身は何ができるのか、面白い仕事ができるのではないかという期待から転職先として選ぶ方も多いようです。
実力があり、早く成果を出せる方は経営者を目指している方にとって魅力的なキャリアだと言えるでしょう。
オーナー企業
事業会社で腰を据えて経営に携わりたいと考えている方にとって、オーナー企業は非常に魅力的です。
ニッチだけれども需要のある分野にとってはトップの企業や、地元では優良企業として認知度のある企業などが典型的であり、グローバル市場において注目を集めている特許を持っている企業も珍しくありません。
総合ファームや戦略系ファームなどで戦略コンサルタントの経験がある方であれば、実力を十分に発揮できるでしょう。
ただし、ポストコンサルを一般社員と同じポジションに位置付けしようとする、ポストコンサルの採用に不慣れな会社は注意が必要です。できる限り幹部や幹部候補として入社できる企業を探すことをおすすめします。
他のコンサルティングファーム
IT企業、ベンチャー企業、その他のコンサルティングファームへ転職するポストコンサルも多くいます。
これらのファームでは、即急に解決したい経営課題を抱えていることが多いため、ポストコンサルは即戦力として期待されます。
特に、新規事業展開や海外進出、M&Aなどを検討中の企業が、スキルのある人材を求めるケースがよくあります。
ファームの種類は多様なため、転職先の選択肢が豊富な点は魅力ですが、給与水準は上がるとは限らず、これまでと同水準か、中には下がってしまうこともあるので、しっかりと確認が必要です。
自身で起業する
起業はポストコンサルにとって身近なキャリアの1つであり、より良い会社をつくりたいと考える方にとっては、大きなやりがいになるでしょう。
コンサルタントとして培った問題解決能力や経営に関する知識を活かして、事業がうまくいけば非常に高い報酬が得られるメリットがあります。
ただし、起業後に大きなトラブルに巻き込まれて苦労するケースも珍しくありません。コンサルファームを卒業してすぐに起業をするのではなく、ベンチャー企業に転職をしてビジネスの経験を積むなど、キャリアを積んでから挑戦をするのもよいでしょう。
年代別の転職先候補

ポストコンサルの年代別の転職先候補を紹介します。
20代、30代、40代以降の3つに分けて紹介するので、ぜひ自身に合った転職先選びの参考にしてみてください。
20代の転職先候補
20代の若手コンサルのネクストキャリアとしては、主に次の転職先候補が挙げられます。
- PEファンド
- ベンチャー企業の経営幹部候補
- 大手日系企業
- 他のコンサルティングファーム
大手日系企業は自身が望む仕事を任されるチャンスが少なく、報酬も下がる可能性が高いため転職先候補に挙げつつも見送る方もいます。
20代は比較的転職はしやすいですが、自身に合った企業を選ぶためにも明確なキャリアプランを持つこと重要です。
30代の転職先候補
では次に、30代の中堅コンサルからの転職先候補を見ていきましょう。
- コンサル業界
- ベンチャー企業
- PEファンド
- マネジメント職
- 外資系企業
- 大手日系企業の経営幹部候補
コンサルタントとして培った経験をもとにして、リーダーや管理職に抜擢される可能性が高いです。20代と比べると転職先の選択肢も広がり、人によっては自身で起業する方もいます。
転職先の幅がもっとも広い年齢層のため、自身のやりたいことにチャレンジをしてみてください。
40代~の転職先候補
40代や50代のエグゼクティブ層のコンサルからの転職先候補は、主に次のとおりです。
- コンサル業界のマネジメント職
- 事業会社のエグゼクティブポジション
- ベンチャー企業の経営幹部
40代までコンサルの経験を積んだ方の多くは、事業会社の社長や役員レベルのポジションへの転身や転職を検討する方が多いです。
ただし、この歳までコンサルタントとして働いてきた方は年収が相応に高いため、転職先によっては年収を上げることは難しいことを理解しておきましょう。
大学で教育活動をおこなったり、現職に残りながらスタートアップ支援をおこなったりする方も多い傾向にあるようです。
コンサルの領域別での主要な転職先

コンサルの領域別での主要な転職先をご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
総合コンサルからの転職
総合コンサル出身のポストコンサルはPEファンド、投資銀行、総合商社、その他事業会社への転職を目指すケースが多くあります。
幅広い知識やスキルを活かして企業の経営責任者や経営幹部(CEO、COO等)、事業責任者、特命チーム責任者などとして活躍しています。
財務コンサルからの転職
財務系(FAS)コンサル出身者は専門性を生かして、事業会社の経理部門や財務部門へ移るケースが多くあります。
PEファンドや投資銀行へ転職し、経営幹部・経営幹部候補となる方もいます。
戦略コンサルからの転職
戦略コンサル出身者は総合コンサル出身者と同様にPEファンドや投資銀行、事業会社を目指すケースが多くあります。
企業の経営課題を解決しながら特定分野で専門性を高め、専門コンサルへ転職する人もいます。
ITコンサルからの転職
ITコンサル出身者も財務系と同じく、専門性を生かした転職先を選択する人が多い傾向にあります。
事業会社のIT・システム部門やDX推進などの責任者、ベンチャー企業の経営幹部になる人も多くいます。
コンサル出身者が評価される理由

ポストコンサルは転職市場でも高い評価を受けています。
なぜ評価されるのかについて、大きく分けて4つの理由を解説します。
リーダーシップに優れている
ポストコンサルが高く評価される理由の1つに、リーダーシップに優れていることが挙げられます。
現在のコンサル業界では問題解決のみならず、実行支援まで踏み込んだ具体的な成果が重視されているからです。
そのため、クライアント企業の組織や人、クライアント以外のステークホルダーも巻き込んで動かすことを若いころから経験しています。
ロジック面の説得力のみならず、関係者の感情面にも配慮したリーダーシップが求められるでしょう。
汎用的な問題解決能力がある
一般的な大手企業では20代のうちに、経営課題を解決するようなプロジェクトを担当することは稀だと言えます。仮に経験できたとしても、自身の勤める企業のみの改革となるため、ほかの企業で役立つ汎用的なスキルを身につけるのは難しいと言えます。
しかし、ポストコンサルは数多くの企業を対象として、経営者視点で専門領域の問題解決をおこなう経験を積みます。
そのため、固有の企業や業界に縛られない汎用的な問題解決能力を培うことができる訳です。
また、日常的に経営課題の解決を繰り返しおこなうことで、若いうちから豊富な改革経験を持っています。それこそが、ポストコンサルの転職において、若くして事業責任者や役員といったハイポジションに抜擢される理由の1つだと言えるでしょう。
プロフェッショナルマインドが高い
コンサルタントは資格がなくてもなれる職業ですが、弁護士や会計士などと同様の専門職であると言えます。どのような状況においても、高額な報酬に見合ったコンサルティングをクライアントに提供するプロフェッショナルマインドが必要だからです。
コンサルタントの仕事はクライアントをそのときのみ満足させるのではなく、その先を見据えた提案をしなくてはいけません。企業や会社の抱える悩みはつねに変化をしていることからも、常に最先端の知識やスキルを身に着ける必要があるでしょう。
実際に活躍をしているコンサルタントは常にスキルを磨くための勉強を欠かさずおこなっています。そうすることでクライアントから信頼され、転職市場においても評価されるのです。
経営力がある
コンサルタントは企業が抱えている経営課題を解決するために、若いうちから経営力を培っています。クライアント企業の経営者層と経営についてよく話し合いをするため、経営力があるのは1つの強みだと言えます。
また、数多くの企業の経営状況を深く解析しているので、何をすればよいのか、失敗するリスクがあるのかどうかも事例をよく見ているので判断が可能です。
ポストコンサルで活かせるスキル

ポストコンサルで活かせるスキルは主に3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
論理的思考力
論理的思考力は主に次に挙げる場面で活躍します。
- クライアントの課題をヒアリングするとき
- 仮説を設定して検証方法を考えるとき
- 発生した問題の原因を分析、解決策を考えるとき
論理的思考力は全体像を把握しながら、物事を体系的に整理して矛盾や飛躍のない道筋を立てる力のことを言います。この力がある方は他者の考えを正確に理解し、自身の意見を明確に伝えられます。
ポストコンサルとして数多くの仕事に携わっている方は論理的思考力も培っていることが多く、その点をアピールすれば転職の成功率を高められるでしょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は主に自身の意見を整えて、相手の性格や理解力に合わせて正確に伝えるようにする能力です。職場のメンバーやクライアントなど、周囲との対話を通じて円滑な関係性を築くのに重要なスキルです。
コミュニケーション能力はポストコンサルに関わらず、どのような仕事でも求められる能力ですが、ポストコンサルは特に重要視されます。
その理由は、コンサルには顧客のニーズや課題を正しく汲み取り、課題を解決するための道筋を作る重要な役割があるからです。また、周囲との信頼関係も構築できるため、非常に重宝されるでしょう。
GRIT
GRITとはGuts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の頭文字を取った言葉であり、コンサルタントに欠かせないスキルの1つです。
ビジネスにおいて時に大胆な決断が求められるとき、ある程度のリスクを許容しなくてはいけません。このような度胸がある人はポストコンサルに向いていると言えます。
また、逆境や失敗から立ち直る復元力があり、問題を見つけると積極的に解決策を探る自発性や、困難に直面しても目標に向かって粘り強く取り組める執念も重要です。
これらの力がある人は、目標の達成に向けて長期的に努力できるでしょう。
コンサルからの転職を成功させるポイント

コンサルからの転職を成功させるポイントをご紹介します。
それぞれについて、1つずつ詳しく見ていきましょう。
転職タイミングを見極める
コンサルからの転職が成功しやすいタイミングは数多くの要因があるため、一概にこのタイミングがよいとは言い切れません。
しかし、一般的には3年以上の経験があると、転職先の企業から信頼されやすい傾向にあります。より有利に転職を進めたい方は、コンサルティングファームに在籍しながらも資格や学位などを取得するとよいでしょう。
そのほかにも、企業が新規事業を展開するタイミングや業界が好調なときを狙うのもおすすめです。
専門分野を生かす
コンサルからの転職を成功させるためには、専門分野を生かすことが最大の近道と言えます。IT系、財務系など、それぞれの専門分野で多くの企業にコンサルティングをしてきた実績は、転職に際して大きな武器となります。
業界事情に詳しく、専門領域の課題解決にあたる知識やノウハウを有していることなども積極的にアピールしましょう。
中長期的なキャリアアップを目指す
中長期的なキャリアアップを見据えてスキルを高めるため、これまでより専門性の高い領域やこれまでの分野とは異なる領域へ転職する人もいます。
たとえば、総合系コンサルで企業経営コンサルを経験した後、IPOを目指すベンチャー企業へ転職したり、投資ファンドへ転職して事業再生や財務といったスキルを高めたりするケースがあります。
人脈を広げる
コンサルからの転職を成功させるポイントとして、人脈を広げておくことはとても重要です。コンサル業界はアムルナイ(卒業生、同窓生)のつながりが比較的強く、友人・知人のつてが有効になるケースもあります(リファラル採用)。
人脈を広げ、できるだけ多方面から多くの情報を入手するよう心がけましょう。SNSや、後述の転職エージェントを活用するのも有効です。
若いうちから転職の準備を始める
コンサルからコンサルへ転職することは年齢に関係なく可能ですが、コンサル以外へ転職したい場合は、若手の方が多くの選択肢があります。20代から30代前半くらいのポストコンサルは、多くの事業会社等からニーズの高い人材です。
ただし、20代でも経験やスキルは求められるため、コンサル業界で数年(最低3年以上)勤務した後、20代後半以降で転職することとなります。
転職の際に自分の経験やスキルをアピールできるよう、日々の業務をきちんとこなし、着実に実績を積み重ねていくことが大切です。
異業種に挑戦したい場合も若手の方が有利です。また、若手であれば、企業内の幹部候補育成ルートに乗ることも可能です。
コンサル業界からの転職を検討している人は、できるだけ早く準備を始めることをおすすめします。
転職先企業の情報を集める
コンサルからの転職を成功させるためには、情報収集が非常に重要です。情報収集を怠ると入社後にギャップを感じてしまい、退職を繰り返す可能性があります。
業界の動向や転職市場の動向、福利厚生、働き方などの情報収集をしながら企業研究をおこなえば、選考通過率も高まるでしょう。
情報収集は求人サイトや転職エージェント以外にも、ビジネス雑誌や企業のホームページなどで得られます。気になる企業があれば、積極的に情報収集をおこないましょう。
転職エージェントを活用する
転職する目的を明確にし、自身が転職するタイミングだと感じたらできる限り早く転職エージェントに相談をしましょう。転職エージェントに登録をすれば担当のアドバイザーが付き、転職のサポートをおこなってくれます。
自身では気付けなかったキャリアや潜在的な欲求などを掘り起こしてくれるケースもあり、1人で転職活動をするよりも成功率が高まります。
また、転職エージェントには一般公開されていない、ハイクラスな非公開案件も多数保有しているため、条件が合えば紹介してもらえるかもしれません。
登録は無料で履歴書や職務経歴書の添削や面談のサポートもおこなってくれるので、苦手な部分もしっかりと対策できるでしょう。
コンサルから転職する際の注意点

コンサルから転職する際の注意点として、以下のような点が挙げられます。
それぞれの注意点について、詳しくみていきましょう。
年収が下がる可能性がある
ポストコンサルは高い専門性やスキルがあるため、他の業種と比べて市場価値が高い人材と言われています。
そのため、コンサル業界は全般的に待遇が良い傾向にあり、他の事業会社等へ転職すると、年収が下がってしまう可能性があります。
もちろん、自分が好む世界で働きたいとか、裁量権のあるポストに就きたい、残業をせず帰宅したい、など年収以外の点に重きを置く場合は問題ありません。
ただし、年収をある程度重視する場合は転職前に待遇面もチェックしておく必要があります。
年齢により転職先の選択肢に差がある
コンサルからコンサル以外の事業会社等へ移る場合、20代から30代半ばくらいまでの求人が多く、それ以降の求人は少ない傾向にあります。
30代後半以降でもコンサルから別なコンサルへの転職はできますが、それ以外の道は若手と比べてだいぶ限られる点に注意が必要です。
コンサル業界は全般に好待遇のため、それまでの待遇より良いか最低でもそれまでより悪くならないポストとなると、狭き門となるのが現実です。
特に、50代のポストコンサルが活躍できる場は限られ、企業のエグゼクティブポジションを狙うなど、競争率が高いことを覚悟の上でのチャレンジとなります。
無理に転職するのではなく、コンサルにとどまりながら大学で教育活動にあたるなど、転職以外の形で自己実現を図ることも考えましょう。
コンサルティングファームとは異なるルール・習慣がある
コンサルティングファームと事業会社等とでは、意思決定のスピードや権限、組織のあり方が異なります。
コンサル業界とは異なる企業に就職すると社内調整に思わぬ時間を要したり、下からの意見が通りにくかったり、とそれまでとは違う世界に戸惑うことがあります。
どの業界・企業にも独自の企業文化や商習慣はあるものです。自分が馴染める業界かどうかを事前に知った上で、転職活動を進めましょう。
ワークライフバランスを考える
コンサルティング業界で働くにあたり、自分なりのワークライフバランスを確立できるかどうかは非常に重要なポイントです。
コンサルタントが担当をするプロジェクトは多岐にわたるため、ワークライフバランスを考えるのであれば、期間が1年以上となるような中長期的なプロジェクトがおすすめです。
働き方改革の影響により、コンサル業界でも労働時間の適正化に取り組む企業は増加しています。
とはいえ、コンサルタントの忙しさはプロジェクト次第なところが大きいため、ワークライフバランスを考えるのであれば関わるプロジェクトをよく見極めましょう。
起業の事業内容と業務内容を見る
コンサルとしてよく携わっていた事業内容や業種であれば、ある程度も知識があるので仕事に取り掛かりやすいでしょう。もしも、未経験の業界にチャレンジをしてみたいのであれば、リサーチを徹底して行うようにしてください。
また、入社をしてから「想像していた仕事と違う」ということにならないためにも、入社後の業務内容についてもしっかりと調べる必要があります。
とくに、大手事業会社の場合は、経営方針に関わる裁量を今までよりも与えられない可能性があります。
転職先の雰囲気や人間関係を把握するのは難しいですが、自身に合った転職先を見つけるためにも、口コミサイトやアドバイザーに聞いてみるなど、情報収集を怠らないようにしてみてください。
異動や転勤がある可能性がある
全国に支社がある企業に転職した場合、数年ごとに異動を命じられることもあります。異動が多ければ生活の基盤が短いスパンで変わるため気を付けなくてはいけません。
移動や転勤の有無は正確に回答をしてくれる企業が多いので、気になる企業を見つけた場合は必ず確認を取りましょう。
コンサルからの転職におすすめの転職エージェント

コンサルからの転職におすすめの転職エージェントを3社ご紹介します。
それぞれの特徴やおすすめのポイントなどを解説するので、ぜひ自身に合ったエージェント選びの参考にしてみてください。
コンコードエグゼクティブグループ

- コンサルファームが日本No.1と認める転職支援サービス
- 内定を勝ち取る選考対策
- コンサル幹部との強固なネットワーク
コンコードエグゼクティブグループは日本ヘッドハンター大賞の初代MVPを受賞した転職エージェントです。コンサルやPEからの内定獲得に向けた「マンツーマンの選考対策」をおこなっており、各社の選考ポイントを踏まえた対策を実施してくれます。
難関企業への応募は書類選考段階からの念入りな準備が必要なため、しっかりとサポートを受けたい方におすすめです。
経営幹部との強固なネットワークによる極秘案件やスピード選考により、自身に合った企業を速やかに見つけられるでしょう。ほかのエージェントでは無理だと言われてしまったり、一度落ちたファームに再挑戦したいと考えている方は、ぜひ一度登録をしてみてください。
コンコードエグゼクティブグループの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
公式サイト | https://www.concord-career.com/ |
公開求人数 | 非公開(2025年3月13日現在) |
職種 | コンサルティング、IT、金融ほか |
アクシスコンサルティング

- ハイエンド人材が登録する豊富な人材データベース
- 企業の課題に応じた複合サービスを提案
- 人材の多様なキャリアパスを支援
アクシスコンサルティングは高いレベルの専門性と能力を持ったハイエンド人材について、雇用形態や働き方にとらわれないソリューションを展開しています。
大手コンサルティングファームに在籍をしている現役コンサルタントの4人に1人が登録をしており、豊富な人材データベースのなかから自身に合った企業を紹介してくれます。
正社員紹介からフリーコンサルタントの案件紹介、スポット案件紹介など多様なキャリアパスを支援してくれるので、将来に悩みがある方やまだ自分に合った道がわからない方も安心して相談ができるでしょう。
アクシスコンサルティングの基本情報 | |
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運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2025年3月13日現在) |
職種 | コンサルティング業界 |
ビズリーチ

- 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上
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ビズリーチの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
取扱案件数 | 149,553件(2025年3月13日現在) |
取り扱い案件 | コンサル、金融、経営、ITなどのハイクラス全般 |
コンサルからの転職に関する疑問

最後に、コンサルからの転職に関する疑問を紹介します。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
コンサルとして転職をするには何年くらい必要ですか?
アサインされたプロジェクトや関わった業界にもよりますが、転職をする際にコンサルで経験を積んでいることを証明するには3年程度は在籍したほうがよいと言われています。
もちろん、3年目にすぐに転職を決める必要はありません。コンサルファームに残る人もいれば、自身に合った業種や職種を追求する人も数多くいます。
また、転職の1つの目安としてマネージャーの職位まで働くこともおすすめされています。マネージャーまでいけばプロジェクトの責任者になるケースが多いため、転職をする際に自身の価値を高められるでしょう。
コンサルにワークライフバランスは存在しますか?
コンサルでもワークライフバランスの実現は不可能ではありません。2019年4月1日に施行された働き方改革関連法により、コンサル業界でも労働時間の適正化に取り組む企業は増加傾向にあります。
18時以降のミーティング禁止や短日短時間勤務制度の導入など、柔軟に社員が働けるように数多くの取り組みがおこなわれています。
ただし、コンサルタントの忙しさはプロジェクトに大きく左右されます。担当プロジェクトが激務であれば、なかなかに仕事量を調整するのは難しいでしょう。
企業によってはワークライフバランスを意識しているところもあるので、働き方を重視したい方はまず企業の方針や規則をよくチェックすることをおすすめします。
コンサルの35歳の年収はいくらくらいですか?
コンサルティングファームは年齢・性別関係なく評価がなされるので、年功序列のような評価基準はありません。完全実力により役職や給与が決まります。
中途採用で30代のコンサルタントが転職をする場合、おおよその目安ですが年収は960〜1440万円くらいが見込まれるでしょう。また、同じコンサルタントでも役職が異なれば年収も大きく異なります。
シニアコンサルタントであれば1080〜1800万円、マネージャーであれば1440〜2400万円と役職があがれば年収も上がります。
コンサル出身者が中途入社しても使えないと言われる理由は何ですか?
当然ですが、中途入社するコンサルが全員使えないということはありません。しかし、人によっては使えないと評価されてしまうコンサルタントも一定数います。
その理由は主に、求められるクオリティに達していなかった場合やコンサルの勉強を怠ってしまった、前職のしきたりに固執しすぎてしまい現職に合わない行動をしているなどが挙げられます。
使えないと言われないためにも、転職した企業の働き方や特色を理解する、常にスキルアップするための努力を怠らないことが大切です。
コンサルからの転職まとめ

コンサルタントから他業態への転職を検討している方向けに、ポストコンサルのキャリアパスや転職のコツ、注意点などを解説しました。
ポストコンサルは専門知識やスキル、ポテンシャルが高い人が多く、市場価値も高いと言われていますが、転職の成功確率を高めるため、この記事でご紹介したような転職エージェントに複数登録しておくのがおすすめです。
転職エージェントは独自の非公開求人を保有していることも多いので、登録すればより良い就職先が見つかる可能性が高まりますし、エージェントによってはキャリアパスの相談、面接対策といったサポートも受けられます。
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