市場価値の高さから、キャリアアップの有力な選択肢として注目されるITコンサルタント。しかし、「未経験の自分には難しいのではないか?」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、未経験のITコンサル転職について、30代や高卒から挑戦する際のポイントや、有利な資格などを解説します。手厚いサポートで未経験転職の不安を解消するおすすめエージェントも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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監修者:
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役
大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。現在はフリーコンサル株式会社を創業し、コンサルタント・ハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」を運営。あわせて大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援など、コンサルティング事業も展開している。
未経験からITコンサルタントになれるのか?

未経験からITコンサルタントを目指す際、多くの人が抱える「年齢」や「学歴」に関する具体的な疑問に焦点を当て、転職の可能性と成功のための戦略を解説します。
ITコンサル未経験の30代でも転職は可能?
30代の未経験転職は、単なるポテンシャル採用の20代とは異なり、これまでのキャリアで培った「専門性」と「再現性」を強くアピールする必要があります。
例えば、営業職の経験があれば「顧客の課題を引き出すヒアリング力と提案力」として、経理や人事の経験があれば「業務改善の視点」として、経験をIT導入の文脈でどう活かせるかを具体的に説明しましょう。
30代には、20代にはないリーダーシップ経験やプロジェクト推進力が期待されます。自身の経験を「ITコンサルタントとして成功するためのスキルセット」に置き換えて語ることが、採用を勝ち取る鍵です。
未経験高卒でもITコンサルタントに転職できる?
転職において、学歴は完全に無視できる要素ではありません。しかし、ITコンサルタントの採用基準はそれだけではなく、実務能力や地頭も見られます。「最終学歴」よりも「現在持っている能力と、今後の成長意欲」に注目されることも多いです。
高卒の未経験者が目指すべきは、学歴のハンデを覆す具体的な行動を示すことです。例えば、独学で基礎的なIT知識を証明する資格を取得する、日常で直面した課題を論理的に解決したエピソードを準備するなどが挙げられます。
また、すぐにコンサルタント職を目指すのではなく、まずはITエンジニアやカスタマーサポート職としてIT業界に入り、実務経験を積みながらコンサルタントを目指すのも現実的な戦略です。
そもそもITコンサルタントとは

ITコンサルタントとは、クライアント企業の経営課題を分析し、その解決策としてIT戦略の立案、システム導入の企画・推進を担うプロです。
単に新しいシステムを開発・導入するだけでなく、「経営視点」を持ち、企業の収益向上やコスト削減、業務効率化の達成を最優先に考えます。主な役割は、現状の業務フローを把握し、あるべき姿を描き、そのギャップを埋めるための戦略ロードマップを作成することです。
高い論理的思考力と、クライアントの経営層や現場社員から情報を引き出し、合意を形成するコミュニケーション能力が不可欠です。技術的な知識はもちろん必要ですが、それ以上に「企業が抱える課題を解決する」というコンサルティング能力が求められます。
ITコンサルタントとSEの違い
ITコンサルタントとSE(システムエンジニア)は混同されがちですが、その役割と責任範囲には明確な違いがあります。
ITコンサルタントは、「なぜそのシステムが必要なのか」という経営層の問いに対し、戦略的な視点から答えを出すのが役割です。対してSEは、「どうやってそのシステムを実現するか」という技術的な問いに応える専門家です。
コンサルタントが作成した要件定義に基づき、具体的なシステムの設計、開発、テスト、保守運用といった実装工程以降を担当します。コンサルタントが「戦略家」であるのに対し、SEは「技術の実現者」といえます。
どちらもITの知識は必要ですが、その知識の活かし方に大きな差があります。
ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントが具体的にどのような工程で企業を支援し課題解決に導くのか、具体的な業務内容について解説します。
企業課題の把握・改善方針の整理
コンサルティングの最初のステップであり、最も重要となるのが、クライアントが抱える真の企業課題を特定することです。まず、経営層へのヒアリングや既存の業務フローやデータ分析を通じて、現状の業務プロセスや非効率な点を洗い出します。
重要なのは、クライアントが認識している表面的な問題ではなく、その根源にある課題を見抜く洞察力です。課題が特定されたら、次にITを活用して実現すべき状態を描き、そのギャップを埋めるための改善方針を立案します。
この方針は、単なるIT導入ありきではなく、企業の経営戦略に合致し、定量的な効果が見込めるものでなければなりません。このフェーズで作成された方針が、以降の全てのプロジェクトの土台となります。
システム企画・要件定義
改善方針が固まった後、それを実現するためのシステム像を設計するのが、システム企画と要件定義のフェーズです。システム企画では、どのようなIT技術やソリューションを導入するのが最適かを検討し、全体像(グランドデザイン)を作成します。
次に、そのシステムに「何をさせたいか」を明確にする要件定義を行います。コンサルタントは、クライアントの業務要件やシステム利用者のニーズを深く理解し、それらを開発チームが理解できる技術的な要件へと落とし込みます。
この工程は、プロジェクトの成否を分ける極めて重要な箇所です。なぜなら、ここで定義が曖昧になると、後の開発フェーズでの手戻りやコスト増加につながるからです。
プロジェクト推進・導入支援
システムの企画・要件定義が完了し、開発が開始された後も、ITコンサルタントの役割は終わりません。プロジェクト推進フェーズでは、スケジュール、予算、品質、そしてリスクの総合的な管理を行います。
開発ベンダーの進捗を管理し、クライアント側の体制との連携をスムーズにし、問題が発生した際には迅速に解決策を講じます。
さらに、現場への導入支援も必要です。具体的には、新システムを利用するためのマニュアル作成、操作トレーニングの実施、新業務プロセスへの移行サポートなどが挙げられます。
単にシステムを稼働させるだけでなく、クライアントの現場に新しい働き方が定着し、成果が出るまでを支援することがITコンサルタントの重要な仕事です。
ITコンサルタントの種類

ITコンサルタントは、扱う専門領域やソリューションによって細分化されています。ここでは、主要なコンサルタントの種類と、それぞれの業務範囲について解説します。
IT戦略コンサルタント
IT戦略コンサルタントは、企業の経営層を主な対象とし、全社的なIT戦略の立案から実行計画の策定までを担う職業です。
特定のシステムの導入を目的とするのではなく、「今後5年でどのようなIT投資を行い、どのようにビジネスを成長させるか」というような根本的な問いに答える役割を持っています。
市場動向や競合分析を行い、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、クラウド化戦略、新たなビジネスモデルの創出などを行うのが仕事です。技術よりも経営と事業の理解が深く求められ、高度な論理的思考力や、役員クラスとの折衝能力が不可欠となります。
キャリアの初期段階で携わることは稀ですが、最終的に目指すべき上流のポジションといえます。
ERPコンサルタント
ERPコンサルタントは、企業の会計、人事、生産管理、販売管理といった基幹業務を統合的に管理するERP(統合基幹業務システム)パッケージの導入・カスタマイズを専門とします。
業務内容は、クライアントの現行業務の分析と、パッケージの標準機能に合わせた業務プロセスの再設計が中心です。パッケージの仕様に詳しく、業務知識とIT知識の両方を高いレベルで持ち合わせている必要があります。
導入後の運用サポートや、追加機能の開発管理なども担当します。企業の根幹となる業務に深く関わるため、一つ一つの業務に対する正確な理解と、業務担当者からの信頼を得るコミュニケーションが重要な仕事です。
CRMコンサルタント
CRMコンサルタントは、企業の営業、マーケティング、カスタマーサポートといった、顧客接点に関わる業務領域の課題解決とシステム導入を支援する仕事です。顧客データの収集・分析に基づき、顧客体験(CX)の向上や、LTV最大化に向けた戦略を立案します。
営業支援システム(SFA)やマーケティングオートメーション(MA)ツールの選定、導入、活用支援が具体的な業務です。顧客の獲得から維持・育成に至る一連のプロセスを理解し、データ分析を通じて最適な顧客戦略を提案する能力が求められます。
特にSaaS型(クラウドサービス)のCRMツールに精通していると、市場価値が高い傾向です。
SCMコンサルタント
SCMコンサルタントは、原材料の調達から製造、在庫管理、物流、販売に至るまでのサプライチェーン全体を最適化することを専門とする仕事です。
在庫の適正化、リードタイムの短縮、コスト削減などを目的とし、計画系や実行系のSCMシステムの導入・活用を支援します。製造業や流通業など、物理的なモノの流れを持つ企業が主なクライアントです。
この分野では、ロジスティクス、生産計画、需要予測に関する深い業務知識と、それらをシミュレーション・最適化するITツールの知識が必要になります。
グローバルなサプライチェーンを持つ企業を支援する場合、国際的な商習慣や法規制への理解も求められる専門性の高い分野です。
PMOコンサルタント
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)コンサルタントは、大規模なITプロジェクトを成功に導くための支援を行う職業です。
自身が特定のシステムや業務の専門家である必要はありませんが、プロジェクト全体の進捗、品質、予算、リスクを一元的に管理し、PM(プロジェクトマネージャー)をサポートするのが主な役割です。
具体的には、会議体の設定と運営、ドキュメントの標準化、課題管理表の整備、進捗報告書の作成などを通じて、プロジェクトチーム全体が円滑に機能するように支援します。
高度なプロジェクト管理スキルと、関係者間の調整能力、コミュニケーション能力が最も重要視されるポジションです。
SAPコンサルタント
SAPコンサルタントは、ドイツのSAP社が提供する世界的に有名なERPパッケージ「SAP S/4HANA」などの導入を専門とするコンサルタントです。
SAPは非常に多機能かつ複雑であるため、会計(FI/CO)、販売(SD)、人事(HCM)など特定のモジュール(機能単位)に特化しているのが一般的です。
業務内容は、クライアントの業務要件とSAPの標準機能をすり合わせるフィット&ギャップ分析、カスタマイズ設定、開発管理、導入後の支援など多岐にわたります。
SAPの認定コンサルタント資格を持つことが必須とされる場合が多く、特定のモジュールに関する深い業務知識と、SAPシステムの技術的な設定能力が求められる専門職です。
セキュリティコンサルタント
セキュリティコンサルタントは、企業のサイバーリスクを評価し、情報セキュリティ戦略の立案から、具体的な対策導入までを支援する仕事です。
個人情報保護法、不正アクセス禁止法、GDPR(一般データ保護規則)などの法規制への対応、セキュリティポリシーの策定、システムの脆弱性診断、インシデント発生時の対応計画(BCP/DRP)の策定などを行います。
クラウド環境のセキュリティ、ランサムウェア対策、認証基盤構築など、技術の進歩に伴い専門領域も拡大中です。高度なIT知識はもちろんのこと、企業のコンプライアンスやリスク管理に関する知識が必須であり、機密情報を扱うため高い倫理観が求められます。
ITコンサルタントの年収目安

ITコンサルタントは、企業の経営課題解決を担う専門職であり、高水準の年収を得られる傾向にあります。職業情報提供サイトのjobtagによると、ITコンサルタントの年収目安は752.6万円※1です。

引用元:jobtag「ITコンサルタント – 職業詳細」(2025年11月25日時点)
これは、国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査による、1年を通じて勤務した給与所得者全体の平均給与478万円(正社員に限ると545万円)※2と比較して、大きく上回る水準です。
この年収の高さは、ITコンサルタントがIT戦略やDX推進といった高付加価値な業務を通じて、企業に貢献していることによると推定できます。年収は所属するファームの規模や個人のスキルによって変動しますが、実績を積み重ねることで高い報酬を目指せる職種です。
参照元
※1 jobtag「ITコンサルタント – 職業詳細」(2025年11月25日時点)
※2 国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」
【年代別】ITコンサルの年収目安
ITコンサルタントの年収は、経験年数と職位の上昇に伴い、順調に増加していくのが大きな特徴です。特に、30代中盤以降は、プロジェクトマネージャーやシニアコンサルタントといった、責任ある役職に就くことが増えるため、年収が大きく伸長する傾向が見られます。
| 年代 | 年収目安 |
|---|---|
| 20~24歳 | 433.22万円 |
| 25~29歳 | 570.4万円 |
| 30~34歳 | 680.48万円 |
| 35~39歳 | 807.15万円 |
| 40~44歳 | 904.44万円 |
| 45~49歳 | 874.78万円 |
| 50~54歳 | 851.1万円 |
| 55~59歳 | 894.9万円 |
この表からもわかるように、ITコンサルタントは40代前半で年収のピークを迎えるキャリアが一般的です。経験を重ねるほど、その専門知識とマネジメントスキルが評価され、給与に反映されます。
未経験から挑戦する場合でも、長期的な視点で見ると高いリターンが期待できる職種といえるでしょう。
【未経験可・大手】ITコンサルタントの求人例

ITコンサルタントの求人のうち、未経験応募可で大手の募集例を紹介します。
アクセンチュアのITコンサルタント求人例
| 年収 | 450万円〜 |
|---|---|
| 役割 | ITコンサルタント |
| 業務内容 |
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| 要件 |
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※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
幅広い産業・ビジネス領域に対し、先端デジタル技術を用いた変革を推進するITコンサルタントのポジションです。第二新卒や業界・職種未経験者を歓迎しており、ポテンシャルを重視したキャリアチェンジや成長を目指す方に適しています。
NTTビジネスソリューションズのITコンサルティング営業求人例
| 年収 | 350万〜390万円 |
|---|---|
| 役割 | コンサルティング営業 |
| 業務内容 |
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| 要件 |
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※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
提案から保守運用まで一貫して顧客課題の解決を担うコンサルティング営業です。IT・通信分野の経験または営業経験があれば応募可能であり、研修や資格取得支援が充実しているため、安定基盤でITコンサルティング営業としてのスキルを伸ばしたい方に向いています。
トーマツのシステムリスクコンサルタント求人
| 年収 | 479万〜1,198万円 |
|---|---|
| 役割 | システム監査・システムリスクコンサルタント |
| 業務内容 |
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| 要件 |
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※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
システム監査・システムリスクコンサルティングを提供するポジションで、ITエンジニア経験があれば監査やコンサル経験は不問です。
グローバル案件が多く、ワークライフバランスが良好で在宅勤務も可能なため、専門性を高めながら多様な働き方を志向するITエンジニア経験者に向いています。
ITコンサルタントに転職するメリット

未経験からITコンサルタントへの転職は容易ではありませんが、それを乗り越えることで得られるメリットは非常に大きいものです。ここでは、ITコンサルタントになることで享受できる主な利点について解説します。
幅広い業界で通用する市場価値の高いスキルが身につく
ITコンサルタントとして働くことで、特定の業界や企業に留まらない、普遍的で市場価値の高いスキルを習得できます。
最も重要なスキルは、論理的思考力と課題解決能力です。クライアントの複雑な状況を整理し、真の課題を特定し、ITを活用した解決策を導き出すプロセスは、どの業界・職種でも求められます。
また、経営層から現場まで多様な関係者と円滑に合意形成を進めるコミュニケーション能力や、大規模プロジェクトを完遂させるプロジェクトマネジメントスキルも身につきます。
これらのスキルはポータブルスキルと呼ばれ、コンサルタントを辞めた後のキャリアチェンジにおいても大きな強みとなるものです。
成長スピードが速くキャリアの選択肢が広がる
ITコンサルタントは、数ヶ月単位でプロジェクトが変わり、毎回異なる業界、異なる企業課題、異なるIT技術に触れる機会があります。通常の企業における単一部署での勤務と比べ、圧倒的に速いスピードで知識と経験を蓄積できる環境です。
常に新しい課題解決に挑戦し、高度なスキルを持つチームメンバーと働くため、自身の専門性と能力が飛躍的に向上します。
その結果、数年後には、より高度な職種へのステップアップはもちろん、コンサルティングスキルを活かして事業会社の経営企画職やDX推進部門の責任者(事業会社への転職)になる道も考えられるでしょう。
また、独立してフリーランスコンサルタントになるという道もあります。
高い報酬水準と安定した需要がある
ITコンサルタントの年収水準は高い傾向にあります。企業が高い報酬を支払うのは、ITコンサルタントが企業の存続と成長に不可欠な「IT戦略の実行」と「経営課題の解決」という高付加価値なサービスを提供しているからです。
日本国内では、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)の途上にあり、IT戦略の立案や実行を外部の専門家に頼る傾向は今後も強まると考えられます。
この構造的な需要の増加により、ITコンサルタントの仕事は景気変動の影響を受けにくいと推定可能です。スキルと実績を積み重ねるほど、報酬もそれに比例して上昇するため、高いモチベーションを維持しながら長期的に働けるメリットがあります。
ITコンサルタントに転職するデメリット

ITコンサルタントには大きなメリットがある一方で、その仕事の性質上、デメリットや厳しい側面も存在します。転職後に後悔しないよう、事前に知っておくべき注意点について解説します。
ハードワークになりやすいため体力が必要
ITコンサルタントの仕事は、プロジェクトの期限が厳格に定められていることや、クライアントの経営層を相手にするため、高い品質の成果物を求められることから、ハードワークになりやすい傾向があります。
特に、プロジェクトの立ち上げ期(課題特定、要件定義)や最終段階(システム移行、稼働直前)では、残業が増え、業務負荷が高まることが一般的です。
また、クライアント先に常駐して働くことも多く、通勤時間が長くなったり、出張が発生したりと、肉体的・精神的な負担が増える可能性があります。そのため、業務量に見合う高い報酬を得られる反面、体力と強い精神力が不可欠です。
自己管理を徹底し、ストレスを適切に解消できる能力が求められます。
幅広いスキルや業界について勉強しないといけない
ITコンサルタントは、特定の専門領域に加え、常に新しい知識を習得し続ける必要があります。
IT技術は日進月歩で進化しており、クラウド、AI、データ分析、セキュリティといった最新技術を常にキャッチアップし、クライアントに最適なソリューションとして提案できなければなりません。
さらに、プロジェクトごとに異なる業界(金融、製造、小売など)の商習慣や業務知識を短期間で深く理解する必要があります。プロジェクト期間外や週末など、自己啓発に充てる時間が必須となり、学習意欲を持続させることが求められます。
この「常に学び続ける」姿勢を持てない人にとっては、この学習負荷の高さが大きなデメリットとなり得るでしょう。
顧客からの要望に細かく応えていく必要がある
ITコンサルタントは、クライアントの経営課題を解決するパートナーですが、その過程で、顧客の経営層や現場から、当初の計画にはなかった細かな要望や仕様変更が頻繁に発生します。
これらに対し、コンサルタントは「できません」と単に断るのではなく、要望の背景にある真意を汲み取り、プロジェクトの目的と予算、スケジュールの中で、実現可能な代替案や最適な解決策を提示する姿勢が不可欠です。
時には、異なる意見を持つ複数の関係者間の利害を調整し、難しい決断を下さなければなりません。単なる技術力だけでなく、高い調整能力、ファシリテーションスキル、そして時には顧客からの厳しい要求に対して粘り強く対応する忍耐力が求められます。
ITコンサルタントに向いている人

ITコンサルタントの仕事の特性を理解し、その適性を満たしている人であれば、未経験からでも早期に活躍することが可能です。ここでは、ITコンサルタントに向いている人の特徴を解説します。
ITエンジニアとして上流工程の経験がある人
ITコンサルタントは、システムの企画・構想といった最上流工程を担います。そのため、前職でシステムエンジニア(SE)として、要件定義や基本設計といった上流工程の経験がある人は、コンサルタントへの移行がスムーズです。
システム開発の難易度や必要な工数を具体的に見積もることができ、クライアントに対して技術的な実現可能性に基づいた現実的な提案が行えます。
また、開発チームの苦労や視点を理解しているため、コンサルタントと開発チーム間の連携を円滑に進めるPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)的な役割も果たしやすく、即戦力として期待されます。未経験であっても、上流工程に近い業務経験は大きな強みです。
論理的思考力とコミュニケーション能力が高い人
ITコンサルタントの仕事は、複雑な経営課題や非効率な業務プロセスを整理し、解決策を筋道立てて提示することに尽きます。そのため、事象を構造化して分析し、矛盾なく結論を導き出す論理的思考力(ロジカルシンキング)が最も重要です。
また、その分析結果や提案内容を、経営層や現場社員、開発ベンダーといった異なる立場の人々に、わかりやすく説明し、納得感を持って合意形成を導く高いコミュニケーション能力も不可欠です。
どれほど優れた戦略を立案しても、関係者を動かし、実行に結びつけられなければ価値はありません。この二つのスキルは、業界や職種を問わずコンサルタントとして成功するための土台となります。
IT業界以外の専門的な業務知識を有している人
ITコンサルタントは、ITの専門家であると同時に、クライアントの業界・業務の専門家である必要があります。
そのため、金融、製造、小売、医療といったIT業界以外の特定分野で、営業、マーケティング、会計、人事などの業務知識を深く有している人は非常に向いています。
IT戦略を立てる際、その業界特有の規制や商習慣、業務フローを理解していることで、クライアントの視点に立った、実践的で効果性の高い提案が可能です。
特にDX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれる現代では、技術と業界知識の融合が求められており、異業種での専門的な経験は、コンサルタントとして差別化できる大きな武器となります。
ITコンサルタントに向いていない人

ITコンサルタントはやりがいのある仕事ですが、人によってはその仕事内容が大きなストレスや不満につながることもあります。ここでは、ITコンサルタントという職種に馴染みにくい人の特徴を解説します。
ITへの興味が薄い人
ITコンサルタントは、経営や業務の課題をITによって解決しますが、その根底にはテクノロジーへの強い関心が必要です。
最新のクラウドサービス、AI、データ分析手法、セキュリティ技術などが常に進化する中で、勉強を怠り、ITへの興味が薄いままでは、クライアントに対して最善の提案をすることはできません。
また、プロジェクトの初期段階でITの基礎知識が不足していると、開発チームとのコミュニケーションも円滑に進まず、プロジェクトマネジメントに支障をきたします。
「ITは手段であって目的ではない」という側面はありますが、その手段であるIT技術の進化を楽しみ、継続的に学び続ける意欲がない人には、高い成果を出し続けるのは難しいでしょう。
システム導入の地道な作業を避けたい人
ITコンサルタントは、華やかな戦略立案だけでなく、その戦略を実際に機能させるための地道で泥臭い作業も多く発生します。
例えば、膨大な量のドキュメント作成、現状業務のヒアリングと整理、システムに登録するデータの移行準備、現場社員へのトレーニングとマニュアル作成などです。特に、導入支援フェーズやPMO業務では、地味でルーティンワークに見える作業がプロジェクトの成功を左右します。
戦略の立案だけを好み、現場での実行や細部の調整といった地道な作業を避けたいと考える人には、ITコンサルタントの仕事は大きなストレスとなり得ます。成果物の品質にこだわり、細部にまで注意を払う根気強さが必要です。
仕様変更やトラブル対応が苦手な人
ITコンサルタントのプロジェクトは、計画通りに進むことの方が稀です。クライアント側の経営判断による急な方針転換、プロジェクトメンバーの離脱、システム開発中の予期せぬ技術的なトラブルなど、常に想定外の事態が発生します。
仕様変更やトラブルが発生するたびに、コンサルタントは冷静に状況を分析し、影響範囲を特定し、迅速に関係者に情報を共有し、代替案を提示してプロジェクトを正常な軌道に戻さなければなりません。
この変化や不確実性に対してストレスを感じやすく、柔軟な対応や臨機応変な判断が苦手な人には、ITコンサルタントの仕事は不向きです。予期せぬ事態を楽しむくらいの、タフさと前向きな姿勢が求められます。
未経験からのITコンサル転職に有利な資格

未経験者がITコンサルタントを目指す際、知識や意欲を示す上で資格は有効な手段となります。ここでは、特に評価されやすい資格について解説します。
中小企業診断士/経営士
中小企業診断士は、経営戦略や財務・会計、マーケティングなど、企業の経営全般に関する広範な知識を証明できる国家資格です。
ITコンサルタントとしては、IT戦略の立案や経営層への提案を行う上で非常に強力な武器となります。特に未経験者の場合、実務経験で不足しがちな経営知識を体系的に習得している証拠として評価されます。
なお、経営士は主に日本経営士協会が認定する民間資格であり、中小企業診断士と同様に経営全般の専門知識を有していることを示します。
どちらの資格も、技術導入ありきではなく、企業のビジネスゴールを意識した提案ができる人材であるとみなされ、面接での説得力が増します。
ITストラテジスト
ITストラテジスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格で、ITを活用した企業の経営戦略策定を専門とする高度IT人材であることを証明します。
この資格は、IT戦略コンサルタントなど、IT導入の上流工程や企画構想に携わる職種を目指す上で極めて有利です。試験では、経営戦略とIT戦略を結びつける高度な知識が問われるため、合格していることで、論理的な思考力と、ITを経営レベルで活用できる能力が認められます。
難易度が高いため、この資格を取得していることは他の候補者との大きな差別化に繋がり、採用側の評価を大きく引き上げることになるでしょう。
ITコーディネーター
ITコーディネーター(ITC)は、ITと経営の両方に精通し、真に企業の立場でIT活用を支援できる専門家であることを証明する経済産業省推奨の資格です。中小企業診断士が経営全般を網羅するのに対し、ITコーディネーターは、ITの導入・活用支援に特化しています。
この資格の強みは、知識だけでなく実践的な能力が評価される点にあり、ITコンサルタントが日常的に行う、クライアントのIT経営課題を発見し、解決に導くプロセスを理解していることの証明になります。
この資格があることで、ITコンサルタントとしての職務に対する高い学習意欲と、実務に近い知識を持っていることをアピールできます。
未経験からのITコンサル転職で求められるスキル

ITコンサルタントのポテンシャル採用において、企業が重視するのは、資質や前職で培われた汎用的な能力です。ここでは、特に評価されるスキルについて解説します。
ポテンシャル採用で重視される論理的思考力
ITコンサルタントには、複雑に絡み合ったクライアントの課題を整理し解決策を導き出すための論理的思考力(ロジカルシンキング)が重要視されます。
未経験採用の面接では、業務経験ではなく、この論理的思考力を測るために、フェルミ推定やケーススタディといった「地頭」を試す質問が出されることが一般的です。
過去の業務や日常生活の中で、あいまいな事象をどのように分析し、筋道立てて結論を出したかという具体的なエピソードを準備することが重要です。このスキルが高いと認められれば、知識の不足は入社後の学習で補えると評価され、選考を有利に進められます。
コミュニケーション能力・傾聴力
ITコンサルタントは、企業の経営層から現場の担当者、そして開発ベンダーまで、立場や視点の異なる多数の関係者と連携を取る必要があります。この際、自分の意見を主張する能力だけでなく、相手の話を深く理解する傾聴力が極めて重要になります。
特に、クライアントの「真の課題」は、表面的な会話からではなく、相手の言葉の裏にあるニーズを汲み取ることによって初めて発見できるからです。
面接では、相手の質問の意図を正確に理解し、簡潔かつ明確に回答する応答力がコミュニケーション能力の証明になります。単なる話術ではなく、「相手に寄り添い、課題を引き出す力」が評価されるでしょう。
学習意欲と変化への適応力
IT業界の急速な変化に対応し、常にクライアントに最新かつ最適なソリューションを提供するためには、継続的な学習意欲が必須です。未経験者であれば、この意欲が「知識の不足を早期に埋める原動力」とみなされます。
また、ITコンサルタントの仕事は、プロジェクトごとに業界、チーム、技術が変わり、予期せぬトラブルや仕様変更が日常茶飯事です。この不確実性の高い環境で、ストレスなく柔軟に対応し、前向きに乗り越えていく変化への適応力も非常に重視されます。
これまでの経験の中で、困難な状況下でどのように新しい知識を身につけ、環境の変化に順応してきたかを具体的に示すことが、転職成功の鍵となります。
未経験からITコンサルに転職成功するためのポイント

ITコンサルタントへの転職を成功させるには、単に高いスキルを持つだけでなく、戦略的な準備が必要です。ここでは、未経験者が実践すべき具体的なポイントを解説します。
志望動機を深く突き詰める
未経験転職において、「なぜITコンサルタントでなければならないのか」という志望動機は最も重要です。
「高い年収」や「成長できる環境」といった抽象的な理由ではなく、ITコンサルタントの仕事内容(企業経営への貢献、課題解決)と、自身のキャリアビジョンがどう結びついているのかを具体的に説明する必要があります。
特に、他のIT職種(例:SE、営業)との違いを理解した上で、なぜコンサルタントという職種を選んだのか、その熱意と論理性を明確に示すことが求められます。この志望動機が浅いと、「きつい仕事だからすぐに辞めるのではないか」と採用側に懸念を抱かせてしまいます。
アピール可能なスキルを徹底的に棚卸しする
未経験であっても、これまでのキャリアで培った経験やスキルは必ずITコンサルタントの仕事に活かせます。
自身の職務経歴を詳細に振り返り、課題解決、顧客折衝、プロジェクト管理、データ分析、特定業界の業務知識といった観点から、ITコンサルタントの仕事で「再現性がある」スキルを抽出しましょう。
例えば、営業経験は「ヒアリング能力と提案力」に、経理経験は「業務改善と財務視点」に置き換えられます。棚卸ししたスキルは、必ず「課題→行動→結果」というストーリー形式で整理し、面接で具体的なエピソードとして語れるように準備しておくことが重要です。
転職エージェントを最大限に活用する
ITコンサルタントの採用市場は専門的で、特に未経験者向けの求人は非公開になっているケースが多くあります。そのため、コンサルティング業界に強い転職エージェントを最大限に活用することが成功への近道です。
エージェントは、個人の経歴や適性に合ったファームやポジションを紹介してくれるだけでなく、選考の傾向や過去の質問例、さらに志望動機や自己PRのブラッシュアップについて具体的なアドバイスを提供してくれます。
また、面接の日程調整や年収交渉も代行してくれるため、在職中の転職活動の負担を大幅に軽減できます。
未経験からITコンサルになるための勉強方法

ITコンサルタントに必要な知識は多岐にわたりますが、ここでは未経験から効率的に学ぶための体系的なインプット方法や実践的なアウトプット方法について解説します。
オンライン教材などで基本知識を体系的にインプットする
未経験者が最初にすべきは、ITと業務に関する基本知識を体系的に学ぶことです。ITコンサルタントの土台となるIT基礎知識(ネットワーク、データベース、セキュリティなど)や、企業の主要業務(会計、人事、販売など)の基本をインプットしましょう。
学習方法としては、UdemyやSchooなどのオンライン教材や、図解の多い専門書籍が効率的です。知識をバラバラに学ぶのではなく、資格試験のテキストを利用して、構造的に理解することを目指しましょう。
知識を体系立てて学ぶことで、面接での質問にも筋道を立てて回答できるようになります。
手を動かしながら業務理解を深めていく
インプットした知識を定着させ、コンサルタントの実務に近づけるためには、アウトプットを通じて業務理解を深めることが重要です。具体的には、前職での自身の業務や、身近な企業の活動を題材に「手を動かす」練習を取り入れましょう。
例えば、現行の業務フローを図に書き起こして非効率な部分を特定したり、架空の企業課題を設定して「なぜITが必要か」「どのような機能が求められるか」といった要件整理を練習したりします。
このような実践的な訓練は、論理的思考力とドキュメント作成能力を鍛え、面接で「私はこのように課題解決に取り組みます」と具体的にアピールする際の根拠となります。
現場に近い情報を収集して実践のイメージをつかむ
書籍や研修で得られる知識は理論的なものが中心ですが、実際のコンサルティング業務は、人間関係や現場特有の事情が絡むため、理想通りに進まないことが大半です。
そこで、現役のITコンサルタントが執筆しているブログやnote、YouTubeチャンネルなどを積極的に活用し、実践的なケース事例やリアルな課題に触れましょう。
彼らがどのように課題を設定し、クライアントと折衝し、プロジェクトを推進しているのかを知ることで、実務のイメージを具体化できます。これにより、面接で「入社後に何をしたいか」という質問に対して、より具体的で説得力のある回答ができるようになります。
未経験からITコンサルタントへの転職に必要な面接対策

ITコンサルタントの面接では、一般的な職種と異なり、知識や経験だけでなく、論理的思考力や瞬発力を測るために、面接の中にケース面接やフェルミ推定が組み込まれることが多くあります。
これらの形式に慣れていないと、どれほど素晴らしい経歴を持っていても、実力を発揮できずに不合格となる可能性も考えられるのです。
例えば、ケース面接の例題として「渋谷のスタバの年間売上を推定してください」といった問いや、「地方の遊園地の来場者数を2倍にするための戦略を提案してください」といった問いが出されます。
コンサルティングファーム特有の選考プロセスを理解し、自分の思考プロセスを面接官に論理的に伝える練習を重ねることが、転職成功の鍵となります。
未経験からITコンサルへ転職した事例

未経験からITコンサルタントへの転職を成功させた事例を紹介します。
アパレルからITコンサルタントへ転職
新卒入社時、本来希望していた職種に就くことができず、給与面でも厳しい状況が続いていました。日々の仕事に対する不満が少しずつ積み重なっていたところ、プライベートで大きな転機があり、「今の生活を変えたい」と強く思うようになり、転職を決意しました。(一部抜粋)
引用元:ムービンストラテジックキャリア「アパレルからITコンサルに挑戦!希望外の配属・給与・でもキャリアを諦めたくない! – 転職成功体験談」
キャリアへの強い不満と「今の生活を変えたい」という明確な動機が、畑違いのITコンサルタントへの転職という大きな一歩を踏み出す原動力となりました。異業種であっても、強い意欲と手厚いサポートがあれば、未経験からでもキャリアチェンジを実現できる好事例です。
エンジニアからITコンサルタントへ転職
システムの実装や保守といった“手段”が中心の業務が多く、「ITを使ってビジネス課題をどう解決するか」といった上流工程に関わる機会が限られていたことに課題を感じるようになりました。そこで、より本質的にクライアントの変革に貢献できる立場を目指し、コンサルタントとしてのキャリアに挑戦したいと考えたのが転職のきっかけです。(一部抜粋)
引用元:ムービンストラテジックキャリア「エンジニアからITコンサルタントへ!より上流から企業変革に貢献したい! – 転職成功体験談」
システムの実装から一歩踏み出し、「ITを使ってビジネス課題をどう解決するか」という上流工程への関心を追求した事例です。自身の技術経験を「コンサルタントとしての強み」に変換し、橋渡し役としての価値を明確に言語化することで、経験を活かしたキャリアアップに成功しています。
教員からITコンサルタントへ転職
転職を考えた理由は、教育業界で1つの教科特化をしているよりも、より幅広い業種に対応できるような、今後の自分の成長や社会貢献ができると感じたためです。(一部抜粋)
特定の分野に特化するのではなく、「幅広い業種に対応できる成長」と「社会貢献」を目指し、難易度の高い35歳・未経験からの挑戦を成功させた事例です。民間経験がないというハンデを、論理的思考力や教員時代に培った力をアピールポイントとして磨き上げ、粘り強くキャリアを変革した点が特筆されます。
未経験からのITコンサルタント転職におすすめのエージェント・サイト

未経験からITコンサルタント転職を目指す方におすすめのエージェントを紹介します。
レバテックキャリア

引用元:レバテックキャリア
- IT・Web業界特化の豊富な求人数
- IT専門知識を持つキャリアアドバイザー
- 企業の内情に踏み込んだ詳細な情報提供
レバテックキャリアは、ITエンジニアやデザイナーの転職に精通したエージェントサービスです。IT・Web業界に特化して15年以上の実績があり、大手からベンチャーまで豊富な求人情報を取り揃えています。これは、未経験からITコンサルタントを目指す際、多様なIT関連職種を経由する求人を見つける上で大きな強みとなります。
キャリアアドバイザーはIT専門知識を持ち、強み発見のためのテクニカルヒアリングを通じて、経歴や志向に合う求人を提案してくれるのが魅力です。また、年間7,000回以上※企業に足を運び、マネジメント体制、同僚の雰囲気、残業時間など、企業の内情に関する詳細な情報を提供してくれます。
企業別の対策が詰まった面接情報と模擬面接により、内定率を上げる優位な転職活動が可能です。書類添削から年収交渉、入社日調整までトータルでサポートするため、初めての転職でも安心してキャリアアップを実現できるでしょう。
| レバテックキャリアの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | レバテック株式会社 |
| 公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
| 公開求人数 | 48,065件(2025年12月22日現在) |
| 主な求人職種 | IT、Web、コンサル、マーケター、PM、デザイナー |
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TechGo(テックゴー)
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引用元:TechGo(テックゴー)
- 10,000件以上※1のITエンジニア向け求人
- ITコンサル出身者による質の高いアドバイス
- 年収交渉成功率100%※2の高い交渉力
TechGoは、ITエンジニアの転職支援に特化したエージェントです。メガベンチャーや大手事業会社、ITコンサルなど、幅広い求人を10,000件以上※1保有しており、キャリアの可能性を大きく広げられます。独占選考ルートや面接確約求人など、他社にはない案件も多数保有しているのが特徴です。
アドバイザーは、メガベンチャーIT部門やITコンサル出身者で構成されており、開発現場や採用現場を知り尽くしています。この専門性の高いアドバイスにより、未経験からITコンサルを目指す際も、適切なルートや選考対策が期待できるのも魅力です。
年収交渉にも強く、多くの方が年収アップに成功しており、年収交渉成功率は100%※2という実績を誇ります。選考対策では、模擬面接を何度も実施し実践力を伸ばすことが可能です。確かな交渉力と独自の選考対策で、未経験からのITコンサルタント転職を力強く後押しするサービスです。
参照元
※ 1、2 TechGo(※2 2025年9月時点実績)
| TechGo(テックゴー)の基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社MyVision |
| 公式サイト | https://tech-go.jp/ |
| 公開求人数 | 非公開(2025年12月22日現在) |
| 主な求人職種 | エンジニア、ITコンサルタント 等 |
ユニゾンキャリア

引用元:ユニゾンキャリア
- IT業界出身アドバイザーによる専門性
- 企業の内部事情まで踏み込んだ情報提供
- 利用者の93%※1が年収アップを実現
ユニゾンキャリアは、IT/Web業界の転職に特化したエージェントサービスです。アドバイザーの多くがIT業界出身者で構成されており、業界の裏側やリアルな情報に精通した圧倒的な専門性を持っています。未経験からITコンサルタントを目指す際、業界の深い構造を理解した上でキャリアを設計できる点が大きな強みです。
「成長を約束できる優良企業」との取引は5,000件以上※2にもおよび、、企業ごとのマネジメントや雰囲気といった内部事情まで詳細に説明します。これにより、入社後のギャップを最小限に抑えたマッチングが可能です。
また、利用者の93%※1が年収アップを実現しており、求人紹介だけでなく、強みを活かした書類添削や徹底的な面接対策、年収交渉までトータルでサポートします。IT業界への確実な転職成功と年収アップを目指す方に、質の高いサポートを提供しているサービスです。
参照元
※ 1、2 ユニゾンキャリア(※1 2024年9月〜2025年4月の実績(経験者のみ) ※2 2024年2月時点)
| ユニゾンキャリアの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ユニゾン・テクノロジー |
| 公式サイト | https://unison-career.jp/ |
| 公開求人数 | 非公開(2025年12月22日現在) |
| 主な求人職種 | SE、開発エンジニア、プログラマー、アプリケーションエンジニア、 インフラエンジニア、PM、PL、PMO、社内SE、Webデザイナーなど |
未経験からのITコンサルタント転職についての疑問

未経験からITコンサルタントへ転職することに対するよくある質問に回答します。
文系でもITコンサルタントとして活躍できますか?
ITコンサルタントは、技術職ではなく、企業の経営課題をITによって解決する「コンサルタント職」であるため、文系出身者でも十分に活躍できます。
むしろ、文系出身者が持つ論理的な文章構成力や、高いコミュニケーション能力、異業種での業務知識は、コンサルティング業務において大きな強みです。ITに関する専門知識は、入社後の研修やOJT、自己学習でキャッチアップが可能です。
採用側も、技術知識よりも、顧客の真のニーズを引き出すヒアリング力や、複雑な状況を整理する思考力を重視します。文系出身であっても、ITへの強い興味と継続的な学習意欲を示し、自身の持つスキルをどう活かせるかを論理的に説明できれば、転職成功の可能性は高まります。
ITコンサル転職はやめとけ、後悔するというのは本当?
「ITコンサルへの転職はやめとけ」という意見には、主にハードワークやストレスの高さといった業界の厳しい側面が背景にあります。高報酬である一方、プロジェクトの納期厳守や高い成果物品質を求められるため、残業が多くなりがちです。
また、常に新しい技術や業界知識を学び続ける必要があり、この学習負荷についていけない人が後悔するケースがあります。しかし、これはITコンサルタントの「デメリット」として理解し、覚悟を持って臨めば回避できる側面です。
裏を返せば、成長速度が速く、数年で市場価値を大きく高められる職種であり、目標と適性が合致していれば、後悔どころか大きなキャリアアップを実現できます。事前の情報収集と自己分析が重要です。
コンサルは何年で辞める人が多いですか?
ITコンサルタントの勤続年数は、企業の特性によって大きく異なるといえます。
最新のデータを見ると、成果主義で人材の流動性が高いベイカレントは4.0年※1、シンプレクスは4.3年※2となっています。これは、数年で集中的にスキルを磨き、次のキャリアへステップアップする人が多いと考えられるためです。
対照的に、SIerとしての強固な基盤も持つ野村総合研究所は13.9年※3と非常に長く、長期的に安定して働ける環境が整っています。
一般的にコンサル業界は入れ替わりが激しいと言われますが、短期間での圧倒的な成長を求めるか、腰を据えて専門性を深めるか、自身のキャリア志向に合わせて企業を選ぶことが重要です。
参照元
※1 EDINET「株式会社ベイカレント 有価証券報告書-第11期(2024/03/01-2025/02/28)」
※2 EDINET「シンプレクス・ホールディングス株式会社 有価証券報告書-第9期(2024/04/01-2025/03/31)」
※3 EDINET「株式会社野村総合研究所 有価証券報告書-第60期(2024/04/01-2025/03/31)」
ITコンサルタントに未経験からなる方法まとめ

未経験からITコンサルタントへの転職は、決して不可能ではありません。30代や文系出身であっても、これまでの経験を武器に、適切な準備を行えば道は開けます。厳しい環境や学習は必要ですが、それに見合う高年収と、一生モノのスキルが手に入ります。
大切なのは、「自分には無理だ」と諦めるのではなく、一歩を踏み出すことです。資格取得やエージェントへの相談など、今日からできる小さな行動が、キャリアを大きく変えるきっかけになります。
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