プロジェクトマネージメントの重要性が注目される中、PMO副業案件は急増しています。また、案件数が多いだけではなく、高単価な案件が多いことから、注目度が高い副業です。本記事では、そんなPMO副業について詳しく解説しています。
安定的に稼ぐための案件獲得方法や必要とされているスキルなども詳しくご紹介しています。
PMO副業をスムーズにスタートさせたい方には、エージェントの活用がおすすめです。案件を探してくれるだけでなく、クライアントとの交渉などのサポートも充実しています。とくに、副業初心者の方にはおすすめです。
おすすめのエージェントを5社ご紹介していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
PMOは副業もできる!IT副業人材の需要は増加中
プロジェクトマネージメントの重要性が高まる中、PMOなどの専門的スキルを持つ人材を活用しようとする企業は増えています。その影響によりPMO副業案件も増加中です。
株式会社Brocanteの調査によると、2021年の段階で40.4%※の企業が、IT副業人材を活用していると発表しています。同調査によると、IT副業人材の中でも4番目に多い職種は、PMOです。
ネットワークエンジニアよりも上位にランクインしており、副業として十分成立できる職種といえるでしょう。
フルリモートで働くことができる案件も多いため、気軽に始められる点もPMO副業の魅力になります。
※参照:ITmedia NEWS
PMOの副業案件数や単価相場
PMOの副業をスタートする前に、PMO副業の実態を正しく把握することは重要です。とくに、下記2点はしっかり押さえておきましょう。
それぞれ詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。
PMOは副業で可能な案件も多い
プロジェクトマネージメントの重要性が高まる中、幅広い業界でPMO関連の副業案件が増えつつあります。たとえば、フリーランス向けの案件紹介エージェントハイパフォフォコンサルで週1~4稼働のPMOの案件を検索したところ、313件(2024年6月20日時点)※の案件がヒットしました。
ただ、残念ながらフルリモートなど働き方にこだわると、件数が減少してしまいます。こだわりの働き方がある場合は、複数のエージェントに登録するのがおすすめです。
複数社を利用することで、こだわりの働き方ができる案件が見つかる可能性がアップするかもしれません。
※参照:ハイパフォコンサル「フリーランスコンサルタント案件紹介」
PMOの副業案件・単価相場【土日のみでも平均20~25万】
PMOに対する需要の高まりから、PMO副業案件の単価も高額になりつつあります。時間単価3000円前後の案件が多く、8時間働いた場合、1日24,000円。土日稼働すると平均20~25万円前後が相場になります。
もちろん、プロジェクトや業務範囲によって単価には幅があり、ITに関する知識やプログラミングスキルなどがあることで、さらに単価をアップさせることも難しくありません。
PMOの副業案件例
PMOの副業は、具体的にどのような案件があるか気になられる方も多いでしょう。そこで、ここでは、PMOの副業案件例をご紹介します。
幅広い業務の案件がありますので、それぞれの特徴について詳しく解説しますので、参考にしてください。
ITプロジェクトのPMO副業案件
ITスキルが必要となるPMO案件は、非常に需要が高いのが特徴です。そのため、副業として短期スポット案件も少なくありません。ITに関する知識やプログラミングスキルも幅広く求められますが、非常に報酬が高いのが特徴です。
下記はデジタル人材バンクで実際に募集があった案件です。
事務系のサポートをするPMO副業案件
事務系のサポートをするPMO副業案件もあります。マネジメント能力があれば、ITなど専門スキルがなくても案件を獲得しやすい点が魅力です。
下記はプロフェッショナルハブで実際に募集があった案件です。
コンサル会社でサポートを行うPMO副業案件
コンサルティングファームなどで、コンサルタントのサポート業務を行うPMO副業案件も人気があります。複数のプロジェクトを横断的にサポートする業務になるため、高いコミュニケーション能力や文章・資料作成能力などが必要です。
下記はハイパフォコンサルで実際に募集があった案件になります。
PMOのコンサル案件については以下でも詳しくまとめています。
関連記事>>PMOコンサルのフリーランス案件と単価相場を解説!PMOの仕事と役割とは?
資料作成などがメインのPMO副業案件
プロジェクトを推進するだけではなく、資料作成などがメインのPMO案件もあります。短時間でも業務に携わりやすいため、PMO初心者の間で人気がある副業案件です。
下記のようなシーンで活用される資料で、各部署の協力をあおぎつつ、PMOが中心となって資料を作成します。
- 経営層への報告資料
- クライアントへの進捗報告資料
- プロジェクトメンバー向け説明資料
- タスク管理資料
プロジェクトに携わる幅広い層へ向けた資料を作成することが多いため、高い資料作成スキルや文章作成力が求められます。下記は実際にハイパフォコンサルで過去に募集があった案件です。
PMOが副業するメリット5つ
PMOの副業を始める前に、メリットを正しく抑えることが重要です。PMOの副業を始めるメリットは非常に多く存在しますが、その中でもチェックしておきたいメリット5点をご紹介します。
PMOの副業は単なる収入アップだけではなく、捉え方次第でキャリアアップにつなげることも可能です。それぞれ解説しますので、ぜひチェックしてください。
1.収入が増やせる
副業をスタートさせる最大のメリットは、収入が増えるという点です。とくに、フリーランス向け案件は、単価が高いため短時間でも高額な収入を得ることができます。土日だけの稼働でも月20万円かせぐことも難しくありません。
本業の収入とあわせることで、大幅に収入が増やせるという点は、PMOが副業する大きなメリットです。
2.様々なプロジェクトの経験ができる
様々なプロジェクトの経験ができる点もPMO副業のメリットです。本業では、なかなか自分の意思で仕事を選ぶことができません。しかし、副業だからこそ自分で携わるプロジェクトを選べます。
キャリアアップやスキルアップにつながりやすいという点もPMO副業の魅力です。
3.実績・スキルが増える
本業でPMOを行う場合、なかなか実績やスキルの経験や幅を広げることはできません。しかし、PMO副業の場合、自分で仕事を選べるため、実績やスキルを増やすこともできます。
幅広い実績やスキルがあることで、転職する際にも有利に働きます。
4.人脈が広がる
副業を行うことで、人脈を広げることができます。本業でPMOをしている場合、どうしても人脈が限定的になってしまいます。副業を通して人脈を広げることで、大きなビジネスチャンスに巡りあえるかもしれません。
とくに、フリーランスとして独立することを視野に入れている方は、人脈作りは大切です。ぜひ、積極的に声をかけてみましょう。
5.独立前のシミュレーションになる
PMOの副業をすることで、独立前のシミュレーションにもなります。フルタイムでプロジェクトに携わった場合、どれぐらいの業務量になるか、どれぐらいの収入になるかなど、試算することが可能です。
いきなり独立するのは不安という方は、ぜひ副業からスタートしてみてください。
PMOで副業するのに必要なスキル・経験・資格
PMOの副業をスタートさせるためには、案件を獲得しなければいけません。下記のようなスキルや経験、資格があると案件を獲得しやすくなります。
それぞれのスキルの特徴や活かせるシーンについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
マネジメントスキル
PMOには、非常に高度なマネージメントスキルが求められます。PMOは下記のような業務を担当するのが一般的です。
- スケジュール調整
- チームメンバーの管理
- プロジェクトの進捗管理
とくに、多くのメンバーが携わるプロジェクトの場合、高いマネジメントスキルがないとプロジェクトを円滑に推進させることができません。
そのため「PMO」というポジションに着いたことがなくても、マネージメント職の経験がある場合、PMOの副業案件を獲得できることもあります。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルがあると、PMOの案件も獲得しやすくなります。PMOは、様々なシーンでコミュニケーション力が必要だからです。
- クライアントとの交渉
- チームメンバーの管理
- 他部署やベンダーとの橋渡し
面談の際には、コミュニケーションスキルがアピールできるようなエピソードを準備しておきましょう。
文章力・資料作成のスキル
文章や資料作成スキルもPMOに求められるスキルの一つです。プロジェクトを円滑に進めるために、文章や資料を使って伝えたいことを伝えなければいけないからです。
専門的知識がないクライアントと技術的な知識があるエンジニアでは、同じ情報でも捉え方や理解度は大きく異なります。様々な視点を理解した上で、わかりやすい文章や資料を作成するスキルが必要です。
ITに関する知見や経験
ITに関する知見や実務経験もPMOには求められます。PMOはプロジェクトの推進を管理する上で、進捗状況を正しく理解しなければいけません。その際、ITに関する知識やスキルが不足していると正しく状況を理解できなくなってしまいます。
面談の際には、ITに関する知識だけでなく、実務経験があることをアピールしてください。PMOになるための資格は存在しません。しかし、プロジェクトで活かせるようなITに関する資格があると、より有利です。
プログラミングなどの専門知識・技術
ソフトウェア開発の現場では、PMOにプログラミング経験があると歓迎されます。技術的な課題に対する理解度が高いため、解決策も簡単に提案することができます。
プロジェクトだけではなく、自動化ツールやカスタムスクリプトなどの開発能力があることで、プロジェクトを効率的に推進できるでしょう。
語学スキル
プロジェクトによっては、語学スキルが歓迎されることもあります。近年では、リモートで案件に携わることが可能なため、様々な国のスタッフがプロジェクトに参画するケースも珍しくありません。
その際、メンバーの母国語で会話することができれば、メンバーとより正確にコミュニケーションをとることができます。円滑にプロジェクトを推進する手助けになるでしょう。
下記の言語で日常会話ができるのが理想です。
- 英語
- 中国語
- 韓国語
- スペイン語
よりグローバルなプロジェクトに携わりたい方は、ぜひ語学スキルも磨いてください。
PMOの副業案件を探す方法5つ
PMOの副業をスムーズに始めるために、案件探しが重要になってきます。PMOの副業を探す方法は、大きく分けて5つあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットも詳しくご紹介しますので、ぜひ自分にあった案件獲得方法を探してください。
1.副業やフリーランス向けのエージェントを活用
PMOの副業が初めてという方におすすめなのが、副業やフリーランス向けのエージェントを活用する方法です。転職エージェントとは異なり、主に業務委託契約で行う案件を扱うエージェントになります。
アルバイト求人サイトなどとは異なり、転職エージェントさながらのサポートを受けられる点が魅力です。エージェントを活用することで、短期間のうちに案件を獲得できるだけでなく、コンスタントに受注することも難しくありません。
一方で、PMO未経験者向けの案件が少ない点が、エージェントのデメリットです。PMOとしての業務経験があまりない方は、クラウドソーシングを利用してみてください。
多くのサイトは無料で利用できるので、ぜひ登録してみてください。
2.ビジネス系SNSで探す
ビジネス系SNSでも、PMOの副業案件を探すことができます。具体的には、下記のSNSがおすすめです。
PMOの副業案件に特化していませんが、副業案件は非常に多いので、ぜひチェックしてみてください。
3.クラウドソーシング
近年、クラウドソーシングでもPMOを募集する案件が増えています。下記サイトは、初心者向け案件が多いため、気軽に副業を始めたい人には、おすすめです。
一方、初心者向け案件が一定数存在することもあり、全体的に単価が安い傾向にあります。そのため、副業に慣れるまでクラウドソーシングを活用し、副業に慣れたらエージェントなどを活用する方が多いです。
4.人脈を活かして直接受注
人脈を活かして直接受注する方法もあります。とくに、経験豊富なPMOの場合、友人経由などで直接依頼されるケースは多いです。
人脈が限定的な場合、携わるプロジェクトが限定的になってしまうというデメリットがあります。セミナーや勉強会などに参加し、幅広い人脈を作りましょう。
5.企業へ直接営業
自ら企業に直接営業する方法もあります。SNSやブログなどを通して認知度が高い人は、企業からも関心をもたれやすく、仕事も受注しやすいです。
しかし、知名度や実績、経験が豊富ではないと、仕事を獲得するのが難しいというデメリットもあります。直営業をメインにする場合、スキルや資格の勉強だけではなく、SNSを育てることも必要です。
PMOの副業案件探しにおすすめのエージェント・サイト5選
PMOで効率よく副業案件を獲得するためには、フリーランス向けエージェントの活用がおすすめです。とくに、副業初心者の方は、サポート体制が充実しているエージェントに登録しましょう。
ただ、フリーランス向けエージェントは非常に多く存在するため「どの会社に登録したらいいだろう?」と疑問に思われるかもしれません。
そこで、ここではPMO副業に強いエージェント5社をご紹介します。
各社の魅力や強みについて、それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ハイパフォコンサル
- 高待遇案件が多数
- PMO・PM案件が豊富
- エンジニア&コンサル出身双方に案件紹介が可能
高待遇案件が多数存在する点がハイパフォコンサルの魅力です。月120万円を越える案件が全体の60%を占め、月収180万円以上の報酬案件も少なくありません。
副業の場合、業務時間が短いため必然的に報酬も低くなります。しかし、元の報酬額が高額であれば、副業でも十分な額を手にすることも可能です。
PMO・PM案件数が業界トップクラスという点もハイパフォコンサルの特徴になります。案件の60%以上がPMOもしくはPMの案件なので、働き方にこだわりたい方にもきっとぴったりの案件が見つかるはずです。
コンサル出身者だけでなく、エンジニア出身者に対してもPMO案件を紹介してもらえる点は同社の強みになります。副業を通してキャリアアップを目指したいと考えている人におすすめのエージェントです。
関連記事>>ハイパフォコンサルの評判・口コミ
ハイパフォコンサルの基本情報 | |
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会社名 | INTLOOP株式会社 |
公式サイト | https://www.high-performer.jp/consultant/ |
公開求人数 | 8,083件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | PMO、PM |
デジタル人材バンク
- 多様な規模のクライアントが集まっている
- マッチングの精度が高い
- 独立の相談にものってもらえる
デジタル人材バンクには、多様な規模のクライアントによる案件が集まっています。そのため、人脈を広げたいと考えている人や実績の幅を広げたいと考えている人には、ぴったりのエージェントです。
マッチングの精度が高い点もデジタル人材バンクの魅力です。希望条件にそった案件だけでなく、キャリアアップなどにつながる案件を紹介してもらえます。面談の際には、キャリアプランも含めて相談してください。
副業だけではなく、独立したいと考えている方も多いのではないでしょうか。デジタル人材バンクでは、副業案件の紹介だけでなく、独立に対するサポートも行ってもらえます。
関連記事>>デジタル人材バンクの評判・口コミ
デジタル人材バンクの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社 クラウド人材バンク |
公式サイト | https://consultant.digital.hr-bank.co.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | コンサルタント、PMO、PM |
Professionals On Demand(POD)
- 高単価かつ継続率の高い案件が多い
- 非公開案件が豊富
- 大手ファーム出身者がキャリア面談
Professionals On Demand(POD)は、高単価かつ継続率の高い案件が多い点が最大の特徴です。フリーコンサルタントへの実績支援が、10年以上もあるPOD。非常に魅力的な案件も多数取り扱っています。
また、継続率平均90%であるため、安定的な副収入を確保することも難しくありません。
非公開案件が豊富という点もPODの特徴です。公開案件よりも条件がいいことが多い非公開案件。そんな非公開案件が、POD案件の全体の85%を占めています。働き方や報酬にこだわりたい方は、ぜひ登録してみてください。
大手ファーム出身者がキャリア面談をしてくれる点も同社の強みです。応募者の正確なキャリアとスキルを把握できるため、クライアントとのマッチ率が非常に高くなります。
関連記事>>PODの評判・口コミ
Professionals On Demand(POD)の基本情報 | |
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会社名 | ランサーズ株式会社 |
公式サイト | https://pod.jp/consultant/ |
公開求人数 | 910件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | コンサルタント、PM、PMO |
プロフェッショナルハブ
- キャリアアップをサポートしてもらえる
- 勉強会や研修を実施
- 低稼働など副業案件も多数あり
プロフェッショナルハブは案件の紹介だけでなく、応募者のキャリアアップもサポートしてくれます。クライアントとの条件交渉やアサイン後のフォローなどを実施。初めての副業でも安心して働けます。
プロフェッショナルハブでは、定期的に勉強会や研修会が実施している点も魅力です。応募者がスキルを身につけ、より幅広い業務にチャレンジできるようサポートしてもらえます。
フリーランス専門のエージェントではなく、様々な働き方に対応した案件を紹介してもらえる点も同社の強みです。たとえば、低稼働、フルリモート、地方案件などこだわりの働き方を実現できます。
関連記事>>プロフェッショナルハブの評判・口コミ
プロフェッショナルハブの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社エル・ティー・エス リンク(LTS Link, Inc.) |
公式サイト | https://professional-hub.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年11月1日現在) |
主な求人業種 | コンサルタント、PMO、PM |
コンサルキャリアナビ
- 低稼働&リモート案件が豊富
- フリーコンサルを経験してきたメンバーが運営
- 独立サポートも充実
コンサルキャリアナビは、副業に嬉しい低稼働&リモート案件が豊富です。同社では、複業可能案件を優先的に取り扱っているため、副業案件を探している方にはおすすめのエージェントになります。
コンサルキャリアナビは、フリーコンサルを経験してきたメンバーが運営している媒体です。そのため、PMO業界の生きたリアルな情報を教えてもらえる点も魅力です。
同社は副業だけではなく、独立も積極的に支援しています。キャリアプランを踏まえ、一人ひとりに最適なキャリアサポートを実施。独立するためのサポート体制も充実しています。
コンサルキャリアナビの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社 Flow Group |
公式サイト | https://pro-connect.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | PMO、コンサルタント |
関連記事>>コンサルキャリアナビの評判・口コミ
PMOが副業する際の注意点3つ
前述したようにPMOの副業は、非常に多くのメリットがあります。しかし、副業をするにあたり注意したいポイントもいくつかあります。ここでは、その中でもとくにPMOとして副業する際に注意したい3点をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
注意点を正しく把握していないと、本業に影響を与える可能性もあるので、注意が必要です。
1.本業の就業規則に違反していないか?
副業をスタートさせる前に、本業の就業規則に違反していないか確認しましょう。副業を禁止しているケースだけではなく、競業他社で就業することを禁止しているケースもあります。
本業で副業を禁止されている場合、PMOの副業はおすすめできません。税金の手続きやSNSの露出などで、副業していることが発覚してしまう可能性があるからです。
就業規則で副業が禁止されているにもかかわらず、会社に隠れて副業を行った場合、懲戒処分の対象になり退職を余儀なくされる可能性もあります。
どうしてもPMOの副業をしたい場合は、下記3つの方法を検討してください。
- 会社にかけあって特別に許可をもらう
- 副業ができる会社へ転職する
- フリーランスのPMOとして独立する
副業を始めてから就業規則を確認しては、クライアントにも迷惑がかかってしまいます。副業をスタートさせる前に、就業規則を再チェックしましょう。
2.ワークライフバランスに注意する
PMOの副業を行う際は、ワークライフバランスにも注意してください。プロジェクトを推進するPMOの業務は、片手間にできる業務でもありませんし、短時間で終わる業務でもありません。
そのため、平日の夜や休日に副業のタスクを詰めすぎてしまうケースも多いようです。その結果、寝不足や体調不良になってしまい、本業に影響が出てしまうかもしれません。
PMOの副業をスタートさせる際には、ワークライフバランスに注意して、働く時間を決めましょう。
3.確定申告が必要なことを忘れずに
PMOの副業で、年間20万円以上の収入があった場合、確定申告が必要なことも忘れないでください。確定申告をしないと、脱税とみなされてしまうため、注意が必要です。
確定申告というと難しい手続きという印象があるかもしれませんが、最近では下記のようなアプリがあるので、安心してください。
必要事項を入力するだけで、専門的知識がなくても簡単に確定申告ができるため非常におすすめです。
PMOの副業で稼ぐポイント3つ
せっかく副業をするなら、しっかり稼ぎたいという方も多いでしょう。そこで、ここではPMOの副業で稼ぐための3つのポイントをご紹介します。
キャリアアップにもつながりますので、ぜひチェックしてください。
1.エージェントを活用して高単価案件を探す
PMO副業で稼ぐためには、高単価案件を探すことが非常に重要になります。前述したように案件を探す方法は様々ですが、一番効率がよいのがエージェントの活用です。
エージェントに希望条件を伝えることで、最適な案件を紹介してもらえます。勿論、自分で案件を探すことは可能ですが、エージェントに任せる方が高単価案件を見つけられる可能性が高いです。
とくに、本業が忙しい方は、エージェントを積極的に活用しましょう。
2.スキルアップ・実績を増やす
スキルアップや実績を増やすことで、単価をアップさせることができます。副業では、従来チャレンジできなかったような案件をこなし、実績を増やしてみてください。
資格試験の勉強などで、スキルアップを行えます。ただ、フリーランス向けエージェントでは、登録者に向けたスキルアップセミナーや勉強会を定期的に開催していることも。無料で参加できることが多いので、ぜひ活用してみてください。
3.独立も視野に入れる
しっかりと稼ぎたい場合は、独立も視野に入れるのがおすすめです。
副業で実績を積み、スキルを磨くことで独立することも難しくありません。独立した場合、会社員時代よりも稼げる可能性が高くなります。
独立を視野に入れている人は、実績としてプラスになるような大規模案件などに副業の時点から携わるようにしましょう。
また、エージェントに登録する際は、独立サポートが充実しているエージェントを利用しましょう。キャリアプランを踏まえて、案件を紹介してもらえます。
PMOの副業に関するよくある疑問
PMO副業をスタートさせる前に、多くの疑問を抱かれている方も多いでしょう。そこで、ここではPMOの副業に関するよくある質問をまとめました。
回答もあわせてご紹介していますので、ぜひチェックしてください。
PMOは誰でもできる仕事ですか?
PMOは誰でもできる仕事というイメージもあるようですが、実際は下記のような幅広いスキルを総合的に持っている人ができる仕事です。
- 高いマネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
- スケジュール管理能力
- タスク管理能力
そのため、誰でもできる仕事ではなく、一部のハイスキルな人材に向いている仕事です。
このようなスキルは、コンサルファームでの勤務経験やSIerなどでのリーダー経験など、様々なマネジメント経験から培われます。
現在自信がなくても今後の経験からスキルを身につけられる可能性はあるので、目指してみる価値はあるでしょう。
PMOに向いていない人は?
残念ながら、技術者やエンジニアとして優秀でもチームを動かすことが得意ではない人には、PMOは向いていません。
PMOは、クライアントの要望をヒアリングしたり、チームメンバー一人ひとりのタスクやスケジュールを管理したりします。
そんなPMOには細やかなコミュニケーションスキルが必要です。そのため、コミュニケーションが苦手な人やチームプレイが苦手な人は、残念ながらPMOは向いていないかもしれません。
技術者としてスキルがある場合、エンジニアの副業を探してみるのもよいでしょう。
PMOの副業情報まとめ
需要が高まっているPMOの副業について詳しくご紹介しました。プロジェクトマネージメントに対する重要性が見直され、PMO副業の案件が近年急増しています。
そんなPMO副業で、働き方や収入にこだわりたい人は、フリーランス向けエージェントの活用がおすすめです。
厳選された高待遇な案件を紹介してもらえるだけでなく、キャリアアップや独立などのサポートが充実しているエージェントも少なくありません。おすすめのエージェントをご紹介していますので、ぜひ登録してみてください。