転職活動を行う上で、よく見かける転職スカウトサービス。
自分自身の経歴を見た企業からスカウトが届くため、効率的に希望条件にマッチした企業と出会うことができます。
しかし、転職スカウトサービスが増えてきたことによって、どの企業のサービスを使うべきかを悩まれている方も多いのではないでしょうか。
また、スカウトサービスのメリットやデメリット、質の高いスカウトを受けるためにはどうすればいいのか、といった理解ができていない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、転職スカウトサービスの仕組みから質の高いスカウトを受けるための方法や、おすすめの転職スカウトサービスについてもご紹介します。
>>ヘッドハンティング会社おすすめ|特徴比較や選び方を徹底解説
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※2021年4月時点、ハイキャリア会員のみ
おすすめ転職スカウトサービス10選
転職スカウトサービスには、スカウトメインの転職サイト・エージェントとスカウト機能がある転職サイト・エージェントがあります。
スカウトメインの転職サイト・エージェントサービスは、自分自身で登録した経歴を見た採用企業やエージェントからスカウトを受けられる、という特徴があります。
複数のスカウトが来る中で、興味のあるものだけに返信し、企業と連絡を取り合うことができます。
一方、スカウト機能がある転職サイト・エージェントサービスは、採用企業やエージェントからのスカウトを受けることができるだけでなく、自分自身でも求人を検索・応募ができる、という特徴があります。
スカウトメインの転職サイト・エージェント
サービス名 | 企業からのスカウト | ヘッドハンターからのスカウト | 特徴 |
---|---|---|---|
リクルートダイレクトスカウト | 有り | 有り | ・ハイクラス向け ・20代~40代 ・転職決定年収平均938万円以上 (※2022年4月時点、ハイキャリア会員のみ) ・年収800万円〜2,000万円求人多数 |
ビズリーチ | 有り | 有り | ・ハイクラス向け ・20代~40代 ・企業ブロック機能有り ・取り扱い求人の3分の1が年収1,000万円以上 (※1:2021年1月現在) ・ |
doda X | 無し | 有り | ・ハイクラス向け ・30代~40代 ・企業ブロック機能有り ・年収800万円以上のハイクラス向け求人が 9割以上 |
リクルートダイレクトスカウト
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp/ |
公開求人数 | 395,741件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
株式会社リクルートが運営しているリクルートダイレクトスカウトは、年収600万円以上のハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化しています。
大手企業の求人も多数取り扱っているだけでなく、非公開求人のご案内などのスカウトを受けることもできます。
また、ヘッドハンターからのスカウト、企業からのスカウトを共に受けることも可能です。
>>リクルートダイレクトスカウトの評判・口コミは?案件の特徴など徹底解説
ビズリーチ
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
公開求人数 | 139,799件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
ビズリーチは、23,500社が利用した実績がある(※2023年1月現在、トップページより)、ハイクラス層向け転職サイトです。
管理職やグローバル人材、専門職の求人案件を豊富に取り扱い、ヘッドハンター、企業から共にスカウトを受けられます。
厳正な審査をクリアしたヘッドハンターが約6,200人在籍(※2023年6月時点、HPより)しているだけでなく、企業と即戦力の人材をスムーズ、かつ、効率的にマッチングする仕組みを確立していることも強みです。
>>ビズリーチの評判と口コミを徹底調査【転職成功体験談あり】
doda X
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda-x.jp/ |
公開求人数 | 60,304件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
パーソルキャリア株式会社が運営しているdoda Xは、年収800万円以上のハイクラス向け求人が9割以上を占めていることが特徴です。
エンジニア、経営管理の求人が多く、業界・職種において多種多様なハイクラスの求人を取り扱っていることも強みになっています。
また、スカウトを待つだけでなく、気になる求人があれば、自分から応募することも可能です。
>>doda X(旧iX転職)の評判・口コミは?特徴やメリットデメリットを詳しく解説
スカウト機能がある転職サイト・エージェント
サービス名 | 企業からのスカウト | ヘッドハンターからのスカウト | 特徴 |
レバテックダイレクト | 有り | なし | ・IT業界特化のダイレクトスカウトサービス ・20代~40代 ・スカウトメールの93%が面接/面談確約求人 ・開発環境やエンジニア組織など豊富な情報 ・専門特化のこだわり求人検索機能 |
JACリクルートメント | 有り | 無し | ・30代~40代 ・海外勤務の求人が多い ・約1000名のコンサルタントが在籍 (※2023年9月時点) ・各職種のプロが多角的に求人を紹介 |
doda | 有り | 無し | ・20代~50代 ・ハイクラス向け ・企業ブロック機能有り ・面接確約オファー有り |
リクルートエージェント | 有り | 無し | ・20代~40代 ・面接確約の企業スカウト有り ・応募歓迎の企業スカウト(通過率3倍)有り |
マイナビ転職 | 有り | 無し | ・20代~30代 ・企業ブロック機能有り ・5つのスカウトサービス有り |
パソナキャリア | 有り | 無し | ・20代~30代 ・転職エージェントのオリコン顧客満足度調査で 3年連続1位を獲得(2019年~2022年) ・企業担当者からのスカウトを受けられる |
type転職エージェント | 有り | 無し | ・20代~30代 ・スカウトでしか出会えない未公開求人有り |
レバテックダイレクト
運営会社 | レバテック株式会社 |
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公式サイト | https://levtech-direct.jp |
公開求人数 | 6,897件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | システムエンジニア、Webデザイナー、プログラマ、グラフィックデザイナー、データサイエンティスト、PMO、インフラエンジニア、プロジェクトマネージャー、ネットワークエンジニア、フロントエンドエンジニア、ITコンサル・セキュリティコンサル、社内SE、Webディレクター、ゲームプログラマ 他 |
レバテックダイレクトは、IT関連の求人に特化したダイレクトスカウトサービスです。
登録すると、登録者を採用したい企業から直接スカウトメールが届きます。それらの9割以上が面接/面談が確約された高品質なスカウトメッセージであるため、書類選考を待つ必要がなく短期間での転職活動を実現できます。
また、自分で求人を検索し応募することもでき、IT関連の豊富な求人を約60の職種と約90のスキルから細かい条件や、副業可・リモートワーク可などのこだわり条件で絞り込むことも可能です。
求人のある企業へは専門チームが取材をしており、IT専門職だからこそ知りたい開発環境やエンジニア組織など充実した情報提供を受けられます。
それらの求人と利用者とのマッチ率をレバテック19年の支援実績データを活用した機械学習によって判定し、入社後の活躍をシミュレートし可視化してもらうこともできます。
特にIT業界やWEB業界に絞って転職活動を検討されている方にはおすすめのサービスです。
JACリクルートメント
運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
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公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
公開求人数 | 21,868件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
JACリクルートメントでは、外資系企業の紹介に強みを持っており、海外駐在や、現地企業への就職できる求人も紹介していることが特徴です。
東南アジアや欧州の求人などがあり、他社ではなかなか見かけない非公開求人も多くあることも特徴の1つです。
もちろん、国内の求人も多くあるため、幅広い選択肢の中から自分にマッチした求人を選ぶことができます。
大手と比較すると、求人数は少なくなりますが、コンサルタントの手厚いサポートがあることも強みです。
>>JACリクルートメントの評判は?転職に成功する理由や注意点を口コミから詳しく解説
doda
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda.jp/ |
公開求人数 | 260,913件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
dodaは、管理職、専門職の経験者だけでなく、業種・職種、肩書きなどを問わず未経験者もスカウト対象になります。
採用企業が登録している情報を確認し、過去に入社した社員のケース、配属などのデータを照し合せ、自社で活躍する可能性が高いと思われる方へスカウトをしています。
自社での活躍する可能性を判断軸にしているため、第二新卒や未経験者であってもスカウトの対象になることも多いです。
そのため、自分自身で求人を探す中では気付かない、意外な企業からスカウトされることもあり、求人応募可能性が広がります。
リクルートエージェント
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
公開求人数 | 489,755件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
リクルートエージェントには、面接確約の企業スカウトがあり、書類選考なしで面接選考に進めます。
ただし、採用の確約されていないため、通常の選考と同様に不採用になる可能性があります。
また、応募歓迎の企業スカウトもあり、採用企業から「自社を受験してほしい」とスカウトがかかります。
事前に企業から評価されているため、通常の選考よりも約3倍と通過率が高い特徴があります。
マイナビ転職
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://tenshoku.mynavi.jp/ |
公開求人数 | 28,818件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
マイナビ転職には、「スカウト」「プレミアムスカウト」「マッチングメール」「求人案内」「スカウト限定求人」の5種類のスカウトがあります。
これらの中でも他社と大きく違うのは、「プレミアムスカウト」。
プレミアムスカウトの内容は、ほとんど一般的なスカウト同じではあるものの、転職後の収入や役職など待遇面を保証してくれます。
※マイナビのプロモーションを含みます。
パソナキャリア
運営会社 | 株式会社パソナ |
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公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
公開求人数 | 43,800件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
パソナキャリアは、20代~30代の方の利用者が多く、転職エージェントのオリコン顧客満足度調査で2年連続1位を獲得しているという強みがあります。
「パソナプラチナオファー」という多数ある求人の中から、企業担当者がご経歴やスキルを見て、スカウトをするというサービスを行っています。
企業の採用担当者と直接話している企業担当からしか聞けない情報があります。
>>パソナキャリアの評判は?利用者の口コミからメリットや特徴と注意点を解説
type転職エージェント
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
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公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
公開求人数 | 12,450件(2024年11月7日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
type転職エージェントには、「オファーDM」と「スカウト」の2種類があります。
オファーDMとは、希望条件に一致した方にコンピューターから自動送信されるものになります。
一方、スカウトは、企業から直接、転職希望者へスカウトの連絡がいくというものです。
スカウトの方が自分によりマッチした求人と出会える確率が高まります。
応募が殺到してしまう求人、極秘プロジェクトに関われる求人、専門性の高い求人など、他社にはない非公開求人の取り扱いもあることが特徴です。
>>type(タイプ)転職エージェントの口コミ・評判から特徴を解説
転職サイト・エージェントのスカウトサービスの仕組み
転職サイト・エージェントのスカウトサービスで、採用企業やエージェントからスカウトが来る流れは、以下の通りになります。
スカウトサービスへ登録する
スカウトサービスへ自分の希望する業界・職種・年収・勤務地などの希望条件や、これまでの経験・スキルを登録します。
採用企業やエージェントによる候補者サーチ
スカウトサービスにある求職者登録情報と採用条件とをすり合わせ、例えば、マネジメント経験者や人材業界経験者などの条件を入力し、採用企業やエージェントが候補者となりうる人材を探します。
スカウトメッセージが届く
採用企業やエージェントは、条件にマッチした人材へスカウトメッセージを送信。
送られてきたスカウトの内容(求人内容)に興味があれば、採用企業やエージェントと連絡のやり取りをし、面接日の調整を行い、選考に進みます。
転職スカウトサービスを利用するメリット
転職の際にスカウトサービスを利用するメリットは主に以下の3つです。
転職市場における市場価値を知ることができる
働く中で、これまで培ってきた経験やスキルが、転職希望の業界で通用するかを判断することは、難しいのではないでしょうか?
しかし、スカウトサービスを利用することによって、自分自身の経験・スキルが活かせる業界・企業を知ることができます。
希望する業界やそれ以外の業界も含め、転職市場においてどんな業界・企業で活躍できそうなのかを知れるため、一度登録して市場価値を理解しておくといいかもしれません。
効率よくマッチした仕事を見つけやすい
転職活動は、仕事と並行しながら行う方が多いのではないでしょうか?
転職したいと思っても、なかなか求人を探して、応募することができない。
そんな時、スカウトサービスを利用することで、経験・スキルとマッチする企業からのスカウトを受けることができるため、効率よく転職活動を行うことができます。
また、事前に登録している経歴やスキルを基にスカウトが来るため、オファーのあった企業に採用されやすい一面もあります。
非公開求人に応募できる
求人サイトには一般公開されていない非公開求人にも応募できます。
採用企業の求めるスキルレベルが高い、好条件で応募が殺到することが予想される、などの理由から、求人サイトに掲載はせず、非公開求人として条件にマッチする方にのみスカウトすることがあります。
非公開求人のスカウトは限られた人にしか送られないことから、採用確率も高いはずです。
転職スカウトサービスを利用するデメリット
転職スカウトサービスの利用はメリットが多い一方、デメリットも存在します。
以下にてご紹介します。
希望にマッチしないスカウトも届く
スカウトサービスは、自身にマッチする求人が届きますが、一方で、希望に合わない求人のスカウトが届くこともあります。
自分自身で登録した経験・スキルのうち、採用企業やエージェントの求める条件に一部合っていれば、スカウトが届きます。
例えば、登録した「マネジメント経験」のみが合致して、希望していない業界からのスカウト連絡が来てしまう
ということです。
また、スカウトメールの中には、自動送信のDMが入っていることもあり、必要でない情報を自身で判断しなければならないデメリットがあります。
スカウトメール受け取り後のやり取りは自分自身で行う
転職スカウトサービスを利用する場合、採用企業との連絡は自分自身で行います。
そのため、現職で忙しい中でも、定期的に転職活動用のメールアドレス宛に連絡が来ていないかを確認しなければなりません。
もし現職で多忙な日々を送っていて、日々連絡の確認ができないという方であれば、無料で転職サポートを受けられる転職エージェントサービスを利用するといいでしょう。
スカウトが来た求人であっても不採用になる
採用企業からスカウトが届いたとしても、通常の選考と変わらず、不採用になる可能性があることは頭の隅に置いておきましょう。
企業はスカウトを多くの転職希望者へ連絡をしていることや、面接でサイト内の情報だけでは得られなかった情報を得ることで、自社とミスマッチになると判断されることがあります。
そのため、スカウトが届いたからといって、他社の選考を辞退する、現職へ退職の申し出をするなど、早計な判断をしないよう注意しましょう。
質の高い良いスカウトとは
自分の希望に合う求人のスカウトが来ることが質の高いスカウトサービスだと言えます。
スカウトサービスには、以下の3種類があるため、それぞれのサービスの違いあるのかを理解しておくことが大切です。
オファーDMとは?
登録した経歴やスキルといった情報を基にコンピューターによって一斉送信されるメールのことです。
そのため、採用担当者が転職希望者の経歴をチェックしていないため、希望にマッチしない求人が届くことがあります。
本命スカウトとは?
採用企業の担当者が転職希望者の経歴を読み込み、マッチすると思われる方に直接送るスカウトメールのことです。
上記のオファーDMとは異なり、自分自身の経歴・スキルを踏まえ、どのような理由からスカウトメールを送っているのかが記載されています。
転職エージェントからのスカウトとは?
自社で転職エージェントと転職サイトを行っている企業の場合、転職エージェントからのスカウトが届くことがあります。
転職エージェントが登録されている経歴やスキルを確認した上でスカウトしているため、希望条件にマッチした求人を紹介してもらえる可能性が高いです。
質の高い良いスカウトを見分けるには
質の高いスカウトの見極め方は、主に以下の3つがあります。
オファーかスカウトかを判別する
上述の通り、オファーはコンピューターから自動で送られているため、希望にマッチしない求人であることが大いにあります。
一方、スカウトは、採用担当者が登録している情報を見て直接スカウトをしているため、希望にマッチしている可能性が高いです。
経歴・スキル・希望条件とマッチしている
企業の採用担当者が登録している経歴・スキルなどの情報を見て、直接スカウトするため、転職希望条件にマッチしたスカウトが届く可能性が高いです。
一方で、詳細に情報を登録しておかなければ、マッチした求人からのスカウトを受け取れなくなってしまいます。
具体的なスカウト理由が記載されている
質の高いスカウトは、採用企業の担当者が経歴やスキルなどの情報を読み込んだ上でスカウトしているため、どのポイントが求人とマッチしているのかについて記載されています。
一方で、個別性の低い内容であれば、担当者が自分の登録情報をきちんと把握せずにスカウトしている可能性があります。
上記で見た通り、質の高いスカウトを見分けるためには、登録した自分自身の経歴・スキルを踏まえ、スカウト理由を記載した、個別性の高い内容になっているかを確認するといいでしょう。
質の高い良いスカウトを受けるには
質の高いスカウトを見極めるために、良いスカウトを多く受けるにはどうすればよいか、以下にてご紹介します。
経歴・スキル・資格などを詳細に記載する
転職サイトに経歴やスキル、保有資格についてなど詳細に記載しておくことによって、それを見た採用企業の担当者から希望にマッチしたスカウトが届きやすくなります。
上述した通り、スカウトが届いたからといって採用に繋がるとは限りません。
事前に詳細な情報を記載し、採用担当者がプロフィールだけで自社にマッチするのかをある程度判断できる状態にしておくことで、自分自身にとっても採用企業にとっても時間を有効に使うことができます。
希望している業界・職種業種からのスカウトが受け取れるサービスに登録する
転職サイトは、総合的に求人を扱っているものもあれば、業界・職種特化型もあります。
転職先として希望の業界や職種が決まっている場合は、特化型のサイトに登録をしておくことで、希望条件にマッチしたスカウトを受け取れる可能性が高まります。
総合型のサイトも併せて登録しておくことで、より多くのスカウトを受け取れるため、総合型への登録もおすすめします。
転職スカウトサービスの選び方
転職スカウトサービスは多くあるため、その中で、自分自身にどのサービスがマッチするのかを判断していく必要があります。その判断材料として、以下にポイントをまとめています。
求人数の多いサービスか
多くのスカウトを受けるためには、豊富な求人が登録されているサービスに登録することをおすすめします。
登録数が多ければ、それだけ多くのスカウトを受け取れる可能性があります。
多くの求人を比較しながら転職活動を行いたい方にとっては、求人数の多いサービスに登録するといいでしょう。
転職希望の業界・業種に特化したサービスか
すでに希望の業界・職種が決まっている方は、業界・職種に特化したサービスに登録しましょう。
エンジニアや営業といった特化型サービスであれば、自分の興味から大きく外れた求人が届くことはありません。
また、転職目的がキャリアアップして年収アップであれば、ハイクラス転職サービスへ登録するのもおすすめです。
転職スカウトサービスの利用が向いている人の特徴
転職すべきか悩んでいる方
転職をするかを悩まれている場合、転職スカウトサービスへ登録するのをおすすめします。
これまで培ってきた経験やスキル、資格などの情報を登録し、それら情報を基に届いたスカウトが希望する条件にマッチしているのか、業界・職種か、提示される年収やポジションから、自分自身の市場価値を把握することができます。
転職市場での価値を認識し、現職を続けるべきか、転職を決心するべきかの判断材料になります。
多忙で転職活動がしにくい方
転職する決意をしていても、現職が多忙なためになかなか求人検索や応募ができないという方もいます。
そのような方の場合は、スカウトサービスに登録しておくと、求人検索・応募をする必要がありません。
転職エージェントサービスを併用することで、履歴書や職務経歴書などの書類作成のサポート、書類選考、面接日時の調整などサポートを受けることもできます。
転職スカウトサービスの利用で失敗しないための注意点
スカウト内容を細かく確認する
スカウトが届いたとしても、内容を慎重に確認した上で選考へ進んだ方がいいでしょう。
自分のやりたい仕事内容なのか、希望の年収は叶えられそうかをスカウト内容だけでなく、企業HP等も見てみることも大事です。
また、登録した自分の経歴・スキルの何がマッチすると判断してスカウトが来ているのかも併せて見ておきましょう。
貴重な時間を浪費しないためにも、しっかりと内容を確認した上での選考応募をおすすめします。
スカウトサービスと並行して他のサービスを利用する
確かにスカウトサービスは、希望条件にマッチした求人からのスカウトが来るメリットがありますが、それだけに頼ると、企業との出会いの機会を失うこともあります。
登録する経歴やスキル、資格などの情報量が少ないと、マッチング率が低くなるためです。
情報を入力して満足してしまうと、本来であれば、非常に高いマッチ率の企業であっても情報量が少ないがためにスカウトを送らないというケースもあります。
そのため、登録情報を十分に記載しておく必要があります。
また、採用担当者が登録情報ををよく見ていないということもあり得るため、スカウトサービスと並行して、自分自身で求人を探して応募していく積極性もあると、スムーズな転職活動ができるはずです。
転職スカウトサービスについての疑問Q&A
転職スカウトサービスについて、よくある疑問や質問について以下にてお答えします。
- 転職スカウトサービスは無料で利用できる?
- 転職スカウトサービスの利用が会社にばれることはない?
- スカウトされたのに落ちることはある?
- 企業から直接スカウトが届く転職サービスはある?
- 20代でも転職スカウトは受けられる?
- スカウトとヘッドハンティングとの違いは?
- 転職スカウトサービスは複数登録してもいい?
転職スカウトサービスは無料で利用できる?
転職スカウトサービスの利用は、無料です。
経歴・スキル、資格などの情報を詳細に記載することによって、希望の求人スカウトを受けられる可能性が高まります。
転職スカウトサービスの利用が会社にばれることはない?
経歴情報は匿名になっているため、転職スカウトサービスの利用が現職の会社にばれることは、ほとんどありません。
ただし、現職での業務内容が特殊で、自社の社員だと判断されてしまうことは、ゼロではありません。
その場合は、転職スカウトサービスによっては、自分で指定した企業が情報閲覧できないようにブロック機能があるものもありますので、ブロック機能が使えるサービスを利用するといいでしょう。
スカウトされたのに落ちることはある?
スカウトが届いた求人であっても、選考で落ちることはあります。
実際に面接を実施した際に、登録されている内容以外情報や人柄も考慮し、採用の可否を決定することになるためです。
企業から直接スカウトが届く転職サービスはある?
企業から直接スカウトが届く転職サービスもあります。
転職サイトには、スカウトサービスが付いているものもあるため、自身で求人を検索するだけでなく、登録しておいて情報を見た採用担当者から直接スカウトが来ることもあります。
20代でも転職スカウトは受けられる?
問題なくスカウトを受けられます。
これまで取り組んできた経験やその中で得られたスキルなどの情報を詳細に記載することで、スカウトする側にどのような人材なのかイメージをさせることが大切です。
スカウトとヘッドハンティングとの違いは?
スカウトとヘッドハンティングの大きな違いは、転職希望の有無が違いになります。
スカウトは、「転職を希望する有能な方に向け、求人を紹介する」というものです。
一方、ヘッドハンティングは、「転職の希望がある、希望がない有能な方へ現在よりも好条件を提示し、他社へ引き抜きを行う」というものであるため、転職の意思があるか否かが両者の違いです。
転職スカウトサービスは複数登録してもいい?
転職スカウトサービスを複数登録することは可能です。
希望の業界や職種に特化したサービスを利用しながら、様々な業界・職種が登録されている総合型にも登録することで求人の比較ができます。
転職スカウトサービスまとめ
転職スカウトサービスでは、自分の希望に合う求人を紹介してもらえ、効率よく転職活動を行うことができます。
経歴やスキル、希望条件を詳細に登録するだけでなく、届いたスカウトが本当に自分にマッチするのかを慎重に判断することで、希望条件に合う企業への転職を叶えられるはずです。
現職で忙しい方は、転職スカウトサービスだけでなく、転職サイト・エージェントも並行利用することで、希望条件に合う企業への転職できる可能性が高まります。
自分の状況に合わせてうまくサービスを活用していくことが、転職活動において必要になります。
\ハイクラス層に強い転職エージェント/
※2021年4月時点、ハイキャリア会員のみ