IT業界ではコンサルタントの需要が増えています。現職の知識や経験を活かして、ITコンサルタントの副業を始めてみようと考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、実際にITコンサルタント副業をする際に知っておくべきことや注意点を解説しています。また、ITコンサルタントとして副業を始めた際の案件の探し方や、おすすめの副業エージェントも紹介していますので、ご一読いただければ副業を始めるきっかけになるでしょう。
本記事を読むと、以下のことがわかります。
ぜひ、最後まで読んでいただき、ITコンサルタント副業の参考になれば幸いです。
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ITコンサルタントの副業は注目されている
ITコンサルタントの副業は総務省がDX推進を推奨していることから、各企業からの需要が高まっています。それに対して、IT人材は不足していることから、今後もITコンサル副業の需要が高まっていくことが予想されます。
ここでは、ITコンサルタントの副業が注目されている理由についてまとめました。
ITコンサルタント副業を検討している人の参考になれば幸いです。
DX推進の需要が高まっている
近年の日本では、AI(人工知能)を使った事業やIoT(インターネットを介した技術)を使った事業が増えています。これらのデジタル技術を用いることで商品やサービスの質を高め、業務の精度向上や人件費削減などを目指しています。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは、デジタル技術が人々の生活を向上させることを意味しており、企業のDX推進の需要が高まっているため、ITコンサルタントの需要が増えているのです。
DX推進を行うと、以下のようなメリットがあります。
- 情報共有が円滑に行える
- データから顧客やサービスの分析ができる
- デジタル技術を導入することで業務の効率化につながる
- サービスの品質向上につながる
総務省からは「自治体DXの推進」※も出されており、今後もDX推進の需要は高まる一方であることが予想されます。
参照元
IT人材の不足
DX推進によるデジタル技術が高まる中、IT人材は不足しているのが現状です。
経済産業省のデータによると、2019年からIT人材の入職者を退職者が上回っていく※ため、IT人材は今後不足するでしょう。また、同様のデータによると2030年には40~80万人のIT人材が不足する※と予想されています。
このような状況から、新卒IT技術者だけでは需要を満たすことはできないため、今後はITコンサルタントの副業の需要が増えていくと考えられます。
副業サービスが増加している
規定により副業を禁止している企業が一般的だったころから比較すると、近年は副業を許可する企業が増えてきています。それにともに、副業を紹介しているサービスも増えていて、ITコンサルタントが副業しやすい環境になってきているのも大きいです。
副業を探す方法としてはITコンサルタントのフリーランス案件を紹介しているサービスの利用や、お仕事を紹介するエージェントなどが存在します。ITコンサルタントの場合は案件も豊富なので、副業で利用する人が増えてきています。
ITコンサルタントが副業できるケース
ITコンサルタントは今後需要が高まるため、現職以外にも副業で稼ぐことが増えてくるでしょう。そこで問題になるのが、勤務形態によって副業をしてもよいかが異なることです。
企業によっては「原則副業禁止」としているところもあれば、副業に関して制限を設けていないところ、副業をしてもよいが上長へ報告しなければいけないなど様々です。一般的に、副業の可否については以下の2つのケースにわかれます。
ITコンサルタントが副業できるケースについて見ていきましょう。
IT系企業は副業可能なケースが多い
今までは副業を行うことで本業に支障をきたす恐れがあるという理由で、副業禁止の企業が多かったです。しかし、働き方改革により、国によって様々な働き方を認められるようになりました。その影響で、IT系企業の多くは副業可能になっているケースが多いです。
例えば、株式会社サイボウズ※1や株式会社メルカリ※2は副業に関しての制限がなく、株式会社DeNA※3や株式会社NTTデータ・ニューソン※4に関しては許可制となっています。
副業に関しては、入社時に配布されている就業規則に記載されているため、心配な人は自社が副業可能かどうか確認しましょう。ITコンサルタントでなくても、IT系の技術職や営業職の知識やノウハウを使ってコンサルティングの副業を始めることができます。
コンサルファーム在籍の場合は副業禁止が多い
戦略系、組織人事系、IT系、 会計系のコンサルティングを得意としている「コンサルファーム」では副業禁止がほとんどです。本業がITコンサルタントで、副業で同じようなITコンサルタントをしてしまうと、本業との利益相反が起きてしまう可能性があるためです。
また、コンサルティングするときの知識も本業で得たものなので、副業でITコンサルティングをしてしまうと守秘義務違反になる可能性もあります。
ただし、外資系のコンサルファームの場合はITコンサルタントの副業が許可されているケースもあるようです。ただし、自分の職場が副業を許可しているかどうか就業規則を確認してから副業を行うようにしましょう。
副業禁止の職場で副業がバレてしまうと注意指導され、最悪解雇される可能性もあるので注意が必要です。
ITコンサルタントが向いている副業の種類
ITコンサルタントが副業を行う場合、どのような副業の種類があるのか気になる人も多いでしょう。同業のITコンサルティングのようにコンサルタントとして副業を探すこともできますし、IT技術を活かした副業をすることもあります。
ここでは、ITコンサルタントが向いている副業の種類について紹介します。なお、ここで紹介している案件は2025年1月31日時点のもののため、募集終了している可能性もある点に気を付けてください。
ITコンサルタント
募集職種 | コンサルティング・IT |
---|---|
契約形態 | 業務委託 |
リモート・出社 | 基本リモート 月1回出社 |
業種 | 製造業 |
業務内容 | システム開発PJの運用プロセス プロダクト開発~運用のチェックプロセスの構築 品質に関するデータに基づき改善策検討 |
予算 | ~110万円 |
新規事業を行う際の運用プロセスの構築や、品質向上に向けての改善策などを提案できるコンサルティングを募集していました。IT技術を利用して効率よく事業を運用するアドバイスや提案ができることを求めている案件です。
IT人材の不足により、フリーランスのITコンサルタントを募集している案件が増えているため、ITコンサルタントとして副業が行えます。
IT系以外の業種で、IT技術を利用しながらコンサルティングを行っている人材を募集が増えています。
組織コンサルタント
募集職種 | 戦略 / 事業計画 / 事業再生 |
---|---|
契約形態 | 業務委託 |
リモート・出社 | フルリモート |
業種 | 電気・ガス・熱供給・水道業 |
業務内容 | 電力系大手メーカーの地方町村向け事業の改善 現行事業案の見直し 採算が取れるような取り組み |
予算 | ~130万円 |
ITコンサルティングの副業には、組織コンサルタントとしての案件も豊富です。実際に求人を調べてみると地方町村向けの事業改善の案件では、現行の事業の進め方やIT技術を立ち上げることで改善できる点を求めていました。
直接的なIT事業の立ち上げではなく、IT事業を使って改善する組織コンサルタントとしての需要も増えています。組織コンサルタントの仕事の多くは、組織の見直し・事業の見直しです。特に中小企業や地方企業の場合、採算が取れずに事業再生を考えているところも少なくありません。
業務フローの見直しなど、IT技術を取り入れることで改善できる点は多いです。
ライティング
募集職種 | IT系、ライティング業務 |
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契約形態 | 業務委託 |
リモート・出社 | リモート |
業種 | WEB |
業務内容 | IT系の技術者に必要な資格などを記事にまとめる 将来の技術者に向けたWEBコンテンツの充実 |
予算 | 1文字10円~ |
副業にはWEBライターという選択肢もあります。ITコンサルタントだからこそ持っている知識を使って、WEBコンテンツの制作を行います。ITコンサルタントは人に教える力が備わっていますので、その技術を利用してライティング業を副業にすることが可能です。
ライティングの仕事は1文字0.8円~のものが増えていますが、IT系の技術や知識を使うことで高単価の副業を始められます。IT系の需要は今後高まるため、ITコンサルタントとしての資格や知識が活かせる場所が増えてくるかもしれません。
講師
募集職種 | プログラミング教室の講師 |
---|---|
契約形態 | アルバイト、契約社員 |
リモート・出社 | 週3以上勤務 |
業種 | IT・プログラミング |
業務内容 | 子ども向けのプログラミングスクールの講師 1クラス6人まで |
予算 | 時給1400円~ |
ITコンサルタントの副業として、講師もあります。社会人向けのIT講師や、土日だけの子ども向けプログラミングスクールの講師などの需要も高まっています。ITコンサルタントとしての業務を終えてから講師の副業ができるでしょう。
今まで紹介した副業と異なり、直接教えなければいけないので出社が必要になります。教室によって勤務形態や勤務日数などが異なりますので、事前に確認をしておきましょう。
スクールの講師以外にも、コンサルタントとして講義や授業をするような案件もありますので、ITコンサルタントとしての能力を活かした副業を選択しましょう。
ITコンサルタント副業の報酬体系
ITコンサルタントの報酬には時間報酬型と固定報酬型の2種類があります。副業の案件によって報酬の支払われ方が異なるので、それぞれの違いについてこちらで紹介します。
ITコンサルタント副業をする上の参考になれば幸いです。
時間報酬型
時間報酬型とは、作業や業務をした時間分報酬が支払われるというものです。ITコンサルタントの場合は1時間5,000円~10,000円の案件が多い傾向にあります。
時間報酬型の場合、稼働時間が決められていることが多いです。時間が固定されていないと時間報酬が支払えなくなるため、指定された時間に作業をしなければならないというデメリットがあります。時間が固定されていることで副業として生活に組み込みやすいと考える人も多いようです。
支払時期に関しては月末締め翌月払いなど指定がありますので、事前に確認しておきましょう。
固定報酬型
固定報酬型は、時間などの制限がないものの業務内容に関して固定報酬が決められています。ITコンサルタントの副業では1案件10~30万がほとんどで、長期で契約ができれば安定した収入につながるものが多いです。
固定報酬型の場合はプロジェクトが完了しないと支払いが行われないこと、報酬が固定なので作業量が膨大であっても追加費用などはもらえないというデメリットがあります。その反面、作業はいつ行ってもよいので仕事の合間に作業を進められるというメリットもあります。
受け取った報酬がどのように支払われるかは事前に確認しましょう。
ITコンサルタントの副業案件の探し方
ITコンサルタントが副業を探す方法について紹介します。
副業を取り扱っているエージェントを利用するというものから、友人や知人からの紹介など副業を見つける手段は多岐にわたります。効率よく副業を見つけるための方法を、以下の4つにまとめました。
副業の探し方によっては、メリット・デメリットがありますので、自分にあった副業の探し方を選ぶようにしましょう。
エージェントを利用する
ITコンサルタントが副業を探す方法には、ITコンサル向けのエージェントを利用するというものがあります。副業エージェントでは中小企業や大手企業からの案件が多数存在し、それを副業エージェントから提案される形で仕事を受けます。自分で顧客開拓をする必要がないことはメリットのひとつです。
- 中小企業のITコンサルタント事業
- 大手企業のコンサルティング、戦略サポート
- IT技術の立ち上げサポート
上記のような専門的な案件がいくつもあるので、ITコンサルタントとしての知識や経験を活かせる副業になっています。
ITコンサルタントの副業エージェントでは登録時に担当者と面接があり、コンサルタントとしての技術や知識、業務可能な範囲の確認を行われます。案件とのミスマッチを防げるため安心して副業ができます。逆に、ITコンサルタントとしての実績が少ないと紹介してもらえる案件が少なくなることもあるので注意が必要です。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングとは、募集されている案件の中から自分が業務可能な案件に応募する形で副業をするサービスのことです。自分が業務可能な範囲を自分で選べる点や、複数の仕事の中から比較検討して応募先を選べることはメリットですが、必ず受注できるわけではないというデメリットもあります。
ITコンサルタントの副業エージェントでは、過去の実績や副業経験なども評価対象になるため、比較的難易度の低いクラウドソーシングでITコンサルタント副業の実績を積むことは有効です。また、ITコンサルティングの仕事は専門性が高いため、クラウドソーシングには案件があまり多くないことは知っておきましょう。
友人や知人から紹介してもらう
ITコンサルタントの副業を友人や知人から紹介してもらうという方法があります。これは友人や知人に副業を探していることを伝えることで、副業案件を紹介してもらえる可能性があるというものです。
友人や知人であれば、ITコンサルタントとしてのスキルなどを知っていてくれるので仕事として任せられる範囲が適切で、仕事がしやすいことがあります。ただし、友人や知人だからといって業務範囲、納期、費用などを明確にせずに副業を受けてしまうと思わぬトラブルにつながることがあります。
友人や知人であっても契約書を交わしたり、契約書でなくてもメールや覚書に情報をまとめておくことでトラブルを防げます。また、友人や知人の紹介だからこそ作業量が多くなってしまうこともあるので注意が必要です。
自分で営業をして顧客を獲得する
ITコンサルタントの副業を自分で営業して顧客獲得をする方法があります。副業に至るまでに時間がかかることがありますが、長期で依頼してもらえることが多いので安定した収入につながります。
顧客を獲得する方法としては、以下のようなものがあります。
- SNSやブログなどを使って集客する
- ネットワーキングイベントに参加して同業者とコンタクトを取る
- ITコンサルティングを必要としている企業に法人営業する
初めての副業ではかなりハードルが高いですが、ある程度の実績を積んでいけば実現可能な方法です。自分で営業する上で大切なことは、自分ができる業務内容を把握すること、スキルや資格をまとめておくことです。
自分ができる業務や依頼すればどのようなメリットがあるか伝えられなければ依頼されません。顧客開拓できればそこから新たな顧客を得られる可能性があるので、長期的に稼げる方法といえるでしょう。
ITコンサルタントの副業を始めるステップ
ITコンサルタントの副業には高額案件が多く存在しています。しかし、高額な案件だからこそ担当者を慎重に選ぶ関係で、慣れるまでは副業を複数受けることはできないことがあります。
ここでは、ITコンサルタント副業を始めるステップについて詳しく解説します。
ITコンサルタントの副業を考えている人の参考になれば幸いです。
コンサルタントの実績を積む
コンサルタントは今までどのような案件に携わってきたのか、実績やスキルがコンサルタントとしての評価につながります。特にITコンサルタントの場合は、専門分野を持っていることが強みになるでしょう。少なくとも、コンサルタントとして3~4年の実務経験がある方が副業につながりやすいです。
IT系に詳しくてもコンサルタントとしての経験がない場合は、クラウドソーシングの低単価な案件を受けることを意識しましょう。コンサルタントとしての仕事はヒアリング、分析、改善提案など多岐にわたります。コンサルタントとしての実績は本業にも良い影響を与えるでしょう。
地道にはなりますが、ITコンサルタントとしての実績を積むことが重要です。最初は高単価にこだわらず、自分ができる範囲で受注をして実績を増やしていけば、次第に継続案件や高単価の仕事につながっていきます。
副業案件よりもフリーランスのITコンサルタントの方が単価が高いので、ゆくゆくは独立も視野に入れることができるでしょう。
スキルや実績の棚卸しをする
ITコンサルタントの場合、何でも屋よりも専門家の方が需要が高いです。コンサルティングを行う上で幅広い知識や経験があるほうができることが多いように感じますが、「医療系ITに強い」「金融系ITに強い」などと専門性があった方が仕事を依頼しやすいです。
まずは自分のスキルや実績の棚卸をして、何ができるのか・何が得意なのかを説明できるようにして「専門領域」を作ることでコンサルティングの案件を受けやすくなります。専門領域を作り、実績が増えていくことでITコンサルタントとしての市場価値が高まって、高単価案件につながります。
副業案件を獲得する
副業案件を獲得するためには、クラウドソーシングで応募をする、副業エージェントに登録して案件を紹介してもらうのが一般的です。自分のスキルを見直し、強みを理解して応募を繰り返していきましょう。
最初の受注までは時間がかかるかもしれませんが、無事に副業案件を獲得できれば、副業デビューとなります。
また、副業案件を受けるには、稼働時間の確認をしましょう。本業の仕事に差し支えることがない稼働時間であるか、リモートなど出社が必要ない案件であるかなどを見極めてください。最初は高単価案件ではなく、短期間のスポットコンサルなどを繰り返して実績作りに力を入れましょう。
ITコンサルタントの副業におすすめのエージェント
ITコンサルタントの副業をするには、副業エージェントに登録するのが一般的です。クラウドソーシングでは簡単なコンサルタント案件はあるものの、さほど数は多くありません。副業エージェントからITコンサルタントとしての案件が貰う方が、実績を積むためにもおすすめです。
ここでは、ITコンサルタントの副業におすすめのエージェントを紹介します。
自分に合ったエージェントを利用することで、コンサルタントとしての副業案件を効率よく受けることができます。副業探しの参考になれば幸いです。
ハイパフォコンサル
- 20年以上の実績のある案件紹介サービス
- 30代から40代の若手コンサルタントが活躍している
- 運営元がコンサルティング会社のため、紹介案件先とのつながりも強い
ハイパフォコンサルは、コンサルティング業務を行っているINTLOOP株式会社が運営しているエージェントです。運営元が関わってきた企業からの案件も多く、上場企業や外資系企業などの案件を多く保有しています。公開案件以外にも非公開案件も多いため、登録しているコンサルタントにおすすめの案件を紹介しています。
エージェントとして20年以上の実績があり、30代から40代の若手コンサルタントの登録が多い※です。今後ITコンサルタントの需要が増えると対応案件も増えていくことが予想されるため、早めに登録して実績を作っておくことが大切です。
参照元
ハイパフォコンサルの基本情報 | |
運営会社 | INTLOOP株式会社 |
主な求人職種 | プロジェクト管理(PM・PMO) 戦略(事業計画・M&Aなど) 業務(会計・人事など) SAP IT関連 マーケティング |
公開案件数 | 8157件(2025年1月31日時点) |
公式サイト | https://www.high-performer.jp/consultant/ |
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POD
- コンサルタントファーム出身の担当者が面接・案件紹介をしてくれる
- 大手企業から直接依頼された仕事が多い
- クライアントとの調整業務は担当者が行ってくれる
PODはクラウドソーシングを運営しているランサーズ株式会社が手掛けている高単価案件を紹介するエージェントです。大手企業からの直接依頼されいる高単価案件をコンサルタントに紹介しています。公開案件と非公開案件があり、担当者がコンサルタントに合った案件を紹介してくれます。
登録をするときにコンサルタントファーム出身の担当者が、スキルの確認・専門分野の確認をしてくれるため、紹介された案件のミスマッチが起きにくいです。また、トラブルが起きた際の調整なども担当者が行ってくれるので、案件に集中できる環境で副業ができます。
PODの基本情報 | |
運営会社 | ランサーズ株式会社 |
主な求人職種 | プロジェクト管理(PM・PMO) 戦略(事業計画・M&Aなど) 業務(会計・人事など) SAP IT関連 マーケティング |
公開案件数 | 1000件(2025年1月31日時点) |
公式サイト | https://professional-agent.lancers.jp/ |
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プロコネクト
- 厳選な書類審査を通過したコンサルタントが利用しているエージェント
- 面談後に即日案件を紹介できる
- フリーランスコンサルタントの知識が豊富
プロコネクトは、株式会社WorkXが運営しているフリーランスコンサルタント向けのエージェントです。フリーランスコンサルタントへの知識が豊富で、コンサルタントの得意分野に合わせた案件紹介が受けられます。
登録できるコンサルタントを厳選していて、書類審査を通過しないと面談に進めないシステムになっています。面談後は即日案件が紹介できるようになっていて、常にITコンサルタントが不足している状況です。
フリーランスコンサルタントを目指す人へのアドバイスができるキャリアアドバイザーがいるため、細やかなアドバイスが欲しい方にもおすすめです。案件紹介だけでなく、コンサルタントとしてのキャリアの相談までできるのはメリットといえるでしょう。
プロコネクトの基本情報 | |
運営会社 | 株式会社WorkX(WorkX.Inc) |
主な求人職種 | プロジェクト管理(PM・PMO) SAP 戦略(事業計画・M&Aなど) IT関連 マーケティング |
公開案件数 | 115件(2025年1月31日時点) |
公式サイト | https://pro-connect.jp/ |
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ITコンサルタントの副業に必要なスキル
ITコンサルタントの副業をする場合、いくつか必要なスキルがあります。IT系の知識だけではなく、コンサルタントとして必要なスキルなので、今後副業としてやっていくためには身につけておかなければなりません。
ITコンサルタントの副業に必要なスキルは、以下の4つです。
コンサルタントとして活躍するためには必須スキルですので、副業を始める前に身に着けておきましょう。
論理的思考力
コンサルタントはクライアントから問題や課題を聞き、論理的な思考に基づいて考える力が必要です。今までの経験や勘ではなく、客観的な分析によって物事を進められないとクライアントは納得しません。
- 問題や課題が起きてしまう直接的な原因の把握
- 原因が起きてしまう理由や対処法を客観的に分析
- 改善案は常に再現性のある結果を出すのか検証
ITコンサルタントは、あらゆる事象を客観的に判断する必要があるため、論理的思考力が必要です。
また、ITコンサルタントは仮説から検証していく「仮説思考」や、すでにある枠組みから考える「フレームワーク思考」、既成概念をなくしすべてゼロから考える「ゼロベース思考」などを用いることがありますので、手法として覚えておきましょう。
コミュニケーション力
ITコンサルタントはクライアントから様々なことを聞きださなければいけません。現状の問題や問題解決のために行ったことや、どのような要望があるかなどをしっかりと引き出して理解する力が必要です。
コミュニケーション能力は自分の考えを伝える能力ではなく、お互いの意見交換がスムーズに進むために必要な能力です。ITコンサルタントを副業にする場合、クライアントとのやり取りは必ず起こります。
コミュニケーションを取ることで信頼関係が結べますし、コミュニケーションがうまくいかなければ顧客の本音を引き出せません。ITコンサルタントを副業にするならば、クライアントとの会話がスムーズに行えるコミュニケーション能力は必須です。
プレゼンテーション能力
プレゼンテーション能力は、コンサルタントにとって重要な能力です。問題解決の提案をするのがコンサルタントの仕事なので、問題解決案はどのような優位性があるのか、どのくらいの見込みがあるかなどを具体的に説明する必要があります。
コンサルタントの考えをクライアントに理解させなければいけませんから、難しい言葉を使わずに完結かつ分かりやすく説明することも重要です。
話の構成や根拠となるデータの準備、正しく伝えるための表現力、話し方など、様々な能力が求められます。話すことではなく理解してもらうことに重点を置いて準備できるようになると、プレゼンテーション能力は上がっていくでしょう。
問題解決能力
ITコンサルタントを求めているクライアントは、問題を抱えていることがほとんどです。コンサルタントは問題解決のための提案をするだけでなく、実際に問題解決を行うまでを求められるようになっています。
問題解決能力は、以下の3つの能力によって構成されています。
- 問題を認識する力
- 解決策を考える力
- 解決策を実行する力
この3つの能力が備わっているコンサルタントは高く評価され、市場価値も上がっていきます。
ITコンサルタント副業のメリット
ITコンサルタント副業を行うかどうか、迷っている人も多いのではないでしょうか。ITコンサルタントとして副業を始めることで6つのメリットがあるので、ここで紹介します。
様々なメリットがあることを理解し、ITコンサルタント副業を始めるきっかけになれば幸いです。
スキルアップができる
ITコンサルタント副業を始めることで、コンサルタントとしての知識や経験が蓄積します。本業とは違う仕事を行うことで視野が広がりますし、案件を通して今まで経験したことのない仕事をすることで、自分自身のスキルアップにつながるでしょう。
副業を通して幅広いスキルや経験、知識がつくことによって、キャリアアップやキャリアアップ転職などの選択肢も増えていきます。副業が軌道に乗れば、フリーランスコンサルタントになる選択肢も生まれます。
ITコンサルタント副業で得た知識や経験を活かすことで本業の業績アップにつながることもあります。
収入アップができる
ITコンサルティングに限らず、本業にプラス副業で稼げるようになれば収入アップにつながります。特にIT関係の副業は単価が高いので、ITコンサルティングが軌道に乗れば収入を劇的に増やせるでしょう。
ITコンサルティングの案件は、週1~2日の勤務で月30~50万円ほど稼げることがあります。収入アップを目指したい人はITコンサルティング副業を検討してみましょう。
独立の準備ができる
ITコンサルタントとして将来独立や企業を考えている人にとって、副業として案件を受注し続ければ、独立の準備にも役立ちます。働き方以外にも確定申告の手続き方法を経験しておくことで、独立後に慌てることも少ないでしょう。
独立を考えている人は仕事が軌道に乗るまでは、副業からスタートするほうがリスクも少なくて安心です。
隙間時間を有効活用できる
ITコンサルタントの副業をすれば、家に帰ってきてからの隙間時間を活用して収入に変えることができます。副業をすればスキルアップ・収入アップという2つのメリットがあるので、積極的に始めてみるのがおすすめです。
ITコンサルタント副業でしか得られない知識や考え方もあり、それらはすべて本業を極める上で大きな財産になります。隙間時間を効率よく使いたい人に特におすすめです。
新しい人脈をつくれる
コンサルタント業務では、企業のトップ層と話す機会が増えます。そのため、新しい人脈づくりやコミュニティを広げることに有効です。
社会人において人脈が広がることはとても良いことです。ITコンサルタント副業で得た人脈が、本業の新たな顧客獲得につながるケースや、本業だけでは知りえなかった人と出会えたことで独立や新しいコンサルタント業務につながることもあります。
副業を始めなければ関わり合いにならなかった人たちとコミュニティを作ると、キャリアアップの相談ができたり、長期でのITコンサルティングの依頼につながったりとメリットも多いです。
さまざまな案件に関われる
コンサルティング業務では、さまざまな業種の案件に関わることができます。元々の本業だけでは関われない案件も多いため、ITコンサルタント副業を始めることで知識の幅が広がります。また、多種多様な業種と関わることで、自身のスキルアップにもつながるでしょう。
対応できる分野が増えれば、ITコンサルタント副業でも案件の幅が広がっていきます。また、コンサルティングの副業が長期化すれば高単価案件につながる可能性もあるでしょう。
ITコンサルタント副業の注意点
ITコンサルタントの需要が増えているからと副業を始めてしまい、失敗するケースも少なくありません。ITコンサルタント副業の注意点は、以下の5つです。
副業で失敗しないためにも、事前に注意事項を確認しておきましょう。
本業の就業規則を確認すること
本業の就業規則を必ず確認し、副業が可能かどうかを事前に調べておく必要があります。副業禁止の会社で隠れて副業を開始してしまうと、見つかったときに何かしらのペナルティを与えられることがあります。
一般的なIT企業であれば見つかっても厳重注意で終わることが多いようですが、コンサルティングファームに所属している場合は重いペナルティが与えられる可能性があるので注意が必要です。
もし、就業規則が確認できない場合は上長に相談をしてみましょう。会社によっては原則として禁止しているものの、相談があれば許可するというような書き方をしているところもありますので、しっかり確認してから副業を始めましょう。
本業に影響しない範囲で副業すること
副業を禁止している企業の多くは、本業に影響が出てしまうと考えています。副業をすることで体調不良や睡眠不足などの影響が出てしまう可能性があるからです。本業のパフォーマンスが下がってしまうことは本末転倒ですので、無理をせず本業に影響しない範囲で副業を行うようにしましょう。
ITコンサルタント副業は、ある程度納期が決まっています。無理なスケジュールを組むのではなく、難しい場合はすぐにクライアントに連絡すれば、多少の調整は可能です。副業にのめりこみすぎないように、裁量と納期には十分気を付けて案件を受けるように心がけてください。
確定申告が必要になる可能性がある
副業が年間20万円を超える場合は、確定申告が必要です。確定申告をしないで放置してしまうと、数年後に未払い分の税金が一気に請求されることがありますので注意が必要です。
企業に所属していて税金関係にあまり詳しくない人は、事前に確定申告について調べておくことで、慌てずに対処できるでしょう。なお、確定申告をすると住民税が追加で請求されることもありますので、随時対応してください。
情報の取り扱いに気を付ける
ITコンサルタント副業を行っている際には、情報の取り扱いには十分に気を付けなければいけません。本来、本業によって得た知識やスキルを外部に漏らすことは守秘義務違反となります。
しかし、ITコンサルタント副業をしているときに、気づかずに情報漏洩してしまうことがあるので注意が必要です。また、副業を始めたことによって本業が損をするようなことがあってはいけません。利益相反や守秘義務違反となり、会社から損害賠償を求められる可能性もあります。
一般的には、本業の競合他社の案件は受けないように心がけてください。同じ業界の案件は避けるようにすることで、利益相反を防ぐことができます。
実務経験が浅いと条件交渉ができない可能性が高い
ITコンサルタント副業は週1~2回の業務で結果を出さなければいけない案件もあり、その場合は実務経験がある人が求められるでしょう。
ITコンサルタントとして仕事を受ける場合、実務経験が少ないと条件交渉できずに低単価での案件しか受注できないことがあります。コンサルタントとしての能力がどのくらいなのか、スキルや実績が評価されるため、本業での実務経験が浅い人はまずは実績作りを優先しましょう。
ITコンサルタントの副業に関する疑問・Q&A
最後に、ITコンサルタント副業に関するよくある質問に回答します。実際にITコンサルタントの仕事を受けようと考えている人の疑問が多かったので、ぜひ一読してみてください。
それぞれの疑問に詳しく回答していきます。
ITコンサルタントの副業は未経験でもできますか?
ITコンサル未経験の方では副業は難しいのが現状です。ITコンサルタントの副業案件には「実務経験3年以上」という条件が付けられていることが多いので、実務経験がない未経験の状態でITコンサルタントの案件を受けることは難しいです。
ITコンサルタントの副業を始める前に、実務経験を3年以上の条件を満たせるように本業で結果を出しましょう。
ITコンサルタント副業の怪しい案件の見分け方は?
ITコンサルタント副業の中には怪しい案件が紛れていることがあります。見分け方としては「契約書がない」「支払いに関しての文言がない」というようなことがあげられます。
怪しい案件かどうか不安な人は、副業エージェントの利用をおすすめします。エージェントの方で契約書を交わしていますし、何かあったときにはエージェントが間に入って解決してくれます。
副業のコンサルタントは雑所得ですか?
副業のコンサルタントで得た収入は雑所得に含まれます。確定申告の場合、本業の給与所得とは別に雑所得で申告するようにしましょう。
確定申告は国税庁のホームページからアクセスできます。動画などでわかりやすく解説していますので、調べておくことをおすすめします。
まとめ
ITコンサルタントは経験やスキルが市場価値を決めるため、これらを身につければ高単価な案件に対応できるようになります。ITコンサルタントの副業を考えている人は、早めにチャレンジし、実績を増やしておくことが大切です。
副業エージェントは高単価なコンサルタント案件を紹介し、クライアントとのやり取りもエージェントに任せられる場所です。コンサルティングに集中できるため、初めての副業で利用するメリットが大きいです。
本記事を参考にして、ぜひ自分に合ったエージェントサービスを探してみてください。