FASやコンサルティングファームは転職先として人気があります。その中で、「FASとコンサルってどう違うの?」「年収はどちらが高い?」といった疑問を抱く方も多いはずです。
コンサルティングファームに比べてFASの情報は少なく、どのような仕事なのか今ひとつ仕事内容などがわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、FASの業務内容や平均年収、コンサルティングファームとの違いなどについて詳しく解説します。FASの仕事に興味がある方やコンサルティングファームとの転職に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
コンサル業界向け
おすすめ転職エージェント
サービス名 | 特徴 |
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FASとは
FASとは「Financial Advisory Service」の略で、専門的な知識を持った従業員が財務に関するアドバイスやサポートを行う会社や業務を指します。
会社内にFASがある場合とFASを行う専門の会社があり、FASに転職したい場合はFASを専門に行う会社への転職活動を行うのが一般的です。
なお、FASと似たような仕事として、コンサルティングファームのほかにIBD(投資銀行部門)が挙げられますが、FASは証券会社の免許を持たないので、資金調達に深く関わる業務は行いません。
FASとコンサルの仕事内容の違い
FASとコンサルの仕事内容をそれぞれ解説します。
FASの業務内容
FASの業務内容を具体的に解説します。FAS(Financial Advisory Services)は、企業の財務に関わる専門的なアドバイザリー業務を担う職種です。以下のような業務が代表的です。
M&Aアドバイザリー
M&Aアドバイザリーは、FASの最も代表的な業務です。
前述したように、FASは証券会社の免許をもたないので資金調達に深く関わる業務はできません。FASが関わるM&Aアドバイザリー業務は、主に財務分析・資料作成・株式譲渡契約書の交渉・財務モデリングなどです。
また、M&A後の統合プロセス(PMI)に関してアドバイスやサポートを行う場合もあります。会社によっては、クライアントに寄り添って中長期的な課題解決のアドバイスやサポートをする機会もあるでしょう。
M&AはIBDやコンサルティングファームも行いますが、それぞれ得意とする対応分野が異なるため、業務を取り合うことはありません。
企業価値評価
企業価値評価とは、企業に関する情報を基に、企業の株主や債権者にとっての価値を算定することです。FASは主に投資対象の価値を把握し、M&Aを有利に進めるために企業価値評価を行ないます。
買収対象会社の現状の価値を客観的に算出できれば、価格交渉で優位に立てるだけでなく価値以上の価格で会社を購入させられるリスクを防げます。企業価値評価を自社で行う企業もありますが、ほとんどの企業ではM&Aをおこなう際に外部企業に依頼するため、FASの重要な業務の1つです。
事業再生コンサルティング
事業再生コンサルとは、経営が厳しい企業の再生をサポートする業務です。
近年は、国内だけでなく日本の企業の海外支社や海外で展開している事業の再生を請け負う事例も増えています。FASが行う事業再生業務は、単にクライアントの業務を代行するのではなく、必要があれば社外取締役などを派遣して経営に深く関わる形です。
そのため、M&A業務に求められる高度な財務的知識に加えて、経営の知識やビジネスセンスが求められる業務です。自然とクライアントと深く関わることになるので、高いコミュニケーション能力も求められます。
フォレンジック
フォレンジックとは、企業の不祥事の予防や対策業務の総称です。
一度不祥事が発覚しニュースになると、名だたる企業ほど信用や信頼は一気に失墜し、回復するまでに長い時間がかかります。そのため、不祥事が起こってからでなく予防のためにフォレンジックを利用する企業も増えました。
FASは財務のスペシャリストですから、フォレンジックは主に財務に関わる業務です。財務は特に不祥事が起こりやすい部門であり、内部調査では不祥事隠しが行われる恐れもあるため、FASのような専門企業に調査を依頼する会社も増えています。
コンサルの業務内容
いわゆる「コンサル」とは、企業の経営課題に対して戦略的・実行的な支援を行う仕事の総称です。領域に応じて以下のような業務に分かれます。
経営戦略の立案・実行支援
経営戦略支援の仕事は、企業が将来どの方向に進むべきかを見定め、実際にその道を歩めるよう伴走することです。まずは外部環境や業界トレンド、競合状況の分析を行い、自社の立ち位置を明確にします。そのうえで、中長期的な目標を定め、成長に直結する戦略や新規事業のシナリオを設計するという業務です。
戦略策定後は、計画を現場に落とし込むためにKPIの設計や組織体制の再構築を支援し、進捗管理や課題解決を通じて実行を後押しします。さらに環境変化があれば戦略を柔軟に修正し、持続的に成果を出せる状態をつくるのも大切な役割です。
業務プロセスの改善
業務プロセス改善の仕事は、企業の日常業務の中で当たり前になっている非効率を見つけ出し、無駄を省きながら生産性を高めることです。まずは現場ヒアリングや業務フロー分析を通じて業務の流れを把握し、ボトルネックや重複作業を特定します。
次に、承認フローの簡略化、RPAによる自動化、システム連携など具体的な改善策を提案します。導入後は現場の理解を促し、施策が定着するまでフォローを実施。こうした改善活動はコスト削減や効率化にとどまらず、従業員の働きやすさや顧客対応の質向上、企業全体の競争力の底上げにつながります。
DX・IT導入支援
DXやIT導入支援の仕事は、最新のテクノロジーを企業に取り入れ、ビジネスの在り方を根本から変えていくことです。クラウドやERP、AI、CRMなど多様なソリューションを選定し、導入計画を策定します。導入時には、プロジェクト全体をマネジメントし、各部署の要件を調整するなど橋渡し役を担うのも仕事です。
その後は現場社員へのトレーニングや運用フロー整備を通じて、システムが実際に成果を生み出す状態を作り出します。単なるIT投資で終わらせず、売上拡大や新事業創出など経営課題の解決につなげることが、コンサルならではの重要な役割です。
人材・組織改革支援
人材・組織改革支援の業務は、企業が戦略を実行するために欠かせない「人と組織」の仕組みを整えることです。具体的には、人事制度や評価制度の見直し、リーダー育成プログラムの設計、チェンジマネジメントの導入などが挙げられます。
大きな転換期には、異なる文化を持つ組織を統合したり、人員を再配置したりといった調整を担うこともあります。こうした改革は短期的な成果が出にくいため、継続的に人材育成を行い、企業文化を根付かせる視点が重要です。経営戦略や業務改善を裏で支える基盤を築く、長期的かつ影響力の大きい仕事です。
データ分析・リサーチ支援
データ分析やリサーチ支援は、意思決定の裏付けとなる「確かな情報」を提供する仕事です。市場規模や競合動向の調査、消費者行動の把握、財務データの分析などを通じて、戦略や施策の妥当性を数字で支えます。
近年はAIやビッグデータ解析を活用した需要予測やシナリオ分析も加わり、経営判断の精度とスピードを高めています。こうした業務は目立ちにくいですが、戦略立案や投資判断に直結するため、非常に重要といえるでしょう。
FASとコンサルの年収の違い
FASとコンサルの年収はいずれも高水準を期待できる領域ですが、専門性の相違などからその水準やキャリアの伸び方には違いが出ることもあります。
FASの年収
dodaの求人データによると、FAS(財務・会計アドバイザリー)の求人は全1,064件中、年収650〜700万円のものが830件※と最多でした。また、1,000万円以上の求人も596件あり、全体の約半数以上を占めています。
このように、FASは比較的高いレンジの給与が提示されやすく、専門性を背景に高年収を狙える分野といえます。特にM&Aやデューデリジェンスなど高付加価値業務を担う人材は、入社時点から1,000万円前後のレンジに入る可能性も高く、高収入が期待できる領域です。
参照元
※ doda「【財務・会計アドバイザリー(FAS)】の転職・求人・中途採用情報」(2025年8月25日時点)
コンサルの年収
コンサルタントの年収は職位や年齢で幅が出ます。なお、OpenWorkに寄せられたコンサルタントの年収額の平均は804万円※です。年齢別に見ると、25歳時点の推定平均は約536.5万円、55歳時点で1,241.2万円に到達するなど、経験とともに右肩上がりの傾向があります。
このことから、若手時点ではFASより低い水準となるケースもありますが、キャリアを積むにつれ大手ファームやパートナークラスでは1,000万円を大きく超える場合もあると考えられます。昇進のスピードやファームの種類によっても差が出やすい点が特徴です。
参照元
※ OpenWork「コンサルタントの年収情報|企業別平均年収ランキング、基本給・残業代・賞与など」(2025年8月25日時点)
FAS・コンサルのBig4、大手企業一覧
FASを主な業務としている大手の会社は、Big4と呼ばれる4大コンサルティングファームのグループ会社や傘下企業です。以下の4つの大手FAS会社を紹介します。
株式会社KPMG FAS

引用元:株式会社KPMG FAS
KPMG FASは、KPMGジャパンにおける財務アドバイザリーサービスを担う専門会社です。M&Aアドバイザリー、企業価値評価、事業再生支援、フォレンジック調査など、幅広い領域で高い専門性を発揮しています。
監査法人との連携力も強みで、会計・財務データを基盤にした精緻な分析や提案が可能です。グローバルネットワークを活かしたクロスボーダー案件も豊富で、海外展開や国際的なM&Aを目指す企業にとって重要なパートナーとなっています。
専門性を深めたい人材や国際案件に挑戦したい人に適した環境といえるでしょう。
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社は、Big4の中でも国内最大規模を誇るファームです。M&Aアドバイザリーを中心に、事業再生、危機管理、知的財産の評価など幅広い領域をカバーしており、総合力の高さが特徴です。
特に大規模かつ複雑な案件やクロスボーダー案件に強みを持ち、グローバルネットワークを駆使した支援を行っています。
国内外の多様な業界を横断する案件に携わることで、幅広い業務経験を積むことが可能です。教育体制や人材育成にも注力しており、若手コンサルタントが早期から責任あるポジションを経験できる環境も整っています。大規模案件に挑みたい人や、幅広いキャリアを築きたい人に向いたファームです。
PwCアドバイザリー合同会社

引用元:PwCアドバイザリー合同会社
PwCアドバイザリーは、PwC Japanグループに属する財務アドバイザリー部門で、M&Aや事業再編に加え、企業価値評価や財務戦略立案に強みを持っています。金融業界や公共分野への支援実績が豊富で、社会的に大きな影響を持つ案件に関わる機会が多いのも特徴です。
またグローバルネットワークを活用したクロスボーダー案件も多く、海外拠点と連携しながら進めるプロジェクトに携わることで、国際的な視野を広げられます。多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっており、協働を通じて専門性を高め合える点も魅力です。
経営戦略と財務の両面から企業をサポートするPwCアドバイザリーは、国際舞台で活躍したい人や幅広い業界知識を積みたい人に適しています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(旧EYトランザクション・アドバイザリー・サービス)は、M&Aやトランザクション支援を中心とした豊富な実績を持つファームです。買収・売却のアドバイザリーだけでなく、企業再編、事業再生といった幅広い分野で高い専門性を発揮しています。
特にクロスボーダー案件においてはEYのグローバルネットワークを駆使し、海外投資や多国籍企業の再編に強みを持ちます。また財務アドバイザリーにとどまらず、戦略立案や実行支援まで踏み込むケースも多く、総合的な経験を積める環境です。
若手が早い段階から大規模案件に関与できる機会もあり、成長意欲の高い人材にとって挑戦しがいのあるファームといえるでしょう。
コンサルのBig4企業
「コンサルのBig4」とは、デロイト、PwC、EY、KPMGのグループに属するコンサルティング部門を指します。いずれも世界規模で展開しており、戦略立案や業務改革、DX推進など幅広い経営課題に対応しているのが特徴です。
同じグループには財務アドバイザリーを担うFAS部門も存在するため、社名が似ているケースや、EYのように統合されてコンサルとFASが同一社名の下で展開されるケースもあります。
企業名 | 特徴 |
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デロイト トーマツ コンサルティング | 総合力に強み。 戦略策定から実行支援、DX推進まで幅広く対応。 |
PwCコンサルティング | グローバル案件が豊富。 金融・公共分野やリスクコンサルティングに注力。 |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング | M&AやFAS分野に強み。 財務アドバイザリーとの連携が特徴。 |
KPMGコンサルティング | リスク管理やガバナンスに強み。 監査法人とのネットワークを活かした案件が多い。 |
FAS・コンサルどっち?向いている人の特徴
FASとコンサル、それぞれに向いている人の特徴を解説します。
FASに向いている人の特徴
FASに向いているのは、プロジェクトファイナンスやM&A、事業再生といった実務寄りのテーマに興味がある人です。財務や会計の専門性を活かして、企業の買収・再編・再建に直接関わるため、分析力と実行力の双方が求められます。
数字に強く、論理的に判断できることはもちろん、限られた時間で成果を出す実務遂行力も必須です。また「計画を描く」よりも「具体的に動かす」ことにやりがいを感じる人、案件を最前線で回しながら実務成果を積みたい人に向いているといえるでしょう。
コンサルに向いている人の特徴
コンサルタントに向いている人は、事業戦略や業務改善など幅広いテーマに関心を持ち、企業の課題解決を構想から携わりたいタイプです。クライアントは大企業が中心となるため、経営戦略レベルの課題に取り組める機会も豊富です。
特定業界に身を置き専門性を築きたい人、俯瞰的にビジネスを捉える力を伸ばしたい人に適しています。また仮説検証やロジカルシンキングを重ねて施策を提案する場面が多いため、柔軟な発想力やコミュニケーション力が求められます。将来的に特定分野の専門家としてキャリアを築きたい人にも適した職種です。
FAS・コンサルで違う求められるスキルや資格の違い
FASとコンサルで異なる必要スキル・資格を解説します。
求められるスキル・経験の違い
FASは財務・会計を基盤とするため、特に公認会計士からの転職先として選ばれやすい分野です。
会計知識や監査法人での経験があれば、コンサルとしてのスキルが多少不足していても採用される可能性があります。実務では財務デューデリジェンスやバリュエーションなど、数字に裏打ちされた分析力が求められるため、会計バックグラウンドが大きな武器になります。
一方、コンサルでは学歴や職歴に加え、英語力や論理的思考力が強く重視されます。クライアントは大企業が多いため、グローバル案件に対応できる力や、高度なプレゼンテーションスキルも必要です。
有利な資格の違い
資格面では、FASでは公認会計士やUSCPA(米国公認会計士)、税理士資格など会計・財務に直結する資格が大きな強みとなります。特にM&Aや事業再生案件では、これらの専門資格が信用力や即戦力につながります。
一方、コンサルの資格としては、必須のものは少ないものの、MBAや中小企業診断士、PMPなど経営やプロジェクトマネジメント系の資格が評価されやすい傾向にあります。必須条件ではなくても、業界内での差別化やキャリアアップに有効に働くケースが多く、専門分野を補強する目的で取得する価値があります。
FASへの転職におすすめの転職エージェント
FAS業界におすすめの転職エージェントを紹介します。
MyVision

引用元:MyVision
- コンサル業界に特化した専門性の高いサポート
- 200社以上のコンサルファームとの幅広いネットワーク
- 面接対策や模擬面接を含む徹底的な選考支援
MyVisionは、戦略・総合・IT・シンクタンクなど幅広い分野を網羅したコンサル特化型の転職エージェントです。金融業界や会計分野の支援実績も豊富で、FASへのキャリアを目指す方にも最適な環境を整えています。
在籍するコンサルタントは、コンサルファームでの実務経験者や数多くの転職支援実績を持つプロフェッショナル。200社以上のファームとのネットワークを活かし、候補者のキャリアビジョンに沿った求人を提案します。FAS関連の案件においても、個々のバックグラウンドに合わせたマッチングが可能です。
さらに、独自の面接対策資料や模擬面接による実践的なトレーニングを通じて、難関ファームの選考突破を徹底サポート。FAS領域でのキャリア形成を真剣に考える方にとって、MyVisionは心強いパートナーとなるでしょう。
MyVisionの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社MyVision |
公式サイト | https://my-vision.co.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2025年9月22日現在) |
主な求人職種 | コンサルタント ほか |
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MS-Japan

引用元:MS-Japan
- 管理部門・士業に特化した35年以上の支援実績
- 会計士・税理士・弁護士など専門職に強い求人ネットワーク
- 丁寧なカウンセリングと充実した転職サポート
MS-Japanは、管理部門と士業に特化して35年以上の支援実績を持つ転職エージェントです。FAS領域への転職を希望する方に対しても、監査法人や大手金融機関、コンサルティングファームといった幅広い求人ネットワークを活用し、最適なポジションを提案します。
登録者の希望やパーソナリティを丁寧にヒアリングし、応募書類の添削から面接対策、日程調整、条件交渉までを一貫してサポート。さらに入社後のフォローも行うため、安心してキャリアを築くことができます。利用者の満足度も高く、「次回の転職でも利用したい」と答える方が90%以上※にのぼる点も信頼の証です。
FASや会計・金融分野でのキャリアを目指す方にとって、MS-Japanは専門性の高い支援を受けられる心強いパートナーといえるでしょう。
MS-Japanの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社MS-Japan |
公式サイト | https://www.jmsc.co.jp/ |
公開求人数 | 10,688件(2025年9月22日現在) |
主な求人職種 | 公認会計士、税理士、弁護士、管理部門、コンサルタントなど |
関連記事>>MS-Japanの評判・口コミ
コンコードエグゼクティブグループ

引用元:コンコードエグゼクティブグループ
- コンサル・金融領域に強い豊富な支援実績
- 経営幹部とのネットワークを活かした特別ルートの紹介
- 個別に合わせた徹底的な選考対策
コンコードエグゼクティブグループは、コンサル転職とポストコンサル転職に特化した転職エージェントです。戦略系や総合系はもちろん、投資銀行やPEファンドといった金融領域にも多数の支援実績を有しており、FASを目指す方にとっても力強いパートナーとなります。
候補者一人ひとりに寄り添い、応募書類の準備からケース面接を含む実践的なトレーニングまで、徹底的にサポート。特に財務知識が問われる選考や難易度の高いケース面接についても、コンサル出身者による具体的なアドバイスを受けられる点が強みです。
また、経営幹部との緊密なネットワークにより、特別案件やスピード選考など、他では得られないルートでの紹介が可能なことも特徴です。FASや金融コンサルタントとしてのキャリアを真剣に考える方に、質の高い支援を提供しているエージェントといえるでしょう。
コンコードエグゼクティブグループの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
公式サイト | https://www.concord-career.com/ |
公開求人数 | 1,126件(2025年9月22日現在) |
主な求人職種 | コンサルタント、経理財務、人事・法務・総務、営業 ほか |
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FASとコンサルの転職先の違いはある?
FASとコンサルそれぞれの転職先例を紹介します。
FASからの転職先例
FASからの転職で多いのは、金融・投資関連業界や事業会社の経営企画部門へのキャリアチェンジです。代表的なのは投資銀行、M&Aアドバイザリー、プライベートエクイティファンドで、FASで培ったデューデリジェンスやバリュエーションの知見をそのまま活かせます。
また、事業再生やPMIの経験を武器に、再生ファンドやターンアラウンド専業企業に移る人も少なくありません。さらに、事業会社側では経営企画や財務戦略部門、CFO直下のポジションなどが有力な選択肢です。
スタートアップでファイナンス全般を担うキャリアに進む人もおり、「財務・会計の専門性」を軸にしながら、事業経営に近い立場で活躍する道が広がっています。
コンサルからの転職先例
コンサルから転職する場合は、FASとは異なりスキルの汎用性を強みとする転職先が多く見られます。典型的なのは、事業会社の経営企画や事業開発、DX推進部門などで、戦略立案や業務改革に携わった経験が直接活きます。
また特定業界に深く関わってきた人材は、そのまま同業界の大手企業に移り、専門性を生かしながら新規事業やグローバル展開をリードするケースも増えています。さらに、スタートアップやベンチャー企業でCXOや新規事業責任者として活躍する人も多く、コンサルで培った論理的思考力やプロジェクト推進力が評価されます。
将来的に独立・起業を選ぶ人も少なくなく、多様なキャリアの広がりが特徴です。
FASに転職する際のポイント
FASにスムーズに転職するためのポイントを紹介します。
専門知識と実務経験のアピールがカギ
FASに転職するうえで最も重要なのは、会計・財務を中心とした専門知識と実務経験を的確にアピールすることです。監査法人での経験や会計士資格を持つ人は強いアドバンテージとなりますが、それだけではなく、M&Aや事業再生に関わった経験を具体的に説明できるかが鍵となります。
応募書類では「どのような案件で、どの規模の企業に、どんな成果をもたらしたのか」を定量的に示すことが効果的です。また、短期間で成果を出す実行力や複雑なプロジェクトをマネジメントした経験も評価対象になります。
専門性を前面に出しつつ、汎用的なビジネススキルを補足的にアピールすると、採用側に即戦力としての印象を与えやすいでしょう。
志望ファームごとの違いを理解する
FASといっても、Big4、独立系、ブティックファームなど多様なタイプが存在し、業務領域やカルチャーには大きな違いがあります。Big4は案件の幅が広く、安定した教育体制やブランド力があるため、キャリアの基盤を築きやすい環境です。
一方で独立系やブティックファームは、M&Aや事業再生といった特定領域に強みを持ち、少数精鋭で深い専門性を磨けるのが特徴です。その分、個人に任される責任範囲も大きく、成長スピードを求める人には魅力的です。
志望先を選ぶ際は「広く経験を積みたいのか」「特定領域のプロフェッショナルになりたいのか」を明確にし、自身のキャリア志向とマッチするファームを選ぶことが成功の近道となります。
選考対策には転職エージェントの活用がおすすめ
FASの採用プロセスでは、専門性の高さに加えてケース面接や実務的な質問が課されることが多く、事前準備の有無で合否が分かれます。独学での対策も可能ですが、効率よく準備するにはFAS領域に詳しい転職エージェントのサポートを受けるのが有効です。
エージェントは企業ごとの面接傾向や求める人物像に精通しており、応募書類の添削や模擬面接を通じて自分では気づきにくい改善点を指摘してくれます。特にケース面接では思考のプロセスや論理展開が重視されるため、第三者の視点でフィードバックをもらうことが大きな武器になります。
効率的に準備を進めたい人や、初めてFASに挑戦する人には必須のサポートといえるでしょう。
FASに関する疑問
FASに関するよくある疑問を紹介します。
FAS業界は激務?
FAS業界は、繁忙期の長時間労働やタイトな納期対応が発生しやすく、激務と言われることもあります。 特にM&Aのデューデリジェンスや企業再生プロジェクトでは、短期間で膨大な情報を分析・報告する必要があり、業務量が集中しがちです。
そのため、「FASはやめとけ」といった声が見られることもあるでしょう。ただし、最近は働き方改革の影響で業務管理が整備されつつあり、ワークライフバランスを重視する風土のあるファームも増えています。入社前にファームのカルチャーや案件スタイルを見極めることが重要です。
FASコンサルタントへの転職難易度は高い?
FASは新卒の求人はいまだに他の業界に比べて少ない傾向です。また、公認会計士の資格や金融、財務関係の仕事の経験者を求められるケースも多くあります。
年齢が高くなるほど経験が必要とされ、経験が少なくても採用されるチャンスがあるのは30代前半くらいまでと考えましょう。また、英語力は必須に近く、経験が少なくても英語力が高ければ採用される場合もあります。FASへの転職難易度は、経験やスキル次第で大きく変化するといっていいでしょう。
未経験からFASに転職できる?
未経験からFASへの転職は可能ですが、いくつかの条件を満たす必要があります。 特に評価されるのは、会計系の資格(例:日商簿記1級、USCPA、公認会計士試験合格済など)や、監査法人・金融機関・経理・投資銀行などでの実務経験です。
こうしたバックグラウンドがあれば、未経験でもポテンシャル枠やジュニアアソシエイトとして採用されることがあります。また、FASファームの中には、育成を前提とした第二新卒向けのポジションを用意しているケースも。応募時には「なぜFASに挑戦したいのか」という志望動機の明確さが鍵を握ります。
FASとコンサルの違いまとめ
FASとコンサルはいずれも企業の課題解決を担う専門職ですが、役割や強みには明確な違いがあります。FASはM&Aや事業再生など財務・会計を基盤とした実務に直結し、専門性を活かして高年収を狙いやすい分野です。
一方コンサルは、経営戦略や業務改革、DX推進など幅広いテーマを扱い、論理的思考力や汎用的なスキルを武器にキャリアの選択肢を広げられる点が特徴です。どちらを選ぶかは、自分が「財務実務のプロ」を目指すのか、「経営全般に関わる総合的な支援者」を目指すのかによって変わります。
コンサル業界向け
おすすめ転職エージェント
サービス名 | 特徴 |
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![]() MyVison | 200社以上のコンサルファームとの強固なコネクションで国内に展開するファームほぼすべてに紹介可能。 「面接対策資料」と「想定頻出問答集」に加え、元コンサルタントを仮想面接官とした模擬面接により、実践力を鍛えられる |
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