一般企業に所属している社員の方が、専門的な知見を活かすためにスポットコンサルの副業をはじめることも少なくはありません。しかし、会社員として副業に挑戦しようと考えている方のなかには「スポットコンサルの仕事がバレないか心配」という悩みもあるでしょう。
当記事では、スポットコンサルの副業はバレるのか?という実情や、バレないコツから案件獲得方法まで詳しく紹介します。
記事後半ではフリーコンサルの案件探しにおすすめなエージェントについても説明するので、ぜひ最後までご覧ください。
フリーコンサル向けおすすめ案件紹介サービス3選
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スポットコンサルとは?
スポットコンサルとは、特定分野の専門家が知識や経験を企業・個人に提供するサービスです。
一般的なコンサルティングサービスのように中長期的な支援を行うのではなく、1回単位のスポット型で対応します。
スポットコンサルの業務はインターネット上で行われることが多く、企業や個人からの質問に回答する流れです。
ビザスクやNewsPicks Expertなどのプラットフォームが使われており、副業として行う方が多いです。
クライアントが好きなタイミングで専門のコンサルタントに相談できるため、本格的なコンサルティングサービスよりも安い価格で利用できます。
経営戦略やマーケティング戦略、課題解決策など、クライアントの要望に最適な回答を行います。
企業によっては1回のみではなくリピートして依頼が行われることもあり、スポットコンサルは副業でコンサルタントをしたい方にも注目されている仕事です。
スポットコンサルが必要とされる理由
スポットコンサルは必要なタイミングだけ依頼できるため、企業からの需要が高いです。
コンサルティングサービスでは中長期的な契約が必要になりますが、事業やプロジェクトによっては長期契約が不要になることもあります。
企業側としてはなるべく予算を抑えたいと考えているため、短期間の契約ができるスポットコンサルは高い費用対効果を得られます。
専門的な経験を持っている人に依頼することで、手早く必要な知識を得られる点は企業側としても大きなメリットです。
そのため契約の手軽さや費用面の手頃さから、スポットコンサルは必要な人材となっているのです。
会社員がスポットコンサルを行うのはNG?
スポットコンサルの仕事は報酬を得ることになるため、会社員が行うと副業になります。
ただし、会社員がスポットコンサルの副業をしてはいけないわけではなく、勤めている企業の方針によっては問題がないケースもあります。
会社のルールを確認し、副業がOKであればスポットコンサルの仕事を行っても問題ありません。
もし会社のルールを確認することが難しいなら、先輩や上司に相談してみると良いでしょう。
スポットコンサルは会社にバレる?その理由
スポットコンサルは会社にバレる理由として、以下のような点が考えられます。
それでは詳しく説明します。
プラットフォームの利用を見られてバレる
会社でビザスクやNewsPicks Expertなどのプラットフォームを使っているところを同僚などに見られると、スポットコンサルの副業を行っていることがバレる可能性が高いです。
同僚は立場が同じであることから、気を許してしまい会社のパソコンや自分のスマートフォンからプラットフォームを開いているところを見られることもあります。
口が固い同僚や先輩であれば問題ありませんが、人によっては上司に報告される恐れがあります。
そのためスポットコンサルの副業を会社にバレたくないなら、会社ではプラットフォームを開かないようにしておきましょう。
税金関連でバレる
副業によって所得が増えた場合、住民税額が高くなって会社にバレることもあります。
住民税の納付は会社が行っているため、通常よりも高くなっていると怪しまれてしまいます。
住民税は所得割と均等割によって課税されますが、所得割は個人の所得から計算されるので、副業を行うと必然的に高くなる仕組みです。
また、副業の所得が20万円以上になると確定申告が必要になります。さらに、20万円以上でなかったとしても市民税・県民税 特別徴収税額の決定通知書で、他の所得があることに気づかれてバレる恐れがあります。
税金関連でスポットコンサルの副業をバレたくないなら、住民税を自分で納付する手続きが必要になるでしょう。
自分の口が滑ってバレる
単純に自分の口が滑ってしまい、スポットコンサルの副業を行っていることを同僚などに話してバレるケースもあります。
とくに酒の席では酔っていることもあり、つい口が滑ってしまうことも少なくはありません。
話した内容が上層部に伝わると、結果的に副業がバレてしまう可能性が高くなります。
そのためスポットコンサルの副業をバレたくないのであれば、どんな場所であっても話さないように意識することが大切です。
クライアント経由でバレる
コンサルティングを依頼したクライアント経由によって、スポットコンサルの副業がバレることもあります。
例えばスポットコンサルのクライアントに所属企業などを話した結果、企業間のつながりから噂が伝わってバレてしまうケースがあります。
基本的に企業側はコンサルタントに守秘義務を厳守していますが、外部のサイバー攻撃などから情報が流出する可能性はゼロではありません。
もしクライアントからコンサルティング経験について質問があった場合、必要以上の個人情報を伝えることは控えておきましょう。
スポットコンサルがバレないための対策
スポットコンサルがバレないようにするには、以下のような対策方法があります。
それでは詳しく解説します。
住民税の申告は自分で行う
住民税の申告を自分で行うことで、スポットコンサルの副業が会社にバレるリスクをなくせます。
一般的には会社が社員の住民税を納付しますが、支払っている給料に対して高いと副業を怪しまれてしまいます。
自分で住民税を支払う場合、個人事業主として確定申告を行う必要がありますが、会社に副業がバレることはありません。
もし住民税の申告方法がわからないなら、税理士に相談することをおすすめします。
会社に副業をバレたくない旨を説明すれば、最適な方法を税理士が提案してくれるでしょう。
スポットコンサルをしていることは誰にも言わない
スポットコンサルの副業を会社にバレたくないなら、誰にも言わないことが大切です。
勤務先の同僚や後輩、先輩などに少しでも話すと、いつどのタイミングで副業がバレてしまうかわかりません。
クライアントに対しても必要以上に個人情報は明かさないようにすれば、情報が漏れるリスクを防げます。
家族や友人であれば問題ありませんが、会社のつながりがある人にはスポットコンサルの副業について話さないようにしておきましょう。
スポットコンサルが本業に影響しないように徹底する
スポットコンサルの副業を行う時は、本業に影響しないよう時間管理が必要です。
本業の業務時間中の副業は「職務専念義務違反」に該当する恐れがあるため、処分や解雇のリスクがあります。
もし本業がリモートワークだったとしても、本業と副業のメリハリをつけるためにもそれぞれが干渉しないような工夫が大切です。
あくまでもスポットコンサルは副業になるため、本業には影響しないように徹底しましょう。
会社の規則違反であれば行わない
勤めている会社が副業を禁止にしている場合、スポットコンサルの副業を行うことはNGです。
会社員であるからには企業のルールに従う必要があるため、規則違反になると処分や解雇をされるリスクがあります。
会社側もクライアントからの信用を失う恐れがあるため、会社員には規則の厳守を徹底させています。
そのため会社の規則で副業が禁止されているなら、スポットコンサルの仕事をしないようにしておきましょう。
スポットコンサルしていることが会社にバレたらどうなる?
スポットコンサルしていることが会社にバレた場合、企業のツールによっていくつかの措置が取られます。
こちらでは、スポットコンサルの副業がバレた時の会社の対応について詳しく説明します。
トラブルを回避するためにも、ぜひチェックしてください。
会社のルールの範囲内で行う場合
会社の就業規則で副業が認められている場合、守秘義務や職務専念義務を守っていれば問題にはなりません。
もし上司にスポットコンサルの副業について報告があったとしても、正当な理由を説明できます。
会社によって就業規則の内容は異なるため、スポットコンサルの副業をはじめる時は事前に詳細をチェックしておきましょう。
会社のルールを破っている場合
会社の就業規則で副業が禁止されている場合、何らかの罰則を受ける可能性があります。
なかには副業はOKになっているものの、守秘義務や職務専念義務に反していると懲戒処分や解雇になるケースも存在します。
最悪の場合、会社の信用が落ちる原因になってしまい、刑事・民事の処罰を受ける可能性も高いです。
副業によって取り返しのつかないトラブルを発生させないためにも、会社の規定をしっかりチェックしておきましょう。
スポットコンサルの時給はいくら?
スポットコンサル向けプラットフォーム「ビザスク」で紹介されている案件を参考にした結果、スポットコンサルの報酬は20,000円~30,000円程度※が多いです。
スポットコンサルの仕事は一般的なコンサルティングサービスのように中長期の契約をしないため、報酬は低めに設定されています。
ただし、専門的な知識を持っていれば、短期間のうちに高収入を得られます。
ほかの仕事に比べて効率良く高収入を得られるため、専門的な知見がある方にとっては良い副業といえるでしょう。
参照元
フリーコンサルの案件探しにおすすめなエージェント3選
こちらでは、フリーコンサルの副業案件探しにおすすめなエージェントを3社紹介します。
各サービスの詳細や特徴を説明するので、ぜひ利用を検討してください。
ハイパフォコンサル
- 業界最大級のコンサルティング案件数
- 80%以上のリモート案件を用意
- 翌月15日払いで報酬を獲得できる
ハイパフォコンサルは、コンサルタント向けの総合キャリア支援サービスを提供しているエージェントです。
業界最大級の案件数を取り扱っており、月120万円以上の案件も豊富にあります。
リモート案件は80%以上となっているため、自宅から業務を行えます。
他にも特定の分野や報酬・稼働率などの条件を絞って、サイト内から簡単に検索可能です。
翌月15日払いで報酬を獲得できるので、短期間の支払いがされる点も魅力となっています。
21年目の信頼と実績があり、多くのコンサルタントに利用されているサービスです。
コンサルタントの案件が豊富にあるエージェントを求めるなら、ハイパフォコンサルの利用がおすすめです。
ハイパフォコンサルの基本情報 | ||
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運営会社 | INTLOOP株式会社 | |
公式サイト | https://www.high-performer.jp/ | |
公開求人数 | 約8,089件(2024年11月17日現在) | |
主な求人職種 | PM・PMO、戦略、SAP、IT・AI、マーケティング |
関連記事>>ハイパフォコンサルの評判・口コミ
Professionals On Demand(POD)
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- 非公開求人は85%以上を占めている
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Professionals On Demandは、IT系や戦略系のハイクラス案件を取り扱っているエージェントです。
独自の審査基準を設けており、高品質な案件のみを厳選して提供しています。
非公開求人は85%以上を占めているため、他社では見つけられない好条件の案件と出会えます。
大手ファーム出身者がキャリア面談を行うので、自分のキャリアやスキルに合った案件を紹介してもらえる点が魅力です。
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Professionals On Demandの基本情報 | ||
---|---|---|
運営会社 | ランサーズ株式会社 | |
公式サイト | https://pod.jp/ | |
公開求人数 | 非公開(2024年11月17日現在) | |
主な求人職種 | コンサルタント、PM・PMO |
関連記事>>PODの評判・口コミ
ProConnect(プロコネクト)
- マージン料(手数料)の割合が8%〜15%と低く設定されている
- フリーランス向けの新規案件が毎月300件程度ある
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ProConnectは、フリーランスコンサルタントの案件を取り扱っているエージェントです。
マージン料(手数料)の割合が8%〜15%と低くなっており、多くの報酬を獲得できます。
フリーランス向けの新規案件は毎月300件程度あり、紹介できる案件は常に100件程度あります。
出社とリモートの案件がバランス良く用意されているため、会社に勤めている方でもはじめやすいです。
案件紹介のスピードが早く、短期間のうちに条件に合った案件を見つけられます。
豊富な案件数とサービス面の良さを重視するなら、ProConnectの利用がおすすめです。
ProConnectの基本情報 | ||
---|---|---|
運営会社 | 株式会社WorkX | |
公式サイト | https://pro-connect.jp/ | |
公開求人数 | 約103件(2024年11月17日現在) | |
主な求人職種 | SAP、PMO |
関連記事>>ProConnectの評判・口コミ
スポットコンサルはバレる可能性が高い!ルールを守った副業を
今回は、スポットコンサルの副業がバレないコツや案件獲得方法、案件探しにおすすめなエージェントについて詳しく紹介しました。
スポットコンサルは専門的な知見を活かしながら、企業や個人のアドバイスを行う仕事です。
1回単位のスポット型で対応するため、副業として仕事をはじめられます。
しかし、会社員の副業としてスポットコンサルをはじめる場合、勤めている会社のルールに従う必要があります。
もし会社の守秘義務や職務専念義務に反しないのであれば、スポットコンサルの副業をはじめても問題ありません。
効率良くスポットコンサルの案件を探したい時は、ぜひ当記事で紹介したエージェントを利用してください。