新卒でコンサルになるメリット・デメリットは?Big4の初任給・年収やおすすめ企業も紹介

本サイトはアフィリエイトプログラムを利用した広告を含みます。
新卒でコンサルになるメリット・デメリットは?

新卒でコンサル業界を目指すかどうか、その判断に迷う就活生は少なくありません。
「激務なんじゃないか?」「スキルは身につきそうだけど、自分に向いているのかな?」といった不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

コンサルタントという仕事は、論理的思考力や提案力が鍛えられる反面、成果主義や高負荷な働き方といったハードな側面もあります。そのため、新卒で挑戦する場合は、メリットだけでなくデメリットも含めて把握しておくことが大切です。

本記事では、新卒でコンサルを目指す上で知っておくべきポイントや、向いている人・向いていない人の特徴などを解説します。コンサル業界に関心のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

新卒向けおすすめ就活エージェント4選

サービス名 特徴
キャリアパーク就活キャリアパーク 特別推薦ルートあり!書類選考なし最短3日で内定獲得

大手や福利厚生が整った優良企業など、納得できる企業に入社したい就活生におすすめ

キャリアチケットロゴキャリアチケット

選考対策後の内定率が2倍にアップした実績あり!

専任アドバイザーと共に、最短1週間で内定獲得を目指せる

ユニゾンキャリアロゴユニゾンキャリア IT・Webエンジニアに特化!元エンジニアによる選考サポート

IT業界に精通したプロが徹底したES添削・面接対策を提供

ミーツカンパニーロゴミーツカンパニー 入社実績15,000社上!最短1週間で内定GET

自己分析や企業分析、面接対策でつまずいている就活生におすすめ

関連記事>>26卒27卒向け・就活エージェントのおすすめ

フリーコンサル株式会社本多翔


監修者
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役

大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。現在はフリーコンサル株式会社を創業し、コンサルタント・ハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」を運営。あわせて大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援など、コンサルティング事業も展開している。

【無料】キャリア相談はこちら>>

目次

新卒採用でコンサルになるメリット

新卒採用でコンサルになるメリット

新卒でコンサルになることで得られる代表的なメリットを紹介します。

早期のスキルアップが可能

コンサルティングファームでは、新卒でも早い段階から実践的な業務に参加します。クライアント企業の課題を把握し、仮説立てから資料作成、提案まで一連の業務に関与できるため、ビジネススキルが飛躍的に伸びる環境です。

特にロジカルシンキング、プレゼンテーション力、調査・分析能力といった汎用的な力が短期間で磨かれます。また、成果が評価されやすく、若手にも責任ある仕事が回ってくる文化が根付いているため、成長スピードを重視する人にとっては非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

一般的な事業会社ではできない経験が若いうちに経験できる

新卒でコンサルファームに入ることで、通常の事業会社では味わえない非日常的なプロジェクトに関わる機会が得られます。たとえば、上場企業の経営層への提案、大規模な業務改革の支援、M&Aやグローバル戦略の立案などに、20代前半から関与することも珍しくありません。

業界や業種を越えた横断的な経験を積めることも、事業会社では得がたい魅力です。複数の企業課題に触れる中で視座が高まり、若いうちに多様なビジネス構造を理解できる点は、将来のキャリアにおいて大きな資産となるでしょう。

若いうちに年収アップ・昇格が可能

コンサルティングファームでは成果主義が根付いており、若手でもパフォーマンス次第で早期昇進や高収入を実現できます。コンサルタントの年収は入社3〜5年で大きく上がるケースもあり、同世代の中でも突出した待遇を得られることが多いです。

また、マネージャーやプロジェクトリーダーへの昇格も比較的早く、成果と実力がダイレクトに評価されやすい環境です。特に年収の高さに関心がある方にとっては、新卒からの早期成長と報酬アップが見込めるこの業界は、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

独特の文化に早く馴染める

コンサルティング業界には、「ロジカルさを重視する」「個人の裁量が大きい」「短期間で成果を求められる」など独自のカルチャーがあります。新卒からその文化の中で経験を積むことで、思考スタイルや仕事の進め方に自然と順応できます。

途中入社の場合、文化に適応するまで時間がかかることもありますが、新卒であれば素直に吸収しやすく、成長の土台が早期に固まります。また、同じく優秀な同期と切磋琢磨できる環境も刺激になり、自分を高めるモチベーションにもつながるでしょう。

新卒採用でコンサルになるデメリット

新卒採用でコンサルになるデメリット

新卒でコンサルを選ぶことには特有のリスクも存在します。長時間労働や高ストレス環境といったデメリットなどについて以下で解説します。

激務・長時間労働を強いられる可能性がある

コンサルタントの業務はクライアントごとにプロジェクトの納期や要望が異なるため、タイトなスケジュールに対応する必要があります。資料作成やリサーチ、会議準備などで深夜や休日に対応する場面も少なくありません。

若手のうちは業務量も多く、残業が常態化する傾向もあります。成長できる環境である一方、心身のバランスを崩しやすいリスクがあることも事実です。コンサルの働き方は激務になりやすく、ワークライフバランスを重視する人にとってはデメリットになる可能性があります。

クライアントへの提案内容が机上の空論に偏りがち

特に若手のうちは、業務や業界の実務経験が乏しい状態でクライアントに提案を行うこともあります。そのため、提案内容が現場の実態とかみ合わず、「絵に描いた餅」と受け取られてしまうことも。仮説思考や論理構築には優れていても、実効性を伴わなければ信頼を得るのは難しいのが現実です。

このようなギャップに悩む若手も多く、提案と現場の乖離に向き合う力が求められます。机上の空論に終わらせないためには、現場視点を養う努力が不可欠です。

異業界への転職時に年収ダウンとなる可能性が高い

コンサル業界は年収水準が高いため、他業界への転職を検討する際に「給与水準を下げざるを得ない」ことが多くなります。特に30代前半で転職を考えた場合、一般企業のポストや評価基準と合致せず、期待より低い条件になるケースもあります。

また、コンサル特有の職能やスキルが他業界でどこまで通用するかは、職種や業界によって大きく異なります。将来的に他業界も視野に入れているなら、早期にキャリア設計をしておくことが大切です。

社内の「便利屋」的ポジションに陥ってしまう可能性がある

コンサルファームでは「なんでも屋」のように、多岐にわたる業務を任されることがあります。若手であるがゆえに、調査・資料作成・会議調整など、周囲の業務を吸収するポジションになりがちです。その結果、本来のコンサルタントとしての思考や提案業務に集中できず、補助業務ばかりが増えることも。

成長機会にはなり得るものの、自身の価値発揮やキャリア形成につながっていないと感じる人もいます。自らの役割を主体的に築いていく姿勢が求められます。

新卒入社でコンサルはやめとけ?なぜ難しいのか

新卒入社でコンサルはやめとけ?なぜ難しいのか

「新卒でコンサルはやめとけ」と言われる背景には、実際の仕事の厳しさや、高いとされる離職率などが影響しています。コンサル業界は成果主義が強く、若手にも即戦力が求められるため、対応できないと心身に負担がかかりやすい環境です。

また、ロジカルさや自主性が強く求められる一方で、抽象的な業務が多く「自分の仕事の意義が見えにくい」と感じる新卒も少なくありません。さらに、成長機会が豊富である反面、常にアップデートが必要な職種でもあります。

「新卒コンサルは難しい」とされる理由は、このような高密度な環境に適応できるかどうかが大きく影響するためです。憧れだけで選ぶと、現実とのギャップに苦しむ可能性があるでしょう。

新卒でコンサルになり後悔するケース

新卒でコンサルになり後悔するケース

新卒でコンサルになって後悔するケースとしては、さまざまな理由が考えられます。ひとつは、想像以上にハードな働き方です。クライアント対応のプレッシャーや、長時間労働が常態化しやすいことから、体力・気力の両面で限界を感じる人もいます。

次に、新卒で入社した場合、周囲が優秀な人材ばかりであることもあり、比較による劣等感や「自分には向いていないのでは」という不安を抱えるケースです。また、30代以降のキャリアパスが不透明だと感じて転職を意識する人も多く、早期離職につながるケースも見られます。

成長環境を重視するあまり、やりたいことや適性を見失ってしまうと後悔につながりやすくなります。

コンサルの初任給はBig4でいくら?新卒の年収目安

コンサルの初任給はBig4でいくら?新卒の年収目安

コンサルティング業界の初任給は、他業界と比べて非常に高水準です。特にBig4と呼ばれる大手ファームでは、新卒でも年収600万円前後を提示している企業が多く、成果主義を反映した報酬体系が特徴です。以下は各社の新卒採用ページなどから確認できる初任給情報をまとめたものです。

企業名 予定初任給(大学卒) 対象年度
デロイト トーマツ コンサルティング 5,802,000円※1 2026年度
PwCコンサルティング 6,650,000円※2 2027年度
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 非公開
KPMGコンサルティング 5,700,000円※3 2025年度

上記のとおり、各社とも500〜600万円台の高年収スタートが一般的です。なお、「job tag」では、初任給とは異なりますが経営コンサルタントの年収目安が公開されています。こちらによると、20〜24歳の年収目安は約440.39万円※4です。比較するとBig4はその中でも突出した待遇水準にあるといえるでしょう。

参照元

※1 デロイト トーマツ コンサルティング「新卒採用 | 採用情報 | コンサルタント職」
※2 PwC Japanグループ「募集要項 新卒採用(PwCコンサルティング合同会社)」
※3 KPMGコンサルティング「募集要項・選考フロー」
※4 職業情報提供サイト(job tag)「経営コンサルタント – 職業詳細」

新卒コンサルタントの離職率は高い

新卒コンサルタントの離職率は高い

新卒コンサルタントに限定した正確なデータは存在しませんが、コンサル業界全体の離職率は一般的に20%前後といわれています。実際、アクセンチュアの2022年の年間離職率は19%※1です。しかし、2023年には13%※2と低下傾向にあります。

2023年の数値だけを見ると、日本全体の平均離職率(15.4%※3)を下回っており、必ずしも「コンサル=高離職率」とは言い切れません。一方で、キャップジェミニは2022年に26.2%※4と高水準を記録しており、企業や年度によるばらつきも見られます。

総じて、コンサル業界は離職率が高い傾向がありますが、近年では定着率改善の取り組みも進んでいます。

参照元

※1 Annual Statements「Accenture plc – Annual Report: 2022 (Form 10-K) 」
※2 Annual Statements「Accenture plc – Annual Report: 2023 (Form 10-K) 」
※3 厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」
※4 ETHRWorld「Capgemini posts quarterly revenue jump; employee turnover stands at 26.2%」

コンサルは何年で辞める人が多いですか?

一般的にコンサルタント職は転職や異動の多い職種とされ、「何年で辞める人が多いのか」という質問が多く見られます。厚生労働省によれば、新卒就職者全体の約3割(34.9%)※1が3年以内に離職していますが、特に成長環境と負荷の高いコンサル業界では短期離職の傾向がやや強まります。

実際に、ベイカレントの平均勤続年数は4.0年※2ドリームインキュベータは3.43年※3と、いずれも比較的短めです。一方、野村総合研究所(13.9年※4)や電通総研(10.8年※5)などは平均勤続年数が長く、職場環境や事業内容によって差が大きいことが分かります。

参照元

※1 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します」
※2 EDINET「株式会社ベイカレント 有価証券報告書」
※3 EDINET「株式会社ドリームインキュベータ 有価証券報告書」
※4 EDINET「株式会社野村総合研究所 有価証券報告書」
※5 EDINET「株式会社電通総研 有価証券報告書」

新卒でコンサルファーム入社、その後のキャリアや転職先は?

新卒でコンサルファーム入社、その後のキャリアや転職先は?

新卒でコンサルファームに入社した後のキャリアは多岐にわたります。

選択肢として挙がりやすいのが事業会社の経営企画部門、スタートアップやベンチャー企業などへの転職です。また、戦略系ファーム出身者の中には、外資系PEファンドや投資銀行、起業といったハイリスク・ハイリターンなキャリアに進む人も少なくありません。

一方で、同じファーム内で昇進し、マネージャーやパートナーを目指すルートを選ぶ人も一定数います。コンサル出身者は市場価値が高く、実績次第で選択肢が広がりやすいのが特徴です。成長実感の有無や体力的な負担などを理由に、早期に方向転換するケースもあるため、柔軟にキャリアを考えるとよいでしょう。

新卒採用でおすすめの大手コンサルティングファーム

新卒採用でおすすめの大手コンサルティングファーム

新卒での就職先としておすすめな大手コンサルティングファームを、成長環境や実績をもとに厳選して紹介します。学生からの支持や若手育成への評価が高い企業を中心に、複数の調査データを参考に選定しています。

アクセンチュア

アクセンチュア世界最大級の総合コンサルティングファームで、戦略からテクノロジー、デジタル領域まで幅広いソリューションを提供しています。新卒社員向けには体系化された研修やメンター制度が整備され、配属後もビジネスコンサルやテクノロジーコンサルなど多彩なキャリアを描ける環境です。

プロジェクト規模が大きく、早期から実務を担う機会も豊富なため、20代のうちに幅広い経験を積めるのが特徴です。就活人気の面でも学情の理系ランキングでTOP30に入るなど知名度が高く、安定したブランド力と成長環境を兼ね備えた新卒におすすめの企業といえます。

参照元

株式会社学情「2026年卒就職人気企業ランキング」

デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)

デロイト トーマツ コンサルティングは、グローバルネットワークを活かした大規模プロジェクトが多く、社会全体のトランスフォーメーションを推進する役割を担っています。新卒から多様な業界・テーマに関与できる機会が用意されており、育成プログラムも充実。

特に若手向けの研修やOJT制度を通じて、実践力と分析力を早期に鍛えられる点が魅力です。OpenWork「20代成長環境」でも4.6/5と高評価を得ており、現場経験を通じて着実にキャリアを築ける基盤があります。新卒で総合系の王道を志向し、安定感と挑戦を両立させたい人に適した選択肢といえるでしょう。

参照元

OpenWork「コンサルティング業界 20代成長環境ランキング」(2025年8月27日時点)

PwCコンサルティング

PwCコンサルティングは、戦略立案から実行支援までを一貫して担う総合系ファームです。新卒採用では「CSW(コンサルティングスキルトレーニング)」をはじめとする育成プログラムがあり、入社初期から論理的思考力や課題解決力を体系的に磨けます。

配属後も多彩な研修やキャリア支援制度が整っており、グローバル案件やデジタル領域にも早期から挑戦可能です。OpenWorkの「20代成長環境」スコアでは4.4/5と一定の評価を受けており、成長意欲の高い学生にとって魅力的な環境です。

大規模案件を通じて幅広い経験を積みたい新卒におすすめのファームです。

参照元

OpenWork「コンサルティング業界 20代成長環境ランキング」(2025年8月27日時点)

野村総合研究所(NRI)

野村総合研究所は、シンクタンク機能とITソリューションを兼ね備えた日本有数のコンサルティング企業です。新卒から金融や産業分野における経営課題に取り組むだけでなく、IT実装までを一貫して担えるのが特徴です。

OpenWorkにおいても「20代成長環境」で4.5/5※1と一定の評価を得ており、論理思考力と実行力を同時に鍛えられる環境といえます。さらに学情の「就職人気企業ランキング(理系)」では22位※2にランクインしており、学生からの支持も厚い点が魅力です。

安定感のある大手基盤と幅広い案件を通じ、着実にキャリアを築けるおすすめ企業です。

参照元

※1 OpenWork「コンサルティング業界 20代成長環境ランキング」(2025年8月27日時点)
※2 株式会社学情「2026年卒就職人気企業ランキング」

アビームコンサルティング

アビームコンサルティングは、日本発の総合系ファームとして基幹システムや業務改革、デジタル領域まで幅広い案件を扱っています。新卒向けには研修制度や明確なキャリアパスが用意されており、早期から実務に参加できる点が特徴です。

OpenWorkの「20代成長環境」でも4.5/5※1と一定の高評価を得ており、多様な産業で経験を積む中で着実にスキルを磨ける環境があります。グローバル案件も増加しており、国際的なプロジェクトに挑戦する機会も拡大中です。

学情ランキングでの露出はないものの、堅実な育成体制と実務経験の幅広さを求める新卒に適した企業といえるでしょう。

参照元

OpenWork「コンサルティング業界 20代成長環境ランキング」(2025年8月27日時点)

その他新卒におすすめのコンサルティング企業

大手5社以外にも、新卒で成長環境を重視するなら検討すべきコンサルファームは多数あります。

たとえば、マッキンゼーBCGベインといった外資戦略系は少数精鋭で高い成長負荷の案件に若手から関われる点が魅力です。さらに、独立系戦略ファームとして知られるコーポレイト ディレクション(CDI)はOpenWorkの「20代成長環境」で業界トップ評価を獲得しており、裁量の大きさや学びが期待できます。

また、EYKPMGはグローバル案件やリスク管理領域で経験を積みやすいという特徴があります。ベイカレントは国内最大級の体制と案件数が特徴です。志向やキャリア目標に応じて、これらの企業も有力な選択肢となるでしょう。

参照元

OpenWork「コンサルティング業界 20代成長環境ランキング」(2025年8月27日時点)

新卒でコンサルになるのに向いている人の特徴

新卒でコンサルになるのに向いている人の特徴

コンサルタントに向いている人の特徴には、以下のような傾向があります。

論理的思考力と課題解決力が高い人

コンサルタントは、クライアントの複雑な課題を分解・整理し、構造的に解決策を導き出す役割を担います。そのため、筋道を立てて考える論理的思考力と、課題の本質を見極め、適切な打ち手を考える能力が不可欠です。

特に新卒のうちは知識や経験が乏しい分、ロジックを武器に信頼を獲得する必要があります。ケース面接や資料作成などでもこの力は問われ、業務の中でも日常的に求められるスキルです。

さらに、チーム内でのディスカッションやクライアントとの会話でも、自分の意見を論理的に説明する力が重要になります。論理的に話せる人、物事を整理して考えるのが得意な人にとって、コンサルは能力を発揮しやすいフィールドだといえるでしょう。

高い学習意欲と吸収力を持つ人

コンサルの仕事では、業界知識やビジネスモデル、クライアントの固有課題など、多くの情報を短期間でキャッチアップする必要があります。常に新しいプロジェクトに関わるため、継続的な学習と情報処理能力が求められます。

新卒であっても、短期間で未知の分野を理解し、論点を設定し、提案まで仕上げる力が期待されるため、高い学習意欲がないと対応できません。さらに、知識を単に蓄積するだけでなく、それをアウトプットに素早く転換できる“吸収力”も重要です。

学ぶことに前向きで、知的好奇心が強い人ほど、成長スピードが加速しやすく、クライアントからの信頼も得やすくなります。知識を武器にしたい人には理想的な環境といえるでしょう。

責任感と主体性を発揮できる人

コンサルタントは、年次に関係なく個人の責任が重く、成果に対して常に説明責任が求められます。若手でもクライアントの前に立つ場面が多く、自分の発言や行動がチーム全体の信頼に関わるため、高い責任感が必要です。

また、仕事を「与えられるもの」と捉えるのではなく、「自ら創りにいく姿勢」が求められる点も特徴です。特に新卒のうちは、自分で情報を取りに行く力や、自分なりに価値を出そうとする意識が評価されます。指示待ちではなく、自ら動くことで成長機会が広がり、信頼も積み重ねられる職場環境です。

常に主体的に考え、能動的に行動できる人は、コンサルという舞台で圧倒的なスピードでキャリアを築いていくことができるでしょう。

新卒でコンサルになるのに向いていない人の特徴

新卒でコンサルになるのに向いていない人の特徴

新卒でコンサルになるのに向いていない人の特徴としては、以下のような傾向が挙げられます。

ワークライフバランスを最優先する人

コンサルの現場は、常にタイトなスケジュールや厳しい納期との戦いです。プロジェクトの進行によっては深夜残業や休日稼働が発生することも珍しくなく、オンとオフの切り替えが難しいケースもあります。

もちろん近年は働き方改革が進み、フレックス制度やリモートワークなどを導入する企業も増えていますが、それでも繁忙期には業務が集中する傾向があります。毎日定時退社を希望する人や、私生活の充実を最優先に考える人にとっては、コンサル業界はストレスのかかりやすい職場です。

プライベートの時間をしっかり確保したいという志向が強い場合は、ミスマッチが起きやすいため、入社前に働き方への理解を深めておくことが大切です。

変化への対応が苦手な人

コンサルタントは常に変化の渦中にいます。関わる業界や案件テーマ、チーム構成、勤務場所までもがプロジェクトごとに変わるのが当たり前で、安定した環境を好む人には大きな負担となり得ます。

特に若手のうちは慣れないテーマにも対応しなければならず、自ら情報を集め、柔軟に対応していく姿勢が求められます。状況が日々変化する中で、先を見越した行動を取るには、思考の柔軟さとストレス耐性が欠かせません。

変化を成長機会と捉えて前向きに行動できる人は活躍しやすい一方で、予測可能な業務や安定したルーチンワークを望む人にとっては、精神的に消耗しやすい仕事だと言えるでしょう。

受け身で指示待ちの人

コンサル業界では、「自分で考えて動く」ことが業務の前提です。上司やクライアントが明確な指示を与えるケースは少なく、常に「何が課題か」「自分に何ができるか」を自ら考える必要があります。

そのため、言われたことを待ってから動くタイプの人や、自分の意見を持たずに流されやすい人は、存在感を発揮するのが難しくなります。また、受け身な姿勢ではプロジェクト内での役割が限定されやすく、成長機会も得にくいです。

特に若手のうちは、主体的な動きがそのまま評価やチャンスに直結するため、自ら動く力が欠けていると活躍の幅が狭まってしまいます。行動力に自信がない人は、コンサル業界のスピード感に苦しさを感じる可能性が高いでしょう。

新卒でコンサルになるには?就活のポイント

新卒でコンサルになるには?就活のポイント

コンサルタントになるにはどんな準備が必要なのか、不安に感じる就活生は少なくありません。以下では、コンサル内定を目指すうえで特に重要な3つの就活ポイントを紹介します。

ケース面接対策を徹底する

コンサルの選考では、論理的思考力を測るためにケース面接が高頻度で実施されます。たとえば「◯◯業界の売上を2倍にするには?」といった課題に対し、仮説を立て答える力が問われます。対策の基本は、書籍やケース面接の例題を参考にした練習、模擬面接の繰り返しです。

特に新卒では、知識量よりも「どう考えたか」という思考の筋道が重視されるため、論理的に説明できるかが評価の分かれ目になります。自力での対策が難しい場合は、コンサル就活に強いエージェントを活用するのも効果的です。

最新の出題傾向やフィードバックを得られるため、短期間で選考突破力を高めやすくなります。早めに対策を始め、万全の準備で臨むことが内定へのカギです。

インターンやOBOG訪問で情報収集する

コンサル業界を目指すなら、志望動機の深掘りと業界理解が極めて重要です。

そのためには、企業の早期インターンやOBOG訪問を活用して、実際の業務や社風についてリアルな情報を得ることが効果的です。インターンではロジカルシンキングのトレーニングや実践的なケースワークを経験できるほか、早期選考ルートにつながる可能性もあります。

また、OBOGから直接話を聞くことで、企業ごとの違いや働き方の実情が見えてきます。外から見えるイメージと実態にはギャップもあるため、ミスマッチを防ぐためにも、能動的な情報収集は非常に重要です。自分に合ったファームを見極めるための第一歩となります。

自己分析で強みを明確にする

コンサルタントは「自分という人材そのもの」が価値になる職業です。そのため、どの企業にも共通して問われるのが「あなたはなぜコンサルに向いていると思うのか」「あなたならではの強みは何か」といった自己理解に関する質問です。

学業やアルバイト、課外活動などの経験を振り返り、自分の強みを構造的に言語化する作業が欠かせません。特に、論理性・行動力・粘り強さといった資質を、自分のエピソードを通じて表現できるかがポイントです。

また、企業ごとの社風に自分の特性がどうフィットするかも意識して伝えましょう。自己分析が浅いと、いくら学歴やスキルがあっても評価されにくくなるため、入念に準備する必要があります。

新卒でコンサルになりたい人におすすめの就活エージェント

新卒でコンサルになりたい人におすすめの就活エージェント

新卒でコンサルになりたい人におすすめな就活エージェントを紹介します。

新卒でコンサルになりたい人におすすめの就活エージェント

キャリアパーク就職エージェント

キャリアパーク就職エージェントの特徴
  • 特別推薦ルートで書類選考・一次選考を免除
  • 最短7日で大手・優良企業から内定獲得
  • 希望に沿った企業のみを紹介する安心のサポート体制

キャリアパーク就職エージェントは、新卒学生を対象に、スピーディーかつ納得感のある内定獲得を支援する就活エージェントです。特別推薦ルートでは、書類選考や一次面接が免除され、選考が有利に進むのが最大の特徴。最短7日で内定を目指すことも可能で、就活にかかる時間やストレスを大幅に軽減できます。

紹介先は、大手・優良企業が中心です。希望や適性にマッチした企業のみを紹介するため、無理な応募を強いられることは一切ありません。キャリアアドバイザーが企業選びから面接対策、条件交渉まで丁寧にサポートし、年間休日140日や残業ゼロなどの好条件求人も紹介可能です。

「内定まで遠い」「どんな企業が自分に合っているかわからない」と悩む就活生にとって、安心して頼れる存在として高く支持されています。効率的に就活を進めたい方に最適なエージェントです。

キャリアパーク就職エージェントの基本情報
運営会社 ポート株式会社
公式サイト https://careerpark.jp/
公開求人数 非公開(2025年9月1日現在)
主な求人職種 文系総合職、理系専門職

関連記事>>キャリアパーク就職エージェントの評判・口コミ

キャリアチケット

キャリアチケットの特徴
  • 自己分析から内定獲得まで、プロが一貫サポート
  • 平均紹介社数5社、あなたに合う企業だけを厳選
  • 企業別の面接対策で内定率が約2倍にアップ

キャリアチケットは、就活生一人ひとりに寄り添い、量より質にこだわった就職支援を提供するエージェントです。就活の軸作りから企業選び、ES・面接対策まで、専任アドバイザーが丁寧に伴走。年間14,000人以上の支援実績があり、「入社後に活躍できる会社」に出会うための本質的なサポートが受けられます。

紹介する企業は平均5社前後に厳選。就活生の価値観や強みにマッチした企業だけを提案するため、何十社もエントリーする必要がありません。さらに企業別の面接対策や想定問答の添削など、実践的な選考準備を通じて、内定率が約2倍に向上した実績もあります

「自己流ではうまくいかない」「やみくもな就活から抜け出したい」と感じている方にとって、キャリアチケットは就活の質を高める心強いパートナーです。

参照元

キャリアチケット「新卒就活支援。量より質の就活準備」

キャリアチケットの基本情報
運営会社 レバレジーズ株式会社
公式サイト https://careerticket.jp/
公開求人数 非公開(2025年9月1日現在)
主な求人職種 営業職、販売、IT、機械、エンジニア、建築、介護など

関連記事>>キャリアチケットの評判・口コミ

ミーツカンパニー

ミーツカンパニーの特徴
  • 就活イベントと個別面談の二軸で内定を強力サポート
  • 社長・人事と直接話せる少人数制の合同説明会を多数開催
  • 自分の強みや適性に合った企業をプロの視点でご紹介

ミーツカンパニーは、就活イベントと就活サポート面談の両方から学生を支援する新卒向け就職エージェントです。プロのキャリアアドバイザーが学生一人ひとりと向き合い、自己分析から面接対策、企業紹介までを二人三脚でサポート。全国からオンラインでも参加可能です。

特徴的なのは、社長や人事と直接話せる少人数制の合同説明会。サイトでは得られないリアルな社風や働き方の情報を得られるため、企業理解を深めたうえで選考に進むことができます。選考直結型のイベントも開催されており、早期内定を目指す方や就活を効率的に進めたい方にぴったりです。

「どんな企業が自分に合うかわからない」「就活に出遅れて焦っている」といった悩みにも対応しており、非公開求人の紹介や適性に合った企業選びなど、プロの視点から的確なサポートを受けられます。

ミーツカンパニーの基本情報
運営会社 株式会社DYM
公式サイト https://www.meetscompany.jp/
公開求人数 非公開(2025年9月1日現在)
主な求人職種 IT、コンサルティング、商社、不動産、人材

関連記事>>ミーツカンパニーの評判・口コミ

新卒コンサルに関するよくある質問

新卒コンサルに関するよくある質問

新卒コンサルに関するよくある質問に回答します。

新卒でコンサルを目指す場合にはおすすめの資格は?

新卒コンサルの採用では、資格の有無が必須条件になることは基本的にありません。ただし、選考や業務理解の観点からおすすめできる資格はあります。

たとえば、論理的思考やフレームワークを学べる「ビジネス実務法務検定」は、選考対策にも直結します。また、データ分析やIT領域への理解を示す意味では、統計検定基本情報技術者試験、Excelスキルの習得も評価されやすいです。

語学力を証明するTOEICも、外資系ファームやグローバル案件ではアピール材料となるでしょう。とはいえ、最も重視されるのは資格より思考力と姿勢であることを忘れず、資格取得はあくまで補強と位置づけるのが正解です。

コンサルは新卒と中途どっちで目指すのがよい?

コンサルタントとしてのキャリアを考える際、新卒で目指すか中途で目指すかはよくある悩みです。新卒で入社するメリットは、若いうちから実務経験を積めることと、独特のカルチャーや思考法に自然と適応できることです。

また、育成プログラムが充実している企業が多く、ロジカルシンキングや資料作成、コミュニケーション力などを体系的に鍛えられます。一方で、中途入社は業界や職種での経験を活かして即戦力として参画できる点が強みです。ただし、思考スタイルやスピード感への適応が必要となる場合もあります。

総合的に見ると、コンサルの世界に早く飛び込んでキャリアを積みたい人には、新卒でのチャレンジが特におすすめです。

新卒コンサル1年目は何ができる?

新卒で入社した1年目のコンサルタントは、はじめから大きな提案を任されるわけではありませんが、意外と実践的な業務に関わる機会は多いです。具体的には、資料作成・情報収集・議事録作成・会議調整などの業務を通じて、プロジェクトの基礎を学びます。

その中で、仮説立案や論点整理、Excel分析といったコンサルならではのスキルも徐々に実務として経験していきます。また、社内外の関係者とやり取りする中で、ビジネスマナーなども自然と鍛えられます。

ファームによっては、早期からクライアントの前に立つこともありますが、最初は“土台を固める時期”と捉えることが大切です。主体性を持って吸収し続ける姿勢が、成長を大きく左右します。

新卒コンサルは使えない・意味不明?

「新卒コンサルは使えない」「意味不明」といった声をネット上で見かけることがありますが、これは一部の誤解や極端な例に過ぎません。確かに、経験の少ない新卒が、いきなりクライアント対応を任される場面では、現場とのギャップを感じることもあります。

また、抽象的な課題に対して思考が追いつかないケースもあるでしょう。しかし、これは成長途上だからこそ起こるもので、周囲のサポートや研修制度が整っているファームであれば、着実に力をつけていくことが可能です。大切なのは、自分の限界を認識しながら、学び続ける姿勢を持ち続けることです。

新卒であっても、意志と努力次第で確かな成果を出せる環境が、コンサルには整っています。

新卒コンサルまとめ

新卒コンサルまとめ

新卒でコンサルを目指すことには、多くのメリットとハードルが共存しています。早期のスキルアップや高収入、刺激的な環境が魅力である一方、激務や成果主義といった厳しさも伴います。

自分に向いているかどうかを見極めたうえで、適切な準備を進めることが重要です。コンサルタントというキャリアに少しでも興味がある方は、早期から情報収集や選考対策を始めておくことをおすすめします。

新卒向けおすすめ就活エージェント4選

サービス名 特徴
キャリアパーク就活キャリアパーク 特別推薦ルートあり!書類選考なし最短3日で内定獲得

大手や福利厚生が整った優良企業など、納得できる企業に入社したい就活生におすすめ

キャリアチケットロゴキャリアチケット

選考対策後の内定率が2倍にアップした実績あり!

専任アドバイザーと共に、最短1週間で内定獲得を目指せる

ユニゾンキャリアロゴユニゾンキャリア IT・Webエンジニアに特化!元エンジニアによる選考サポート

IT業界に精通したプロが徹底したES添削・面接対策を提供

ミーツカンパニーロゴミーツカンパニー 入社実績15,000社上!最短1週間で内定GET

自己分析や企業分析、面接対策でつまずいている就活生におすすめ

商号フリーコンサル株式会社(Freeconsul Inc.)
URLhttps://freeconsul.co.jp/
本社所在地〒107-0062
東京都港区南青山3丁目1番36号青山丸竹ビル6F
有料職業紹介許可番号13-ユ-316208
特定募集情報等提供事業者受理番号51-募-001302
法人番号3010401144747
適格請求書事業者登録番号T3010401144747
フリーコンサル株式会社の会社概要

フリーコンサル株式会社が運営する「コンサルGO」は官公庁や公的機関など信頼できる情報をもとに転職/キャリア/企業情報を執筆・エビデンスチェックをしております。


運営者
フリーコンサル株式会社

当メディア「コンサルGO」は有料職業紹介(許可番号:13-ユ-316208)の厚生労働大臣許可を受けているフリーコンサル株式会社が運営しています。掲載情報はコンテンツポリシーに則り官公庁や公的機関などの信頼できる情報をもとに執筆・エビデンスチェックを実施。情報に誤りがあった場合はお問い合わせフォームよりお知らせください。

目次