【例文あり】コンサルファームに受かる志望動機の書き方とポイント

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コンサルファームの志望動機 書き方とポイント
  • 志望動機を書く目的
  • おさえるべき4つのポイント
  • 例文での「書き方」説明

内定をつかみ取る第1歩として最も重要な役割を持つ『志望動機』。

今回は、新卒でコンサルティングファームへ入社した筆者が、入社後インターンの面接選考を担当した経験を踏まえ、どのように志望動機を書くべきか、注意すべきポイントと具体的な内容例をご紹介致します。

新卒・転職、どちらで用いる志望動機にも共通する内容を記事にまとめました。

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目次

志望動機を書く目的

内定をつかみ取る第一歩として作成する志望動機。

では内定を取るために、どのような志望動機を書けば良いでしょうか?それはズバリ、読み手が『この人と一緒に働きたい!』と思える志望動機です。

内定へ繋ぐ志望動機 4つのポイント

内定へ繋ぐ志望動機4つのポイント

読み手の立場になる

上記目的を踏まえ、志望動機で最も重要なポイントは『読み手の立場になる』ことです。

志望動機に基づく合否は、多少他の審査基準があるとしても、結局は人事・採用担当者が

  • 『この人と一緒に働きたい!』
  • 『部下になってほしい!』

と感じたか否かによって分かれます。

そのためまず、採用担当者がどのような人物を求めているか想像し、理解した上で文章構成を考えます。
これだけで採用可能性がグッと上がります!

採用担当者が求めている人材を理解する

コンサルティング業界は、やる気や熱意など、内面的な部分よりもスキル(能力)を重要視する業界です。

そのため、求められるスキルを理解した上で志望動機を作成する必要があり、ここで求められる具体的なスキルは下記の点です。

  • 『思考力』
  • 『論理的な文章力』
  • 『客観的な視点』

志望動機を通じ、この3点を見られていることを意識し、効率的にアピールできるよう書き進めましょう。

思考力

まず初めに、志望動機の構成を練る思考力です。ここでいう思考力とは『自分で物事を考える』力を指します。事実をただ並べるのではなく、事実に基づき自分はどう考えるか、意思をハッキリ明記しましょう。

ではどのように考えれば良いか、思考力を鍛える鉄板である

  • 『空⇒雨⇒傘』

のフレームワークをご紹介します。

まず空(事実)を見て、雨が降るか判断(解釈)し、傘を持つ(判断)という思考フローのフレームです。

この流れに則り『このような事実がある⇒そこで自分は○○と考えた⇒だからコンサルタントになりたい』といった志望動機が書ければ、思考力があると読み手に認識されます。ここでのポイントは、事実と解釈、判断を混同しないことです。

この思考フローをマスターすれば、志望動機では勿論、入社後の大きな強みになります。

論理的な文章力

次に、考えたことを分かり易く文章化する論理的な文章力です。

論理的な文章とは『筋が通っている』文章であり、筋が通っている文章とは『根拠が明確に示されている』文章です。必ず具体的根拠に併せて自分の意見を書きましょう。

ここでいう具体的根拠とは、数字や周知の事実(2020年に東京オリンピック開催、地球温暖化が進んでいる等)を指します。

また、話の脱線による論理破綻を多々見かけます。例えば、志望動機よりも『いかに大きな目標を持っているか』、『いかに素晴らしい実績を持っているか』等のアピールが文章のメインになっているケースです(結論と理由が噛み合っていない志望動機は結構あります…)。

書き進めるうち、当初の目的から逸れた文章にならぬよう、骨組みを立てた上で書き始めましょう。

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客観的な視点

最後に、考えた内容を文章化した上で、その中身を客観視する力です。

一読して理解出来る文章か、結論を納得できる理由が十分に書かれているか、情報に漏れや重複がないか等、他者視点で文章の確認をしましょう。

自分の文章を客観視するのは中々骨が折れる難しい作業であるため、ここは他者の力を借り、フィードバックを受ける等して鍛えるのがオススメです。

志望ファームへの理解を深める

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉があるように、戦いに勝つためには相手の調査が必要不可欠です。

そこでここでは、そもそもコンサルタントという職業の魅力について及びコンサルティングファームの種類についてご紹介致します。

コンサルタントの魅力

コンサルティングファームで働く最大の魅力は『思考力』が鍛えられることです。コンサルタントは常に『何故?』を問われ続ける職業であるためです。

初めは大変ですが、『だから何?』・『それは何故?』の自問自答、及び仮説と検証を繰り返す度、高度な思考力が自然と身につきます。

思考力は資料作りのスピードやプレゼン力に直結する上、あらゆる業界で求められる力です。また、コンサルタントとして厳しい環境で鍛え上げられた思考力は一生の財産になります。

コンサルティングファームの業態分類

『コンサルティングファーム』はファーム毎に様々な特徴があり、業態があります。

当たり前のようなことですが、意外に業態の棲み分け理解が浅く、見当違いな志望動機を書いてしまうケースが多々あります(例えば、シンクタンク系ファームに対し、経営者向けの戦略立案に従事したい!旨を強く推してしまうなど)。

自分がどのようなキャリア形成をしたいかビジョンを明確にし、それに併せ希望するファームの業態を理解して書き始めましょう。『何故○○コンサルを志望するか』必ず説明出来るようにしてください。

ここで簡単に、どのような業態があるのか、コンサルティングサービスの分類を下記一覧にまとめます。

業態 戦略コンサル
業務内容 トップ企業の経営者向けに、企業全体に関する経営上重要な事業の戦略立案を専門に行う
企業例 ボストンコンサルティンググループ
マッキンゼーアンドカンパニー
A.T.カーニー
業態 総合コンサル
業務内容 事業戦略やM&A、ITシステムの導入等、幅広く企業支援を行い、戦略から実行まで一気通貫支援をする
企業例 アクセンチュア
デロイトトーマツコンサルティング
PWCコンサルティング
業態 ITコンサル
業務内容 クライアントのニーズに合わせ、課題解決に最適なITシステムの提案・導入支援をする
企業例 日本IBM
アビームコンサルティング
シグマクシス
業態  シンクタンクコンサル
業務内容 官公庁や地方公共団体など政府に対し、政策提言・政策評価・調査を行う
企業例 野村総合研究所
三菱総合研究所
日本総研

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文章の基本作法を身につける

文章の基本作法を身につける

相手に文章を読んでもらう以上、より読み易くする努力は必要不可欠です。

そこで最後に、気をつけたい基本作法を少しだけご紹介致します。

文章の長さ

『読み手の立場になる』と重複する話になりますが、応募殺到で沢山の志望動機を読まなければならない採用担当者が、1つ1つの文章に対し時間をかけて読むとは想定し難いです。

そのため、志望動機は一読で理解出来る文で構成する必要があります。採用担当者の業務が楽になるようサポートするくらいの心意気で書くのがベストです。

そこで気をつけたいポイントが1文の長さです。一般的に読みやすい文の長さは、1文50文字前後と言われています。

文が長くなると、読んでいるうちに前半部分が分からなくなりやすく、内容が伝わりにくいです。また1文が長い場合、内容が極端に詰め込まれていることが多く、結局何が良いたいか分からない文になることが多々あります。

適切な文字数を意識して書き進めましょう。

文章の組み立て

物語の流れは基本的に起承転結ですが、志望動機は『結論⇒理由⇒結論』が鉄則です。上記の繰り返しになりますが、忙しい採用担当者のため、一読で内容を理解できるよう主張したい結論を冒頭に記載します。

話の前提を理解している状態と理解していない状態で文章を読むのでは、圧倒的に前者の方が読みやすいです。

また、理由を書く際は『コンサルタントになりたい理由』と『○○社でなければならない理由』を分けて書くよう注意しましょう。

あくまで希望のファームに入社することは、『コンサルタントになりたい理由』で記載した目的を達成する手段にすぎないためです。目的と理由が混ざった文章は避けましょう。

誤字脱字

どんなに良い流れの文章でも、誤字脱字が目立つと読み手は気が滅入ります。

志望動機は応募者の第一印象を左右する特に重要な文章であり、ここで「この人大丈夫かな?」と心証を悪くするのは、非常に勿体ない事です。

一通り書いてすぐに提出!ではなく、何度もチェックを重ねましょう。

志望動機例文

志望動機例文

ここまで紹介した4つのポイントを踏まえ、新卒就活を想定した志望動機の参考例をご紹介致します。

志望動機例

実行支援プロジェクトに従事し、マネジメントスキルを身に付けたいため、御社のコンサルタントとして働くことを強く志望する。

私は大学で文化祭実行委員に所属し、文化祭開催へ向け尽力していた。

そこでの仕事は、初めこそ指示されたタスクをこなすだけであったが、3年次には自分がリーダーとして進行する担当領域が与えられた。

そこで私が任されたのは、フロア一体に広がる出店ブースの管理であった。店舗毎に出店サポートを行い、無事に全店舗営業できる状態へ導く仕事である。

初めは全体の連携不足から、小さなトラブルが重なり悪戦苦闘した。そこで各店舗のメンバーや、下級生との信頼関係構築に重きを起き、働きやすい環境を作ることに注力した。

すると次第に物事がスムーズに進みはじめ、無事に全店舗出店が叶った。

ここでの経験を通じ、多人数で事業を進める難しさ、及びマネジメントの重要さを痛感した。

上記経験から、コンサルタントとして様々なプロジェクトのサポートすることで、より実践的なマネジメントスキルを身に付けたいと考えた。

そのため戦略の提案のみでなく、プロジェクト実行・完結までサポート体制を整えている御社への就職を強く志望する。(496文字)

上記例文のように、志望動機は自身の『原体験』エピソードと併せて書くことが鉄板です。

その理由は、原体験に基づくと文章にリアリティを持たせられる上、面接でも志望動機をスムーズに話し易くなるためです。説得力のある志望動機を作成するため、自己分析はしっかり行っておきましょう。

希望の内定を得る為まずは書類審査突破を

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志望動機を書く際は、とにかく読み手の立場になり論理的で読み易い文章を心がけます。

志望動機に限らず、履歴書や職務経歴書も全て読み手Firstで準備・作成しましょう。これさえマスターすれば書類審査は格段に通りやすくなります。

皆様の就職・転職活動のご成功を心よりお祈り申し上げております。

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