マーケティングのフリーコンサルタントは、企業のマーケティング課題をフリーランスの立場で支援する専門職です。
月額単価のボリュームゾーンは100万円前後で、年収1,000万円以上を実現できます。デジタルマーケティング市場の拡大に伴い、需要は今後も高水準が続きます。
この記事では、マーケティングのフリーコンサルタントになる方法や平均年収、案件獲得方法、必要なスキルなどについて、詳しく解説します。最後まで読めばマーケティングのフリーコンサルタントの実情が理解できますので、独立を検討する参考にしてください。
- マーケティングフリーコンサルの月額単価は60万〜150万円、ボリュームゾーンは100万円前後
- 年収1,000万円超を目指せるが、コンサルファームや事業会社での実務経験3年以上が前提
- 案件獲得にはフリーコンサル向けエージェントへの複数登録が最も効率的
- デジタルマーケティング市場は2025年に4,190億円規模に成長し、フリーコンサル需要も拡大中
フリーコンサル向けおすすめ案件紹介サービス4選
| サービス名 | 特徴 |
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業界最大級の案件数!報酬180万円を超える案件が500件以上。 フルリモートや稼働率が低い案件など、豊富な案件を保有。多様な経歴のコンサルタントを積極採用 |
プロコネクト |
新規案件多数!戦略・業務・IT領域で毎月300件以上の案件を取り扱い |
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案件掲載数9,300件以上!プライム案件多数だから月額200万円以上の高額案件もあり! 独自のネットワークを通じ他社にオープンになっていない案件を最短1週間で参画可能 |
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平均単価193万円!DX・デジタル案件に特化。 コンサルファーム・大手SIer・大手ソフトウェア会社出身者におすすめ |
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マーケティングのフリーコンサルタントとは?【仕事内容と案件の種類】

企業が抱えるマーケティング課題(新規顧客獲得、ブランド認知拡大、デジタル施策の最適化など)に対し、外部の専門家としてソリューションを提供します。正社員のマーケティングコンサルタントとの違いは、特定の組織に属さず、複数のクライアントに対してプロジェクト単位で参画する点です。
なお、正社員としてマーケティングコンサルタントを目指す方は「マーケティングコンサルタントになるには?年収や仕事内容、転職に必要な資格を解説」を参照してください。
以下では、主な業務内容と案件タイプについて解説します。
主な業務内容
マーケティングフリーコンサルの業務は、現状分析から効果測定まで一連のマーケティングプロセスを網羅します。
マーケティングフリーコンサルタントが行う主な業務は以下の通りです。
| 業務フェーズ | 具体的な内容 |
|---|---|
| 現状分析・課題抽出 | クライアント企業の経営者・担当者へのヒアリング、製品・サービスの特徴や売上データの分析、到達すべきKGI・KPIの設定 |
| 市場調査・リサーチ | 顧客データ分析、消費者調査、競合他社の製品・サービス調査、市場動向・業界環境の整理、SWOT分析 |
| 戦略立案 | ターゲット層に合わせた製品・サービス改善、販路拡大策、ブランディング戦略、マーケティングロードマップの策定 |
| 伴走支援・実行 | SNSマーケティング、Web広告運用、プロモーション施策の立案・実行サポート、MA(マーケティングオートメーション)の導入支援 |
| 運用代行 | Webサイト更新、メールマガジン配信、コンテンツ制作、CRM運用などの実務代行 |
| 効果測定・レポーティング | KPI達成度の評価、広告効果分析、改善施策の立案・PDCAサイクルの推進 |
マーケティングフリーコンサルの案件タイプ
マーケティングフリーコンサルの案件は、大きく「戦略系」「実務系」「PMO系」「デジタル特化型」の4タイプに分かれます。
| 案件タイプ | 内容 | 月額単価目安 |
|---|---|---|
| 戦略系 | マーケティング戦略立案、ブランド戦略、市場参入戦略、事業計画策定 | 120万〜180万円 |
| 実務系 | 広告運用、SNSマーケティング、コンテンツマーケティング、CRM運用 | 60万〜100万円 |
| PMO系 | マーケティングプロジェクトの進捗管理、ステークホルダー調整 | 80万〜120万円 |
| デジタル特化型 | MA導入、データ分析基盤構築、CDP構築、SEO/SEM戦略 | 100万〜150万円 |
※上記単価は、コンサルGO編集部が主要フリーコンサルエージェント3社の公開案件を調査し、一般的な案件パターンとして構成した参考値です。
自身の経験・スキルに合った案件タイプを把握しておくと、エージェント登録時の希望条件設定や案件選定がスムーズになります。
Webマーケティング領域のフリーランスについてさらに詳しく知りたい方は「フリーランスのWebマーケティングの仕事内容とは?年収と案件の探し方を解説」も参考にしてください。
マーケティングフリーコンサルの年収・単価相場【経験レベル別】

マーケティングフリーコンサルの月額単価はボリュームゾーンで100万円前後、年収換算で1,000万〜1,200万円です。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、正社員の経営コンサルタント(企画事務員)の平均年収は約600万〜700万円です。フリーコンサルタントは社会保険・福利厚生の自己負担分や案件獲得コストを考慮する必要がありますが、それでも正社員の1.5〜2倍の年収を実現できます。
経験レベル別の月額単価レンジ
経験年数とスキル領域によって月額単価は60万〜180万円まで大きく変動します。
| 経験レベル | 月額単価 | 想定プロフィール |
|---|---|---|
| ジュニア(3〜5年) | 60万〜80万円 | 事業会社マーケ部門またはコンサルファームで3〜5年の実務経験。SNS運用・広告運用など実務系案件が中心 |
| ミドル(5〜10年) | 80万〜120万円 | マーケティング戦略立案の経験あり。プロジェクトリーダーとしてチームマネジメントも可能 |
| シニア(10年以上) | 120万〜180万円 | CMO経験やコンサルファームのマネージャー以上の経験。戦略立案から実行まで一気通貫で対応可能 |
※上記は、コンサルGO編集部が主要フリーコンサルエージェントの公開案件情報を調査し、経験レベル別に整理した参考値です。
年収シミュレーション(稼働率別)
稼働率80%(約10か月稼働)を前提にすると、ミドルクラスで年収800万〜1,200万円が目安です。
| 月額単価 | 稼働率100%(12か月) | 稼働率80%(約10か月) | 稼働率60%(約7か月) |
|---|---|---|---|
| 60万円 | 720万円 | 600万円 | 420万円 |
| 100万円 | 1,200万円 | 1,000万円 | 700万円 |
| 150万円 | 1,800万円 | 1,500万円 | 1,050万円 |
フリーランスは案件と案件の間に空白期間が生じたり、長期休暇を取得したりするため、稼働率80%(年間約10か月稼働)で計算するのが現実的です。
マーケティングフリーコンサルの案件例3選
実際の案件イメージを掴むため、マーケティングフリーコンサルの代表的な案件パターンを3件紹介します。
案件例①大手EC事業会社のデジタルマーケティング戦略支援
| 案件名 | 大手EC事業会社におけるデジタルマーケティング戦略策定・実行支援 |
| 参画先企業 | 大手EC事業会社 |
| 勤務地 | 東京都23区内、リモート併用 |
| 業務内容 | デジタルマーケティング戦略の策定、MA導入支援、データ分析基盤の構築、KPI設計・効果測定 |
| 必須スキル・経験 | デジタルマーケティング戦略の立案・実行経験5年以上、MA(Salesforce Marketing Cloud、HubSpot等)の導入・運用経験 |
| 報酬額 | 120万〜150万円/月 |
| 稼働率 | 80〜100% |
デジタルマーケティングの戦略立案からMA導入まで一気通貫で対応する案件です。EC業界はデータドリブンなマーケティングが求められるため、分析スキルとツール知見の双方が必要です。
案件例②BtoB企業のコンテンツマーケティング運用支援
| 案件名 | BtoB SaaS企業のコンテンツマーケティング戦略・運用支援 |
| 参画先企業 | SaaS企業(シリーズB〜C) |
| 勤務地 | フルリモート |
| 業務内容 | コンテンツ戦略の策定、SEO施策の企画・実行、リードナーチャリングの仕組み構築、KPI管理 |
| 必須スキル・経験 | BtoBマーケティングの実務経験3年以上、SEO・コンテンツマーケティングの知見 |
| 報酬額 | 70万〜90万円/月 |
| 稼働率 | 60〜80% |
スタートアップ・成長企業でのコンテンツマーケティング案件です。稼働率が60%から対応可能なため、複数案件を並行したいフリーコンサルタントに適しています。
案件例③大手通信事業会社のマーケティングPMO
| 案件名 | 大手通信事業会社のマーケティングプロジェクトPMO |
| 参画先企業 | 大手通信事業会社 |
| 勤務地 | 東京都23区内 |
| 業務内容 | マーケティング施策の進捗管理、ステークホルダー間の調整、経営層向け報告資料作成、市場分析 |
| 必須スキル・経験 | コンサルティングファームでの就業経験、プロジェクトマネジメント経験、経営層向けプレゼンテーション能力 |
| 報酬額 | 100万〜130万円/月 |
| 稼働率 | 100% |
大手企業のマーケティング部門におけるPMO案件です。コンサルファーム出身者が求められるケースが多く、ステークホルダー調整力と資料作成スキルが重視されます。
※本案件例はコンサルGO編集部が複数の求人プラットフォームの掲載情報を調査し、一般的な案件パターンとして構成したものです。
マーケティングフリーコンサルタントの需要や将来性

国内デジタルマーケティング市場は年率10%超で成長しており、マーケティングフリーコンサルの需要は今後も拡大が続きます。
矢野経済研究所の調査によると、国内デジタルマーケティング市場は2024年に3,672億円、2025年には4,190億円(前年比114.1%)に成長する見込みです。CRM・MA・CDPといったツールの多機能化・統合化が進み、マーケティング部門だけでなくカスタマーサポートやバックオフィス部門まで利用が拡大しています。
※出典:矢野経済研究所「デジタルマーケティング市場に関する調査を実施(2025年)」
マーケティングフリーコンサルの需要が高まっている背景には、以下の要因があります。
- DX推進の加速:中小企業の6割超がデジタル人材の確保に苦慮しており、外部のマーケティング専門家への依頼ニーズが増加(出典:東京商工会議所「中小企業のデジタルシフト・DX実態調査」2025年)
- AIとデータ活用の高度化:生成AIの普及に伴い、自社データの整備やデジタルマーケティングツール導入の機運が高まっている
- マーケティング人材不足:専門性の高いマーケティング人材は採用市場で争奪戦となっており、フリーコンサルを活用する企業が増加
DX推進のフリーコンサルに興味がある方は「DX推進のフリーコンサルになるには?年収や案件例・案件獲得方法を徹底解説」も参考にしてください。
マーケティングのフリーコンサルタントになるには?【出身企業別ロードマップ】

マーケティングフリーコンサルとして独立するには、コンサルファーム・広告代理店・事業会社のいずれかで3年以上の実務経験を積むことが前提です。
出身企業のタイプによって強みとなるスキルや適性案件が異なるため、自身のキャリアに合ったロードマップを把握しておくことが重要です。
コンサルファーム出身者のキャリアパス
コンサルファーム出身者は、戦略系・PMO系の高単価案件で即戦力として活躍できます。
コンサルファームで培った論理的思考力、構造化スキル、経営層向けプレゼンテーション能力は、マーケティング戦略立案案件で高く評価されます。
- 適性案件:マーケティング戦略立案、市場参入戦略、ブランド戦略、PMO
- 強み:仮説構築力、構造化スキル、ステークホルダーマネジメント
- 月額単価の目安:120万〜180万円
戦略コンサルタントとしてのキャリアについては「フリーランスの戦略コンサルタントになるには?独立のメリットや単価・年収相場も解説」も参考にしてください。
広告代理店・マーケティング会社出身者のキャリアパス
広告代理店出身者は、デジタルマーケティング実務やクリエイティブ領域で強みを発揮できます。
広告運用、メディアプランニング、クリエイティブディレクションの実務経験は、デジタルマーケティング特化案件で高い需要があります。
- 適性案件:デジタル広告運用、SNSマーケティング戦略、コンテンツマーケティング、MA導入支援
- 強み:メディアプランニング、クリエイティブ知見、広告効果の最適化スキル
- 月額単価の目安:80万〜130万円
事業会社マーケティング部門出身者のキャリアパス
事業会社出身者は、業界知見と実務オペレーションの両面で企業に寄り添った支援ができます。
特定業界のマーケティング部門で培った業界知識、顧客理解、社内調整力は、同業界のクライアントから重宝されます。
- 適性案件:業界特化のマーケティング支援、CRM運用、顧客データ分析、マーケティング組織構築支援
- 強み:業界知見、実務オペレーション力、事業会社目線でのリアルな提案
- 月額単価の目安:70万〜120万円
独立までの具体的ステップ
副業からの段階的な独立が、リスクを最小化しながらフリーコンサルになる最も現実的なルートです。
| ステップ | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| ①経験を積む | コンサルファーム・代理店・事業会社でマーケティング実務を3年以上経験 | 3〜5年 |
| ②副業で案件を経験 | エージェントに登録し、副業・低稼働の案件で個人受注の流れを経験 | 6か月〜1年 |
| ③人脈を構築 | ビジネスSNS(LinkedIn、Wantedly等)や業界イベントで人脈を拡大 | 並行して実施 |
| ④独立 | 継続的に案件獲得できる見込みが立ったら独立。開業届の提出と各種手続きを実施 | – |
エージェントは独立前でも登録できます。プロのアドバイザーにキャリアパスの相談ができるため、独立時期に迷っている方はまず登録して相談することをおすすめします。
フリーランスコンサルタント全般のキャリアについては「フリーランスコンサルタントになるには?必要スキル・年収相場・未経験でもなれるか解説」も参照してください。
マーケティングのフリーコンサルタントに必要なスキル

マーケティングのフリーコンサルタントに必要なスキルとして、主に次の5点が挙げられます。
マーケティングのフリーコンサルタントとして転職をお考えの方は、適性があるかどうかの判断材料として参考にしてください。
マーケティング手法やツールの最新知識
マーケティングのフリーコンサルタントに必要なスキルとして、マーケティング手法やツールの最新知識がまず挙げられます。
マーケティングには、製品・サービスの市場動向把握や消費者のトレンド把握が欠かせません。たとえば、昨今はSNSの普及に伴い、SNSを用いて販促やデータ収集を行う企業が増えています。
マーケティングを効率的に行うソフトやプラットフォームなども増加しており、上のSNSマーケティングに有用な、SNSの投稿を分析する管理ツールもあります。
マーケティングには、次々と新たな手法・ツールが開発されており、移り変わりが非常に早い世界です。このため、マーケティングのフリーコンサルタントは、常に最新の手法・ツールを把握することが求められます。
ロジカルシンキングスキル
ロジカルシンキングスキルも、マーケティングのフリーコンサルタントに必要なスキルです。
マーケティングコンサルタントは、クライアント企業の課題解決をサポートするので、まずはクライアント企業が置かれている現状や業界・市場の動向などを正確に把握することが求められます。データや事実を客観的に分析した上で、困っている事象の要因が何かを考え、課題解決に向けた仮説を立てて検証し、クライアントに解決策を提案します。
ロジカルシンキング(論理的思考)は、上記のように物事を体系的、客観的に整理した上で筋道を立てて考える思考法です。物事を分散的、主観的に捉えてしまうと誤った判断に繋がる可能性があるため、マーケティングのフリーコンサルタントに必須のスキルと言えます。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルも、マーケティングのフリーコンサルタントに必要なスキルの一つです。
コンサルタントはクライアント企業の経営者や担当者との連絡を密にしますし、社内外の関係者や消費者等へのヒアリングなども行います。必要な情報を聞き出すためにも、担当者との良好な関係を保つためにも、コミュニケーションスキルは重要です。
また、マーケティングコンサルタントは経営陣に提案内容のプレゼンテーションを行い、質疑応答を行うこともあります。自分が上手く話せるだけではなく、相手の話をきちんと聞くことも必要です。
経営陣や担当者と意見が対立するようなことがあったとしても、丁寧なコミュニケーションを図り、本音で話し合える関係性を築くことが求められます。
マネジメントスキル
マーケティングのフリーコンサルタントに必要なスキルには、マネジメントスキルも含まれます。
フリーランスは、受注した案件のどの部分に力を入れるのかを自分で判断しなければなりません。複数の案件を並行するにあたり、どの案件にどの程度のリソースを割くのかの判断や、各案件の進捗管理も自分で行う必要がありますし、自身の稼働率、休暇の取り方なども自己判断です。
このため、フリーコンサルタントが自身のリソースを最大限に活かして効率よく結果を出すために、マネジメント能力は欠かせないスキルと言えます。
マネジメントスキルは、プロジェクトマネジメントにも活かすことができます。プロジェクト全体の進捗状況を把握し、誰がいつまでに何を行うのか計画的に管理するプロジェクトマネジメント能力も、コンサルタントにとって重要です。
取得しておくと有利な資格
資格は必須ではありませんが、専門性の客観的な証明としてクライアントからの信頼獲得に役立ちます。
| 資格名 | 主催 | 特徴 |
|---|---|---|
| マーケティング・ビジネス実務検定 | 国際実務マーケティング協会 | マーケティング全般の実務知識を体系的に証明 |
| Google Analytics認定資格 | データ分析スキルの証明、デジタルマーケ案件で評価される | |
| MBA(経営学修士) | 各大学院・ビジネススクール | 経営全般の知識、戦略系案件で高く評価される |
| 統計検定2級以上 | 日本統計学会 | データ分析力の証明、データドリブンマーケティング案件で有利 |
マーケティングフリーコンサルとして独立する際の注意点
フリーコンサルとして独立する際は、税務・社会保険・資金計画の3つを事前に準備しておくことがトラブル回避のポイントです。
開業届・税務関連の手続き
フリーランスとして活動を開始したら、開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出してください。
開業届は事業開始日から1か月以内、青色申告承認申請書は開業日から2か月以内(1月1日〜1月15日の間に開業した場合は3月15日まで)の提出が必要です。青色申告を選択すると、最大65万円の特別控除が受けられるため、節税効果が大きいです。
また、フリーコンサルタントの報酬は消費税の課税対象です。インボイス制度への対応(適格請求書発行事業者の登録)も検討してください。
社会保険・年金の切り替え
会社員からフリーランスに転向する際は、健康保険と年金の切り替え手続きが必要です。
- 健康保険:国民健康保険に加入するか、退職後2年間は任意継続被保険者制度を利用できます
- 年金:厚生年金から国民年金に切り替えが必要です。上乗せとして国民年金基金やiDeCoの活用も検討してください
案件の空白期間への備え
独立直後は案件獲得までに1〜3か月かかるケースもあるため、最低6か月分の生活費を確保しておくことを推奨します。
フリーコンサルの収入は案件単価と稼働率に左右されます。案件と案件の谷間に備え、複数のエージェントに登録しておくことで空白期間を最小化できます。
マーケティングのフリーコンサルタントが案件獲得する方法

マーケティングのフリーコンサルタントが案件を獲得する方法として、主に次の4つが挙げられます。
フリーコンサル向けエージェントに登録する
フリーコンサル向けエージェントは、営業不要で高単価案件を安定的に獲得できる最も現実的な方法です。
案件紹介エージェントは、人材を求める企業からの案件を多数保有しています。希望条件に合う案件を紹介してもらえるため、営業活動の負担がなくなり、コンサルティング業務に集中できます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 営業不要で案件を紹介してもらえる | マージン(手数料)が発生する |
| 高単価・好条件の独自案件にアクセスできる | エージェントによって得意領域が異なる |
| 案件の空白期間を最小化できる | 自分で案件を選べる範囲が限られる場合がある |
| 契約・請求などの事務手続きをサポートしてもらえる | – |
複数のエージェントに登録しておくと、案件の選択肢が広がり、比較検討もできるためおすすめです。
クラウドソーシングを利用する
マーケティングのフリーコンサルタントが案件獲得する方法として、クラウドソーシングを利用することも考えられます。
クラウドソーシングは、仕事の依頼者が専用サイト上で仕事を応募し、受注希望者が応募・受注する仕組みです。すべてオンライン上で完結できるため、効率的に仕事を受発注できます。
受注希望者は、プロフィールや提供できるスキル・サービス、得意分野などを登録し、依頼を待つことも可能です。
クラウドソーシングは誰でも利用できるので、未経験や経験が浅いフリーコンサルタントが経験を積んだり、副業を探したりするのに向いています。
ただし、誰でも利用できる分、受注の競争率が高く、案件の質や単価は低い傾向にあります。
ビジネス系SNS・人脈を活用する
LinkedIn・Wantedlyなどのビジネス系SNSは、中長期的な人脈構築と案件獲得の両面で有効です。
ビジネスに特化したSNSで、プロフィールを充実させておくと企業からスカウトや案件依頼が届くことがあります。ただし、フリーコンサル案件に特化したサービスではないため、正社員募集や他職種の情報が混在する点に注意が必要です。
直接営業・リファラルで獲得する
会社員時代の人脈や業界ネットワークを活かした紹介案件は、信頼関係がベースとなるため継続率が高い傾向にあります。
ただし、紹介してもらえる案件数には限りがあり、断りづらいというデメリットもあります。エージェント活用と併用することで、安定的な案件獲得体制を構築できます。
マーケティングのフリーコンサルにおすすめの案件紹介エージェント

上で解説した通り、マーケティングのフリーコンサルタントが案件を獲得するには、案件紹介エージェントに登録するのがもっとも現実的です。
案件紹介エージェントは数多く存在していますが、その中から特におすすめのエージェントを厳選して3社ご紹介します。
ハイパフォコンサル

- フリーコンサルタント向けに特化したエージェント
- 上場企業・外資系企業などの案件が充実
- 長年の実績・ノウハウに基づく質の高いサポートを提供
ハイパフォコンサルは、フリーランスのコンサルタント向けに特化した案件紹介エージェントです。全年代を対象としていますが、特に30代~40代のフリーコンサルタントが多く登録・利用しています。
運営会社は2005年に設立されており、創業から20年以上の実績がある、業界内でも老舗のエージェントです。長年の実績をもとに優良上場大企業、外資系企業などとのコネクションを築いてきていて、それらの企業から高待遇の案件を入手しています。案件数も業界最大級を誇っています。
案件の約60%以上が単価120万円以上と高額案件が揃っているため、年収アップを図りたい方にもおすすめのエージェントです。
リモート案件が約80%を占めているので、在宅ワークなどで仕事をしたい方にも利用が向いています。
| 運営会社 | INTLOOP株式会社 |
|---|---|
| 公式サイト | https://www.high-performer.jp/consultant/ |
| 公開求人数 | 8,275件(2026年1月6日現在) |
| 主な取扱職種 | PM・PMO、戦略、業務・会計・⼈事、SAP、IT・AI・IoT、マーケティングほか |
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ProConnect(プロコネクト)
- ハイクラス案件に特化した案件紹介エージェント
- 戦略、業務、ITの案件が豊富
- 報酬は業界最速水準の9営業日で支払い
ProConnect(プロコネクト)は、フリーランスコンサルタント向けのハイクラス案件を専門に扱う案件紹介エージェントです。
全業界の案件を扱っていますが、特に戦略コンサル、業務コンサル、ITコンサルなどの案件が充実していますので、この分野のコンサル案件を狙いたい方は、ぜひ登録すべきエージェントと言えるでしょう。
フリーランスが安心できる環境づくりにも力を入れており、クライアント企業からの支払いより前に、ProConnect(プロコネクト)が代わって報酬を支払う仕組みも確立しています。これにより、「9営業日」という業界最速水準の支払いサイトが実現できています。
フリーランスとして独立するか迷っている方へのアドバイスも行っているので、独立した後にやっていけるのか不安がある方もぜひ相談してみてください。
| 運営会社 | 株式会社WorkX |
|---|---|
| 公式サイト | https://pro-connect.jp/ |
| 公開求人数 | 218件(2026年1月6日現在) |
| 主な取扱職種 | 戦略コンサルタント、業務コンサルタント、ITコンサルタントなど |
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フリーコンサルタント.jp

- フリーランスのプロ人材向け案件紹介エージェント
- 幅広い業界・案件タイプの案件が豊富
- 専門コーディネーターによる質の高いサポートを受けられる
フリーコンサルタント.jpは、フリーランスのプロフェッショナル人材向けの案件紹介サービスです。
運営会社が上場企業で、大企業からベンチャー企業まで幅広い企業とのコネクションがあることなどから、様々な領域の案件を保有しています。案件数は日本最大級を謳っていますが、具体的な求人情報は非公開で登録した人だけが教えてもらえるので、興味がある方はまず登録してみてください。
案件タイプは長期の高額案件から短期・スポット案件まで多岐にわたっており、稼働率が高い案件を探したい方も、低稼働の案件・副業案件を探したい方も、希望条件に沿う案件が見つかりやすいでしょう。
専門コーディネーターによる案件マッチングや稼働中のサポートも充実しています。案件稼働後のフォローもあり、クライアント企業からのフィードバックも受けられるので、キャリアアップ・スキルアップに役立ちます。
| 運営会社 | 株式会社みらいワークス |
|---|---|
| 公式サイト | https://freeconsultant.jp/ |
| 公開求人数 | 6,605件(2026年1月6日現在) |
| 主な取扱職種 | 戦略、PMO、ITほか |
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マーケティングのフリーコンサルに関するQ&A

マーケティングのフリーコンサルに関して、よくある質問をQ&A方式で紹介します。
マーケティングコンサルタントに向いている人は?
最新のマーケティング手法・テクノロジーに関心を持ち続けられる人が向いています。
マーケティング領域は、生成AI、CDPの台頭など手法・ツールの移り変わりが速いため、先端技術への感度が求められます。加えて、顧客の課題やニーズを的確に把握し最適な提案ができる顧客志向の高い人、世の中のトレンドに敏感で情報収集が苦にならない人はマーケティングコンサルタントに適しています。
未経験でもマーケティングフリーコンサルになれる?
未経験からいきなりフリーコンサルとして独立し、十分な収入を得るのは現実的に困難です。
フリーコンサルが案件を受注するには相応のスキルと実績が求められ、未経験者が受注できる案件は専門性が低く単価も安いものに限られます。まずはコンサルファームや事業会社で3〜5年の実務経験を積み、スキルが身についてから独立するのが現実的です。フリーコンサル向けエージェントに登録すれば、独立前でもプロのアドバイザーにキャリアパスの相談ができます。
コンサルとマーケティングの違いは?
マーケティングは「商品・サービスを顧客に届ける活動全般」、コンサルティングは「企業の課題解決を専門的に支援するサービス」です。
マーケティングには市場調査、商品開発、広告、プロモーション、販路拡大などが含まれます。コンサルティングは、企業が抱える課題に対し専門的な知見から調査・分析・提案を行うサービスです。マーケティングコンサルは、企業のマーケティング課題を解決するコンサルティングであり、両者の専門性を掛け合わせた職種です。
マーケティングフリーコンサルの将来性は?
デジタルマーケティング市場の年率10%超の成長を背景に、マーケティングフリーコンサルの需要は今後も拡大が続きます。
矢野経済研究所の調査では、デジタルマーケティング市場は2025年に4,190億円規模に成長する見込みです。中小企業のDX推進やAI活用の加速に伴い、外部のマーケティング専門家に対するニーズは増加傾向にあります。
コンサルファーム出身と広告代理店出身で適性案件は違う?
出身企業によって強みとなるスキルが異なるため、適性案件も変わります。
コンサルファーム出身者は戦略立案・PMO系の高単価案件に強く、広告代理店出身者はデジタル広告運用・クリエイティブ領域の実務案件で即戦力として活躍できます。事業会社出身者は業界特化のマーケティング支援やCRM運用案件で評価されます。
マーケティングのフリーコンサルタントまとめ

マーケティングのフリーコンサルタントは、月額単価100万円前後(年収1,000万円超)を実現でき、デジタルマーケティング市場の成長に伴い将来性も高い職種です。
独立にあたっては、コンサルファーム・広告代理店・事業会社での実務経験を土台に、副業から段階的にステップアップするのが最も確実なルートです。
安定的な案件獲得のためには、フリーコンサル向けの案件紹介エージェントに複数登録することをおすすめします。独立前のキャリア相談にも対応しているエージェントが多いため、まずは登録して情報収集から始めてください。

監修者:
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役
大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。その後、フリーコンサルとして多様なプロジェクトを経験したのち、フリーコンサル株式会社を創業。現在はコンサルタントやハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」の運営とともに、大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援などのコンサルティング事業を展開している。






