「未経験からITコンサルタントになりたい」
「ITコンサルタントになるのは難しい?」
ITコンサルタントについて、このような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
結論からいえば、コンサルタント業務未経験でもITコンサルタントを目指すことは可能です。
しかし、ITコンサルタントの仕事内容や求められる適性を理解していなければ、転職を成功させるどころか、内定を獲得しても後悔する可能性が高くなります。
そこで、今回は未経験からITコンサルタントを目指すためのポイントや、事前に行っておくべき対策・準備について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、ITコンサルタントへの転職成功率が高まり、正社員になった後のキャリアパスも明確になります。未経験からITコンサルタントを目指す方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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未経験からITコンサルタントになれるのか?
コンサルティングファームでのコンサル経験がなくても、ITコンサルタントになることは可能です。
理由は、国内企業の多くでDXをはじめとしたIT化が課題となっており、その流れに伴いコンサルティング業界の市場が拡大しているからです。
2021年時点ではコンサルタントの市場規模は1.5兆円ですが、順調に成長していけば2027年には2.2兆円に達すると予測されています。
引用先:PRTIMES
主な理由としては、DXやデジタル関連施策に対する大企業のコンサルティング需要増が、引き続き継続していると考えられるからです。
現にコンサルティングプロジェクト数は増加し、ファームでは人手不足が起こっています。
そのため、Big4やアクセンチュアをはじめとしたコンサルファームでは、採用活動に力を入れており、転職市場でも比較的狙いやすい領域として認識されているのです。
しかし、コンサルティングファームに入社しやすいからと言って、知識や経験がまったく問われない訳ではありません。ITに関連する幅広い分野の知識が問われますので、IT系の経験がないと入社してからかなり苦労するでしょう。
コンサルタントとITの経験を持ち合わせていないのであれば、ITエンジニアやIT系の営業職で経験を積んでから目指すことをおすすめします。
>>外資IT企業への転職は未経験でも可能?転職の条件やメリット・デメリットを解説
ITコンサルタントの業務内容
ITコンサルタントの仕事内容は、ITシステムの導入を通じて企業が抱える経営や業務の課題を改善するための方法を提案することです。
例えば、集客で悩む企業にはWebページの改善提案をしたり、業務効率や生産性を課題としている企業には、業務ツールの導入を提案するなどが挙げられます。
ITシステムを活用して企業の課題を解決する仕事なので、ITコンサルタントにはITに関する網羅的な知識と、理論的思考や提案力、プロジェクトを統括するマネジメント力が求められます。
ITコンサルタントとSEの違い
前段で解説したように、ITコンサルタントはITシステムやツールの導入を通じて、企業が抱えている経営や業務の課題改善を目的としています。
一方、SE(システムエンジニア)もシステムを導入するための課題分析や要件定義などを行う職種であるため、ITコンサルタントと混同してしまう人がいるでしょう。
しかし、SEはその名の通りエンジニアなので、課題解決ではなくシステムやツールを構築することを目的としています。
一般的なSEの業務内容は、課題の分析や要件定義の後、それらをもとに基本設計や詳細設計、テスト仕様書などを作成し、リリース以降の運用保守までとなっています。
また、企業によってはSE自身でもプログラミングからシステム構築をする場合があります。
そのため、SEはIT全般の幅広い知識を求められるITコンサルタントよりも、分野に特化した知識やスキルが求められる職種ともいえるでしょう。
ITコンサルタントはユーザー側の視点から問題解決の提案を行い、SEはベンダー側として顧客ニーズに合わせたシステム構築を行うため、両者は違う職種とされるのです。
ITコンサルタントの職種は多岐にわたる
ITエンジニアに、開発・インフラ・Webといった種類があるように、ITコンサルタントも総称であって、実際の職種は多岐にわたります。
ここでは、数あるITコンサルタントの職種のうち、4つに分類して紹介します。
IT戦略コンサルティング
IT戦略コンサルティングとは、企業や組織に対して、IT戦略の策定や実行支援を行う専門家です。
企業の経営層から経営戦略をヒアリングするところからはじまり、それらを実行するための提案を行います。
具体的には、既存システムのリプレースや新技術を用いたシステム構築などが挙げられます。
加えて、提案内容の費用対効果や計画を実行に移す際のスケジュール、既存業務フローの改善案の提示も求められます。
そのため、単なるITのスペシャリストではなく、マネジメントやビジネスに関する知識も必要です。IT戦略コンサルティングを行うためには、戦略コンサルやITコンサルの経験が必要となります。
ITデューデリジェンス
ITデューデリジェンスとは、企業買収や合併、投資などの際に、対象企業のITシステムや情報技術についての専門的な調査・分析を行うことです。
買収先が保有するIT資産を調査することで、リスク管理や技術評価、コスト評価、法的評価などを行い、安全な買収を実現させます。
IT資産の評価以外にも、現状のリスクを把握した上で、必要に応じてシステム導入の提案をして、価値を向上させるための提案を行います。
パッケージ導入(ERP/CRM)
パッケージ導入は、EPR(基幹業務システム)コンサルティングやCRM(顧客管理システム)コンサルティングが該当する職種です。
昨今、DXが促進されていますが、ERPやCMRも非常に深く関連しています。
例えば、基幹業務システムは、古い体制の頃に使用していたシステムを今だ稼働させている企業が多く、仕様上の関係から移管が難しいという課題を抱えています。
システムが古いと最新のデータとの互換性に問題があったり、システムそのものを扱えるエンジニアが少なかったりとさまざまな問題が生じます。
そのため、EPR・CRMコンサルティングは、古いシステムの問題を解決するために、ITソリューションの提案や導入のサポートを行っていく仕事といえます。
既存システムをすべて移管するのではなく、部分的な導入を求められるケースも少なくないため、既存システムと導入パッケージ双方の仕様について、詳細な知識が求められます。
なお、パッケージ導入を専門的に行うコンサルタントは、導入コンサルタントと呼ばれることがあります。
コンサルティングファームによっては、導入コンサルタントとERP・CRMコンサルティングは別の職種として扱われますので、頭の隅に入れておくと良いでしょう。
マネジメント支援
ITコンサルタントは、SEと違い自社のシステムを導入して企業の課題を解決するわけではありません。
そのため、開発やテスト、導入を行うベンダー企業の管理はもちろん、顧客の関連部署に対してサポートすることも求められます。
こうしたマネジメント支援はPMOが行い、こちらに対してITコンサルタントが参画するケースも少なくありません。
役割として、プロジェクト管理や工数・品質管理、ベンダー企業と顧客の仲介役などが挙げられます。
PMOに関しては、ITエンジニアでも案件が多数あるので、これからITコンサルタントを目指したい人は、こうした案件に参画して経験を積んでおくと良いでしょう。
>>PMOの仕事と役割とは?PMOコンサル案件の単価相場を解説
ITコンサルタントで活躍しやすい人材とは?
ITコンサルタントで活躍しやすい人材の特徴には次のものが挙げられます。
ITエンジニアとして上流工程の経験がある人
SEのように、顧客の課題分析やシステム導入のための要件定義を行った経験がある人は、ITコンサルタントでも経験が活かせるので活躍しやすいです。
ITコンサルタントは、ITツールを用いて企業が抱える課題の解決を目的としているため、ITに関する幅広い知識が求められます。
そのため、ITエンジニアやSEとして働いてきた人は、上流工程で培った経験を活かして、スムーズに業務に馴染んでいけるでしょう。
論理的思考力とコミュニケーション能力が高い人
理論的思考ができ、高いコミュニケーション能力を備えている人は、ITコンサルタントに向いています。
なぜなら、クライアントの課題を解決するためには、どこに問題が潜んでいるのかヒアリングして探し出し、細かく分析していかなくてはならないからです。
そして、実際に考えた解決策を実行してもらうために、明確で説得力のあるプレゼンをしなければなりません。そのためには、理論的思考や高いコミュニケーション能力が必要となります。
IT業界以外の専門的な業務知識を有している人
ITツールの導入で課題を解決したい企業や業界はさまざまです。そのため、ITコンサルタントは、あらゆる業界の顧客と仕事をすることになります。
幅広い業界の顧客と話をする上で、IT以外の業界知識も有していると役立つのは言うまでもありません。
話をしやすい以外にも、顧客が抱える課題に対する理解の精度も高まり、より質の高い成果を出しやすくなります。
ITコンサルタントのキツさ・大変なところ
ITコンサルタントは需要が高い上に高収入ではありますが、その分、大変なこともたくさんあります。
ここでは代表的な内容を3つ紹介していきます。
ハードワークになりやすいため体力が必要
ITコンサルタントの仕事は激務なことで有名です。クライアントから質の高いアウトプットは要求されますし、複数のプロジェクトを同時に担当するため、常に納期に追われる状況になります。
良質なアウトプットを出すためには、日頃から顧客と良好な関係を築き、最適な提案を考えなくてはなりません。これを複数のクライアントに対して行っていくのですから、仕事量はどんどん膨大になっていきます。
その結果、時間外労働や休日出勤は当たり前となり、ハードワークで体力が追いつかなくなってしまう人が多いのです。
所謂そこそこイケてるITコンサルに転職した結果、入社3ヶ月目で時間外労働が50時間突破した
次転職するならのんびり働けるSESとかが良いナ…と思い始めた— あひるちゃん (@duckengineer_) July 28, 2022
幅広いスキルや業界について勉強しないといけない
ITコンサルタントは仕事量が多いだけでなく、質の高いアウトプットを出し続けることも大変です。そのため、クライアントとの密なコミュニケーションはもちろん、ビジネス環境や最新の技術についての知見も重要になってきます。
忙しい人の中でも勉強を続け、時に社外のセミナーや勉強会に参加する人も多く、自ら学び続ける姿勢が不可欠と言えるでしょう。
しかも社会の変化は早く、必要なスキルをキャッチし、学んだらすぐに現場に活かしていかないと取り残されてしまいます。
被害者を生まないビジネスをする。
私の根底に強くある価値観です。ただ金を稼ぐだけなら別の仕事をする。ITコンサルになった今、IT業界に知見のない方からすれば、私の言葉は大きな影響を持つ。だからこそ毎日の勉強は必須だし、自分の判断は間違える可能性があると自認してやる。#なるテック
— あっくん|秋田で未経験から月単価130万達成 (@akkun_narutech) December 18, 2022
顧客からの要望に細かく応えていく必要がある
ここまでヒアリングすれば大丈夫だと思っていたら、後から要望を追加される場合もあり、初めのうちは苦労する可能性があります。
さらに顧客から要望をこまかく聞き出すためには親密なコミュニケーションも必要ですので、関係性も構築しなければなりません。
その結果、顧客とのやりとりに精神を消耗してしまう、ITコンサルタントも少なくないのです。
納得。だからITコンサルが食べていられる。経営者のやりたいフワッとした要求をしつこくヒアリングしてシステム化要件まで落とし込んでいく。そのあとさらに要件定義、基本設計、詳細設計まで済んでやっとコーディングできる状態になるのに。AIができるのは仕様書をインプットとしての自動生成程度
— 若い人に好景気を体験させたいジジイ (@kintaro147147) August 11, 2022
ITコンサルタントは激務だけどやりがいは大きい
ITコンサルタントは激務で大変な仕事ではありますが、高年収でやりがいのある、人気の高い職種でもあります。
特に新卒からの人気が高く、2023年卒就職人気企業ランキングでは、野村総合研究所やアクセンチュアがランクインしました。
ちなみに、野村総合研究所は5位、アクセンチュアは19位です。
人気が高い理由は、正社員の平均年収が643万円と高収入であり、経験やスキルを積んでいけば年収1,000万円以上を狙うことも可能だからです。
高年収の理由は、激務で残業代が高くなるからだと思う人もいるでしょう。残業代もあるのですが、一番は難易度が高いからと言えます。
大規模プロジェクトになると数億円規模になることもあり、大変ではありますが、やりがいも生まれてきます。
さらにITコンサルタントから別の職種へ転職する際も、事業会社の情報システム部やコンサルティングファーム、独立してフリーランスになるなど幅広い可能性を秘めています。
そのため、ITコンサルタントは激務でも良いからやりがいを求めつつ、高収入を得たい、という人にピッタリの職種といえるでしょう。
未経験からITコンサルタントへ転職を成功させるために必要な面接対策
未経験からITコンサルタントになるためには、面接を突破し、転職活動を成功させる必要があります。
ここでは、面接官から好印象を持たれやすいアピール材料を4つ紹介します。
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 自己啓発(自己研鑽)について
- ストレス耐性/体力
未経験からITコンサルタントに転職する際、IT関連の知識やスキル、実務経験の有無についてもチェックされますが、最も重要なのはポテンシャルがあるかどうかです。
そのため、ITコンサルタントに求められる論理的思考やコミュニケーション能力の高さをアピールすると効果的です。
「論理的思考が得意です」「コミュニケーション能力が高いです」と言葉で伝えるのではなく、面接での対話でそれらが伝わるように対策すると良いでしょう。
理論的思考においては、「ケース面接」というITコンサルタント特有の面接が行われる場合があります。
ケース面接とは、特定の課題が出され、それに対して自身で考え、面接官に回答する形式の面接です。売上推測と売上拡大対策、社会問題の現状把握とその解決法など、正答が定まっていない課題となっています。
ケース面接で重要なのは、正答することではなく、回答を導き出すためのプロセスです。そのため、理論的に組み立て、課題の本質に沿って回答できるよう対策しておくと良いでしょう。
また、ITコンサルタントは顧客の要望に応えるため、時に過度なストレスを感じたり、激務になったりすることも珍しくありません。
タフな状況に直面しても乗り越えられるとアピールできるように、具体的なエピソードを用意しておくとスムーズに回答できるのでおすすめです。
未経験からITコンサルタントになるために必要なスキルや資格
未経験からITコンサルタントになるためには、いままで紹介したIT全般に関する知識や理論的思考、コミュニケーション能力が求められます。
その他にも、ITコンサルタントを目指す上で役立つ資格を3つご紹介します。
中小企業診断士/経営士
中小企業診断士や経営士は、いずれも経営コンサルタントの養成を目的とした資格で、IT以外のコンサルティングに役立つ知識を習得することができます。
受験資格がない中小企業診断士の合格率は2〜3%と難易度が高く、合格率が約70%と高い経営士は、経営管理の実務経験が5年以上とされています。
ITストラテジスト
ITストラテジストは、ITコンサルタントを目指す人のために作られた資格です。
ITストラテジストの合格率は約15%と難易度が高く、司法書士試験や税理士試験と同程度か少し易しいくらいとして位置付けられています。
しかも、ITストラテジストの資格を取得すると、厚生労働省から専門職として認定されます。これは、労働基準法第十四条第一項第一号の規定に定められた、医師や弁護士などと同じ扱いになります。
難関なだけあって、インパクトも強い資格なので、ITコンサルタントを目指す人は取得しておいて損はないでしょう。
また、ITストラテジストの資格を活かして活躍できるセキュリティコンサルタントについて、以下の記事で詳しく解説しています。
>>セキュリティコンサルタントとは?仕事内容や年収、必要なスキルや資格を解説
ITコーディネーター
ITコーディネータもITストラテジストと同じく、ITコンサルタントを目指す人のために作られた資格です。
難易度は低く、合格率は50%前後で推移しているため、IT初心者向けの資格と言えます。
資格取得自体はそう難しくはありませんが、ITコーディネーターを名乗るためには、合格後6日間の研修が必要です。
研修の費用は20万円以上と高額なので、取得後は必ず仕事に活かせるように転職先を選んでいきましょう。
未経験でもITコンサルタントになりやすいおすすめ転職エージェント・転職サイト
転職の成功率を上げるためには、転職エージェントや転職サイトの活用が効果的です。
ここでは、未経験からITコンサルタントを目指す際におすすめできる転職エージェントや転職サイトを3つ紹介していきます。
レバテックキャリア
運営会社 | レバテック株式会社 |
公式サイト | https://levtech.jp/ |
公開求人数 | 35,628件(2024年11月25日現在) |
主な求人職種 | IT・Web業界 |
レバテックキャリアは、IT・Webに特化した転職エージェントです。
取り扱っている求人はハイクラスのものも多く、公開求人だけを見ても年収800以上が9,787件(20223年3月時点)あります。
初回提案での内定率は90%と非常に高い水準を誇り、精度の高い求人紹介をしてもらえることを表しています。
このことから、未経験からでもITコンサルタントになれる求人紹介をしてもらえる可能性が高いといえるでしょう。
また、アドバイザーへの相談もLINEで気軽に行えるので、不安や疑問を解消しながら転職活動をすることができることも特徴的です。
リクルートエージェント
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
公開求人数 | 501,263件(2024年11月25日現在) |
非公開求人数 | 301,028件(2022年7月1日時点) |
主な求人職種 | 営業・販売・カスタマーサービス、SE・ITエンジニア、 管理・事務、コンサルタント、クリエイティブ など |
リクルートエージェントは、国内転職エージェントのなかでNo.1の求人数を誇ります。
そのため、数多くの求人から転職先を選びたい人はもちろん、未経験でもITコンサルタントに見つかる可能性が高いです。
また、利用者数も多く、転職成功の実績が豊富であるため、初めての転職エージェント利用の人でも安心して利用できるといえるでしょう。
サポートも充実しており、求人紹介や選考対策、現職の退職フォローなども一貫して行ってもらえるため、効率よく転職活動を進めたい人にもおすすめです。
マイナビエージェント(IT)
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
公開求人数 | 22,304件(2024年11月25日現在) |
主な求人職種 | IT/Web業界 |
マイナビエージェント(IT)は、大手人材紹介企業マイナビのIT・Webに特化した転職エージェントです。
業界に特化しているので、公開求人から自身で転職先を探す際にも効率よく求人情報を確認することができます。
また、IT業界への転職は実務経験者が前提となっていることが多いですが、マイナビエージェント(IT)では未経験でもアドバイザーから仕事や知識を教わることが可能です。
全くのIT未経験者からITコンサルタントを目指す際、まずはITエンジニアで実務経験を積み、段階を踏んでからITコンサルタント転職をするといったキャリアプランも立てられることは魅力であるといえるでしょう。
※マイナビのプロモーションを含みます。
未経験からITコンサルタントになる前の疑問
ここでは、未経験からITコンサルタントを目指すうえで、多くの人が感じている疑問についてお答えします。
文系でもITコンサルタントとして活躍できますか?
ITコンサルタントでも文系出身で活躍している人は大勢います。
さらに専門的なITエンジニアにも文系出身の人はたくさんいますので、知識や技術の取得はいつからでも始められることがわかります。
ITコンサルタントは、ITエンジニアとは違い、自身でシステム構築をすることがないので、より活躍しやすいでしょう。
ITコンサルタントに転職して後悔する人はどんな人ですか?
エリートで高収入など、華やかなイメージばかり持っている人は、後悔しやすいです。
華やかさの裏側では、大量の情報をインプットしたり、提案資料を作成したりと、地味な作業が数多く存在します。
また、顧客からの急な呼び出しや休日対応もしょっちゅうあるので、ワークライフバランスを重視する人にはあまりおすすめしません。
高卒でもITコンサルタントに転職できますか?
ITコンサルタントに限らず、IT業界では学歴よりも実務経験やスキルが重視されます。
そのため、高卒でもITコンサルタントになることはできます。
大手コンサルティングファームなどでは、応募条件に大卒以上と制限を設けているところもありますが、ベンチャーでは学歴不問となっているケースも多いです。
ITコンサルタントになるために英語力は必要ですか?
英語力はあれば有利になりますが、必須というわけではありません。
しかしグローバル企業のプロジェクトに参画する際や、外資系コンサルティングファームに入社する際には、英語力が求められる場合がほとんどです。
また、IT関連の最新技術の多くは海外に存在しており、当然情報も英語で記載されています。
そのため、質の高いインプットをしていくために英語を使う場面は、ITコンサルタントになる以上、避けては通れないでしょう。
最初からネイティブレベルの英語力を身につける必要はありませんが、多少読み書きができるレベルにしておくことをおすすめします。
ITコンサルタントにプログラミングスキルは必要ですか?
ITコンサルタントは上流工程を担当するため、プログラミングスキルがなくとも仕事を獲得することは可能です。
しかし、プログラミングスキルもあった方が有利に働くでしょう。
実際、現場にいるITエンジニアは、プログラミングがわかっているITコンサルタントを好む傾向にありますし、進捗状況の共有もしやすいことは事実です。
ITコンサルタントを目指す場合は、少しずつでも良いのでニーズのある言語を勉強していくと面接でアピールしやすいですよ。
ちなみに、データ分析に用いるPython、R言語やSQLなどは、ニーズが高い言語となっています。どんな言語を学べば良いのかは、自身のスキルや目指す方向によって変わってきますので、転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。
ITコンサルタントに未経験からなる方法まとめ
ITコンサルタントは、コンサルタント業務未経験でも理論的思考や高いコミュニケーション能力を有していれば目指せる職種です。
ただし、業務に取り組むうえで、IT全般に関する知識が必要となります。
ITエンジニアとして上流工程に携わった経験がある人は、活躍しやすいでしょう。
まったくの未経験からITコンサルタントに転職したい場合は、転職エージェントの利用をおすすめします。
基本無料で利用できますし、自己分析から書類作成、面接対策まで手厚くサポートしてくれるので、転職成功率をアップさせられますよ。
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