CFOにおすすめの転職エージェント8選【2024年最新】必要なキャリアとスキルも解説

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CFOにおすすめ転職エージェント

CFOは企業における財務領域の最高責任者で、企業経営にとって非常に重要な役割を担います。

欧米ではすっかり定着しており、日本国内でも最近はCFOの重要性や役割が認知されつつありますが、転職してCFOになる人はまだまだ少数で、関連情報や成功事例も限られます。

また、CFOに転職するルートは一般的な転職とは異なるので、注意が必要です。

この記事では、転職してCFOになること検討している方に向けて、必要なキャリアや経験、スキル、転職のメリットなどについて詳しく解説します。

\CFOの転職におすすめエージェント/

サービス名 特徴
ヤマトヒューマンキャピタル

経営×ファイナンス領域に特化した転職エージェント

M&A、PEファンド、VC、コンサルファーム、事業会社のCFO求人が豊富。転職2年後の年収は前職比186%の実績あり(2023年7月時点)

 


ヒュープロ

公開求人数トップクラス!会計業界に特化した転職エージェント

CFOとして財務デューデリジェンスやM&Aや事業再生、IPO支援、組織再編に携わりたい方におすすめ

 

レックスアドバイザーズlogo

レックスアドバイザーズ

会計士・税理士転職に特化した転職エージェント。

監査法人・税理士法人・コンサルファーム・事業会社のパートナーや部門長クラスとのコネクションが強み

※(2020年10月時点)

>>ハイクラス転職向けおすすめ転職エージェント・サイト
>>公認会計士におすすめ転職エージェントを徹底比較

目次

CFO業界への転職におすすめのエージェント

CFO業界への転職におすすめのエージェント

CFO業界への転職におすすめのエージェントを7社ご紹介します。

ヒュープロ(HUPRO)

最速転職HUPRO公式サイト
CFOの公開求人数54件(2023年11月14日現在)
ヒュープロの特徴
  • 士業・管理部門の転職に特化したエージェント。
  • 豊富な求人数と高品質なキャリアアドバイザーが特徴。
  • 会計業界に特化した解説や資格試験情報、業務内容の説明、インタビューなどの便利なコンテンツが充実。

ヒュープロ(HUPRO)は、会計業界特化型の転職エージェントです。

会計業界の求人数は国内最大級なので、CFOに転職したい方はぜひ登録しておくべき転職エージェントです。

「最速転職」を謳っている通り、登録後、短期間で内定を獲得することもできるため、あまり時間をかけずに転職先を見つけたい方にもおすすめです。

運営会社株式会社ヒュープロ
公式サイトhttps://hupro.jp/
公開求人数11,212件(2024年6月7日現在)
主な求人職種税理士/経理/公認会計士など

>>ヒュープロ(HUPRO)の評判・口コミ

ヤマトヒューマンキャピタル

ヤマトヒューマンキャピタル公式サイト
CFOの公開求人数非公開(2023年11月14日現在)
ヤマトヒューマンキャピタルの特徴
  • 経営×ファイナンス領域の転職支援実績NO.1クラスを誇るエージェント
  • CFOに限らず、コンサルタントファームや投資銀行など幅広い業界への転職支援を行う
  • CFO志望者だけでなく、他の業界への転職も視野に入れたいと考える方に適している

ヤマトヒューマンキャピタルは、CFOを含む経営・ファイナンス領域専門の転職エージェントです。

業界内求人カバー率NO.1を誇り、非公開求人も多数保有しています。

未経験可の求人も多く、応募書類対策や面接対策もしっかりとしてもらえるので、未経験CFOを目指したい方にもおすすめです。

運営会社ヤマトヒューマンキャピタル株式会社
公式サイトhttps://yamatohc.co.jp/
公開求人数2,888件(2024年6月7日現在)
主な求人職種M&A、事業再生、PE、VC、事業投資、経営企画など

>>ヤマトヒューマンキャピタル評判・口コミ

MS-japan

MS-Japan公式サイト
CFOの公開求人数非公開(2023年11月14日現在)
MS-Japanの特徴
  • 管理部門・士業専門特化型の人材紹介サービスであり、CFO業界も含まれる
  • 公認会計士、税理士、弁護士などFAS関連の士業領域の転職に強みを持つ
  • 30年以上の実績を持ち、管理部門・士業スペシャリスト領域では業界最大級の求人数を誇る

MS-japanは、管理部門・士業に強い専門特化型のエージェントです。

CFOやCEO、監査役などの役員クラスや、経理・財務部門の管理職クラスの求人も多数扱っています。

求人の約90%が非公開求人で、創業から30年以上の実績を背景に他のエージェントにはない限定求人も多くあります。

専任アドバイザーによる有益なアドバイスや質の高いマッチングも期待できますので、ハイクラス転職を目指す方はぜひ登録をおすすめします。

運営会社株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン)
公式サイトhttps://company.jmsc.co.jp
公開求人数10,246件(2024年6月7日現在)
主な求人職種経理/人事/法務/会計士/税理士/弁護士など

>>MS-Japanの評判・口コミ

MyVison

MyVision
CFOの公開求人数非公開(2024年6月1日時点)
MyVisionの特徴
  • コンサル転職エージェントと戦略ファームの出身者が提供する転職サービス
  • Big4や外資系コンサルファームはじめ200社以上1,000ポジション以上の求人を用意
  • キャリア相談から転職後まで一気通貫で徹底サポート

MyVisionは、専門的なコンサルティング転職をサポートするエージェントであり、その専門性はCFO業界にも及んでいます。

未経験からのコンサルティングファームへの転職や、別のファームへの転職、逆にファームから事業会社への転職など、CFO業界における多岐にわたる転職ニーズに対応しています。

紹介企業はBig4をはじめ外資系戦略ファームやシンクタンク、領域特化型ファームを含め国内ほぼ全てのコンサルファームを紹介可能で、個々の経歴やキャリア志向に応じて最適な転職戦略を提示してくれます。 

これらの実績からJapan Business Research転職エージェント部門では6項目も高評価を得ています。

運営会社株式会社MyVision
公式サイトhttps://my-vision.co.jp/
公開求人数非公開(2024年6月7日時点)
主な求人職種コンサルタント業界、シンクタンクなど

>>MyVisionの評判・口コミ

マイナビ会計士

CFOの公開求人数11件(2023年11月14日現在)
マイナビ会計士の特徴
  • マイナビが運営する会計士専門の人材紹介サービス
  • 公認会計士や試験合格者、USCPAの転職サポートに特化
  • マイナビと連携しており、CFO関連の豊富な求人数を提供

マイナビ会計士は、マイナビが展開する大手転職サイトが運営する、CFO業界などにも特化した会計士向けの専門人材紹介サービスです。

サービスは公認会計士や試験に合格した個人、そして米国公認会計士(USCPA)に焦点を当て、転職者の転職をサポートすることに特に力を注いでいます。

転職活動が初めてであるか、あるいは経験が不足している方にとっては、このサービスに登録しておくことで心強い助けになるでしょう。

運営会社株式会社マイナビ
公式サイトhttps://cpa.mynavi.jp
公開求人数1,169件(2024年6月7日現在)
主な求人職種税理士/経理/公認会計士など

JACリクルートメント

CFOの公開求人数596件(2023年11月14日現在)
JACリクルートメントの特徴
  • ミドル・ハイクラス向けの求人を扱う転職エージェントであり、CFO業界も含まれる
  • 担当者が企業とコミュニケーションを取る「両面型」を採用
  • 現場のリアルな情報を把握できるため、転職時のミスマッチが防げる

JACリクルートメントは、CFO業界を含むミドル・ハイクラス向けの求人を取り扱う転職エージェントです。

担当者が企業とコミュニケーションを取る「両面型」を採用しており、現場のリアルな情報を把握できるため、転職時のミスマッチが防げます。

また、業界に詳しい担当者が在籍しており、経験やスキルに合ったCFO関連の求人を紹介してもらえる点も魅力です。

ハイクラス求人を求めるなら、JACリクルートメントの利用がおすすめです。

運営会社株式会社ジェイエイシーリクルートメント
公式サイトhttps://www.jac-recruitment.jp/
公開求人数14,740件(2024年6月7日現在)
主な求人職種税理士/経理/公認会計士など

>>JACリクルートメントの評判・口コミ

リクルートダイレクトスカウト

CFOの公開求人数638件(2023年11月14日現在)
リクルートダイレクトスカウトの特徴
  • ハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化
  • 大手企業の求人も多数取り扱っているだけでなく、CFO業界に関連する非公開求人の案内も行う
  • ヘッドハンターからのスカウトや企業からのスカウトを受けることも可能

リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化しています。

大手企業の求人も多数取り扱っているだけでなく、非公開求人のご案内などのCFO業界に関連するスカウトを受けることもできます。

また、ヘッドハンターからのスカウト、企業からのスカウトを共に受けることも可能です。

運営会社株式会社リクルート
公式サイトhttps://directscout.recruit.co.jp/
公開求人数298,652件(2024年6月7日現在)
主な求人職種税理士/経理/公認会計士など

>>リクルートダイレクトスカウトの評判・口コミ

SOICOエージェント

CFOの公開求人数非公開(2024年1月現在)
SOICOエージェントの特徴
  • ファイナンスのプロ集団による転職エージェントサービス
  • 経理・財務・管理部門に特化
  • 強力な経営者ネットワークによる非公開ハイクラス求人が豊富

SOICOエージェントは経理・財務・管理部門に特化し、マネージャーからCFOのハイクラス求人を扱う転職エージェントです。

独自のネットワークにより経営陣から直接の依頼も多いのが強みで、市場には出回らない非公開求人を多く保有しています。

エージェントも資本政策のコンサルティング経験があることから、企業のニーズと候補者のスキルを的確に把握できることもポイントです。

専任エージェントが両者のヒアリングを丁寧に行いながら、ハイクラス人材と企業を最適なマッチングでつなぎます。

運営会社SOICO株式会社
公式サイトhttps://www.soico.jp/service/soico-agent_to-c/
公開求人数非公開(2024年6月7日時点)
主な求人職種CFO/管理部長/経理財務など

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの選び方

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの選び方は以下の3つの通りです。

それぞれ詳しく解説していきます。

専門性の確認を行う

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの選び方の1つ目は、専門性の確認を行うことです。

CFO業界に特化した求人が豊富なサイトやエージェントを選ぶことが重要でしょう。

専門的なサポートを受けることで、業界のトレンドや要件に精通した助言を得ることができます。

ドバイザーの経験とサポート体制について知る

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの選び方の2つ目には、アドバイザーの経験とサポート体制について知ることが挙げられます。

エージェントが経験豊富なアドバイザーを有しているか確認しましょう。CFOのポジションに関する深い理解があり、適切なキャリアアドバイスや転職サポートを提供できることが重要です。

またサポート体制が明確であるかを確認し、書類選考から面接対策、交渉まで包括的なサポートが得られるかどうかを知ります。

成功事例と評判の確認を行う

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの選び方の3つ目は、成功事例と評判の確認を行うことです。

過去にどれだけのCFOがそのサイトやエージェントを通じて転職成功したかを確認します。成功事例が豊富であれば、そのエージェントが実績を持っている可能性が高まります。

またインターネット上の口コミや評判を調査して、他のCFOたちがどのようにそのサイトやエージェントを評価しているかを確かめます。利用者の生の声から信頼性を判断できるでしょう。

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法は以下の3つが挙げられます。

それぞれ詳しく解説していきます。

プロフィールの最適化を行う

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法の1つ目は、プロフィールの最適化を行うことです。

サイトやエージェントに登録する際に、CFOとしての経歴や強みを明確にプロフィールに記載しましょう。

具体的な実績やスキルを強調することで、適切な求人情報やアプローチが受けられる可能性が高まります。

アラートや通知機能を活用する

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法の2つ目としては、アラートや通知機能を活用することが挙げられます。

サイトやエージェントが提供する求人アラート機能を活用して、特定の条件に合致する新着求人情報を早めに受け取りましょう。

迅速に動くことが、競争の激しい転職市場において有利です。

ネットワーキングや相談を行う

CFO業界に強い転職サイト&エージェントの上手な活用方法の3つ目は、ネットワーキングや相談を行うことです。

サイトやエージェントを通じてCFO業界の専門家やアドバイザーに直接コンタクトをとり、ネットワーキングを積極的に行いましょう。専門家の意見や助言は、転職活動において重要な情報源となります。

またエージェントとの定期的な面談を通じて、自身のキャリア目標や転職戦略を共有し、戦略的なアドバイスを得ることが重要です。エージェントは業界に精通しており、効果的なアプローチを提案してくれるでしょう。

CFO業界におけるエージェントの利用の流れ

続いて、CFO転職におけるエージェントの利用の流れをみていきましょう。

STEP
公式サイトから会員登録

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの1つ目では、公式サイトから会員登録を行いましょう。

会員登録には基本的な個人情報や職務経歴などが必要となります。

STEP
担当者と連絡(電話・メール)

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの2つ目は、担当者と連絡(電話・メール)です。

会員登録後、担当者から連絡があります。電話やメールを通じて、転職に関する具体的な相談や希望条件の確認が行われます。

STEP
面談・転職相談(対面・電話・Web)

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの3つ目には、面談・転職相談(対面・電話・Web)を行います。

担当者との面談では、求職者のキャリアやスキル、転職の希望条件などについて詳細に話し合います。

これにより、個々のニーズに合わせた戦略的なアプローチが立てられますよ。

STEP
求人紹介

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの4つ目は、求人紹介です。

エージェントは、求人情報を集めて適切な案件を紹介してくれます。

求職者の要望や能力、キャリア目標に合った求人を選定し、提供します。

STEP
履歴書・職務経歴書の添削

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの5つ目では、履歴書・職務経歴書の添削が行われます。

履歴書や職務経歴書の作成や添削に関するアドバイスを受けることができるでしょう。

これにより、自己アピールをより効果的に行い、選考段階での競争力を高めることができます。

STEP
応募

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの6つ目は、応募です。

エージェントの推薦を受けて、求人に応募します。

エージェントは応募プロセスに関する助言やサポートを提供してくれ、円滑な応募手続きをサポートします。

STEP
面接対策

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの7つ目では、面接対策を行います。

面接前には模擬面接や面接対策の指導を受けることができます。

自己PRの強化や適切な回答準備を行い、面接での自信を高めるための支援が行われるでしょう。

STEP
企業との面接

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの8つ目で、いよいよ企業との面接です。

エージェントは求職者と企業の間で面接の調整を行ってくれます。

適切なスケジュール調整や面接のセッティングを通じて、円滑な面接プロセスを確保してくれるでしょう。

STEP
内定

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの9つ目が内定です。

面接後、求職者が企業から内定を受け取ります。

エージェントは内定に伴う交渉や条件の確認を支援し、スムーズな転職プロセスをサポートします。

STEP
退職手続き・アフターフォロー

CFO転職におけるエージェントの利用の流れの最後には、退職手続き・アフターフォローがあります。

内定後、エージェントは求職者の退職手続きや新しい職場への移行に関する手続きをサポートします。

また、新しい職場での適応や業務のサポートも提供してくれるでしょう。

CFOの仕事内容

CFOの仕事内容

CFOの仕事内容は、次の通りです。

財務諸表の記録管理

企業が日々活動する中で発生するお金の出入りの記録、損益・貸借、キャッシュフローへの落とし込みを行い、資産状況も整理して財務諸表を作成します。

これは、経営陣が経営判断・意思決定を行う基礎資料となります。

また、財務状況を客観的に評価する財務分析を行ったり、内部統制・監視を行ったりします。

投資家、取引先等向けには、財務レポートを作成し、企業の健全性を説明して、信頼獲得を図ります。

財務戦略の立案

企業戦略に基づき、企業が中長期的に必要となる資金の計画を立てます。

企業にとって、開発費や広告費など商品・サービスの対価を得る前に必要となるお金をどの程度使うか、その財源はどうするか、などは企業価値向上に直結する重要な経営戦略です。

CFOの財務戦略は、資金調達や、資金の投資、配分を総括的に考慮し、企業を成長させるための重要な業務です。

資金調達

財務戦略に基づき、企業が必要とする資金を用立てます。

資金調達の方法は、公庫・銀行等からの借り入れや、法人・個人投資家からの出資、公的機関による補助金・助成金獲得などいろいろとあります。

借り入れや出資を受けるために必要となる財務諸表や返済計画、その他交渉のために必要な書類の作成や、自社に融資・出資する利点の説明、契約書の作成なども行います。

上場準備

株式非上場企業では、企業規模の拡大に応じて株式上場を目指すことがあり、その上場準備もCFOが担います

監査法人選定、証券会社選定、その他上場準備の実務は専門部署・チームを作成してあたることが多いのですが、CFOは上場準備全体を総括的に切り盛りし、証券取引所の面談、監査法人との面談、経営陣への報告などを担います。

CFOに求められるスキル

CFOに求められるスキル

CFOに求められる主なスキルは、財務・経理に関する知識・スキルやプレゼンテーションスキルです。

財務・経理に関する知識・スキル

CFOは企業の財務に関する最高責任者なので、財務諸表の作成や財務分析など財務に関する知識・スキル等は必須です。

企業では、日々のお金の出入りを記録したり、資産状況を整理したりして、複式簿記に基づき財務諸表を作成します。

これらは経理部門で行うこともありますが、小規模の企業や企業体制が十分に整っていない企業では、CFO自身が担当することもあります。

また、財務戦略立案のために経理資料を読み解く作業が必要となるため、CFOは経理に関する知識・スキルも求められます。

プレゼンテーションスキル

CFOは、社内でCEOをはじめとする経営陣に財務状況を説明したり、必要に応じて社員にも説明も行います。

外資系やグローバル企業の場合は外国語でコミュニケーションを図るため、語学力も必要です。

資金調達のためには、投資家や金融機関に融資してもらうメリットや返済の見込みを説明します。

このため、CFOには、様々な相手方を納得させ、信頼を得るようなプレゼンテーションスキル、コミュニケーションスキルが求められます。

CFOに求められるキャリア

CFOに求められるキャリア

CFOに求められるキャリアについて解説します。

上記についてそれぞれ解説していきます。

CFOの出身業界

CFOの主な出身業界は、次の通りです。

金融業界出身

CFOは、金融業界出身者が多くいます。

銀行や証券会社から事業会社の取締役に転職し、CFOとなるケースなどです。

会計士・会計事務所出身

公認会計士や会計事務所出身者がCFOとなることもあります。

事業会社の取締役等を経由してCFOとなるケースや、株式未公開企業で上場に向けて会計士を直接CFOとして採用するケースなどがあります。

コンサルティングファーム

コンサル出身のCFOもいます。

金融業界出身者や会計士・会計事務所出身者よりは少数ですが、財務系コンサルでIPOやM&Aに携わっていて業界事情に詳しい場合などCFOとなるケースがあります。

事業会社

事業会社の財務部門や管理部門を経てCFOとなる方もおられます。

事業会社の財務部長から金融機関等を経てCFOとなるケースや、事業会社に就職した時点では会計・財務のエキスパートでなくても、資格を取得したり、金融・会計業界へ転職したりしながら専門性を高めてCFOとなるケースなどがあります。

スタートアップ企業・ベンチャー企業狙いが最短コース

最短でCFOになるには、スタートアップ企業・ベンチャー企業を狙うことが考えられます。

CFOは法律等で定められた役職ではないので、制度上は誰でもなることができます。

ただ、企業の将来にも関わる重要な仕事なので、現実的には未経験や経験不足の若手がなるにはハードルが高いポジションです。

しかし、スタートアップ企業・ベンチャー企業では、未経験者でもCFOとしてポテンシャル採用することがありますので、このポストを狙うのが最短経路と言えます。

外資系・上場企業の海外子会社のCFO

外資系企業や上場企業の海外子会社のCFOは、大企業・プライム企業のCFOになるのと比べてハードルが低いと言えます。

金融業界や会計事務所、コンサルなどである程度、実務を経験した後に外資系や上場企業に転職し、海外プロジェクト部署やFP&A(Financial Planning and Analysis、経営企画部)などからCFOに昇進するケースなどがあります。

大企業・プライム企業のCFO

大企業・プライム企業のCFOはかなりの重責であり、CFOになるハードルは非常に高いです。

財務部門などを経て社内で昇進してCFOとなるケースのほか、スタートアップ企業・ベンチャー企業のCFOや外資系・上場企業の海外子会社のCFOを経て大企業・プライム企業のCFOとなるケースもあります。

一度CFOとなって成果を上げれば、他の企業のCFOに転職するのは比較的容易なので、転職を繰り返してキャリアアップを図り、大企業・プライム企業のCFOに就任される方もおられます。

CFOに転職するメリット

CFOに転職するメリット

CFOに転職するメリットは、主に以下のようなやりがいや収入面などです。

それぞれ順に解説していきます。

自身の市場価値向上

CFOは、日々の業務のなかで多くの経験を積み、スキルも向上していきます。

成果を上げれば相応の評価をされ、ベンチャー企業のCFOから外資系へ、さらに大企業へと転職できるケースがあるなど、転職市場における自身の市場価値を向上させることができます。

やりがいを感じられる

CFOは単なる数字の取りまとめ役ではなく、意思決定者として企業経営に携わりますので、やりがいを感じる人は多いようです。

また、ベンチャー企業のCFOの場合、意思決定が速くスピード感があることや、自分の仕事が企業の成長に直結することなどにもやりがいを感じられるようです。

高収入

CFOは年収が高く、ベンチャー企業で1000万円程度、大企業であれば2000万円から5000万円程度が相場と言われています。

固定の年収に加え、企業の成長に応じたインセンティブもあるので、実際にはさらなる高収入が期待できます。

CFOに転職するデメリット

CFOに転職するデメリット

CFOに転職するデメリットとしては、安定が保障されない、業務範囲があいまいなことがある、といったことが考えられます。

安定は保障されない

会社経営では、事業がとん挫する、資金繰りがうまくいかず経営が行き詰まる、といったことも起こり得ます。

特にスタートアップ企業・ベンチャー企業では、業績が急激に悪化したり、予定していたIPOが中断されたり、悪くすると倒産してしまったりする可能性もそれなりにあります。

企業を取り巻く環境が不安定である以上、CFOも安定が保障されないのは当然とも言えます。

業務範囲があいまいなことがある

スタートアップ企業・ベンチャー企業などでは、企業内で体制が整っていなかったり、人材が不足していたりして、CFOが専門外の領域の業務まで担わなければならないケースがあります。

幅広い領域の経験を積めるとも言えますが、ファイナンス領域での経験・専門性を高めたい場合は、事前に企業リソースが不足していないかや社内の雰囲気もしっかりとチェックしておきましょう。

企業におけるCFOのポジションとキャリアパス

CFOになるためには、通常、財務経理部門の管理職からステップアップすることが一般的です。

ただし、CFOは幅広い職務を担当し、経営企画の要素も強く求められるため、経営企画出身者も存在します。

最近では、ベンチャー企業ではプロフェッショナルファーム出身者(投資銀行、PEファンド、コンサルティングファーム)がCFOに採用される傾向も増えています。

企業におけるCFOのポジション例
  • 財務経理部門のリーダー(部長やマネージャー)
  • 経営企画部門のリーダー(部長やマネージャー)
  • 証券会社や投資銀行出身者
  • PE(プライベートエクイティ)ファンド出身者
  • ベンチャーキャピタル出身者
  • 監査法人・会計事務所(会計士)
  • コンサルティングファーム(特に会計アドバイザリーファームや再生コンサル出身者)

CFOに転職するには

CFOに転職するには

CFOへの転職者は、リファラル採用や転職エージェントを通じた個別採用が大半です。

リファラル採用は、経営者や社員が知人や知人からの紹介・推薦で人材を採用する手法です。

採用企業はあらかじめ優秀な人材と確信した上で採用できますし、候補者も経営陣の人柄や社風を含めて事前に知ることができるので、マッチングが上手くいきやすいメリットがあります。

そのようなネットワークがない方は、転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントは、独自ルートによる非公開求人情報を多数保有していることが多いので、希望に沿う求人情報を紹介してもらえますし、将来に向けたキャリア相談なども可能です。

CFO転職で失敗しないための注意点

ここでは、CFO転職で失敗しないための注意点を2つ以下で紹介します。

公開求人は少数

CFOは企業内でもかなり重要なポストで求人情報は企業戦略にも関わるため、求人情報が公開されることはほとんどありません。

したがって、求人サイトや企業の採用情報などで公開求人を検索して応募、採用というケースもほぼありません。

CFO転職に強いエージェントをきちんと選ぶことがまず重要

CFOの求人は大半が非公開求人なので、採用企業側との特別なコネクションがなければ、転職エージェントを上手に活用するのが転職成功のポイントとなります。

そのためには、CFO転職に強いエージェントをきちんと選ぶことがまず重要です。

エージェントはそれぞれ保有している求人情報が異なるので、複数のエージェントに登録する方が成功確率が上がります。

また、エージェントは求職者の優先順位をつけることがあるので、順位を高めてより良い求人情報を紹介してもらえるよう、登録後はアドバイザーと定期的に連絡を取るなどしてコミュニケーションを図り、やる気をアピールしましょう。

そもそもCFOとは?

CFOとは

CFOとは、最高財務責任者(Chief Financial Officer)のことで、企業の財務戦略を立案したり執行したりする最高責任者です。

CFOは単に経理や財務、資金調達をするだけではなく、投資家・株主の意向も踏まえながら企業価値を向上させる役割を担う、企業経営全体に関わるポジションです。

欧米ではCEO(Chief Executive Officer、最高経営責任者)と並んでCFOの地位が確立されており、日本でも近年ではその地位が定着しつつあります。

CFO転職に関する疑問Q&A

CFO転職に関する疑問Q&A

CFO転職に関する疑問をQ&A形式でご紹介します。

CFOは未経験でも転職できますか?

CFOは未経験でも転職できます。

スタートアップ企業・ベンチャー企業ではCFOの経験がなくてもポテンシャル採用をすることがあります。

会計系の資格を持っているとか、FAS・投資銀行での勤務経験、事業会社の財務・経理部署での勤務経験や関連知識があれば、より有利となるでしょう。

また、企業のリスクマネジメントや企業戦略、プロジェクトリーダーとしての経験などもプラス評価されることがあります。

CFO候補とはどのような人ですか?

法律・制度上の明確な定義はありませんが、「CFO候補」とは、事業会社の経理部長・財務部長クラスを指していることが多いようです。

CFOは、企業価値の向上を図るための最高財務責任者なので、日本では取締役であるケースがよくあります。

それに対して、今は取締役ではなく経理部長・財務部長クラスで、働きによって取締役に選任する可能性がある人材が「CFO候補」と位置付けられているということです。

求人サイトなどでは、(試用期間を経て)CFOとして採用したい人材のことを「CFO候補」と表記していることもあります。

求人が見つからないのですが、どうすればよい?

CFOは、経営者や社員の知人などを採用するリファラル採用で決まることがあります。

また、ハイクラス求人情報は広く公開されず、転職エージェントが非公開・限定求人情報として保有していることがよくあります。

そもそも、国内ではまだCFOのポストがそれほど多くないという現実もあります。

これらの理由から、CFOの求人を探しても、個人ではなかなか良い求人情報にたどり着けないと考えられます。

良い求人情報を得るため、この分野に強い転職エージェントに登録して転職活動することをおすすめします。

CFO転職エージェントまとめ

CFOまとめ

この記事では、CFOへの転職を検討中の方に向けて、CFOに求められるキャリアやスキル、CFOに転職するメリット・デメリット、転職に失敗しないための注意点などを解説しました。

CFOに転職するルートは特殊で、個別採用がメインであるため、転職を成功させるためには転職エージェントの活用が必須と言えます。

この記事でご紹介したようなCFO転職に強いエージェントに複数登録しておくことをおすすめします。

\外資・エグゼクティブ転職に強い転職エージェント/

サービス名 特徴
エンワールドロゴ エンワールド 大手外資系から日系グローバル企業まで求人多数! 日本国内にある約9割以上の外資系企業との取引実績があり、リモートワーク可や年収1,000万円以上のハイクラス求人が豊富。転職成功者のサービス満足度97%
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※2021年4月時点、ハイキャリア会員のみ

商号フリーコンサル株式会社(Freeconsul Inc.)
URLhttps://www.freeconsul.co.jp/
本社所在地〒107-0062
東京都港区南青山3丁目1番36号青山丸竹ビル6F
有料職業紹介許可番号13-ユ-316208
法人番号3010401144747
適格請求書事業者登録番号T3010401144747
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