CxOへのキャリアアップを目指す人が年々増えています。そんなCxO転職を成功させる方法を探されている方も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事ではCxO転職におすすめの転職エージェントやサイトをご紹介します。
そもそも、CxOの実態について知りたいという方も多いでしょう。そこで、CxOに転職するメリットやデメリット、さらに業務内容についても詳しく解説しています。
最後まで読んでいただければ、CxOとして働くイメージをしっかりもっていただけるはずです。CxOの実態を正しく把握し、転職を有利に進めましょう。
CxOへの転職が増えている背景
前述したように現在、CxOへのキャリアアップを目指す人は非常に増えています。そんなCxOへの転職を成功させるためには、転職が増えている背景についてもしっかり把握しなければいけません。
そこで、ここではCxOへの転職が増えている主な理由として、下記4点を詳しく解説します。
CxO転職を成功させるためには、非常に重要なポイントですので、ぜひ参考にしてください。
ベンチャー・スタートアップでの経営層採用ニーズ
ベンチャーやスタートアップ企業で、経営層採用ニーズが高まっています。
企業のスタートアップ時期は、優秀な人材を確保することが非常に重要です。とくにプロジェクトや業務をリードするCxOポジションには、優秀な人材を迎え入れたいと考えている企業が非常に多くなります。
年々、ベンチャー企業やスタートアップ企業の資金調達額が増加しているのも背景の一端です。従来は、銀行やベンチャーキャピタルによる資金調達が一般的でした。
しかし、KDDIやトヨタ自動車のような大手企業がベンチャー企業に資金投資をするようになっています。潤沢な資金をもつベンチャー企業が増えたことから、CxO採用に力を入れる企業が増え、求人も増加中です。
技術革新による新しいビジネスモデルの増加
デジタル化やグローバル化など技術革新による新しいビジネスモデルが増えたことも背景の一つです。技術革新は非常に速いスピードで起こっています。
そんな中、新しいビジネスモデルのために、社内の人材を育成していては、時代に取り残されかねません。そのため、外部から専門知識や業務経験のある人材を採用しようという動きが高まっているのです。
企業ステージの変化による採用ニーズ
企業のステージの変化による採用ニーズが、生まれている点も背景の一つです。
企業にはさまざまなステージが存在しており、下記のようなステージでは内部人材よりも外部の人材の方が活躍できるとされています。
- スタートアップのIPO準備
- 老舗企業の事業変革
- 中小企業の事業承継
IPOのために社内人材を育成してはコストや時間がかかるため、IPO経験のある外部の人材を採用するケースが増えています。
また、事業変革や事業継承の場合、過去のしがらみにとらわれない外部の人材の方が、体制を変革することが可能です。
グローバル化による新規事業や新拠点立ち上げ
グローバル化による新規事業や新拠点の立ち上げが増えている、という点もCxO採用が増えている要因です。
グローバル化により海外進出や多国籍人材の活用が増えています。そのため、経営層にもグローバル事業の経験者が求められるようになりました。
また、年々、市場も世界基準になっています。グローバル化に適合するために、日本だけではなく海外での実務経験や異業種で活躍していた人材が、CxOとして積極的に採用されるようになりました。
CxO転職におすすめの転職エージェント・サイト6選!
管理職とは異なる経歴や実務経験が、CxO転職には求められます。普通の転職とは異なるCxO転職を成功させるためには、自分に合った転職エージェントやサイトを活用するのがおすすめです。
しかし、ハイクラス転職エージェントは非常に多いため、どの転職エージェントを利用したらいいか迷われる方も多いのではないでしょうか。そこで、ここではCxOの転職に強いおすすめの転職エージェントをご紹介します。
各社の魅力や強みについて、それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
リクルートダイレクトスカウト
- 幅広い業種・職種での募集あり
- ヘッドハンターからのスカウトあり
- 利用者の属性がハイクラス
リクルートダイレクトスカウトは、大手転職サイト・リクルートが運営する転職エージェントです。
CxOをはじめとする豊富な求人をチェックすることができます。業種や職種も幅広く、求人の取りこぼしを防ぐためにも登録しましょう。
同社の最大の魅力は、ヘッドハンターからのスカウトがあるという点です。複数のヘッドハンターからスカウトがあるため、自分の市場価値を最大限に生かすことができます。
利用者の属性がハイクラスという点も同社の魅力です。登録者の約7割が年収600万円以上であるため、求人もCxOなどハイクラスなものが多くなっています。
関連記事>>リクルートダイレクトスカウトの評判・口コミ
リクルートダイレクトスカウトの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp/ |
公開求人数 | 392,208件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | CxOをはじめ幅広い職種 |
ビズリーチ
- 国内最大級のハイクラス向け転職サービス
- 登録には審査が必要
- 一部有料会員制あり
ビズリーチは、国内最大級のハイクラス向け転職サービスです。CxOなどのハイクラス求人を多数取り扱っています。求人の3分の1が、年収1,000万円超えと高収入案件が豊富な点も魅力です。
会員になるために審査が必要な点も同社の大きな特徴になります。審査の基準は公開されていませんが、ある程度のキャリアがないと登録することはできません。登録者が厳選されているため、希少な求人が多数掲載されています。
他のサービスとの最大の違いは、一部のサービスは有料会員しか利用できないという点です。ビズリーチはもちろん、無料でも利用することができます。
しかし、審査を通過した有料会員は、一般求人の企業名を最初から閲覧することが可能です。CxO転職は、企業の社風をチェックすることが非常に重要になります。有料会員になることで、CxO転職を有利に進められるという点も同社の魅力です。
有料会員登録を迷われている方は、無料トライアル期間やプレミアムチケットなどを活用することで有料会員機能を利用できます。
関連記事>>ビズリーチの評判・口コミ
ビズリーチの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社ビズリーチ |
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
公開求人数 | 140,131件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | CxOなどハイクラス職種 |
JACリクルートメント
- エグゼクティブクラスに特化
- 役員専門エージェント在籍
- 外資やグローバル企業での実績あり
JACリクルートメントは、ハイクラス求人だけでなくCxOのようなエグゼクティブクラスの求人に特化した転職エージェントです。CxO転職に力を入れたい方に、おすすめになります。
同社には1,400名のエージェントが在籍している中で、役員専門エージェントが存在。CxO転職に関する知識だけでなく、実績のある転職エージェントに担当してもらうことができます。CxO転職が初めてという方は、ぜひ登録しましょう。
日本国内の企業だけではなく、外資系やグローバル企業での転職実績がある点もJACリクルートメントの魅力です。日本企業以外も視野に入れている場合は、ぜひチェックしてみてください。
関連記事>>JACリクルートメントの評判・口コミ
JACリクルートメントの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
公開求人数 | 21,775件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | CxOなどハイクラス職種 |
コトラ
- 金融業界のハイクラス転職が得意
- 各業界に精通したコンサルタントが担当
- アフターフォローが充実
コトラは、金融業界を中心としたハイクラス転職を得意とする転職エージェントです。CxO向けの求人も豊富なので、金融業界での知見や経験を生かしたいという人におすすめになります。
各業界に精通したコンサルタントが多数在籍している点も同社の魅力です。企業の経営実態や将来性についても多角的にアドバイスを受けられるため、入社後の後悔を減らすことができます。
転職シーンだけではなく、アフターフォローが充実している点もコトラの強みです。CxOは入社後、成果を早く出すことが求められるなど、相当なプレッシャーがあります。
入社後もしっかりとサポートしてもらえるため、プレッシャーに弱い方にはピッタリのサービスでしょう。
関連記事>>コトラの評判・口コミ
コトラの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社コトラ |
公式サイト | https://www.kotora.jp/ |
非公開求人数 | 27,493件(2024年11月1日現在) |
主な求人業種 | CxOなどハイクラス転職 |
パソナキャリア
- ハイクラス求人に特化
- 女性の転職に強い
- 主要都市ならば直接面談も可能
パソナキャリアは、ハイクラスに特化した転職エージェントです。親身なキャリアカウンセリングに基づいたサポートを提供してもらえるため、ハイクラス求人でも確かな転職実績があります。
近年、女性CxOの活躍度は、年々増えています。そんな女性の転職に強い点もパソナキャリアの魅力です。将来を見据えたキャリア設計など、アドバイザーに相談することもできます。女性だからといって、キャリアをあきらめたくない人におすすめの転職エージェントです。
主要都市でならば、アドバイザーと直接面談することができます。近年、アドバイザーとの面談は、電話やオンラインというケースが増加中です。
しかし、CxOはコミュニケーション力が求められる職種になります。アドバイザーと実際に面談し、よりリアルな面接対策などを行いたいという人も多いのではないでしょうか。
東京、大阪、名古屋、横浜、広島、福岡と地域は限定されていますが、直接面談をしたい方にはおすすめの転職エージェントです。
関連記事:パソナキャリアの評判・口コミ
パソナキャリアの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社パソナ |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
公開求人数 | 43,716件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | CxOなどハイクラス案件を幅広く |
経営者JP
- 経営者・経営幹部層・リーダー職に特化
- 非公開の独自案件を多数保有
- 独自ネットワークを活用したサーチ型で最適なマッチング
経営者JPは、経営人材と企業をスピーディにつなぐ、エグゼクティブサーチを提供しています。
「サーチを超えたエグゼクティブサーチ」として、豊富なノウハウ・独自のコネクション・企業と人材に対する理解力などを活用し、ハイスキル人材にふさわしいポジションの紹介を行います。
社長・取締役、CEO・COO・CFOなどの経営者・経営幹部層に特化し、非公開の独自案件が多いため、他にはないCxO求人が期待できます。
経営者・経営幹部層に特化しているため、CxOへのポジションアップでより大きなチャレンジをしていきたい人にも適しています。また、CxOに至るキャリア事例と理論・公式を豊富に持ち、キャリアアドバイスにも定評があります。
ノウハウを駆使した的確なポジションマッチングはもちろんですが、企業側との細かなすり合わせ・交渉により、入社後のスムーズな活躍にまでつなげる支援が得意です。
キャリアコンサルティング実績のべ1万8,000件以上、企業への入社実績は1,000件以上と、確かな実績で採用企業からの信頼も厚いサービスです。
経営者JPの基本情報 | |
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会社名 | 株式株式会社 経営者JP |
公式サイト | https://www.keieisha.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | 経営者・経営幹部層全般 |
CxOに転職するメリット3つ
「CxO」という名称は聞いたことがあっても、業務内容には馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。そこで、ここではCxOに転職するメリットとして下記3点をご紹介します。
CxOの転職を成功させるためには、CxOの実態を正しく把握することが重要です。ぜひ、最後までチェックしてください。
1.企業が成長すれば大きな収入につながる可能性
企業が成長することで、大きな収入につながるという点もCxOに転職するメリットです。
ベンチャー企業の場合、CxOの平均年収は、1000万円前後とされています。日本の平均年収と比較すると高額ですが、外資系コンサルファームなどの年収と比較すると、決して高すぎるわけではありません。
ところが、ベンチャー企業の場合、株式公開を前提としたストックオプション制度を導入するのが一般的です。企業が大きく成長することで株式が公開され、事前に購入していた株式から多額の利益を得ることができます。
2.当事者として事業成長に深く関われる
企業の事業を成長させる際に、当事者として深く携われるという点もCxOの魅力です。
企業を成長させるためでしたら、事業戦略コンサルタントとして携わることもできます。しかし、コンサルタントの場合、あくまでも「アドバイザー」としての立場でしかありません。企業の成長に対して、最後まで責任をもって関われるのはCxOならではの魅力といえるでしょう。
自ら企業を成長させたいと感じている人にとっては、非常に魅力的なポジションです。
3.経営者としての市場価値が高まる
CxOの経験を通して、自身の経営者としての市場価値を高められるという点も大きなメリットのうちの一つです。
CxOと管理職は似たキャリアに見えますが、実は全く異なる業務になります。CxOは、企業の立場に立って戦略を打ち出し、メンバーをまとめるのが主な業務です。一方、管理職は、企業の打ち出した戦略にそってメンバーをまとめます。
そのため、管理職としてのキャリアを積んでも、経営者としての市場価値を高めることができません。将来的に経営者として手腕を振りたいと考えている人には、CxOの経験は非常に重要です。
CxO転職で考えられるデメリット3つ
CxOへの転職前にデメリットも正しく把握しておきましょう。ここでは、CxOのデメリットを3点ご紹介します。
デメリットに対する対処法についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1.企業の経営基盤が不安定なこともある
CxOの最大のデメリットは、企業の経営基盤が不安定という可能性も少なくないという点です。
外部からCxOを招く企業の多くは、スタートアップ企業やベンチャー企業になります。大手企業とは異なり、豊富な資源がないため、市況に経営基盤が大きく影響されることも少なくありません。
CxOとして転職したものの、転職先企業が倒産してしまうというケースもあるでしょう。そのため、転職する企業の経営基盤や将来性などをしっかりチェックしてください。
2.即戦力としてのプレッシャーが大きい
即戦力としてのプレッシャーが大きいという点もCxO転職のデメリットの一つです。外部からCxOを採用する場合、専門的な知見や経験を求められるだけではなく、早い段階で成果を出すことが求められます。
CxOとして転職したものの、プレッシャーが大きすぎて半年で退職してしまったというケースもあるようです。
CxOの転職前に、プレッシャーに耐えられるだけの実力が、自分にあるか分析しましょう。客観的な自己分析が難しい場合は、転職エージェントなどに相談すると、自分の実力を客観的に判断することができます。
3.既存メンバーとのコミュニケーションの難しさ
CxOは外部から採用されるため、既存メンバーとのコミュニケーションに難しさを感じるという人も少なくないようです。
どんな企業でも、企業にはそれぞれ社風があります。仕事の進め方や人間関係、ルールなどに馴染めないと、既存メンバーと密なコミュニケーションをとることはできません。
しかし、社風は面接の時点では、伝わりにくいポイントです。そのため、転職先企業の社風が自分に合っているか、転職エージェントに相談してみてください。
転職エージェントによっては、企業の過去の内定者や離職者の情報をもっています。より具体的な企業の社風を教えてもらえるため、入社後に大きなギャップを覚えずにすむでしょう。
CxO転職を成功させるポイント
CxO転職は、難易度が高いだけではなく、普通の転職活動とはアクセスの仕方が異なります。ここでは、CxO転職を成功させるためのポイントを3点、ご紹介します。
それぞれの対処法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
CxOなど経営層に強いエージェントに相談する
前述したようにCxOと管理職は似ているポジションですが、業務内容が大きく異なります。そのため、CxOへの転職を成功させるためには、経営層に強いエージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントは、それぞれ得意とする業種や職種が異なります。CxO転職の場合、経営層に強い転職エージェントを選びましょう。
書類や面接対策も通常の転職活動とは異なる経営層向けのアドバイスをもらうことができます。
リーダーシップ・コミュニケーションスキルを磨く
CxOはリーダシップだけでなくコミュニケーションスキルも重視されます。中途採用のCxOの場合、既存チームとうまく業務を推進できるかが非常に重要です。
リーダーシップだけでは、既存チームをまとめることはできません。社風を理解し、密なコミュニケーションをとることが求められます。
そのため、CxOとして転職を成功させるためには、リーダーシップに加えてコミュニケーションスキルを磨かなければいけません。
柔軟にアンラーニングする姿勢をもつ
柔軟にアンラーニングする姿勢をもつことも非常に重要です。CxOは、過去の経験を生かすだけではなく、転職先企業のフェーズやビジネスモデルにあわせて柔軟にアプローチすることが求められます。
そのためには、自分の慣れ親しんだ仕事の推進方法やこだわりをアンラーニングしなければいけないシーンも出てくるでしょう。外部のCxOには、アンラーニングにも対応できる柔軟性が求められます。
そもそもCxOとは?【CxOの定義】
近年、耳にすることが多くなった「CxO」という言葉ですが、CxOの定義まではわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではCxOの定義とその実態について詳しくご紹介します。
類似しているポジションや役職についてもCxOと比較してご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてください。
CxOとは”Chief x Officer”のこと
CxOは、Chief x Officerの略称で、それぞれの頭文字をとって省略されています。「x」部分には、担当する業務の略称が入るため、日本語にすると「最高〇〇責任者」です。
たとえば「CEO(最高経営責任者)」はChief Executive Officerであり、「x」部分に「Executive(経営)」が省略されています。
他にも下記のようなCではじまりOで終わる役職を総括して「CxO」と呼んでいます。
- COO(最高執行責任者)
- CFO(最高財務責任者)
- CIO(最高情報責任者)
- CMO(最高マーケティング責任者)
- CRO(最高リスク責任者)
CxOの権限や責任に法的な根拠などはなく、企業がそれぞれ自由に作成することができます。そのため、CxOの種類は非常に豊富です。
CxOの役割は企業により微妙に異なる?
CxOの役割は企業によって異なります。前述したようにCxOの権限や責任には、法的な根拠はありません。あくまでもCxOは、組織内での役割を表す言葉です。
そのため、企業によっては同じCxOでも意味や求められる役割が異なることも少なくありません。たとえば、CFO(最高財務責任者)の求められる役割には、下記のようなものがあります。
- 資金調達
- 財務戦略の立案&実行
- IR(投資家への情報提供)
企業の規模やフェーズによって、CFOに求められる業務が変わります。創業期のベンチャー企業のCFOは「資金調達」が主な業務です。しかし、上場済みの企業の場合「IR」がCFOの主な役割になります。
CxOと「執行役員」の違い
CxOと似たポジションに「執行役員」があります。CxOは経営者サイドから事業を統括し、執行役員は統括だけではなく事業の運営責任者として、陣頭指揮に立たなければいけません。
また、法律的な観点でもCxOと執行役員には違いがあります。会社法の規定では、株式会社を設立する場合、「執行役員」を必ず設置しなければいけません。
一般的なCxOの役職
前述したようにCxOは、企業が自由に定められるため、さまざまな種類が存在します。ここでは、一般的なCxOのポジションと役割について一覧表にまとめました。
CxO | 名称 | 役割と業務内容 |
---|---|---|
CEO | 最高経営責任者 | 経営方針や事業戦略を策定、業務執行を統括 |
COO | 最高執行責任者 | 経営方針に従って業務を執行する |
CFO | 最高財務責任者 | 財務戦略などを策定、財務に関わる業務を統括 |
CIO | 最高情報責任者 | IT戦略の立案など情報システム全体の戦略策定 |
CMO | 最高マーケティング責任者 | マーケティング戦略の立案や実行 |
CHRO | 最高人事責任者 | 人事視点で経営をサポート、人事評価制度などの構築 |
役割や業務内容は、企業の規模やフェーズによって異なります。
CxO転職でよくある疑問
人気と需要が高まっているCxOの転職ですが、転職をスタートさせる前に下記3点のよくある質問と回答もぜひ押さえておきましょう。
CxOの平均年収はいくら?
CXOとCROの違いは何ですか?
CxOと事業部長の違いは何ですか?
よくある質問をチェックすることで、CxOの働き方の実態を知ることができるので、おすすめです。
CxOの平均年収はいくら?
一般的にCxOとされている下記の役職の平均年収は1,643万円です。
- CEO:5,586万円※1
- COO:812万円※2
- CFO:936万円※2
- CIO:881万円※2
- CTO:964万円※2
日本の平均年収381万円※3と比較しても、かなり高額な年収であることがわかります。CxOは、一般的な社員よりも実務経験や実績などが評価されることから、高額になる傾向にあるようです。
※1参照:労務行政研究所「2013年 役員報酬・給料等の最新実態」
※2参照:indeed「年収や給与を職種名で検索」
※3参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
CxOとCROの違いは何ですか?
CROは、CxOの一例です。CROは、Chief Risk Officerの略称で、日本語では「最高リスク管理責任者」として知られています。企業のリスク管理を担当するのが主な業務です。
現在、企業はさまざまなリスクやトラブルに直面することが増えました。多様化だけでなく複雑化するリスクに対応することがCROには求められています。CROの主な業務は下記の通りです。
- リスク管理の計画立案
- 最新情報の入手
- 危機管理の最高責任者
- トラブル対応
CxOの中でもとくに重要な役割を果たすこともあり、年々CROの需要は高まっています。
CxOと事業部長の違いは何ですか?
CxOは、経営的な視点から会社全体に対して責任を負うのが特徴です。一方で、事業部長は各部署のとりまとめ役が主な業務になります。事業部長は、あくまでも自分の部署の責任者であり、経営者の立場ではない点が両者の大きな違いです。
そのため、CxOは事業部長よりも専門的な知識や経験が求められます。会社全体にとっての価値や戦略を提言するのがCxOに求められる役割です。
CxO転職におすすめのエージェント・転職サイトまとめ
人気が高まっているCxOの転職におすすめの転職エージェントと転職サイトをご紹介しました。
経営者としての立場から提案や戦略を打ち立てるCxOは、専門的な知識や実務経験が求められる職種でもあります。そのため、CxO転職を成功させるためには、転職エージェントなどの活用が欠かせません。
転職エージェントは非常に多く存在するため、本記事で紹介した転職エージェントの魅力や特徴を参考にして、自分にあったエージェントを探してください。
CxOへのキャリアアップで、年収だけではなく事業への携わり方も大きく変えられるはずです。ぜひ、本記事を参考にして、CxO転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
経営者の転職については以下記事でも詳しく解説しています。
関連記事>>経営者の転職は難しい?キャリアの選択肢や押さえておきたいポイントについて解説