Webデザイナーやシステムエンジニアからのキャリアアップとして人気のWebディレクター。一方、未経験からでも転職しやすい業種であるため、年々、人気が高まっています。
そのため、Webディレクターの転職に転職エージェントの活用が欠かせません。
そこで、この記事ではWebディレクターの転職に強いおすすめ転職サイトや転職エージェントをご紹介しています。
転職エージェントの選び方や利用するメリット・デメリットについても詳しく解説しています。転職エージェントの登録を迷われている方は、ぜひチェックしてみてください。
また、Webディレクターの仕事内容などについても詳しくご紹介しています。特に未経験からWebディレクターへの転職を検討されている方は、チェックしてください。
Webディレクターに強いおすすめの転職サイト・転職エージェント5社紹介!
キャリアアップとして人気のWebディレクターですが、未経験からの採用も積極的に行われる傾向にあります。
非常に人気が高い職種ということもあり、転職を成功させるためには業界特化のIT転職エージェントやサイトの活用が欠かせません。そこで、ここではWebディレクターの転職におすすめの転職エージェント5社をご紹介します。
それぞれの特徴について詳しく解説しますので、参考にしてください。
マイナビIT AGENT
- Webディレクターに特化している
- Webディレクター向けの書類添削・面接対策
- スピード感のある転職ができる
マイナビIT AGENTは、大手マイナビグループが運営する転職エージェントです。特にIT業界に特化しており、Webディレクターの求人も非常に豊富な点が魅力になります。
IT業界に特化していることもあり、ITやWebディレクターの転職に詳しいコンサルタントが多数在籍しているのが同社の特徴です。
業界に精通したコンサルタントが多いため、Webディレクター向けの書類添削や面接対策を実施してもらえる点も同社の強みになります。
特にWebディレクターは、求められるスキルや経験が企業によって大きく異なるのが特徴です。コンサルタントを活用することで、より効率的に転職活動を進めることができます。
スピード感のある転職活動ができる点もマイナビIT AGENTの魅力です。LINEを活用してやり取りを行うため、コンサルタントのレスポンスが早く、スピーディーな転職が実現できます。
早期転職を希望されている方には、特におすすめの転職エージェントです。
マイナビIT AGENTの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社マイナビ |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
公開求人数 | 21,693件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | Webディレクター、IT業界 |
関連記事>>マイナビIT AGENTの評判・口コミ
※マイナビのプロモーションを含みます
Geekly
- IT専門のアドバイザーが在籍
- 首都圏の求人が豊富
- 未経験の転職をしっかりサポートしてくれる
IT業界に特化した転職エージェントとして、Geeklyもおすすめです。IT専門のアドバイザーが多数在籍しているため、Webディレクターへの転職へも的確なアドバイスをもらうことができます。
同社の魅力は、首都圏の求人が豊富という点です。首都圏での転職を検討されている方は、ぜひ登録してみてください。
地方在住の方向けの求人は決して多くありませんが、リモートや在宅ワーク中心の求人も一定数存在します。働き方にこだわりがある方にもおすすめです。
未経験の転職をしっかりサポートしてくれる点もGeeklyの魅力です。IT業界に強い転職エージェントの中には、「経験者のみ」と限定しているケースも少なくありません。
しかし、GeeklyではWebディレクター未経験者へのサポートも実施しているので、おすすめです。
Geeklyの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社 Geekly |
公式サイト | https://www.geekly.co.jp/ |
公開求人数 | 29,394件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | Webディレクター、IT系、Web系 |
ワークポート
- IT業界の求人が豊富
- 未経験でも応募できる求人が多い
- 内定獲得までの期間が短い
ワークポートは、IT業界の求人が豊富な転職エージェントになります。全公開求人のうち約40%がIT業界ということもあり、Webディレクターの求人も豊富です。働き方やライフスタイルにこだわりたい方に、おすすめになります。
未経験でも応募できる求人が多い点も、同社の強みです。そのため、担当アドバイザーも未経験者に対しても親身に対応してくれます。
アドバイザーのサポートが手厚いだけでなく、対応が迅速なため内定獲得までの期間が短い点もワークポートのメリットです。口コミによると、1週間で面接まで進める人もいます。
転職期間をできるだけ短くしたいという人に、ワークポートはおすすめの転職エージェントです。
ワークポートの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社ワークポート |
公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
公開求人数 | 108,197件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | Webディレクターなど幅広く |
関連記事>>ワークポートの評判・口コミ
リクルートエージェント
- 総合型転職エージェント
- 非公開求人が豊富
- 地方の求人も豊富
リクルートエージェントは、様々な求人を扱う総合の型転職エージェントです。そのため、非常に豊富な求人があります。Webディレクターとしての求人の取りこぼしを防ぐために、ぜひ登録しておきましょう。
公開求人だけではなく、非公開求人が豊富な点も同社の強みです。非公開求人は、公開求人よりも魅力的な条件の求人が多いといわれています。
キャリアアップなどを目指している人には、非常におすすめの転職エージェントです。
総合型転職エージェントということもあり、地方の求人も豊富という点もリクルートエージェントの魅力になります。
さらに、リモートワークなどこだわりの働き方で求人を選ぶことが可能です。そのため、地方に住みつつ都内の企業で働くことも夢ではありません。
関連記事>>リクルートエージェントの評判や口コミを徹底調査!登録のメリット・デメリット
リクルートエージェントの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
公開求人数 | 485,898件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | Webディレクター、その他全般 |
Type転職エージェント
- Webディレクターの転職の評価が高い
- アドバイザーの対応が丁寧
- スタートアップ企業が豊富
Type転職エージェントは、IT業界に特化した転職エージェントになります。そのため、Webディレクターの転職サポートの評価が高い点が魅力です。
アドバイザーの多くが、IT業界の経験者ということもあり、細かい内容までアドバイスをしてもらうことができます。
アドバイザーの対応が丁寧という点も同社の強みです。面談だけではなく、カウンセリングなどを実施してもらうことができます。キャリアプランの設計など「本当にやりたいこと」を一緒に考えてもらうことも可能です。
特にWebディレクター未経験者の方や転職未経験者の方におすすめの転職エージェントになります。
スタートアップ企業の求人が豊富という点もType転職エージェントの魅力です。他社と比較すると、どうしても大手企業やユニコーン企業などの求人数は、見劣りしてしまいます。
しかし、スタートアップ企業の求人が豊富なので、企業の成長に一から携わりたいと考えている方に、おすすめの転職エージェントです。
関連記事>>type(タイプ)転職エージェントの口コミ・評判から特徴を解説
Type転職エージェントの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
非公開求人数 | 12,387件(2024年11月1日現在) |
主な求人業種 | Webディレクターなど |
Webディレクターの転職時の転職エージェント・サイトの選び方
現在、非常に多くの転職エージェントや転職サイトが存在します。そのため「Webディレクターの転職には、どの転職エージェントを選んだらいいだろう?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
そこで、転職エージェントや転職サイトの選ぶ際のポイントを3点ご紹介します。
転職エージェントやサイト選びに迷われた時には、ぜひ参考にしてください。
専門性が高い転職エージェントを選ぶ
Webディレクターとして転職する際、専門性が高い転職エージェントを選ぶのが、最も重要なポイントになります。IT業界の転職事情は、通常の転職とは異なることが多いからです。
専門性が高い転職エージェントは、IT業界についての専門的な知識があります。初めての転職活動で不安な方にも相談しやすい点が魅力です。
Webディレクターとして転職に関する質問ができるだけではなく、書類添削、面接対策などでも専門的な知識を生かしたアドバイスをしてもらうことができます。
そのため、専門性が高い転職エージェントの方が、書類通過率や面接合格率も高くなるのが特徴です。
口コミや評判などもチェックする
転職エージェントに登録する前に、口コミや評判を事前にチェックしましょう。実際に利用したことがあるユーザーのコメントをチェックすることで、自分に合った転職エージェントか確認することができます。
口コミや評判を確認することで、下記のようなポイントを知ることが可能です
- サービス内容
- エージェントの専門性
- エージェントの対応力
- 求人の質
- サイトの利用しやすさ
チェックする際は、客観的な情報を知るためにも複数の口コミや評判を確認してください。
総合型・特化型など複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントに登録する際は、「総合型」と「特化型」の2種類の転職エージェントに登録しましょう。
総合型は、Webディレクター以外にも様々な業種を取り扱う転職エージェントです。例えば「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」などが該当します。
Webディレクターの求人に特化していないものの、非常に多くの求人を取り扱っているのが特徴です。「総合型」を複数社登録することで、求人の取りこぼしを防ぐことができます。
総合型だけではなく、特化型の転職エージェントに登録するのもおすすめです。例えば「マイナビIT AGENT」や「Geekly」などが特化型のエージェントになります。
IT業界に対する専門的な知識を持つエージェントが多数在籍しているのが特徴です。総合型と比較すると、求人数は少なくなるため、複数社登録してください。
Webディレクターの転職で転職エージェントを利用するメリット
Webディレクターの転職の際、「本当に転職エージェントを利用する必要があるかな?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。
そこで、ここではWebディレクターの転職で転職エージェントを利用するメリットを5点ご紹介します。
転職エージェントが自分に必要か判断するためにも、ぜひチェックしてください。
履歴書・応募書類等の添削をしてもらえる
履歴書や応募書類などを添削してもらえる点は、転職エージェントの最大の魅力です。企業によって、Webディレクターに求めるポイントが大きく異なります。
そのため、履歴書や応募書類で、どのようなスキルや業務経験をアピールしていいのか迷われる方も多いのが特徴です。
転職エージェントは、各社が応募者のどのようなスキルや経験を重視しているか正しく把握しています。そのため、添削を通して、より企業が求めている人物像をアピールすることが可能です。
特に転職初心者やWebディレクター未経験の方は、転職エージェントを活用してください。
面接のアドバイス・練習をしてもらえる
面接のアドバイスや練習をしてもらえる点も転職エージェントを利用するメリットです。転職エージェントは、各企業の下記のような細かい情報を把握しています。
- 企業が求める人物像
- 企業が求めている実務経験
- 過去の質問例
- 企業が重視するポイント
アドバイスや練習を通して、アピールする方法を的確にアドバイスしてもらえます。
特にWebディレクター未経験の場合、前職での経験やスキルをアピールしなければいけません。転職エージェントを通じて、しっかりとアピールできるように練習してください。
転職前に転職先の企業の雰囲気や働き方を知れる
転職前に転職先の企業の雰囲気や働き方を知れる点も大きなメリットの1つです。求人情報だけでは、どうしても企業の雰囲気や働き方などの詳しい内情を知ることはできません。
転職エージェントの場合、実際に企業に訪問していることも多く、リアルな職場の雰囲気を知っています。転職後にどのようなスタイルで働けるのか、詳しく教えてもらえる点が魅力です。
転職した後に「思っていた職場と違った」というギャップを埋めることができます。安易な転職を繰り返したくない人にとっては、特に転職エージェントの活用はおすすめです。
非公開の求人を閲覧できる
非公開求人を閲覧できる点も転職エージェントのメリットです。企業は下記のような理由で、求人を非公開にします。
- 人気すぎるポジションのため応募が殺到するから
- 募集していることを知られたくない重要なポジションだから
- 迅速に人材を確保したいから
- ターゲットを絞って求人をかけたいから
上記の理由からも分かるように、非公開求人は魅力的な求人が多いのが特徴です。転職エージェントを活用することで、非公開求人を紹介してもらい大きなチャンスを掴むことも夢ではありません。
条件交渉をしてもらえる
入社する際の条件交渉をしてもらえる点も転職エージェントを利用するメリットの1つです。転職する際、転職者は下記のように企業と様々な条件を交渉しなければいけません。
- 入社日
- 給与
- 年収
- 各種手当
- 勤務地
- 勤務形態
特に、Webディレクターは専門性が高い職種であるため、交渉によって、大きく条件が変わりやすいのが特徴です。
転職エージェントは、数多くの転職をサポートしている経験があります。また、応募者の経験やスキルなどから適切な年収の相場も把握しているため、企業と効果的に交渉することも可能です。
転職エージェントに条件を交渉してもらうことで、よりよい労働条件で働くことや年収がアップを目指せます。
Webディレクターの転職で転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントのメリットをご紹介しましたが、登録する前にデメリットも正しく押えておきましょう。ここでは、主なデメリットとして下記4点をご紹介します。
それぞれの対処法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
転職エージェントによって求人に偏りがある
転職エージェントは、それぞれ得意とする業界や職種があります。そのため、紹介してもらうことができる求人に偏りがあります。
例えば、首都圏を対応エリアとしている転職エージェントの場合、首都圏の求人が充実している一方、どうしても地方の求人数が少ないことがあります。
対処方法は大きく分けて2点あります。
- 登録する前に自分に合っているか調べる
- 複数の転職エージェントに登録する
登録する前に、転職エージェントの公式サイトを調べましょう。転職エージェントが得意とする業界、業種、エリア、年代などをチェックすることができます。
また、転職エージェントを複数社登録するのもおすすめです。複数社を利用することで、自分に合った求人が見つけやすくなります。
希望条件にあった求人をなかなか紹介してもらえない時は、別の転職エージェントに変えてみましょう。
キャリアアドバイザーとやり取りをする必要がある
転職エージェントの場合、求人に応募するためにキャリアアドバイザーとやり取りをする必要があります。主なやり取りは、下記の通りです。
- 登録後の面談
- 求人の紹介のための面談
- 面接前後の面談
応募する企業が増えれば増えるほど、面談の数も増えてしまいます。自分のペースで転職を進められないというデメリットを感じる人も多いようです。
ただ、面談は転職エージェントと直接会わず、電話やオンライン面談のみというケースが一般的になります。そのため、連絡頻度が多すぎる場合は、希望のペースを伝えましょう。
相性の合わないアドバイザーが付く可能性がある
転職エージェントによっては、相性が合わないアドバイザーに担当されてしまう可能性があるという点もデメリットです。
転職エージェントには、非常に多くのアドバイザーが在籍していますが、担当者を指名することはできません。そのため、アドバイザーによっては、相性が合わないこともあるでしょう。
アドバイザーとは密にコミュニケーションをとる必要があるため、相性によって転職の成果が大きく変わることも少なくありません。
数度の面談を経て、相性が合わないと感じた場合は、アドバイザーを変えてもらいましょう。アドバイザー本人に直接伝えることなく、変えることもできますので、安心してください。
変えてもらう際、理由を漠然と伝えるのではなく、「IT業界の専門的な知識が足りない」など具体的な理由を伝えるのがおすすめです。
求人サイトのように自由に応募できない
求人サイトのように自由に応募できないという点も転職エージェントのデメリットの1つです。転職エージェントの場合、アドバイザーを通して応募するのが一般的になります。
アドバイザーを仲介するため、煩わしいと感じる人も多いようです。
ただ、転職エージェントの場合も履歴書や応募書類がそろっていた場合、すぐに応募してもらえます。アドバイザーとのやり取りを減らすためにも、応募前にしっかりと必要書類を揃えておきましょう。
Webディレクターの転職に有利になるスキル
非常に人気度が高いWebディレクター。そのため、Webディレクターの転職に有利になるスキルが気になられている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここではWebディレクターの転職に有利になるスキルを7点ご紹介します。
それぞれのスキルについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
コミュニケーションのスキル
コミュニケーションのスキルは、Webディレクターの転職で非常に重視されます。Webディレクターはチーム内で指揮をとり、プロジェクトを進行させるのが主な役割です。
プロジェクトをスムーズに進行させるために、コミュニケーションスキルは欠かせません。
Webディレクター未経験の場合も、別業種でコミュニケーションスキルを生かした職務経験などがあれば、大きなアピールポイントになります。
スケジュール管理を行うスキル
Webディレクターとして求められるスキルに、スケジュール管理能力も挙げられます。
Webディレクターは、プロジェクトを予定通り進行しているか監督しなければいけません。各業務にバッファを持たせておくだけではなく、トラブルが生じた際の対処法も用意します。
事前にスケジュールを作成することから、見積もりや予算管理などの業務に携わることも少なくありません。
プレゼンテーションをするスキル
Webディレクターは、プレゼンテーションをするスキルも大きく評価されます。Webディレクターは下記のようなシーンでプレゼンテーションを行います。
- 企画立案した時
- クライアントの要望をエンジニアへ伝える時
- 課題解決方法をクライアントへ伝える時
- デザインの意図を伝える時
顧客、外部のベンダー、社内関係者など、様々なメンバーへ伝える必要があるため、伝えなければいけない内容を正確に伝えるスキルが求められます。
プレゼンテーションスキルをアップさせるためには、テクニックを学ぶのがおすすめです。「結論から伝える」「指示語は避ける」など、知識レベルが違う相手に配慮する表現テクニックを身につけましょう。
解析や提案できるスキル
Webディレクターには、解析や提案できるスキルも求められます。Webディレクターは、プロジェクトを推進する上で課題を見つけなければいけません。
課題を見つけるためには、情報を収集するだけではなく解析し、その解析結果をクライアントへ提案する必要があります。
情報を多角的に捉える訓練をすることで、解析スキルを磨くことが可能です。情報を収集するだけではなく、解析する習慣も身につけましょう。
デザイン・プログラムのスキル
デザインやプログラムのスキルがあると、評価はさらに高くなります。クライアントは、Webに関しては専門外ということが一般的です。そんなクライアントにWebディレクターは、業務の説明をしなければいけません。
そのため、Webディレクターはデザインやプログラムについて、「知っている側」であることが求められます。
また、Webデザイナーやエンジニアと同じ目線で仕事をするためにも、やはり最低限の知識が必要です。
情報収集のスキル
Webディレクターはプロジェクトを主導するのが主な業務です。そのため、情報収集スキルも重要視されるスキルの1つになります。チーム内の誰よりも主に下記のような情報を収集しておきましょう。
- 業務に必要な技術情報
- 市場ニュース
- トレンド情報
新聞や雑誌、Webだけではなく、交流会や勉強会などから情報を仕入れる習慣を身につけておきましょう。
相手を信頼するスキル
多くのプロジェクトは、チームで1つの成果物を作成します。そのため、Webディレクターには相手を信頼するスキルが重要です。
自分ができる仕事を全て巻き取るのではなく、メンバーを信頼して任せることでチームの多彩かつ柔軟な提案力を高めることができます。
さらに、信頼することで各メンバーの役割が明確になり、1人1人の責任感をアップさせることができる点も魅力です。メンバーを信頼して少し高いレベルの業務を任せることで、メンバーの成長を促すこともできます。
Webディレクターの転職に有利になる資格
転職シーンでは、資格によって客観的に能力を評価してもらうことができます。ここでは、Webディレクターの転職に有利になる資格5選をご紹介します。
Webディレクション検定
ウェブ解析士
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Webライティング技能検定
マーケティング・ビジネス実務検定
人気職であるWebディレクターの転職。資格があることで有利になりますので、ぜひ参考にしてください。
Webディレクション検定
Webディレクターとして、一定のレベルの制作管理が行えるスキルがあると認定されるWebディレクション検定。Webディレクションに関する実践的な問題が数多く出題されます。
- プロジェクト企画
- Web制作の工程管理
- 現状分析
- 情報構造設計
- 集客施策立案
上記のようなWebディレクションに関する知識に加え、Webサイトの仕組みや運用知識なども網羅した資格です。どの資格にしようかと迷った時、特におすすめになります。
ウェブ解析士
Webディレクターとして評価されるスキルの一つ「解析」スキルに関する資格がウェブ解析士です。データを読み取り、正しい判断ができるスキルになります。
問題は下記のような用語から考え方まで幅広く出題されるため、資格を取得することで総合的な解析スキルをアピールすることが可能です。
- ウェブ解析に必要な用語や使い方
- アクセス解析から得られる情報分析方法
- 計算方法
- 解析による課題発見方法
- 改善方法
上位資格に「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」などがあるため、段階を踏んで資格を取得する人が多いです。
2022年まで合格率は、50%前後と決して簡単ではない資格でした。しかし、2023年からカリキュラムが改訂され、2023年の平均合格率は93%まで上がっています。
2024年も同様のカリキュラムが組まれており、難易度が高くない資格です。Webディレクターに関する資格がない人に特におすすめになります。
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
WebマーケティングやWebサイトの解析に欠かせないGoogleアナリティクス。Googleアナリティクスに関する資格を認定しているのが、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)です。
下記のようにGoogleアナリティクスに関する全般的な知識が問われます。
- Googleアナリティクスの設定
- Googleアナリティクスのカスタマイズ
- レポート
- ディメンションや指標の理解
Googleの公式資格ということもあり、転職シーンでの信頼度が高い点も魅力になります。
Webライティング技能検定
Webライティング技能検定もおすすめの資格です。Webディレクターとして働く上で欠かせない、文章でのプレゼンスキルをアピールすることができます。
毎月、Web上で実施されている検定試験なので、気軽に受験できる点が魅力です。ただし、Webライティング技能検定講座を受講する必要があるため、注意が必要です。
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング実務の知識を総合的に判定するマーケティング・ビジネス実務検定も人気の資格です。2005年から開始された検定試験で、下記のようなスキルを習得していることを証明できます。
- マーケティング理論
- マーケティング実務知識
- マーケティング時事情報
- マーケティング時事事例
A級~C級まであり、難易度はA級が最も高くなり、出題範囲も広くなっています。マーケティング未経験の方の場合、C級から段階的に受験するのがおすすめです。
Webディレクターとは?
Webディレクターとは、Webサイトを構築する業務を行う際、全体の指揮をとる監督のようなポジションです。
Webサイトを構築する際には、下記のようなメンバーが携わります。
- システムエンジニア(プログラムを設計)
- Webプログラマー(プログラムを組む)
- Webデザイナー(デザインする)
- Webライター(コンテンツを作成する)
プロジェクトでは様々な職種のメンバーが、それぞれの業務をこなします。時間や予算は限られているため、メンバーの業務を統括しなければならず、その業務を担うのがWebディレクターです。
また、メンバーの統括だけではなく、クライアントとの交渉や打ち合わせもWebディレクターの重要な業務になります。
Webディレクターの主な仕事内容
Webディレクターが具体的にどのような業務を行うのか、詳しく解説します。Webディレクターの主な仕事内容は下記4点です。
それぞれについて、詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
①クライアントにヒアリングする
Webサイトの方向性や企画の軸を決めるクライアントへのヒアリングは、Webディレクターの重要な業務の1つです。
下記のように、クライアントによってWebサイトの作成の目的は大きく異なります。
- 自社のブランディング
- 自社サービスの認知度アップ
- 商品の売り上げアップ
- サービス登録
- 新規顧客の獲得
そのため、クライアントへのヒアリングは重要であり、丁寧なヒアリングが求められます。
②ニーズに合わせた企画の提案
クライアントのニーズに合わせた企画を提案するのもWebディレクターの仕事です。クライアントだけではなく、チームにも提案する必要があります。
具体的には下記のような要素を企画に盛り込む必要があります。
- Webサイトのコンテンツ
- Webサイトの機能
- SEO対策
- SNS対策
- Webサイトのデザイン
ニーズに合った目標を設定し、実現するための戦略を考えなければいけません。
③Web制作・管理を行う
Webディレクターには、Web制作や管理を行うことも求められます。プロジェクト管理では、下記のような業務を管理しなければいけません。
- プロジェクトの計画
- スケジュール管理
- コスト管理
- 品質管理
- リスク管理
進捗状況を確認し、問題が発生した場合は適切に対処します。
④サイトの運用・修正・更新作業を行う
サイトの運用や修正、更新作業もWebディレクターの業務になります。Webサイトは、作成するだけで業務が完了するわけではなく、運用し課題が見つかれば修正しなければいけません。
具体的には下記のような業務を行います。
- コンテンツや機能の更新
- コンテンツの改善
- バグの修正
- SEO対策
- ウェブ解析に基づく改善策の提案
いわゆるアフターフォローにあたり、クライアントとの関係を維持する上で重要な業務です。
Webディレクターの平均年収について
前項までWebディレクターの業務内容について詳しく解説しましたが、「Webディレクターの平均年収が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
Webディレクターの平均年収は約443万円※になります。Web作成にかかわるWebデザイナーの平均年収は386万円※です。Webデザイナーと比較すると携わる工程が多いため、Webディレクターの平均年収は高いと考えられます。
また、日本の平均年収は311万円※2と比較してもWebディレクターの平均年収が高いのが特徴です。これは、IT業界が人手不足である中、総合的なスキルを求められるWebディレクターの年収は高くなる傾向にあると考えられます。
月給で換算すると月40万円で、初任給は23万円※が相場です。時給制度を取ることが多い派遣やアルバイト、業務委託の場合は平均時給1,898円前後となります。
※:マイナビクリエイター「Webディレクターとは?」
※2:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
Webディレクターの今後について
Webディレクターの今後は、さらに需要が高まると考えられています。
今後、ITとユーザーの関係性はより強くなり、Webサイトの必要性もより高まるでしょう。そんなWebサイトの制作や運営に携わるWebディレクターの今後は非常に明るいと考えられています。
さらに、IT業界では人材不足が大きな課題です。経済産業省は、2030年には最大79万人が不足すると発表しています。
人材不足の業界では人を採用するに高年収や好待遇な求人が増えるのが特徴です。そのため、Webディレクターの求人は今後さらに条件がよくなるでしょう。また、未経験も含めたキャリア採用も増加すると考えられています。
Webディレクターの転職でよくある疑問
Webディレクターへの転職を検討される前に、Webディレクターの転職に関する「よくある疑問」とその答えを押えておきましょう。
それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
未経験でも転職できるか?
Webディレクターには、未経験からでも挑戦することが可能です。
未経験からでも転職できる理由は、下記3つが挙げられます。
- 専門性は他のスタッフが補ってくれるから
- コミュニケーション能力やプレゼンスキルが重視されるから
- ユーザー視点を生かせるから
専門性が高いと思われがちなWebディレクターですが、専門性の高い業務は専門スタッフに一任するのが一般的です。そのため、Webデザインやプログラミングの実務経験は求められず、未経験でも問題ありません。
Webディレクターには、コミュニケーション能力やプレゼンスキルが重視されます。そのため、別業種で培った実務経験をアピールすることで、未経験からWebディレクターに転職することが可能です。
Webサイトを構築する上で、ユーザー視点は非常に重要なポイントになります。未経験の場合、よりユーザーの視点に近い感覚を持つことができる点が評価されます。
Webディレクターに向いている人はどんな人?
Webディレクターには、下記のような人が向いています。
- 計画的にプロジェクトを推進できる
- 分析能力がある
- 課題解決能力がある
- 柔軟に対応できる
- コミュニケーションが得意
- 発想力がある
- 学習意欲が高い
上記ポイントがより多く当てはまる人が、Webディレクターに向いているといえます。自分にWebディレクターとしての適性があるか、ぜひチェックしてみてください。
Webディレクターに強いおすすめの転職サイト・転職エージェントまとめ
Webディレクターへキャリアアップしたいと考えている人は、年々増えています。Webディレクターへの転職は決して簡単ではなく、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
この記事では、おすすめの転職エージェントを5社ご紹介しました。転職エージェントの選び方を参考に、自分に合った転職エージェントを探してください。
未経験からでもWebディレクターへの転職は可能です。その際、求められているスキルや資格をアピールすることで、転職では有利になります。
Webディレクターの転職に有利になるスキルや資格も詳しく解説したので、活用して転職成功を目指してください。