セキュリティの重要性が見直される中、セキュリティコンサルタントの需要も年々高まっています。そのため「セキュリティコンサルタントとして独立したい」と考えられている方も多いのではないでしょうか。
フリーランスとして独立するには、セキュリティコンサルの実態を正しく把握し、準備をすることが重要です。そこで、本記事ではセキュリティコンサルの実態について、詳しく解説します。
フリーランスとして案件を安定的に獲得するためには、コツやポイントを押さえる必要があります。そんな案件獲得のサポートにおすすめなのが、フリーランス向けエージェントです。
無料で利用できるだけでなく、案件の紹介やアフターフォローもしっかり対応してもらえます。おすすめのエージェントを5社ご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
セキュリティコンサルタントとは?主な業務内容
セキュリティコンサルタントは、企業のセキュリティ環境の保全や改善などを行うのが主な業務です。具体的な業務は、大きく分けて下記の5つに分類できます。
セキュリティコンサルタントの実態を把握することは、フリーランスに転向するうえで非常に重要です。それぞれの業務について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事>>セキュリティコンサルタントとは?仕事内容や年収、必要なスキルや資格を解説
セキュリティ状況の評価
専門的知見を持つ立場から、企業のセキュリティ状況を評価するのもセキュリティコンサルタントの業務の一つです。
現在、セキュリティ対策の必要性を多くの企業が認識するようになり、実際に対策を講じている企業も少なくありません。一方で「自社のセキュリティ対策は十分なのか?」と不安になる企業も一定数存在します。
そのため、セキュリティの専門家であるセキュリティコンサルタントに、セキュリティ状況の評価を依頼する企業が増加中です。セキュリティの脆弱性診断だけではなく、改善策の立案から実装まで一貫して請け負うこともあります。
セキュリティポリシーやガイドライン策定
セキュリティコンサルタントは、セキュリティポリシーやガイドラインの策定を依頼されることもあります。
Webを活用することで、業務効率化や効果的な集客が可能です。その一方で、情報流出やハッキングなどのリスクも生じます。トラブルに巻き込まれると、企業だけではなく、顧客や取引先にも大きな損害を与えてしまうかもしれません。
そのため、セキュリティに関する規定を明確に定めることが、企業には求められています。もちろん、自社でガイドラインを作成することも可能です。
しかし、Webセキュリティの専門家であるセキュリティコンサルタントに依頼することで、安全性を担保できるだけでなく、企業に対する信頼感を与えられます。
セキュリティシステムの設計・実装
セキュリティシステムの設計や実装もセキュリティコンサルタントの重要な業務です。
現在、セキュリティ対策ソフトは、無料のものから有料のものまで非常に多く存在します。しかし、業種やサービス内容によって、必要なセキュリティの内容は異なるのが一般的です。
そのため、自社に合わせたセキュリティシステムの設計や実装をセキュリティコンサルタントに、依頼するケースが増えています。
コンサルタントとしての知見だけではなく、エンジニアとしての知見も重視されるのがセキュリティコンサルタントの特徴です。
社内のセキュリティ研修
社内のセキュリティ研修も非常に重要なセキュリティコンサルタントの業務です。
安全なセキュリティ環境を構築するためには、社員一人ひとりのリテラシーが求められます。そんな社員の知識を深めるために、セキュリティ研修を定期的に行う企業は少なくありません。
セキュリティに対する危機感が高まる中で、より高度なセキュリティ研修をしたいと考える企業は多く、セキュリティコンサルタントへの依頼が増加中です。
インシデント対応やフロー構築
インシデント対応やフロー構築もセキュリティコンサルタントの業務です。
セキュリティには、トラブルがつきものです。いざ、トラブルが生じた際に対応するのが、セキュリティコンサルタントになります。セキュリティコンサルタントならば、的確に対処できるだけでなく被害を最小限に留めることも可能です。
また、同じようなトラブルが生じないように、フロー構築を行うのもセキュリティコンサルタントの業務になります。
そのため、トラブルに対応できる冷静さやトラブルの本質を見抜く分析力が、セキュリティコンサルタントには求められます。
セキュリティコンサルとセキュリティエンジニアの違いとは?
セキュリティコンサルタントと似た職業に「セキュリティエンジニア」があります。両者の最大の違いは、企画や立案業務の有無です。
セキュリティエンジニアは、主に設計や実装など技術的な側面でサービスを提供します。
その一方で、セキュリティコンサルタントの場合、企画や立案を行うのが主な業務です。企業に直接ヒアリングし、セキュリティの実態などを把握。課題点を分析し、企画や立案することがセキュリティコンサルタントには求められます。
フリーランスのセキュリティエンジニアも需要の高いポジションですが、セキュリティエンジニアを経てセキュリティコンサルタントにキャリアアップする人も少なくありません。
フリーランスセキュリティコンサルタントの働き方とは
フリーランスセキュリティコンサルタントの働き方は、一般的な会社員とは大きく異なります。基本的に、社員として会社と契約せず、業務委託という形で契約してサービスを提供します。
長期間、業務に携わる可能性がある一方、スポット的に仕事を依頼されることも少なくありません。決して安定的な働き方ではありませんが、複数のクライアントと並行して契約することで問題を解消することも可能です。
また、自分で仕事の調整ができるため、ワークライフバランスを大切にしたい人に向いています。
さらに、フリーランスとして独立することで会社員の収入と比較すると、高収入になる可能性が非常に高いのも魅力です。スキルと実績に対して報酬が支払われるため、月収100万円も夢ではありません。
セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するメリット
フリーランスとしての独立は、大きなキャリアの転換期となります。本格的にフリーランスとして活動をスタートさせる前に、セキュリティコンサルとして独立するメリットをチェックしましょう。
セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するメリットは、非常に多く存在します。その中でもとくに注目したいメリットが下記の4点です。
独立するメリットが、自分の働き方や価値観と合致するか、ぜひチェックしてみてください。
働き方が柔軟に決められる
フリーランスとして独立することで、働き方を柔軟に決められるという点は大きなメリットです。案件によっては下記のような条件で働くこともできます。
- 週休3日
- フルリモート
- 企業に常駐
- 地方在住
- 10日以上の長期休暇
働き方にこだわりがある方やプライベートを充実させたい方に、フリーランスセキュリティコンサルタントは非常に魅力的な働き方です。
自分の意思でスキルアップできる
自分の意思でスキルアップできる点もフリーランスとして独立するメリットです。会社員の場合、自分で好きな仕事を選ぶのは、決して簡単なことではありません。
しかし、フリーランスの場合、自分でかかわりたい案件を決められます。結果として、自分のキャリアプランに応じて効率よくスキルアップすることが可能です。
また、会社員の場合、なかなかスキルを上げることができない、交渉力などのビジネススキルが上がる点もフリーランスエンジニアの魅力です。
会社員よりも高収入になりやすい
会社員時代よりも高収入になりやすいという点も大きなメリットです。コンサルタントの中には、年収アップを目指して独立する人も少なくありません。
たとえば、実際にレバテックフリーランスでは、下記のような案件が募集されていました。
● 大手自動車メーカーセキュリティ構築:月収115万円
● 大手商社向けセキュリティ強化:月収140万円
● 大手印刷会社セキュリティガイドライン作成:月収80万円
※参照:レバテックフリーランス
※記事執筆時の情報となるため、現在は募集を終了している可能性があります。
セキュリティコンサルタントとして、スキルや実務経験がある場合、年収1,000万円も決して難しくありません。
セキュリティコンサルの需要が高く将来性がある
セキュリティコンサルタントの需要が非常に高く、将来性があるという点もセキュリティコンサルタントがフリーランスとして独立するメリットです。
近年、IT人材不足が問題視されており、経済産業省も2030年には最大79万人※が不足すると発表しています。IT分野の中でもとくに重要視されるのがセキュリティの分野です。
また、セキュリティコンサルの業務は、専門性が高く社内では人材育成にコストや時間がかかってしまいます。そのため、フリーランスと相性がいい点も特徴です。そのため、将来的にセキュリティコンサルタントの需要が大幅に減少する可能性は低く、安心して働き続けることができる点も大きなメリットです。
※参照:経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課「IT人材育成の状況等について」
セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するデメリット・注意点
当たり前ですが、フリーランスとしての独立は、メリットばかりではありません。独立後に後悔しないためにも、デメリットや注意点をしっかり押さえておきましょう。
セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するデメリットや注意点として、下記3点が挙げられます。
それぞれについて詳しく解説するだけでなく、対応策もご紹介しますので、ぜひチェックしてください。
個人事業主としてのタスクが増える
フリーランスとして働くと、会社員時代にはなかった個人事業主ならではのタスクが増えます。下記のような業務が増え、負担に感じてしまう方もいるかもしれません。
- 営業(案件の獲得)
- クライアントとの打ち合わせ
- 経理業務
- 年度末の税務申告
とくに、フリーランス初心者の方には大きな負担となるでしょう。ただ、フリーランス向けエージェントなどを活用することで、タスクを軽減することもできます。
独立したての時期は収入が不安定
セキュリティエンジニアに限らず、フリーランスとして独立したての時期は収入がどうしても不安定になりがちです。独立当初は、フリーランスとしての実績づくりをする時期とされています。
独立当初は、高額案件の受注が難しいですし、すぐに案件を見つけるのも簡単なことではありません。フリーランスとして独立する前に、ある程度、貯金をしておくと心に余裕を持てるのでおすすめです。
また、高額案件やすぐアサインできる案件を紹介してくれるフリーランス向けエージェントもあわせて活用してみてください。安定的な収入につなげることができます。
即戦力や高い専門性を求められる
フリーランスセキュリティコンサルタントには、即戦力や高い専門性が求められます。そのため、セキュリティコンサルタントとしての実務経験やスキルがない場合、案件を獲得することができないかもしれません。
また、運よくアサインされても即戦力としての成果が求められるため、強いプレッシャーを感じてしまう人も少なくないようです。
フリーランスとして独立する前に、しっかりと実務経験を積んでおきましょう。様々なケースに対応できる対応力や分析力などを磨くのがおすすめです。
また、アサイン後は、セキュリティ業界での経験やフリーランス経験のある人に相談してみてください。状況に応じた適切なアドバイスを受けることができます。
フリーランスセキュリティコンサルタントになるためのステップ
ステップを踏まずに、突然フリーランスとして独立するのは無謀です。そこで、ここでは、フリーランスセキュリティコンサルタントになるためのステップをご紹介します。
経験の有無によってステップは異なります。それぞれについて詳しく解説しますので、ご自身の状況に合ったステップアップ方法を確認してみてください。
未経験者はまずセキュリティエンジニアを経験
セキュリティコンサルタント未経験の方の場合、まずはセキュリティエンジニアを経験することから始めましょう。セキュリティコンサルタントはエンジニアとしての知識も求められるため、エンジニアの経験が欠かせません。
セキュリティエンジニアの需要は、非常に高いのが特徴です。そのため「未経験OK」の求人が非常に多く、正社員や契約社員として就職することは、決して難しくありません。
セキュリティエンジニアとしてのスキルを身につけたら、コンサルティングファームへ転職しましょう。コンサルタントとしての経験を積んでから、独立するのがおすすめです。
未経験者からフリーランスとして独立する場合、数年単位で計画しましょう。
IT系エンジニアはセキュリティコンサルタントへの転職から
IT系エンジニアとしての働いていた経験がある場合や勤務経験がある場合は、コンサルタントとして転職し、実績を積んでください。
一般的なコンサルタントの転職は、非常に難易度が高いことでも有名です。しかし、セキュリティコンサルタントの需要が高いため、セキュリティエンジニアとしての経験があれば難易度は格段に下がります。
コンサルタントとしての経験を積んだ後、フリーランスとして独立するのがおすすめです。未経験の時よりも期間は短くなりますが、やはり2~3年かける必要があります。
セキュリティコンサルがフリーランスとして案件獲得する方法
フリーランスとして独立し、安定的に収入を獲得するためには、案件を定期的に獲得する必要があります。案件獲得方法は、業種や職種によって大きく異なるのが特徴です。
そこで、ここではセキュリティコンサルタントがフリーランスとして、案件獲得する方法を4点ご紹介します。
獲得する方法だけではなく、獲得するためのコツをそれぞれご紹介しているので、確認してください。
フリーランス向けエージェント・サイトを利用
最も簡単な方法がフリーランス向けエージェントやサイトを利用する方法です。フリーランス初心者の最大の問題が、案件の獲得になります。
実績や経験があっても、コネクションや紹介がないかぎり、なかなか企業への直営業は個人ではうまくいきません。しかし、フリーランス向けエージェントやサイトでは、豊富な案件の中から自分にあった案件を紹介してもらえます。
また、エージェントによっては、税務作業など個人事業主ならではのタスクをサポートしてもらうことが可能です。アサイン後に、業務について相談することができるエージェントも。
フリーランス初心者の方だけでなく、セキュリティコンサルタントとしての実務経験があるものの、なかなか仕事がもらえないという人にもおすすめです。
クラウドソーシングサービスで受注
セキュリティコンサルタントの需要の高まりから、LancersやCrowdWorksのようなクラウドソーシングサービスでも案件の募集があります。経験があまりない駆け出しのセキュリティコンサルタントでも受注しやすい点が魅力です。
ただ、単価が低い案件や短期間のスポット案件が多い傾向にあるため、注意してください。
ビジネス系SNSで募集を探す
クラウドソーシングサービスだけではなく、ビジネス系SNSで募集を探すのもおすすめです。WantedlyやLinkedinなどで積極的にセキュリティコンサルタントを募集しています。
ベンチャー企業をはじめ、勢いのある企業が多く登録しており、情報収集に便利な点が魅力です。しかし、ビジネス系SNSはフリーランス向けではなく、正社員や契約社員での募集が多いため注意してください。
個人のブログやSNSを運用して集客する
個人のブログやSNS(XやInstagramなど)を運用して集客する方法も注目されています。
日本だけではなく海外からもアクセスできるブログやSNS。そのため、非常に効果的な広告として活用できます。また、エージェントを挟まないため、手数料を支払わずにすむ点もメリットです。
その一方で、実績がないと受注が難しいというデメリットもあります。また、SNSの運用は簡単ではないため、時間とコストがかかってしまうという点もデメリットです。
セキュリティコンサルのフリーランス案件探しにおすすめなエージェント5選
セキュリティコンサルとして、フリーランス案件を獲得するおすすめの方法が、フリーランス向けエージェントです。豊富な案件から自分のスキルや経験に合った案件を紹介してもらえます。
ただ、フリーランス向けエージェントは非常に多く存在するため「どの会社に登録したらいいだろう?」と疑問に思われるかもしれません。
そこで、ここではフリーランスセキュリティコンサル向け案件に強い5社をご紹介します。
各社の魅力や強みについて、それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ハイパフォコンサル
- 高単価案件が豊富
- リモート案件が豊富
- 福利厚生サービスあり
ハイパフォコンサルは、フリーランス独立直後からしっかり稼ぎたいという方に、おすすめのエージェントになります。全体の60%が120万円を超える案件で、高単価案件が非常に豊富な点が魅力です。
同社で募集しているセキュリティコンサルタント案件のうち、月収100万円を超えているものも少なくありません。
リモート案件が豊富という点もハイパフォコンサルの特徴です。案件全体の80%以上が、リモート案件になるため、地方在住でも問題なく働くことができます。
働き方にこだわりがある人は、とくにおすすめのエージェントです。
フリーランスの場合、会社員とは異なり福利厚生がありません。しかし、ハイパフォコンサルでは、アサイン中の会員に向けた福利厚生サービスを提供しています。提携会社のサービスを割引価格で利用できるなど、豊富なサービスが魅力です。
関連記事>>ハイパフォコンサルの評判・口コミ
ハイパフォコンサルの基本情報 | |
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会社名 | INTLOOP株式会社 |
公式サイト | https://www.high-performer.jp/consultant/ |
公開求人数 | 8,083件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | PMO、PM、セキュリティコンサルタント |
デジタル人材バンク
- 月額350万円以上!高単価案件が豊富
- デジタル案件に特化した案件が豊富
- コンサルティングファーム出身者が担当
デジタル人材バンクは、高単価な案件が豊富な点が最大の特徴です。平均人月単価は193万円(2022年5月度実績)で、案件によっては月額350万円という高単価案件もあります。年収アップを目指している人は、ぜひ登録してください。
デジタル案件に特化したコンサル案件が豊富という点も同社の魅力になります。セキュリティコンサルタントの案件も豊富なため、働き方やチャレンジしたい分野などが決まっている人におすすめです。
担当者の多くは、コンサルティングファーム出身者になります。セキュリティコンサルタントの領域にも精通しているため、的確な案件を紹介してもらえます。アサイン後も的確なアドバイスをもらうことができるので、非常におすすめです。
関連記事>>デジタル人材バンクの評判・口コミ
デジタル人材バンクの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社 クラウド人材バンク |
公式サイト | https://consultant.digital.hr-bank.co.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | 戦略コンサルタント、ITコンサルタント、セキュリティコンサルタント |
レバテックフリーランス
- マッチングの精度が高い
- 案件が途切れないようにサポートしてもらえる
- 支払いサイトが15日
レバテックフリーランスは、安定的にフリーランスとして収入を得たいという人におすすめのエージェントです。マッチングの精度が高いため、アサイン後のギャップが少ないという定評があります。
案件が非常に多いため、ユーザー一人ひとりに合った案件を紹介してもらえるだけではありません。エージェントが面談で丁寧なヒアリングをするため、ユーザーの希望やスキルを正しく把握しているからです。
また、案件が途切れないようにサポートしてもらえる点も同社の強みになります。案件終了時期に、次の案件を紹介してもらえるため、収入が全くないという期間を減らすことが可能です。
支払いサイトが15日と短い点もレバテックフリーランスの魅力になります。現金をすぐに手にすることができるため、金銭的な余裕が生まれ、安心して働くことができます。
レバテックフリーランスの基本情報 | |
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会社名 | レバテック株式会社 |
公式サイト | https://freelance.levtech.jp/ |
公開求人数 | 89,385件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | 開発エンジニア、インフラエンジニア、セキュリティコンサルタント |
PRO WORKS
- エンジニア向け案件が豊富
- 業界&フリーランスに精通したメンターが対応
- フリーランス向けの特典がある
PRO WORKSは、エンジニア向け案件が豊富なフリーランス向けエージェントです。セキュリティコンサルタントの案件も豊富なため、自分に合った案件を選ぶことができます。
PRO WORKSでは、「メンター」がユーザーのサポートをしてくれます。メンターは、希望する業界だけでなく、フリーランスとしての働き方にも精通している点が魅力です。アサイン後も、業務について不安な点があれば気軽に質問することができます。
フリーランス向けの特典が豊富な点もPRO WORKのおすすめポイントです。登録したした際のプレゼントだけでなく、継続して働くことでボーナスが支払わえrます。
PRO WORKSの基本情報 | |
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会社名 | 株式会社nanaku |
公式サイト | https://start-proworks.com/ |
公開求人数 | 非公開(2024年11月1日現在) |
主な求人業種 | セキュリティコンサルタント、セキュリティエンジニア、エンジニア、デザイナー、データサイエンティストなど |
ProConnect(プロコネクト)
- 8%~15%のマージン
- 最短2日で参画できる
- フリーランスの働き方サポート
ProConnect(プロコネクト)の最大の魅力は、8%~5%という非常に低いマージン率という点です。一般的に20以上のマージンを取る会社が多いため、非常に魅力的なポイントになります。
フリーランス独立直後は、収入が安定しないことも多いかもしれません。しかし、マージン率が低いので年収アップを実現することも可能です。
最短2日で参画できる点も同社の強みになります。できるだけ早く業務を開始したいと考えている方は、ぜひ登録してください。
フリーランスとしての働き方をサポートしてくれる点もProConnectの魅力です。確定申告、インボイス制度などの雑務についても気軽に相談することができます。。
関連記事:ProConnect(プロコネクト)の評判・口コミ
ProConnect(プロコネクト)の基本情報 | |
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会社名 | 株式会社WorkX |
公式サイト | https://pro-connect.jp/ |
公開求人数 | 120件(2024年11月1日現在) |
主な求人職種 | PMO、SAPコンサルタント、セキュリティコンサルタント |
セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するのに必要な資格
セキュリティコンサルタントがフリーランスとして独立するために、法律的に必要な資格はありません。しかし、下記の資格やスキルがあると、独立した後も業務を円滑に進めることができるので、おすすめです。
とくに、フリーランスの場合、会社員の時よりも高いスキルや経験が求められます。そのため、信頼性を高めることができる資格を取得することは、非常に重要です。
- システム監査技術者
- ITストラテジスト
- CISM(公認情報セキュリティマネージャー)
- CISA(公認情報システム監査人)
- 情報処理安全確保支援士
- 認定ホワイトハッカー(CEH)
- グローバル情報保証認証(GIAC)
それぞれの資格の特徴や取得方法、セキュリティコンサルタントとして生かせるシーンなど詳しく解説します。
システム監査技術者
システム監査技術者試験は、経済産業省が認定する国家資格です。情報システムのリスクやコントロールなどを総合的に評価できるスキルがあることを証明してもらえます。
1年に1回秋に試験が実施されており、1日で4教科(選択式2教科、記述式・論述式各1教科)を受験しなければいけません。
情報処理試験をレベル1~4まで分類した際、レベル4に分類されるほど高難易度の資格です。合格率は決して高くなく平均15%未満となっており、十分な準備が必要になります。
ITストラテジスト
ITストラテジストは、システム監査技術者と同様、経済産業省が認定する国家資格です。企業の経営戦略に基づき、ITを活用した基本戦略の策定・提案・推進できるスキルが評価されます。
セキュリティ専門の資格ではありませんが、セキュリティ関連の問題も多く出題。そのため、セキュリティコンサルタントの方にもおすすめの資格になります。
情報処理試験のレベル4にあたる高難易度の資格で、やはり合格率は平均15%未満です。1日で4教科(選択式2教科、記述式・論述式各1教科)を受験しますが、午前の試験で全体の60%を正解していないと、午後の受験はできません。
CISM(公認情報セキュリティマネージャー)
CISMは、民間企業が情報セキュリティマネージャーに特化した資格として2002年に設立した資格です。下記のような知識が問われます。
- 基本的な情報セキュリティ対策の立案
- 基本的な情報セキュリティリスク分析
- 基本的な情報セキュリティリスク管理
合格率は公表されていませんが、資格を取得するためには試験合格だけではなく、情報セキュリティ管理関連の実務経験が最大5年必要です。実務経験がない場合、合格しても失効となるため、総合的に難易度が高い資格でもあります。
CISA(公認情報システム監査人)
CISA(公認情報システム監査人)は、セキュリティの評価(監査)に焦点を当てた資格です。アメリカに拠点を置く非営利団体ISACAによる民間資格になります。外資系企業や海外企業と仕事をしたい人におすすめです。
アメリカの民間資格ですが、日本語でも受験することができます。ただ、受験にはCISM同様、5年以上の実務経験が必要なため、注意しましょう。
情報処理安全確保支援士
情報処理安全確保支援士は、経済産業省が認定するサイバーセキュリティ分野の国家資格です。2016年に廃止された情報セキュリティスペシャリスト試験の後続資格ですが、別の資格となります。
難易度はレベル4で、合格率は10~20%程度と難関資格の一つです。年2回試験が実施され、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野から幅広く出題されます。
認定ホワイトハッカー(CEH)
ハッカーの視点に立ってセキュリティ対策の知識を問う一風変わった資格が、認定ホワイトハッカー(CEH)です。他の資格とは異なり、サイバー攻撃のトレーニングを積んでいる必要があります。
合格率などは発表されていませんが、同資格に関する参考書などが日本語で発売されていないこともあり、資格勉強の難易度が高い資格でもあります。
グローバル情報保証認証(GIAC)
グローバル情報保証認証(GIAC)は、SANS Instituteが運営するセキュリティ関連資格の総称です。SANSは、アメリカの政府や企業のセキュリティ教育を行う組織であり、世界基準のセキュリティ資格を取得できる点が魅力になります。
入門レベルからハイレベルまで幅広い資格が存在するため、自分のスキルに合った資格を受験することが可能です。しかし、資格の中には日本語に対応していないものもあり、英語での受験が必要なケースもあります。
試験には電子媒体以外の参考資料の持ち込みが可能な日本では珍しい試験です。持ち込める資料のガイドラインがあるので、事前にチェックしましょう。
セキュリティコンサルがフリーランスとして独立成功するためのポイント
セキュリティコンサルがフリーランスとして独立し、成功させるためにはポイントを押さえなければいけません。ここでは、とくに押さえておきたい4つのポイントについてご紹介します。
短期間で成果を出すためにも、ぜひチェックしてください。
複数のクライアントと契約する
フリーランスとして独立を成功させるための最大のポイントは、複数のクライアントと契約することです。1つのクライアントに絞ると、収入がゼロになってしまう可能性もあります。
また、複数のクライアントと契約することで、様々な案件が経験できる点も魅力です。キャリアアップや人脈作りにもつながるので、ぜひ複数のクライアントと契約しましょう。
スキルや実績に応じて交渉を行う
スキルや実績に応じて単価を交渉することも重要です。駆け出しのうちは、値段交渉は難しいかもしれませんが、実績を積むことで交渉もスムーズに進めることができます。
フリーランス初心者の場合、値段交渉に慣れないという方も多いでしょう。そんな時におすすめなのが、エージェントです。エージェントは、これまでの実績などをふまえて、企業と報酬を交渉してくれます。
万が一、断られた場合もエージェントを仲介しているので気まずさが少なく、仕事を続けられます。
スキルアップにつながる案件を探す
フリーランスとして活躍するためには、スキルアップすることが欠かせません。そのため、漠然と案件を引き受けるのではなく、時にはスキルアップにつながる案件も探しましょう。
たとえば、実績となる大規模案件などに積極的にチャレンジするのがおすすめです。小規模な案件ばかり引き受けていると、スキルアップにつながらないので、注意してください。
様々な業界の案件を経験する
セキュリティコンサルタントは、幅広い分野でのニーズがあります。そのため、様々な業界の案件を経験するのがおすすめです。ひとつの分野に限定し、スペシャリストになるのも魅力的ですが、柔軟なスキルは身につけられません。
たとえば「旅行業界」のセキュリティ対策を得意としていたとします。しかし、コロナ禍のようなパンデミックにより、業務が大幅に縮小するかもしれません。そんな緊急時にも柔軟なスキルがあれば、別の業界で案件を受注できます。
緊急時に備えて、様々な業界の案件を経験してみてください。
セキュリティコンサルのフリーランス独立に関する疑問
独立を検討される段階では「分からないことがわからない」という方も多いのではないでしょうか。そこで、ここではセキュリティコンサルのフリーランス独立に関する「よくある疑問」をまとめました。
回答も併せてご紹介していますので、参考にしてください。
一般的なセキュリティコンサルの平均年収は?
社員として働く一般的なセキュリティコンサルの平均年収は、企業の規模により大きく異なります。スキルや経験にもよりますが、大手コンサルファームでは、年齢別に下記のような平均年収となっています。
年齢 | 平均年収 |
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20代半ば~30代前半 | 約600~900万円 |
30代前半~30代後半 | 約900~1500万円 |
30代後半~40代前半 | 約1500~2000万円 |
同世代の平均年収と比較しても、高水準なことがわかります。ただ、フリーランスの場合、年齢や性別にかかわらず、自身のスキルや経験によって、さらに高額な年収を目指すことも難しくありません。
フリーランスセキュリティコンサルの年収相場は?
フリーランスセキュリティコンサルの年収相場は、個人差が大きいため平均年収を出すのは簡単ではありません。ただ、働き方によっては、会社員の時よりも高収入になる可能性は少なくありません。
一例を挙げると、実際にハイパフォコンサルで募集されているセキュリティコンサルの案件の場合、月単価100万円の案件がありました。1年間稼働すると想定年収は1,200万円※になります。年齢にもよりますが、一般的なセキュリティコンサルの平均よりも300~600万円も高くなります。
※参照元:ハイパフォコンサル
※記事作成時の情報となるため、現時点では募集終了している可能性があります。
セキュリティコンサルのフリーランス独立まとめ
セキュリティ対策の重要性が見直されているだけでなくIT人材不足も手伝い、セキュリティコンサルの需要は非常に高まっています。そのため、フリーランスとして独立し、会社員時代よりも稼ぐことは決して難しくありません。
さらに、フリーランス向けエージェントを活用することで、効率よく案件を獲得できます。おすすめエージェントを5社ご紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。
また、フリーランスとして独立を成功させるためには、コツやポイントを押さえる必要があります。本記事で紹介したコツやポイントをしっかり押さえて、独立の準備をしましょう。