セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するには?必要な資格や案件獲得方法を解説

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セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するには?必要な資格や案件獲得方法を解説

セキュリティコンサルタントはフリーランスとして独立することで、月額80万〜150万円の高単価案件を獲得し、年収1,000万円以上を目指せます。サイバーセキュリティ人材は国内で約11万人不足しており、フリーランスのセキュリティコンサルタントへの需要は今後も拡大が続きます。

本記事では、セキュリティコンサルタントのフリーランス独立に必要な資格・スキル、年収・単価相場、案件獲得方法、おすすめエージェント4選を解説します。

この記事の結論
  • セキュリティコンサルのフリーランス月額単価相場は80万〜150万円。大手企業案件で200万円超の案件もある
  • 独立にはセキュリティ分野で3〜5年の実務経験が目安。情報処理安全確保支援士やCISSPがあると案件獲得で有利
  • 案件獲得にはフリーランス向けエージェントの活用が最も効率的。複数社に登録して案件の選択肢を広げることが重要
  • 経済産業省によるとIT人材は2030年に最大79万人不足する見込みで、セキュリティコンサルの将来性は高い

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目次

セキュリティコンサルタントとは?主な業務内容

セキュリティコンサルタントとは?主な業務内容

セキュリティコンサルタントは、企業のセキュリティ環境の保全や改善などを行うのが主な業務です。具体的な業務は、大きく分けて下記の5つに分類できます。

セキュリティコンサルタントの実態を把握することは、フリーランスに転向するうえで非常に重要です。それぞれの業務について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事>>セキュリティコンサルタントとは?仕事内容や年収、必要なスキルや資格を解説

セキュリティ状況の評価

専門的知見を持つ立場から、企業のセキュリティ状況を評価するのもセキュリティコンサルタントの業務の一つです。

現在、セキュリティ対策の必要性を多くの企業が認識するようになり、実際に対策を講じている企業も少なくありません。一方で「自社のセキュリティ対策は十分なのか?」と不安になる企業も一定数存在します。

そのため、セキュリティの専門家であるセキュリティコンサルタントに、セキュリティ状況の評価を依頼する企業が増加中です。セキュリティの脆弱性診断だけではなく、改善策の立案から実装まで一貫して請け負うこともあります。

セキュリティポリシーやガイドライン策定

セキュリティコンサルタントは、セキュリティポリシーやガイドラインの策定を依頼されることもあります。

Webを活用することで、業務効率化や効果的な集客が可能です。その一方で、情報流出やハッキングなどのリスクも生じます。トラブルに巻き込まれると、企業だけではなく、顧客や取引先にも大きな損害を与えてしまうかもしれません。

そのため、セキュリティに関する規定を明確に定めることが、企業には求められています。もちろん、自社でガイドラインを作成することも可能です。

しかし、Webセキュリティの専門家であるセキュリティコンサルタントに依頼することで、安全性を担保できるだけでなく、企業に対する信頼感を与えられます。

セキュリティシステムの設計・実装

セキュリティシステムの設計や実装もセキュリティコンサルタントの重要な業務です。

現在、セキュリティ対策ソフトは、無料のものから有料のものまで非常に多く存在します。しかし、業種やサービス内容によって、必要なセキュリティの内容は異なるのが一般的です。

そのため、自社に合わせたセキュリティシステムの設計や実装をセキュリティコンサルタントに、依頼するケースが増えています。

コンサルタントとしての知見だけではなく、エンジニアとしての知見も重視されるのがセキュリティコンサルタントの特徴です。

社内のセキュリティ研修

社内のセキュリティ研修も非常に重要なセキュリティコンサルタントの業務です。

安全なセキュリティ環境を構築するためには、社員一人ひとりのリテラシーが求められます。そんな社員の知識を深めるために、セキュリティ研修を定期的に行う企業は少なくありません。

セキュリティに対する危機感が高まる中で、より高度なセキュリティ研修をしたいと考える企業は多く、セキュリティコンサルタントへの依頼が増加中です。

インシデント対応やフロー構築

インシデント対応やフロー構築もセキュリティコンサルタントの業務です。

セキュリティには、トラブルがつきものです。いざ、トラブルが生じた際に対応するのが、セキュリティコンサルタントになります。セキュリティコンサルタントならば、的確に対処できるだけでなく被害を最小限に留めることも可能です。

また、同じようなトラブルが生じないように、フロー構築を行うのもセキュリティコンサルタントの業務になります。

そのため、トラブルに対応できる冷静さやトラブルの本質を見抜く分析力が、セキュリティコンサルタントには求められます。

セキュリティコンサルとセキュリティエンジニアの違いとは?

セキュリティコンサルとセキュリティエンジニアの違いとは?

最大の違いは「企画・立案業務の有無」で、コンサルタントは上流の戦略策定を担い、エンジニアは技術的な実装を担当します。

比較項目セキュリティコンサルタントセキュリティエンジニア
主な業務セキュリティ戦略の企画・立案・提案セキュリティシステムの設計・実装・運用
求められるスキルビジネス理解力 + セキュリティ知識技術力 + セキュリティ知識
クライアント対応経営層への提案・ヒアリング技術チームとの連携
年収水準高い(コンサルフィー)コンサルより低め

セキュリティエンジニアは設計や実装など技術的な側面でサービスを提供します。一方、セキュリティコンサルタントは企業に直接ヒアリングし、セキュリティの実態を把握した上で課題を分析し、企画や立案を行います。

フリーランスのセキュリティエンジニアも需要の高いポジションですが、セキュリティエンジニアを経てセキュリティコンサルタントにキャリアアップする人も少なくありません。

フリーランスセキュリティコンサルの年収・単価相場

フリーランスのセキュリティコンサルタントは月額80万〜150万円が相場で、年収換算で960万〜1,800万円を目指せます。

セキュリティコンサルの年収は、会社員とフリーランスで大きく異なります。スキルや経験に応じたフリーランスの報酬体系を理解しておくことが、独立判断の材料になります。

  • 会社員セキュリティコンサルの平均年収
  • フリーランスセキュリティコンサルの月額単価相場
  • 年収1,000万円を超えるための条件

会社員セキュリティコンサルの平均年収

大手コンサルファーム勤務の場合、20代後半で600万〜900万円、30代でマネージャークラスなら1,500万円以上も可能です。

年齢・ポジション平均年収
20代半ば~30代前半(アナリスト〜コンサルタント)約600~900万円
30代前半~30代後半(マネージャー)約900~1,500万円
30代後半~40代前半(シニアマネージャー以上)約1,500~2,000万円

※上記はBig4系コンサルティングファームの一般的な報酬水準を参考にした目安です。企業規模やファームにより差があります。

経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、ITコンサルタント(セキュリティ含む)の平均年収は約928万円とされています。

フリーランスセキュリティコンサルの月額単価相場

月額単価の相場は80万〜150万円で、大手企業のセキュリティ戦略案件では月額200万円を超えるケースもあります。

実際の案件例を紹介します。

案件名月額単価
大手自動車メーカーセキュリティ構築月収115万円
大手商社向けセキュリティ強化月収140万円
大手印刷会社セキュリティガイドライン作成月収80万円

年収1,000万円を超えるための条件

CISSP・情報処理安全確保支援士などの資格保有、大手企業でのセキュリティコンサル実務経験3年以上が目安です。

年収1,000万円超を実現するために押さえるべきポイントは以下の通りです。

  • 資格取得:CISSPや情報処理安全確保支援士を保有していると、高単価案件にアサインされやすい
  • 専門領域の確立:ゼロトラストアーキテクチャ、クラウドセキュリティ、CSIRT構築など特定領域の専門性を高める
  • 上流工程の経験:セキュリティ戦略策定やリスクアセスメントなど、経営層向けの提案経験があると単価が上がる
  • 複数エージェントの活用:複数社に登録し、より高単価な案件を比較検討する

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するメリット

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するメリット

フリーランスとしての独立は、大きなキャリアの転換期となります。本格的にフリーランスとして活動をスタートさせる前に、セキュリティコンサルとして独立するメリットをチェックしましょう。

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するメリットは、非常に多く存在します。その中でもとくに注目したいメリットが下記の4点です。

独立するメリットが、自分の働き方や価値観と合致するか、ぜひチェックしてみてください。

働き方が柔軟に決められる

フリーランスとして独立することで、働き方を柔軟に決められるという点は大きなメリットです。案件によっては下記のような条件で働くこともできます。

  • 週休3日
  • フルリモート
  • 企業に常駐
  • 地方在住
  • 10日以上の長期休暇

働き方にこだわりがある方やプライベートを充実させたい方に、フリーランスセキュリティコンサルタントは非常に魅力的な働き方です。

自分の意思でスキルアップできる

自分の意思でスキルアップできる点もフリーランスとして独立するメリットです。会社員の場合、自分で好きな仕事を選ぶのは、決して簡単なことではありません。

しかし、フリーランスの場合、自分でかかわりたい案件を決められます。結果として、自分のキャリアプランに応じて効率よくスキルアップすることが可能です。

また、会社員の場合、なかなかスキルを上げることができない、交渉力などのビジネススキルが上がる点もフリーランスエンジニアの魅力です。

会社員よりも高収入になりやすい

フリーランスはスキルと実績に応じた報酬が直接支払われるため、会社員時代より年収が上がるケースが多いです。

前述の通り、月額80万〜150万円が相場です。年間を通じて稼働すれば、年収960万〜1,800万円の水準に達します。会社員時代の年収と比較すると、300万〜600万円以上アップする可能性があります。

セキュリティコンサルの需要が高く将来性がある

セキュリティコンサルタントの需要が非常に高く、将来性があるという点もセキュリティコンサルタントがフリーランスとして独立するメリットです。

近年、IT人材不足が問題視されており、経済産業省も2030年には最大79万人※が不足すると発表しています。IT分野の中でもとくに重要視されるのがセキュリティの分野です。

また、セキュリティコンサルの業務は、専門性が高く社内では人材育成にコストや時間がかかってしまいます。そのため、フリーランスと相性がいい点も特徴です。そのため、将来的にセキュリティコンサルタントの需要が大幅に減少する可能性は低く、安心して働き続けることができる点も大きなメリットです。

※参照:経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課「IT人材育成の状況等について」

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するデメリット・注意点

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するデメリット・注意点

当たり前ですが、フリーランスとしての独立は、メリットばかりではありません。独立後に後悔しないためにも、デメリットや注意点をしっかり押さえておきましょう。

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するデメリットや注意点として、下記3点が挙げられます。

それぞれについて詳しく解説するだけでなく、対応策もご紹介しますので、ぜひチェックしてください。

個人事業主としてのタスクが増える

フリーランスとして働くと、会社員時代にはなかった個人事業主ならではのタスクが増えます。下記のような業務が増え、負担に感じてしまう方もいるかもしれません。

  • 営業(案件の獲得)
  • クライアントとの打ち合わせ
  • 経理業務
  • 年度末の税務申告

とくに、フリーランス初心者の方には大きな負担となるでしょう。ただ、フリーランス向けエージェントなどを活用することで、タスクを軽減することもできます。

独立したての時期は収入が不安定

セキュリティエンジニアに限らず、フリーランスとして独立したての時期は収入がどうしても不安定になりがちです。独立当初は、フリーランスとしての実績づくりをする時期とされています。

独立当初は、高額案件の受注が難しいですし、すぐに案件を見つけるのも簡単なことではありません。フリーランスとして独立する前に、ある程度、貯金をしておくと心に余裕を持てるのでおすすめです。

また、高額案件やすぐアサインできる案件を紹介してくれるフリーランス向けエージェントもあわせて活用してみてください。安定的な収入につなげることができます。

即戦力や高い専門性を求められる

フリーランスセキュリティコンサルタントには、即戦力や高い専門性が求められます。そのため、セキュリティコンサルタントとしての実務経験やスキルがない場合、案件を獲得することができないかもしれません。

また、運よくアサインされても即戦力としての成果が求められるため、強いプレッシャーを感じてしまう人も少なくないようです。

フリーランスとして独立する前に、しっかりと実務経験を積んでおきましょう。様々なケースに対応できる対応力や分析力などを磨くのがおすすめです。

また、アサイン後は、セキュリティ業界での経験やフリーランス経験のある人に相談してみてください。状況に応じた適切なアドバイスを受けることができます。

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するのに必要な資格

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立するのに必要な資格

フリーランスの場合、会社員の時より高いスキルや経験が求められます。資格は信頼性を高める有効な手段です。以下の資格を取得しておくと、クライアントからの信頼獲得やアサイン率の向上に直結します。

資格名種別難易度おすすめな人
情報処理安全確保支援士国家資格高(合格率10〜20%)国内案件中心のコンサルタント
CISSP国際資格(ISC2)非常に高グローバル案件を狙う人
システム監査技術者国家資格高(合格率約15%)監査・評価業務に携わる人
ITストラテジスト国家資格高(合格率約15%)IT戦略策定に関わる人
CISM国際資格(ISACA)セキュリティマネジメント志向の人
CISA国際資格(ISACA)外資系・海外案件を狙う人
CEH国際資格(EC-Council)中〜高ペネトレーションテスト分野の人
GIAC国際資格(SANS)技術力を証明したい人

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)

国内のセキュリティコンサル案件で最も評価される国家資格で、2025年4月時点の登録者数は約2.4万人です。

情報処理安全確保支援士は、経済産業省が認定するサイバーセキュリティ分野の国家資格です。2016年に廃止された情報セキュリティスペシャリスト試験の後続資格として位置づけられています。

難易度はレベル4で、合格率は10〜20%程度です。年2回試験が実施され、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野から幅広く出題されます。

経済産業省は登録セキスペの登録人数を2030年までに5万人に増やす目標を掲げており、今後も国内で重視される資格です。

※参照:経済産業省「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会最終取りまとめ」

CISSP

世界で最も認知度が高いセキュリティ資格で、グローバル案件や外資系クライアントとの取引で高く評価されます。

CISSP(Certified Information Systems Security Professional)は、ISC2(国際情報システムセキュリティ認証コンソーシアム)が認定する国際資格です。セキュリティ共通知識分野(CBK)の8ドメインについて深い知識があることを証明します。

認定には以下の要件を満たす必要があります。

  • 業務経験: CBK 8ドメインのうち2ドメインに関連した5年以上の業務経験(大学卒業学位があれば4年)
  • 試験合格: 1,000点中700点以上
  • エンドースメント: 現役ISC2認定資格保持者からの推薦

試験は日本語併記で受験可能です。日本語でのCBKトレーニングも提供されています。

システム監査技術者

情報システムのリスクやコントロールを総合的に評価するスキルを証明する国家資格です。

システム監査技術者試験は、経済産業省が認定する国家資格です。情報処理試験のレベル4に分類される高難易度の資格で、合格率は平均15%未満です。

年1回秋に試験が実施され、1日で4教科(選択式2教科、記述式・論述式各1教科)を受験します。セキュリティ監査やリスク評価の案件で高く評価されます。

ITストラテジスト

企業の経営戦略に基づくIT戦略の策定・提案・推進スキルを証明する国家資格です。

ITストラテジストは、経済産業省が認定する国家資格です。セキュリティ専門の資格ではありませんが、セキュリティ関連の問題も多く出題されます。

情報処理試験のレベル4にあたり、合格率は平均15%未満です。午前の試験で全体の60%を正解していないと、午後の受験ができない仕組みになっています。

CISM(公認情報セキュリティマネージャー)

情報セキュリティマネジメントに特化した国際資格で、セキュリティ管理・ガバナンス領域の案件で評価されます。

CISMは、ISACAが2002年に設立した資格です。以下の知識が問われます。

  • 情報セキュリティ対策の立案
  • 情報セキュリティリスク分析
  • 情報セキュリティリスク管理

認定には試験合格に加え、情報セキュリティ管理関連の実務経験が最大5年必要です。実務経験がない場合、合格しても認定が失効するため注意が必要です。

CISA(公認情報システム監査人)

セキュリティ監査に焦点を当てた国際資格で、外資系企業や海外企業との取引で有利に働きます。

CISA(公認情報システム監査人)は、アメリカに拠点を置く非営利団体ISACAによる民間資格です。日本語でも受験可能ですが、CISM同様5年以上の実務経験が必要です。

CEH(認定ホワイトハッカー)

ハッカーの視点からセキュリティ対策を評価するスキルを証明する資格で、ペネトレーションテスト分野の案件で有効です。

認定ホワイトハッカー(CEH)は、EC-Councilが認定する国際資格です。他の資格とは異なり、サイバー攻撃のトレーニングを積んでいることが前提です。

日本語の参考書が少なく、資格勉強のハードルは高い部類に入ります。

GIAC(グローバル情報保証認証)

SANS Instituteが運営する実技重視のセキュリティ資格群で、技術力の高さを客観的に証明できます。

グローバル情報保証認証(GIAC)は、SANS Instituteが運営するセキュリティ関連資格の総称です。SANSはアメリカの政府や企業のセキュリティ教育を行う組織であり、世界基準のセキュリティ資格を取得できます。

入門レベルからハイレベルまで幅広い資格が存在するため、自分のスキルに合った資格を選べます。試験には電子媒体以外の参考資料の持ち込みが可能な、日本では珍しい形式です。一部の資格は日本語に対応しておらず、英語での受験が必要になります。

フリーランスセキュリティコンサルタントになるためのステップ

フリーランスセキュリティコンサルタントになるためのステップ

ステップを踏まずに、突然フリーランスとして独立するのは無謀です。そこで、ここでは、フリーランスセキュリティコンサルタントになるためのステップをご紹介します。

経験の有無によってステップは異なります。それぞれについて詳しく解説しますので、ご自身の状況に合ったステップアップ方法を確認してみてください。

未経験者はまずセキュリティエンジニアを経験

セキュリティコンサルタント未経験の方の場合、まずはセキュリティエンジニアを経験することから始めましょう。セキュリティコンサルタントはエンジニアとしての知識も求められるため、エンジニアの経験が欠かせません。

セキュリティエンジニアの需要は、非常に高いのが特徴です。そのため「未経験OK」の求人が非常に多く、正社員や契約社員として就職することは、決して難しくありません。

セキュリティエンジニアとしてのスキルを身につけたら、コンサルティングファームへ転職しましょう。コンサルタントとしての経験を積んでから、独立するのがおすすめです。

未経験者からフリーランスとして独立する場合、数年単位で計画しましょう。

IT系エンジニアはセキュリティコンサルタントへの転職から

IT系エンジニアとしての働いていた経験がある場合や勤務経験がある場合は、コンサルタントとして転職し、実績を積んでください。

一般的なコンサルタントの転職は、非常に難易度が高いことでも有名です。しかし、セキュリティコンサルタントの需要が高いため、セキュリティエンジニアとしての経験があれば難易度は格段に下がります。

コンサルタントとしての経験を積んだ後、フリーランスとして独立するのがおすすめです。未経験の時よりも期間は短くなりますが、やはり2~3年かける必要があります。

セキュリティコンサルがフリーランスとして案件獲得する方法

セキュリティコンサルがフリーランスとして案件獲得する方法

フリーランスとして独立し、安定的に収入を獲得するためには、案件を定期的に獲得する必要があります。そこで、ここではセキュリティコンサルタントがフリーランスとして案件獲得する方法を4点ご紹介します。

獲得する方法だけではなく、獲得するためのコツをそれぞれご紹介しているので、確認してください。

フリーランス向けエージェント・サイトを利用

最も簡単な方法がフリーランス向けエージェントやサイトを利用する方法です。フリーランス初心者の最大の問題が、案件の獲得になります。

実績や経験があっても、コネクションや紹介がないかぎり、なかなか企業への直営業は個人ではうまくいきません。しかし、フリーランス向けエージェントやサイトでは、豊富な案件の中から自分にあった案件を紹介してもらえます

また、エージェントによっては、税務作業など個人事業主ならではのタスクをサポートしてもらうことが可能です。アサイン後に、業務について相談することができるエージェントも。

フリーランス初心者の方だけでなく、セキュリティコンサルタントとしての実務経験があるものの、なかなか仕事がもらえないという人にもおすすめです。

クラウドソーシングサービスで受注

セキュリティコンサルタントの需要の高まりから、LancersやCrowdWorksのようなクラウドソーシングサービスでも案件の募集があります。経験があまりない駆け出しのセキュリティコンサルタントでも受注しやすい点が魅力です。

ただ、単価が低い案件や短期間のスポット案件が多い傾向にあるため、注意してください。

ビジネス系SNSで募集を探す

クラウドソーシングサービスだけではなく、ビジネス系SNSで募集を探すのもおすすめです。WantedlyやLinkedinなどで積極的にセキュリティコンサルタントを募集しています。

ベンチャー企業をはじめ、勢いのある企業が多く登録しており、情報収集に便利な点が魅力です。しかし、ビジネス系SNSはフリーランス向けではなく、正社員や契約社員での募集が多いため注意してください。

個人のブログやSNSを運用して集客する

個人のブログやSNS(XやInstagramなど)を運用して集客する方法も注目されています。

日本だけではなく海外からもアクセスできるブログやSNS。そのため、非常に効果的な広告として活用できます。また、エージェントを挟まないため、手数料を支払わずにすむ点もメリットです。

その一方で、実績がないと受注が難しいというデメリットもあります。また、SNSの運用は簡単ではないため、時間とコストがかかってしまうという点もデメリットです。

セキュリティコンサルのフリーランス案件探しにおすすめなエージェント4選

セキュリティコンサルのフリーランス案件探しにおすすめなエージェント

セキュリティコンサルのフリーランス案件に強い4社を紹介します。エージェントは無料で利用でき、複数社に登録することで案件の選択肢が広がります。

おすすめエージェントこんな人におすすめ理由
ハイパフォコンサル高単価案件を重視する人全体の60%が月額120万円超
デジタル人材バンクDX・デジタル領域に特化したい人平均単価193万円、デジタル案件特化
レバテックフリーランス案件の途切れを防ぎたい人案件が途切れないサポート体制
ProConnect(プロコネクト)マージン率の低さを重視する人8〜15%の低マージン率

各社の魅力や強みについて、それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ハイパフォコンサル

ハイパフォコンサルの特徴
  • 高単価案件が豊富
  • リモート案件が豊富
  • 福利厚生サービスあり

ハイパフォコンサルは、フリーランス独立直後からしっかり稼ぎたいという方に、おすすめのエージェントになります。全体の60%が120万円を超える案件で、高単価案件が非常に豊富な点が魅力です。

同社で募集しているセキュリティコンサルタント案件のうち、月収100万円を超えているものも少なくありません。

リモート案件が豊富という点もハイパフォコンサルの特徴です。案件全体の80%以上が、リモート案件になるため、地方在住でも問題なく働くことができます。

働き方にこだわりがある人は、とくにおすすめのエージェントです。

フリーランスの場合、会社員とは異なり福利厚生がありません。しかし、ハイパフォコンサルでは、アサイン中の会員に向けた福利厚生サービスを提供しています。提携会社のサービスを割引価格で利用できるなど、豊富なサービスが魅力です。

関連記事>>ハイパフォコンサルの評判・口コミ

ハイパフォコンサルの基本情報
会社名INTLOOP株式会社
公式サイトhttps://www.high-performer.jp/consultant/
公開求人数8,273件(2026年1月1日現在)
主な求人職種PMO、PM、セキュリティコンサルタント

デジタル人材バンク

デジタル人材バンクの特徴
  • 月額350万円以上!高単価案件が豊富
  • デジタル案件に特化した案件が豊富
  • コンサルティングファーム出身者が担当

デジタル人材バンクは、高単価な案件が豊富な点が最大の特徴です。平均人月単価は193万円(2022年5月度実績)で、案件によっては月額350万円という高単価案件もあります。年収アップを目指している人は、ぜひ登録してください。

デジタル案件に特化したコンサル案件が豊富という点も同社の魅力になります。セキュリティコンサルタントの案件も豊富なため、働き方やチャレンジしたい分野などが決まっている人におすすめです。

担当者の多くは、コンサルティングファーム出身者になります。セキュリティコンサルタントの領域にも精通しているため、的確な案件を紹介してもらえます。アサイン後も的確なアドバイスをもらうことができるので、非常におすすめです。

関連記事>>デジタル人材バンクの評判・口コミ

デジタル人材バンクの基本情報
会社名株式会社 クラウド人材バンク
公式サイトhttps://consultant.digital.hr-bank.co.jp/
公開求人数非公開(2026年1月1日現在)
主な求人職種戦略コンサルタント、ITコンサルタント、セキュリティコンサルタント

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスの特徴
  • マッチングの精度が高い
  • 案件が途切れないようにサポートしてもらえる
  • 支払いサイトが15日

レバテックフリーランスは、安定的にフリーランスとして収入を得たいという人におすすめのエージェントです。マッチングの精度が高いため、アサイン後のギャップが少ないという定評があります。

案件が非常に多いため、ユーザー一人ひとりに合った案件を紹介してもらえるだけではありません。エージェントが面談で丁寧なヒアリングをするため、ユーザーの希望やスキルを正しく把握しているからです。

また、案件が途切れないようにサポートしてもらえる点も同社の強みになります。案件終了時期に、次の案件を紹介してもらえるため、収入が全くないという期間を減らすことが可能です。

支払いサイトが15日と短い点もレバテックフリーランスの魅力になります。現金をすぐに手にすることができるため、金銭的な余裕が生まれ、安心して働くことができます。

レバテックフリーランスの基本情報
会社名レバテック株式会社
公式サイトhttps://freelance.levtech.jp/
公開求人数112,554件(2026年1月1日現在)
主な求人職種開発エンジニア、インフラエンジニア、セキュリティコンサルタント

ProConnect(プロコネクト)

ProConnect
ProConnect(プロコネクト)の特徴
  • 8%~15%のマージン
  • 最短2日で参画できる
  • フリーランスの働き方サポート

ProConnect(プロコネクト)の最大の魅力は、8%~5%という非常に低いマージン率という点です。一般的に20以上のマージンを取る会社が多いため、非常に魅力的なポイントになります。

フリーランス独立直後は、収入が安定しないことも多いかもしれません。しかし、マージン率が低いので年収アップを実現することも可能です。

最短2日で参画できる点も同社の強みになります。できるだけ早く業務を開始したいと考えている方は、ぜひ登録してください。

フリーランスとしての働き方をサポートしてくれる点もProConnectの魅力です。確定申告、インボイス制度などの雑務についても気軽に相談することができます。。

関連記事:ProConnect(プロコネクト)の評判・口コミ

ProConnect(プロコネクト)の基本情報
会社名株式会社WorkX
公式サイトhttps://pro-connect.jp/
公開求人数247件(2026年1月1日現在)
主な求人職種PMO、SAPコンサルタント、セキュリティコンサルタント

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立成功するためのポイント

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立成功するためのポイント

セキュリティコンサルがフリーランスとして独立し、成功させるためにはポイントを押さえなければいけません。ここでは、とくに押さえておきたい4つのポイントについてご紹介します。

短期間で成果を出すためにも、ぜひチェックしてください。

複数のクライアントと契約する

フリーランスとして独立を成功させるための最大のポイントは、複数のクライアントと契約することです。1つのクライアントに絞ると、収入がゼロになってしまう可能性もあります。

また、複数のクライアントと契約することで、様々な案件が経験できる点も魅力です。キャリアアップや人脈作りにもつながるので、ぜひ複数のクライアントと契約しましょう。

スキルや実績に応じて交渉を行う

スキルや実績に応じて単価を交渉することも重要です。駆け出しのうちは、値段交渉は難しいかもしれませんが、実績を積むことで交渉もスムーズに進めることができます。

フリーランス初心者の場合、値段交渉に慣れないという方も多いでしょう。そんな時におすすめなのが、エージェントです。エージェントは、これまでの実績などをふまえて、企業と報酬を交渉してくれます。

万が一、断られた場合もエージェントを仲介しているので気まずさが少なく、仕事を続けられます。

スキルアップにつながる案件を探す

フリーランスとして活躍するためには、スキルアップすることが欠かせません。そのため、漠然と案件を引き受けるのではなく、時にはスキルアップにつながる案件も探しましょう

たとえば、実績となる大規模案件などに積極的にチャレンジするのがおすすめです。小規模な案件ばかり引き受けていると、スキルアップにつながらないので、注意してください。

様々な業界の案件を経験する

セキュリティコンサルタントは、幅広い分野でのニーズがあります。そのため、様々な業界の案件を経験するのがおすすめです。ひとつの分野に限定し、スペシャリストになるのも魅力的ですが、柔軟なスキルは身につけられません。

たとえば「旅行業界」のセキュリティ対策を得意としていたとします。しかし、コロナ禍のようなパンデミックにより、業務が大幅に縮小するかもしれません。そんな緊急時にも柔軟なスキルがあれば、別の業界で案件を受注できます。

緊急時に備えて、様々な業界の案件を経験してみてください。

セキュリティコンサルのフリーランス市場の将来性

サイバーセキュリティ人材は国内で約11万人不足しており、フリーランスのセキュリティコンサルタントへの需要は今後も拡大が確実です。

セキュリティコンサルのフリーランス市場が拡大する背景には、以下の3つの要因があります。

1. IT人材の構造的な不足

経済産業省は2030年にIT人材が最大79万人不足すると予測しています。中でもセキュリティ分野は専門性が高く、人材育成に時間がかかるため、外部のフリーランスへの依頼が増加しています。

※参照:経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課「IT人材育成の状況等について」

2. サイバー攻撃の高度化

ランサムウェアやサプライチェーン攻撃などのサイバー脅威が年々高度化しており、企業のセキュリティ投資は増加傾向にあります。IPAの「情報セキュリティ10大脅威」でもランサムウェアによる被害が上位を占めています。

3. 法規制・ガバナンス強化の流れ

個人情報保護法の改正やサプライチェーンセキュリティの要請など、企業に求められるセキュリティ対策の水準は年々高まっています。経済産業省はサイバーセキュリティ経営ガイドラインの改訂を進め、情報処理安全確保支援士の登録者数を2030年までに5万人(現在約2.4万人)に増やす目標を掲げています。

※参照:経済産業省「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会最終取りまとめ」

セキュリティコンサルのフリーランス独立に関する疑問

セキュリティコンサルのフリーランス独立に関する疑問

独セキュリティコンサルのフリーランス独立に関する「よくある疑問」をまとめました。

Q. セキュリティコンサルタントがフリーランスになるために必要な経験年数は?

セキュリティ分野で最低3〜5年の実務経験が目安です。

コンサルティングファームでのプロジェクト経験があるとスムーズに案件を獲得できます。未経験からの場合は、セキュリティエンジニア→コンサルファーム→独立のステップで、計5〜8年程度を見込んでください。

Q. フリーランスセキュリティコンサルの月額単価はどれくらい?

月額80万〜150万円が相場で、大手企業のセキュリティ戦略案件では月額200万円超もあります。

スキルや経験、案件の規模により幅がありますが、年間を通じて稼働すれば年収960万〜1,800万円の水準に達します。

Q. セキュリティコンサルタントに必須資格はある?

法律上の必須資格はありません。ただし情報処理安全確保支援士やCISSPを保有していると案件獲得で大きく有利になります。

特に高単価案件やグローバル案件では、資格保有が参画条件に含まれるケースがあります。

Q. 未経験からフリーランスのセキュリティコンサルタントになれる?

実務経験なしでの直接フリーランス転向は困難です。

フリーランスのセキュリティコンサルタントには即戦力が求められます。まずはセキュリティエンジニアとして経験を積み、コンサルティングファームで実績を積んでから独立するのが現実的なルートです。

Q. セキュリティコンサルのフリーランス案件はリモートワークが可能?

セキュリティポリシー策定やリスク評価などのコンサル業務はリモート対応案件が増加傾向にあります。

ハイパフォコンサルでは案件全体の80%以上がリモート案件です。ただし、機密性の高い案件や現場対応が必要なインシデント対応では常駐が求められるケースもあります。

セキュリティコンサルのフリーランス独立まとめ

セキュリティコンサルのフリーランス独立まとめ

セキュリティコンサルタントはフリーランスとして独立することで、月額80万〜150万円の高単価案件を獲得し、年収1,000万円以上を実現できます。

サイバーセキュリティ人材の不足は深刻化しており、フリーランスのセキュリティコンサルタントへの需要は今後も拡大が続きます。フリーランス向けエージェントを活用することで、効率よく案件を獲得できます。

独立を成功させるために、以下のステップで準備を進めてください。

  1. 実務経験の蓄積:セキュリティ分野で3〜5年の経験を積む
  2. 資格取得:情報処理安全確保支援士やCISSPの取得を目指す
  3. エージェント登録:複数のフリーランス向けエージェントに登録する
  4. 案件の獲得と実績づくり:最初は実績を重視し、徐々に単価を上げていく

おすすめエージェント4社を紹介しましたので、まずは登録して案件情報を確認してみてください。

フリーコンサル株式会社本多翔


監修者
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役

大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。その後、フリーコンサルとして多様なプロジェクトを経験したのち、フリーコンサル株式会社を創業。現在はコンサルタントやハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」の運営とともに、大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援などのコンサルティング事業を展開している。

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