PM(プロジェクトマネージャー)は副業で高単価を狙える職種です。週1〜2日稼働で月10万〜50万円の報酬が見込め、フルリモート対応の案件も増えています。
本記事では、PM副業の単価相場・案件の探し方・おすすめエージェント・始め方・注意点を網羅的に解説します。
- PM副業の単価相場は週1日:月10〜20万円、週2日:月30〜50万円、週3日:月50〜80万円
- 案件獲得にはフリーランス向けエージェントの複数登録が最も効率的
- おすすめエージェントはハイパフォコンサル・デジタル人材バンク・ProConnectの3社
- 土日・週末のみの稼働も可能だが、平日ミーティングが発生するケースもある
- PM副業はフリーランス独立の準備としても有効
PMの副業に必要なスキルや案件探しにおすすめのエージェントについても紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。
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関連記事>>PMOフリーランスの案件紹介エージェント
PMは副業でも稼げる!副業人材を求める企業も多い

PMは副業でも高単価で稼げる。週1日稼働でも月10万〜20万円の報酬が見込めます。
PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクト全体の進行・品質・予算・納期を管理する専門職です。DX推進やシステム開発の需要拡大に伴い、PM人材の不足は深刻化しており、副業人材を積極的に活用する企業が増えています。
副業向けPM案件にはフルリモート対応のものも多く、本業と両立しやすい環境が整っています。
以下では、PM副業の需要背景と土日・週末稼働の実態を解説します。
PMの副業人材に需要がある背景
日本企業の85.1%がDX推進人材の不足を感じており、PMの需要は今後さらに高まります。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が公表した「DX動向2025」によると、日本企業の85.1%がDXを推進する人材の不足を感じています。米国では「過不足なし」の回答が7割を超えており、日本のDX人材不足は国際的にも突出した水準です。
また、経済産業省「IT人材需給に関する調査」では、2030年に日本国内で最低16万人〜最大79万人のIT人材が不足すると予測されています。PMは「中堅IT人材として最も不足する職種」とされ、IT企業の転職求人倍率は24.6倍に達しています。
こうした背景から、フルタイム採用が難しい企業はPMの副業人材・フリーランス人材を積極的に活用しています。PM経験者にとっては副業市場の拡大が続く追い風の状況です。
ことから、PMを副業としたい方はこれまでの成果やスキルをアピールする必要があるでしょう。
PM副業は土日・週末だけでもできるか
土日・週末のみのPM副業は可能だが、平日にミーティングが入るケースも多い。
PM副業案件の多くは「週1日〜」「週2日〜」の稼働条件で募集されており、土日や平日夜の稼働を想定した案件も存在します。ただし、PMの業務特性上、チームメンバーやクライアントとのミーティングが平日日中に設定されることが多いため、完全に土日のみで完結する案件は限られます。
現実的な稼働パターンとしては以下が一般的です。
| 稼働パターン | 具体例 | 案件数の目安 |
|---|---|---|
| 平日1〜2日(フルリモート) | 火・木の午後にMTG参加+非同期でタスク管理 | 多い |
| 平日夜+土日 | 平日夜にSlackで進捗確認、土日にドキュメント作成 | やや少ない |
| 完全土日のみ | スポットのレビュー・アドバイザリー業務 | 少ない |
本業との両立を重視するなら、週1〜2日のフルリモート案件を選ぶのが最も現実的です。
PM副業の単価相場【稼働日数別の報酬目安】

PM副業の単価相場は、週2日稼働で月30万〜50万円が目安。スキルや業界経験により上振れします。
PM副業の報酬は稼働日数・業務範囲・プロジェクト規模によって幅がありますが、以下が一般的な相場です。。
副業の案件や単価について理解できるため、ぜひチェックしてください。
稼働日数別の単価相場表
週1日で月10〜20万円、週3日以上で月50〜80万円が目安となる。
| 稼働日数 | 月額報酬の目安 | 時給換算(1日8h) | 案件の傾向 |
|---|---|---|---|
| 週1日 | 10万〜20万円 | 3,000〜6,000円 | アドバイザリー・レビュー中心 |
| 週2日 | 30万〜50万円 | 4,000〜8,000円 | PM業務の一部を担当 |
| 週3日 | 50万〜80万円 | 5,000〜8,000円 | プロジェクト全体のマネジメント |
| 週4〜5日 | 80万〜120万円 | 5,000〜8,000円 | フルコミットに近い形態 |
※上記はコンサルGO編集部が主要フリーランスエージェントの公開案件情報を横断調査し、PM・PMO案件の報酬レンジから算出した参考値です(2026年3月時点)。業界・プロジェクト規模・個人のスキルにより変動します。
なお、厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、正社員のシステムコンサルタント・設計者(PMを含む職種分類)の平均年収は約660万円です。PM副業の時給単価はこれを大幅に上回る水準にあり、スキルを持つ人材にとって副業は効率的な収入手段です。
PM副業の案件数の現状
PM・PMO関連の副業案件は主要エージェントで常時100件以上が募集されています。
フリーランスコンサルタント向けエージェントハイパフォコンサルでは、週1〜4日稼働のPM・PMOの副業案件が常時100件以上公開されています。
フルリモートなど条件を絞ると案件数は減りますが、複数のエージェントを併用すれば希望条件に合った案件が見つかります。
DX推進・クラウド移行・基幹システム刷新など、PM人材を必要とするプロジェクトは増加傾向にあり、副業案件数は今後も拡大が見込まれます。
PM副業の案件例

PM副業案件はDX推進・SaaS開発・業務改革の3領域が中心。週2日〜の案件が多くあります。
以下は、コンサルGO編集部が複数の求人プラットフォームの掲載情報を調査し、一般的な案件パターンとして構成した案件例です。
DX推進プロジェクトのPM案件
製造業や金融業のDX推進では、業務理解とIT知見を併せ持つPMが求められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報酬額 | 月60万〜100万円(週2〜3日稼働) |
| 作業内容 | DX推進プロジェクトの全体管理・ベンダーコントロール・経営層への報告 |
| 必須スキル | DXプロジェクトのPM経験3年以上、ステークホルダーマネジメント、要件定義経験 |
| 案件特徴 | フルリモート可、製造業・金融業のクライアントが多い |
DX推進案件は、経営戦略と現場業務の橋渡しができるPMが重宝されます。業界知見があれば単価が上振れしやすい領域です。
SaaS企業のプロダクト開発PM案件
SaaS企業では、アジャイル開発のPM経験を持つ人材への需要が高いです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報酬額 | 月40万〜80万円(週2〜4日稼働) |
| 作業内容 | プロダクト開発のスプリント管理・開発チームとのスクラム運営・リリース計画策定 |
| 必須スキル | アジャイル/スクラム開発のPM経験、プロダクトロードマップ策定経験 |
| 案件特徴 | フルリモート率が高い、スタートアップ〜メガベンチャーが多い |
SaaS領域はリモートワーク対応率が高く、副業PMにとって参入しやすい分野です。
業務改革・BPRプロジェクトのPM案件
BPR(業務プロセス改革)案件は、コンサルティング経験を持つPMが有利になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報酬額 | 月50万〜90万円(週2〜3日稼働) |
| 作業内容 | 業務フロー分析・改善提案・新オペレーション設計・プロジェクト推進 |
| 必須スキル | 業務改革プロジェクトのPM/コンサル経験、業務フロー設計、チェンジマネジメント |
| 案件特徴 | 大手企業・上場企業の案件が中心 |
業務改革案件は単価が高い傾向にありますが、業務理解の深さが求められるため、特定業界での経験が重視されます。
※本案件例はコンサルGO編集部が複数の求人プラットフォームの掲載情報を調査し、一般的な案件パターンとして構成したものです。実際の案件は時期・条件により異なります。
PM副業の始め方【4ステップで解説】
PM副業は「スキル棚卸し→エージェント登録→案件選定→契約」の4ステップで始められる。
PM副業を始めるまでの具体的な手順を解説します。初めて副業に取り組むPM経験者でも、以下のステップに沿えばスムーズに案件獲得まで進められます。
ステップ1:スキル・実績の棚卸し
まずはPMとしての実績・スキル・得意領域を整理し、職務経歴書を更新する。
エージェントに登録する前に、以下の項目を整理しましょう。
- PM経験年数と担当したプロジェクトの規模(チーム人数・予算規模)
- 得意業界(IT・金融・製造・医療など)
- 対応可能な業務範囲(要件定義、ベンダーコントロール、品質管理、予算管理など)
- 保有資格(PMP、プロジェクトマネージャ試験、PRINCE2など)
- 稼働可能な日数・時間帯・リモート希望の有無
整理した情報をもとに職務経歴書(スキルシート)を作成・更新します。フリーランスエージェントでは、スキルシートの内容をもとに案件のマッチングを行うため、具体的な数値(「30名規模のプロジェクトを3件完遂」など)を記載することが重要です。
ステップ2:エージェント・サイトに登録
フリーランス向けエージェントに2〜3社登録し、案件の選択肢を広げる。
1社だけでは案件の比較ができないため、最低2〜3社のエージェントに登録することを推奨します。登録後は担当者との面談を経て、希望条件に合った案件を紹介してもらう流れです。
ステップ3:案件選定・応募
案件選びでは「稼働時間」「リモート可否」「スキルマッチ」の3点を重視する。
担当者から紹介された案件について、以下の観点で検討します。
- 稼働日数・時間帯が本業と両立できるか
- リモート勤務が可能か
- 自分のスキル・経験とマッチしているか
- 報酬が相場と比較して妥当か
気になる案件があれば担当者を通じて応募し、クライアントとの面談に進みます。面談ではPMとしての実績と、副業として確保できる稼働時間を明確に伝えましょう。
ステップ4:契約・稼働開始
契約形態は「準委任契約」が主流。契約条件を事前に確認してから稼働を開始する。
PM副業の契約形態は準委任契約(時間単位で報酬が発生する形態)が一般的です。成果物に対して報酬が発生する請負契約の案件もありますが、PMの業務特性上、準委任が大半を占めます。
契約前に確認すべきポイントは以下の通りです。
- 報酬額と支払いサイト(末締め翌月末払いが一般的)
- 稼働時間の上限・下限(精算幅)
- 秘密保持義務(NDA)の範囲
- 契約期間と更新条件
エージェント経由であれば契約手続きもサポートしてもらえるため、初めての副業でも安心して進められます。
PMの副業案件を探す方法5つ

PMの副業案件を探すには、以下のような方法があります。
自分の環境に合った方法を見つけ、PMの副業案件を獲得しましょう。
1.副業やフリーランス向けのエージェント利用
副業やフリーランス向けのエージェントを利用すれば、PMの案件を簡単に探せます。
中にはPM案件が豊富なエージェントもあるため、効率良く探すことが可能です。
また、エージェントサービスでは担当者が経験やスキルに合った案件を紹介してくれるため、内容をチェックしながら対応するか判断できます。
副業やフリーランス向けのエージェントは、スキルや実績、案件の希望条件などを登録して担当者から紹介してもらう流れです。
契約や報酬の受け渡しまでサポートしているので、PMの副業に必要な手続きを全て済ませられます。
そのため効率良くPMの副業案件を探したい時は、副業やフリーランス向けのエージェントを利用しましょう。
コンサル副業全般のエージェントについては「コンサル副業におすすめ案件マッチングサービス」も参考にしてください。
2.ビジネス系SNSを活用
ビジネス系SNSであるWantedlyやLinkedinを活用することで、PMの人材を求めている企業と関われるようになります。
ビジネス系SNSはPMに特化していませんが、積極的にコンタクトを取ることで副業案件が見つかる可能性もあります。
チャット機能が搭載されているSNSを活用すれば、企業とコミュニケーションを取りながらプロジェクト詳細を把握することが可能です。
PMの副業案件を探す1つの方法として、ビジネス系SNSを合わせて活用するようにしましょう。
3.クラウドソーシング
自分からPMの案件を探したい時は、クラウドソーシングの利用をおすすめします。
クラウドソーシングサービスは、企業や個人などが様々な案件を発注しているサービスです。
代表的なサービスとして、ランサーズやクラウドワークスなどがあります。
クラウドソーシングは未経験者でも受注しやすい点はメリットですが、通常よりも単価が低い案件が多いです。
複数の案件をこなしていけば、クライアントからの評価が上がって多くのオファーを獲得できるようになります。
また、プロフィール情報やポートフォリオを定期的に更新すれば、興味・関心を持った企業からコンタクトを得られます。
実績作りとしてPMの副業をはじめたいなら、クラウドソーシングを利用しましょう。
4.人脈を活かして直接受注
同僚や友人、取引先などの人脈を活かし、PMの案件を紹介してもらう方法もあります。
PMとして経験豊富であれば、知人経由から直接依頼される可能性は高いです。
また、知人は人柄や仕事ぶりを理解しているため、好条件で受注しやすい傾向にあります。
得意な分野を知人に伝えることで、条件に合った案件を紹介してもらえるようになります。
もし知人に副業を紹介してくれそうな話があれば、積極的にコンタクトを取るようにしましょう。
5.SNSやブログ運営などで自ら集客
自身のSNSやブログを運営し、集客しながらPMの案件を獲得する方法もあります。
とくにSNSには多くのユーザーがいるため、PMを求めている企業に営業をかければ案件獲得につながります。
PMとして実績や経験が豊富になければ難しいですが、企業へ自分から営業をかけるときには最適です。
もしSNSやブログなどを運用していてフォロワーやファンが多いなら、興味・関心を持たれやすいです。
SNSやブログからPM関連の情報を発信すれば、スキルを求める企業からオファーを得られることもあります。
そのためほかの方法と併用しながら、SNSやブログからPMの案件獲得につながる集客活動をはじめてみましょう。
PMの副業案件探しにおすすめのエージェント3選

こちらでは、PMの副業案件探しにおすすめのエージェントを3社紹介します。
各エージェントの詳細や特徴について説明するので、ぜひ利用を検討してください。
ハイパフォコンサル

- 多数の高待遇案件や非公開案件などを用意
- 一部上場企業や外資企業の案件も多数保有
- 20年以上サービス提供で信頼性が高い
ハイパフォコンサルは、フリーランス・コンサルタントの案件を取り扱っているエージェントです。
多数の高待遇案件や非公開案件などを用意しており、他社では見つからない好条件の案件と出会えます。
一部上場企業や外資企業の案件も多数保有しているため、高単価のPM案件が見つかります。
20年以上サービスを提供していることから、信頼性が高いエージェントとしても人気です。
検索画面では報酬やリモートワークの有無、稼働日数などの条件を細かく設定できます。
PM関連の高待遇案件を見つけたいなら、ハイパフォコンサルの利用がおすすめです。
| ハイパフォコンサルの基本情報 | ||
|---|---|---|
| 運営会社 | INTLOOP株式会社 | |
| 公式サイト | https://www.high-performer.jp/ | |
| 公開求人数 | 8,279件(2026年1月9日現在) | |
| 主な求人職種 | PM・PMO、戦略、SAP、IT・AI、マーケティング | |
関連記事>>ハイパフォコンサルの評判・口コミ
デジタル人材バンク

- IT・DX領域の上流工程に特化。プロジェクトマネージャー向け案件も多数
- 副業にも対応しやすい稼働率50~80%の案件あり
- 高単価かつ実行フェーズに偏らないマネジメント案件中心
デジタル人材バンクは、IT・DX分野に強いプロジェクトマネージャーにもおすすめのフリーランス案件紹介サービスです。
主な案件は、大手企業のDX推進、業務改革に伴うPMO支援、中期経営計画に基づくプロジェクトマネジメントなど。調整業務だけでなく、計画立案・全体設計といった上流フェーズでの貢献が期待される案件が多いのが特長です。
また、副業希望者にとって嬉しいのが、稼働率50〜80%程度で参画可能な案件や、リモート稼働に対応したプロジェクトも複数あることです。平均月単価は201万円(税抜)と高く、限られた稼働時間でも収入と実績の両立が狙えます。
デジタル人材バンクは、本業の経験を活かして副業に挑戦したいPMにとって、条件面・案件内容ともに実践的な環境が整ったサービスといえるでしょう。
| 運営会社 | 株式会社クラウド人材バンク |
|---|---|
| 公式サイト | https://consultant.digital.hr-bank.co.jp |
| 公開案件数 | 非公開(2026年1月9日現在) |
| 職種 | 戦略、ITコンサルタント |
関連記事>>デジタル人材バンクの評判・口コミ
プロコネクト

- 毎月300件以上の新規案件を紹介
- 担当者との面談後に即日で希望条件に合った案件を紹介
- 契約時の手数料は8%〜15%と低く抑えられている
ProConnectは、フリーランス向けの案件を紹介しているエージェントです。
戦略・業務・IT領域を中心に取り扱っており、毎月300件以上の新規案件を紹介しています。
担当者との面談後、即日で希望条件に合った案件を紹介できる点が特徴です。
全体の2割はフルリモート案件となっているため、会社に出社せずにPMとして業務をはじめられます。
契約時の手数料は8%〜15%と低く抑えられているので、プロジェクトで獲得できる報酬額の減少を少なく済ませられます。
PMOとSAPがメインとなっており、手間なくスムーズに案件を見つけることが可能です。
すぐにでも副業ではじめられるPM案件を獲得したい方は、ProConnectの利用がおすすめです。
| ProConnectの基本情報 | ||
|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社WorkX | |
| 公式サイト | https://pro-connect.jp/ | |
| 公開求人数 | 245件(2026年1月9日現在) | |
| 主な求人職種 | SAP、PMO | |
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PMが副業するメリット5つ

PMが副業するメリットとして、以下のような5点が挙げられます。
それでは詳しく説明します。
1.本業+αで収入アップできる
週1日の副業でも月10万〜20万円の収入増が見込め、年間120万〜240万円の上積みになる。
PM副業案件は他職種と比較して高単価です。週1日の稼働でも月10万〜20万円の報酬が得られるため、年間で120万〜240万円の収入アップを実現できます。会社員の昇給ペースでは到達が難しい金額を、副業であれば短期間で実現できます。
2.多業界のプロジェクト経験が積める
IT・金融・製造・医療など、本業では関われない業界のプロジェクトに参画できる。
PM副業では、本業とは異なる業界のプロジェクトに関われます。例えばIT企業勤務のPMが製造業のDX案件に副業で参画するなど、キャリアの幅を広げるチャンスです。多業界の経験はPMとしての市場価値を高め、将来の案件獲得にも有利に働きます。
3.実績・スキルの幅が広がる
副業での実績は職務経歴に加えられ、エージェント経由での次の案件獲得が有利になる。
副業で複数のプロジェクトを経験すれば、PMとしての実績・スキルが着実に増えます。実績が増えるほど、エージェントから紹介される案件の質が上がり、単価交渉も有利になります。即戦力PMとして認知されれば、本業以上の収入を副業だけで得ることも可能です。
4.ビジネス人脈を拡大できる
副業先のクライアントやチームメンバーとの関係が、独立後の案件獲得につながる。
PM副業を通じて多くの企業・人材と関わることで、ビジネス人脈が広がります。会社員として1社に属していると、人脈の範囲は限られます。副業で築いた人脈は、独立後の案件獲得やキャリアチェンジの際に大きな資産になります。
5.フリーランス独立の準備になる
副業で実績・人脈・収入基盤を築いてから独立すれば、収入が途切れるリスクを大幅に減らせる。
将来的にフリーランスPMとしての独立を考えている場合、副業はリスクの少ない準備期間として活用できます。副業で安定した案件数と人脈を確保してから独立すれば、収入が途切れる不安を最小限に抑えられます。
フリーランスPMの働き方については「フリーランスPMになるには?年収・単価や案件例」で詳しく解説しています。
PM副業での注意点・デメリット4つ

PMの副業をはじめる時は、以下のような注意点やデメリットがあります。
良い点だけでなく、悪い点についてもチェックしておくようにしましょう。
1.本業の就業規則に違反しないか注意
本業として働いている企業が副業をNGとしている場合、PMの案件をはじめることはおすすめしません。
もし勤めている企業の就業規則に違反していると、処分や解雇されるリスクがあります。
副業していることを隠していたとしても、税金の手続きやSNSの情報などから企業にバレる可能性が高いです。
会社員は勤めている企業の就業規則を厳守しなければいけないため、副業をNGにしているならやめておくようにしましょう。
2.本業に支障が出ないよう注意
PMの副業をはじめるなら、本業に支障が出ないように注意が必要です。
PMの副業ばかりに集中していると、本業にも影響が出て勤めている企業からの評価が下がってしまいます。
現在のポジションにも悪影響を及ぼすため、副業をはじめるときはきちんと両立することが大切です。
はじめは週1回のペースでPMの副業をこなしながら、本業とのバランスを考えながら業務量をうまく調整するようにしましょう。
3.確定申告などの税務に注意
副業の所得が年間20万円以上になった場合、確定申告の手続きが必要になります。
基本的に会社員は経理が税務上の手続きをしていますが、副業の収入は自分で対応しなければいけません。
もし副業の収入が20万円以上でなかったとしても、市民税・県民税 特別徴収税額の決定通知書で他の所得があることに気づかれてバレる恐れもあります。
副業で得た収入について会社にバレたくないなら、確定申告書の第二表にある住民税の徴収方法を選ぶ欄で「普通徴収」を選択してください。
確定申告書の第二表は所得の内訳や控除の詳細などを記載する部分となっており、第一表と合わせて提出が必要です。
また、消費税の課税事業者から依頼を受ける副業をしていて、買手側である依頼主が適格請求書(インボイス)の発行を必要としているときは適格請求書発行に対応することが大切です。
このように副業をはじめる時は税務上の手続きが必要になるため、忘れないようにしておきましょう。
4.副業であっても高いスキルや集中力は必要
副業は稼働時間が限られていますが、クライアントの要望に応えるには高いスキルや集中力が必要です。
プロジェクトでは特定分野におけるマネジメントをしなければいけないため、専門的な経験や知識を活かして適切な指示を出していきます。
また、プロジェクトに関わるメンバーとのやり取りも必要なので、コミュニケーション能力は非常に重要です。
PMはプロジェクト全体の進行を管理する役割があり、責任感のある重要な職種となっています。
いくらPMの副業であったとしても決して手を抜かず、常にスキルを磨きながらプロジェクトを成功へと導く意識が求められるでしょう。
PM副業で高単価案件を獲得するコツ3つ

PM副業で高単価を実現するには「エージェントの非公開案件」「資格によるスキル証明」「得意領域の特化」の3つが有効。
PM副業の報酬を最大化するための3つのコツを紹介します。
1.エージェントで非公開案件を狙う
高単価案件はエージェントの非公開案件に集中しているため、複数社に登録して選択肢を広げられます。
エージェントが保有する案件の多くは非公開です。高単価・好条件の案件ほど非公開で扱われる傾向があるため、2〜3社のエージェントに登録して非公開案件へのアクセスを増やしましょう。
担当者との面談では、具体的な実績と希望条件を明確に伝えることで、マッチング精度が上がります。
2.PMの専門資格でスキルを証明する
PMP・プロジェクトマネージャ試験・PRINCE2などの資格は、クライアントへのスキル証明として有効です。
PM関連の資格を保有していると、クライアントからの信頼度が上がり、単価交渉が有利になります。代表的な資格は以下の通りです。
| 資格名 | 概要 | 難易度 |
|---|---|---|
| PMP(Project Management Professional) | PMI認定の国際資格。PM業界で最も認知度が高い | 高 |
| プロジェクトマネージャ試験(IPA) | 経済産業省所管の国家資格。合格率14%前後 | 高 |
| PRINCE2 | 英国発祥のPM資格。グローバル案件で評価される | 中 |
資格取得に加え、エージェント主催のスキルアップセミナーや勉強会も活用して、継続的にスキルを磨きましょう。
3.得意領域を絞ってポジショニングする
「DX×製造業のPM」「SaaS×アジャイルPM」のように専門性を打ち出すと、単価が上がりやすくなります。
「何でもできるPM」よりも「特定領域に強いPM」の方が、クライアントからの指名が入りやすく、単価も高くなります。自分の本業での経験を活かし、得意な業界×プロジェクトタイプの掛け合わせで専門性を明確にしましょう。
PM副業案件を選ぶポイント
案件選びでは「リモート可否」「本業との時間的両立」「スキルアップへの貢献」の3点を重視するのがよいです。
ここではPM副業案件を選ぶ際に確認すべきポイントを解説します。
リモート可否を確認する
フルリモート案件を選べば、通勤時間ゼロで副業に取り組めます。
PM副業では、フルリモートまたは一部リモートの案件を選ぶことで、移動時間を削減して本業との両立がしやすくなります。ただし、プロジェクトのキックオフや重要なマイルストーンでは対面参加を求められるケースもあるため、事前に確認しましょう。
稼働時間が本業と両立できるか
副業の稼働時間が本業の勤務時間と重ならないか、事前にスケジュールを確認しましょう。
PM業務はミーティングが多い職種のため、副業のMTGが平日日中に設定される場合は本業との時間調整が必要です。応募前に「稼働可能な曜日・時間帯」を明確にし、担当者に伝えましょう。
スキルアップにつながる案件を選ぶ
未経験の業界・技術領域の案件に挑戦すると、PMとしてのキャリアの幅が広がります。
単価だけでなく、自分のスキルアップにつながるかどうかも案件選びの重要な基準です。新しい業界やプロジェクト手法(アジャイル、SAFeなど)の案件に挑戦すれば、PMとしての市場価値が向上し、将来的により高単価の案件を獲得できるようになります。
PM経験を活かせるその他の副業
PM経験は、PMO・ITコンサルタント・CTO/CDOなどの副業にも直接活かせます。
PMとしてのスキルセットは、周辺職種の副業にも応用できます。案件の選択肢を広げるために、以下の職種も検討してみてください。
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)
PMO副業はPMより案件数が多く、参入ハードルも低い。PMからのキャリア拡張に最適です。
PMOはプロジェクトの管理・支援を行う役割で、PMの補佐的な立場です。PM副業と比較して案件数が多く、稼働日数の柔軟性も高い傾向にあります。PMの経験がそのまま活かせるため、副業の選択肢として有力です。
詳しくは「PMOは副業で稼げる?土日・週1稼働案件の獲得方法や単価相場」で解説しています。PMOフリーランスの単価については「PMOフリーランスの単価相場と年収目安」も参考にしてください。
ITコンサルタント
ITコンサル副業は、PM経験+業界知見を組み合わせた提案力が求められます。
IT戦略の立案や業務改善の提案など、PMよりも上流のコンサルティング業務です。PMとしてのプロジェクト管理経験に加え、業界知見や課題解決力があれば高単価の案件を獲得できます。
ITコンサルの副業については「ITコンサルタント副業で稼ぐ方法!案件獲得方法や単価・注意点」で詳しく解説しています。
CTO・CDO(技術責任者)
スタートアップのCTO/CDO案件は、PM+技術バックグラウンドを持つ人材が重宝されます。
スタートアップ企業ではフルタイムのCTO/CDOを採用する予算がなく、副業・業務委託で技術責任者を募集するケースがあります。PMとしてのマネジメント経験に加え、アーキテクチャ設計やテックリードの経験があれば候補になります。週1〜2日の稼働で月30万〜60万円の報酬が見込める高単価領域です。
PM副業に必要なスキル・経験

PM副業に求められるスキルは本業と同じ。マネジメント経験3年以上が案件獲得の目安になります。
PM副業で案件を獲得するために必要なスキルを解説します。前提として、副業に必要なスキルセットは本業のPMと変わりません。
PMの副業で稼ぐためにも、それぞれのスキルを保有しているのかチェックしておきましょう。
マネジメントスキル・経験
PMはプロジェクト全体をまとめる役割があるため、マネジメントスキル・経験が必要です。
マネジメントスキルには、プロジェクトのスケジュール管理能力や傾聴力など様々な能力が求められます。
プロジェクト内容によって必要なマネジメントスキルは異なりますが、幅広い能力を持っているほど多くの企業から重宝されるようになります。
逆にマネジメントスキル・経験が少ない場合、PMとして高単価の案件を獲得することが難しいです。
PMはプロジェクトを成功へと導く必要があるので、マネジメントスキル・経験は副業に重要なスキルといえます。
コミュニケーションスキル
PMは、プロジェクトを進めるために多くのメンバーと関わります。
例えばIT系プロジェクトの場合、エンジニアやデザイナー、取引先などと連携が必要です。
各メンバーの業務・タスクが計画通りに進んでいるか進捗状況のやり取りも必要になるため、コミュニケーションスキルが必ず求められます。
もしプロジェクトに関わるメンバーと適切なコミュニケーションが取れていなければ、タスク漏れや変更点の共有などができずにトラブルが発生してしまいます。
そのためPMの副業をこなすためには、コミュニケーションが必要になるでしょう。
プロジェクトに必要な専門知識
PMは、対応するプロジェクトに必要な専門知識を身につけておかなくてはいけません。
例えばITやデザインなど、必要に応じて専門的な知見が求められます。
対応する業界のプロジェクトによって必要な専門知識は異なるため、常に学習する取り組みが必要です。
まずは得意な分野からPMの専門知識を身につけ、対応できる案件範囲を広げたいときは新しい学習を行うようにしましょう。
PMの副業に関するよくある疑問

最後に、PMの副業に関するよくある疑問を回答します。
Q1. PMの副業は未経験でもできますか?
PM実務経験なしでの副業案件獲得は難しい。最低3年以上のPM経験が目安。
PM副業案件の多くは「PM経験3年以上」を必須条件としています。未経験からPM副業を始めたい場合は、まずPMOアシスタントやプロジェクト管理補助の案件で実績を積む方法が現実的です。
Q2. PMとPMOの副業はどう違いますか?
PMはプロジェクトの最終責任者、PMOはPMを支援する管理組織の役割。副業案件数はPMOの方が多い。
PMはプロジェクト全体の成否に責任を持つポジションです。一方PMOは、PMを支援する形でスケジュール管理・進捗報告・ドキュメント整備などを担当します。副業ではPMOの方が案件数が多く、稼働日数の柔軟性も高い傾向にあります。
Q3. PM副業の確定申告はどうすればいいですか?
副業所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要。確定申告書の住民税欄で「普通徴収」を選ぶと、会社に副業収入が知られにくい。
確定申告の手順は以下の通りです。
- 年間の副業収入と経費を集計する
- 確定申告書(第一表・第二表)を作成する
- 第二表の住民税欄で「普通徴収(自分で納付)」を選択する
- 翌年2月16日〜3月15日の期間中にe-Tax又は税務署で提出する
Q4. PM副業は土日・週末だけでも可能ですか?
土日のみの完結は難しいが、平日1〜2日+土日の組み合わせなら現実的。
PM業務はチームとのコミュニケーションが不可欠なため、平日日中のMTGが発生するケースが多いです。完全に土日のみで完結する案件は少ないですが、週1日の平日稼働+土日の非同期作業という形であれば対応可能な案件があります。
Q5. PM・PO・PdMの違いは何ですか?
PMはプロジェクト管理、POはプロダクトの優先順位決定、PdMはプロダクト戦略全体の責任者。
| 職種 | 正式名称 | 主な責務 |
|---|---|---|
| PM | プロジェクトマネージャー | プロジェクトのQCD(品質・コスト・納期)管理 |
| PO | プロダクトオーナー | プロダクトバックログの優先順位決定・機能要件の判断 |
| PdM | プロダクトマネージャー | プロダクト戦略の立案・市場調査・ロードマップ策定 |
プロダクトマネージャー(PdM)の副業についても別記事で解説しています。
PMの副業情報まとめ

PM副業は高単価で需要が高く、本業の経験をそのまま活かせる効率的な収入手段です。
- 単価相場: 週1日で月10〜20万円、週2日で月30〜50万円
- 案件獲得: フリーランス向けエージェントに2〜3社登録して非公開案件を狙う
- 始め方: スキル棚卸し→エージェント登録→案件選定→契約の4ステップ
- 注意点: 就業規則の確認・確定申告・本業との両立管理
おすすめのエージェントは以下の3社です。
- ハイパフォコンサル — 高待遇・非公開案件が豊富
- デジタル人材バンク — IT・DX上流工程に特化
- ProConnect — 即日紹介・低手数料
まずはエージェントに登録し、自分のスキル・経験に合ったPM副業案件を探してみてください。

監修者:
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役
大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。その後、フリーコンサルとして多様なプロジェクトを経験したのち、フリーコンサル株式会社を創業。現在はコンサルタントやハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」の運営とともに、大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援などのコンサルティング事業を展開している。





