「銀行員から新しい業種に転職したい」
「銀行員の転職に最適な業界について知りたい」
人気が高い職業として有名な銀行員ですが、勤務年数が長くなるにつれてこのような悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
また、銀行員として得た経験やスキルで転職を成功させられるか不安に感じるという声もあるでしょう。
結論からいうと、銀行員は他業種に比べて有利な立ち位置にいるため、転職をスムーズに進められる傾向があります。
当記事では、銀行員から転職を考えている方に向けて、転職を成功させるポイントや注意点について詳しく解説します。
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銀行員に多い転職理由
銀行員に多い転職理由として、以下のような4点が挙げられます。
それでは詳しく説明します。
ノルマが厳しい
銀行員などの金融業界では、金融商品のノルマが課せられています。ノルマは支店・個人で与えられ、達成するために販売に力を入れなくてはいけません。
しかし、金融商品は他社との差別化が難しく、販売方法に悩む方が多いのも現実です。
新入社員の場合、休日は資格取得のために勉強する必要もあり、ノルマと合わせて負担が大きくなります。
結果的にノルマの厳しさが転職理由となっている銀行員は多いでしょう。
将来性に不安を感じる
銀行員には、他業界に比べ、仕事が将来的にAI化されるのではないかという不安を抱える方が多くいます。
近年、企業のDX化が進むなか、金融業界でもデジタルシステムの導入がはじまっています。
データ分析や管理などの体系的な銀行業務はAIによって代替できるため、担当者を用意せずとも業務効率化が可能です。
また、現在では新規口座の作成や振込などがインターネットから申し込めるので、支店に足を運ぶ必要性がなくなりつつあります。
このような背景から、金融業界は店舗や人員の削減を進めており、必要最低限の稼働だけで運用できるようにシフトしている傾向があります。
そのため、銀行員でいることに将来性を感じられず、転職を考える方も増えているのです。
社風が合わない
銀行などの金融業界では、厳しい年功序列があり、社風が合わないと悩む方も多いのではないでしょうか。
上司に気に入られなければ昇進や昇給につながらないこともあるため、機嫌をとることも仕事に含まれていると感じる方も。ほかの業種に比べて堅い企業イメージが残っていることから、フランクな職場で働きたい方にとってはストレスが溜まりやすいといえます。
どのような業種でも人間関係には悩まされますが、金融業界はとくに社風が合わないことから転職を検討するケースが多いでしょう。
地方銀行の場合は古い企業体質が残っている
銀行の中でも、特に地方銀行は、待遇面が安定している職場でありながら古い企業体質が残っています。
上司や実力のある社員が権力を持っているため、若手社員には息が詰まる環境となってしまう傾向があります。また、上司の言うことを聞かなければ昇進や昇給も見込めないという職場も。
職場に柔軟な変化を求めている方にとっては、窮屈に感じられ、転職に至る場合もあるでしょう。
転職に活かせる銀行員の強み
転職活動では、面接時に銀行員として培ってきた強みをアピールすることが大切です。ここでは、転職に活かせる以下の銀行員の強みについて解説します。
転職活動をスムーズにこなすためにも、ぜひチェックしてください。
ストレス耐性
銀行などの金融業界は厳しい年功序列やノルマがあるため、長期間勤務している場合はストレス耐性の強さをアピールできます。
また、業種を問わず、ストレス耐性のある社員は努力ができるとされ、勤務態度が高く評価される傾向も。
銀行員として努力をした経験がある方は、厳しい環境でも適応しながら頑張れることを、履歴書や面接でうまくアピールしましょう。
金融関連の資格
銀行員が勤務するために取得した資格は、転職でも強みとなります。
多くの銀行員が保有する資格には、以下のような種類があります。
上記のような資格は金融業界だけでなく、ほかの業種でも活かせるのがポイントです。
ただし、保有している資格を全てアピールせず、転職を考えている業種に合わせることが重要です。転職先で金融関連の資格がどのように役立つかをうまく説明できれば、企業側もあなたを採用するメリットを考えやすくなるでしょう。
経営者とのやりとり経験が豊富
銀行で営業を経験している場合、経営者との商談をおこなう機会も多くあります。
例えば経営者と融資の商談をおこなう場合には、論理的な説明やコミュニケーション能力が必要です。
経営者は企業の決定権を持っているため、交渉に成功したという経験は転職時にアピールできる大きな強みとなります。
銀行員として法人営業をおこなった経験がある方は、経営者とのやりとりや経験をうまくアピールするようにしましょう。
銀行からの転職におすすめの業界
銀行員は転職時に活かせる強みが多いため、転職には有利といえます。
しかし、どのような業界から銀行員が求められているのかわからなければ、転職活動をスムーズに始められないのではないでしょうか。
ここでは、銀行からの転職におすすめの以下5つの業界について解説します。
金融業界
金融業界は銀行員と同じ業界なので、経験やスキルを活かしやすい業界です。業務内容は同じ部分が多いため、転職後もスムーズに働けます。
また、経験やスキルを活かすことでキャリアアップや年収アップを見込める点も魅力です。
同じ銀行に転職した場合でも、融資や投資などさまざまな部門があり、転職することで新しいノウハウを身につけられます。金融業界の具体例としては、生保業界、M&A業界、財務業界などがあります。
銀行員としての経験とスキルをしっかり活かした転職がしたい場合は、金融業界への転職がおすすめです。
不動産業界
銀行員として法人営業の経験がある方には、不動産業界がおすすめです。
特に、銀行の不動産融資では土地の売買について商談するので、そこでの営業経験が不動産業界の転職時にアピールしやすいといえます。
さらに、宅地建物取引士の資格を保有していれば、履歴書や面接時に大きくアピールできます。
また、銀行の営業活動では、企業に物件を紹介して融資につなげるものもあり、業務を通して不動産営業に必要な経験やスキルが身につけられている場合もあります。不動産用語は金融用語と類似するものが多く、転職後も仕事がしやすい点もポイントです。
不動産業界は、年収アップも期待できるので、収入を重視したい方にもおすすめの業界です。
公務員
安定を重視する傾向のある銀行員からの転職には、公務員も人気です。
公務員は銀行員のようにノルマがないので、銀行と比べるとストレスを感じにくい業界といえます。
しかし、公務員になるためには公務員試験に合格しなければいけないため、銀行員をしながら試験に向けた勉強をする必要があります。
そのため、すぐに転職をすることは難しいですが、銀行員として資格取得のための勉強をする習慣がある方にとっては、試験対策がそこまで負担とならないことが多いでしょう。
公務員は仕事が単調なのでやりがいを感じにくい業界とされていますが、安定を求めている方にとっては最適な環境といえるでしょう。
コンサル業界
銀行員としてのスキルを活かしやすい業界として、コンサル業界も人気です。
コンサル業界は銀行と給料面に大きな差がなく、経験やスキルも評価されやすくなっています。
また、企業の財務管理ができることから、経営コンサルを目指す銀行員も多くいます。しかし、コンサル業界は残業時間が長くなる傾向にあるため、体力的に厳しい業界でもあるのも事実です。
20代からの転職であれば内定を得やすいですが、30代以降は思うように転職活動が進まない可能性もあるため、早めに転職活動をスタートするのがおすすめです。
銀行員としての経験とスキルを活かしながら新しい業界にチャレンジしたいと考えている方は、コンサル業界も検討してみましょう。
IT業界
キャリアアップを求める銀行員には、IT業界もおすすめです。
IT業界では、法人営業をおこなっている銀行員が評価されやすい傾向にあります。理由としては、顧客の悩みを聞きながら現実的な解決策を提案できるスキルを持っているためです。
特に、経営者層との商談経験がある銀行員はコミュニケーション能力も高いため、顧客との商談を進める際に活躍が期待できます。
また、銀行のような年功序列がないので、同僚や上司とフランクな関係を築ける点も魅力です。
銀行員から金融業界以外の業界にチャレンジをしてみたい方は、IT業界にも注目してみましょう。
銀行から転職して後悔しないための注意点
銀行員は転職市場で有利な立場ですが、以下のような点に注意しなければいけません。
上記のような注意点は、転職後に後悔しがちなポイントです。
納得のいく転職をするためにも、ぜひチェックしておきましょう。
他業界へ転職すると待遇や年収などの条件面が悪くなる可能性も
銀行員はほかの業界に比べて福利厚生や年収が良いので、他業界へ転職することで条件が悪くなることもあります。
待遇や収入よりも自分が望む業務内容を重視するなら問題はありませんが、特に家庭を持っている方は、慎重に決断しましょう。
他業界へ転職がしたいと考えた場合でも、まずは冷静になって将来のキャリアプランを計画し、転職先のリサーチを進めることをおすすめします。
同じ金融業界に転職することも1つの手段なので、計画性のある行動をとるようにしましょう。
銀行員としての経験をそのまま活かせる業種は限られる
銀行員の経験やスキルは専門性が高いため、そのまま活かせる業種は限られています。
メガバンクや法人営業を経験していれば、他業種でも活かすことはできます。現在の経験とスキルだけに頼っていると、他業種に転職したときにさらなるスキルアップが期待できません。
転職時には銀行員としての経験やスキルだけでなく、分析力や営業力、ビジネスマナーなど転職先が求めているスキルを分析して自身の強みとしてアピールすることが大切です。
銀行員が転職を成功させるポイント
銀行員が転職を成功させるには、以下のようなポイントがあります。
それでは解説します。
業界や業種を絞りすぎない
銀行員が転職活動をするときは、これまでの経験やスキルを整理して最適な転職先を見つけることが重要です。
しかし、業界や業種を絞りすぎると、選択できる企業が少なくなってしまいます。
挑戦したい業界や業種を決めることは問題ありませんが、自分の経験とスキルをもとに幅広く探すことが大切です。
インターネットの求人サイトでは検索機能を使って転職先を探せるので、転職活動をおこなうときはうまく利用しましょう。
転職エージェントを活用する
効率良く転職先を探したいときは、転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントは担当のスタッフが自分の強みを見つけてくれるので、面接時のアピールポイントについてもアドバイスが受けられます。誰でも無料で気軽に利用できる点もポイントです。
転職活動をサポートするスタッフは、転職を希望する業界や業種の出身者やキャリアアドバイザーがほとんどなので、自分だけで転職活動をするよりも内定につながりやすいといえます。
銀行員として仕事をしながら1人で転職活動をすることは大変なので、転職エージェントの力を借りて効率良く進めるようにしましょう。
銀行からの転職におすすめの転職エージェント
銀行から転職するときは、転職エージェントの活用が有効的です。
転職エージェントは業界や業種のプロが転職活動をサポートしてくれるので、最適な転職先を見つけられます。
こちらでは、銀行員の転職におすすめの転職エージェントを3社紹介します。
エージェント名 | 特徴 |
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コトラ | 金融系企業への転職に強いエージェント |
JACリクルートメント | 管理職や専門職、外資系転職を目指すミドル層の転職に強い |
マイナビエージェント | キャリアアドバイザーのサポートがある転職支援サービス |
それぞれの詳細や特徴について説明するので、自分に合った転職エージェントを見つけましょう。
コトラ
運営会社 | 株式会社コトラ |
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公式サイト | https://www.kotora.jp/ |
公開求人数 | 27,321件(2024年10月24日現在) |
主な求人職種 | 金融、コンサル、経営層、IT/WEB、製造業 |
コトラは、金融業界の転職に強いエージェントです。取引企業数4,000社、有効求人数20,00社の実績があり、業界経験豊富なコンサルタントがサポートしてくれます。
20代〜30代だけでなく、40代以上の転職支援も積極的におこなっている点が特徴です。
公式サイトでは転職者の声も記載されており、どのように転職をしたのか具体的に紹介されています。
また、面接ノウハウや面接の質問事例、転職体験談、業界用語なども記載されているので、転職活動に役立ちます。さらに転職後のアフターサポートも受けられるので、転職後も安心です。
銀行員の経験やスキルを活かして金融業界で活躍したい方には、コトラの登録をおすすめします。
JACリクルートメント
運営会社 | 株式会社ジェイエイシー リクルートメント |
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公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
公開求人数 | 21,619件(2024年10月24日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
JACリクルートメントは、転職支援実績約43万人のハイクラス転職エージェントです。
年収800万円以上の転職先を見つけられ、年収アップも期待できます。
1,200人ものコンサルタントが所属しており、経歴やスキルに合ったキャリアコンサルタントとマッチングできる点もポイントです。転職先の情報だけでなく社風などの説明も受けられるので、安心して転職活動をはじめられます。
JACリクルートメントは、管理職や外資系企業、海外進出企業などの転職支援に強みがあり、グローバル企業への転職先を検討している方にもおすすめです。
現在よりもワンランク上の企業に転職したい方は、1人ひとりのニーズに合わせて柔軟に対応してもらえるJACリクルートメントに登録しましょう。
>>JACリクルートメントの評判は?転職に成功する理由や注意点を口コミから詳しく解説
マイナビエージェント
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
公開求人数 | 67,786件(2024年10月24日現在) |
主な求人職種 | 全職種 |
マイナビエージェントは、求人サイトとして有名なマイナビが運営する転職エージェントです。
各業界の転職に詳しいアドバイザーが多数在籍し、顧客満足度No.1の実績があります。
20代〜30代の若年層の転職サポートに強く、営業やメーカー、金融、ITなど幅広い求人を取り扱っているため、求人総数は63,000件以上にまでのぼります。
キャリアアドバイザーとは別に、企業の人事担当者とやり取りするアドバイザーがいるので、社風などの詳しい企業情報も教えてもらえます。
マイナビエージェントでは、オンライン上で面談や求人紹介を受けられるため、仕事が忙しい方でも手軽に利用できます。
サポートが充実した転職エージェントを利用したい方には、マイナビエージェントがおすすめです。
銀行からの転職に関する疑問・Q&A
銀行員からの転職を検討している方は、いくつか疑問を抱えているのではないでしょうか。疑問が残ったまま転職活動をすると、1人で悩んでしまって答えが出ないこともあるでしょう。
こちらでは、銀行からの転職に関する疑問について回答します。
転職の不安をなくすためにも、ぜひ参考にご覧ください。
銀行から転職すると年収は下がる?
どのような業界や業種に転職したいのかによって、年収は大きく変動しますが、銀行員は他業種に比べて年収が高いため、転職することで下がることがあります。
例えばITベンチャー企業に転職する場合、会社が成長段階にいるので高い年収は期待できません。金融業界や不動産業界はポジションによって年収が異なるため、高い年収を狙うことも可能です。
しかし、銀行員はもともと年収が高いので、基本的には転職によって下がると理解しておきましょう。
銀行員の市場価値は高い?
銀行員として法人営業の経験やスキルがある場合、他業種でも市場価値は高いと言えます。
特に、経営者層との商談で培われるコミュニケーションスキルは、銀行以外でも活かせるスキルです。
しかし、通常の銀行員は専門的な経験やスキルとなっているので、転職する業界・業種によっては市場価値が高くありません。
自分にどのような強みがあるのかわからないときは、転職エージェントに相談してアピールポイントを見つけるようにしましょう。
銀行からの転職まとめ
今回は、銀行員から転職を成功させるポイントや注意点について詳しく解説しました。
銀行員はノルマや年功序列が厳しい業界なので、転職を考える方は多いです。
しかし、銀行員は転職に活かせる資格やスキルを多く持っているため、ほかの業界に比べて有利な立場にあります。
銀行員から転職するときは、業界や業種を絞りすぎず、転職エージェントをうまく活用しましょう。
当記事が、銀行員の方のお役に立てれば幸いです。
\金融業界におすすめの転職エージェント/
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※(2020年10月時点)