企業の財務戦略や会計業務を支えるプロフェッショナルとして、近年注目が高まっている「会計コンサルタント」。
経営層と近い距離で課題解決に取り組むこの職種は、業務の幅広さや専門性の高さから、やりがいも大きい一方で、高度なスキルと柔軟な対応力が求められます。特にグローバル化やテクノロジーの進化により、会計分野は大きな転換期を迎えており、そのなかで会計コンサルタントはますます重要な存在となっています。
本記事では、会計コンサルタントの仕事内容から年収相場、求められるスキル、向き不向きなどを網羅的に解説。未経験者でも目指せる可能性や、他の専門職との違いについても丁寧に紹介しています。
コンサル業界向け
おすすめ転職エージェント
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() MyVison | 200社以上のコンサルファームとの強固なコネクションで国内に展開するファームほぼすべてに紹介可能。 「面接対策資料」と「想定頻出問答集」に加え、元コンサルタントを仮想面接官とした模擬面接により、実践力を鍛えられる |
![]() アクシスコンサルティング | 大手ファームの4人に1人が登録する国内最大級コンサル採用・転職支援サービス 未経験からのコンサル転職やポストコンサル、事業会社CxOなど、希望のキャリアパスに応じて幅広い支援が可能。 |
![]() コンコードエグゼクティブグループ | 日本ヘッドハンター大賞MVP受賞の転職支援サービス コンサル幹部との強固なネットワークでマッキンゼーやBCGなどの「コンサルタント転職」や、コンサル出身者の経営幹部キャリアを支援する「ポストコンサル転職」に高い実績あり |
関連記事>>コンサル業界におすすめ転職エージェント
会計コンサルタントとは
会計コンサルタントの仕事内容・やりがいを以下に解説していきます。
会計コンサルタントの仕事内容
会計コンサルタントは、企業の会計・財務に関する課題を分析し、最適な改善策を提案・実行支援する専門職です。
業務内容は多岐にわたり、会計業務フローの最適化支援や、資金調達・M&Aなどの財務戦略支援、各種法規制への対応支援などが含まれます。たとえば、製造業の企業では煩雑な伝票処理や在庫管理などの課題を抱えることがあり、これを解決するために業務フローの見直しやシステム導入を提案することもあります。
また、スタートアップ企業に対しては、財務状況や収益予測をもとに投資家向け資料を作成し、資金調達の支援を行うケースも。企業ごとに抱える課題や利害関係者の構造が異なるため、幅広い知識と柔軟な対応力が求められます。
会計コンサルタントのやりがい
会計コンサルタントのやりがいは、企業の経営に直接関わる立場で貢献できる点にあります。経営陣と近い距離で、財務や会計の観点から戦略立案に関わるため、自身の提案が企業の成長に直結する達成感があります。
また、多様な業界・規模のクライアントと接するため、さまざまなビジネスモデルに触れる機会も多く、常に新しい知識や経験を得られる環境です。一般企業では得られない幅広い視野を身につけられる点も魅力といえるでしょう。
さらに、自身の提案によって経営改善や財務健全化が実現し、クライアントから感謝されることで、専門性を活かして人の役に立つ実感も得られます。
会計コンサルタントの大変なこと
会計コンサルタントは、企業の経営判断に関わるポジションにあるため、大きな責任が伴います。
自らの提案や分析が経営の成否に直結することもあり、日々高い緊張感の中で業務に取り組む必要があります。また、繁忙期である決算期や法改正の時期には、複数のクライアント対応が重なり、長時間労働になりやすい点も大変さのひとつです。
さらに、税制や会計基準は頻繁に変更されるため、常に最新の情報を学び続ける姿勢が求められます。専門性が高く、かつクライアントに対して一歩先を行く知識が期待される職種であることから、変化に柔軟に対応する努力を惜しまないことが必要です。
会計コンサルタントの年収相場
会計コンサルタントの年収は、担当業務の難易度や保有資格、所属企業の規模によって大きく異なります。
リクルートエージェントの調査によると、会計コンサルタントの想定年収(中央値)は約600万円※とされていますが、実際には幅広いレンジがあります。たとえば、未経験からのスタートであれば400〜500万円程度の年収水準になるケースが多く、実務経験を積んだ中堅層では700〜900万円クラスも目指せます。
さらに、マネージャーやシニアコンサルタントといったポジションになると1,000万円を超える年収も十分に現実的です。特に会計士や税理士などの有資格者であれば、年収アップの可能性が高まります。年収の伸び幅が大きい職種であるため、スキルや実績を積み上げることが将来的な収入に直結します。
会計コンサルタントの激務度
本項目では、会計コンサルタントの激務度について解説しています。
会計コンサルタントの平均的な労働時間
会計コンサルタントの労働時間は、業務内容やクライアント対応の状況によって差はあるものの、一定の傾向が見られます。
転職サービス「doda」によると、全業種における2024年4〜6月の平均残業時間は21.0時間※1でした。一方で、実際に掲載されている会計コンサルタントの求人情報には、「平均残業時間は約35時間」※2や「20〜30時間程度」※3といった記載が見られるため、やや長めの傾向があることがわかります。ただし、これらはあくまで平均であり、プロジェクトの繁閑やクライアントの数によって変動するというのが事実です。
また、近年では働き方改革の影響もあり、労働環境の改善を進める企業も増えつつあります。とはいえ、クライアントの要望に柔軟に対応する必要がある職種である以上、時期によっては一定の残業を前提とした働き方が求められることも少なくありません。
参照元
※1 doda「平均残業時間の実態調査 残業が少ない・多い仕事は?」(2025年7月17日時点)
※2 doda「令和アカウンティング・ホールディングス株式会社 中央区の求人情報」(2025年7月17日時点)
※3 ミドルの転職「【コンサルタント】平均残業時間20~30時間程度!ロングブラックパートナーズ株式会社の転職・求人情報」(2025年7月17日時点)
会計コンサルタントの繁忙期における労働状況
会計コンサルタントにも業務の波があり、特に2月〜4月と9月は繁忙期となることが一般的です。
これは、企業の決算期(3月・9月)に合わせて業務が集中するためで、顧客企業の財務諸表作成、監査対応、税務申告などのサポートを行うことになります。この時期には、クライアントからの問い合わせや資料確認が増加し、短期間での高密度な作業が求められるケースも多くなります。そのため、通常の業務時間内では終わらず、夜間や週末にも対応する必要が出てくることもあるでしょう。
一方で、繁忙期はプレッシャーも大きい反面、実務経験を一気に積むことができる貴重な機会です。高度な専門知識や判断力が問われる場面が多く、短期間で大きく成長したい人にとっては「修羅場=成長の場」となる可能性もあります。
会計コンサルタントに求められるスキルや経験
会計コンサルタントに必要なスキルや経験を以下に解説していきます。
会計コンサルタントに必要な経験
会計コンサルタントになるには、会計分野での経験が必要となります。
具体的には、以下が求められることが多いです。
- 事業会社での経理・財務に関する業務経験
- 監査法人での監査・アドバイザリー経験
これらの経験は、会計業務の実務理解や財務分析のスキルを活かすうえで重要です。特に複数部門との連携や業務フローの改善に携わった経験があると、コンサルタントとしての提案力や説得力にもつながります。実務で培った知識や視点は、クライアント企業の課題解決に直結する大きな武器となるでしょう。
会計コンサルタントに必要なスキル
会計コンサルタントに必要なスキルとしては、以下があげられます。
- 論理的思考力
- 問題解決力
- 企画力
- コミュニケーション能力
顧客企業を経営的立場から問題解決をすることが求められるため、求められるスキルも高くなってきます。
会計コンサルタント転職におすすめの資格
会計コンサルタントになるためには「これがなければ会計コンサルタントになれない」というような必須となる資格はありません。
ただ、募集要項によっては以下の資格が求められる場合があります。
これらの資格はすべて難関資格で取得は一筋縄ではいきませんが、会計コンサルタントになるためには取得に向けてしっかりと取り組んでおいたほうがよいでしょう。
会計コンサルタントに向いている人の特徴
本項目では、会計コンサルタントに向いている人の特徴を紹介しています。
数字と向き合うことが得意
会計コンサルタントの仕事では、財務諸表や損益計算書、キャッシュフローなど、常に数字と向き合う場面が発生します。数字を読み解き、そこから課題を見つけ、適切な改善提案につなげる力が求められるため、数字に苦手意識がないことは大きな強みです。
単に数値を処理するのではなく、その背後にある経営状況やビジネス上の意図を読み解く力も重要です。たとえば、売上が上がっているにもかかわらず利益が出ていない場合、その要因を分析し、コスト構造や業務効率の面から改善提案を行う必要があります。
数字に対して敏感で、変化や傾向を素早く察知できる人、ロジカルに数値を扱うのが好きな人には適した仕事と言えるでしょう。細かい数字を見るのが苦にならない、データ分析が好きといった性格もこの職種には非常に向いています。
分析的思考ができ、問題解決能力がある
会計コンサルタントは、クライアント企業が抱える会計や財務の課題を明確にし、論理的に分析したうえで解決策を提示することが求められます。そのため、情報を整理し、構造的に課題を把握する「分析力」と、それに基づいた「問題解決能力」が不可欠です。
たとえば、月次決算が遅れている企業に対して、その原因が入力フローなのか、集計システムなのか、人的な要因なのかを見極め、具体的な改善策を提示していく必要があります。課題の本質を見抜き、複雑な事象をシンプルに捉えられる視点を持つ人にとっては非常にやりがいのある職種です。
また、前提が変わる中でも柔軟に思考を修正し、複数の選択肢を提示できるような柔軟性も評価されます。問題解決に取り組むことが好きな人にとって、会計コンサルは向いている仕事と言えるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
会計コンサルタントの仕事は、単に会計の知識を活かすだけではなく、クライアント企業の担当者や経営陣と密にコミュニケーションを取りながら進めることが非常に多いです。課題の本質を聞き出すヒアリング力や、専門用語をわかりやすく伝える説明力、社内外の関係者との調整力など、幅広いコミュニケーションスキルが求められます。
特に、経理や財務に詳しくない現場部門や経営層に対しては、数字の背景や提案の意図を平易な言葉で丁寧に伝える力が重要です。また、クライアントとの信頼関係を築くことで、継続的な案件や新たな相談につながることもあります。
自分の考えを明確に伝えられる人、相手の立場に立って話ができる人、また相手の真意を引き出すことが得意な人は、会計コンサルタントとして活躍できる可能性が高いです。
会計コンサルタントに向いていない人の特徴
本項目では、会計コンサルタントに向いていない人の特徴を挙げています。
ルーチンワークを好む
会計コンサルタントの仕事は、日々決まった業務を繰り返すというよりも、クライアントごとに異なる課題に対して個別に対応するケースが多くなります。
たとえば、同じ「決算支援」であっても、企業の業種や規模、使用している会計システムによって必要なサポート内容はまったく異なります。そのため、日々の業務は変化に富んでおり、「同じ作業を繰り返していたい」「決まった流れで進めたい」といったルーチンワークを好む人にとってはストレスを感じやすい環境です。
常に新しい情報に触れ、臨機応変な対応が求められるため、変化を楽しめるタイプでないと難しさを感じることが多いでしょう。安定した作業よりも変化に富んだ課題解決にやりがいを感じる人のほうが、会計コンサルタントに適しています。
プレッシャーに弱い
会計コンサルタントは、企業の経営に関わる重要な数値や判断を扱う仕事です。そのため、提出資料のミスや誤った提案が企業経営に大きな影響を与えることもあります。特に決算期や税務申告の時期はタイトなスケジュールの中で業務を進める必要があり、短期間での成果が求められる場面が多くなります。
また、クライアントや上司からの高い期待に応える必要もあり、常に一定のプレッシャーと隣り合わせです。このような状況でも冷静に対応し、自信を持って業務を遂行できることが求められます。
そのため、強いプレッシャーにストレスを感じやすい、もしくは高い期待に応えることに不安を感じる人にとっては、会計コンサルタントの仕事は精神的に負担となる可能性があります。
協調性がない
会計コンサルタントは、個人の専門性だけでなく、チームとして動く力も非常に重要です。案件は複数名で分担して進めることが多く、他のメンバーと協力しながら、期限内に成果を出す必要があります。
また、クライアント企業の担当者とも密に連携し、スムーズに業務を進めるためには、丁寧なやりとりと柔軟な姿勢が求められます。自己中心的に動いてしまったり、他者の意見を尊重できなかったりするタイプの人は、プロジェクト内で孤立しやすく、結果として成果に悪影響を及ぼす可能性があります。
高いスキルがあっても、協調性が欠けていては周囲の信頼を得ることが難しいため、チームワークを大切にできることがこの職種ではとても重要です。自分一人で完結する仕事が向いている人には、会計コンサルタントは不向きかもしれません。
有名大手会計コンサルティング会社一覧
会計コンサルティングサービスを提供する企業は、大きく分けて以下4つに分けられます。
それぞれについて解説します。
総合系コンサルティングファーム
トップマネジメント層から一般社員層まで会社全体の企業課題を、一気通貫ワンストップで行っているコンサルティングファームです。
代表的な総合コンサルファームとしては、以下があげられます。
FAS系
FASはファイナンシャル・アドバイザリー・サービスの略で、M&Aや財務に関連した課題解決に特化したコンサルティングファームを指します。
代表的なFASコンサルファームとしては、以下があげられます。
製品ベンダー系
製品ベンダー系は自社製品をもっており、戦略的に自社製品を採用してもらうためのビジネスコンサルティングやマネジメントコンサルティングを行います。
主な製品ベンダー系としては、以下があげられます。
国内独立系
国内独立系コンサルティングファームとは、欧米の方式をもとにしたコンサルティングを行わずに、日本式のコンサルティングを行っているコンサルティングファームのことをいいます。クライアントとしては大企業ではなく中小企業が中心となります。
主な国内独立系コンサルティングファームとしては以下があげられます。
4大会計コンサル(BIG4)の平均年収ランキング
会計コンサルタント業界における「BIG4(ビッグフォー)」とは、世界4大会計事務所系コンサルティングファームであるPwC、デロイト、EY、KPMGのことを指します。いずれも国際的に展開し、会計・財務・戦略・業務改革など幅広いコンサルティングを提供しています。
OpenWorkのデータによると、記事執筆時点の平均年収ランキングは以下の通りです。
- 1位:PwCコンサルティング … 987万円※1
- 2位:デロイト トーマツ コンサルティング … 952万円※2
- 3位:EYストラテジー・アンド・コンサルティング … 908万円※3
- 4位:KPMGコンサルティング … 899万円※4
年収はポジションやスキルによっても大きく変動しますが、BIG4の中でもPwCとデロイトが特に高水準の傾向があります。転職市場では「会計コンサル×BIG4」は希少価値が高く、キャリアアップや年収アップを目指す上でも魅力的な選択肢といえるでしょう。
参照元
※1 OpenWork「PwCコンサルティングの年収・給与制度」(2025年7月17日時点)
※2 OpenWork「デロイト トーマツ コンサルティングの年収・給与制度」(2025年7月17日時点)
※3 OpenWork「EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収・給与制度」(2025年7月17日時点)
※4 OpenWork「KPMGコンサルティングの年収・給与制度」(2025年7月17日時点)
会計コンサルタントの求人例
本項目では、会計コンサルタントの求人例を紹介しています。
大手監査法人での管理会計コンサルタント
案件①:大手監査法人での管理会計コンサルタント | |
---|---|
役割 | 経営管理(管理会計)コンサルタント |
業務内容 |
|
要件 |
|
年収 | 〜1000万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
総合コンサルの経営管理・財務会計コンサルタント
案件②:総合コンサルの経営管理・財務会計コンサルタント | |
---|---|
役割 | 財務会計・経営管理コンサルティング |
業務内容 | 弊社・会計士プラットフォームに登録している公認会計士(約2600名)と、 クライアント企業が抱えている経営管理課題/ニーズへのコンサルティング 及びマッチング・プロジェクトマネジメントを行います。 |
要件 |
|
年収 | 800万円~1200万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
税理士法人の税務会計コンサルタント
案件③:税理士法人の税務会計コンサルタント | |
---|---|
役割 | 税務・会計コンサルタント |
業務内容 | 税務・会計業務全般 |
要件 | 簿記2級があれば望ましいですが、金融機関経験者や簿記3級お持ちの方、 税理士業界に興味がある方(勉強中など)であれば応募可能です! |
年収 | 要問合せ |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
会計コンサルタントにおすすめの転職エージェント
本項目では、会計コンサルタントに強い転職エージェントを紹介しています。
MS-Japan

引用元:MS-Japan
- 管理部門・士業に専門特化した転職支援
- 業界最大級の求人数と35年の支援実績
- 書類添削から条件交渉まで丁寧なサポート
MS-Japanは、経理・財務・法務・公認会計士・税理士など、管理部門・士業分野に特化した転職支援を35年にわたり展開してきたエージェントです。会計コンサルタントを目指す方にとって、専門領域に精通したキャリアアドバイザーの存在が大きな強みとなります。
大手監査法人や会計事務所、上場企業、外資系企業、ベンチャー企業まで幅広い求人を保有しており、職種や年齢層に応じた多様なキャリアパスの提案が可能です。転職者一人ひとりの志向に合わせて、職場の風土や業務内容など詳細な情報を提供し、最適なマッチングを支援します。
また、応募書類の添削、面接対策、条件交渉などきめ細やかなサポートも特徴です。会計士・税理士資格を活かして会計コンサルタントとしてのステップアップを考える方にとって、信頼性の高いパートナーと言えるでしょう。
MS-Japanの基本情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
公式サイト | https://www.jmsc.co.jp/ |
公開求人数 | 10,762件(2025年7月24日現在) |
主な求人職種 | 公認会計士、税理士、弁護士、管理部門、コンサルタントなど |
関連記事>>MS-Japanの評判・口コミ
MyVision

引用元:MyVision
- コンサルタント経験者・志望者に特化
- MBB出身者等による徹底サポート
- 業界理解を深める独自コンテンツが豊富
MyVisionは、コンサルファーム出身者が運営し、戦略・IT・会計・人事といった多様なコンサル領域への転職支援に強みを持つ転職エージェントです。会計バックグラウンドを活かしてコンサルタントとしてキャリアチェンジしたい方にも有効な支援が期待できます。
MBB(マッキンゼー、BCG、ベイン)出身のキャリアアドバイザーによる支援をはじめ、応募企業ごとの選考対策資料や模擬面接など、万全のサポート体制が整っています。転職市場や業界動向に関する情報提供も的確で、会計知識を武器にキャリアを広げたい方にとって非常に有益です。
とくに未経験からのコンサル転職や、会計・財務に関連するアドバイザリー業務へのステップアップを目指す方におすすめのエージェントです。
MyVisionの基本情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社MyVision |
公式サイト | https://my-vision.co.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2025年7月24日現在) |
主な求人職種 | コンサルタント |
関連記事>>MyVisionの評判・口コミ
コンコードエグゼクティブグループ

引用元:コンコードエグゼクティブグループ
- ハイクラス・経営幹部候補の転職支援に強い
- 戦略・財務・事業再生など幅広い領域に対応
- キャリアの中長期支援に注力
コンコードエグゼクティブグループは、ハイクラス転職やコンサルタント領域へのキャリア形成において、特に信頼されているエージェントのひとつです。戦略ファーム、財務アドバイザリー、会計系コンサルなどへの転職実績も多く、会計士出身の方や会計バックグラウンドを持つ方にもマッチします。
エージェント自身が業界出身者で構成されており、キャリア戦略の立案から企業選定、選考対策に至るまで、質の高いアドバイスを提供。中長期的なキャリア視点での支援を得意としているため、単なる転職にとどまらず「キャリアをどう築いていくか」に真剣に向き合いたい方に最適です。
とくに財務・会計知識をベースにコンサルタントとして活躍したいと考える方には、理想的なエージェントと言えるでしょう。
コンコードエグゼクティブグループの基本情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
公式サイト | https://www.concord-career.com/ |
公開求人数 | 非公開(2025年7月24日現在) |
主な求人職種 | コンサルタント、経理財務、人事・法務・総務、営業 ほか |
関連記事>>コンコードエグゼクティブグループの評判・口コミ
ヒュープロ

引用元:ヒュープロ
- 士業・管理部門に特化した転職支援
- テクノロジーを活用したマッチング精度
- 若手から管理職層まで幅広く対応
ヒュープロは、会計士や税理士、経理・財務人材などを対象とした士業・管理部門特化型の転職エージェントです。業界特化のノウハウとテクノロジーを活用したマッチングによって、スピーディかつ高精度な支援を提供しています。
若手会計士やコンサル未経験者が、会計知識を活かして新たなキャリアに挑戦するケースにも強く、会計系コンサルタントとしての転職にも対応可能です。求人は大手税理士法人や会計系アドバイザリーファームのほか、成長中の企業まで幅広く、条件交渉や内定後のフォローまで安心して任せられます。
キャリア構築を重視した親身なアドバイスに加え、応募書類の添削や面接対策も丁寧に対応してくれるため、初めての転職にも心強いパートナーとなるでしょう。
ヒュープロの基本情報 | |
---|---|
運営会社 | 株式会社ヒュープロ |
公式サイト | https://hupro-job.com/ |
公開求人数 | 12,860件(2025年7月24日現在) |
主な求人職種 | 税理士、経理、公認会計士、コンサルタントなど |
関連記事>>ヒュープロの評判・口コミ
アクシスコンサルティング

引用元:アクシスコンサルティング
- コンサル業界専門の転職支援
- 未経験からの転職にも強み
- 中長期的なキャリア形成を支援
アクシスコンサルティングは、戦略・IT・会計・人事といった多様なコンサル分野に精通した専門エージェントです。会計バックグラウンドを持つ方の転職支援にも対応しており、FASや会計アドバイザリー領域などへの転職にも強みを発揮します。
「一人ひとりのキャリアに長く寄り添う」をモットーに、求職者と中長期的な関係を築く支援スタイルを採用しており、将来のビジョンに基づく最適なキャリア選択を丁寧にサポート。未経験からのチャレンジにも親身に対応し、適性や志向に合った企業提案・面接対策などを通じて納得のいく転職を実現します。
とくに「会計×コンサル」の領域でキャリアを積み上げたいと考えている方にとって、非常に頼れるエージェントです。
アクシスコンサルティングの基本情報 | |
---|---|
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2025年7月24日現在) |
主な求人職種 | CxO・経営層、デジタル・DX領域、コンサルタント ほか |
関連記事>>アクシスコンサルティングの評判・口コミ
会計コンサルタントの将来性とキャリアパス
本項目では、会計コンサルタントの将来性やキャリアパスについて詳しく解説していきます。
会計コンサルタントの将来性
会計コンサルタントは、経営戦略から業務プロセスの最適化、制度改正や国際会計基準への対応まで、広範な領域で活躍できる専門職です。
特に近年はグローバル展開を進める企業が増えており、海外会計基準や税制への理解を持つ人材へのニーズが高まっています。一方、AIやRPAの進化により、定型的な会計業務は自動化が進むと予想されます。こうした流れの中で、単なる情報提供にとどまるコンサルタントは代替される可能性も否定できません。
しかし、企業固有の課題や人間関係、文化的背景を踏まえた「人間ならではの視点」を提供できるコンサルタントの需要は依然として高く、むしろ差別化要因となります。今後は、テクノロジーを活用しつつも、戦略的・対人的アプローチができるハイブリッドな人材が求められていくでしょう。
会計コンサルタントのキャリアパス
会計コンサルタントとしてのキャリアは、まずは現場レベルでの実務経験から始まります。若手時代にはクライアントの課題抽出や資料作成、ミーティング参加などを通じて、業界理解と対応力を磨くことが必要です。
数年後には、プロジェクトを主導するリーダーやマネージャーとして、進行管理やチームマネジメント、人材育成を担うポジションへとステップアップします。その後は、シニアマネージャーやパートナーといった上級職に昇進することで、経営層との折衝や新規顧客獲得など、より経営視点での業務が増えていくでしょう。
また、社内での昇進以外にも、コンサル経験を活かして事業会社のCFOや経営企画に転職するケース、あるいは独立する選択肢もあります。キャリアの柔軟性が高いこともこの職種の魅力のひとつです。
会計コンサルタントについての疑問
本項目では、会計コンサルタントに関するよくある疑問について解説しています。
未経験でもOKな会計コンサルタントの求人はある?
はい、未経験歓迎の会計コンサルタント求人は一定数存在します。特に若手層を対象としたポテンシャル採用では、社会人経験が浅くても、論理的思考力や学習意欲が高ければ採用されるケースがあります。
ただし、未経験OKとはいえ、日商簿記2級程度の基礎知識やExcelスキルを持っていると有利です。また、経理や財務部門での業務経験、会計ソフトの利用経験があると、実務にスムーズに適応できると評価されます。入社後はOJTや研修制度で専門知識を習得できる環境が整っている企業も多く、未経験からキャリアを築くことが可能です。
特にBIG4系や準大手ファームの中でも若手育成に積極的な企業を狙うと、成長のチャンスが広がります。
会計コンサルタントと税理士や公認会計士の違いは?
会計コンサルタントと税理士・公認会計士の一番の違いは「資格の有無」です。
税理士や公認会計士は国家資格が必要であり、独占業務(税務申告、監査など)があります。一方、会計コンサルタントは資格がなくても従事可能で、業務範囲も異なります。
公認会計士が企業の作成した財務諸表を監査・検証する役割を担うのに対し、会計コンサルタントは財務諸表を作る前段階の業務フローや会計制度の整備を支援する役割です。たとえば、決算早期化や会計システムの導入、M&Aにおける財務アドバイザリーなどが該当します。
つまり、税理士・会計士が「正しくできているかをチェック」するのに対し、会計コンサルタントは「正しくスムーズにできるように仕組みを整える」立場ともいえるでしょう。
会計コンサルタントになるにはどんな学歴が必要ですか?
会計コンサルタントになるために、絶対的に必要な学歴要件はありませんが、傾向としては大卒以上を応募条件とする企業が大多数です。特にBIG4をはじめとする大手ファームでは、大学名や学部もある程度重視される傾向があります。
会計や経営、経済、商学部などの出身者が多い一方で、理系学部や文系の社会学部出身のコンサルタントも珍しくありません。重要なのは学歴よりも、論理的思考力・問題解決力・コミュニケーション力といったコンサルタントに求められる資質を備えているかどうかです。
また、会計分野に関心を持ち、簿記や会計士試験の勉強経験があることもプラス評価につながります。学歴よりも、その後の努力や姿勢が問われる職種とも言えるでしょう。
新卒で会計コンサルタントになれる?
新卒で会計コンサルタントになることは十分に可能です。実際にBIG4や準大手の会計コンサルファームでは、毎年多くの新卒採用を行っており、文系・理系を問わず多様なバックグラウンドの学生が採用されています。
新卒採用においては、業務経験よりもポテンシャルや地頭の良さ、論理的思考力、成長意欲などが重視される可能性が高いです。選考過程ではグループディスカッションやケース面接が行われることも多く、コンサルティング業務への適性が見られます。
また、入社後には充実した研修制度やOJTが用意されているため、未経験からでも会計・財務の知識を学びながらプロフェッショナルを目指すことができます。学生時代に簿記や会計に関する学習経験があれば、さらにスムーズにキャリアをスタートできるでしょう。
会計コンサルタントまとめ
会計コンサルタントは、会計・財務の知識だけでなく、論理的思考力や柔軟な対応力が求められる専門職です。企業の経営判断に関与する責任ある立場であり、高い年収水準や成長機会が期待できます。
激務といわれる一面もありますが、その分スキルアップやキャリアの広がりは大きいのも魅力です。未経験からでも挑戦できる環境が整っている企業も多いため、興味がある方はまずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
\金融業界におすすめの転職エージェント/
サービス名 | 特徴 |
---|---|
![]() | 管理部門や士業に専門特化で35年の実績 管理部門・士業等のスペシャリスト領域では業界最大級の求人数。専門特化型ならではの強みを生かし、大手監査法人、日系大手企業、外資系、ベンチャーキャピタルなど多様な組織・企業とのネットワークあり。 |
![]() | 業界トップクラスの取引先数を誇る転職エージェント 大手や中堅以上の税理士法人の求人が豊富。的確な求人紹介・アドバイスが好評で面談満足率は95%。応募書類作成や面接対策などのサポートも手厚い |
![]() ツインプロ | 税理士、会計士をはじめとした経理財務経験者の 転職に特化したエージェント 税理士、会計士、事業会社の経理・財務職、コンサルティングファームやFAS、監査法人まで、丁寧な選考対策と専属エージェントによる年収交渉により高い内定率と年収アップの実現を支援。 |
![]() | ファイナンス業界未経験者の転職支援人数は 業界トップクラス 転職成功者の平均年収増加率186%の実績あり。※ |
※(2020年10月時点)