フリーランスエージェント23社を徹底比較！エンジニア向けおすすめも紹介【2024年11月最新版】

エンジニア人材が不足している中、フリーランスエージェントという働き方も一般的になりつつあります。ただ、フリーランスとして仕事を得ることは決して簡単ではありません。

そんな時に、おすすめなのがフリーランスエージェントです。案件の獲得をサポートしてくれるので、安定的に収入を確保しやすくなります。

ただ、フリーランスエージェントは非常に多く存在するので、どのエージェントを利用していいか迷われる方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではおすすめのフリーランスエージェントをご紹介します。

分野別のおすすめや各社の強みを紹介していきますので、おすすめフリーランスエージェントをぜひ案件獲得に活用してみてください。

エージェント名	公開案件数	特徴
エンジニアファクトリー	6,838件	20代～50代まで幅広い年齢層への対応
テックビズ	11,787件	IT、HRなど多岐にわたる分野でサービスを展開
ギークスジョブ	6,170件	WebデザイナーやPMなど幅広い職種に対応
Midworks	27,027件	上流工程の案件が豊富なため高単価案件も多い
Findy Freelance	723件	スタートアップ企業を中心にモダンな環境で開発が可能
BTCエージェントforエンジニア	非公開	ハイクラス向けの専門性の高い案件が豊富
ITプロパートナーズ	4,965件	マーケターやディレクターなど多種多様な案件が豊富
PRO WORKS	非公開	IT専門職に対応した幅広い職種の案件が豊富
レバテックフリーランス	2,451件	平均年収は876万円と高単価案件が豊富
ポテパンフリーランス	953件	未経験者・経験の浅いエンジニアのサポートも実施
TECH STOCK	8,058件	案件の約70%が月額報酬80万円以上の高単価案件
PE-BANK	27,027件	マージン率を公開しておりエンジニアファースト
ココナラテック	18,357件	PGやSE向け案件を中心に案件数が豊富

以下ではフリーランスエージェントの選び方や仕組みについても詳しく解説していきます。

フリーランスエージェントを選ぶ際のポイント

フリーランスエージェントは非常に多く存在するため、まず「選ぶ際のポイント」からチェックしてみましょう。主なポイントは下記の6点になります。

それぞれのポイントについて詳しく解説するので、ぜひフリーランスエージェントに登録するまえにチェックしてください。

希望に合う募集中案件が十分にあるかチェック

フリーランスエージェントを選ぶ際、まず確認したいのが希望に合う案件の豊富さです。

自分のスキルセットや経験、希望する稼働日数や報酬に合致する案件が十分にあるかを確認しましょう。

多くのエージェントは、ウェブサイト上で現在募集中の案件を公開しています。詳細にチェックし、自分のニーズに合う案件が定期的に掲載されているかを見極めることが重要です。

案件数のうち、募集中の数も確認してください。案件の中には、募集終了した案件が含まれていることも少なくありません。

また、案件の更新頻度も重要な指標となります。常に新しい案件が追加されているエージェントは、市場との強いつながりを持っており、継続的な仕事の機会を提供できる可能性が高いからです。

強い分野やエリア・職種をチェック

それぞれのフリーランスエージェントには、得意とする分野や職種、地域があります。

自分のスキルや希望する職種に強みを持つエージェントを選ぶことで、より適切な案件とマッチングすることが可能です。エージェントの得意分野では、独自の案件がある可能性もあります。

例えば、フリーランスのコンサルタントならフリーコンサル向けエージェント、エンジニアならIT業界に特化したエージェント、Webデザイナーならクリエイティブ系に強いエージェントを選ぶようにしましょう。

また、希望する勤務地域や働き方（リモートワークなど）に、強いエージェントを選ぶことも重要です。エージェントのウェブサイトや説明会などで、各社の強みについて詳しく調べ、自分のニーズと合致するかを確認してください。

業界に精通したアドバイザーがいるかチェック

円滑に案件を獲得するためには、業界に精通したアドバイザーの存在が重要です。

経験豊富なアドバイザーは、単に案件を紹介するだけでなく、最新の市場動向や適切な市場価値、キャリアパスについての有益なアドバイスを提供してくれます。

また、契約交渉や条件調整の際にも、フリーランスの立場を理解した上で適切なサポートを行ってくれるでしょう。エージェントを選ぶ際は、担当アドバイザーの経歴や専門性について確認し、必要に応じて面談を行うことをおすすめします。

業界経験が豊富で、フリーランスの働き方を深く理解しているアドバイザーがいるエージェントを選びましょう。

支払いや福利厚生などシステム面をチェック

フリーランスにとって、安定した収入と充実した福利厚生は重要な要素です。エージェントを選ぶ際は、下記のようなポイントも詳しく確認しましょう。

• 支払いサイクル
• 支払い方法
• 中間マージンの率

福利厚生サービスの内容も重要なポイントです。健康保険や年金サポート、スキルアップのための研修制度など、フリーランスの生活をサポートする制度が充実しているエージェントを選ぶことで、より安定したフリーランス生活を送ることができます。

さらに、トラブル時のサポート体制や、契約に関する法的アドバイスなどのバックアップ体制も確認しておくと安心です。

複数のフリーランスエージェントを比較してみる

複数のフリーランスエージェントを比較検討することが重要です。

各エージェントには特徴や強みがあり、一つのエージェントだけでは自分のニーズを完全に満たせない可能性があります。複数のエージェントに登録し、それぞれの案件の質や量、サポート内容、使いやすさなどを実際に体験して比較することをおすすめします。

また、口コミや評判も参考にしながら、総合的に判断しましょう。ただし、あまりに多くのエージェントに登録すると管理が煩雑になる可能性があるため、3〜5社程度に絞って比較するのが効果的です。

フリーランスエージェントのおすすめ23社紹介&徹底比較カオスマップ

ここでは、おすすめのフリーランスエージェントをご紹介します。

フリーランスエージェント	公開案件数	特徴
エンジニアファクトリー	6,838件	20代～50代まで幅広い年齢層への対応
テックビズ	11,787件	IT、HRなど多岐にわたる分野でサービスを展開
ギークスジョブ	6,170件	WebデザイナーやPMなど幅広い職種に対応
Midworks	27,027件	上流工程の案件が豊富なため高単価案件も多い
Findy Freelance	723件	スタートアップ企業を中心にモダンな環境で開発が可能
BTCエージェントforエンジニア	非公開	ハイクラス向けの専門性の高い案件が豊富
ITプロパートナーズ	4,965件	マーケターやディレクターなど多種多様な案件が豊富
PRO WORKS	非公開	IT専門職に対応した幅広い職種の案件が豊富
レバテックフリーランス	2,451件	平均年収は876万円と高単価案件が豊富
ポテパンフリーランス	953件	未経験者・経験の浅いエンジニアのサポートも実施
TECH STOCK	8,058件	案件の約70%が月額報酬80万円以上の高単価案件
PE-BANK	27,027件	マージン率を公開しているエンジニアファースト
Engineer-Route	204件	AIを活用したマッチングシステムでミスマッチが少ない
エンジニアスタイル	364,406件	30万件以上と国内最大級の案件数
HiPro Tech（ハイプロテック）	3,911件	AIやインフラなど幅広い専門分野にも対応
エンジニアルーム	12,724件	1万件以上の案件を保有する首都圏最大級のエージェント
テクフリ	18,669件	マージン率10％など高単価案件が豊富
ココナラテック	18,357件	PGやSE向け案件を中心に案件数が豊富
エミリーエンジニア	197件	女性エンジニア向けのサポートが充実
ランサーズエージェント	13,407件	案件数が豊富なだけでなく全体の90％がリモート案件
xhours	7,945件	企業の担当者と直接連絡を取ることができるシステム
テクニカ	5,323件	高単価な非公開案件が常時1,000件以上
SEES（シーズ）	8424件	40〜60代のフリーランスエンジニア向けエージェント

各社の特徴だけでなく強みについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

テックビズ

テックビズは、国内最大級のマッチングエージェントです。AIやブロックチェーンなど多様なニーズに対応できる幅広いマッチング機会を提供しています。短期プロジェクトから長期開発まで柔軟に対応しているので、働き方にこだわりがある人にもおすすめです。

案件参画後もしっかりとしたサポートがある点もTECHBIZの魅力になります。現場での困ったことやキャリア相談なども多岐にわたり、専属コンサルタントに相談することが可能です。

フリーランスに転向する際に、税務などの不安があるという方も多いのではないでしょうか。TECHBIZでは、記帳代行だけでなく確定申告まで実質無料でサポートしてもらえます。フリーランス初心者に、とくにおすすめのエージェントです。

テックビズの基本情報
運営会社	株式会社テックビズ
公式サイト	https://techbiz.com/
公開案件数	11,787件（2024年10月29日現在）
主な職種	SE/PG/各種エンジニア/デザイナー/ディレクター

関連記事>>テックビズフリーランスの評判・口コミ

Findy Freelance

Findy Freelanceの案件は、スタートアップ企業を中心なのでモダンな環境で開発できるのが魅力です。今話題の「Go」「Python」などを中心に「IoT」や「X Tech」など最先端な事業領域の中で開発することができます。

最先端な事業領域で「スキルを磨きたい」「実績を積みたい」という方におすすめのフリーランスエージェントです。

自分に合った働き方を選べる点も、同社の魅力になります。フルタイムの案件だけではなく、週2～3日などの案件もあるため同時に複数案件に参画することが可能です。リモート案件は91.8%、週1〜3日稼働可能な案件が50.2%も占めています。※

サポートが手厚い点もFindy Freelanceの特徴です。面談後に直ぐに案件を紹介してもらえるだけでなく、稼働後の単価や働き方の条件も交渉してくれます。初めてのフリーランスとして働きたいと考えている方にも、おすすめのエージェントです。

引用元

※Findy Freelance公式サイト「Findy Freelanceが支持される3つの理由」

Findy Freelanceの基本情報
運営会社	ファインディ株式会社
公式サイト	https://findy.co.jp/
公開案件数	723件（2024年11月8日現在）
主な職種	SE/PG/各種エンジニア/デザイナー/ディレクター

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く保有していることで知られています。平均案件単価は80万円で、100万円を超える案件も多く見られます。

レバテックフリーランスが、大手企業との直接取引により中間マージンを抑えているためです。利用者の平均年収は881万円と高水準で、国税庁調査の平均年収465万円を大きく上回っています。※1※2

安定した収入を得られるサポート体制を整えているのもレバテックフリーランスの強みです。案件参画中も専任の担当者がフォローし、希望に沿った契約更新や交渉、次の案件の提案を行ってくれます。

また、IT業界に精通したコーディネーターが、業界トレンドやスキルアップに必要な情報を提供。個人契約で必要な営業活動や業界調査もサポートてくれる点も同社を利用するメリットです。

参照元

※1レバテックフリーランス「レバテックフリーランスが選ばれる理由」（2023年5月実績（首都圏案件に参画したWeb・アプリケーションエンジニア、週5稼働の場合）
※2国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」

レバテックフリーランスの基本情報
運営会社	レバテック株式会社
公式サイト	https://freelance.levtech.jp/
公開案件数	非公開（2024年10月28日現在）
主な職種	SE/PG/各種エンジニア/デザイナー/ディレクター

関連記事>>レバテックフリーランスの評判・口コミ

関連記事>>HiPro Tech（ハイプロテック）の評判・口コミ

フリーランスエージェントの仕組みとは？意外と知らない裏側

フリーランスエージェントを利用する際、どんな仕組みなのか不安な方も多いのではないでしょうか。ここでは、フリーランスエージェントの仕組みについて詳しく解説します。

フリーランスエージェントの登録は、無料です。しかし、転職エージェントサービスとは異なり、マージン（仲介手数料）が発生するのが特徴です。フリーランスエージェントや案件によって、仲介手数料は異なります。

そんなフリーランスエージェントには、大きく分けて下記の2点があります。

• エージェント型
• マッチングサイト型

それぞれの特徴について詳しくご紹介します。

エージェント型

エージェント型フリーランスサービスは、専門のアドバイザーがフリーランサーと企業のマッチングを支援します。エージェント型は、経験豊富なアドバイザーがフリーランサーの経歴やスキルを詳細に把握し、適切な案件を紹介するのが特徴です。

案件の紹介だけでなく、契約交渉や条件調整などもサポートしてくれます。エージェントは業界動向に精通しているため、市場価値に見合った報酬交渉も可能です。

キャリアアドバイスや長期的な視点でのサポートも可能で、フリーランサーのキャリア形成に寄与します。ただし、エージェントの介在によりマージンが発生するため、直接契約と比べて報酬が低くなる可能性があります。

マッチングサイト型

マッチングサイト型フリーランスサービスは、オンラインプラットフォームを通じてフリーランサーと企業を直接結びつけます。マッチングサイト型は、フリーランサーが自身のプロフィールや実績を登録し、企業が掲載した案件に直接応募する形式が一般的です。

多様な案件が常時掲載されているので、フリーランサーは自分のペースで案件を探すことができます。また、エージェントを介さないため、比較的低いマージンで契約できるのもメリットです。

一方で、契約交渉や条件調整は基本的に自身で行う必要があり、案件を獲得するのは初心者にとっては難しい場合があります。また、案件の質や報酬の適正さを自分で見極め、トラブルが生じた場合も自分で対処しなければいけません。

フリーランスエージェントはどのくらいマージンを引く？

フリーランスエージェントのマージン率は、多くの場合20〜30%程度です。ただし、具体的な数字を公開していないエージェントも多く、正確な相場を把握するのは難しいです。

公開している一部のエージェントの例を見ると、PE-BANKは8〜15%の変動型となっています。※1
一方、レバテックフリーランスやTechStock、フリエンなど、多くの大手エージェントはマージン率を非公開としています。

マージンを抑えたい場合は、直請け（クライアントと直接契約）を検討するのも一つの方法です。ただし、直請けの場合は案件獲得や契約交渉、支払いトラブルなどのリスクを自身で負うことになるため、経験や人脈がない場合はエージェントを利用するメリットも大きいでしょう。

参照元

※1PE-BANKフリーランス「契約と手数料について」

フリーランスエージェントの利用がおすすめな理由

フリーランスの案件獲得にはフリーランスエージェントの利用がおすすめです。
自分の人脈だけでは見つけづらい様々な案件に出会うことができ、条件交渉などのサポートも受けられます。

IT特化のフリーランスエージェントである「ITプロパートナーズ」が57名のフリーランスに対して行ったアンケートでは、およそ3分の2がフリーランスエージェントを利用していることがわかりました。※1

上記はフリーランスエージェントが行ったアンケートのため、エージェント利用者が多い傾向にあるとも推測できます。

しかし一般社団法人プロフェッショナル＆パラレルキャリア・フリーランス協会が行った878名のフリーランスを対象とした調査でも、フリーランスの案件獲得方法としてエージェント利用が近年増えていることを示しています。※2

これは元々フリーランスの案件獲得方法として「人脈」が多く挙がっていたところ、コロナ禍で人脈の割合が低下し、対してエージェント利用が増えたという結果でした。

確かに、様々な案件を簡単に見つけられるフリーランスエージェントは、人脈を広げるより手っ取り早いとも言えます。外に出かけて人脈を増やす必要がないため、コロナ禍で重宝されたのは納得です。

他にもフリーランスエージェントがおすすめできるのには、以下のような理由があります。

• 時短で自分に合ったフリーランス案件が見つかる
• 条件交渉をサポートしてもらえる
• 福利厚生やセミナーなど様々なサポート制度

それぞれについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

参照元

※1　ITプロパートナーズ「フリーランスの案件獲得経路に関する実態調査と考察 | 2022年版」
※2　一般社団法人プロフェッショナル＆パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2023」

時短で自分に合ったフリーランス案件が見つかる

フリーランスエージェントを利用する最大の利点は、案件探しにかかる時間と労力を大幅に削減できる点です。

エージェントは豊富な企業ネットワークと案件情報を持っているので、フリーランスのスキルや希望条件に合わせて最適な案件をマッチングしてくれます。自分で営業活動をしなくても適切な案件を紹介してもらえます。

また、エージェントは市場動向や業界の最新情報にも精通しているため、自分では見つけられないような魅力的な案件を発見できる可能性もあります。

結果として、効率的かつ効果的に自分に合った案件を見つけることができるので、フリーランスとしてのキャリアを円滑に進めることが可能です。

条件交渉をサポートしてもらえる

フリーランスエージェントの重要な役割の一つが、クライアントとの条件交渉のサポートです。

報酬や稼働日数、勤務形態など、フリーランスが直接クライアントに交渉しづらい点についても、エージェントが間に立って交渉してくれます。

エージェントは市場相場や類似案件の条件を熟知しているため、適切な条件を提示し、フリーランスの利益を最大化するよう努めます。また、契約条件の細部や法的な側面についても専門的な知識を持っているため、フリーランスの権利を守りつつ、公平な契約を結ぶことが可能です。

エージェントのサポートにより、フリーランスは交渉のストレスから解放され、自身の業務に集中することができます。

福利厚生やセミナーなど様々なサポート制度

多くのフリーランスエージェントは、案件紹介だけでなくフリーランス向けの様々なサポート制度を提供しています。

例えば、多くのフリーランスエージェントは、下記のようなサポートを提供してくれます。

エージェントとのサポート制度により、フリーランスは安定した働き方を実現し、継続的なキャリア開発を行うことができます。

エージェントによってサポート内容は異なるため、自身のニーズに合ったエージェントを選ぶことが重要です。

フリーランスエージェントを利用するデメリットと対策

フリーランスエージェントを利用することで、さまざまなメリットがあります。その一方で、デメリットもあるので、事前にしっかりチェックしましょう。

• マージン(仲介手数料)がかかる
• エージェントの質や相性に左右される
• 経験や実績がないと紹介してもらえないこともある
• 働き方の条件が合うとは限らない

対策方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

マージン(仲介手数料)がかかる

フリーランスエージェントを利用する際の主なデメリットの一つは、マージン（仲介手数料）が報酬から引かれることです。

通常、エージェントは紹介した案件の報酬から、20〜30%程度を手数料として差し引かれ、フリーランスの手取り額が減少します。

対策としては、マージン率の比較検討を行うのがポイントです。また、マージンと引き換えに得られるメリット（安定した案件紹介、契約サポートなど）を考慮し、総合的に判断することが重要になります。

エージェントの質や相性に左右される

フリーランスエージェントの質や相性は、案件獲得の成功率や満足度に大きく影響します。

担当者が希望する業界に精通していれば、適正な報酬やマッチングが期待できますが、逆に知識や経験が不足している場合、適切な案件紹介や条件交渉が難しくなる可能性も少なくありません。

対策として下記の方法が挙げられます。

必要に応じて担当者の変更を要請することも検討しましょう。

経験や実績がないと紹介してもらえないこともある

フリーランスエージェントを利用する際、経験や実績が不足している場合、希望する案件を紹介してもらえないことがあります。

とくに、未経験のジャンルや高度なスキルを要する案件では、エージェントが紹介を躊躇する可能性も少なくありません。

小規模な案件や少額の案件からスタートさせて、スキルや実務経験を積むのがおすすめです。セミナーに参加するなど、自己投資などを行うことでもスキルアップできます。

働き方の条件が合うとは限らない

フリーランスエージェントは、極力案件紹介を成立させたいという思惑から、フリーランスの希望する働き方の条件に完全に合致しない案件を紹介することがあります。

例えば、週3日のフルリモートを希望していても、週5日の常駐案件を勧められる可能性があります。対策としては、自身の譲れない条件を明確にし、エージェントに伝えましょう。

最終的には、自身のキャリア目標と生活スタイルのバランスを考慮し、慎重に判断することが大切です。

フリーランスエージェントを使う時の基本的な流れ

フリーランスエージェントを活用する上で、基本的な流れを押さえることでスムーズに案件を獲得することが可能です。ここでは、下記6ステップに分けて基本的な流れをご紹介します。

• STEP1｜フリーランスエージェントに登録
• STEP2｜アドバイザーと面談
• STEP3｜フリーランス案件の紹介
• STEP4｜応募・面談・条件交渉
• STEP5｜契約・稼働開始
• STEP6｜支払い・アフターフォロー

それぞれのステップについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

STEP1｜フリーランスエージェントに登録

フリーランスエージェントに登録 フリーランスエージェントの利用を開始するには、まず希望するエージェントのウェブサイトで登録を行います。登録時には、基本的な個人情報に加え、スキルセット、経験年数、希望単価、稼働可能時間などの詳細な情報を入力します。

また、職務経歴書やポートフォリオの提出を求められることも多いため、事前に準備しておくと良いでしょう。多くのエージェントは無料で登録できるため、複数のエージェントに登録して選択肢を広げることをおすすめします。

登録完了後、エージェントから連絡があり、次のステップである面談の日程調整が行われます。

STEP2｜アドバイザーと面談

登録後、エージェントのアドバイザーとの面談が行われます。この面談は対面またはオンラインで実施され、通常30分から1時間程度かかります。

面談の目的は、フリーランスの経験、スキル、希望する案件や条件をより詳細に把握することです。アドバイザーは、フリーランスの強みや市場価値を分析し、適切な案件紹介につなげます。

また、フリーランスとしての働き方や市場動向についてのアドバイスを受けることも可能です。面談時には、自身のキャリアプランや希望する案件タイプをしっかりと伝えましょう。

STEP3｜フリーランス案件の紹介

面談後、アドバイザーはフリーランスのプロフィールと希望条件に基づいて適切な案件を探し、紹介を始めます。エージェントは、フリーランスの希望と合致する案件を優先的に紹介しますが、キャリアアップにつながる可能性のある案件も提案することがあります。

案件紹介はメールや電話で行われ、興味のある案件に対して応募の意思を示すことで、案件に応募することが可能です。

この段階で、案件の詳細や不明点について質問することもできます。エージェントからは、フリーランスの希望や市場動向に応じて、継続的に新しい案件を紹介し続けてもらえます。

STEP4｜応募・面談・条件交渉

興味のある案件に応募すると、クライアント企業との面談が設定されます。

面談は通常、対面またはオンラインで行われ、プロジェクトの詳細や期待される役割について話し合うのが一般的です。面談後、クライアントが採用を決定した場合、条件交渉の段階に入ります。

エージェントは、フリーランスの希望条件とクライアントの提示条件の調整。双方が納得できる条件を目指し、条件が合意に至れば、次のステップである契約締結に進みます。

STEP5｜契約・稼働開始

契約・稼働開始 条件交渉が成立すると、契約締結の段階に入ります。

多くの場合、エージェントがクライアント企業と契約を結び、フリーランスはエージェントと契約を結ぶ三者間契約の形式をとります。エージェントを活用することで、支払いの安定性や法的保護を得られる点が、最大のメリットです。

契約締結後、合意された日程から稼働が開始します。エージェントは、稼働開始時もサポートしてもらえるので、スムーズなに業務を開始できます。

STEP6｜支払い・アフターフォロー

稼働開始後、報酬の支払いはエージェントを通じて行われるのが一般的です。エージェントは、クライアント企業から受け取った報酬から手数料を差し引いた金額をフリーランスに支払います。

支払いサイクルは通常、月末締めの翌月払いなどが多いですが、エージェントによって異なるので契約前にぜひチェックしてください。

稼働中のフォローアップを行ってもらうことが可能です。定期的な面談や連絡を通じて、業務の進捗状況や問題点を確認し、必要に応じてクライアントとの調整を行ってもらえます。

フリーランスエージェントに関するよくある質問

フリーランスエージェントの実態を正しく把握するために、よくある質問を押さえておくことが非常に重要です。ここでは、フリーランスエージェントに関するよくある質問とその答えをまとめました。

• 未経験でもフリーランスエージェントで案件獲得できる？
• フリーランスエージェント以外での案件獲得方法は？
• 副業探しにもフリーランスエージェントは使える？
• フリーランスエンジニアでどれくらい稼げるのか？

フリーランスエージェントに登録数r前に、ぜひチェックしてください。

未経験でもフリーランスエージェントで案件獲得できる？

全く未経験職種の場合、フリーランスとして案件獲得は難しいのが現状です。フリーランスのエンジニアやデザイナーは即戦力として、経験や技術があることを求められるためです。

ただ、会社員としての経験がある分野の場合、まずは副業として案件獲得できる可能性があります。副業案件を扱っているフリーランスエージェントも多くあるので、副業から始めてフリーランスとして独立を目指すのがよいでしょう。

フリーランスとしての実績がない場合はクライアントがスキルを測りづらいため、ポートフォリオをきちんと作成し、まずは低単価案件からスタートして経験を積むといった地道な努力も必要です。

エージェントのサポートも積極的に活用し、キャリアプランや市場動向についてアドバイスを受けましょう。

フリーランスエージェント以外での案件獲得方法は？

フリーランスエージェント以外の案件獲得方法は、下記の通りです。

案件数が多いという点で、LancersやCrowdWorksなどのクラウドソーシングサイトを活用することで案件は獲得しやすくなります。ただ、単価が安い案件が多いので注意が必要です。

LinkedInやWantedlyなどビジネス系SNSで、案件を獲得することもできます。多くの企業と面談する必要があるため、時間と労力が必要な点がデメリットです。

人脈を活用することで、案件を獲得することもできます。ただ、人脈を広げるのは決して簡単ではないため、確実に案件を獲得できるわけではありません。

副業探しにもフリーランスエージェントは使える？

フリーランスエージェントは、副業探しにも活用できます。フリーランスエージェントによっては、週2案件など副業向け案件も多数扱っています。しかし、エージェントによっては、副業案件の取り扱いが少ない場合もあるので注意が必要です。

副業案件を多数取り扱っているエージェントとして、下記2社などがあります。

複数社登録することで、さらに案件獲得の可能性をアップできます。

フリーランスエンジニアでどれくらい稼げるのか？

フリーランスエンジニアの平均年収は800万円前後といわれています。レバテックフリーランスの直近の募集案件をチェックすると、月ごとの単価の場合は60万円～70万円、時間単価の場合4,000〜5,000円前後の案件が多いです。※

ただ、平均年収はスキルや経験、専門分野によって大きく異なります。高度なスキルを持つエンジニアや上流工程を担当する場合は、時間単価10,000円以上の案件も珍しくありません。

職種別では、システムコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど上流工程に携わる職種は単価が高く、月単価で90万円程度になることもあります。

ただし、フリーランスの場合、案件の獲得や営業活動、スキルアップにかかる時間やコストも考慮する必要があります。また、安定した収入を得るには、継続的に案件を確保することが重要です。

参照元

※レバテックフリーランス「募集案件」

フリーランスエージェントまとめ

フリーランスエンジニアとして働く上で、フリーランスエージェントの活用は欠かせません。この記事では、おすすめのフリーランスエージェントをご紹介しました。

各社それぞれの強みがあります。得意としている職種やエリアがあり、紹介される案件も大きく異なります。そのため、自分にあったエージェントを探すことが非常に重要です。

本記事で紹介したエージェントを選ぶ方法を参考にして、ぜひフリーランスエージェントを見つけてください。