ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職エージェント・転職サイト15選!

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ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職エージェント・転職サイト1

「裁量権を持って働きたい」「急成長するビジネスに身を置きたい」

そう考え、ベンチャー企業やスタートアップへの転職を目指す人が増えています。しかし、変化の激しいこの業界では、外からは企業の実情が見えにくく、「入社後のミスマッチ」が起きやすいのも事実です。

転職成功のカギを握るのは、業界のリアルな内情に精通したパートナー選びです。そこで本記事では、数あるサービスの中から実績豊富なベンチャー転職エージェントやスタートアップ転職エージェントを厳選して紹介します。

転職に失敗しないためのサービスの選び方から、メリット・デメリット、内定獲得のコツもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

\ベンチャー・スタートアップに強い転職エージェント/

会社名特徴
ポテンシャライトロゴ
ポテンシャライト
ITベンチャーへのキャリア支援実績多数、スタートアップに関する知見が豊富。
売上至上主義ではなく候補者のキャリアを第一に考え、厳選した良質な求人のみを紹介

フォースタートアップス
フォースタートアップス
スタートアップへのハイクラス転職に特化。
累計1,200名以上のCxO・経営幹部層の支援実績をもち、国内トップ投資家や起業家との独自コネクションを活かしたサポート。

フリーコンサル株式会社本多翔


監修者
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役

大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。現在はフリーコンサル株式会社を創業し、コンサルタント・ハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」を運営。あわせて大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援など、コンサルティング事業も展開している。

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目次

ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職エージェント・転職サイト15選!

ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職エージェント・転職サイト

ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介します。転職サイトや転職エージェントによって紹介している企業は異なるため、特徴を理解し、複数のサービスを併用することが大切です。

ポテンシャライト

ポテンシャライトTOP
引用元:ポテンシャライト
ポテンシャライトの特徴
  • スタートアップ・ベンチャー企業への転職に特化
  • IT / Web業界に強みがあり幅広い職種の実績豊富
  • 候補者と紹介企業を第一に考えた適切なマッチング

ポテンシャライトでは、スタートアップ・ベンチャー企業に特化した転職支援を行っています。

特にIT / Web業界に強みがあり、スタートアップに精通したキャリアカウンセラーによる手厚い支援が魅力です。幅広い職種において豊富な紹介実績があります。

また、複数事業を展開している会社のため、様々なコネクションを活かし厳選された求人を集めていることも特徴です。候補者を第一に考え良質な求人のみを紹介しています。
候補者と紹介企業、双方にとっての価値を重要視し、最適なマッチングを行ってくれるエージェントです。

ポテンシャライトの基本情報
運営会社名株式会社ポテンシャライト
公式サイトhttps://www.potentialight.co/service/agent
公開求人数非公開(2025年12月18日現在)
主な求人職種セールス・カスタマーサクセス・マーケティング・事業開発/経営企画
人事など管理部門・エンジニア・デザイナー など

フォースタートアップス

フォースタートアップス
引用元:フォースタートアップス
フォースタートアップスの特徴
  • スタートアップやベンチャー企業への転職に特化したエージェント
  • エンジニアやマーケティングから経営幹部やCxOポジションまで幅広い求人を網羅
  • 独自のデータベースにより成長性の高い企業の紹介と情報を提供

フォースタートアップスは、スタートアップやベンチャー企業への転職に特化したエージェントサービスです。

メルカリラクスルなどの企業を上場前から支援してきた実績があり、スタートアップ企業やIPO後も急成長を続けるベンチャー企業とのネットワークを活かし、より成長性の高い企業を求職者に紹介しています。

フォースタートアップスでは、独自の「STARTUP DB」という成長産業に特化したデータベースを保有しており、最新の業界動向や企業情報など20,000社以上の企業データから成長性の高い企業を見極め、質の高い情報提供を可能としています。

また、スタートアップ企業やベンチャー企業での経営幹部やCxOポジションといったハイレベルな求人情報にも強いため、特に成長段階の企業では若手でもハイクラスなポジションにつけるチャンスを見出すことができます。

フォースタートアップスの基本情報
運営会社フォースタートアップス株式会社
公式サイトhttps://www.forstartups.com/
公開求人数非公開(2025年12月18日現在)
主な求人職種スタートアップ、ベンチャー企業の各職種を総合的に扱う

関連記事>>フォースタートアップスの評判・口コミ

キャリアチケット転職エージェント

キャリアチケット転職エージェント20251218
引用元:キャリアチケット転職エージェント
キャリアチケット転職エージェントの特徴
  • 若手×成長志向に特化した転職支援
  • 専任アドバイザーによる個別サポート
  • スカウト機能による高い返信率

キャリアチケット転職エージェントは、レバレジーズ株式会社が運営する若手社会人向けの転職支援サービスです。IT・人材・コンサルなどの成長業界に特化し、20〜30代が裁量を持って働ける企業への転職をサポートします。

紹介先は成長環境や風通しの良さ、若手への期待値などを重視して厳選されており、大手や注目企業への実績もある点が特徴です。

専任アドバイザーが将来像や希望を丁寧にヒアリングし、履歴書や職務経歴書の添削、企業ごとの面接対策まで行います。登録からカウンセリング、求人紹介、応募・面接、内定・入社までのプロセスもわかりやすく、在職中でも無理なく進められるでしょう。

転職活動に不安を抱える方にも寄り添ったアドバイスがあり、初めての転職でも安心して利用できます。将来を見据えたキャリア設計を目指す若手にとって、心強い伴走者となるエージェントです。

キャリアチケット転職エージェントの基本情報
運営会社レバレジーズ株式会社
公式サイトhttps://tenshoku-agent.career-ticket.jp/
公開求人数非公開(2025年12月18日現在)
主な求人職種営業、IT・エンジニア系職、人材職、コンサル職など

MyVision

MyVision
引用元:MyVision
MyVisionの特徴
  • コンサル転職に特化した転職エージェント
  • コンサル未経験や他業種からの転職支援にも強い
  • 書類添削や面接対策サポートなどが充実

MyVisionは、コンサルティング業界やM&A領域への転職支援において豊富な実績を持つ特化型エージェントです。

在籍するキャリアアドバイザーの多くが戦略コンサルや投資銀行の出身者であり、論理的思考力や課題解決力が厳しく問われるハイクラスなベンチャー企業の選考対策においても、その知見は大きな武器となります。

最大の特徴は、過去数千件に及ぶ面接データを分析した「想定頻出問答集」や、本番さながらの「模擬面接」を通じた徹底的なサポートです。単なるマッチングにとどまらず、プロフェッショナルな視点で自身の強みを言語化し、選考通過率を高めることができます。

また、一般には公開されていない非公開求人や、一部企業との特別選考ルートも保有しており、経営幹部候補などの希少なポジションを目指す方にとって頼もしいパートナーとなります。

MyVisionの基本情報
運営会社株式会社MyVision
公式サイトhttps://my-vision.co.jp/
公開求人数非公開(2025年12月18日現在)
主な求人職種コンサルタント特化

関連記事>>MyVisionの評判・口コミ

ヤマトヒューマンキャピタル

ヤマトヒューマンキャピタル
引用元:ヤマトヒューマンキャピタル
ヤマトヒューマンキャピタルの特徴
  • 高年収・成長機会・仕事が面白いを満たしたハイクラスな業界を網羅
  • 未経験の業界でも充実したサポートで内定獲得を支援してくれる
  • やりたい仕事と理想の報酬を実現できるよう、複数回の年収交渉を実施

ヤマトヒューマンキャピタルは、未経験からM&A仲介、PEファンド、ベンチャーキャピタル、そして急成長スタートアップといった難関職種への転職支援に強みを持つサービスです。「未経験から高年収キャリアは作れる」を掲げ、転職から1年後の平均年収アップ率は約186%※1という高い実績を誇ります。

最大の特徴は、「絶対内定獲得サポート」です。過去問の開示やケース面接対策に加え、面接官の性格や好みまで深く分析し、合格水準に達するまで10回以上※2の模擬面接を行うこともあるなど、徹底的な準備で選考通過率を高めます。

また、企業トップとの直接的な関係性を活かし、「新規事業の責任者」や「今回限りの未経験枠」といった、他社にはない求人を多数保有しています。単なる求人紹介にとどまらず、長期的な視点でキャリア形成を支援してくれるのも特徴です。

参照元

※1、2ヤマトヒューマンキャピタル(※1 ヤマトヒューマンキャピタル調べ)

ヤマトヒューマンキャピタルの基本情報
運営会社ヤマトヒューマンキャピタル株式会社
公式サイトhttps://yamatohc.co.jp/
公開求人数2,903件(2025年12月18日現在)
主な求人職種コンサルタント・営業・金融系専門職 ほか

関連記事>>ヤマトヒューマンキャピタルの評判・口コミ

Liferary

Liferary
引用元:Liferary
Liferaryの特徴
  • 求職者のこだわりや理想に合ったスカウトが届く
  • 現役社員を通して企業のリアルな働き方を知れる
  • 優良ベンチャーが積極的に採用している

Liferaryは、求職者の「想い」を重視する転職サービスです。スキルや経歴だけでなく、「どんな働き方をしたいか」「どんな成長を望むか」といった価値観を起点に、ベンチャー・スタートアップ企業との出会いをつくります。

求職者の価値観やキャリア志向に共感する 現役社員を通して、企業文化や働き方の実態を知れることも魅力の一つです。求人票だけでは分からないカ企業の内情を理解したうえで転職できるため、入社後のミスマッチを防ぎやすいでしょう。

プロフィールに自分のこだわりや理想などの想いを記入することで、それを見た企業からスカウトが届きます。自分らしいキャリアを見つけたい人、将来のビジョンややりがいを重視して転職先を選びたい人に最適なサービスです。

Liferaryの基本情報
運営会社名Scenario株式会社
公式サイトhttps://lp.liferary.jp/
公開求人数非公開(2025年12月18日現在)
主な求人職種メガベンチャー、ベンチャー、スタートアップ企業をメインに扱う

スタクラ

スタクラ
引用元:スタクラ
スタクラの特徴
  • 成長性・社会性・独自性を兼ね備えた企業のみ
  • 創業間もない企業で裁量ある仕事に挑戦できる
  • BizDev・先端技術で価値をつくるポジションにアクセス可能

スタクラは成長性と独自性を兼ね備えた、スタートアップ企業のみを紹介する特化型の転職・副業プラットフォームです。掲載企業はすべて、厳格な審査基準をクリアしたスタートアップで、社会課題の解決や革新的なビジネスモデルを掲げる企業ばかり。

特に、創業5年以内・社員数50名以下のシード〜シリーズAステージ企業が中心で、挑戦のフェーズに立ち会いながら裁量を持って働きたい方に最適です。

また、紹介されるポジションの約7割が事業企画・営業・マーケティングなどのBizDev系で、AI・IoT・ロボティクスなどの先端技術分野に関わる機会も豊富にあります。スタートアップで本気のキャリアを築きたい方にとって、質の高い出会いが期待できるサービスです。

スタクラの基本情報
運営会社株式会社スタートアップクラス
公式サイトhttps://startupclass.co.jp/
公開求人数非公開(2025年12月18日現在)
主な求人職種AI・モビリティ・SaaS関連職、コンサルタントなど

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト
引用元:リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトの特徴
  • 年収800万円〜2,000万円のハイクラス求人を中心に用意
  • 企業やエージェントからスカウトが直接届く
  • 求人の質が高く企業とのミスマッチを防げる

リクルートダイレクトスカウトは、株式会社インディードリクルートパートナーズが運営するハイクラス層向けの転職スカウトサービスです。

最大の特徴は、自身の経験や能力、希望条件を選択していくだけでレジュメが完成するため、煩わしい職務経歴書作成の手間を大幅に省くことができる点です。レジュメを登録しておけば、その内容に興味を持った企業やエージェントから直接スカウトが届く仕組みになっています。

また、システムがレジュメや求人情報を分析し、マッチする企業やエージェントを提案してくれる機能もあります。担当者とのやり取りには「チャット」機能を利用できるため、形式ばったメールよりも気兼ねなく、スピーディーに質問や相談を行うことが可能です。専用アプリを活用すれば重要な通知を見逃すこともありません。

効率的に情報を収集しながら、自身の可能性を広げる予期せぬ企業との出会いを期待できるサービスです。

リクルートダイレクトスカウトの基本情報
運営会社株式会社インディードリクルートパートナーズ
公式サイトhttps://directscout.recruit.co.jp/
公開求人数584,383件(2025年12月18日現在)
主な求人職種人事、管理部門、経営ボード、経営企画、事業企画、広告、
マーケティング・クリエイティブ、営業、サービス、
マスコミ・メディア関連、コンサルタント、金融、
不動産、建設関連、エンジニア(インフラ、開発、Web、組み込みなど)など

関連記事>>リクルートダイレクトスカウトの評判・口コミ

ビズリーチ

ビズリーチ
引用元:ビズリーチ
ビズリーチの特徴
  • 年収1,000万円以上のハイクラス求人が4割以上※1
  • 厳選された優良企業やヘッドハンターからの直接スカウト
  • 登録するだけで自身の市場価値や可能性を把握可能

ビズリーチは、即戦力人材としての活躍を目指す方に特化したハイクラス転職サイトです。

最大の特徴は、職務経歴書を登録しておくだけで、その内容に興味を持った優良企業や、一定の基準を満たした優秀なヘッドハンターから直接スカウトが届く仕組みになっている点です。自ら求人を探すだけでなく、思いがけない企業からのオファーを通じて、自身の市場価値やキャリアの可能性を客観的に知ることができます。

掲載されている求人は、経営幹部や管理職などのプロフェッショナル人材向けが中心となっており、年収1,000万円以上の案件が全体の4割以上※1を占めています。

累計38,100社以上※2の導入企業と9,000人以上※3の登録ヘッドハンターが利用しているため、大手企業だけでなく、急成長中のベンチャー企業や希少なポジションに出会えるチャンスも豊富です。

無料プランと有料プランを使い分けながら、効率的にキャリアアップを目指せるプラットフォームです。

参照元

※1、2ビズリーチ(※1 2025年1月末時点 ※2、3 2025年7月末時点)

ビズリーチの基本情報
運営会社株式会社ビズリーチ
公式サイトhttps://www.bizreach.jp/
公開求人数180,500件(2025年12月18日現在)
主な求人職種コンサルタント、SE、人事、セールス、販売等

関連記事>>ビズリーチの評判・口コミ

マイナビエージェント

マイナビエージェント
引用元:マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 各業界・職種に精通した専任のキャリアアドバイザーを用意
  • 企業の人事担当者とやり取りするアドバイザーも在籍
  • 20代〜30代向けの求人が豊富

マイナビエージェントは、人材大手のマイナビグループが提供する無料の転職支援サービスです。

最大の特徴は、ITエンジニアや営業、ものづくりなど各業界・職種に精通した「専任のキャリアアドバイザー」が在籍している点です。専門知識を持つアドバイザーが経験や希望を深く理解し、転職で実現したい未来を明確にした上で、最適な企業を紹介してくれます。

大手企業の求人はもちろん、「スタートアップ企業特集」が組まれるなど、急成長中のベンチャー企業や、これから市場を作るような新しい企業の求人も積極的に取り扱っています。注目の条件として「ベンチャー」検索も可能です。

また、応募書類の添削や模擬面接、日程調整から年収交渉まで、内定獲得に向けたサポートが手厚い点もポイントです。初めて転職する方や、忙しくて時間が割けない方にとっても心強いパートナーといえるでしょう。

マイナビエージェントの基本情報
運営会社株式会社マイナビ
公式サイトhttps://mynavi-agent.jp/
公開求人数104,897件(2025年12月18日現在)
主な求人職種管理職・専門職など

関連記事>>マイナビエージェントの評判・口コミ

※マイナビのプロモーションを含みます

Type転職エージェント

Type転職エージェント
引用元:Type転職エージェント
Type転職エージェントの特徴
  • 蓄積されたノウハウから納得感のある転職を実現できる
  • 求人紹介から内定の支援まで全て無料のサービス
  • 応募書類の添削や面接対策、面接日程の調整などもサポートを受けられる

Type転職エージェントは、株式会社キャリアデザインセンターが運営するIT・営業・ハイクラスの転職に強い転職エージェントです。豊富な運営実績があり、蓄積されたノウハウから納得感のある転職を実現できる点が特徴です。

最大の特徴は、利用者の「約5人に4人が年収アップを実現」しているという高い実績です。企業の採用ニーズだけでなく、求職者の今後のキャリアプランやライフプランまで踏み込んだ丁寧なカウンセリングを行い、納得感のある意思決定をサポートしてくれます。

大手企業の求人はもちろん、IT・Web業界の急成長ベンチャー企業や、ハイクラス向けの希少なポジションも豊富に取り扱っています。

「自分に合う求人がわからない」「書類選考が通過できない」といった悩みに対し、専任のアドバイザーが個別の選考対策や市場価値の診断を行い、入社後の定着まで見据えた手厚い支援を提供しているのも魅力です。

参照元

Type転職エージェント(※年収UP希望者の年収UP率(2021年10月1日~2022年9月30日/株式会社キャリアデザインセンター調べ)

Type転職エージェントの基本情報
運営会社株式会社キャリアデザインセンター
公式サイトhttps://type.career-agent.jp/
公開求人数8,812件(2025年12月18日現在)
主な求人職種システムエンジニア、ITコンサルタント、PMO、営業、管理職など

関連記事>>Type転職エージェントの評判・口コミ

リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴
  • 一般には出回らない豊富な非公開求人
  • 各業界に精通した実績豊富なキャリアアドバイザー
  • 提出書類の添削や面接対策など充実した転職サポート

リクルートエージェントは、圧倒的な情報量と長年の支援実績を持つ転職エージェントです。

最大の特徴は、求人サイトには掲載されていない「非公開求人」を豊富に保有している点です。大手企業はもちろん、急成長中のベンチャー企業や、事業拡大に伴い極秘で採用を進めるスタートアップの求人も数多く含まれており、自力では出会えない希少な選択肢を提供してくれます。

また、各業界・職種に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、あなたの強みや適性を客観的に分析した上で、最適なキャリアプランを提案してくれるのも魅力です。提出書類の添削や、過去の質問例に基づいた模擬面接、企業ごとの独自情報の提供など、内定獲得に向けたサポートも非常に充実しています。

忙しい在職中の方でも、面接日程の調整や条件交渉を代行してくれるため、効率的かつ安心して転職活動を進めることができるでしょう。

リクルートエージェントの基本情報
運営会社株式会社インディードリクルートパートナーズ
公式サイトhttps://www.r-agent.com/
公開求人数75万件以上 ※2025年12月2日時点
主な求人職種営業・販売、経営・企画・マーケター、IT・エンジニア、事務等

関連記事>>リクルートエージェントの評判・口コミ

プロコミットキャリア

プロコミットキャリア
引用元:プロコミットキャリア
プロコミットキャリアの特徴
  • ベンチャー・スタートアップ・成長企業に特化
  • 優良成長企業の未公開求人が多く集まる
  • 書類に表れない転職者のポテンシャルも見出し最適な企業とマッチング

プロコミットキャリアは、プロコミットキャリア株式会社が運営するベンチャー・スタートアップ・成長企業に特化した転職エージェントです。

膨大な数のスタートアップやベンチャーを支援してきた実績から、ベンチャー・スタートアップならではの革新的なビジネスモデルに理解が深く、企業課題に適した人材との最適なマッチングを得意としています。

これまでに、紹介した人材が、後に有名メガベンチャーとなった企業の成長ステージで活躍した事例もあります。そのため企業からの信頼が厚く、常に優良なスタートアップ/ベンチャーからの求人が絶えません。

転職者に対しては、「職務経歴書や求人票を鵜呑みにする」支援は行わないことも特徴です。経験豊富なコンサルタントが時には転職者本人も認識していない魅力を引き出し、本人も企業も成長できるようなマッチングを提案します。

ただ希望に合わせるだけではなく、あらゆる可能性を視野に入れた柔軟な提案が可能な転職エージェントです。

プロコミットキャリアの基本情報
運営会社名プロコミットキャリア株式会社
公式サイトhttps://www.procommitcareer.co.jp/
公開求人数非公開(2025年11月24日現在)
主な求人職種CXO、PM、企画職、営業、マーケティング、人事、総務、経理財務会計など

ベンチャーGO

ベンチャーGO
引用元:ベンチャーGO
ベンチャーGOの特徴
  • 日本初の起業経験者専門の転職支援サービス
  • 起業や個人事業の経験を「財産」と捉え、転職をサポート
  • スタートアップから上場企業まで幅広く紹介が可能

ベンチャーGOは、株式会社OWNERSが運営する日本初の起業経験者専門の転職支援サービスです。

2024年5月にサービス開始をしてから既に400社以上に導入されており、スタートアップから上場企業まで様々な企業やポジションの紹介が可能です。

「月に100万円の売上を達成した」といった比較的小規模の事業運営経験でも、多くの企業が採用市場において高く評価しています。また、ファイナンスの知識、チームビルディング、マネジメントの経験も大きな価値があります。

そのため、ベンチャーGOでは通常の人材紹介サービスとは異なり、起業や個人事業の経験そのものを「財産」と捉え、それを評価する企業とマッチングを行います。

20代から40代後半まで幅広い年齢層の元起業家が、新たなステージで成功を収めています。中には、学生起業の経験が評価され、20代前半で年収650万円以上を獲得したケースもあります。

事業に真摯に、本気で取り組んできた経験を活かして転職を目指すなら、ベンチャーGOの利用がおすすめです。

ベンチャーGOの基本情報
運営会社名株式会社OWNERS
公式サイトhttps://venturego.jp/
公開求人数非公開(2025年11月24日現在)
主な求人職種CxO、管理職、新規事業のメンバーなど

株式会社キープレイヤーズ

株式会社キープレイヤーズ
引用元:株式会社キープレイヤーズ
株式会社キープレイヤーズの特徴
  • ベンチャー・スタートアップ企業への転職支援に特化
  • 中長期的なキャリア支援とリスクの正直な提示
  • 代表・高野秀敏氏による豊富な経験とネットワーク

株式会社キープレイヤーズは、ベンチャー企業やスタートアップ企業への転職支援に特化した転職エージェントです。特に、CXOクラスや事業責任者など、経営幹部レベルの求人に強みを持ち、即戦力人材と企業のマッチングを得意としています。

代表の高野秀敏氏は、11,000人以上のキャリア面談を行ってきた実績があり、スタートアップ支援やエンジェル投資などでも豊富な実績があります。55社以上で社外役員や経営顧問、採用アドバイザーとしての実績があり、企業に採用代行(RPO)サービスも提供するなど企業の採用活動や採用市場にも精通しています。

豊富な知識を活かして、メリットだけでなくリスクも丁寧に説明してくれるエージェントのため、信頼性の高い転職支援を受けたい方におすすめです。ベンチャー企業やスタートアップ企業への転職を考えている方や、将来的に起業・独立を目指す方にとって、信頼できるパートナーとなるでしょう。

株式会社キープレイヤーズの基本情報
運営会社名株式会社キープレイヤーズ
公式サイトhttps://keyplayers.jp/
公開求人数非公開(2025年11月24日現在)
主な求人職種スタートアップ、ベンチャー企業の各職種を総合的に扱う

ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職サイト・転職エージェントの選び方

3-1_ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職サイト・転職エージェントの選び方jpg

ベンチャー・スタートアップの転職サイト・転職エージェントを選ぶときは、いくつかのポイントがあります。以下のポイントを理解しておくことで、利用時のミスマッチを防げるようになります。

経営者と直接の繋がりがあるかどうかをチェック

ベンチャーやスタートアップへの転職において、最も重要な要素の一つが「経営陣との相性」です。組織規模が小さい企業ほど、社長や創業メンバーのビジョンや人柄が社風に直結します。そのため、利用するエージェントが企業の経営層と強いつながりを持っているかを確認することが極めて重要です。

経営者と直接パイプを持つエージェントは、募集要項には載らない企業のリアルな課題感や将来の展望、そして求める人物像まで深く把握しています。こうした生の情報があることで、入社後のミスマッチを防げるだけでなく、面接において経営者の心に響くアピールが可能になります。担当者に「経営層と直接話せているか」を質問してみるのもおすすめです。

ベンチャー・スタートアップ企業の求人数が多いところを選ぶ

ベンチャー・スタートアップ企業へ転職を検討しているなら、企業の求人数が多い転職サイトや転職エージェントを選びましょう。転職を求める企業の求人数が少なければ、転職活動に時間がかかってしまい効率良く進められなくなります。

ベンチャー・スタートアップ企業への転職は数多くの求人を見ることが大切なので、求人数の多い総合転職サイト・転職エージェントを使うことがおすすめです。例えば、当記事で紹介したリクルートエージェントは、豊富な求人数があるので求める企業を見つけやすくなっています。

転職先の選択肢を増やすためにも、ベンチャー・スタートアップ企業の求人数が多い転職サイト・転職エージェントを利用しましょう。

ベンチャー・スタートアップ企業に特化した転職サイト・転職エージェントを選ぶ

ベンチャー・スタートアップ企業への転職が希望なら、特化型の転職サービスも活用するようにしましょう。

転職サイトや転職エージェントには「総合型」と「特化型」の2種類があります。総合型は全体的な業界・業種の求人を取り揃えており、特化型は特定の業界・業種の求人を用意しています。フォースタートアップススタクラなどのベンチャー特化型なら、業界の細かな動きや最新の情報を得られるのが強みです。

ベンチャーやスタートアップ企業は変化が激しいため、最新の情報を仕入れながら転職活動を進める必要があります。より有利に転職活動を進めたい方は、ベンチャー・スタートアップ企業に特化した転職サイト・転職エージェントも併用しましょう。

ベンチャー・スタートアップ転職のメリット

ベンチャー・スタートアップ転職のメリット

ベンチャー・スタートアップ企業に転職するメリットを紹介します。

今の仕事よりも待遇アップの可能性

ベンチャーやスタートアップ企業は新規商品・サービスを展開しているため、急激な成長を見込める環境となっています。企業が急激な成長に成功すれば、成長の度合いに伴って社内の給与や福利厚生が見直される可能性があるということです。

企業が成長すれば現在の仕事よりも待遇アップを期待できるので、生活を安定させることが可能です。また、個人の成果が評価されやすいため、業績によっては短期間のうちに給料を増やせるようになります。

待遇アップによって仕事へのやりがいやモチベーションを向上できる点は、ベンチャー・スタートアップ転職のメリットといえるでしょう。

自分自身が成長できる

ベンチャーやスタートアップ企業の多くは基盤ができていない状態となっているため、自分たちで考えながら企業を成長させていくプロセスに立ち会えます。

一般的な企業では前例をもとに事業・プロジェクトを進めますが、ベンチャー企業では前例がないことも多いので主体的な行動が求められます。

どのように動けばいいのかを自分で考えられるため、大きな成長を見込める環境です。それぞれの責任が重いなるので強いプレッシャーはかかりますが、自分自身が短期間のうちに大きく成長できる点は、ベンチャー・スタートアップ企業転職の大きなメリットです。

専門外のことも学べる

人数が少ない組織では、完全な分業制が敷かれていないことが多く、自分の職種領域を越えて幅広い業務に携わるチャンスがあります。例えば、エンジニアが採用活動に関わったり、営業がマーケティングやプロダクト企画を兼務したりすることも珍しくありません。

専門スキルを深めるだけでなく、他部署の業務を知ることで、ビジネス全体の流れや収益構造(マネタイズ)を俯瞰する視点が養われます。特定の分野のスペシャリストでありながら、周辺領域にも精通した「T型人材」や「ゼネラリスト」としてのキャリアを築きたい人にとって、これほど学びの多い環境はないでしょう。

経営者と近い距離で働ける

物理的にも心理的にも経営層との距離が近く、社長や役員のすぐ隣で仕事ができる点は大きなメリットです。経営トップがどのような視点で市場を捉え、どのような思考プロセスで意思決定を行っているのかを肌で感じることができます。これは、階層の厚い大企業では決して得られない経験です。

自分の仕事が会社の成長にどう貢献しているかがダイレクトに見えるため、モチベーションを維持しやすく、経営者視点(視座)を早期に獲得できます。将来的に起業を目指している人や、経営幹部(CXO)へのキャリアアップを狙う人にとっては、まさに生きた経営を学べる最高の道場と言えます。

提案から行動までがスピーディー

複雑な稟議フローや「根回し」が必要な大企業とは異なり、意思決定のスピードが非常に速いのが特徴です。「良いアイデアなら即実行」という文化が根付いているため、朝のミーティングで提案した企画が、その日の午後には動き出していることも珍しくありません。

不要な社内政治や待ち時間にストレスを感じることなく、本質的な業務に集中できる環境です。市場の変化に合わせて柔軟に戦略を変えていくため、変化を楽しみながら、自分のアイデアを形にするスピード感を味わえます。「まずはやってみる(トライ&エラー)」が許容されるため、失敗を恐れずに挑戦できる風土も魅力です。


評価に勤続年数や年齢は関係ない

多くのスタートアップでは、年功序列や終身雇用といった概念がなく、完全な実力主義(成果主義)が採用されています。入社年次や年齢、過去の経歴に関係なく、出した成果やバリューに対して公平に評価されるため、20代で部長や役員に抜擢されるケースも決して珍しくありません。

「長く勤めているだけで給料が高い人」が存在しないため、若手や中途入社者でも納得感を持って働けます。成果を出せばその分だけ、給与やポジション、そしてより大きな裁量権として還元されます。自分の実力を正当に試したい、早期にキャリアアップを果たしたいという上昇志向の強い人にとっては、非常に働きやすい環境です。

ベンチャー・スタートアップ転職のデメリット・注意点

ベンチャー・スタートアップ転職のデメリット・注意点

成長環境や大きな裁量権など魅力の多いベンチャー・スタートアップ企業ですが、その反面、大企業とは異なる特有のリスクや厳しさも存在します。ここでは、転職前に必ず押さえておくべき主なデメリットと注意点を解説します。

組織体制が未整備で不安定な面がある

ベンチャーやスタートアップでは、業務マニュアルや研修制度、評価制度などが未完成、あるいは全く存在しないケースが珍しくありません。

「教えてもらう」という受け身の姿勢で入社すると、立ち回れずに早期に行き詰まる可能性があります。基本的にはOJT(実務を通じた訓練)が中心となり、自分で仕事を見つけ、ルールを作りながら進める「自走力」が強く求められます。

また、事業の成長スピードに合わせて組織図が頻繁に変わったり、経営判断で事業方針が朝令暮改で変更されたりすることも日常茶飯事です。こうした変化を「スピード感」として前向きに捉えられる適性がないと、組織の不安定さに翻弄され、ストレスを感じてしまうでしょう。

給与面が安定しない可能性がある

特に創業間もないフェーズや、資金調達前のスタートアップの場合、大手企業と比較してベースの給与水準が低く設定されていることがあります。福利厚生や退職金制度、ボーナスなどが整備されていないことも多く、大手からの転職では一時的に年収が下がるケースも少なくありません。

もちろん、将来的な上場やM&Aを見据えた「ストックオプション(新株予約権)」が付与される場合もあり、成功すれば大きなリターンを得られる可能性はあります。

しかし、事業が計画通りに成長する保証はどこにもありません。最悪の場合、事業撤退や倒産のリスクもゼロではないため、自身のライフプランと照らし合わせ、許容できる経済的リスクの範囲を見極める必要があります。

ワークライフバランスが取りにくい場合がある

少人数の組織で急成長を目指すベンチャー企業では、慢性的な人手不足の状態にあることが多く、一人ひとりの業務負荷が高くなりがちです。職種を問わず「できる人がやる」という文化になりやすいため、本来の担当業務以外にも総務や採用などを兼務し、マルチタスクを求められる場面も多々あります。

また、サービスリリース前やトラブル発生時などの繁忙期には、どうしても長時間労働が発生しやすくなります。定時で帰ることよりも「成果を出すこと」や「納期を守ること」が最優先される傾向があるため、カレンダー通りの休みが取れないこともしばしばです。

プライベートの時間を犠牲にしてでも仕事に没頭する覚悟を持つか、事前に社風を確認することが重要です。

ベンチャー・スタートアップ企業の探し方

ベンチャー・スタートアップ企業の探し方

知名度の高い大手企業とは異なり、ベンチャーやスタートアップは待っているだけでは優良な求人に出会うことが難しいのが現実です。ここでは、隠れた成長企業や自分にマッチした企業を見つけ出すための、効果的なリサーチ方法を紹介します。

ベンチャー求人の多いサイトを見てみる(Wantedlyなど)

まずは、ベンチャー界隈でスタンダードとなっているプラットフォームを活用しましょう。特にビジネスSNSの「Wantedly(ウォンテッドリー)」や「YOUTRUST」などは必須です。

これらは従来の求人サイトのように「給与条件」を前面に出すのではなく、「ビジョン(何を実現したいか)」や「メンバー(誰と働くか)」に焦点を当てているのが特徴です。

また、「応募」の前に「カジュアル面談」ができる機能が充実している点も魅力です。選考という堅苦しい場ではなく、現場の社員や経営者とフラットに会話ができるため、実際のオフィスの雰囲気やカルチャーが自分に合うかを肌感覚で確かめることができます。

イベント・コミュニティに参加する

求人サイトのテキスト情報だけでは分からない「熱量」を感じるには、イベントへの参加が一番です。起業家が事業プランを競う「ピッチイベント」や、エンジニア・マーケターなどが集まる「ミートアップ(勉強会・交流会)」が頻繁に開催されています。

connpass」や「Peatix」などのイベント検索サービスで、興味のあるキーワードを探してみましょう。

登壇する経営者のプレゼンを直接聞くことで、その事業の将来性や経営者のカリスマ性を判断できます。また、イベント後の懇親会で社員と意気投合し、そのまま「今度オフィスに遊びに来ませんか?」と誘われ、社員紹介採用に繋がるケースも、ベンチャー業界ではよくあるルートです。

メディアを細かくチェックする

PR TIMES」などのプレスリリース配信サービスやスタートアップ専門メディアは情報の宝庫です。特に注目すべきは「資金調達」に関するニュースです。数億円規模の資金調達を発表した企業は、事業拡大に向けて採用活動を急激に強化する姿勢に入るサインだからです。

求人サイトに掲載される前のタイミングでも、ニュースを見て企業の採用ページから直接アプローチすれば、ライバルの少ない状態で選考に進める可能性があります。また、メディアのインタビュー記事には経営者の創業ストーリーや今後の戦略が詳しく語られているため、企業研究の資料としても極めて有効です。

ベンチャー・スタートアップ企業転職のコツ

ベンチャー・スタートアップ企業転職のコツ

ベンチャー・スタートアップ企業に転職する際のコツとしては、以下のようなものが挙げられます。

未来の自分を想い描く

ベンチャー企業は変化が激しく、入社時に想定していた業務内容が半年後には変わっていることも珍しくありません。そのため、「今のスキルで何ができるか」だけでなく、「将来どうなりたいか(Will)」というキャリアビジョンを明確に持っておくことが重要です。

「3年後にどのような役割を担っていたいか」「将来的に起業したいのか、スペシャリストになりたいのか」といった自分のロードマップを描きましょう。そのビジョンと、企業の成長方向(事業の未来)が重なる部分を面接でアピールできれば、「長く活躍してくれる人材」として評価されます。

会社に依存するのではなく、会社を成長の舞台としてどう利用するかという視点が求められます。

働きたい理由を明確にする

「なぜ大手ではなくベンチャーなのか」「数あるスタートアップの中で、なぜこの会社なのか」という志望動機を、論理的かつ情熱的に語れるように整理しましょう。「成長したいから」という受け身の理由だけでは不十分です。

その企業の掲げるミッション(社会的使命)やビジョン(実現したい未来)に心の底から共感しているかどうかが問われます。経営者は「同じ船に乗る仲間」を探しています。「御社のこの課題を、私のこの経験で解決したい」「御社の描く世界観を一緒に実現したい」という、当事者意識を持った能動的な理由が必要です。

熱意の解像度を高めることが、内定への近道です。

ベンチャー・スタートアップの企業の研究をする

企業研究は、ホームページの「会社概要」を眺めるだけでは不十分です。その企業が提供しているプロダクトやサービスを実際に使ってみたり、競合他社との違い(優位性)を分析したりと、深いリサーチが求められます。

特に有効なのが、代表や役員が発信しているブログやSNS、過去のインタビュー記事を読み込むことです。そこには経営者の価値観や、創業の原体験、組織が大切にしているカルチャー(行動指針)が色濃く表れています。また、資金調達の状況や株主構成を調べることで、会社のフェーズや今後の事業戦略を予測することも可能です。

これらを踏まえた逆質問ができれば、志望度の高さが伝わります。

自分のスキルを明確にする

少数精鋭のベンチャーでは、ポテンシャルだけでなく「明日から何ができるか」という即戦力性(再現性)もシビアに見られます。自分のこれまでの職務経歴を棚卸しし、「何をしてきたか(What)」だけでなく、「どのように課題を解決したか(How)」を言語化しましょう。

特に数値実績(売上達成率や改善率など)は必須ですが、それ以上に「カオスな状況をどう切り抜けたか」というプロセスやマインドセットも重要です。ベンチャーでは職種を越えた動きが求められるため、専門スキルに加え、周囲を巻き込むコミュニケーション力や、新しいツールへの適応力など、汎用的なスキルも強力な武器になります。

面接対策をする

ベンチャーの面接は、形式ばった質疑応答よりも、対話形式で「人となり」を深く掘り下げるスタイルが一般的です。「失敗した時にどう立ち直ったか」「チームで意見が割れた時にどう対処するか」といった、行動特性や価値観を見る質問が多くなされます。

また、面接官が経営者であるケースも多いため、経営視点での会話についていけるよう準備が必要です。そして何より重要なのが「逆質問」です。仮説を持った鋭い質問を用意しておきましょう。逆質問の質は、そのまま意欲や地頭の良さとして評価されます。

なお、面接対策は専門の転職エージェントに頼るのもおすすめです。用意した志望動機や逆質問などが通用するかをチェックしてもらうのにも役立ちます。

キャリアアドバイザーのアドバイスをしっかりと聞く

自分一人での対策には限界があります。客観的な視点を取り入れるために、転職エージェントのキャリアアドバイザーを徹底的に活用しましょう。エージェントは、「過去にどんな人が受かったか(落ちたか)」という膨大なデータを持っています。

特に特化型のエージェントであれば、求人票には載っていない「社内の雰囲気」や「実際の残業時間」、「経営者の性格」などの裏事情にも精通しています。

作成した職務経歴書の添削や、模擬面接をお願いし、自分では気づかないアピールのズレを修正してもらいましょう。プロの視点で「推薦状」を書いてもらうことで、書類選考の通過率もグッと高まります。

ベンチャー・スタートアップ企業向け転職エージェントの利用方法

ベンチャー・スタートアップ企業向け転職エージェントの利用方法

ベンチャー・スタートアップ企業向けの転職エージェントを利用する流れを解説します。

ベンチャー・スタートアップ企業向け転職エージェントの利用方法

会員登録

まずは各転職エージェントの公式サイトから会員登録を行います。氏名や連絡先といった基本情報に加え、直近の職務経歴や保有スキル、希望する年収・勤務地などを入力します。この段階での入力内容が、後の紹介求人の精度を左右するため、できるだけ詳細に記入しましょう。

特に「備考欄」や「フリースペース」がある場合は、単に経歴を羅列するだけでなく、「なぜベンチャーに行きたいのか」「どんなプロダクトに関わりたいか」といった熱意や志向性を書き添えるのがコツです。

ここが具体的であるほど、エージェント側も「優先してサポートしたい候補者」として認識しやすくなり、初回連絡のスピードや質が変わってきます。

面談・カウンセリング

登録後は、担当のキャリアアドバイザーとの面談(対面、オンライン、電話)が行われます。これは単なる顔合わせではなく、プロの視点で自分の市場価値を客観視してもらうための重要な「作戦会議」です。これまでの実績や強みだけでなく、転職で叶えたいことや不安な点まで、包み隠さず本音で話しましょう。

特にベンチャー転職では「カルチャーフィット」が最重要視されるため、自分の性格や価値観を深く理解してもらうことが不可欠です。また、この場は担当者との相性を見極める機会でもあります。

「業界知識は豊富か」「こちらの意図を汲み取ってくれるか」を確認し、もし合わないと感じたら担当者の変更を申し出ることも一つの手段です。

求人紹介・応募

カウンセリングの内容に基づき、具体的な求人が紹介されます。一般に公開されている求人だけでなく、エージェントだけが保有する「非公開求人」や「独占求人」を紹介してもらえるのが大きなメリットです。提示された求人については、業務内容だけでなく「なぜ自分におすすめなのか」という根拠を必ず確認しましょう。

応募する企業が決まったら、職務経歴書や履歴書の作成に移ります。ベンチャー企業は形式よりも「実績」や「マインド」を重視する傾向があるため、企業ごとの好みに合わせて書類をカスタマイズすることが重要です。

エージェントの添削を受け、企業の採用担当者の目に留まる、訴求力の高い応募書類を完成させましょう。

面接・内定

書類選考を通過すると、いよいよ面接です。日程調整はすべてエージェントが代行してくれるため、現職で忙しい中でもスムーズに進められます。また、過去のデータに基づいた「想定質問集」や「面接官の特徴」といった事前情報を共有してもらえるほか、模擬面接によるフィードバックを受けることも可能です。

内定が出た後もエージェントの役割は続きます。自分からは言い出しにくい年収交渉や入社日の調整、さらには現職の円満退職に向けたアドバイスまでサポートしてくれます。

特にストックオプションなどの条件面は複雑な場合があるため、プロを介してしっかりと確認し、納得した状態で入社承諾(オファー受諾)をすることが大切です。

ベンチャー・スタートアップ企業への転職に関する疑問

ベンチャー・スタートアップ企業への転職に関する疑問

ベンチャー・スタートアップ企業への転職に関するよくある質問に回答します。

ベンチャーとスタートアップの違いは?

ベンチャーとスタートアップは、それぞれ企業の成長スピードに大きな違いがあります。

また、ベンチャー企業は既存のビジネスモデルを基礎としており、そこに独自の変化を加えて新規商品・サービスを生み出しています。一方スタートアップ企業は、事例のないビジネスモデルを展開した新たな価値観を生み出している点が特徴です。

ベンチャー企業スタートアップ企業
成長率長期的で安定した成長を目的とする急激な成長を目的とする
革新性既存のビジネスモデルを基礎として、
独自の変化を加える新規商品・サービスを生み出す
事例のないビジネスモデルを展開して
新たな価値観を生み出す
出口戦略到着までの時間が長い短期間での利益回収を目指す
資金調達法融資・助成金ベンチャーキャピタル・
エンジェル投資家など

このように、ベンチャーとスタートアップには、成長率や戦略部分など、複数の視点において違いがあります。

ベンチャー企業は何年までベンチャー企業か?

ベンチャー企業に「創業〇年以内」という法的な定義や明確な期限はありません。一般的には設立から5〜10年程度の若い企業を指すことが多いですが、創業から20年以上経過し、東証プライム等に上場していても、革新的な事業を展開し続けていれば「メガベンチャー」と呼ばれます。

年数で区切るよりも、「新しい技術やビジネスモデルで急成長を目指しているか」という事業の性質や、挑戦を推奨する企業文化の有無で判断されることが一般的です。

そのため、転職活動においては社歴の数字にこだわるのではなく、企業が現在どの成長フェーズ(シード、アーリー、ミドル、レイター)にあり、どのような成長曲線を描こうとしているかを確認することが重要です。

ベンチャーとスタートアップ企業に向いている人はどんな人?

ベンチャーやスタートアップ企業には、以下のような人が向いています。

ベンチャーやスタートアップ企業に向いている人
  • 主体的に物事を考えられる人
  • 変化を楽しめる人
  • 将来独立・起業したい人

ベンチャー・スタートアップ企業はそれぞれの社員が主体的に動く必要があるため、自分で考えながら行動をしたい人に向いています。また、これまで事例がない事業に挑戦できるので、新たな変化を楽しめる人は環境に対応可能です。

さらに自分のスキルや経験とは専門外の業務も対応できることから、短期間のうちに大きな成長を期待できます。将来的に独立や企業を目指している方は、ベンチャー企業の経験がとても役立ちます。

上記のような項目に当てはまる方は、ベンチャーやスタートアップ企業への転職に向いているでしょう。

ベンチャーとスタートアップ企業でもらえる平均年収は?

転職エージェントであるJACリクルートメントの実績データによると、スタートアップ企業の平均年収は863.1万円※1と非常に高い水準を記録しています。

これに対し、国税庁の調査による一般的な給与所得者の平均給与は「478万円※2」です。両者を比較すると、スタートアップの水準が全体平均を大きく上回っていることが分かります。

近年、大規模な資金調達に成功した企業が、優秀な人材を獲得するために給与ベースを大手企業並み、あるいはそれ以上に引き上げていることが背景といえるでしょう。実力次第で市場価値以上の高収入も十分に狙える環境です。

参照元

※1JACリクルートメント「スタートアップの年収ガイド|平均年収・年代別・役職別・成功事例を解説」(2023年1月~2025年8月、想定年収)
※2国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」

ベンチャー・スタートアップ転職はやめとけって本当?

インターネットやSNSで「ベンチャー転職はやめとけ」という意見を目にすることがあります。これは主に、大手企業のような安定や手厚い教育体制を期待して入社し、整っていない環境や変化の激しさに適応できず、ミスマッチを起こしてしまった人たちの警告であることが多いです。

しかし、これは裏を返せば「受け身の姿勢や安定志向の人には向かない」という意味に過ぎません。変化を楽しみ、自ら課題を見つけて解決することにやりがいを感じる人にとっては、むしろ大企業よりも実力を発揮しやすい環境ともいえます。

「やめとけ」という言葉を鵜呑みにせず、自分が仕事に求めるものを自問し、自身の適性と照らし合わせて判断することが重要です。

ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職エージェント・転職サイトまとめ

ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職エージェント・転職サイトまとめ

今回は、ベンチャー・スタートアップにおすすめの転職サイト・転職エージェントや選び方、メリット、転職のコツまで詳しく紹介しました。

ベンチャー・スタートアップの転職サイトや転職エージェントを選ぶときは、経営者と直接の繋がりがあるか、求人数が多いか、業界に特化しているかなどをチェックしてください。新たに活躍できる企業を見つけ、自分らしく働けるベンチャーやスタートアップ企業に挑戦してみましょう。

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