- 財務コンサルタントにはどんなスキルや実績が必要?
- 取得しておいた方がいい資格はある?
財務コンサルタントへの転職を検討されている方の中には、このような疑問を抱く方もおられるのではないでしょうか。
コンサルタントにはさまざまな種類があり、目指すコンサルタントによって必要なスキルや実績は異なります。
財務コンサルタントになるために特別な資格は必要ありませんが、役立つスキルを身に付けておくことで転職の成功率を高めることができます。
この記事では、財務コンサルタントの仕事内容や年収相場、求められるスキルや資格について解説していきます。
また、代表的な財務コンサル企業やおすすめの転職エージェントを紹介していくので、転職を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
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サービス名
特徴
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アクシスコンサルティング
Flow Group
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財務コンサルタントの仕事内容
財務コンサルタントは、その名の通りクライアント企業の財務における課題を解決することを主な仕事内容としているコンサルタントです。
具体的には、業務プロセスの改善の提案や、資金調達や投資戦略などの立案、M&Aに関するアドバイスを行うなどが挙げられます。
これらの業務を行うためには、クライアントごとに調査や課題の分析を行う必要があり、そのためには企業担当者との入念な打ち合わせはもちろん、コンサルタント自身に深い業務知識が必要となります。
財務コンサルタントの年収相場
求人情報のポータルサイト 求人ボックスによると東京都の財務コンサルタント求人の平均年収は769万円とされています。
出典:求人ボックス
財務コンサルタントの役職による年収相場は、経験年数や成果によっても変動しますが、一般的には以下が目安となります。
役職 | 年収相場 |
---|---|
アナリスト | 500万~700万円 |
アソシエイト | 600万~700万円 |
シニアアソシエイト | 700万~900万円 |
また、10年以上の実務経験を積みマネージャーになると1,000万円台半ばの年収となることもあります。
所属する企業によってこれら年収は変動するものの、一般的な会社員の平均年収が約430万円であることと比較すると、高収入を目指せる職業といえるでしょう。
財務コンサルタントへの転職に求められるスキルや資格
財務コンサルタントは、資格取得が必須な職業ではありませんが、求められるスキルや資格取得をしておくことで転職の成功率を高めることができます。
ここでは、財務コンサルタントへの転職に求められるスキルや資格を3つ紹介していきます。
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営状況の分析や評価を行い、課題解決を行うための知識が身に付けられる国家資格です。
クライアント企業の財務業務の課題解決を行うことを主な業務としている財務コンサルタントにとって、非常に役立つ資格といえます。
難易度は非常に高く合格率は20%前後といわれており、取得には年単位での学習が必要です。
将来的に財務コンサルタントへ転職する意思がある人は早めに学習に着手するのはもちろん、現職で働いている人も取得することで信頼性が高まるため、ぜひ資格取得を目指してみてください。
税理士・公認会計士
税理士や公認会計士といった、会計業務に関するトップクラスの資格取得も財務コンサルタントへの転職に役立ちます。
先の中小企業診断士同様に難易度が高い資格であるため、年単位での学習が必要となります。
一般的に、財務コンサルタントとして働き始めてから取得するよりも、事前に取得しておくケースの方が多いです。
このことから、税理士や公認会計士として働いている人は、キャリアアップ転職として財務コンサルタントを目指しやすい立場ともいえるでしょう。
英語をはじめとする語学力
クライアント企業の調査や分析、課題解決に向けた立案や提案を行う財務コンサルタントには、ヒアリング能力やプレゼン能力をはじめとする高いコミュニケーション能力は必須スキルです。
これに加えて、英語をはじめとする語学力を身に付けることをおすすめします。
その理由は、グローバル化が進む近年において英語を使用する機会が増えており、他言語を話せることでクライアントとなる企業の選択肢を広げることができるからです。
語学力は、財務コンサルタント以外の職種でも活かすことができるのはもちろん、日常生活でも役立つので、身に着けておいて決して損することはないといえるでしょう。
財務コンサルタントの求人事例
財務コンサルタントの求人は、どのような内容のものがあるのでしょうか。
ここでは、財務コンサルタントの実際の求人事例を3つ紹介していきます。
経営支援・M&Aファームにおける戦略コンサルティング業務
業務内容
主に大企業をクライアントとして、戦略策定、計画策定・実行支援を行う部門です。
コーポレート戦略部、デジタル戦略部、企業価値戦略部の3つの部で構成されており、所属する部によって業務内容も変わります。
募集要件
- 財務・企業会計に関する知識・スキル
- プロジェクトマネジメントスキル(上位職の場合必須)
- プレゼンテーションスキル
- エクセル、パワーポイント中級以上
- 公認会計士/税理士/USCPA/証券アナリスト有資格者歓迎
- データサイエンス、UI/UXデザイン経験者歓迎
- 語学力不問
年収イメージ
~1,600万円(経験や能力によって決定)
【第二新卒可】コンサルティングファームでのコンサルタント(事業承継・M&A)
業務内容
持続的成長や後継者問題の解決の為に、事業承継やM&A案件が増加中。
プロジェクト期間は平均1年で、業種は小売・卸・サービス・建設不動産・その他製造業等多岐に渡ります。
ワークスタイルは常駐型ではなく、複数案件を担当する訪問型。
募集要件
必須スキル
・会計に関する一定の知識を持っている
歓迎スキル
- 税理士、会計士(※科目合格者、受験中の方歓迎)
- 会計事務所での勤務経験がある方
- いずれかの業界において、M&Aや事業承継業務の実務経験者
- コンサルファーム、金融業界、事業会社での経営企画、戦略マーケティング、経理財務の経験
- 顧客対応業務(顧客訪問・営業等)の経験
年収イメージ
400万円~1,200万円(経験や能力によって決定)
独立系コンサルティング会社での経営支援コンサルタント
業務内容
中堅・中小企業を中心とするクライアントに対し、主に以下の各職務に一気通貫で従事。
従事する主な業務
- 事業再生・経営改善支援業務
- M&Aアドバイザリー業務
- 事業開発支援・事業承継支援業務
募集要件
必須スキル
- 銀行の法人融資経験者
- 事業会社の経理財務部門経験者
- 監査法人、会計事務所経験者等
歓迎スキル
- 公認会計士、税理士<br
- 中小企業診断士
- 簿記2級
年収イメージ
500万円~800万円(経験や能力によって決定)
出典:コトラ
代表的な財務コンサル企業
ここでは代表的なコンサル企業とその特徴を一覧で紹介します。
企業名 | 特徴 |
---|---|
PwCアドバイザリー | 国内最大規模のコンサルティングファーム。 M&Aや事業再生などを行うディールズ部門が財務分野のサービスを提供。 |
KPMG FAS | KPMGグループ。 M&Aや事業再生、不正や特殊調査などのサービスを提供。 |
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA) |
デロイトトーマツグループののメンバーファーム。 M&Aや企業価値評価、事業再生のサービスを提供。 |
EYストラテジー・アンド ・コンサルティング(EYSC) |
グローバルネットワークを有するEYのメンバーファーム。 財務だけではなくトランザクション関連のサービスも提供。 |
経営共創基盤 | 財務、事業、組織など多角的にサービスを提供。 ハンズオンスタイルで長期的に支援を行うこともあるのが特徴。 |
山田コンサルティンググループ | メガバンクや地銀からの信頼が高く、再生領域で多大な実績を誇るコンサル企業。 |
フロンティアマネジメント | 各分野のスペシャリストが集まったコンサル企業。 経営コンサルティング、M&A、事業再生などを中心にサービス提供。 |
アドバンスト・ビジネス ・ダイレクションズ |
財務戦略に特化したコンサル企業。 サービスラインごとで切り分けされず、幅広く業務に携わることができるのが特徴。 |
AGSコンサルティング | 総合アカウンティングファームで、M&AをはじめIPOや企業(組織)再編・再生・再建などに関するサービスを提供。 |
みらいコンサルティング | 経営や財務以外に、人事や情報システムなど幅広いコンサルティングサービスを提供。 |
ネイチャーFAS | 大手税理士法人の税理士が設立したコンサル企業。 国際資産税に特化したサービスを提供。 |
グローウィン・パートナーズ | クライアントは大手企業が多く、MA戦略からDD・バリエーションまでワンストップで支援しているのが特徴。 |
J-TAPアドバイザリー | 中小企業向けにサービスラインを提供しているのが特徴的なコンサル企業。 |
財務コンサルタントになるための近道
財務コンサルタントに限らず、コンサルタント転職をする際には「どこからの紹介なのか」が重要なポイントになります。
しかし、コンサルタント未経験者の場合「紹介してくれる人も企業もいない」という状況は珍しくありません。
そこで役立つのが転職エージェントですが、数が多すぎてどこを選んだらいいか悩んでしまう人も多いことでしょう。
ここでは、財務コンサルタント転職に強い転職エージェントを3社紹介していきます。
MyVison
運営会社 | 株式会社MyVison |
公式サイト | https://my-vision.co.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2024年10月24日現在) |
主な求人職種 | 各種コンサルティングファーム |
MyVisionは、コンサル転職エージェントとトップ戦略ファームの出身者が提供するコンサルに特化した転職支援サービスです。
累計内定者数800名以上の実績があり、他業種や未経験からのコンサル転職にも強みをもっています。
紹介企業はBig4をはじめ外資系戦略ファームや財務関連の領域特化型ファームなど、国内ほぼ全てのコンサルファームの紹介が可能としています。
個々の経歴やキャリア志向に応じて最適な転職戦略を提示してくれ、選考対策についてもレジュメ添削や過去の面接内容を分析した「独自の面接対策資料」、本番想定の模擬面接によるフェルミ推定・面接対策など徹底したサポートが受けられます。
これらの実績からJapan Business Research転職エージェント部門では6項目も高評価を得ています。
JACリクルートメント
運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
---|---|
公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
公開求人数 | 21,619件(2024年10月24日現在) |
主な求人職種 | 管理職・エグゼクティブ・スペシャリスト人材(ハイクラス/ミドルクラス) |
JACリクルートメントは、コンサルタントを含むハイクラス求人全般をチェックしたい人におすすめしたいエージェントです。
コンサルファームなどハイクラス求人を豊富に取り扱っていますが、なかでも外資系やグローバル企業の求人を得意としているのが特徴的です。
ハイクラス転職に加え、語学力を活かした働き方をしたい人はぜひ利用の候補に入れてみてください。
コトラ
運営会社 | 株式会社コトラ |
公式サイト | https://www.kotora.jp/ |
公開求人数 | 27,321件(2024年10月24日現在) |
主な求人職種 | 金融・コンサルティング・監査法人・IT関係・製造業 |
豊富な求人数から転職先を探したい人におすすめしたいのが、金融やコンサルタント、ハイクラス転職に強いコトラです。
一般的に、ハイクラスをはじめ、特定の分野に特化している転職エージェントでは求人数は少なる傾向にありますが、コトラでは公開求人が約25,000件(2024年5月時点)と非常に豊富です。
そのため、自身の希望条件や各求人を比較しながら転職先を選べるので、満足いく転職ができる可能性が高いといえるでしょう。
金融・コンサルをはじめ製造業やITなど幅広い業界の求人を扱っています。
また、コトラを利用して転職に成功した方の声も多く掲載しているため、先輩の生の声を聞けるのも魅力です。
このほか、求人を出している企業のインタビューなども掲載しているため、企業研究にも役立ちます。
財務コンサルタントについての疑問・Q&A
ここでは、財務コンサルタント転職においてよくある疑問や質問についてQ&A形式で解説していきます。
財務コンサルタントと経営コンサルタントの違いは?
財務コンサルタントは、クライアント企業の抱える財務関連の課題解決を主な仕事内容としています。
一方の経営コンサルタントは、財務だけではなくクライアント企業が抱える経営状態を分析して、課題解決のための立案や提案を行うことを仕事内容としています。
財務コンサルタントは「財務に特化したコンサルティング」、経営コンサルタントは「経営全体に関するコンサルティング」とイメージすると分かりやすいでしょう。
財務コンサルタントと会計コンサルタントの違いは?
財務コンサルタントと会計コンサルタントは、呼び名こそ異なりますが業務内容に大きな違いはありません。
いずれも、クライアント企業の会計・財務・税務などに関する業務改善やアドバイスを行うことを仕事内容としています。
担当する業務範囲は所属企業によって異なることも多いので、転職の際には得意領域の案件が多い企業を選ぶのもポイントといえるでしょう。
財務コンサルのキャリアパスとしてはどのようなものがある?
財務コンサルタントのキャリアパスとして、所属企業内において上位の役職を目指すことが一般的ですが、そこから他のコンサルティングファームや、投資銀行をはじめとする金融機関へ転職する道もあります。
また、フリーランスや起業することもできるので、自身に合ったキャリアパスを選んでいきましょう。
財務コンサルタントまとめ
財務コンサルタントは、その名の通りクライアント企業が抱える財務関連の課題解決を行うコンサルタントです。
実務経験を積み、上位の役職に就くことができれば1,000万円以上の年収を目指すこともできます。
その分、財務以外にも幅広い業務知識や高いスキルが求められるため、転職のハードルは高い傾向にありますが、転職エージェントを活用することでこれまでの職務経歴を活かした転職の成功率を高めることが可能です。
財務コンサルタント転職を検討している人は、ぜひこの記事で紹介した転職エージェントを参考にしてみてください。
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