経理からコンサルへの転職をお考えの経理職の方向けに、コンサル転職が現実的に可能なのか、転職成功のポイントや注意点、必要な準備などについて解説します。
AIやRPAなどによる経理業務の自動化が進む中、経理職の将来性に不安を感じている方は多いでしょう。
近年、コンサル業界の市場は拡大傾向にあります。経理のスキルを活かしてコンサルに転職し、活躍ができればかなりの高年収も狙えますし、キャリアアップも可能です。ただし、ハードな面やコンサル転職のデメリットもあるので、あわせて解説します。
コンサル業界向け
おすすめ転職エージェント
サービス名 | 特徴 |
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経理からコンサルへの転職がおすすめの理由とは

はじめに、経理からコンサルへの転職がおすすめの理由について解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自動化などによる経理職の課題
経理からコンサルへの転職がおすすめの理由として、自動化などによる経理職の課題が挙げられます。昨今は、ソフト・システムやAI機能があるクラウドサービス、RPA(ロボット・プロセス・オートメーション)などにより、経理業務の一部が自動化されてきています。
また、ペーパーレス化も進み、経理書類の処理・保管の負担も軽減されてきています。これまで煩雑になりがちであった経理業務で効率化が進む傾向にあることから、今後、経理職の人数は減少する可能性があります。
経理職が完全に不要となるわけではありませんが、経理職にこだわらずキャリアチェンジやキャリアアップを考えるのも良いでしょう。後述のようにコンサル転職にはメリットも多く、経理からの転職先として有力な候補と言えます。
コンサル業界には可能性が多い
コンサル業界には可能性が多いことも、経理からコンサルへの転職をおすすめする理由です。コンサルはクライアントの課題解決を支援する仕事です。近年は、多くの企業で業務のDX化、IT化や新技術の導入などによる業務効率化や経営改善などが進められています。
また、経済のグローバル化が進む中で海外事業やプロジェクトも増えています。このような様々な場面において、高度な専門知識を有するコンサルタントが必要とされています。
コンサルへ転職することで企業経営や経営判断に直接関与したり、グローバル事業・大規模プロジェクトに関わったりできるかもしれません。また、コンサル業界は成果主義の企業も多く、コンサル歴が浅くても結果を出せば高額の報酬を得られる魅力もあります。
経理からコンサルへ転職する理由

経理からコンサルへ転職する理由として、主に次の4点が考えられます。
それぞれの理由について、詳しく解説します。
キャリアアップができる
経理からコンサルへ転職する理由のひとつに、キャリアアップができることがあります。コンサル業務は経営戦略や経営判断など、企業経営の重要な局面に携わるものです。
刺激ややりがいがあるのは勿論ですが、コンサル業務で身についたスキルや経験は、将来、FP&Aや企業経営などを含め様々なキャリアアップを図る際にも役立つでしょう。幅広い業界・多様なプロジェクトに関与することで、視野を広げることもできます。
ただし、コンサル業務は激務で大変な面もありますので、将来のキャリアアップと照らしてメリット・デメリットをしっかりと検討してください。
新しい挑戦ができる
新しい挑戦ができることも、経理からコンサルへ転職する理由のひとつです。経理は社内での業務が多いのに対し、コンサルはクライアントをはじめ多くの関係者とのコミュニケーションを図りますし、インタビューやリサーチなどで対外的に活動する機会も多くあります。
環境が大きく異なる世界で、未経験の業務に挑戦することは、自己の成長やキャリアアップにも繋がるでしょう。
また、経理からコンサルへの転職では、経理職で培ったスキルを転用できることもポイントです。財務分析や財務戦略立案などには経理のスキルが直接活用できますし、分析能力やデータ管理能力なども有用でしょう。
ただし、コンサルという新たな業界で活躍するために、転職後もスキルを磨き続けることが大切です。
経理職の経験が活かせる
経理からコンサルへ転職する理由に、経理職の経験が活かせることも挙げられます。経理職が自社の財務分析や会計処理、予算管理などをおこなうのに対し、コンサルはクライアント企業の財務分析や、財務戦略の立案などを担います。
対象としている企業が自社なのか他社なのかが違うものの、財務分析などの業務は共通です。経理職の経験・知識を活かせば、会計コンサル、戦略コンサルなど様々な職種で活躍できるでしょう。
仕事の幅が広がる
仕事の幅が広がることも、経理からコンサルへの転職理由です。経理の仕事はともすればルーティンワークになりがちですが、コンサルはクライアントによって解決したい課題が異なるので、その都度、新たなテーマに取り組むことになります。
多様な業種・業界のクライアントの意思決定や成長を支援することで、達成感、満足感、知的好奇心などを得ることができます。また、プロジェクト管理や論理的思考力などのスキルも身につくので、将来のキャリアアップにも役立つでしょう。
経理からコンサルへ転職するデメリット

経理からコンサルへの転職にはメリットが多い一方で、デメリットもあります。
特に、ここで挙げる3点に留意しながら、転職を検討してください。
ハードワークになる可能性がある
経理からコンサルへ転職するデメリットとして、ハードワークになる可能性があることが挙げられます。コンサルの仕事は高いレベルの成果が求められ、入念なリサーチや分析、資料作成、プロジェクトチーム内での討議などに多くの時間がかかります。
新たな業種・業界を担当する場合は、自分の勉強や情報収集も必要です。また、顧客企業の課題解決を目指すため、顧客の都合を優先して仕事を進めることとなり、拘束時間が長くなりがちです。
これらの理由から、コンサルは残業や休日出勤が多い業界です。昨今は、働き方改革などにより長時間労働を抑制する傾向も出てきてはいますが、それでもハードワークになる可能性はありますので、働き方にこだわりたい方は気を付けましょう。
仕事内容が景気に左右される
仕事内容が景気に左右されることも、経理からコンサルへ転職するデメリットです。景気や市場の動向が変化すると、顧客企業の経営課題も変わるので、コンサルの仕事内容も変わります。
たとえば、経営が悪化した企業の財務や事業を立て直す事業再生コンサルタントは、不況のときにニーズが増える傾向にあります。他方、好景気のときは新規事業開発や既存事業の拡大を図る企業が増え、経営戦略や新技術導入などのコンサルが多く求められます。
個別企業ごとに経営課題が異なるのはもちろんですが、業界全体の動向や世の中の景気観によってもコンサルの仕事内容が左右されるため、柔軟に対応し続ける必要があります。長年、同じ仕事をしたいタイプの方には、デメリットと感じられるでしょう。
1つの会社で定年まで働くことが難しい
1つの会社で定年まで働くことが難しいことも、経理からコンサルへ転職するデメリットです。コンサルは、転職する人が多い業界です。キャリアアップのために転職する人も多いですし、ハードワークがきつくなって転職する人もいます。
コンサルのパートナーまで出世できる人はわずかなので、出世レースに敗れて転職する人もいます。終身雇用による安定性を重視する方には、デメリットだと感じられるでしょう。
転職の注意点として、定年まで働くと貰えるはずの退職金が貰えなくなる可能性があります。中途退職者向けには退職一時金が支払われるファームも多く、それほど心配する必要はありませんが、退職金制度は企業によってまちまちなので事前にきちんと確認しておきましょう。
経理からコンサルへの志望動機の書き方

経理からコンサルへの転職にあたっての、志望動機の書き方について解説します。コンサルへの転職では、はじめに書類選考があり、それを通過した人が面接などのステップに進むのが一般的です。
ライバルと差をつけるためにも、応募書類に書く志望動機はありきたりの内容では不十分です。ぜひ、ここで挙げる3点を取り入れて書くことをおすすめします。
志望動機を明確にする
経理からコンサルへの志望動機の書き方としてまず重要なのが、志望動機を明確にすることです。応募書類には、なぜコンサルに転職したいのかや、なぜその企業を志望したのかをしっかりと記入することが求められます。
たとえば、会計コンサルを目指す場合に、「経理職で、このような経験を経て、会計コンサルを目指したいと考えるようになった」と転職理由を具体的に記述できると良いでしょう。
また、応募企業が得意としている領域に惹かれている理由や、入社後に参画してみたいプロジェクトなどの具体例を挙げて、応募企業への熱意をアピールしましょう。
具体的なエピソードを入れる
経理からコンサルへの志望動機を書く際は、具体的なエピソードを入れることも忘れてはいけません。漠然と当たり障りのない志望動機では、自分をアピールできません。
ライバル達との差をつけるためにも経理職で経験したり、考えたりしたことの中から、審査官の印象に残りそうなエピソードを盛り込みましょう。財務分析や資金調達プロジェクトの経験など、コンサル転職後に役立ちそうな経験・スキルがあれば、ぜひ具体的に記入してみてください。
コンサルとしての強みをアピールする
コンサルとしての強みをアピールすることも、経理からコンサルへの志望動機を書く上で重要です。経理職で培ったスキルをアピールすることももちろん大切です。
加えて、ハードワークに耐えられるタフさや論理的思考力、洞察力など、コンサルに求められる各種スキルが身についており、コンサルの適性があることも積極的にアピールしましょう。
アピールすべき点がよくわからない方、自信がない方は、記事の後半で紹介する転職エージェントに登録すれば、書類作成のサポートも受けることができるのでおすすめします。
経理職とコンサルタントの違いとは

経理職とコンサルタントの最大の違いは、業務の目的です。経理職は帳簿管理や財務管理、決算業務などの社内業務を担当しますが、コンサルタントは顧客企業の経営課題を解決するために仕事をします。
経理職は社内でお金を使って仕事をする立場であるのに対して、コンサルは顧客からお金を稼ぐ立場となるので、経理職でやや肩身が狭かった方ものびのびと仕事をしやすいでしょう。
経理職がルーティンワークを担う一方でコンサルは、顧客ごとに課題が変わるため、同じ仕事が二つと無い面白さもあります。また、経理職は社内のコミュニケーションに終始することがほとんどですが、コンサルは多くの社外の人とコミュニケーションを図りますので、その点でもやりがいや刺激を感じられるかもしれません。
ただし、社外とのコミュニケーションが多くなるため、以前よりも気を遣う部分が多くなる点に注意が必要です。また、コンサルタントとして結果を求められるため、仕事もその分厳しくなるでしょう。
経理からのコンサル転職で活かせるスキル

経理からのコンサル転職で活かせる代表的なスキルは、次の3点です。
自分のスキルが、コンサルでどの程度通用するのか不安な方は、ここで紹介する3点をぜひ磨いてみてください。
財務知識
経理からのコンサル転職で活かせるスキルの代表格が、財務知識です。顧客企業の経営戦略を策定する際には、財務分析をおこなうことが求められるので、財務知識を大いに活かすことができます。
業務効率化、コスト削減、資金調達などのコンサルでも、財務知識があれば、顧客の利益に直接的に貢献する提案が可能です。さらに、財務知識を活用したコンサルの経験は、将来、FP&Aへのキャリアアップを図る際も役立つでしょう。
データ管理能力
データ管理能力も、経理からのコンサル転職で活かせるスキルです。コンサルでは多様なデータを収集・整理した上で分析します。そのため、経理職で培った正確なデータ入力のスキルは、コンサルでデータ分析をする際にも必須となるでしょう。
ほかにも、日常的な伝票処理や財務諸表作成など、経理職で行ってきた精度の高いデータ管理の経験は、コンサルへの転職でも高く評価されるポイントのひとつです。
業務プロセスの管理能力
経理からのコンサル転職で活かせるスキルに、業務プロセスの管理能力もあります。経理職は確定申告や財務報告など様々な業務で締め切りを守ることが求められます。
期限内に終わらせるための作業効率化や厳密な時間管理のスキルは、コンサルのプロジェクト管理でも役立ちます。締め切りを守ることはどの業種でも共通の常識と思われるかもしれませんが、コンサルタントは自分の仕事が終わればよいわけではなく、顧客企業の担当者、プロジェクトメンバーなど多くの人を動かす必要があります。
支援する企業・業界の商習慣なども含めて適切にプロジェクト管理することが求められます。このため、経理職で身につけた業務プロセスの管理能力が大いに役立つでしょう。
経理からコンサル転職するならおすすめの職種

経理からコンサルへ転職するなら、特に次の4つの職種がおすすめです。
それぞれの職種について、具体的にどのような求人情報があるのかを知りたい場合は、非公開求人も保有している転職エージェントに登録して情報を教えてもらうことをおすすめします。
会計コンサル
会計コンサルタントは経理からコンサルへの転職でおすすめの代表的な職種です。顧客企業の会計や税務に関するコンサルティングを行います。
具体的にはM&Aや資金調達を含む財務戦略・投資戦略の立案や、システム導入などによる会計業務の最適化の支援、法規制への対応の支援などです。
支援内容は業種・業界や企業規模、事業内容などにより異なりますので、顧客企業ごとに柔軟に対応することが求められ、財務・会計に関する幅広い知見が必要となります。
経理職出身者は顧客企業の資産状況や財務資料、決算資料等を読み取るスキルがあります。また、仕訳や財務諸表の作成などの経験もあるので、経験を活かして現実的かつ有益なアドバイス・提案をすることができるでしょう。
ERPコンサル
ERPコンサルタントも、経理からコンサル転職するのにおすすめの職種です。ERPはEnterprise Resource Planningの略で、経営資産計画の意味です。
ERPコンサルは、顧客企業が経営資産の一元管理を円滑に実施するために必要な基幹システムの導入を支援する仕事です。ヒアリングなどにより顧客企業の業務プロセスを把握した上で、最適なERPシステムの提案や導入計画の策定を支援します。
顧客から求められればシステム設定や従業員の教育なども支援します。経理職出身者は、財務・会計の実務をよく理解して提案・助言ができる点が評価されます。ERPシステムにも詳しい人は、特にニーズが高く重宝されるでしょう。
業務改善コンサル
経理からコンサルへ転職するなら、業務改善コンサルもおすすめです。業務改善コンサルは顧客企業の業務プロセスや業務フローを改善し、業務効率化を図る支援を行います。
顧客企業の業務をよく理解して改善策を提案するので、幅広い業種・業界の知見が必要です。業務改善コンサルでは、経理プロセスの効率化を支援することもあり、そのような際に経理職での経験が役立ちます。
戦略コンサル
戦略コンサルタントも、経理からコンサル転職するのにおすすめの職種です。戦略コンサルは企業の経営方針や新規事業の計画などを提案します。
企業全体の中長期的な戦略策定を支援することもあれば、会計や財務、人事・組織、M&A、マーケティングなど、個別の課題解決を支援することもあります。会計・財務などの戦略コンサルには、経理職での実務経験が活かせるでしょう。
ただし、戦略コンサルは幅広い分野での専門知識が必要で、プロジェクト内容によっては経理の経験がほとんど役に立たないこともあります。戦略コンサルへの転職を目指す場合は、幅広い分野の専門知識を積極的に勉強することが重要です。
経理からコンサル転職するためのポイント

経理からコンサルへの転職を成功させるためには、次の3つのポイントに留意してください。
転職成功のためには自分に合う企業を探し、自分の強みをアピールする必要がありますが、すべてに1人で取り組むのはなかなか大変なものです。それぞれ1つずつ詳しくみていきましょう。
コンサルに特化した転職エージェントを利用する
コンサルに特化した転職エージェントを利用することは、経理からコンサル転職するための最重要ポイントです。コンサル転職に強いエージェントには、コンサル業界出身者など業界事情に精通している担当者が在籍しているので、実のある助言を受けられます。
応募書類の作成や面接対策のサポートもあり、選考通過の可能性がアップします。さらに、内定後の就業条件の交渉などもしてもらえるので、より良い待遇で転職できます。
また、エージェントは多くのコンサル会社と独自のコネクションを築いており、非公開の求人情報も多く保有しています。個人では探せないような独自の優良求人も紹介してもらえるので、転職活動を有利に進めたい方はぜひエージェントに登録してください。
知識や経験をしっかりとアピールする
経理からコンサル転職するためのポイントに、知識や経験をしっかりとアピールすることもあります。コンサルは顧客企業の経営課題解決を目指して仕事をするので、経営戦略の策定にあたって財務分析を実施するなど、経理職でのスキル・経験が強みとなる場面が多くあります。
財務分析や決算、監査などの経験・スキルがあれば、しっかりアピールしてください。また、法律・制度の理解力や適応能力、数字を正確に読み取る力なども、コンサルで役立つスキルですので、あわせてアピールしましょう。
自分に合った企業かどうかを見極める
自分に合った企業かどうかを見極めることも、経理からコンサル転職するためのポイントのひとつです。コンサルは企業によって働き方が違います。
たとえば、外資系コンサルは成果主義の企業が多く、個人での高いパフォーマンスが求められますが、成果に応じた高収入を得ることができます。一方で日系コンサルは社員同士での協調性、チームワークが重視される傾向にあります。
給与体系はインセンティブはあるものの、基本は年功序列です。また、大企業では大規模プロジェクトが多いのに対し、小規模コンサルは少数精鋭型、地域密着型などを打ち出しているなど、企業規模によっても働き方が異なります。
転職前に、希望の働き方やキャリアの方向性をしっかりと検討してください。
経理からコンサル転職におすすめなエージェント3選

経理からコンサルへの転職はメリットも多い一方、デメリットや注意すべき点もあり、中には転職が失敗に終わる人もいます。
転職の成功率を上げるためには、コンサル転職に強い転職エージェントを活用するのがおすすめです。そこで、経理からコンサル転職におすすめなエージェントを3社紹介します。
MyVision

- 国内のほぼすべてのコンサルファームに紹介可能
- コンサル業界出身者などコンサル業界に精通した担当者が在籍
- 経理からコンサルへの転職支援実績も多数
MyVisionはコンサル業界に特化した転職支援サービスです。多くのコンサルファームやシンクタンクと独自のコネクションがあり、非公開の独自求人が豊富です。
国内のほぼすべてのコンサルファームに紹介可能なネットワークがあるので、希望条件が多くある人でも条件を満たすファームを見つけやすいと考えられます。
コンサル業界出身者が多く在籍しており、丁寧に伴走支援してくれます。コンサルの業界事情や応募企業の内部事情などにも詳しいので、必要な情報を教えてもらえます。
書類作成や面接対策などのサポートも手厚く、フェルミ推定などのケース面接対策や模擬面接なども充実しています。転職がはじめての方でも練習・対策をした上で本番に臨めるので心強いでしょう。選考通過率も高まると考えられますので、ぜひ登録してみてください。
運営会社 | 株式会社MyVision |
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公式サイト | https://my-vision.co.jp |
公開求人数 | 非公開(2025年5月19日現在) |
主な求人職種 | コンサルティング業界、金融業界ほか |
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アクシスコンサルティング

- コンサルやポストコンサル向けに特化したエージェント
- コンサル業界を熟知したキャリアアドバイザーによる手厚いサポート
- 非公開のハイクラス求人情報も豊富
アクシスコンサルティングはコンサルへの転職やコンサルからの転職を支援する転職エージェントです。20年以上にわたって転職サービスを実施しており、採用企業各社とのコネクションを背景に独自の求人情報を豊富に保有しています。
企業の管理職ポジションの求人情報も多数あるので、キャリアアップのためにハイクラス転職したい方にも利用が向いています。コンサル業界を熟知したキャリアアドバイザーが求人紹介・マッチングを行うので、マッチングの質が高いことも特徴です。
経理からコンサルへの転職に最適な求人情報を紹介してもらえると考えられますので、ぜひ利用してみてください。また、コンサルから別な領域への転職やフリーランス独立の支援などにも注力しています。
万一、コンサルが肌に合わなかった場合などでも再度の転職をサポートをしてもらえるでしょう。キャリアパスの相談も可能ですので、キャリア計画に迷っている方も是非ご利用ください。
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
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公式サイト | https://axc-g.co.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2025年5月19日現在) |
主な求人職種 | コンサルティング業界 |
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ツインプロ

- 会計・経理職の転職に特化したエージェント
- 経理からコンサルファームへの支援実績も多数
- 繰り返しの模擬面接など手厚いサポートで内定獲得率77%を達成
ツインプロは会計士、税理士、経理財務経験者など、会計・経理人材向けに特化した転職エージェントです。会計事務所や税理士法人、事業会社の会計・経理部門、監査法人などの求人が豊富にあるのはもちろん、異業種への転職支援にも注力しており、コンサルティングファームの求人情報も多数あります。
会計・経理職と転職先の業界の両方を熟知しているアドバイザーがマッチングや各種サポートを行うので、転職者の9割以上が年収アップできているなど、好条件で転職できています。
キャリア相談の質も高く、相談しても、転職を強要されるようなことは決してありません。
今すぐには転職しない選択肢も含めてキャリアプランを検討し、助言してもらえます。経理職から転職するかどうか迷っている方や転職後のキャリアパスが不安な方も、ぜひ相談してみてください。
運営会社 | 株式会社MyVision |
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公式サイト | https://twin-pro.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2025年5月19日現在) |
主な求人職種 | 会計、経理、財務、コンサルティングほか |
経理からコンサル転職するための準備

経理からコンサルへの転職をお考えの方は、特に次の4点についてしっかりと準備することをおすすめします。
自分の強みの分析や面接対策などは、転職のプロであるエージェントの力を借りるとスムーズに進められるでしょう。
資格・スキルの習得をする
経理からコンサル転職するための準備として、まずは資格・スキルの習得をすることが大切です。経理職で必要な経理・財務や監査、予算管理、税務、M&A、事業継承などのスキルはコンサルタントとしても必要であり、転職にあたってプラス評価されます。
スキル・知見を証明する意味でも公認会計士や税理士、米国公認会計士(USCPA)などの資格があれば心強いです。日商簿記2級以上の資格も有効で、数年以上の実務経験もあればさらに有利です。
ほかに、緻密なデータ分析やデータ管理、会計ソフトの操作、レポート作成能力、財務報告書などの難解な資料の読解力、法律・制度の理解力・対応力といったスキルも役立ちます。資格・スキルは習得に時間がかかることもあるので、早めに準備しておきましょう。
自分の強みやポテンシャルを理解する
自分の強みやポテンシャルを理解することも、経理からコンサル転職するために必要な準備事項です。コンサル未経験でコンサル転職を図る場合、ポテンシャル採用を狙うのも有効です。
意欲が高く、潜在能力がありそうな若手人材は、採用後の成長に期待して採用してもらえることがあります。そのためには、即戦力にはなれなくても、ポテンシャルはあることをしっかりと示すことが重要です。
自分の強みやポテンシャルを客観的に把握し、アピールできるよう準備しましょう。自分ではアピールポイントが良くわからないという方は、本記事で紹介している転職エージェントに登録して相談することをおすすめします。
面接対策をしっかりとおこなう
経理からコンサル転職するためには、面接対策をしっかりとおこなうことも重要です。面接では、まず経理職での経験や身につけたスキル・能力、コンサルでも役立つ知見を説明する必要があります。
そのためには、自分の経験や強みを客観的に整理しておくことが重要です。また、コンサルタントへの熱意や心身のタフさ、将来に向けたキャリア計画なども説明できるようにしておきましょう。
面接はコンサルとしての適性があることや熱意を示すチャンスです。自信がない方は、転職エージェントを活用すれば、模擬面接や想定問答などの面接対策が受けられるのでおすすめです。
気になる企業の情報収集をおこなう
気になる企業の情報収集をおこなうことも、経理からコンサル転職するために必要な準備です。コンサルファームはそれぞれに得意領域があるので、入社後にどのようなプロジェクトを担当したいかを考えてファームを選んでください。
大規模ファームは顧客も大企業が多い一方、ブティックファームは中小企業の顧客が多いといった企業規模による違いがあります。外資系であればグローバルプロジェクトが多い、個人での成果が求められるなどの特徴がみられます。
大企業ではチームで仕事をすることが多いですが、地域密着型の中小ファームでは少人数で顧客に伴走支援するのが特徴的です。業務内容や働き方にも関わることですので、企業の情報はきちんと収集しましょう。
経理からコンサルに関するよくある質問・Q&A

最後に、経理からコンサル転職に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
これ以外にコンサル転職について知りたいことがある場合は、上で紹介したような転職エージェントに登録して問い合わせれば、転職のプロによる回答が得られるのでおすすめです。
コンサルは誰でもなれるのか?
コンサルになるために必須の学歴や資格などはなく、なろうと思えば誰でもなることができます。たとえば、ITコンサルタントは実務経験やスキルが重視される傾向にあり、学歴や資格に関係なく活躍している人は多くいます。
他方、人気が高い大手のファームなどでは、信頼性や専門性を担保する意味で、学歴が重視されることもあるようです。
また、資格を保有していることで、資格試験に合格できるだけの専門知識があることが証明でき、信頼性がアップします。公認会計士や税理士などの資格が必須の応募条件となっているファームもあります。
コンサルは論理的思考力やコミュニケーション能力などのスキル・適性が求められ、学歴や資格がすべてではありませんが、学歴や資格があるほうが有利になる可能性はあります。
経理職の資格はコンサルに役立ちますか?
経理職の資格はコンサルに役立ちます。コンサルは顧客企業の経営課題を解決する仕事なので、財務諸表分析、簿記・会計関連の知識・スキルは企業経営の分析に有効です。
社会保険、労務などの資格も、人事・組織のコンサルに役立てられます。応募書類や面談の際は、転職後に経理職の資格をどのように活かして課題解決に貢献できるのかを具体的にアピールすることが重要です。
アピールの仕方がよくわからない方は、この記事内で紹介した経理からコンサル転職におすすめのエージェントを活用すると良いでしょう。
コンサルのBIG4で30歳の年収はいくらですか?
コンサルのBIG4(デロイトトーマツコンサルティング、PwC、KPMG、EYSC)では、実力や成果による給与体系となっており、年功序列ではないため30歳の年収がいくらなのかは一概には言えません。
大手・総合系ファームの年収は、コンサル経験0~3年のコンサルタントで500~700万円、シニアコンサルタントで700~900万円程度、マネージャーで900~1400万円程度※です。
ただし、20代でシニアコンサルタント以上となる人もいますし、30代でも中途採用でコンサルタントクラスからスタートする人もいます。同じ30歳でも年収に差があるため、実力や成果次第ではかなりの高年収を狙うことも可能です。
コンサルは何年で辞める人が多いですか?
コンサルは3~5年で辞める人が多いと言われています。未経験からでも3年程度勤めれば、基本的なスキルや知識が身につき、転職市場でもある程度の評価がされるようになります。
コンサル経験を活かしてスタートアップ企業やPEファンド、FAS、総合ファームの経営企画部門など、様々なキャリアチェンジを図る人も多いです。
コンサルファームで5年程度勤めると、アナリストからマネージャークラスへの昇進も視野に入ります。同じ企業で昇進を目指すのか、転職や独立を図るのかを選択するタイミングと言えるでしょう。
日本の4大コンサルとは何ですか?
日本の4大コンサルとは、一般に次の4社を指します。
- デロイトトーマツコンサルティング(DTC)
- PwCコンサルティング(PwC)
- KPMGコンサルティング(KPMG)
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)
4社はそれぞれが世界規模の会計事務所を母体としており、母体グループは「世界4大監査法人」や「世界4大会計事務所」などとも呼ばれます。4社はいずれも会計事務所からスタートし、合併や買収などを経て成長する中で総合コンサルや戦略コンサル、M&A、ITコンサルなど様々な領域を手掛けるようになりました。
各社とも世界の多くの国・地域に拠点を有する巨大なグローバル企業で、日本の4大コンサルも4社が国内に設立した法人です。
経営コンサルタントの年収はいくらですか?
厚生労働省のデータによると、令和5年時点での経営コンサルタントの平均年収は947.6万円※1です。全業界の平均は460万円※2なので、経営コンサルタントの年収はかなりの高水準であると言えます。
まとめ

経理からコンサルへの転職をお考えの方向けに、コンサル転職で活かせるスキルや転職成功のポイントなどについて解説しました。経理からコンサルへの転職は十分に可能ですし、年収やキャリアアップができる魅力もあります。
ただし、高収入・好条件の求人で内定を得るためには、選考で優秀なライバル達に差をつける必要があります。準備を万全にし、転職成功率を上げるためには、経理からコンサルへの転職に強いエージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントはすぐの転職を希望していなくても利用できますので、記事内で紹介した情報を参考にして、ぜひ複数のエージェントに登録をしてみてください。