近年、企業のDX化やクラウド導入が進む中で、システムコンサルタントの需要が急速に高まっています。システムの導入や業務改善を通じてクライアントの課題を解決するこの職種は、ITスキルだけでなく、ビジネス理解や提案力も求められる専門性の高いポジションです。
本記事では、システムコンサルタントの仕事内容や年収相場、必要スキルをはじめ、ITコンサルタントとの違いや未経験から転職を成功させるポイントまで徹底解説します。キャリアアップを目指す方も、これからIT業界に挑戦したい方も、ぜひ参考にしてください。
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監修者:
本多 翔
フリーコンサル株式会社 代表取締役
大学院卒業後、EYアドバイザリー株式会社(現EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング)にてコンサルティング業務に従事。現在はフリーコンサル株式会社を創業し、コンサルタント・ハイクラス人材向けに転職・フリーランス案件を紹介する「フリーコンサルエージェント」を運営。あわせて大手企業を中心にマーケティングや業務改革支援など、コンサルティング事業も展開している。
システムコンサルタントとは

システムコンサルタントとは、企業が抱える経営課題や業務上の問題を分析し、最適なITシステムの導入や改善を通じて解決へ導く専門職です。
システム開発や運用に携わる他職種とも密接に関わるため、類似する職種と混同されることもあります。これらの職種との具体的な違いは、次の項目で詳しく解説します。
システムコンサルタントとITコンサルタントとの違い
システムコンサルタントとITコンサルタントは、いずれもITを活用して企業課題を解決する職種であり、混同されやすいポジションです。両者は関わる領域と業務の深さの部分で異なります。
- システムコンサルタント:業務システムの導入・改善を中心に支援する(実行寄り)
- ITコンサルタント:企業全体のIT戦略やDX推進を設計する(経営寄り)
システムコンサルタントは「仕組みを具体化する人」、ITコンサルタントは「仕組みの方向性を示す人」といえます。どちらも密接に連携する関係であり、特に大規模プロジェクトでは両者が協働して課題解決を進めるケースもあります。
システムコンサルタントとシステムエンジニアの違い
システムコンサルタントとシステムエンジニアは、名前が似ているうえに同じプロジェクトに関わることも多く、混同されやすい職種です。両者の主な違いは、業務のフェーズと役割の範囲にあります。
- システムコンサルタント:何を、どんな仕組みで実現するかを考える人(構想・要件定義を担当)
- システムエンジニア:その仕組みを実際に動かす人(設計・開発・実装を担当)
システムコンサルタントは「仕組みを設計する立場」、システムエンジニアは「設計された仕組みを実現する立場」と言えます。上流と下流の関係にあるものの、両者の連携があって初めてシステムは完成します。
システムコンサルタントとプロジェクトマネージャ(PM)の違い
この2職種はどちらもシステム開発の上流に関わるため、実務上の業務が重なり、混同されやすいポジションです。ただし、プロジェクトの目的に対する関わり方が大きく異なります。
- システムコンサルタント:何をどのような仕組みで実現するかを構想する人(方向性を設計)
- プロジェクトマネージャ:仕組みをどう実行し、完成させるかを管理する人(進行と成果を管理)
つまり、システムコンサルタントは「何を作るか」を考える立場、PMは「どう作るか」を統括する立場です。企画と実行の橋渡しを担う両者の協働により、プロジェクトはスムーズに進行します。
システムコンサルタントと社内SEの違い
システムコンサルタントと社内SEは、ITを活用して業務を改善するという目的が共通しているため、似た印象を持たれやすい職種です。しかし、関わる対象や視点が大きく異なります。
- システムコンサルタント:クライアント企業に対して課題解決を提案・実行する(外部から支援)
- 社内SE:自社のIT戦略やシステム運用の中で課題を改善する(内側から最適化)
システムコンサルタントは「他社の課題を解決する専門家」、社内SEは「自社の業務改善担当」と考えるとわかりやすいです。いずれもITと業務の知識が求められますが、視点の広さと提案力がシステムコンサルの特徴といえるでしょう。
システムコンサルタントの仕事内容

システムコンサルタントは、クライアントの経営課題をITの力で解決へ導く専門職です。以下のような支援を行います。
クライアントの現状・経営課題把握
システムコンサルタントの仕事は、まずクライアント企業の現状を正確に理解することから始まります。経営層へのヒアリングや現場の業務観察を通して、表面的な問題だけでなく根本的な課題を見極めていきます。
たとえば、非効率な業務フローや属人化した運用体制、部署間の情報共有不足など、目に見えにくい課題まで掘り下げることが重要です。加えて、ITインフラや既存システムの構成・利用状況といった技術面の確認も欠かせません。
業務とシステムの両面から現状を分析することで、次の提案フェーズに説得力を持たせる基盤を築きます。こうした多角的な視点で課題を捉える力が、システムコンサルタントに求められるスキルです。
解決策の提案
現状分析をもとに、ITを活用した具体的な解決策を設計・提案するのが次のステップです。この段階では、「どの業務を、どんな仕組みで改善するか」という全体像を描きます。業務フローの自動化やクラウドサービスの導入、ERPシステムの刷新など、課題に合わせて最適なソリューションを検討します。
提案時には、技術的な実現性だけでなく、コスト・人員体制・導入スケジュールといったビジネス面の要素も考慮。さらに、経営層の意思決定を支援するために、効果予測やROIの試算など定量的な裏付けを示すことも大切です。現場理解と経営視点の両立が、優れた提案を行う鍵となります。
改善策の提案・運用支援
提案内容が採用されたら、実際のプロジェクトとして改善策の実行に移ります。要件定義から設計、開発、テスト、導入まで、プロジェクトチームと連携しながら推進していくのがシステムコンサルタントの役割です。
場合によっては、外部ベンダーの選定や進捗・品質管理などマネジメント業務を担うこともあります。また、導入後はシステムが安定的に稼働するよう、運用マニュアルの整備や社内研修のサポート、運用状況のモニタリングなどを行います。
単にシステムを導入するだけでなく、成果を定着させ、クライアントの業務改善を継続的に支援する点が大きな特徴です。
システムコンサルタントの年収相場

システムコンサルタントは、要件整理~導入・定着までを顧客側に伴走する“上流~運用寄り”の役割が多く、年収は500万~800万円台がボリュームゾーン。求人サイトの求人ボックス掲載に掲載されている「システムコンサルタント」求人の平均支給額は記事執筆時で約545万円※という集計があります。
また、job tagの統計によると、システムコンサルタントを含むITコンサルタント職の年収目安は752.6万円※2です。実際の年収は担当するプロジェクト規模やフェーズ、経験年数・担当責任などによっても変動します。
参照元
※1 求人ボックス「システムコンサルタントの仕事の平均年収は545万円/平均時給は1,200円!給料ナビで詳しく紹介」(2025年10月16日時点)
※2 job tag「ITコンサルタント – 職業詳細」
ITコンサルタントとの年収比較
同じくITを活用して企業課題を解決する職種でも、ITコンサルタントのほうが平均年収はやや高い傾向があります。
求人ボックスによると、掲載されているITコンサルタント求人の平均支給額は約597万円※です。一方でシステムコンサルタントの平均年収は約545万円であり、「ITコンサルタントの方が年収が高めの傾向にある」といえます。
差が生じる要因としては、ITコンサルタントがIT戦略やDX方針といった経営層に近い領域を扱うことや、外資系・大手ファームなど高報酬の組織に多く所属している点が考えられるでしょう。とはいえ、専門領域やプロジェクト規模によっては逆転するケースもあり、経験を積めばシステムコンサルタントでも高収入を目指せます。
参照元
※ 求人ボックス「ITコンサルタントの仕事の平均年収は597万円/平均時給は1,250円!給料ナビで詳しく紹介」(2025年10月16日時点)
システムコンサルタントに転職するメリット

システムコンサルタントとして働くことで得られる代表的なメリットを3つ紹介します。
上流工程に関われるスキルが身につく
システムコンサルタントは、単にITを導入するだけでなく、経営課題の整理や業務改善の方向性といった「上流工程」に深く関わります。要件定義や業務フロー設計など、システム開発の起点となる重要な工程を担うことで、クライアントのビジネス全体を理解しながら提案力や構想力を高めていくことが可能です。
このような経験は、IT職種の中でも特に市場価値が高く、将来的にプロジェクトマネージャーやIT戦略担当といったキャリアへ進むための強みになります。技術だけでなく、論理的思考力やプレゼンテーション力といったビジネススキルを磨ける点も大きな魅力です。
幅広い業界・企業を経験できる
システムコンサルタントの活躍フィールドは業界を問いません。製造、流通、金融、医療、官公庁など、多種多様なクライアントの課題に対応する必要があるため、短期間でさまざまな業界のビジネスモデルに触れられます。
クライアントごとに求められるIT戦略や業務改善の方針が異なるため、プロジェクトを重ねるごとに知見の幅が広がり、応用力が高まります。また、異業種の知識を蓄積することで、複雑な課題にも柔軟に対応できるコンサルタントへと成長できる点は、他のIT職種にはない特徴です。
キャリアの視野を広げたい方にとって、大きなメリットと言えるでしょう。
専門性を磨けば高収入も期待できる
システムコンサルタントは、専門性を高めるほど年収アップを実現しやすい職種です。
特定業界の業務知識に加え、ERPやクラウド、AIなどの技術領域に精通していると、企業からの引き合いも増え、報酬も高く設定されやすくなります。特に戦略的なIT投資が求められる大手企業や外資系クライアントに対応できるようになると、プロジェクト単価やポジションも大きく上がる可能性があります。
実績を積むことで、フリーランスや独立といった選択肢も視野に入ってくるため、「市場価値の高いスキルを身につけて収入も伸ばしたい」という方には理想的なキャリアパスといえるでしょう。
システムコンサルタント転職のデメリット・注意点

転職前に知っておきたい、システムコンサルタント特有のデメリットや注意点を見ていきましょう。
残業・稼働が多くなりがち
システムコンサルタントはプロジェクト単位で動くことが多く、スケジュールの遅延や仕様変更への対応など、柔軟かつ迅速な対応が求められます。そのため、納期直前や要件調整が集中するタイミングでは、残業や休日出勤が発生しやすくなるのが実情です。
クライアント先との打ち合わせや社内調整に時間を取られることも多く、常に稼働状況が安定しているとは限りません。もちろん企業やプロジェクト次第ではあるものの、ライフワークバランスを重視したい方にとっては、働き方に工夫が必要な場面もあるでしょう。
常に最新技術・業務知識のキャッチアップが求められる
IT業界は変化のスピードが速く、コンサルタントには常に最新の技術や業務トレンドを把握しておくことが求められます。クライアントに信頼されるためには、業界ごとの動向や新しいプロダクトへの理解が欠かせません。
特にクラウド、AI、データ活用といった分野では情報の更新が激しく、学び続ける姿勢がなければすぐに知識が陳腐化してしまいます。負担に感じる方もいるかもしれませんが、成長意欲を持って情報収集や資格取得に取り組める方であれば、逆に自身の市場価値を高めるチャンスと捉えることもできます。
責任範囲が広くプレッシャーが大きい
システムコンサルタントは、プロジェクトの成功可否に大きく関わるポジションです。単なる提案者ではなく、業務改善の方向性やIT戦略の実行プランを定め、時にプロジェクトの意思決定にも関与します。そのため、自分の判断がクライアントのビジネスに直接影響を与えることも少なくありません。
プレッシャーを感じる場面も多いですが、その分やりがいや達成感も大きい仕事です。責任の重さをポジティブに受け止め、リーダーシップを発揮できる方には、システムコンサルタントというキャリアは非常に魅力的な選択肢になるでしょう。
システムコンサルタントに求められるスキル

システムコンサルタントとして活躍するには、ITだけでなくビジネスや対人対応の幅広いスキルが求められます。ここでは特に重要なスキルを4つに分けて解説します。
IT知識
システムコンサルタントには、ITに関する基礎知識から専門的な技術理解までが求められます。たとえば、業務システムの構成やネットワークの基本、クラウド、セキュリティ、ERPなどの知識は実務上不可欠です。加えて、最新のITトレンドにも常にアンテナを張る必要があります。
自らがエンジニアとして開発するわけではないものの、クライアントの課題に適した技術を見極め、提案に落とし込む力が求められるため、浅い理解では通用しません。特定の分野に特化した深い専門性を持つことも強みになりますが、全体像を俯瞰して理解できる広さも重要です。
技術的な信頼性を持ったコンサルタントとして、クライアントからの納得を得る土台になります。
ビジネス知識
システムコンサルタントには、単にITの知識だけでなく、クライアント企業の業界や事業に関するビジネス知識も必要です。財務・会計、マーケティング、サプライチェーン、人事・労務など、業務領域に応じた理解を持つことで、より実態に即した提案が可能になります。
また、クライアントの経営戦略や中長期ビジョンに基づいて、どのようなシステムが必要なのかを逆算する場面も多いです。そのため、表面的な業務改善ではなく、企業価値の向上に寄与する視点も必要といえるでしょう。
業界ごとに特有の商習慣やKPIがあるため、支援経験を通じて幅広く吸収し、知見を蓄積していくことがコンサルタントとしての成長に直結します。
コミュニケーション力・プレゼンテーション力
システムコンサルタントは、社内外の多様なステークホルダーと協働する職種です。そのため、優れたコミュニケーション力とプレゼンテーション力は欠かせません。経営層とのヒアリングでは課題を引き出す傾聴力が求められ、現場との対話では業務上のニーズを正確に把握し、整理する力が必要です。
また、提案内容をクライアントにわかりやすく伝え、合意を得るには論理的かつ説得力のある説明スキルが不可欠です。プロジェクトの進行中には、外部ベンダーや開発チームとの調整役を担う場面も多く、円滑な連携を実現する上で、調整力やファシリテーション能力も大きな武器となります。
論理的思考力
論理的思考力は、システムコンサルタントにとってあらゆる業務の基盤となるスキルです。課題の本質を見極めるためには、複雑な情報を整理し、因果関係を明らかにする力が欠かせません。
また、提案内容を構築する際にも、課題→原因→解決策というロジックを明確に組み立てることで、クライアントの納得を得やすくなります。プロジェクトの進行中における意思決定やトラブル対応でも、感情に流されず、客観的な根拠をもとに判断を下す冷静さが求められます。
特に、ITとビジネス両方の要素を扱うシステムコンサルタントにとって、複合的な情報を構造的に捉える思考習慣は、成果の質を大きく左右します。
システムコンサルタントにおすすめの資格

システムコンサルタントとしてのスキルや専門性を証明する手段の一つが資格取得です。以下では、特に評価されやすい代表的な資格を紹介します。
応用情報技術者(IPA)
応用情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家資格で、ITの基礎から応用まで幅広くカバーする試験です。システム開発やITマネジメント、セキュリティ、プロジェクト管理など、システムコンサルタントに必要な知識が網羅されています。
特に要件定義や課題分析といった上流工程の理解に役立つため、未経験からシステムコンサルを目指す人や、ITエンジニアからキャリアチェンジしたい人にとって最初のステップとして最適です。資格取得そのものが評価されるというよりは、勉強を通じて得た体系的な知識が実務に活きる点が大きなメリットです。
PMP(Project Management Professional)
PMPは、プロジェクトマネジメントの国際資格として世界的に評価されており、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系)に基づいてプロジェクトの計画、実行、監視、完了といったプロセスを体系的に学べます。
システムコンサルタントは、改善策の提案だけでなく、その実行フェーズにおいてプロジェクトを推進する立場になることが多く、マネジメント力は非常に重要です。特に大規模システムの導入支援やベンダーコントロールを伴う案件では、PMP取得者としての信頼性がクライアントからの評価にも直結します。
英語力や実務経験も必要なため、一定以上のキャリアを持つ中堅層に特におすすめの資格です。
ITストラテジスト
ITストラテジストは、経営戦略とIT戦略を結びつける高度な知識を問う国家資格で、企業のIT投資に関する意思決定を支援する立場にある人材が対象です。システムの導入・改善だけでなく、企業の全体方針に即したIT戦略の立案を行うシステムコンサルタントにとって、この資格は極めて実践的な価値を持ちます。
難易度は非常に高く、ITと経営両方の知見が必要なため、コンサル経験者や管理職クラスのステップアップに適しています。取得することで、単なる技術者ではなく、経営視点でITを語れる人材としての信頼を得ることができます。
ITIL 4 Foundation
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、ITサービスマネジメントのベストプラクティスを体系化したフレームワークで、特にITサービスの運用・改善に強みを持つ資格です。
システムコンサルタントは、導入フェーズだけでなく、導入後の運用体制まで含めた提案を求められる場面も多く、ITILの知識はクライアントの安定運用を設計するうえで非常に役立ちます。
中でもITIL 4 Foundationは入門レベルとして位置づけられ、実務経験が浅い方や、システム運用に関わる案件に携わる方に適した資格です。運用を意識した改善提案に説得力を持たせるための土台として、非常に実践的です。
SAP認定コンサルタント
SAPは世界的に広く利用されているERP(統合基幹業務システム)で、多くの大手企業が導入しています。SAP認定コンサルタント資格を取得することで、モジュールごとの専門性(会計、物流、人事など)を証明でき、特定領域に強いシステムコンサルタントとしての市場価値が高まります。
SAP案件は報酬水準も高く、コンサルタントとしてのキャリアアップを目指す人にとっては大きな武器になります。実務経験が問われる試験であるため、すでにSAP案件に関わっている人がスキル証明として取得するケースが多いです。ハイレベルかつ実務直結の資格といえるでしょう。
システムコンサルタントに向いている人の特徴

システムコンサルタントは技術力だけでなく、顧客視点やビジネス感覚も求められる職種です。以下に、特にこの仕事に向いている人の特徴を紹介します。
顧客第一で働ける人
システムコンサルタントは、単なるシステム設計者ではなく、クライアントのビジネス課題をITでどう解決するかを考える役割です。そのため、常に「顧客の利益を最優先に考えられる姿勢」が求められます。
顧客が本当に困っていることは何か、ITで何を実現すれば価値を生めるのかを深く理解する必要があります。また、時には顧客の要望にそのまま従うのではなく、真の目的に立ち返って提案内容を見直す判断力も必要です。
顧客の立場に立ちつつ、プロとして最適解を導くバランス感覚がある人は、システムコンサルタントとして活躍しやすいでしょう。
常に学ぶ意欲がある人
IT技術や業務知識の変化は非常に早く、コンサルタントには継続的な学習が欠かせません。新たなクラウド技術やAI、DX関連のトレンド、業界特有の制度やビジネスモデルなど、幅広い分野を横断して知識をキャッチアップし続ける必要があります。
しかも、学んだことをすぐに提案やプロジェクトに活かせる実践力も求められます。常に知的好奇心を持ち、学ぶことを楽しめる人ほど、成長しやすく信頼も得やすいでしょう。「勉強が苦にならない」「変化を前向きに受け入れられる」という姿勢は、この仕事で長く活躍するための大きな武器になります。
ビジネス上のバランス感覚がある人
システムコンサルタントには、技術の専門性だけでなく、ビジネス視点での判断力や折衝力も強く求められます。現場の要望と経営層の意向、コストと品質、理想と現実といった相反する要素の中で、どの選択肢が最も現実的で効果的かを見極めなければなりません。
一方の意見に偏らず、全体最適を意識して判断できる冷静さが必要です。また、関係者と円滑に合意を形成する力や、リスクを最小限に抑える配慮も求められます。ビジネスと技術の間を橋渡しする役割である以上、バランス感覚に優れた人材が重宝されます。
システムコンサルタントに向いていない人の特徴

技術職でありながらも高いビジネス感覚とコミュニケーション力が求められるシステムコンサルタント。ここでは、この仕事に不向きとされる傾向について解説します。
変化や学習を面倒に感じる人
システムコンサルタントの世界は、技術革新や業務要件の変化が非常に速く、常に新しい知識やスキルの習得が求められます。学び続ける姿勢がないと、現場での提案や支援の質が落ちてしまい、クライアントの信頼を得ることが難しくなります。
「一度覚えたことを繰り返したい」「変化が苦手」というタイプの人には、柔軟な対応力が求められるこの職種はやや厳しいかもしれません。時代の変化に敏感で、自発的に知識を更新していく意欲がない人にとっては、継続して成果を出すのが難しくなるでしょう。
人との調整や折衝が苦手な人
システムコンサルタントは、技術職でありながら「人と調整する」機会が非常に多い仕事です。現場の担当者から経営層、外部ベンダーまで、さまざまな立場の人と意見をすり合わせながらプロジェクトを前に進めていく必要があります。
時には対立する意見の間に立って仲裁したり、妥協点を見つけたりすることも求められます。そのため、人とのコミュニケーションを避けたいタイプや、交渉や説得に強いストレスを感じる人には不向きな場面が多くなるでしょう。論理的かつ円滑な対話を重ねて合意形成する力は、この職種に欠かせません。
部分最適で満足してしまう人
システムコンサルタントの仕事は、システムや業務の一部だけでなく、企業全体のビジネス課題を見据えて最適な構想を描くことが求められます。そのため、「与えられた作業だけをこなせばよい」「自分の担当範囲だけに集中したい」と考える人は、この職種において活躍しづらい傾向があります。
部分的な最適化で満足してしまうと、全体の整合性が取れず、かえってクライアントに負担をかけることにもなりかねません。広い視野を持ち、システム全体や業務全体を俯瞰して考えられる視点が不可欠です。
未経験からシステムコンサルタントに転職するには

システムコンサルタントは未経験からの転職も不可能ではありません。ただし、必要な知識・経験を段階的に積み重ねていくことが重要です。ここでは未経験からの転職成功に向けた3つのステップを紹介します。
IT・業務知識の基礎を身につける
まずはシステムや業務に関する基本的な知識を習得することが不可欠です。未経験の場合、いきなり実務に入るのは難しいため、書籍やオンライン講座などで、ITインフラ、業務フロー、ERPの基礎といった内容を体系的に学ぶところから始めましょう。
特に、ITパスポートや基本情報技術者試験などの資格は、学習の指針としても有効です。また、業界ごとの業務理解も求められるため、業界動向やビジネスモデルへの理解も進めておくとよいでしょう。基礎知識があることで、面接での説得力が増すだけでなく、現場での適応力にも差が出ます。
関連職種で実務経験を積む
システムコンサルタントに直接応募する前に、近い業務内容の職種で実務経験を積むのも有効なアプローチです。たとえば、SE(システムエンジニア)や社内SE、ITサポート、業務改善担当などは、ITと業務の両面に関われるため、スキルや視点を養うのに適しています。
現場経験を積むことで、IT施策が実際にどのように運用されているかを理解でき、クライアント支援に必要な現実的な提案力も磨かれます。また、PM補佐のようなポジションでプロジェクトの流れを学ぶことも、将来的なコンサル業務に活きてくるでしょう。
専門領域をアピールして転職活動を行う
土台が整ったら、転職活動では自分の強みや専門領域を明確に伝えることが成功のカギになります。たとえば「販売管理システムの導入経験がある」「製造業の業務フロー改善に携わった」といった具体的な実績があると、コンサルティングへの適性を印象づけやすくなります。
また、ITに限らず、業界知識・業務理解・顧客対応力なども立派な武器です。ポテンシャル採用を狙う場合でも、どのように価値を発揮できるかを論理的に説明する準備が重要です。応募先企業に応じた志望動機やアピールポイントを練り上げましょう。
システムコンサルタントの求人例

システムコンサルタントの実際の求人例を紹介します。
サービスデザイン分野のシステムコンサルタント
| サービスデザイン分野のシステムコンサルタント | |
|---|---|
| 役割 | システムコンサルタント |
| 業務内容 |
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| 要件 |
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| 年収 | 760万円~1,800万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
本案件は、サービスデザイン領域における上流工程をリードできるポジションです。AIやデータ活用を軸に、企画から運用改善まで一貫して関われるため、戦略×テクノロジーの両面で成長したい方に適しています。
エンタープライズ領域のシステムコンサルタント
| エンタープライズ領域のシステムコンサルタント | |
|---|---|
| 役割 | システムコンサルタント |
| 業務内容 |
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| 要件 |
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| 年収 | 800~2,000万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
この案件は、上流工程やマネジメント領域での経験を活かせるポジションです。複数プロジェクトを統括する役割も担うため、組織運営や経営視点でキャリアを広げたい方に適しています。
【業界未経験可】システムコンサルタント
| 【業界未経験可】システムコンサルタント | |
|---|---|
| 役割 | デジタルテクノロジートランスフォーメーションコンサルタント(システムコンサルタント) |
| 業務内容 |
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| 要件 |
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| 年収 | 580万円~1,500万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
この案件は、業界未経験からでも挑戦できるコンサルタント職です。IT戦略や業務効率化など幅広い領域に携わることができ、実務経験を生かして上流工程へキャリアアップを目指せます。
システムコンサルタントのキャリアパス・転職先

システムコンサルタントとして経験を積んだ後には、さまざまなキャリアの選択肢があります。ここでは代表的な4つの進路を紹介します。
ITコンサルタントになる
システムコンサルタントは、ITコンサルタントとしてのキャリアに発展させやすいポジションです。システム領域に限らず、IT戦略全体の立案や業務改革支援など、より経営に近い視点での提案が求められるようになります。
クライアント企業の経営課題をITでどう解決するかを考える場面が増え、技術よりもビジネスや戦略の理解が重視される傾向です。システムにとどまらず、AIやクラウド、DXといった最新技術を活用した課題解決にも関わるため、業務範囲が広がると同時に、高度な知識と経験が問われるようになります。
プロジェクトマネージャ(PM)になる
システム導入プロジェクトを主導してきた経験を活かし、プロジェクトマネージャとしてのキャリアを選ぶ人も多くいます。PMは、プロジェクトの計画、進捗管理、リスク対応、メンバーのマネジメントなど、実行フェーズを円滑に進めるための中心的な役割です。
コンサルタント経験者は、上流工程から関わる力があるため、顧客との合意形成や課題設定も得意とされ、PMとしても重宝されます。また、技術だけでなく、調整力やリーダーシップも求められるため、幅広いスキルの習得が必要ですが、そのぶん責任とやりがいも大きなポジションです。
事業会社のIT企画職になる
システムコンサルタントとしての知見を活かし、事業会社のIT企画部門へ転職するケースもあります。ここでは、自社の経営戦略とIT施策を結びつけ、システム導入やDX推進の方針を企画・立案する役割を担います。コンサル時代に培った業務分析力や提案力が、そのまま企画職でも活かされます。
クライアントワークではなく、長期的な視点で自社のIT戦略を構築できる点に魅力を感じて転職する人も多いです。また、働き方やワークライフバランスの改善を目的に、安定志向で事業会社に移るケースも見られます。
独立・フリーランスとして活動する
十分な経験とスキルを積んだ後は、独立してフリーランスのコンサルタントとして活躍する選択肢もあります。フリーランスは、企業に属さず案件ごとにクライアントと契約し、自らの専門性を武器に報酬を得るスタイルです。
報酬面では、正社員時代よりも高単価の案件に携われる可能性もあり、自由度の高い働き方を実現できます。一方で、営業活動やスキルの継続的なアップデート、収入の安定化といった課題もあるため、独立後の計画性が重要です。
近年ではフリーランス向けのエージェントも増えており、案件獲得のハードルは下がってきています。
システムコンサルタントの将来性

国内のDX関連投資は拡大が続いており、システムコンサルタントの需要も今後さらに高まると考えられます。
富士キメラ総研の調査によると、国内DX関連投資額は2030年度に9兆2,666億円に達する見込み※です。製造業DXは2兆9,843億円(2023年度比2.4倍)、小売・外食業DXは9,644億円(同2.0倍)※と高い伸びが予測され、データ活用や自動化の投資が急増しています。
また、AIエージェント市場やDX人材育成関連サービスも急拡大しています。DXの進展に伴い、上流からシステム設計・運用支援まで担えるシステムコンサルタントの役割は、今後も企業成長の中核として求められ続けるでしょう。
システムコンサルタントへの転職におすすめのエージェント

システムコンサルタントにおすすめの転職エージェントを紹介します。
MyVision

引用元:MyVision
- 豊富な支援実績を持つコンサル特化エージェント
- コンサル出身者による実践的な面接対策
- 戦略・総合・ITなど200社以上のファーム※1と強固なネットワーク
MyVisionは、戦略・総合・IT・シンクタンクなど幅広い領域に対応するコンサル転職専門エージェントです。在籍アドバイザーの多くがコンサルファーム出身で、IT・業務改革・DX支援などシステムコンサルタント領域にも強みを持っています。
累計8,000名以上の支援実績※2に基づくノウハウを活かし、応募先ごとに最適な対策を実施。特に、過去数千件の面接データを分析した独自の面接対策資料や模擬面接プログラムは高い評価を得ています。システム開発や社内SEの経験を活かして上流工程へ挑戦したい方にも最適です。
また、200社以上のコンサルティングファーム※1と強固なネットワークを持ち、非公開求人や特別選考ルートも豊富にあります。未経験からでも専門的なサポートが受けられ、システム×ビジネス領域でキャリアを築きたい方に心強いエージェントです。
参照元
※1、2 MyVision「コンサル転職エージェント MyVisionが選ばれる理由」(※2 在籍エグゼクティブコンサルタントの別会社での支援数含む)
| MyVisionの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社MyVision |
| 公式サイト | https://my-vision.co.jp/ |
| 公開求人数 | 非公開(2025年11月13日現在) |
| 主な求人職種 | コンサルタント特化 |
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レバテックキャリア

引用元:レバテックキャリア
- IT・Web業界に特化した転職支援サービス
- 現場理解に基づく企業別の面接・書類対策
- 豊富なITエンジニア・コンサル関連求人を保有
レバテックキャリアは、ITエンジニアやシステム関連職の転職支援に強みを持つエージェントです。15年以上にわたりIT・Web業界を専門に扱っており、システム開発やDX支援などテクノロジー領域の求人情報が充実しています。
企業別の面接情報や現場ヒアリングをもとにした精度の高い選考対策が特徴です。特に「要件定義や上流工程に関わりたい」「社内SEからキャリアを広げたい」という人にも適しています。また、現職のエンジニアが職務経歴書を添削するなど、実践的なサポートも好評です。
システムコンサルタントやITコンサルタントを目指す際にも、開発経験や技術スキルをどのようにアピールすべきかを具体的にアドバイスしてもらえるのも強み。技術を活かして上流ポジションへ転職したい人に最適なエージェントといえます。
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| 公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
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マイナビITエージェント

引用元:マイナビITエージェント
- IT・Web業界専門の転職支援サービス
- 業界出身アドバイザーによる丁寧なサポート
- 大手企業からSIer・社内SE・ITコンサルまで幅広く紹介
マイナビITエージェントは、ITエンジニアやシステム関連職に特化した転職エージェントです。IT・Web領域の求人を豊富に保有し、システムコンサルタントやITコンサルタント職の転職支援にも強みを持っています。
在籍アドバイザーはSIerやコンサルファーム出身者も多く、現場の業務理解をもとにした丁寧なサポートが魅力です。書類添削・面接対策から年収交渉まで、求職者一人ひとりに寄り添い、希望やキャリアビジョンを踏まえた提案を行います。
また、業界未経験者や社内SEからのキャリアチェンジにも対応しており、夜間や土曜の面談など柔軟な対応も可能です。全国主要都市に拠点を持ち、対面・オンラインいずれの相談にも対応できるため、地方在住の方にも利用しやすい点が特長。
初めての転職でも安心して利用できる、安定感とサポート力を兼ね備えたエージェントです。
| マイナビITエージェントの基本情報 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
| 公開求人数 | 25,679件(2025年11月13日現在) |
| 主な求人職種 | IT、Web、コンサル、マーケティング、PM、デザイナー |
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システムコンサルタントに関する疑問

システムコンサルタントについてのよくある疑問に回答します。
システムコンサルやITコンサルへの転職は難易度が高いですか?
システムコンサルタントやITコンサルタントには一定の専門知識と論理的思考力が求められるため、転職難易度はやや高めです。特にコンサル未経験者の場合、IT知識に加え、業務改善やプロジェクトマネジメントの理解も必要になります。
ただし、エンジニアや社内SEなどで業務要件定義やシステム導入に携わった経験がある方は、上流工程へのステップアップとして十分に転職可能です。最近では、未経験者を対象に育成・研修を行う企業も増えており、学習意欲と論理的な思考力があればチャンスは広がっています。
システムコンサルなどのITコンサルはやめとけというのは本当?
「やめとけ」と言われるのは、激務になりやすい環境や高いプレッシャーに起因します。納期が厳しく、クライアント対応や提案業務に追われるケースもあるため、確かに楽な仕事ではありません。
しかし、その分だけ成長機会が多く、IT・業務・経営の3領域を横断してスキルを磨けるのが大きな魅力です。経験を積めば、事業会社のIT戦略担当や独立といった選択肢も広がります。適性と目的を明確にすれば、非常に価値のあるキャリアとなるでしょう。
コンサルは何年で辞める人が多いですか?
公的統計には「コンサルタントの平均勤続年数」は明示されていません。一方で、上場コンサル企業の有価証券報告書などには、以下のように会社別の平均勤続年数が記載されています。
- ベイカレント:4.0年※1
- シグマクシスHD(連結全体):5.4年※2
- 野村総合研究所(NRI):13.9年※3
- ドリームインキュベータ:約3.4年※4
このように企業ごとのレンジは広く、事業モデルや社員構成でも大きく変わります。コンサルタントは「3〜5年で次のステージへ進む人が多い」という実務的傾向がある一方、長期的に専門性を高めてマネジメント層に進むケースもあるため、必ずしも短期離職が多いというわけではありません。
参照元
※1 IRBANK「6532 ベイカレント | 従業員の状況 – 有価証券報告書」(2025年2月28日時点)
※2 シグマクシス「有価証券報告書 | IR資料室」(2025年3月時点)
※3 IRBANK「4307 野村総合研究所 | 従業員の状況 – 有価証券報告書」(2025年3月31日時点)
※4 IRBANK「4310 ドリームインキュベータ | 従業員の状況 – 有価証券報告書」(2025年3月31日時点)
システムコンサルタントまとめ

システムコンサルタントは、企業の課題をITの力で解決に導く専門職です。業務理解と技術の両方を求められる難易度の高い仕事ですが、その分やりがいも大きく、市場価値の高いキャリアを築けます。
経験を積むことで、上流職へのステップアップも可能です。未経験から挑戦する場合も、基礎的なIT知識や業務理解を身につければ十分にチャンスがあります。今後も需要拡大が予測される職種のため、早めのスキル習得と転職準備を進めることが重要です。
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