「人材コンサルタントになるにはどんなスキルが必要なのか」「具体的な仕事内容は何か」
人材コンサルタントを目指す際、このような疑問を持つ方も多いでしょう。
人材コンサルタントは、数あるコンサルタント職の中でもキャリア支援や採用といった、多くの社会人が関心を寄せる分野を専門とする仕事です。近年は転職市場の拡大や人材不足を背景に、その役割はますます注目を集めています。
本記事では、人材コンサルタントの具体的な仕事内容から必要なスキル、年収相場、キャリアの築き方までをわかりやすく解説します。さらに、コンサルタント職やハイクラス人材に特化した転職エージェントとも厳選して紹介。人材コンサルタントへの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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人材コンサルタントとは
人材コンサルタントは、その名の通り人材に関するコンサルティングを行う職種で、主に求職者に向けたキャリア相談や、人材を探している企業に向けて採用支援を行うことを主な仕事としています。
あらゆる業界職種において人材不足が問題となっている昨今、人材獲得は企業にとって重要な課題です。
また、テレビCMでも頻繁に流れていることからも分かるように、労働者が転職によってキャリアや年収アップを狙うことが珍しくなくなっているので、これらを扱う人材コンサルタントは非常にニーズの高い職種であるといえるでしょう。
人事コンサルタントとはどう違う?
名称が似ているため混同されがちですが、人材コンサルタントと人事コンサルタントは対象や関わるフェーズが異なる職種です。
人材コンサルタントは企業と求職者の双方を対象に、キャリア相談や求人提案、採用支援など採用現場に近い業務を担います。一方、人事コンサルタントは企業を対象に、経営・人事課題を分析し、人事制度設計や組織開発など内部体制の改善を支援します。
同じHR領域でも、前者は「外部人材との橋渡し役」、後者は「社内体制の改善役」と役割が明確に異なります。
人材コンサルタントの仕事内容
本項目では、人材コンサルタントの主な仕事内容について解説しています。人材コンサルタントの仕事内容は、おおまかに以下の2つに分けられます。
リクルーティングアドバイザー(RA)
リクルーティングアドバイザー(RA)は「人材を探している」「人材獲得に苦戦している」企業向けの業務を行うことを主な仕事内容としています。
具体的には、次のような業務を行います。
- 新規開拓営業
- 企業との採用要件の打ち合わせや求人票の作成
- 採用についてのコンサルティング
また上記以外にも、選考中の求職者と企業間において面接日程の調整や契約関連業務なども行います。大手人材会社では、リクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーが分業されていることがほとんどです。一方で、中小企業の人材会社ではキャリアアドバイザーの業務も兼務することがあります。
キャリアアドバイザー(CA)
リクルーティングアドバイザーが企業向けの業務であることに対し、キャリアアドバイザー(CA)は求職者向けの業務を行うことが主な仕事内容です。
具体的には、次のような業務を行います。
- 求職者との面談やキャリア相談
- 求人紹介や採用選考のサポート・アドバイス
- 退職交渉のサポート
このように、キャリアアドバイザーは求職者のキャリア相談から内定獲得・退職サポートまで、転職活動全般についてのコンサルティングを行います。
人材コンサルタントの平均年収・相場
人材コンサルタントの平均年収については明確な統計はありませんが、求人サイトIndeedでは掲載求人に記載されている年収を平均したデータが公開されています。
このデータによると、人材コンサルタントの求人に掲載されている給与の平均は年収換算で約557万円(月給平均394,724円)※です。この数値はあくまで掲載求人の条件をもとにした目安であり、実際の年収は企業規模や担当領域、経験年数、成果に応じて大きく変動します。
大手総合人材サービス企業や外資系コンサルティングファームでは年収600〜800万円以上を目指せるケースもあります。一方、未経験からの入社や中小規模の企業では400〜500万円台からのスタートが一般的です。また、成果に応じたインセンティブ制度を採用している企業も多く、成績次第で年収が大きく上がる可能性があります。
参照元
※ indeed「日本での人材コンサルタントの給与」(2025年8月4日時点)
人材コンサルタントになるのに役立つ資格
本項目では、人材コンサルタントとして活動するために役立つ資格を紹介しています。
社会保険労務士
社会保険労務士(社労士)は、労働法規や社会保険制度に関する専門知識を持つ国家資格で、人事労務の実務や制度運用に強みを発揮します。
人材コンサルタントとして企業の採用支援や組織体制の提案を行う際、労働契約や労働時間、社会保険の適用など、法令遵守の観点は欠かせません。社労士資格があれば、求人条件や雇用契約に関する助言に説得力が増し、企業からの信頼を得やすくなります。
また、就業規則の作成や労務トラブル予防のアドバイスなど、採用後の定着・活躍を支える領域にも踏み込めます。特に派遣や契約社員の活用が多い企業では、社会保険や雇用契約の正確な運用が重要なため、社労士の知見があると重宝されるでしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士は、経営全般を対象とする国家資格で、組織・人事のみならず事業戦略や財務、マーケティングまで総合的に助言できる点が特徴です。
人材コンサルタントが企業に提案を行う際、採用だけでなく「なぜ今この人材が必要なのか」という経営課題の背景を理解することが重要です。診断士資格があれば、経営戦略や事業計画の視点から人材活用を提案でき、経営層との対話の質も高まります。
特に中小企業では、採用が事業成長の鍵を握るケースが多く、組織体制や業務プロセスの改善提案も含めた包括的な支援が可能になります。採用後の人材育成や組織開発まで踏み込むコンサルティングを志向する場合、診断士の知見は大きな武器になるでしょう。
労働安全コンサルタント
労働安全コンサルタントは、労働安全衛生法に基づき、安全管理や職場環境改善の助言を行う国家資格です。
製造業や建設業、物流など、安全配慮義務が特に重視される業界での人材コンサルティングにおいて価値を発揮します。現場作業を伴う求人提案では、採用後の安全教育や設備面の配慮まで考慮する必要があり、この資格があれば安全面の信頼性を高められます。
また、労働災害防止や作業環境測定、リスクアセスメントの知見は、企業が法令遵守を徹底しつつ人材活用を進めるための重要な要素です。特に派遣や請負で現場人員を提供するケースでは、安全管理の助言力が契約継続や長期的な取引につながります。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは、個人の適性や経験、価値観を踏まえてキャリア形成を支援する国家資格です。
人材コンサルタントが求職者面談を行う際、この資格を持っていることで傾聴・質問・目標設定などのカウンセリングスキルが体系的に身につきます。転職支援では、求職者の強みや希望を引き出し、最適な求人を提案するだけでなく、時には転職以外の選択肢も含めてキャリアの可能性を広げる役割が求められます。
また、キャリア理論や労働市場動向の知識を活用し、長期的なキャリア形成を見据えたアドバイスができる点も強みです。資格があると求職者からの信頼を得やすいことから、紹介成約率や定着率の向上にもつながるといえるでしょう。
人材コンサルタントに求められるスキルや経験
人材コンサルタントに求められる主なスキルには、次のようなものがあります。
- ヒアリング力
- コミュニケーション能力・提案力
- 情報収集力
人材コンサルタントには、まずは相手の課題や要望を正確に把握する力が欠かせません。その上で、得られた情報をもとに最適な提案を行うための提案力も求められます。また、適切な職種を紹介するためには、市場動向や求人状況などの最新情報を収集・分析する力も重要です。
経験面では、営業職や人事職の経験者は業務との親和性が高く、強みを活かしやすい傾向があります。最近では業界特化型の人材サービスも増えており、未経験でも社会人としての経験や特定業界の知識を活かせる企業を選べば、転職の成功率を高めることができます。
きつい?人材コンサルタントの激務度
人材コンサルタントの激務度は、職場環境や担当業務の内容によって大きく異なります。
例えば、キャリアアドバイザーの場合、求職者との面談やサポートの時間帯が企業側で明確に決められていれば、定時以降の対応はほぼ不要です。しかし、LINEやメールなどで直接やり取りするスタイルでは、想定外の時間に連絡が入ることもあります。
一方、リクルーティングアドバイザーは企業とのやり取りが中心で、非常識な時間に連絡が入ることは稀です。ただし、企業課題の整理や提案資料の作成など事前準備が多く、結果的に残業時間が長くなりやすい傾向があります。
このように、人材コンサルタントの激務度は「相手が求職者か企業か」「連絡手段や業務フローはどうなっているか」によって変わります。
人材コンサルタントに向いている人の特徴
あらゆる職務経験が活かせる人材コンサルタントですが、働いていくには向き不向きがあります。
人材コンサルタントに向いている人の特徴には、次のものが挙げられます。
それぞれの項目について解説していきます。
人と話すのが得意な人
人材コンサルタントの業務には、求職者やクライアント企業との面談や打ち合わせなど、日常的に多くのコミュニケーションを伴います。ただ単に話すのが好きというだけではなく、相手が話しやすい雰囲気を作り、信頼を築ける人が活躍しやすい仕事です。
面談では、経歴やスキルだけでなく価値観や希望条件などを引き出し、企業側に対しては採用背景や組織の課題をヒアリングします。雑談を交えながらも本質的な情報を得られる会話力は大きな武器です。また、話すだけでなく「聞く力」も重要で、相手の言葉の裏にある本音や課題を汲み取ることが成果につながります。人と接することにやりがいを感じる人には、特に向いている職種です。
相手の立場に立って考えられる人
人材コンサルタントは、求職者と企業という双方の立場に立ちながら最適なマッチングを目指します。求職者には転職活動の不安や将来への期待があり、企業には採用の目的や事業上の課題があります。そのどちらにも耳を傾け、状況や背景を理解したうえで解決策を提案する姿勢が必要です。
例えば、求職者の希望条件が企業の募集内容と完全には一致しない場合でも、双方にとってプラスになる着地点を探るのがコンサルタントの腕の見せどころです。一方の利益だけを優先すると信頼を失い、長期的な関係構築が難しくなります。常に中立的な視点を持ち、相手の立場や事情を尊重しながら提案できる人は、この仕事で成果を上げやすい傾向があります。
論理的にじっくり仕事を進められる人
人材コンサルタントの仕事にはスピード感が求められる一方で、情報整理や分析を丁寧に行う力も必要です。求職者の経歴やスキル、希望条件を正確に把握し、企業側の採用背景や組織状況と照らし合わせてマッチングを行うには、論理的な思考が欠かせません。
また、求人票や職務経歴書の作成、提案資料の準備など、地道な作業も多く含まれます。表面的な条件だけで判断せず、中長期的な視点で「この人材がこの企業でどのように活躍できるか」を検討することが大切です。感情や思いつきで進めるのではなく、データや事実に基づいて根拠を示しながら提案できる人は、企業からも求職者からも信頼されやすく、成果にもつながります。
人材コンサルタントに向いていない人の特徴
本項目では、人材コンサルタントに向いていない人の特徴を紹介しています。
一方的なコミュニケーションになりがちな人
人材コンサルタントの仕事は、求職者や企業からの信頼を得ることが出発点です。そのためには相手の話をよく聞き、状況や要望を正確に理解する必要があります。一方的に自分の考えや提案だけを押し付ける姿勢では、相手の本音や課題を引き出せず、ミスマッチや機会損失につながります。
特に転職活動や採用活動は相手にとって大きな決断であるため、じっくりと話を聞きながら共感し、最適な提案に落とし込む姿勢が欠かせません。自己主張が強すぎて聞き役に回ることが苦手な人は、この仕事の本質である信頼構築が難しくなるでしょう。
変化に柔軟に対応できない人
人材業界は景気や求人トレンド、求職者の価値観の変化などにより、市場環境が絶えず動いています。同じやり方や成功パターンに固執してしまうと、急速に成果が出にくくなることもあります。
新しい業界知識や採用手法を学び、状況に応じて提案内容やアプローチを変えられる柔軟さが求められるといえるでしょう。変化を負担に感じ、環境や業務フローの変化に適応するのが苦手な人は、スピード感のある業界での活躍が難しいといえます。
数字への意識が極端に低い人
人材コンサルタントは、求職者との面談件数や紹介人数、成約数など、KPI(重要業績評価指標)を日常的に追いながら行動を改善します。数字は単なる評価指標ではなく、採用成功やキャリア支援のプロセスを可視化する重要なツールです。
数字に苦手意識が強すぎる人や成果を定量的に捉えられない人は、戦略的に動くことが難しくなります。目標に対して計画的に行動し、結果を検証しながら改善する姿勢が不可欠です。
人材コンサルタントのやりがいは?
人材コンサルタントのやりがいとしては、以下のような点が挙げられます。
企業の成長に貢献できる
企業にとって人材採用は、単なる欠員補充ではなく事業成長や競争力向上のための重要な経営戦略です。人材コンサルタントは、企業の事業計画や採用背景を丁寧にヒアリングし、組織にフィットする人材を提案することで、経営課題の解決に直接貢献します。
例えば、新規事業の立ち上げ時に必要な専門スキルを持つ人材を採用できれば、事業の早期軌道化や売上拡大につながります。また、採用後にその人材が昇進やプロジェクト成功に関与する姿を目にすることで、自分の提案が組織の成長に直結していたことを実感できるでしょう。数年先の企業の発展を見届けられる点は、この職種ならではのやりがいです。
利用者の人生に深く関われる
転職は、求職者にとって生活環境や将来設計に大きく影響する重要な決断です。人材コンサルタントは、応募者の経歴やスキルだけでなく、価値観・ライフプラン・キャリアの方向性まで深く理解し、その人にとって最適な選択肢を提案します。時には、条件面や将来性を踏まえて「今は転職すべきではない」とアドバイスすることもあります。
こうしたやり取りを通じて、単なる求人紹介ではなく、その人の人生設計に寄り添う存在になれることが大きな魅力です。求職者が新しい環境で充実したキャリアを歩んでいる報告を受けたとき、自分の支援が長期的な幸せにつながったことを実感できます。
感謝の言葉を直接受け取れる
人材コンサルタントの仕事は、成果が相手からの感謝という形で返ってくることが多い職種です。採用が決まった企業からは「良い人材を紹介してくれてありがとう」、新しい職場に就いた求職者からは「この仕事に出会えて人生が変わりました」といった声を直接もらうこともあります。自分の働きが企業の成長や個人のキャリア形成に具体的な成果をもたらしたと実感できる瞬間は、他の職種では味わいにくい充実感です。
また、感謝の言葉はモチベーションの源にもなり、次の支援活動への原動力になります。このように、成果が人の成長や成功として可視化され、直接フィードバックを受けられる点が大きなやりがいです。
人材コンサルタントからのキャリアプラン・転職先は?
人材コンサルタントのキャリアプランや転職先には次のようなものが挙げられます。
各項目の具体的な内容について解説します。
別の人材派遣会社への転職
人材コンサルタントとしての経験は、同業他社でも高く評価されます。特に営業スキルや求職者との面談スキル、求人マッチングのノウハウは即戦力として活かせるため、より条件の良い企業や、自分に合ったスタイルの企業に移るケースがあります。
たとえば、インセンティブ率が高い会社に転職して収入アップを目指す、あるいは担当業界が特化している会社に移って専門性を高めるといった選択肢も可能です。また、企業によっては働き方や担当領域、評価制度が大きく異なるため、自分の強みや価値観に合う環境を選択できれば、より働きやすい職場で成長することができるでしょう。
企業の人事や採用担当者への転職
人材コンサルタントで培った面接スキルや採用戦略立案の経験は、企業の人事・採用ポジションでも即戦力になります。特に中途採用だけでなく、新卒採用や人材育成に携わる機会も広がるため、人材コンサルタント時代よりも社内に深く関わる働き方が可能です。
応募者対応や求人媒体運用、採用イベントの企画など、幅広い業務に挑戦できるのも魅力です。加えて、これまでクライアント企業側の立場で接してきた経験があるため、採用課題の発見や改善策の提案にも強みを発揮できます。
採用関連のコンサルティングファームへ転職する
採用戦略や組織開発を専門に手掛けるコンサルティングファームは、人材コンサルタント経験者を歓迎する傾向があります。特に、採用プロセスの改善提案や評価制度の構築、タレントマネジメント導入など、企業の人材戦略全体に関与できる点が魅力です。
人材コンサルタントとして培った「採用現場のリアルな知見」を活かしながら、より上流の課題解決に携われます。また、特定業界に強いファームでは、自分の得意分野をさらに深掘りし、専門性の高いコンサルタントとしてキャリアを築くことが可能です。
代表的な大手人材コンサルティング企業一覧
これから人材コンサルタントを目指す際、どのようなコンサルティング企業があるのか興味がある人もいることでしょう。
ここでは、数あるコンサルティング企業のなかから代表的な大手人材コンサルティング企業を紹介していきます。
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、世界最大級のプロフェッショナルファーム「デロイト」の日本法人として、戦略から実行まで一貫したコンサルティングサービスを提供しています。5,000名規模のコンサルタントが在籍し、人材・組織領域(ヒューマンキャピタル)においてもトップクラスの実績を誇ります。
採用戦略、人事制度設計、リーダー育成、ピープルアナリティクス導入支援など、企業の人的資本経営を支える幅広い支援が可能です。グローバルネットワークを活かした海外拠点との協働や、最新のテクノロジーを組み合わせたソリューション提案にも強みがあります。
パーソルキャリア株式会社

引用元:パーソルキャリア株式会社
パーソルキャリアは、総合人材サービスを展開するパーソルグループの中核企業で、「doda」などのプラットフォームを運営しています。人材紹介、求人広告、RPO(採用代行)など幅広いサービスを提供し、国内外の大手企業から中小企業まで多様なクライアントを支援しています。
人材コンサルタントとしては、業界や職種に特化したチーム体制で企業と求職者の最適マッチングを実現。データ活用やマーケティングノウハウにも優れ、採用戦略の立案から実行まで一貫して関われる点が魅力です。
マーサージャパン株式会社

引用元:マーサージャパン株式会社
マーサージャパンは、世界最大級の組織・人事コンサルティングファームであるマーサーの日本法人です。人事制度・報酬制度設計、福利厚生制度、退職給付、M&A時の人事アドバイザリー、グローバル人材マネジメントなど、人材戦略全般を支援します。
特に報酬調査「Total Remuneration Survey(TRS)」は国内外で広く活用されており、報酬制度や待遇改善の指針として高い信頼を得ています。世界130カ国以上のネットワークと20,000人以上の専門家による知見を活かし、グローバル基準のソリューションを提供できる点が特徴です。
株式会社グロービス

引用元:株式会社グロービス
株式会社グロービスは、1992年の創業からMBAプログラムやベンチャーキャピタルの立ち上げをはじめ、ビジネス活動によって社会貢献することを掲げるコンサルティング企業です。
企業の課題解決だけではなく、法人・個人それぞれに向けた人材育成もサービスとするなど、幅広い事業が特徴です。人材コンサル領域では、研修設計や組織開発の提案に強みを持ち、教育×コンサルのハイブリッド型サービスを展開しています。
海外にも拠点を持っているので、グローバル企業で働きたい人は一度確認してみると良いでしょう。
株式会社ビジネスコンサルタント

引用元:株式会社ビジネスコンサルタント
株式会社ビジネスコンサルタントは、人材育成に力を入れている人材コンサルティング企業です。
提供しているサービスには「人材育成」「組織開発」「研修内製化支援」「デジタルラーニング」といったように、人材に関する事業を幅広く展開しているので、多角的に人材事業に携わることができます。
東京本社以外に、全国21箇所に拠点を持つほか、海外にも子会社があるので、居住地を変えずに転職したい人は要チェックです。
株式会社リンクアンドモチベーション
株式会社リンクアンドモチベーションは、モチベーションエンジニアリングという独自の基幹技術を主軸に、法人・個人の課題を解決するコンサルティング企業です。
20年以上にわたって2,000社を超える支援実績があり、採用から人材育成まで一貫したサービスを提供していることが特徴的です。
採用戦略の立案から組織改善、理念浸透、リーダー育成まで幅広い支援が可能で、人と組織の関係性に着目した独自メソッドも特徴です。また、企業再生や投資事業も手掛け、事業変革を人材面から後押しする体制を構築しています。
人材コンサルタントの求人例【未経験可】
本項目では、未経験可の人材コンサルタントの求人例を紹介しています。
技術系分野の人材コンサルタント
求人例①:技術系分野の人材コンサルタント | |
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役割 | 人材コンサルタント(技術系分野) |
業務内容 | クライアントとエンジニア、双方の支援を担当。 クライアントの課題を解決するため、スキルや条件、 エンジニアの希望とキャリアプランも考慮して人選し、最適なマッチングを行います。 |
要件 |
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年収 | 420万円~800万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
薬剤師専門の人材コンサルタント
求人例②:薬剤師専門の人材コンサルタント | |
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役割 | 人材コンサルタント(薬剤師専門) |
業務内容 | 紹介先は主に薬局、病院 薬剤師不足でお困りの企業と、求職中の薬剤師の方をつなぐコンサルタント業務 |
要件 | 29歳以下の方 |
年収 | 400万円~500万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
製造業専門の人材コンサルタント
求人例③:製造業専門の人材コンサルタント | |
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役割 | 人材コンサルタント(製造業専門) |
業務内容 | 両面型人材紹介コンサルタントとして 「企業の採用支援」及び「個人の転職活動支援」に携わっていただきます。 |
要件 |
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年収 | 492万円~600万円 |
※記事執筆時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります
人材コンサルタントにおすすめの転職エージェント
人材コンサルタントを目指す際、エージェントを利用することで効率的に転職することができます。
ここでは、人材コンサルタントにおすすめの転職エージェントを紹介していきます。
MyVison

引用元:MyVison
- 人事・採用分野を含む幅広い職種の支援実績
- 200社以上のコンサルファームとの強固なネットワーク
- 未経験からのコンサル転職にも対応可能
MyVisionは、累計8,000名以上の支援実績を持つコンサル特化型の転職エージェントです。所属するキャリアアドバイザーは全員、コンサルファームでの実務経験者または突出した支援実績を持つプロフェッショナル。戦略・総合・IT・シンクタンクなど、外資・日系を問わず幅広いファームとのネットワークを築いており、200社以上・1,000ポジション超の中から最適な求人を提案します。
特に、人材コンサルタントを含む幅広い職種に対応できる点が強み。非公開求人や特別選考ルートも多数保有しており、面接内容を徹底分析した独自の対策資料や、元コンサルタントによる模擬面接を通じて、内定獲得率の向上をサポートしているのも特徴です。
さらに、求職者の7割が業界未経験という実績が示す通り、経験の有無を問わず丁寧な支援を提供。「今は転職しない」という選択肢も含めた中立的なキャリア提案により、中長期で伴走してくれるエージェントです。
MyVisonの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社MyVision |
公式サイト | https://my-vision.co.jp/ |
公開求人数 | 非公開(2025年8月11日現在) |
主な求人職種 | コンサルタント ほか |
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コンコードエグゼクティブグループ

引用元:コンコードエグゼクティブグループ
- 外資系戦略ファーム出身コンサルタントが多数在籍
- 非公開求人や特別推薦ルートを活用可能
- 中長期のキャリア設計に対応
コンコードエグゼクティブグループは、経験を幅広く活かせるキャリア提案に強みを持つ転職エージェントです。戦略・総合系ファームから事業会社の人事・採用領域まで、豊富なネットワークを駆使して多彩な選択肢を提示してくれます。特に、一般公開されない求人や特別な推薦ルートを通じた紹介も可能な点が特徴で、キャリアの可能性を大きく広げたい方にもおすすめです。
在籍するコンサルタントは外資系戦略ファームや大手総合系ファーム出身者が中心で、業界特有の動向や選考ポイントを熟知。志望先ごとの選考傾向を分析した対策資料や模擬面接を通じて、面接通過率の向上をサポートします。
また、短期的な転職支援にとどまらず、中長期的なキャリア設計にも注力。転職するか迷っている段階から相談でき、人材業界で培った経験を次のステージにつなげたい方にも心強い伴走をしてくれる存在です。
コンコードエグゼクティブグループの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
公式サイト | https://www.concord-career.com/ |
公開求人数 | 1,095件(2025年8月11日現在) |
主な求人職種 | コンサルタント、経理財務、人事・法務・総務、営業 ほか |
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アクシスコンサルティング

引用元:アクシスコンサルティング
- コンサル業界とポストコンサル転職に強み
- 幹部候補・CxOクラスの支援実績多数
- 独立・副業など多様なキャリア支援
アクシスコンサルティングは、コンサル業界やポストコンサル領域に精通した転職エージェントです。戦略・IT・総合系ファームから事業会社の人事・経営企画ポジションまで、幅広いキャリアプランを提案。未経験者だけでなく、人材コンサルタントとして培った経験を採用戦略や経営層に近い役割へと活かしたい方にもおすすめです。
創業以来、10,000人以上の現役コンサルタントや10万名規模の転職志望者を支援してきた実績を持ち、CxOや幹部候補の転職も数多く手がけています。求人の多くは非公開案件で、企業の新組織立ち上げや経営課題に直結するポジションを提案してもらうことも可能です。
また、アクシスコンサルティングでは、短期的な転職だけでなく、中長期的なキャリア設計にも注力しています。独立支援や副業案件紹介など、ライフステージやキャリアの変化にも対応。将来を見据えた転職活動を進めたい方に心強いサービスです。
アクシスコンサルティングの基本情報 | |
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運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
公式サイト | https://www.axc.ne.jp/ |
公開求人数 | 40件(2025年8月11日現在) |
主な求人職種 | CxO・経営層、デジタル・DX領域、コンサルタント ほか |
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人材コンサルタントの将来性
日本では深刻な人材不足が続き、転職市場は拡大傾向です。dodaの予測でも、2025年下半期は主要15分野のうち11分野で採用が増加・好調を維持するとされています。※ 背景には、2040年ごろの団塊ジュニア世代の定年による労働力不足、海外市場拡大に伴うグローバル人材需要、AI・DX普及によるスキル変化などがあります。
一部業界では為替や貿易政策による不透明感もありますが、企業はさまざまなな要因により採用・人材活用戦略を強化せざるを得ません。企業と求職者をつなぎ双方の成長を支える人材コンサルタントは、中長期的にも安定した需要が見込まれる職種です。
人材コンサルタントについての疑問
ここでは、人材コンサルタントに関するよくある質問について解説していきます。
人材コンサルタントの国家資格は?
人材コンサルタントとして働くために必須となる国家資格はありません。しかし、人材コンサルタント業務に関連する資格としては「キャリアコンサルタント」が挙げられます。これは国家資格であり、職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門家として登録されます。取得すれば、求職者のキャリア形成支援における信頼性や専門性を高められます。
また、社会保険労務士や中小企業診断士なども企業側の支援業務に役立つ場合があります。資格は必須条件ではないものの、特定領域での強みを証明する手段として活用できます。
人材コンサルタントは怪しい?
「人材コンサルタント」という肩書きは幅広く使われるため、中には信頼性の低いサービスや業者も存在します。ただし、大手人材紹介会社や有料職業紹介事業の許可を受けた企業であれば、法律に基づいて運営されており、怪しい業態とは異なります。
怪しさを感じる場合は、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で許可番号を確認したり、会社の実績や評判、運営母体を調べることが重要です。適切な企業であれば、企業と求職者双方の利益を考えたコンサルティングを行っており、怪しい職種ではありません。
人材コンサルタントとしてフリーランスになることは可能?
人材コンサルタントとして独立・フリーランスで活動することは可能です。ただし、日本で有料職業紹介事業を行う場合、厚生労働省の許可を取得する必要があり、資本金要件や事務所要件などの条件を満たさなければなりません。
許可を取らずに行える形としては、採用コンサルタントとしての業務やキャリアコーチング、業務委託契約による企業の採用支援などがあります。これらは法律上の「職業紹介」に該当しない範囲で活動可能です。人材コンサル、採用コンサルのフリーランスなどとして独立する場合は、営業力や人脈、安定した案件供給源の確保が成功の鍵となります。
人材コンサルタントに転職する際の志望動機は?
人材コンサルタントへの転職では、「なぜ人材業界なのか」「なぜその会社なのか」「自身の経験をどう活かせるのか」を明確に伝えることが重要です。
志望動機として多いのは、「人と企業の成長に関わる仕事がしたい」「営業や人事の経験を活かしてマッチングに貢献したい」など。さらに、具体的なエピソードを加えることで説得力が増します。例えば、過去に採用プロジェクトで成果を上げた経験や、顧客との信頼関係を築いた事例を交えて話すと効果的です。
新卒で人材コンサルタントになるには?
新卒で人材コンサルタントになる場合、多くの企業では特別な資格や経験は不要です。選考では、営業適性やコミュニケーション能力、成長意欲が重視されます。学生時代の経験から「相手のニーズを理解して提案する力」や「目標達成のために粘り強く行動したエピソード」をアピールできると有利です。
また、大手人材会社では入社後に研修制度が整っているため、未経験でも業務に必要な知識やスキルを身につけられます。入社前から業界研究やビジネス基礎の習得に努めておくと、配属後よりスムーズに活躍できるでしょう。
人材コンサルタントまとめ
人材コンサルタントは、求職や採用に関するコンサルティングを行う職種です。
仕事内容は、企業側の支援を行う業務と求職者の就労支援を行う業務に大別されますが、中小企業の人材会社の場合にはどちらも担当することもあります。
現在、企業は人材獲得が課題となっているため、人材コンサルタントの将来性や需要は高いと考えられます。人材コンサルタントへの転職は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。
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