これからPMOの職種を目指そうと考えている方は「将来性がある仕事なのかわからない」という悩みがあるのではないでしょうか?結論から言うと、PMOはプロジェクトの成功を左右する重要なポジションなので、市場価値の高い職種となっています。
現在では国内のIT人材不足が課題となっていることもあり、将来的にもPMOの需要は高いです。ただし、これからPMOとして活躍するなら、明確なキャリアプランを考えておく必要があります。
当記事では、PMOの将来性・需要が高い理由から市場価値の上げ方、キャリアパスまで詳しく紹介します。
PMOへの転職におすすめのエージェントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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PMOは将来性が高い職種

企業によっては大規模・複雑なプロジェクトが進む傾向にあり、成功させる難易度は高まっています。また、ITプロジェクトの増加に対して対応できる人材が不足しており、PMOを活用しながら業務効率化を図る機会も増えています。
PMOとして経験やスキル、知識を身につけることで、需要の高い人材として活躍することが可能です。企業のPMOとして実績を重ねることで、将来的にはフリーランスとして独立するキャリアプランも築けます。
エンジニアやPM、ITコンサルタントなどの働き方もできるため、PMOの経験は将来に活かせます。
PMOに将来性がある理由・業界事情

これからPMOの職種を目指す方の中には「将来性があるのか心配」という悩みもあるでしょう。こちらでは、PMOに将来性がある理由や業界事情について詳しく説明します。
PMOを目指すべきか判断できるため、ぜひチェックしてください。
慢性的なIT人材の不足
国内では少子高齢化によって、幅広い業界では人材不足が大きな課題となっています。経済産業省のIT人材需要の調査内容においても、IT人材不足は将来的にも深刻化するとデータが出ています。
2018年の人材不足は約22万人※でしたが、2030年には約45万人※に達すると予想されている状況です。
IT人材の数が増加していることも事実ですが、それ以上に需要が拡大しています。特にPMOやPMなどの人材にはITスキルだけでなくマネジメントスキルも求められるため、希少な存在となっています。
結果としてIT人材不足が進むほどマネジメント職の価値も高まりを見せるので、PMOの需要はさらに伸びる可能性が高いです。そのためPMOの職種は、将来性が十分にあるといえるでしょう。
参照元
プロジェクト複雑化によるPMの負担増加
近年AIやクラウドなどの新しいIT技術が発展するなか、新しいシステム・サービスの展開が広がりを見せています。それに伴って大規模・複雑化するプロジェクトが増加しており、対応するPMの負担増加へとつながっています。
プロジェクトによってはPM1人だけで全体をマネジメントすることは困難であり、進捗状況やリスク、コストなどを管理する体制が必要です。そこでPMOがプロジェクトの後方支援を行うことで、PMは自身の業務へ専念できるようになります。
これからも複雑なプロジェクトは増加していくと予想されているため、後方支援するPMOの需要は高まりを見せていくでしょう。
PMO人材の需要と供給のバランス
PMO人材の需要は高まりを見せていますが、供給が追いついておらず多くの企業が採用を進めています。PMOはプロジェクトの管理業務や事務作業、人材の教育などを担当するため、多くの経験や知識、スキルが求められます。
ハードルの高さからPMOの職種を目指す人材が少ないので、人材確保が十分に進んでいない状況です。特にIT人材のキャリアは、20代後半から30代前半にかけてスペシャリストもしくはマネージャーを目指すか決まる傾向にあります。
しかし、若手人材が減少すればキャリア選択のタイミングを迎える人も減るため、PMOのようなマネジメント職の人材が少なくなってしまいます。そのためPMOの重要性や希少価値は、今度も高まりを見せていくでしょう。
マネジメント職のなり手が少ない背景
IT知識が豊富なエンジニアはPMやPMOを目指すことでキャリアアップをすることが可能ですが、中には技術を目指すスペシャリストを志願する人も少なくありません。マネジメント職はプロジェクトの管理業務が中心となるため、ほかの職種と比べて地道な作業が多くなります。
また、コミュニケーションスキルも求められるため、人とのやり取りが苦手な方はSEのようなスペシャリストを目指すことが多いです。マネジメント職に適性があるエンジニアばかりではないため、エンジニアからPMOへ移行する人材は重宝される傾向にあります。
これまでSEとしての経験がある方であれば、現場の気持ちを理解できるPMOとして連携が取りやすくなるでしょう。
PMOとは

PMO(Project Management Office)とは、プロジェクトを横断的に管理・支援する部門や機能のことです。プロジェクトの進捗管理やリソース調整、情報共有などを担当し、プロジェクト全体の成功率を高めていきます。
こちらでは、PMOの仕事内容やPMとの違い、役割について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
PMOの仕事内容
PMOの仕事内容は、プロジェクトを成功させるための管理・支援を行うことです。業務内容は多岐にわたり、スケジュール管理やチームメンバー管理、リソース管理、会議の設定、リスク管理、人材教育などがあります。
PMOが幅広い業務に対応することで、プロジェクトの責任者であるPMは意思決定などの業務に専念できるようになります。ただし、PMOは業務内容が多いことから激務になりやすく、効率良く動くことができなければ負担が大きいです。
プロジェクトを成功させることにやりがいを感じられる方であれば、PMOとして活躍できるでしょう。
PMとの違い
PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクト全体を管理・統括する責任者です。プロジェクトの品質やコスト、納期などの達成に責任を持ち、チームを導いていくことが主な役割となります。
プロジェクトの計画立案や予算・進捗管理、リスク管理、顧客・チームの調整などが主な仕事内容です。一方PMOは、PMがスムーズに業務を進められるように後方支援を行うサポート役です。
大規模・複雑なプロジェクトになるとPMだけでは仕事量が膨大になるため、PMOが支援することで計画的に進めることができます。PMはプロジェクト全体の責任者、PMOはプロジェクトの支援役であると理解しておくと良いでしょう。
PMOの3つの役割
PMOは、主にPMOアドミニストレータ、PMOエキスパート、PMOマネジャーの3つの役割があります。まずPMOアドミニストレータは、プロジェクトの事務的な作業を行う役割があります。
議事録作成や経理、プロジェクトメンバーの勤怠管理、情報収集などが主な業務内容です。次にPMOエキスパートは、PMOアドミニストレータとPMOマネージャーの中核を担う役割があります。
プロジェクト内容の分析や改善の検討、人材教育などが主な業務内容となります。最後にPMOマネジャーは、プロジェクトの統括を行うことが役割です。
プロジェクトの予算や進捗、納期などの管理支援、メンバーの教育・指導などが業務内容となっています。
PMOの平均年収は高め

PMOの平均年収は、会社の規模や社内PMOかコンサル会社のPMOかによっても異なります。一般的にはPMと業務内容が類似しているため、PMOの年収も同様の平均年収かそれ以上を期待できます。
職業情報サイトであるJobTagによると、PMの平均年収は752.6万円※となっているので、おおむね同じ金額が目安です。
PMOの職種は幅広い業務を担当するため、収入が高めに設定されています。PMOとして経験やスキルを磨くことで、平均以上の年収を期待できます。
また、将来的にフリーランスとして独立すれば、対応する案件次第で年収1,000万円以上を目指すことも十分可能です。そのためPMOの職種に就く方は、企業で実績を重ねてからフリーランスとしての働き方になる傾向にあります。
ほかの職種と比べても高い年収を期待できるため、安定した働き方ができるでしょう。
参照元
市場価値が高いPMOに共通する経歴・スキル

市場価値が高いPMOには、共通点として以下のような経歴やスキルがあります。それでは詳しく説明します。
SEの経歴があり、IT技術に知見がある
PMOはITプロジェクトにおいて、システム開発に関わる機会も多いです。SEとしての経験やスキルがあれば、システムの設計や開発、テストなどのフェーズでプロジェクトの流れを理解できるようになります。
SEとしての経験を積むには、実際に開発現場に入りながら成果物を作成していくことが大切です。PMOは進捗状況などの管理も業務内容に含まれるため、SEとしての経験があれば開発メンバーの状況に合ったマネジメントができます。
システム開発でトラブルが発生した際にも改善点を見つけやすくなるため、開発メンバーと連携を取りながら問題解決へと導けるでしょう。
PMの経歴があり、マネジメントに長けている
PMOの仕事はプロジェクトの管理業務がメインとなるため、PMとしての経験があればマネジメントスキルを活かせます。特に大規模なプロジェクトでは数十人のメンバーが関わるので、進行管理や関係者との調整などの難易度が上がります。
これまでPMとして様々な規模のプロジェクトに関わっていれば、規模感を問わず計画的な進行が可能です。小規模な案件から成果を積み重ね、徐々に規模の大きな現場へステップアップすることで実力がついていきます。
PMOはPMの後方支援を行う役割があるので、経験があればどのようなサポートが必要なのかを把握できます。また、同様の業務を行うことから、スムーズにプロジェクトへ着手できるでしょう。
コンサルタントの経歴があり、課題解決能力が高い
PMOはクライアント企業とやり取りを行う機会も多いため、ITコンサルタントとしての経験があれば役立ちます。ITコンサルタントは、クライアント企業の課題を整理しながら解決策となるITソリューションを提案する役割があります。
ITコンサルタントの仕事では、課題解決力やドキュメンテーション、ロジカルシンキングなどを実務で身につけることが可能です。特にクライアント企業や社内チームとの情報共有を行う機会も多いことから、コミュニケーション力はPMOでも重宝されます。
問題の本質を考える力を身につけられるため、プロジェクトを成功へと導くためにもコンサルタントの経験はPMOに重要です。
PMOはやめとけと言われる理由

PMOの仕事は忙しいことからマイナスなイメージを持たれやすいです。大規模なプロジェクトであるほど多忙になりやすく、残業時間も増えてしまいます。
また、PMOはプロジェクトの後方支援がメインなので、地味な事務作業が多くなります。PMOの仕事に華やかなイメージを持っている方は、ギャップを感じてしまう可能性が高いです。
地味な事務作業が多いものの、プロジェクトの成功を左右する立場であるためPMOは責任を持って担当しなくてはいけません。ただし、それだけにPMOの仕事は多くの経験やスキルを身につけることができ、成長できる機会が多いです。
やりがいを持って仕事がしたい方にとっては、PMOの仕事は最適です。
PMOのおすすめキャリアプラン・キャリアパス

こちらでは、PMOとして選択できるキャリアプランやキャリアパスについて紹介します。どのような働き方ができるのか理解するためにも、ぜひチェックしてください。
ITコンサルタントとして活躍する
PMOの仕事で身につけたコミュニケーション力や管理能力は、ITコンサルタントの職種で活かすことが可能です。ITコンサルタントはクライアント企業の課題解決に向けて、計画立案や進行管理などをサポートする役割があります。
ヒアリングからクライアント企業の経営課題を引き出す必要があるため、PMOで鍛えられたコミュニケーション力が役立ちます。また、プロジェクトの管理業務もITコンサルタントの業務内容に含まれるので、PMOのマネジメントスキルを活用できます。
コミュニケーションを取ることに自信があり、ITソリューションの提案から経営戦略に関わりたい方はITコンサルタントとしてのキャリアがおすすめです。
フリーランスPMOとして独立する
企業内のPMOとして十分な経験やスキルを身につけることができれば、フリーランスとして独立することも1つの選択肢です。フリーランスPMOは自身で営業活動を行いながら、強みを活かせる案件を獲得していきます。
働き方次第で年収1,000万円以上を目指すこともできるため、安定した働き方を期待できます。また、働き方を自分で調整できるので、プライベートと両立させることも可能です。
ただし、毎月安定した案件を獲得できなければ、収入が不安定になる点はデメリットです。企業に所属しているうちに多くの取引先と関わりを持っておくことで、独立後にコネクションを通じて案件を獲得できるようになるでしょう。
経営層へのキャリアチェンジ
PMOとして経営スキルを習得することで、経営層の役職に就けるケースもあります。例えば技術経営を担うCTO(最高技術責任者)やマーケティング活動の推進役を担うCIO(最高情報責任者)などの役職を目指すことが可能です。
経営戦略を立案・実行することができ、経営面から企業をサポートしていくことにやりがいを感じられます。PMOよりも役職が上なので、収入面でも高い年収を期待できます。
ほかにもSEとして経験やスキルを磨くことで、ITシステムの導入などをサポートする社内スペシャリストのキャリアを目指すことも1つの選択肢です。このようにPMOは幅広いキャリアプラン・キャリアパスがあるため、将来性の高い職種となっています。
PMOとしての市場価値を上げる資格

PMOとしての市場価値を上げるには、専門的な資格の取得がおすすめです。資格を所有することでどのようなことができるのかをアピールでき、転職の際にも優位になります。
こちらでは、PMOとして市場価値を上げることができる資格について紹介します。
プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格
プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格は、プロジェクト管理の基礎知識を問う入門レベルの資格です。資格を取得することで、プロジェクトマネジメントの基礎知識を理解していることを証明できます。
試験内容はPMO業務の基本が中心であり、難易度は比較的低いです。実務経験が少なくても学習で対応できるため、PMO未経験者や若手層に最適です。
基礎理解を証明できる点で、PMOとして市場価値を上げられる資格として有効です。
PMP®試験
PMP®試験は国際的に認知度が高く、プロジェクトマネジメント分野で最も評価されている資格の1つです。受験には一定の実務経験が必要であり、プロジェクト全体の統合管理やリスク管理、ステークホルダーマネジメントなど広範囲の試験内容となります。
資格を取得することで、PMOとしての高度な専門性を証明できます。大規模案件や複数プロジェクトを横断的に管理するPMOを目指す人にとって、将来性や年収アップの面で大きな強みとなる資格です。
PMOスペシャリスト認定資格
PMOスペシャリスト認定資格はPMO特有の役割や業務を理解し、実践できることを証明できる資格です。PMO組織の設計や業務標準化、ガバナンス構築など単なる補佐ではなく仕組みを作れるPMOであることを示せます。
試験ではPMOの役割定義や業務標準化、組織設計、ガバナンスなどが出題され、難易度は中程度とされています。PMO経験者であれば、実務と結びつけて学習しやすいです。
プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクト全体を統括する高度なマネジメント能力を証明できる国家資格です。試験では要件定義や経営視点での判断力も問われるため、PMOとして上流工程に関与したい人に適しています。
難易度は高いものの取得することで論理的思考力や管理能力を証明でき、組織内外での信頼性が向上します。取得できればPMOとしての信頼性は大きく向上し、プロジェクトの上流工程を担当できる機会が増えるでしょう。
PMOの市場価値と年収を上げるために必要なスキル

PMOとして市場価値や年収を上げるためには、以下のようなスキルを身につけることをおすすめします。それでは詳しく解説します。
ITや情報セキュリティ関連の知識
ITや情報セキュリティの知識は、PMOの業務理解を深めるために活かせます。システム構成や技術用語を理解していれば、エンジニアとPMの橋渡し役として的確な調整が可能になります。
また、仕様変更やリスク発生時にも影響範囲を把握しやすくなり、プロジェクト全体の安定運営に貢献できます。IT理解のあるPMOは信頼されやすく、市場価値と年収を上げる重要な要素となるでしょう。
コミュニケーションスキル
PMOは多様な関係者をつなぐ役割を担うため、高いコミュニケーションスキルが不可欠です。単なる情報伝達ではなく、相手の立場を理解した調整力や合意形成力が求められます。
コミュニケーションスキルを身につけるには、会議を積極的に担当しながら関係者の意見を整理して発言する経験を重ねることが有効です。円滑なコミュニケーションが取れるPMOほどプロジェクトの成功率が高まり、社内からも評価されるようになるでしょう。
マネジメントスキル
PMOはプロジェクトの管理業務を担当するため、マネジメントスキルが必要となります。進捗状況やリソース、コスト、リスクなどPMOが管理すべき要素は多岐にわたります。
マネジメントスキルを身につけるには、管理表を自ら作成・更新しながらプロジェクト状況を常に可視化する習慣を持つことが重要です。最適なマネジメントはPMの負担を軽減できるようになり、プロジェクトの成功率を高められるようになります。
情報を整理する力とドキュメント作成スキル
PMOは、プロジェクトの進捗状況や成果を報告するドキュメント作成も役割に含まれています。会議内容や課題状況を正確に整理し、分かりやすい資料として共有することで、関係者の理解度と判断スピードを向上させることができます。
議事録や報告資料を誰が見ても理解できるか意識することで、情報整理とドキュメント作成のスキルを身につけることが可能です。分かりやすい資料を作れるPMOは信頼されやすく、市場価値や年収を上げられるようになるでしょう。
高度な問題解決能力
プロジェクトではトラブルが発生することも多いため、PMOは問題解決能力が求められます。発生した課題に対して受動的に対応するのではなく、原因を分析しながら根本的な解決策や再発防止策まで提案することが大切です。
問題が起きた際に論理的に物事を考え、原因と影響を整理する習慣を持つことで問題解決能力を鍛えられます。問題解決能力を発揮できるほど、PMOとして市場価値と年収アップの可能性は大きく広がるでしょう。
将来性の高いPMOを目指すために知るべき業界事情

将来性の高いPMPを目指すためには、業界事情について理解を深めることも大切です。こちらではPMOとして重要なポイントをまとめたので、ぜひチェックしてください。
AI活用による案件の増加
近年AI技術が急激に進化しており、それに伴いPMOの業務の一部を自動化する可能性が高いです。例えばスケジュール管理やリスク分析などの業務は自動化しやすく、AIツールによって効率化を図れます。
これまでPMOの業務量は多く負担も増えやすい職種でしたが、AIによって効率良くプロジェクトを進められるようになっています。将来的にPMOの仕事は、関係者とのコミュニケーションや戦略立案・実行のサポートが中心になる状況です。
市場価値の高めるには、AIでは対応できない領域で能力を発揮していくことが大切です。優れたコミュニケーション力や問題解決能力を身につけることで、市場価値の高いPMO人材となれるでしょう。
フリーランスのPMO案件の増加
近年PMOやPM人材の不足に伴い、フリーランスなどの外部人材を投入するケースも増えてきています。自社でPMO人材を雇用する場合、プロジェクトの対応が不要な際にもコストがかかるので、企業によっては負担になります。
フリーランスであれば必要なタイミングのみ発注できるため、企業は費用対効果を高めることが可能です。受注側も自身の経験やスキルに合った案件に挑戦できるため、両者にとってメリットが大きいです。
ただし、フリーランスは人によって実力に差が出るので、発注側はこれまでの実績や経験に注目しています。そのためフリーランスPMOとして活躍したい方は、企業に所属しているうちに実績を増やしていくと良いでしょう。
PMOへの転職におすすめエージェント

こちらでは、PMOへの転職におすすめの転職エージェント3社を紹介します。各エージェントの詳細や特徴について説明するので、ぜひ利用を検討してください。
MyVision

- 戦略系からIT・PMOまで、幅広い求人を取り扱っている
- コンサル出身者によるキャリア支援サポートを受けられる
- 転職支援実績が豊富にあり信頼性の高いサービスを提供
MyVisionは、コンサル・PMO転職に特化した転職エージェントです。戦略系からIT・PMOまで、幅広い求人を取り扱っています。
コンサル出身者によるキャリア支援により、PMOの役割やスキル要件を深く理解したアドバイスが受けられる点が特徴です。PMOの将来性を踏まえ、現場志向かマネジメント志向かといった中長期のキャリア設計まで支援してもらえます。
転職支援実績も豊富にあり、信頼性の高いサービスを提供してもらえる点も魅力です。独自の面接対策資料や想定頻出問答集も用意しているため、選考通過率の向上が期待できます。
未経験からPMOを目指す人にも、MyVisionのサービスはおすすめです。
| MyVisionの基本情報 | ||
|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社MyVision | |
| 公式サイト | https://my-vision.co.jp/ | |
| 公開求人数 | 非公開(2025年12月22日現在) | |
| 主な求人職種 | コンサルタント 経営企画、事業開発など | |
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コンコードエグゼクティブグループ

- ハイキャリア層向けのコンサル・PMO転職に強いエージェント
- PMOとしての将来性や市場価値を重視した提案を行ってもらえる
- キャリア戦略の設計や中長期的な年収最大化を重視してもらえる
コンコードエグゼクティブグループは、ハイキャリア層向けのコンサル・PMO転職に強いエージェントです。キャリア戦略ファームを掲げており、短期的な転職成功だけでなくPMOとしての将来性や市場価値を重視した提案を行う点が特徴です。
外資系・大手コンサルや事業会社の上流PMO案件も多いため、成長できる転職先を見つけられます。高い年収を期待できる求人を紹介してもらえることから、安定した働き方を期待できます。
求人紹介だけでなく、キャリア戦略の設計や中長期的な年収最大化を重視してもらえる点も魅力です。公式サイトでは転職支援実績についても掲載されており、確かな成果を出しています。
ハイキャリア層向けのPMO求人を探している方には、コンコードエグゼクティブグループの利用がおすすめです。
| コンコードエグゼクティブグループの基本情報 | ||
|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ | |
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| 公開求人数 | 非公開(2025年12月22日現在) | |
| 主な求人職種 | コンサルタント、マネージャー候補 プロダクトマネージャーなど | |
関連記事>>コンコードエグゼクティブグループの評判・口コミ
アクシスコンサルティング

- MOとしてのスキルアップや次のキャリアまで見据えた相談が可能
- 事業会社PMOやIT PMO、DX推進PMOなど選択肢が広い
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アクシスコンサルティングはコンサル業界支援実績が長く、PMO案件の保有数も豊富な転職エージェントです。転職後も含めた長期支援を行っており、PMOとしてのスキルアップや次のキャリアまで見据えた相談が可能です。
事業会社PMOやIT PMO、DX推進PMOなど選択肢が広く、PMOの将来性を意識しながら安定したキャリアを築けます。100社を超えるPEファンド/VCとの取引実績とネットワーク※があり、求職者の求めるポジションで求人を提案してもらえます。
転職に限ったキャリア支援だけでなく、独立支援やフリーランスへの案件紹介を行っている点も強みです。サポート面が充実している転職エージェントを求めるなら、アクシスコンサルティングの利用がおすすめです。
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| 運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 | |
| 公式サイト | https://axc-g.co.jp/ | |
| 公開求人数 | 約40件(2025年12月22日現在) | |
| 主な求人職種 | コンサルタント、コンサルティング営業 DX/ITコンサルタントなど | |
参照元
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PMOの将来性に関するQ&A

最後に、PMOの将来性に関するよくある質問について回答します。疑問を解消するためにも、ぜひチェックしてください。
PMOはキャリアにならないとなぜ言われますか?
PMOは直接的な成果物がないため、自身の成果が数字や形として評価されないことがキャリアにならないと言われる理由です。例えばリスク管理によってプロジェクトのトラブルを防いだとしても、成果として認識はされにくいです。
適切な評価を受けるためには、評価者に向けて積極的な報告が必要になります。また、PMOの仕事内容は企業やプロジェクトの規模によって異なり、議事録作成など事務作業がメインになるケースも少なくはありません。
専門的な技術を磨く職種ではないので、将来の不透明さからキャリアにならないと思われがちです。PMOはPMのサポートとしてのイメージが先行してしまいがちですが、現在のプロジェクトは技術の躍進により複雑なことから、重要な存在となっていることを理解しておきましょう。
PMOに向いている人は?
PMOの仕事は、コミュニケーション力や問題解決能力、分析力などのスキルが優れている人に向いています。PMOはプロジェクト関係者と情報共有や連携を取ることが多いため、コミュニケーション力が長けている方は重宝されます。
また、プロジェクトでは何らかのトラブルが発生するため、状況を整理しながら冷静な対応が必要です。人のために助ける努力ができる方であれば、PMOとしてやりがいを持って働けるようになるでしょう。
PMOは誰でもできる仕事ですか?
結論として、PMOは誰にもできる仕事ではありません。PMOはスケジュール管理やリスク管理、人材育成など幅広い業務を担当するため、専門的な経験や知識が求められます。
特定の業務しかできなければプロジェクトを計画的に進めることができず、失敗に終わってしまいます。企業やプロジェクト選びによっては、書類作成などの雑務やスケジュール管理がメインの業務になってしまうので、PMOの仕事が誰でもできるという意見は間違いではありません。
これからPMOとして成長できる環境に身を置きたいのであれば、幅広い業務に対応できる企業やプロジェクトに取り組むようにしましょう。
PMOの将来性のまとめ

今回は、PMOの将来性・需要が高い理由から市場価値の上げ方、キャリアパスまで詳しく紹介しました。現在ではIT人材不足が進んでおり、多くの企業ではPMO人材が足りていない状況です。
そのため専門的な経験や知識を持っているPMOは需要が高く、幅広い業界で活躍できます。これからPMOの転職を検討している方は、ぜひ当記事で紹介した転職エージェントの利用を検討してください。







