リスクコンサルタントの年収と将来性を徹底解説!必要な資格やスキルは?

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リスクコンサルタントの年収と将来性を徹底解説!

リスクコンサルタントは、経営判断やIT、コンプライアンスなど幅広い分野に対応し、変化の激しいビジネス環境において組織の持続的な成長を下支えしています。まさに、企業活動における多様なリスクを見極め、未然に防ぐための仕組みづくりを支援する専門職です。

本記事では、リスクコンサルタントの具体的な仕事内容や年収、必要とされるスキル・資格、活躍が期待される企業を詳しく解説します。

あわせて、未経験から目指す方法や転職成功のポイント、相談先としておすすめの転職エージェントも紹介します。リスク領域に関心がある方や、専門性を活かしてキャリアアップを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

リスクコンサルタントの仕事内容とは?

リスクコンサルタントの仕事内容とは?

企業活動におけるさまざまなリスクを洗い出し、未然に防ぐための仕組みを整えるのがリスクコンサルタントの役割です。ここでは、具体的な業務内容や関わるリスク領域について解説します。

リスクコンサルタントの業務内容

リスクコンサルタントは、企業の活動に内在するさまざまな不確実性のリスクに対処する専門職です。

主な業務は、経営判断や事業運営におけるリスクを特定し、それに対する対策や改善策を提案することにあります。たとえば、経営上の意思決定の将来的な影響を予測し、持続的な成長を損なわないようリスク管理の枠組みを整える支援などが挙げられます。

また、IT化や海外展開など取り巻く社会情勢に対応するのも重要な役割です。具体的には、組織体制や業務フローがコンプライアンスを遵守できているかを確認し、内部統制の整備を促す役割も担います。さらに、ITシステム全体のセキュリティ対策や運用体制の見直しを通じて、リスクの最小化を図る支援も行います。

他のコンサルタントとの違い

まず特徴的なのは、リスクコンサルタントが担う領域の幅広さです。戦略や財務に特化したコンサルタントが特定の分野に集中するのに対し、リスクコンサルタントは経営、法務、IT、ガバナンスなど、企業活動の複数の側面をカバーしています。

また、ミッションの違いも明確です。たとえば、経営コンサルタントは成長戦略の立案と実行支援に重きを置きますが、リスクコンサルタントは「企業が想定外の事態に陥らないこと」に重点を置いています。法務部門や監査部門といった専門領域も横断的に捉え、全社的な観点から統合的な提案を行います。

このように、リスクコンサルタントは、広範な知識と提案力の双方を求められる点が特徴といえるでしょう。

リスクコンサルタントの年収

リスクコンサルタントの年収

リスクコンサルタントの年収は、雇用形態によって異なります

コンサルティングファームの正社員として働く場合、年収はおおよそ500〜1,000万円が目安です。一方で、フリーランスとして活動する場合は、500〜2,000万円と幅が広く、スキルや営業力によって大きく変動します。

いずれの場合も、日本の平均給与である約460万円と比べて高い水準となっており、専門性を活かして高収入を目指せる職種といえるでしょう。

参照元

国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

リスクコンサルタントの将来性

リスクコンサルタントの将来性

リスクコンサルタントは、今後も安定した需要が見込まれる専門職です

経済犯罪の増加やサイバーリスクの多様化があり、企業がリスク対策を強化する動きが広がっています。特に外部の専門家による客観的な評価や、実践的な対策の提案が求められる場面は増えており、リスクマネジメントの仕組みそのものを構築する支援も期待されています。自社内だけでは見落としがちなリスク対策もサポートしてくれる存在として、リスクコンサルタントの役割は一層重要になっていくでしょう

リスクコンサルタントになるにはどうする?

リスクコンサルタントになるにはどうする?

リスクコンサルタントになるには、新卒でコンサルティングファームに就職する方法と、異業種から転職する方法があります。ここでは、それぞれのルートについて詳しく解説します。

新卒からリスクコンサルタントになる場合

新卒でリスクコンサルタントを目指す場合は、大学や専門学校で経済学、経営学、法律、情報システムなど幅広い分野を学ぶと有利です。これらの知識は、リスクを多面的に捉え、適切な対策を立案するうえで役立ちます。特に、サイバーセキュリティやデータ分析といったIT領域の知識は、近年注目が高まっているポイントです。

また、学問だけでなく、課題解決型のゼミやインターンシップに参加し、分析力やコミュニケーション力を実践的に磨いておくことも重要です。採用の際には、こうした経験を通じて「現場で活かせる力」をアピールできるかどうかが問われます。学生時代からリスクコンサルタントに必要なスキルを想定して学びを深めるとよいでしょう。

転職でリスクコンサルタントになる場合

異業種からリスクコンサルタントに転職する場合は、これまでの業務経験をアピールすることが重要です。たとえば、経営企画や経理、法務、情報システム部門での実務経験は、リスクマネジメントに関連するスキルとして評価されやすくなっています。特に、リスクに関わる課題に携わった経験がある場合は、具体的な成果や改善事例を面接でも具体的に伝えましょう。

また、リスク管理に関連する資格取得も転職に効果的です。未経験からチャレンジする場合でも、資格取得は志望意欲の裏付けになります。これまでの経験を棚卸して即戦力性を示すとともに、リスクコンサルタンティング会社で活躍するために自己研鑽している内容もセットで伝えましょう。

リスクコンサルタントに必要なスキルは?

リスクコンサルタントに必要なスキルは?

リスクコンサルタントとして活躍するには、専門的な知識に加えて、幅広いビジネススキルが求められます。ここでは代表的なスキルを6つの観点から紹介します。

コミュニケーションスキル

リスクコンサルタントにとって、クライアントとの信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルは非常に重要です。

リスクというセンシティブな話題を扱うからこそ、相手の立場や組織背景に配慮しながら丁寧に情報を引き出し、適切に伝える力が求められます。また、経営層や複数部署の担当者など、立場の異なる相手と関わる場面も多いため、論点を整理してわかりやすく説明することも、求められる能力です。

加えて、ヒアリングやファシリテーションの場面では、相手の本音や懸念を的確に汲み取る姿勢も大切になります。これらのスキルはリスクコンサルタントに限らず、あらゆるコンサル業務に必要不可欠なスキルといえるでしょう。

情報分析・課題解決能力

リスクコンサルタントにとって、情報分析・課題解決能力も重要なスキルのひとつです。企業の経営課題やリスク要因は、業務フローや財務データ、外部環境の変化など、複雑な情報の中に隠れています。それらを丁寧に整理し、構造化する力が求められます。

特に、表面化していない問題に気づき、クライアント自身も見落としているリスクを明らかにする視点が重要です。そのうえで、論理的思考やフレームワークを用いて、現実的で実行可能な対応策を導き出す必要があります。分析だけで終わらず、課題をどう解決するかまで落とし込む提案力が、リスクコンサルタントとしての信頼を高める鍵といえるでしょう。

経営・マネジメントスキル

リスクコンサルタントにとって、経営・マネジメントスキルも重要な要素のひとつです。

企業が抱えるリスクの多くは、意思決定や人材配置、組織運営といった経営に起因しています。たとえば、成長を急ぐ中での内部統制のゆるみや、現場と経営層の間にある認識のズレは、深刻なリスクにつながることがあります。そうした背景を理解するには、現場レベルだけでなく経営全体を俯瞰する視点が重要です。

また、マネジメント経験がある人は、組織の動きや人の動きを踏まえた実践的な助言がしやすく、提案の説得力も高まります。加えて、コーポレートガバナンスや事業継続計画に関する知識も、より複雑な経営課題に対応するうえで求められるでしょう。

情報セキュリティスキル

情報セキュリティスキルも重要です。DXの進展やサイバー攻撃の高度化により、情報管理に関するリスクは経営上の重要課題となっています。こうした状況に対応するには、セキュリティ体制の評価や対策立案に関する知見が求められます。

たとえば、セキュリティポリシーの策定支援や、システム運用上のリスク抽出、ツール選定に関するアドバイスなどが挙げられます。エンジニアレベルの専門知識は不要ですが、ITの基本構造や情報リスクの種類を理解しておくことで、経営層と技術部門の間をつなぐ役割が果たせます。技術とビジネスを橋渡しする役割を担うためにも、情報セキュリティに関するリテラシーを常に高める意識が大切でしょう。

法務コンプライアンススキル

リスクコンサルタントにとって、法務コンプライアンススキルも重要な要素です。企業活動における法令違反やコンプライアンス不備は、社会からの信用失墜や、事業の継続自体に影響するリスクへと直結します。急速な事業拡大や海外展開の場面では、各国の法制度や業界規制への対応が求められるため、組織の体制構築が重要になります。

こうした状況をサポートするために、関連法規やガイドラインへの理解だけでなく、ルール整備や社内教育体制の構築に関する支援スキルも必要です。内部統制や企業倫理といった観点から、組織としての健全性を高めるアドバイスができるかどうかが、コンサルタントとしての信頼につながるといえます。

リスクコンサルタントに必要な資格

リスクコンサルタントに必要な資格

リスクコンサルタントになるために必須の資格はありませんが、保有しておくと転職活動で評価される資格は存在します。ここでは、実務に活かせる代表的な資格を紹介します。

RMCA-J®リスクコンサルタント資格

RMCA-J®リスクコンサルタント資格は、日本リスクマネジャー&コンサルタント協会が認定する民間資格です。リスクマネジメントの基本から実務応用までを体系的に学べる構成となっています。受験資格には制限がなく、実務未経験者でも挑戦可能です。

取得すると、リスクの特定・評価・対策といった一連のマネジメント能力を証明できます。協会主催の講座を受講すれば、初学者でも6ヶ月〜1年程度での取得を目指せる点も魅力です。

情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家資格です。情報漏えいやシステム停止といった企業活動に直結するリスクなど、サイバーセキュリティ領域の知識と対応力を証明するものです。

取得には高度なIT知識とリスク評価能力が必要であるため、情報セキュリティ系の業務に携わるうえで評価に繋がります。リスクコンサルタントがサイバー領域まで支援対象を広げる際に、非常に有効な資格といえるでしょう。

公認情報システムリスク管理者(CRISC)

公認情報システムリスク管理者(CRISC)は、ISACAが認定する国際資格です。取得すると、情報システムにおけるリスク評価や統制手段の設計に関する専門性があると評価されます。

IT部門やシステムコンサル出身の方が、ITリスク領域の専門性を高めるために取得を目指すケースもあります。試験は英語で行われ、実務経験や深い専門知識が求められるため、取得までにはある程度の準備期間が必要となる専門性の高い資格といえます。

公認リスク管理監査人(CRMA)

公認リスク管理監査人(CRMA)は、IIA(内部監査人協会)が認定する資格です。取得することで、リスクマネジメントと内部監査の実務能力があると評価されます。

特に、企業の統制環境や内部監査制度の設計・評価に関わる専門性が求められる、ガバナンスやコンプライアンス分野でのキャリアで活かしやすい資格です。監査部門やリスク管理部門からのキャリア転向を目指す人にとって、おすすめの資格といえるでしょう。

公認不正検査士(CFE)

公認不正検査士(CFE)は、ACFE(公認不正検査士協会)が認定する国際資格です。取得すると、不正の発見・防止・調査に関する高度な知識と実務スキルがあると評価されます。

アメリカでは専門性の高さから、捜査機関、監査機関、金融機関などを中心に、不正対策関連の職種に就業する場合に、必須もしくは優遇資格となるケースもあります。会計や法律において幅広い知識が求められるため、リスクコンサルタントとしての信頼性を高める一手となる資格です。

ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)

ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)は、企業全体のリスクを一元的かつ戦略的に管理するためのフレームワークです。代表的なERMの資格として、国際CERA協会(The CERA Global Association=CGA)が運営するCERA資格制度が挙げられます。また、国内外で各種認定プログラムを受講し、知識習得と修了証の取得を通じてスキルを証明することもできます。

経営リスク、オペレーショナルリスク、法務リスクなど、全社的な観点から対応策を設計するスキルを習得できます。特に、リスクと経営戦略を結びつける力を養いたい方におすすめです。

リスクコンサルの大手企業5社

リスクコンサルの大手企業5社

リスクコンサルティング分野では、世界的に展開する大手コンサルファームが代表企業として挙げられます。ここでは、信頼性・実績ともに高く、多様なリスク対応に強みを持つおすすめのリスクコンサル企業を5社ご紹介します。

PwCリスクアドバイザリー合同会社

PwCリスクアドバイザリー合同会社は、全社的リスク管理(ERM)を得意とするコンサルティングファームです。

経営管理の高度化を見据えたリスク対策支援を行っており、特にグループ全体のガバナンス体制構築や財務報告の透明性向上といった領域に強みがあります。企業の成長戦略とリスク管理を一体として捉える姿勢が特徴で、単なるリスクの排除ではなく、企業価値を高めるための仕組みづくりに注力しています。

また、グローバルネットワークを活かし、海外子会社を含む多国籍企業への支援にも対応しています。このため、グローバル進出を検討している企業や、海外M&A、海外のグループ会社のガバナンス強化などを図りたい企業におすすめのサービスといえるでしょう。

KPMGコンサルティング株式会社

KPMGコンサルティング株式会社は、リスクと成長の両立を支援する「攻めと守り」のバランスに優れたコンサルファームです。イギリス発祥のKPMGグループに属し、戦略策定からITリスク、内部統制、ガバナンス体制の強化まで、幅広い課題にワンストップで対応しています。

リスクコンサルティングでは、監査や税務部門との連携により、実務的で実効性の高いソリューション提供が可能です。ITガバナンスやサイバーセキュリティ、グループガバナンス体制の高度化など、現代企業が直面するリスクに総合的にアプローチしています。グローバル案件にも強く、大規模かつ複雑なプロジェクトへの対応力にも定評があります。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社は、アーンスト・アンド・ヤング(EY)グループに属するグローバルファームです。戦略立案とリスクマネジメントの連動を重視したコンサルティングを展開しています。

顧客企業の経営戦略や中長期的なビジョンに沿ったリスクマネジメントの高度化支援から、リスクが発生した際の対応支援まで、幅広くサービス展開している点が特徴です。

特に、ガバナンス体制の見直しや、コンプライアンスのグローバル管理、地政学的リスクへの備えといった分野での支援に強みがあります。また、サイバーリスク対策や、グローバルサプライチェーン・リスク対策といった、リスクマネジメントの高度化支援実績も豊富なサービスです。

デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社

デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社は、国内最大級のコンサルティンググループであるデロイトトーマツの一員として、幅広いリスク領域に特化した支援を行っています。財務報告の正確性確保、内部監査や不正リスク対策、国際規制対応といった高度な専門領域において多くの実績があります。

サイバーセキュリティやレピュテーションリスクといった最新のテーマにも対応しており、AIや自動化技術を活用した業務改革支援も提供可能です。金融や公共機関、グローバル企業など、規模や業界を問わず対応できる体制が整っており、包括的なリスクマネジメントを求める企業にとって心強いパートナーといえるでしょう。

東京海上ディーアール株式会社

東京海上ディーアール株式会社は、東京海上グループに属するリスクコンサルティング専業企業です。保険分野で培った実務的なノウハウと膨大なデータを活かした支援が特徴です。自然災害や不動産関連のリスク、BCP(事業継続計画)策定、サイバーセキュリティ対策など、リスクの種類に応じた専門性の高いコンサルティングを提供しています。

保険業界の知見を活かしたリスクモデリングは、コンサルファームと比較した際の強みといえます。海外案件の実績も豊富であるため、金融機関ならではの専門的なスキルを活かしたサポートを受けたい企業におすすめです。

リスクコンサルタントへの転職を成功させるには

リスクコンサルタントへの転職を成功させるには

リスクコンサルタントへの転職を成功させるには、事前の準備が重要です。ここでは、目指す際に意識したい基本的なポイントを紹介します。

実務経験をもとに自分の強みや適性を分析する

まず重要なのは、実務経験をもとに自分の強みや適性を整理することです。未経験からリスクコンサルタントを目指す場合でも、過去の職務内容を振り返れば活かせる経験は少なくありません。特に、法務やITなどの分野で培った専門的な知識や実務経験は、リスクコンサルタントとしてのポテンシャルの評価に繋がるケースも多いです。

たとえば、情報セキュリティ対応やプロジェクト管理に関わった経験はITリスク領域で、法令対応や社内規定の整備に携わっていた経験はコンプライアンス分野で活かすことができます。まずは、自分が関わってきた業務を言語化し、それがリスクコンサルタントとしてどんな専門領域に結びつくのかを深掘りしましょう

どの領域に特化するかを明確にする

次に重要なのは、リスクコンサルタントとしてどの領域に特化するかを明確にすることです。リスクコンサルにはIT、法務、事業継続、コンプライアンスなど多くの専門分野があり、すべてを網羅する必要はありません。

たとえば、IT業界出身であればITリスク、法務経験があればコンプライアンス領域といったように、これまでの実務と関連性の高い分野に特化すれば、即戦力としての評価も得やすくなります。一方で、これまでとは異なる領域にチャレンジする場合でも、資格取得や知識習得を通じて専門性を補完すれば十分に活躍が可能です。

強みを活かすか、新たな武器を身につけるか、自分なりの方向性を明確にしておくことが、納得感のあるキャリア形成につながるでしょう。

転職エージェントを活用して面接対策を行う

最後に重要なのは、転職エージェントを活用して面接対策をしっかり行うことです。リスクコンサルタントは専門性が求められる分野であるため、応募書類や面接でのアピール内容が合否を大きく左右します。特に未経験からの転職では、自分の強みや適性がどう評価されるかを客観的に判断するのが難しいケースもあります。

エージェントを活用すれば、業界に精通した担当者から求人の紹介を受けられるだけでなく、具体的な選考サポートを受けることができます。特に、志望動機の整理や職務経歴書のブラッシュアップ、面接での受け答えの準備は時間がかかるものです。自分だけで準備を進めるよりも、効率的かつ戦略的に転職活動を進められるため、必ず転職エージェントを活用しましょう。

リスクコンサルタントにおすすめの転職エージェント

リスクコンサルタントにおすすめの転職エージェント

ここでは、リスクコンサルタントにおすすめの転職エージェントを紹介します。それぞれ非公開求人の取り扱いもあるため、面談を通じて希望案件があるかどうかチェックしてみてください。

リスクコンサルタントにおすすめの転職エージェント

MyVision

MyVision
引用元:MyVision
MyVisionの特徴
  • 提携ファーム200社以上のコンサル業界専門転職支援サービス
  • 戦略ファーム出身アドバイザーによる実践的サポート
  • リスクコンサルタントに関するセミナー開催実績あり

MyVisionは、累計支援実績1,000名以上を誇るコンサル特化型の転職エージェントです。提携ファームは200社を超え、非公開求人を豊富に取り扱っていることが特徴です。

実践的なサポート体制も強みの一つです。戦略ファーム出身のアドバイザーがサポートを担当し、応募先ごとのプロジェクト特性や評価視点を踏まえた選考対策やキャリア設計を支援してくれます。

また、過去にはコンサルファームと共同で「リスクマネジメントコンサル」に関するセミナー開催実績があります。金融機関のリスク管理部門からコンサルファームへ転職した方も紹介されていることからも、MyVisionはリスクコンサルタントを目指す方にとっても魅力的なサービスといえるでしょう。

運営会社株式会社MyVision
公式サイトhttps://my-vision.co.jp/
公開求人数非公開(2025年8月7日現在)
主な求人職種Big4をはじめとするほぼ全てのコンサルファーム
シンクタンク、領域特化型ファームのコンサルタント各職種

関連記事>>MyVisionの評判・口コミ

コンコードエグゼクティブグループ

コンコードエグゼクティブグループ
引用元:コンコードエグゼクティブグループ
コンコードエグゼクティブグループの特徴
  • 総合系ファームやポストコンサル転職にも対応
  • コンサル出身者による質の高いサポート
  • リスクマネジメント経験のあるコンサルタントも在籍

コンコードエグゼクティブグループは、大手ファームや事業会社におけるハイクラス求人に強みを持つ転職支援サービスです。

コンサル転職の実績が豊富であることはもちろん、CXOクラスの案件も含めたポストコンサル転職に強いことも特徴です。各企業に深く入り込んでいるため、ケースインタビュー対策や、各求人ポジションに合わせた専門的な選考対策を提供しています。

コンサルタント出身のアドバイザーが多数在籍しており、業界経験を活かした転職サポートが特徴です。中には、コンサル在籍時に、リスクマネジメントに関するプロジェクトを経験したエグゼクティブコンサルタントも紹介されています。このことからも、リスクコンサルタントを目指す方にとって、より実践的なサポートが受けられるサービスであるといえるでしょう。

コンコードエグゼクティブグループの基本情報
運営会社株式会社コンコードエグゼクティブグループ
公式サイトhttps://www.concord-group.co.jp/
公開求人数非公開(2025年8月9日現在)
主な求人職種IT、金融、コンサルティング業界の各ポジション

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アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング
引用元:アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングの特徴
  • 20年以上の支援実績と累計85,000人超のキャリア支援
  • ファームごとの採用傾向に基づいた実践的サポート
  • 中長期視点でのキャリア形成支援にも対応

アクシスコンサルティングは、累計85,000人を超える支援実績を持つコンサル業界に強い転職エージェントです。20年以上にわたりコンサル業界に携わり、戦略・総合ファームに加え、PEファンドや事業会社に至るまで幅広いネットワークを築いています。

手厚い選考対策も特徴の一つです。転職理由や志望動機といった基礎部分はもちろん、応募求人の特徴を踏まえた、的確なアピール方法についてアドバイスを受けられます。希望すれば、数年スパンのキャリアビジョンについて相談することも可能です。

また、リスクコンサルタントに関しては、Big4系コンサルティングファームやリスク専門コンサルティングファームの求人が参考事例として紹介されています。非公開求人も豊富なサービスなので、リスクコンサルタントを目指す方は、面談を通じて具体的な求人の紹介を受けることをおすすめします。

運営会社アクシスコンサルティング株式会社
公式サイトhttps://www.axc.ne.jp/
公開求人数非公開(2025年8月7日現在)
主な求人職種コンサルティングファームや事業会社の企画職
DX/IT、コンサルタント、PE/VC、CxOなど

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リスクコンサルタントに関するQ&A

リスクコンサルタントに関するQ&A

最後に、リスクコンサルタントに関するよくある疑問について解説します。

リスクコンサルタントに向いている人は?

リスクコンサルタントに向いているのは、リスクを冷静に分析し、論理的に対策を立てられる人です。特に、複雑な情報を整理して本質的な課題を見極める力や、客観的な視点で物事を捉える姿勢が求められます。また、企業内の複数部門と連携して業務を進めることが多いため、関係者との円滑なコミュニケーションや信頼関係の構築も重要です。

さらに、リスクマネジメントに関する知識や法務・ITなどの専門領域への関心がある人は、より実務で活躍しやすくなるでしょう。このように、論理性と柔軟性の両方を持つ人が、この仕事にフィットしやすいといえるでしょう。

30歳でコンサルの年収はいくらですか?

30歳前後のコンサルタントの年収は、約850万円が目安とされています。

厚生労働省の職業情報提供サイトによると、コンサルタントの年収は30歳前半で858.86万円という統計が示されています。もちろん、実際の年収は業種やポジション、在籍企業、スキルセットによって異なり、経験年数が長い人ほど高年収となる傾向があります。なお、戦略・IT・人事などのコンサルティング分野や、大手ファームか中小かによっても年収幅は大きく変わりますので、あくまで参考値として捉えるとよいでしょう。

参照元

job tag 「経営コンサルタント」

コンサルのビッグ4の年収はいくらですか?

BIG4の平均年収は、Openworkによると下記の通りになっています。他のコンサルファームと比較しても魅力的な水準といえます。

企業名平均年収
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社平均600万円 ※1
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社平均902万円 ※2
KPMGコンサルティング株式会社平均900万円 ※3
PwCコンサルティング合同会社平均984万円 ※3
参照元

※1 openwork 「デロイト トーマツ コンサルティング合同会社」
※2 openwork 「EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社」
※3 openwork 「KPMGコンサルティング株式会社」
※4 openwork 「PwCコンサルティング合同会社」

リスクコンサルタントとはのまとめ

リスクコンサルタントとはのまとめ

リスクコンサルタントは、これまでに法務やIT、経営企画といった領域で実務経験を積んだ方を中心に、未経験からでも挑戦できる魅力的なポジションです。

とはいえ、同じリスクコンサルタントでも企業ごとに求められるスキルやミッションは異なるため、自身の強みとマッチする分野を見極めることが大切です。知識の習得や経験の棚卸しを行いながら、転職エージェントのサポートを活用して、自分に合ったポジションを見つけていきましょう

商号フリーコンサル株式会社(Freeconsul Inc.)
URLhttps://freeconsul.co.jp/
本社所在地〒107-0062
東京都港区南青山3丁目1番36号青山丸竹ビル6F
有料職業紹介許可番号13-ユ-316208
特定募集情報等提供事業者受理番号51-募-001302
法人番号3010401144747
適格請求書事業者登録番号T3010401144747
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