管理体制の見直しや顧客情報の整理を検討している企業は、ITシステムの導入がおすすめです。
自社の課題解決につながるシステムを導入することで、作業効率化や生産性向上を図れます。
しかし、社内にIT人材が在籍していない場合、求めるシステムを開発することはできません。
そんなときは、外部のシステム開発会社に依頼することで必要なシステムを手間なく導入できます。
当記事では、札幌のおすすめシステム開発会社や選ぶポイント、費用相場などを詳しく解説します。
自社の課題解決につながるシステム開発会社が見つかるので、ぜひ参考にご覧ください。
全国のシステム会社比較については、下記記事でも豊富に紹介しています。
関連記事>>システム開発会社のおすすめ比較・失敗しない選び方と発注のコツ解説
札幌のおすすめシステム開発会社6社紹介&徹底比較
こちらでは、札幌のおすすめシステム開発会社を紹介します。
各企業の詳細や特徴、展開しているサービス内容について説明するので、ぜひ依頼を検討してください。
システム開発会社 | 特徴 |
---|---|
株式会社札幌システム・ソリューション | 高いチーム力によって連携が取れたサービス提供 |
株式会社メイプルシステム | 時代の変化に合わせて上流から下流までワンストップで開発 |
株式会社デジック | 30年を越える海外開発やリモート開発実績あり |
株式会社コードユニット | 先進技術に精通した少数精鋭エンジニアが運営 |
株式会社ハイウィザード | 幅広い開発に対応可能なスタッフが在籍 |
恵比寿システム株式会社 | 特殊でニッチな分野でのシステム開発に強い |
株式会社札幌システム・ソリューション
- 高いチーム力によって連携が取れたサービス提供
- クライアント企業の課題や悩みに寄り添った親身な対応が可能
- 幅広い業種に合わせたシステム提供ができる
株式会社札幌システム・ソリューションは、高品質なシステム提供を目指している会社です。
社員教育が徹底されており、チームの団結力があるので連携の取れたサービス提供を行っています。
報告・連絡・相談を意識した丁寧な仕事を心がけているため、クライアント企業の課題や悩みに寄り添った親身な対応が可能です。
これまで官公庁や民間企業の開発実績が豊富にあり、幅広いシステムを開発しています。
飲食業や運輸業、倉庫業、金融業、卸小売業、リース業など幅広い業種に最適なシステムを提供しています。
対応スタッフのスキルが高く、幅広い業種に対応したシステム開発会社を求めるなら、株式会社札幌システム・ソリューションの依頼がおすすめです。
株式会社札幌システム・ソリューションの基本情報 | ||
---|---|---|
会社名 | 株式会社札幌システム・ソリューション | |
設立 | 2006年 | |
本社所在地 | 北海道札幌市北区北7条西2丁目8番地1 札幌北ビル9階 | |
公式サイト | https://ss-solution.co.jp/ |
株式会社メイプルシステム
- 上流工程から下流工程までの開発をワンストップで対応
- 農業団体や流通業界、製造業、サービス業、官公庁など幅広い業種の対応経験
- エンジニア・プログラマーの派遣サービスを提供
株式会社メイプルシステムは、システム開発をはじめIT技術者支援、システムコンサルティングのサービスを提供している会社です。
開発形態に捉われず、時代の変化に合わせて上流工程から下流工程までの開発をワンストップで行っています。
農業団体や流通業界、製造業、サービス業、官公庁など幅広い業種の対応経験があるため、豊富なノウハウからシステム開発してもらえます。
エンジニアやプログラマーを派遣することもできるので、必要に応じて自社まで訪問対応してもらうことも可能です。
個人情報の保護も徹底しており、安全なシステム運用を行うことができます。
豊富な経験とサービスの充実度を重視するなら、株式会社メイプルシステムの依頼がおすすめです。
株式会社メイプルシステムの基本情報 | ||
---|---|---|
会社名 | 株式会社メイプルシステム | |
設立 | 2015年 | |
本社所在地 | 札幌市中央区南2条東1丁目1番地14 住友生命札幌中央ビル6F | |
公式サイト | https://maplesystem.co.jp/ |
株式会社デジック
- 30年を越えるニアショア(海外開発)・リモート開発実績が
- コストパフォーマンスを追求した幅広いサービス提供
- 大規模・中小規模の様々なシステム開発が可能
株式会社デジックは、30年を越えるニアショア(海外開発)やリモート開発実績がある会社です。
コストパフォーマンスを追求しながら、事業立案や企画、開発、運用、保守まで幅広く対応してもらえます。
熟練した技術力があり、作業報告やメールの返信、アイディア提示などスピーディに対応可能です。
社会インフラ系システムを中心に手がけており、航空や駅務、電気自動車関連の開発知識が豊富にあります。
大手企業との取引実績も多く、大規模から中小規模まで様々なシステム開発を行っています。
長年の実績とたしかな技術力を求めるなら、株式会社デジックの依頼がおすすめです。
株式会社デジックの基本情報 | ||
---|---|---|
会社名 | 株式会社デジック | |
設立 | 1987年 | |
本社所在地 | 北海道札幌市中央区大通西5丁目11番地 大五ビル7階 | |
公式サイト | https://www.dgic.co.jp/ |
株式会社コードユニット
- 先進技術に精通した少数精鋭が運営
- スピード感・チーム力の高いサービス提供が可能
- 定期的なテスト、コードレビュー、バグ修正によって高品質なサービス提供
株式会社コードユニットは、Webシステム開発やホームページ制作を行っている会社です。
先進技術に精通した少数精鋭エンジニアが運営しており、インフラ構築からアプリケーション開発まで幅広く対応しています。
スピード感やチーム力が高く、クライアント企業の課題や悩みに寄り添ったサービス提供が可能です。
システムの品質にこだわりを持っており、定期的なテスト、コードレビュー、バグ修正によって高品質な提供を行っています。
また、ラボ型開発サービスを提供しており、クライアント企業の課題やビジョンに合わせて最新技術・手法を活用したソリューションの創出を支援しています。
クライアント企業の要望に合わせて、最適なサービス提供が可能です。
高品質で豊富なサービスを求めるなら、株式会社コードユニットの依頼がおすすめです。
株式会社コードユニットの基本情報 | ||
---|---|---|
会社名 | 株式会社コードユニット | |
設立 | 2023年 | |
本社所在地 | 札幌市中央区南6条西11丁目1284番地18 OFFICE611ビル4階 | |
公式サイト | https://codeunit.co.jp/ |
株式会社ハイウィザード
- クライアント企業との認識を同一化して高品質なサービスを提供
- フロントエンド、バックエンド、インフラに通じた開発スタッフが在籍
- 独自開発システムの提供が可能
株式会社ハイウィザードは、Web制作・システム開発・各種コンテンツ制作などのサービスを提供している会社です。
チャットツールの利用によってクライアント企業とのコミュニケーションを円滑化しており、認識を同一化することで高品質なサービスを提供しています。
フロントエンド、バックエンド、インフラに通じた開発スタッフが在籍しているため、柔軟な対応が可能です。
複合システムの構築やWebサイトの開発・運用、ネットショップ構築など幅広いサービスを提供しています。
自社開発したシステム「スタッフ365」の運用・保守も行っており、派遣スタッフなどの勤怠管理に利用できます。
エンジニアのスキルが高く、幅広いサービス提供ができるシステム開発会社を求めるなら、株式会社ハイウィザードの依頼がおすすめです。
株式会社ハイウィザードの基本情報 | ||
---|---|---|
会社名 | 株式会社ハイウィザード | |
設立 | 2019年 | |
本社所在地 | 札幌市中央区大通東2-3-1第36桂和ビル7階7号 | |
公式サイト | https://high-wizard.com/ |
恵比寿システム株式会社
- ソフトウェア・ハードウェアともに多くの受託開発実績
- 特殊でニッチな分野でのシステム開発に強い
- オンラインで全国からの依頼に対応可能
恵比寿システム株式会社は、1994年設立の実績あるシステム開発会社です。
これまでに特殊でニッチな分野でのシステム開発実績が多くあり、気象観測のWMS(Weather Monitoring System)とWebシステムを組み合わせたソリューションなど、様々な自社製品の開発販売や受託システム開発を行っています。
ハードウェアの開発にも取り組んでおり、ハンディターミナルを活用した在庫管理システムなど、ハードウェアとシステムとを一括で開発できることも特長です。AWSによるクラウドでの開発、アジャイル手法でクライアントの要望に柔軟に対応することに加え、自社開発のフレームワークの活用、開発の自動化など幅広い対応を行います。
また、同社では、PCの操作に不慣れな方でも使いやすいシステムの提供を重視しています。早い段階でモックアップやプロトタイプを提供し、運用上の課題を丁寧にヒアリングしながら、クライアントの環境に最適なシステムの提案を行います。
少数精鋭でありながら、安定稼働する高品質なシステムを開発できる企業です。
恵比寿システム株式会社の基本情報 | ||
---|---|---|
会社名 | 恵比寿システム株式会社 | |
設立 | 1994年8月 | |
本社所在地 | 北海道札幌市中央区南1条東2丁目3-1 NKCビル2F | |
公式サイト | https://ebisu-system.co.jp/ |
システム会社を利用するメリット
システム開発会社を利用することで、以下のようなメリットがあります。
- 社内リソース確保をせずに済む
- 設備投資が不要になる
- 運用の専門知識を身につける必要がない
自社でシステム開発を実施するには、対応するためのIT人材(エンジニアやプログラマーなど)が必要になります。
しかし、ITと関連性がなかった企業の場合、新しく人材の雇用や育成をしなくてはいけません。
外部のシステム開発会社に依頼すれば、自社で人材を用意する必要がないので人件費を削減できます。
また、パソコンやサーバーといった設備投資も不要になるため、コストパフォーマンスにも優れています。
さらにシステム運用のサポートも受けられるので、担当者の知識が少なくてもカバーしてもらうことが可能です。
このようにシステム開発会社に依頼することで、企業にとって様々なメリットを得られます。
札幌でシステム開発を選ぶ際のポイント4選
札幌には複数のシステム開発会社があるため、自社に合った企業を見つける必要があります。
こちらでは、札幌でシステム開発会社を選ぶときのポイントとして、以下の4点を説明します。
自社にマッチした企業を見つけるためにも、ぜひチェックしてください。
見積もりで料金や内訳を確認する
システム開発会社を選ぶときは、見積もりを出して料金や内訳を確認しておきましょう。
企業によって提供しているサービスは異なるため、複数社の見積もりを出しても金額はバラバラになっています。
インターネットから料金について調査したとしても、具体的な情報を把握することは難しいです。
また、システム開発の種類や規模によっても料金は変動し、オプションサービスから追加必要がかかることもあります。
システム開発会社の公式サイトでは料金の詳細について記載されていないことが多く、資料請求や問い合わせから判断しなければいけません。
まずは無料相談から担当コンサルタントと話し合いましょう。その上で、見積もりを出してもらい、料金や内訳をチェックすることが大切です。
全体的な料金を明確にすれば、予算内に対応してもらえる企業が見つかります。
はじめから1社に絞らず、複数社の見積もりを出しながら依頼先を決定するようにしましょう。
システム開発の実績や得意分野を確認する
システム開発会社を選ぶ要素として、実績や得意分野も重要です。
自社の業種で実績がある企業であれば、求めるサービスを提供してもらうことが可能です。
また、これまでの経験をもとに対応してもらえるため、スムーズなシステム開発ができます。
例えば小売業のシステム化を検討している場合、POSシステムの開発経験がある企業をおすすめします。
自社と同じ業種や希望するシステムの開発事例があれば、要望通りに対応してもらうことが可能です。
また、業種だけでなく得意な規模(大手・中小・ベンチャーなど)も企業によって異なるので、自社の規模感に合ったシステ開発会社を見つけることが大切です。
システム開発会社の公式サイトには実績や得意分野が記載されていることも多いため、複数社をチェックしておくようにしましょう。
担当コンサルタントとの相性を確認する
システム開発会社に依頼する際はサービス内容や実績だけではなく、担当コンサルタントとの相性を確認することも非常に重要です。
システム開発は担当コンサルタントとの打ち合わせを通じて、求めるシステムを開発してもらいます。
担当者が自社の課題や悩みを理解していなければ、現場との連携がうまくいかなくなってしまいます。
自社の業種について理解が深い担当者であれば、導入すべきシステムについて積極的な提案をもらうことが可能です。
また、システム開発は各工程で打ち合わせが必要になるため、担当者のコミュニケーション能力も重要な要素です。
無料相談から担当者と話し合い、コミュニケーションが取りやすいか確認することで相性の良い企業を見つけられます。
そのためシステム開発会社を選ぶときは、担当コンサルタントの質もチェックしておくようにしましょう。
システム開発の対応範囲を確認する
システム開発会社は、企業によって対応範囲が異なるため、事前に確認することが重要です。
基本的にはシステム開発後の運用まで対応してもらえますが、保守やアフターサービスに追加料金がかかることもあります。
担当者から内訳について聞いていなければ、追加費用が発生して予算オーバーになる可能性も高いです。
担当者とのヒアリングから具体的な対応範囲を聞いておくことで、業務内容にどれくらいの費用が必要になるのか把握できるようになります。
そのため複数社の見積もりを出したタイミングで、自社の求める対応範囲を提供している企業を見つけるようにしましょう。
システム開発会社の費用相場
これからシステム開発会社の依頼を検討している方は「どれくらいの費用が必要になるのかわからない」という悩みもあるでしょう。
前提として、システム開発会社の費用は提供しているシステムの種類・規模によって変動します。
システム開発会社紹介サービス「システム幹事」の料金シミュレーターから調査した結果、システムの種類によって以下のような費用相場となりました。
- 生産管理システム:800,000円※
- 販売・在庫管理システム:1,500,000円※
- 顧客管理システム:1,400,000円※
上記はあくまでも費用相場なので、依頼するシステム開発会社によって上下します。
また、システム開発の契約形態には「準委任契約」と「請負契約」の2種類が存在します。
契約形態 | 特徴 |
---|---|
請負契約 | 請負人が特定の仕事を完成させることを約束して報酬を支払う契約 |
準委任契約 | 特定業務を完了させることを定めて報酬を支払う契約 |
契約形態は、担当者との打ち合わせから自社の状況に合わせて最適な契約を選択する流れです。
システム開発を進めながら改善を加えるなら準委任契約、開発内容が事前に決定しているなら請負契約がおすすめです。
まずは複数社の見積もりを出し、予算内で求めるシステム開発ができる企業へ依頼するようにしましょう。
参照元
システム開発が高い理由は「人」
システム開発に高額な費用が必要な理由として、対応する人件費が大きく関係しています。
システム開発会社に原価は存在せず、エンジニアやプログラマーの単価と工数から料金を算出する流れです。
人件費は、システム開発の規模や開発者のスキル、開発期間などの要素から決定します。
ほかにもシステム開発を行う設備も固定費として、料金に加算されています。
例えばエンジニアの単価が30万円に設定されている場合、3名必要なら90万円の費用が必要です。
また、システム開発は月間契約されることが多く、3ヶ月契約なら3名×3ヶ月×90万円=810万円の費用がかかります。
さらにシステム開発の規模によってはプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーが参加するため、より高額な費用が発生します。
小規模であれば1名〜2名のエンジニアで対応できますが、中規模の場合は5名〜10名のメンバー、大規模の場合数十人のスタッフが必要です。
結果として十分な予算確保ができない場合、システム開発を依頼することは難しくなります。
そのためシステム開発会社に依頼するときは、どれくらいの人材が必要になるのか担当者から事前に聞いておくようにしましょう。
システム開発に活用できる補助金一覧
システム開発には、高額な費用が必要になると説明しました。
企業によっては予算確保が難しく、システム開発会社の依頼を断念することもあるでしょう。
そんなときは、国や自治体が提供している補助金の利用がおすすめです。
補助金を活用することで、システム開発にかかる費用を補助してもらえるようになります。
現時点で活用できるシステム開発の補助金として、以下のようなものが存在します。
補助金 | 補助額 | 特徴 | 対象経費 |
---|---|---|---|
ものづくり補助金 | 1,250万円 (通常枠) | ・新製品開発 ・業務効率化 に伴うシステム導入支援 | システム構築費 |
IT導入補助金 | 450万円 | ・業務効率化 ・DX化 に伴うITツール導入支援 | ITツール導入経費 |
小規模事業者持続化補助金 | 200万円 | ・販路開拓 ・業務効率化 などの取り組みを支援 | ウェブサイト関連費 新商品開発費 |
事業再構築補助金 | 7,000万円 (成長枠) | ・新分野展開 ・業態転 ・業種転換 など事業再構築を支援 | システム構築費 |
上記補助金は、それぞれの公式サイトから公募期間内に申請することで審査を受けられます。
事務局からの審査に通過すれば、規定内の補助額を受け取れるようになります。
ただし、補助金の申請には応募要項を満たし、必要な書類を提出しなければいけません。
補助金の公募状況は定期的に更新されるため、公式サイトからチェックしておくようにしましょう。
システム開発とは?基本的なサービス内容
システム開発を外部に依頼するときは、どのような業務を行ってもらうのか理解しておくことも大切です。
システム開発の詳細を知っておくことで、担当者との打ち合わせがスムーズになります。
システム開発とは、ITツールを用いて自社の課題解決や業務効率化を図る仕組み作りを開発する方法です。
ITツールとはテキストエディタを指しており、エンジニアやプログラマーがパソコンとサーバーを駆使しながらシステムを構築することです。
一般企業の場合、顧客管理や勤怠管理、プロジェクト管理、製造管理などが開発されます。
また、システム開発は、以下のような4種類の手法があります。
手法 | 内容 |
---|---|
ウォーターフォール型 | 工程を順序通りに完了させる |
スパイラルモデル | 各工程で試作品を作成して完成させる |
アジャイル型 | 計画・設計・実装・テストのサイクルを繰り返しながら完成させる |
プロトタイピング | 試作品から検証と修正を繰り返して完成させる |
システム開発会社の担当者は、クライアント企業の課題や要望を現場に伝えて最適な開発手法を選択します。
企業によっては既存パッケージ・システムを利用することもありますが、基本的には一から開発するのが一般的です。
そのためシステム開発は、ITツールによって企業の課題解決・業務効率化を図るための仕組み作りであると理解しておきましょう。
札幌のシステム開発会社のサポート種類
システム開発会社は、企業によってサポートしているシステムの種類が異なります。
媒体によって作成できるシステムは異なるので、自社が求めるシステム開発に対応した企業を探すことが必要です。
主なシステム開発の種類として、以下の3点が挙げられます。
詳細や特徴について説明するので、自社が求めるシステムをぜひ見つけてください。
オープン系
オープン系システムとは、様々な環境下で作成できる自由度の高いシステム開発のことです。
一般的にパソコンで動かすことを前提としており、業務アプリケーションの開発に採用されています。
様々なデバイスや機材、メーカー、OSなどを組み合わせて開発できるため、幅広い選択肢があります。
既存ソフトウェアや周辺機器を活用するので、システム開発の工数を大幅に削減可能です。
一般企業の場合、顧客管理や給与管理、勤怠管理などのシステム開発はオープン系システムに該当します。
柔軟性の高いシステム構築ができるので、目的や環境に合わせて作成できます。
業務系のシステム導入を求めるなら、オープン系の選択がおすすめです。
汎用系
汎用系システムとは、特定の汎用機(ハードウェア)に組み込んで動作させるシステム開発を指します。
汎用機は「汎用コンピュータ」や「メインフレーム」と呼ばれており、金融機関や大手起業で取り入れられています。
汎用系システムは汎用機にCOBOLというプログラミング言語を使用しており、高い演算能力を加えることが可能です。
大規模なデータを秒単位で処理できるため、多くの情報を取り扱う企業に適しています。
また、データの抽出や分析などもプログラミングによって自動化できます。
さらに汎用機のシステムやソフトウェアはオリジナル設計されているので、セキュリティ体制が高い点も特徴です。
閉鎖的な構造で稼働しており、外部からの悪質な攻撃を受けにくいです。
ただし、汎用機の導入や維持コストは高いので、一般企業の導入は難しくなっています。
しかし、現代ではインターネットの進化によって通信の大容量化が進んでおり、一般企業のビジネスシーンでも活用できる機会は増えていくでしょう。
Web系
Web系システムとは、Web上で稼働するアプリケーション・システムの開発です。
Webサイトをはじめ、ECサイトやSNS、Webアプリケーションなどの開発はWeb系システムに該当します。
顧客やユーザー向けのサービス提供が目的になっているため、ユーザビリティを意識した開発が求められます。
例えばWebサイトを構築する場合、文字や画像の表示だけでなく視覚的な印象付けが必要です。
デザインや操作性などにこだわることで、ユーザーからの満足度が向上して求める成果を得られます。
とくにGoogleやYahoo!といった検索エンジンからの流入を目的にする場合、SEO対策を意識しなくてはいけません。
有益な情報を的確にユーザーへ提供できれば、中長期的な成果へとつなげられます。
不特定多数のユーザーに向けたコンテンツ提供を行うなら、Web系システムを選択しましょう。
システム開発の基本的な流れ
システム開発には、複数の工程が存在します。
受注側だけでなく発注側も工程を理解しておくことで、現時点の状況について把握できるようになります。
システム開発の工程や概要、工数比率の目安、準備すべきことについては、下記の表を参考にご覧ください。
工程 | 概要 | 工数比率 | 準備すべきこと |
---|---|---|---|
要件定義(要求定義) | 実装する機能・納期 必要な人材の決定 | 15%〜20% | 要望・資料の洗い出し |
基本設計(外部設計) | システム構造の決定 データ保存場所・取得方法の設計 | 10%〜15% | 業務フロー図・システム構成図の選定 |
詳細設計(内部設計) | 詳細な実装方法を決定 | 10%〜15% | 実装機能の割り振り 機能・ロジックの整理 |
開発(プログラミング) | 設計内容の実装 | 30% | パソコン・インターネット環境の用意 |
テスト | 作成プログラムのテスト | 20%〜25% | テスト環境・テストデータの準備 |
システム移行(リリース) | 新システムへの切り替え | 3%〜5% | 移行計画の作成 バックアップの準備 |
運用・保守 | 監視・不具合の改善 | – | スケジュール表の作成 |
システム開発の工程には「上流工程」と「下流工程」の2種類があります。
要件定義や設計などは上流工程、開発やテストは下流工程に分類されています。
ただし、受注側が決定する開発手法によっては、各工程の順序が変動する可能性も高いです。
計画通りにシステム開発を進めるには、発注側も協力しながら方向性を固めていくことが大切です。
システム開発会社の依頼には提案依頼書(RFP)や複数社の見積もりなども必要になるため、事前に用意しておきましょう。
システム開発のよくある失敗と対策
システム開発を外部に依頼するときは、いくつか注意しなければいけないポイントも存在します。
システム開発は必ず成功するわけではなく、失敗するケースも少なくはありません。
こちらでは、システム開発のよくある失敗と対策方法について詳しく説明します。
事前に失敗を防止するためにも、ぜひチェックしてください。
納期通りに納品されなかった
システム開発会社との打ち合わせで納期を設定したとしても、スケジュール通りに進行しないこともあります。
理由として、受注側の体制が整えられておらず、進行管理に不備があるからです。
システム開発会社は多くの案件を同時進行しているため、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーがスケジュール管理をして計画通り進める必要があります。
発注側がスケジュールをコントロールすることは難しいので、基本的には受注側へ任せる流れとなっています。
納期通りにシステムを納品してもらうためには、担当者から必要な日数を確認して余裕のあるスケジュール設定を行うようにしましょう。
追加費用がかさんでしまった
設計段階でシステム開発の方向性を固められていなければ、進行途中に追加費用が発生することもあります。
システム開発会社は発注側の要望に合わせて対応するため、新しく機能を追加すると時間や工数がかかってしまいます。
結果として追加費用が発生してしまい、予算を超過する可能性が高いです。
基本的にシステム開発会社は運用まで対応してもらえますが、保守やアフターケアなどに追加費用がかかることもあります。
追加費用の発生をなくすには、設計段階でシステム開発の方向性を固めて、必要な機能を整理することが大切です。
担当者から追加費用が発生する可能性があるのか聞いておけば、予算内に対応してもらうことができるでしょう。
依頼したシステムができなかった
担当コンサルタントが自社の課題や要望を理解できていない場合、依頼通りのシステムが完成しない原因となります。
担当者と現場の連携がうまくできていなければ、システム開発が失敗するケースも少なくはありません。
システムの品質は、料金や技術力、実績、コミュニケーション能力など様々な要素が関係しています。
高品質なサービスを提供している企業なら、発注側の意図を汲み取りながら求めるシステムを納品してもらえます。
無料相談から担当者の質を見極めれば、ミスマッチを防止可能です。
打ち合わせの段階では担当者だけでなく、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーにも同席してもらい発注側の課題や要望について理解を深めてもらいましょう。
札幌のシステム開発会社Q&A
最後に、札幌のシステム開発会社に関するよくある質問をいくつか回答します。
疑問を解消するためにも、ぜひ参考にご覧ください。
システム開発には何ヶ月くらいかかりますか?
システム開発は、事業やプロジェクトの規模、工程によって必要な期間が異なります。
小規模なら1ヶ月〜3ヶ月、中規模なら6ヶ月〜12ヶ月、大規模なら2年〜3年ほどの期間が必要です。
システム開発会社が採用する手法によっても必要な期間は変動するので、事前に相談が必要です。
規模感がわからないときは、担当者と相談しながら求めるシステムがどれくらいの規模になるのか聞いておきましょう。
システム開発の大手企業は?
システム開発会社の大手企業には、以下のような会社があります。
大手企業は人材や資金力が充実しており、大規模なシステム開発にも対応しています。
また、幅広いサービス提供を行っているため、発注側の要望に合わせて対応可能です。
ただし、大手企業の依頼には高額な費用がかかることから、予算確保ができないときは依頼をおすすめしません。
中小企業は大手起業に比べて人材や資金力は劣るものの、発注側の悩みや課題に寄り添った併走型の支援ができます。
何を重視するのかによって依頼する企業は異なるので、慎重に選定するようにしましょう。
札幌のシステム開発会社まとめ
今回は、札幌のおすすめシステム開発会社や選ぶポイント、費用相場などを詳しく解説しました。
札幌には地域密着型のシステム開発会社が多いため、課題や要望に合わせたサービス提供が可能です。
システム開発会社選びに迷ったときは、料金や内訳、得意分野、開発実績、担当者との相性、スキル、対応範囲などをチェックしてください。
ただし、システム開発会社の依頼には、高額な費用が必要になります。
もし予算確保が難しい場合、国や自治体が提供している補助金の活用を検討してください。
ぜひ当記事で紹介したシステム開発会社を参考に、最適な企業にシステム開発を依頼しましょう。
都道府県別システム開発会社
都道府県別のおすすめシステム開発会社は以下にまとめています。