顧客管理や勤怠管理などを効率良く行うには、システム開発が必要です。
自社の課題に合わせたシステム開発を実施することで、業務効率化や生産性向上を期待できます。
しかし、自社にシステム開発できる人材がいなければ、対応することは非常に難しいです。
そんなときは、外部のシステム開発会社に依頼することで、自社の課題や要望に合わせて対応してもらえます。
京都には多くのシステム開発会社が拠点を置いているため、依頼先は慎重に決定するようにしましょう。
当記事では、京都のおすすめシステム開発会社や選ぶポイント、費用相場などを詳しく解説します。
自社の課題を解決できるシステム開発会社が見つかるので、ぜひ参考にご覧ください。
全国のシステム会社比較については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事>>システム開発会社のおすすめ比較・失敗しない選び方と発注のコツ解説
京都のおすすめシステム開発会社5社紹介&徹底比較
こちらでは、京都のおすすめシステム開発会社を5社紹介します。
それぞれ企業の特徴や提供しているサービス内容について説明するので、自社に合ったシステム開発会社を見つけてください。
株式会社京都アイティソリューション
- 豊富な開発実績によって自社の要望やニーズに応じたシステム開発を提供
- 社内インフラの構築や各拠点間のVPN接続などにも対応
- 20年以上の開発実績があり信頼性も高い
株式会社京都アイティソリューションは、コンサルティング業務・システム開発・運用保守管理のサービスを提供している会社です。
豊富な開発実績があるため、自社の要望やニーズに応じたシステム開発を提供してくれます。
生産管理システム・販売管理システムをはじめ、業務システムからWebシステムまで幅広くシステム開発をサポートしています。
ヒアリングからシステム化構想の提案・計画を行い、業務内容に合わせたシステムを提案可能です。
コンピュータ関連機器の販売も行なっており、社内インフラの構築や各拠点間のVPN接続などにも対応しています。
これまで20年以上の実績があるため、信頼性が高いシステム開発会社となっています。
幅広いシステム開発に対応してもらいたいなら、株式会社京都アイティソリューションの依頼がおすすめです。
| 株式会社京都アイティソリューションの基本情報 | ||
|---|---|---|
| 会社名 | 株式会社京都アイティソリューション | |
| 設立 | 2004年 | |
| 本社所在地 | 京都府京丹後市大宮町口大野1167 | |
| 公式サイト | http://www.kyotoit.com/company | |
京都工業株式会社
- 企業のセキュリティ対策やデジタル化、自動化などが可能
- データ入力精度・セキュリティ・体制面での高い信頼がある
- 社内で3段階のチェック体制によってスピーディかつ高品質なシステムを提供
京都工業株式会社は、京都随一のデータ入力支援・分析センターとしてサービスを提供している会社です。
企業のセキュリティ対策やデジタル化、自動化などが可能となっており、自社の状況に合わせて柔軟に対応してくれます。
データ入力精度・セキュリティ・体制面での高い信頼があるため、官公庁・教育機関をはじめさまざまな取引先があります。
前処理から後処理まで一貫対応してもらえるので、自社の負担を大幅に軽減することが可能です。
社内では3段階のチェック体制を行なっており、スピーディかつ高品質なシステムを提供してもらえます。
長年の実績から信頼できるシステム開発会社を選ぶなら、京都工業株式会社の依頼がおすすめです。
| 京都工業株式会社の基本情報 | ||
|---|---|---|
| 会社名 | 京都工業株式会社 | |
| 設立 | 1935年 | |
| 本社所在地 | 京都市伏見区深草下横縄町15 | |
| 公式サイト | https://www.kyotokogyo.co.jp/ | |
株式会社京都システム技研
- 組込・制御・WEB系開発を強みとしている
- システム開発の専門的な知識・技術力を持った従業員が在籍
- クライアント企業の悩みや課題に寄り添った提案
株式会社京都システム技研は、最先端の技術力と最良の提案によってシステム開発サービスを提供している会社です。
組込・制御・WEB系開発を強みとしており、自社の要望やニーズに合わせて柔軟な対応を行なってくれます。
システム開発の専門的な知識・技術力を持った従業員が在籍しているため、高品質なシステムを提供可能です。
従業員数14名と少数精鋭ではあるものの、クライアント企業の悩みや課題に寄り添った提案ができる点は大きな強みとなっています。
中小規模の事業やプロジェクトに対応できるシステム開発を求めるなら、株式会社京都システム技研の依頼がおすすめです。
| 株式会社京都システム技研の基本情報 | ||
|---|---|---|
| 会社名 | 株式会社京都システム技研 | |
| 設立 | 2011年年 | |
| 本社所在地 | 京都市下京区烏丸通仏光寺下ル大政所町 680-1 第八長谷ビル9F | |
| 公式サイト | http://kyosys-jp.com/ | |
インフォフィール株式会社
- クライアント企業やエンドユーザー目線に立ったサービスを提案
- 専門用語を使わずユーザーファーストでサービスを提供
- 小規模から大規模のプロジェクトまで対応可能
インフォフィール株式会社は、京都・滋賀を中心に、WEBシステム・業務システムの開発を行なっている会社です。
経験豊富なエンジニアが多く在籍しており、クライアント企業やエンドユーザー目線に立ったサービスを提案しています。
これまで20年以上に渡り、幅広い業種にて開発経験があるため、自社の要望に合ったシステム開発を提供可能です。
専門用語を使わずユーザーファーストでサービスを提供してくれるので、システム開発の知見がない企業でも安心して依頼できます。
小規模から大規模のプロジェクトまで、経験豊富なエンジニアが予算や納期を含めて最適な提案を行なってくれます。
優秀なシステムエンジニアが多く、自社に寄り添ったサービス提供を求めるならインフォフィール株式会社の依頼がおすすめです。
| インフォフィール株式会社の基本情報 | ||
|---|---|---|
| 会社名 | インフォフィール株式会社 | |
| 設立 | 2007年 | |
| 本社所在地 | 滋賀県草津市野路1丁目7番21号 リベリー南草津 105 | |
| 公式サイト | https://www.info-feel.com/ | |
アイ・オーシステム株式会社
- 新旧さまざまな開発環境に関わっている経験豊富な開発スタッフが在籍
- 既存システムを用いて自社の課題を解決可能
- 最先端のAI開発によって新事業・プロジェクトにも柔軟に対応可能
アイ・オーシステム株式会社は、システム開発をはじめサーバー構築やIoT、AI開発などのサービスを提供している会社です。
新旧さまざまな開発環境に関わっている経験豊富な開発スタッフが在籍しているため、柔軟な対応を行なってもらえます。
配達管理やSNS、プロジェクト管理、電話自動応答システムなどの自社製品も提供しているため、既存システムを用いて自社の課題を解決することも可能です。
WEBシステムやクライアントサーバーシステム、スタンドアロンシステム、スマートフォン・タブレットシステムなど幅広い受託開発に対応しています。
最先端のAI開発も行っているので、将来的な新事業・プロジェクトにも柔軟に対応できます。
豊富なサービス内容や対応範囲を求めるなら、アイ・オーシステム株式会社の依頼がおすすめです。
| アイ・オーシステム株式会社の基本情報 | ||
|---|---|---|
| 会社名 | アイ・オーシステム株式会社 | |
| 設立 | 1990年 | |
| 本社所在地 | 京都府宇治市木幡陣ノ内46番地 | |
| 公式サイト | https://www.iosystem.co.jp/ | |
システム会社を利用するメリット
システム会社を利用することで、以下のようなメリットがあります。
- システム運用・保守を任せられる
- リソースを確保できるようになる
- 開発環境の投資が不要になる
システム開発会社では、基本的にシステムの開発だけでなく運用・保守まで対応しています。
安定した環境で事業やプロジェクトを進めることができ、トラブルや問題が発生したときは柔軟に対応してもらえます。
また、自社でシステム開発の人材を雇用する必要もないため、大切な人件費を削減する必要もありません。
さらにシステム開発に必要な設備も外注先に任せられるので、自社の手間や負担はかからずに済みます。
このようにシステム会社へ依頼すれば、自社にとって大きなメリットを得られるようになるでしょう。
京都でシステム開発を選ぶ際のポイント
京都には多くのシステム開発会社が拠点を置いており、強みにしているポイントが異なります。
自社の課題やニーズに対応できる企業を選ぶことで、求める成果を得られます。
京都でシステム開発会社を選ぶときは、以下のようなポイントをチェックしてください。
料金や内訳は事前に把握
システム開発会社に依頼するときは、どれくらいの料金がかかるのかを事前に把握しておくことが大切です。
企業によって費用は大きく変動するため、複数社の見積もりを出しながら比較する必要があります。
システム開発会社の公式サイトでは詳しい料金が記載されていないことも多く、検索だけの情報では判断できないことも少なくはありません。
また、業務内容に対してどれくらいの料金を必要とするのか内訳を確認しておくことで、自社にとって最適なシステム開発会社が見つかります。
まずは無料相談から企業のコンサルタントと話しながら、詳しい料金や内訳を事前に把握しておくようにしましょう。
得意分野や開発実績をチェック
システム開発会社を選ぶときは、得意分野や開発実績をチェックすることも重要です。
企業によって得意分野は異なるため、自社のジャンルと合っていなければミスマッチを起こす原因になります。
自社と同じ業種やシステムの開発事例があれば、課題やニーズを理解した上で柔軟な対応を行ってもらえます。
また、業種だけでなく得意な規模（大手・中小・ベンチャーなど）も企業によって異なるので、自社の状況に合わせて選定することが大切です。
システム開発会社の公式サイトには得意分野や開発実績が記載されているため、事前にチェックしておくようにしましょう。
担当コンサルタントの質をチェック
システム開発会社を選ぶときは、担当コンサルタントの質も重要な要素です。
自社の業種について理解が深く、課題やニーズに対応できるシステムを積極的に提案してくれる担当者が必要です。
目標を達成するための具体的な要件定義ができる担当者がいれば、求める成果を得られるようになります。
また、システム開発には長期的なやり取りを必要とするため、コミュニケーションがスムーズな担当者が求められます。
そのためシステム開発会社を選ぶときは、担当者が自社の業種を理解しているか、コミュニケーションは取りやすいかなどをチェックしておきましょう。
対応範囲も事前に要確認
システム開発会社は、企業によって対応範囲が異なります。
基本的にはシステム開発から運用まで対応してもらえますが、保守やアフターサービスなどには追加料金がかかる企業も存在します。
もし追加料金が発生してしまった場合、事前に想定していた費用を大きく超過してしまう可能性も高いです。
見積もりを出すタイミングで担当者から対応範囲を聞いておけば、想定内の費用に抑えられるようになります。
納得のいくサービスを提供してもらうためにも、システム開発会社の対応範囲を事前に確認しておいてください。
システム開発会社の費用相場
これからシステム開発会社に依頼を検討している方のなかには「どれくらいの費用を用意すればいいのかわからない」という悩みを持っているのではないでしょうか。
前提として、システム開発会社の費用は、提供しているシステムの種類や規模によって大きく変動します。
システム開発会社紹介サービス「システム幹事」の料金シミュレーターから調査した結果、システムの種類によって以下のような費用相場となりました。※
- 教育・学習のWebアプリ：1,200,000円
- 販売・在庫管理システム：1,500,000円
- 顧客管理システム：1,400,000円
上記はあくまでも目安となっているため、依頼するシステム開発会社によって上下します。
また、システム開発の契約形態には「準委任契約」と「請負契約」の2種類が存在します。
- 準委任契約：特定業務を完了させることを定めて報酬を支払う契約
- 請負契約：請負人が特定の仕事を完成させることを約束して報酬を支払う契約
契約形態は担当者と相談しながら決定するため、状況によって最適な契約を選択することが大切です。
システム開発をしながら改善したいなら準委任契約、開発内容が決定しているなら請負契約がおすすめです。
ただし、システム開発会社への依頼は高額な費用を必要とするため、十分な予算確保をした上で要望通りの対応を行ってくれる企業へ依頼しましょう。
参照元
システム開発が高い要因は人件費
システム開発にかかる費用は、モノではなく人に関係しています。
システム開発には原価は存在せず、開発に関わるエンジニアやプログラマに料金が発生します。
エンジニアやプログラマの単価と工数から開発費を算出し、人材の質によって料金は高くなる可能性が高いです。
例えばエンジニアの単価が50万円に設定されている場合、システム開発に2名必要であれば100万円の費用が必要です。
また、基本的にシステム開発の案件は月間契約されることが多いため、2ヶ月契約なら2名×2ヶ月×100万円=400万円となります。
さらに事業やプロジェクトによってはプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーが参加することもあるので、より高額な費用が発生します。
そのためシステム開発の費用が高くなる要因には、エンジニアやプログラマの人件費が関係していると理解しておいてください。
システム開発に必要な料金について詳しく知りたいときは、担当者からどれくらいの人員が必要になるか聞いておくと良いでしょう。
システム開発で申請できる補助金一覧
システム開発を外部に依頼する場合、高額な費用がかかると説明しました。
しかし、企業によっては十分な予算確保ができず、依頼を断念してしまうケースも少なくはありません。
そんなときは、国や自治体が提供している補助金を活用することで、自社の負担を大幅に軽減できるようになります。
現時点で活用できるシステム開発の補助金として、以下のようなものが存在します。
| 補助金 | 補助額 | 特徴 | 対象経費 |
|---|---|---|---|
| ものづくり補助金 | 1,250万円 （通常枠） | ・新製品開発 ・業務効率化 に伴うシステム導入支援 | システム構築費 |
| IT導入補助金 | 450万円 | ・業務効率化 ・DX化 に伴うITツール導入支援 | ITツール導入経費 |
| 小規模事業者持続化補助金 | 200万円 | ・販路開拓 ・業務効率化 などの取り組みを支援 | ウェブサイト関連費 新商品開発費 |
| 事業再構築補助金 | 7,000万円 （成長枠） | ・新分野展開 ・業態転 ・業種転換 など事業再構築を支援 | システム構築費 |
補助金は公募期間が決められており、申請するときは事前確認が必要です。
また、補助金を申請するには要件を満たす必要があるため、それぞれの公式サイトから必要な書類を確認しておかなくてはいけません。
定期的に補助金の公募状況をチェックし、自社が申請できるものを見つけるようにしましょう。
システム開発とは？基本的なサービス内容
システム開発を外部に依頼するときは、詳細について理解しておくことも大切です。
システム開発とは、ITツールを用いて課題解決や業務効率化を図る仕組み作りを開発することです。
顧客情報の管理や従業員の勤怠管理、製造管理などクライアント企業の要望に合わせて、求められるシステムを開発していきます。
また、システム開発には、以下のような4種類の手法があります。
- スパイラルモデル：各工程で試作品を作成して完成させる
- ウォーターフォール型：工程を順序通りに完了させる
- アジャイル型：計画・設計・実装・テストのサイクルを繰り返しながら完成させる
- プロトタイピング：試作品から検証と修正を繰り返して完成させる
プロジェクトマネージャーはクライアント企業の課題やニーズを把握しながら、最適な手法を決定します。
企業によっては既存システムを活用することもありますが、基本的には一から開発する流れとなっています。
そのためシステム開発は、ITツールによって課題解決や業務効率化などの仕組み作りを行うための方法と理解しておきましょう。
京都のシステム開発会社が行う開発の種類
システム開発会社は、企業によって提供しているシステムの種類が異なります。
主なシステム開発の種類として、以下の3点が挙げられます。
詳細や特徴について説明するため、どのような方法でシステム開発が進められるのか知るためにもチェックしてください。
オープン系
オープン系システムは、幅広い環境下で作成できる自由度の高いシステム開発のことです。
パソコンで動作させることを前提としており、業務アプリケーション系の開発に採用されることが多いです。
例えば勤怠管理や給与管理、営業支援などのシステムは、オープン系に該当します。
OS、デバイス、ルーターなどの環境を踏まえて制作し、使用者のニーズを考慮することが基本となっています。
特定の環境下でしか稼働できないシステムに対し、オープン系は自由度の高い環境で開発できる点が大きな特徴です。
汎用系
汎用系システムは、特定の汎用機に組み込んで使用するシステム開発を指します。
一般的には金融機関や大企業で利用されることが多く、高度なデータ処理を必要とする環境で役立ちます。
処理能力と安定性が高いため、データの安全性を必要とする業界では重要なシステムです。
システム開発には「COBOL」というプログラミング言語を使用し、汎用機に高い演算能力を組み込めます。
また、セキュリティ制も強く、大切なデータが外部に漏洩する心配もありません。
ただし、汎用系システムの導入・維持コストは高いので、一般企業では利用されることが少ない開発手法です。
しかし、現在ではインターネットの進化によって通信の大容量化が進んでいるため、活用シーンは徐々に増えていくでしょう。
Web系
Web系システムは、Web上で稼働するサイト・アプリケーションのシステム開発のことです。
WebサイトやECサイト、SNS、Webアプリなどのシステム開発が該当するため、一般企業でも多く利用されています。
Web系システムの開発はユーザーが利用することを前提としているため、有益な情報を提供できるように視覚的な工夫が必要です。
高品質なWebサイトやアプリケーションを開発することで、ユーザーからの満足度は上がり求める成果を得られるようになります。
また、ユーザーに有益な情報を提供すれば、GoogleやYahoo!といった検索エンジンからの評価は上がり、コンテンツを掲載順位上位に表示できます。
そのためユーザービリティに優れたシステム開発をすることで、継続的な成果を得られるようになるでしょう。
システム開発の基本的な流れ
システム開発を外部に依頼するときは、どのような流れで進んでいくのか理解しておくことも大切です。
システム開発の工程や概要、工数比率、準備すべきことについては、下記の表を参考にご覧ください。
| 工程 | 概要 | 工数比率 | 準備すべきこと |
|---|---|---|---|
| 要件定義（要求定義） | 実装する機能・納期 必要な人材の決定 | 15%〜20% | 要望・課題の洗い出し |
| 基本設計（外部設計） | システム構造の決定 データ保存場所・取得方法の設計 | 10%〜15% | 業務フロー図や システム構成図の選定 |
| 詳細設計（内部設計） | 詳細な実装方法を決定 | 10%〜15% | 実装機能の割り振り 機能・ロジックの整理 |
| 開発（プログラミング） | 設計内容の実装 | 30% | 開発環境の用意 |
| テスト | 作成プログラムのテスト | 20%〜25% | テスト環境・テストデータの準備 |
| システム移行（リリース） | 新システムへの切り替え | 3%〜5% | 移行計画の作成 バックアップの準備 |
| 運用・保守 | 監視・不具合の改善 | – | 運用スケジュールの作成 |
上記の流れは「上流工程」と「下流工程」に分類されます。
要件定義や設計などは上流工程、開発やテストは下流工程です。
要件定義のフェーズから開発するシステムを具体的に決定することで、方向性のブレをなくしながら進められるようになります。ほかにも提案依頼書（RFP）の作成や複数社の見積もりなども合わせて準備しておくようにしましょう。
システム開発の注意点と対策
システム開発を外部に依頼するときは、いくつか気をつけるべきポイントが存在します。
契約後にトラブルを発生させないためにも、以下のような注意点と対策方法をチェックしておいてください。
納期通りに完成しないことがある
システム開発会社との打ち合わせから納期を設定していたとしても、スケジュール通りに完成しないことがあります。
理由として、受注側の体制や進行管理に不備があり、計画していたスケジュールよりも時間がかかってしまうからです。
システム開発会社は基本的に多くの案件を抱えているため、スケジュール調整が難しくなるケースも多いです。
システム開発の規模によって必要な期間は異なりますが、タイトなスケジュール設定をすると求めるタイミングに納品してもらうことが難しくなります。
システム開発会社との連絡が取りやすい場合、担当者から進捗状況について教えてもらえます。
そのためシステム開発を外部に依頼するときは、担当者との定期的なコミュニケーションをしながら余裕のあるスケジュールを設定するようにしましょう。
追加費用が発生することがある
システム開発の設計段階で具体的な方向性が決められなかった場合、進行中に追加費用が発生することもあります。
設計のタイミングでは不要だと思った機能が追加されることもあるため、想定よりも費用が高くなってしまうケースも少なくはありません。
企業によっては、システム保守やアフターケアなどに追加費用がかかることもあります。
追加費用を発生させないようにするには、設計段階で解決すべき課題に必要な機能を整理しておくことが大切です。
また、担当者から追加費用が発生するかどうかを聞いておけば、複数社から料金を比較して最適なシステム開発会社へ依頼できるようになるでしょう。
依頼したシステムができないことがある
システム開発は、自社の要望や課題、ニーズなどが明確になっていなければ求める仕上がりにならないこともあります。
システム開発に失敗すると導入ができないだけでなく、無駄なコストがかかってしまうことになるでしょう。
とくにエンジニアやプログラマの質は企業によって大きく異なるため、十分な知識や経験がなければクオリティも変わります。
人材の質を見極めるには、ヒアリングの段階で担当者だけでなくプロジェクトマネージャーにも参加してもらうことが大切です。
求めているシステムを納品してもらうためにも、自社の意図を受注先に把握してもらいながら進めるようにしましょう。
京都のシステム開発会社Q&A
最後に、京都のシステム開発会社についてよくある質問を回答します。
疑問を解消しておくことで、スムーズに依頼できるようになります。
代表的な質問について回答するため、ぜひチェックしてください。
システム開発の大手企業は？
システム開発サービスを提供している大手企業として、以下のような会社があります。
上記企業は、京都だけでなく全国規模のシステム開発会社として事業を展開しています。
ただし、大手企業の依頼には高額な料金がかかるため、十分な予算確保ができない企業には依頼をおすすめしません。
発注元の企業規模によって最適なシステム開発会社は異なるため、大手企業だけでなく中小企業の依頼も検討するようにしましょう。
京都にある大手IT企業は？
京都にある大手IT企業には、以下のような会社があります。
大手IT企業には豊富な資金と人材があるため、大規模な事業・プロジェクト向けのシステム開発が可能です。
ただし、発注元の企業規模によっては、提供されているサービスを持て余すこともあります。
そのため自社の規模を考慮しながら、最適なIT企業に依頼するようにしましょう。
システム開発には何ヶ月くらいかかりますか？
システム開発は、事業やプロジェクトの規模、工程によって必要な期間が異なります。
小規模なら1ヶ月〜3ヶ月、中規模なら6ヶ月〜12ヶ月、大規模なら2年〜3年ほどの期間が必要です。
採用する開発手法によっても必要な期間は変わるため、担当者と相談した上で余裕のあるスケジュール設定を行うようにしましょう。
京都のシステム開発会社まとめ
今回は、京都のおすすめシステム開発会社や選ぶポイント、費用相場などを詳しく解説しました。
京都には、自社の業務効率化へとつながるシステム開発会社が豊富にあります。
システム開発だけでなく運用・保守にも対応しているため、トラブルの発生リスクを防げます。
また、自社のリソースを使うことなく、システム開発の設備を用意する必要もありません。
システム開発会社を選ぶときは、料金や内訳、得意分野・開発実績、コンサルタントの質、対応範囲などをチェックしてください。
ぜひ当記事で紹介したシステム開発会社を参考にしながら、自社の課題解決によって作業効率を向上させましょう。
都道府県別システム開発会社
都道府県別のおすすめシステム開発会社は以下にまとめています。
