「IT業界の営業職はやめとけ」という口コミを見て、不安になった経験がある方もいるでしょう。「IT営業はきつい」というイメージも根強く、激務やノルマの厳しさを想像する方も少なくありません。
華やかなIT業界のイメージとは裏腹に、「過酷な現実が待っているのかも…」と考えると、転職や就職の第一歩が踏み出せない方もいます。しかし、本当にIT業界の営業職は一概にやめておくべきなのでしょうか。
この記事では、IT業界の営業職が「きつい」と言われる理由を紹介します。そのうえで、どのような人がIT業界の営業職に向いているのかについても深く掘り下げていくので、ぜひ参考にしてみてください。
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IT業界の営業はやめとけ・きついと言われる理由

IT業界の営業は「やめとけ」「きつい」と言われるのは、なぜなのでしょうか。この見出しでは、主な理由を7つ紹介します。
IT関連の知識を覚えるのが難しい
IT業界の営業職が「きつい」と言われる大きな理由の一つは、取り扱う知識量が多いうえに、継続的に学び続けなければならない点にあります。
IT技術は進化が著しく、新しいサービスや製品が次々と登場します。一度覚えた知識がすぐに古くなることも珍しくありません。
営業職であっても製品の仕様や技術的な背景を理解し、競合他社の動向や周辺技術の基礎知識が求められます。営業資料や製品カタログを読む、業界のセミナーに積極的に参加するなどの継続的な努力が大切です。
特に未経験者にとっては聞き慣れない用語の多い知識を習得し、常にアップデートし続けることが大きな負担です。さらに、学び続けることを困難に感じる場合は、IT業界の営業職はハードルが高いと感じられるでしょう。
競合製品が多く差別化が難しい場合がある
IT業界の営業が「やめとけ」「きつい」と言われる背景には、競合製品が溢れる中で自社製品の差別化が難しく、顧客に魅力を伝えるのが難しい点が挙げられます。
IT技術の進化が加速する中、市場には似たような商品やサービスが多数存在します。クラウド基盤やSaaS製品などでは主要機能が標準化され、競合他社との技術的差異が縮小しているといえるでしょう。
そのため、自社サービスが「低コスト」や「高速処理」が魅力であっても、他社が同等の条件を提示してきたら、営業で顧客に積極的にアピールすることが難しくなります。
単に商品を売るだけでなく顧客の潜在ニーズを引き出し、それに合わせたカスタマイズ提案をする力が営業に求められます。しかし未経験の場合は、競合分析や提案力の不足から成果が出せず、続けられずに挫折する方も少なくありません。
業務量が多く自分の時間が取れない
業務量の多さにより自分の時間が取れないという声が多く、IT業界の営業は「やめとけ」「きつい」というイメージが強くなっています。IT営業の仕事は、以下のように多岐に渡ります。
- 顧客との商談
- プレゼンテーション
- 見積書や契約書の作成
- 事務処理
顧客からの緊急の技術的質問が入れば、休日や深夜にエンジニアと電話会議をする場合もあるでしょう。企業によっては人手不足が原因で、営業の負担が増すケースもあります。
その結果、仕事とプライベートの境界が曖昧になり、体調を崩してしまう人も少なくありません。就職や転職の際に業界特有の労働環境を十分に理解しておかないと、後悔する結果となるでしょう。
クライアントと開発の調整が難しい
IT業界の営業職が「やめとけ」と言われる理由として、顧客と開発チームの調整役として板挟みになりやすく、精神的な負担が大きいという点が挙げられます。
顧客ごとに必要なシステムや機能が異なることが多いため、顧客の期待と開発側の現実とのギャップが生じることが少なくありません。
たとえば、クライアントから「使いやすく、かつコストを抑えた業務管理システム」を希望されたとします。営業としては契約を勝ち取りたい気持ちが強く、可能な限り要望に応えようとするものです。
しかし、開発に相談すると「予算内では難しい」といった意見が返ってくることも珍しくありません。調整業務は表面化しにくい分、成果が見えづらいこともモチベーションを下げてしまいます。
業種によっては緊急対応が多い
取り扱う業種によっては予期せぬ緊急対応が頻繁に発生し、心身の負担が大きい点が挙げられます。顧客が利用するシステムやサービスにトラブルが起きると、営業担当者が対応しなければならない場合があります。
システムの不具合やセキュリティの危機は顧客の信頼に関係するため、放置すれば大きな損失になる可能性があるでしょう。営業は単に製品を売るだけでなく、緊急事態で顧客との窓口となり、解決に向けて調整する役割が求められます。
担当する顧客数が増えれば増えるほど、こうした対応が多くなり、休む間もない状況になってしまいます。深夜や休日に呼び出されることが常態化すると生活リズムが乱れ、ストレスを感じてしまうでしょう。
厳しいノルマを課せられる場合がある
IT業界の営業職において、厳しいノルマを課せられるケースがあることが、「きつい」とされる理由のひとつです。競合他社が多い環境では売上の確保が難しく、ノルマが厳しくなることがあります。
とくに経営基盤が不安定な中小企業では、売上を安定させるために営業担当者に現実的ではないノルマが課されることもあります。
ノルマを達成するためには顧客対応や提案だけでなく、長時間の営業活動が必要です。競争相手が多い市場では、他社との差別化を図るための戦略立案も求められる場合も少なくありません。
疲れやプレッシャーが積み重なることで「きつい」と感じる人が増えるものです。転職を検討する際には、営業職に課されるノルマの有無や内容を調べることが大切です。
購入後のアフターフォローが必須
IT業界の営業職が「きつい」と言われる理由として、製品を販売した後も長期にわたるアフターフォローが求められることです。多くの業界では、商品を売った時点で営業の役割が終わるケースが一般的です。
しかし、IT業界では顧客が製品を使い続ける限り、営業担当者はサポートを提供し続けなければなりません。営業職にとっては、契約を獲得した後も油断できず、プレッシャーを感じやすい状況といえるでしょう。
顧客の中にはITリテラシーが高くない担当者も多く、問題解決が難しいケースが多いものです。技術とコミュニケーション、両方のスキルが必要になるため、慣れるまでは負担に感じてしまいます。
営業は単に「売る」ことだと思っている場合は、想像と実際のギャップに戸惑うこともあります。
IT業界の営業は楽しいと言われる理由

やめとけ・きついという声があるIT業界の営業ですが、楽しいという意見もあります。ここでは、IT営業に関するポジティブな意見を紹介します。
成果が直接評価されるから
IT営業が楽しい理由として、個人の努力と実績が明確に評価に結びつきやすい点が挙げられます。IT営業は客観的な数字で実績が可視化されることが大半です。
さらに、一般的な営業職に比べて扱う製品やサービスが高額で価値あるものが多いため、成約一件が大きなインパクトを持ち、評価や報酬に直結します。
成果が目に見える形で評価されるため、自分の成長が実感しやすくやりがいを感じやすいものです。また、自身の頑張りが給料やボーナスに評価されるなどの明確なメリットがあります。
目標達成へのプレッシャーは大きいものの、それをプラスに変えて頑張れるという方は楽しく働けます。目的達成に向かって努力を続けられる、高い報酬を得たいと考えている方にとってはIT営業の仕事は魅力を感じられるでしょう。
成長市場でありキャリアアップが望める
IT業界は急速に進化し、市場の拡大が続いています。IT営業は知識を活かしてセールスエンジニアやITコンサルタントなど、専門性の高いポジションへのキャリアチェンジなど多様なキャリアパスを描けるため、挑戦と成長を楽しめる職種です。
営業職で積み重ねた実績が認められれば、チームを統括するマネージャーやリーダーとしての役割を任される可能性があります。さらに、市場そのものが成長を続ける環境であるため、個々のスキルや経験値も高まりやすいでしょう。
営業職として顧客とのコミュニケーション能力を磨くことで、幅広い人脈形成や信頼構築にもつながります。人脈をいかした転職や独立も可能です。
挑戦心や向上心を持つ方にとっては、理想のキャリアを目指せる楽しい職種といえるでしょう。
IT業界の最新技術に関われる
IT技術に常に触れ、その知識や動向を直接的に業務に活かせる点が楽しいと感じる点です。最先端の技術に直接関わることで知的好奇心が刺激され、常に新しい発見や学びがあります。
社内のエンジニアや技術専門家と連携する機会も多いため、世間ではまだ知られていない知識を習得することも可能です。
たとえば、サイバーセキュリティ関連の製品やサービスを扱う営業担当者は、日々巧妙化するサイバー攻撃の手法や最新のセキュリティ対策に関する知識を学習しなくてはいけません。顧客のシステムやデータを守るための最適なソリューションを提案することが求められます。
自身の新しい知識で顧客のデータが守られたときは、大きなやりがいを感じられるでしょう。新しいものが好き、最新技術に興味があるという方にとっては魅力的な職種です。
IT業界の営業職のメリット

「やめておけ」や「きつい」といわれることもあるIT業界の営業職は、どのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットを紹介します。
今後も成長が見込まれるので仕事に困らない
IT業界の営業職は業界自体の成長が継続しているため、今後も仕事に困る可能性が低く、将来性の高い点がメリットです。情報技術は現代社会のあらゆる領域において不可欠な基盤となり、需要が高まる一方です。
企業がシステムを導入するには技術的な知識を持ちつつ、課題を的確にヒアリングできる営業担当者の存在が求められます。ニーズを掘り起こし、解決策を提案する営業職の活躍の場は、今後も広がり続けるでしょう。
そのうえ、日本国内の労働人口は減少傾向にあり、専門的な知識やスキルを持つIT業界の営業職の確保は多くの企業にとって重要な課題です。待遇や働き方の選択肢が広い企業も多く、満足のいく働き方が実現できます。
将来性のある分野で働きたい人や長く役立つスキルを取得したい人にとって、IT営業は非常に魅力的な選択肢といえます。
ほかの営業職と比べると年収が高い傾向にある
IT業界で営業職に就くことで、ほかの業界の営業職よりも高い給料を得られる可能性があります。IT業界は全体的に高い年収を誇る業界の一つで、営業職の年収も高く設定されていることが多いためです。
IT系営業の平均年収は472万円※で、スキルや経験を積むことでさらに高年収も目指せます。そのうえ、IT業界の営業職は成果に応じたインセンティブ制度が設定されている場合が多く、努力を実感しやすい環境です。
営業職としての実績を積んだ後は、マネージャーやディレクターなどの上位職への昇進が期待でき、年収もさらに大幅に増加する可能性があります。
経済的な安定をもたらし、今よりも豊かな暮らしができる可能性があります。年収の高さを重視する方にとって、IT業界の営業職は大きな魅力となるでしょう。
参照元
※マイナビエージェント「IT・インターネット・通信 IT系営業」
実践に役立つ営業スキルが身につく
IT業界の営業職をするなかで、汎用性の高い実践的ビジネススキルを習得できる点が、大きなメリットです。IT営業の業務では、以下のビジネススキルが身につきます。
- 課題抽出力
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- チームマネジメント力
IT業界の営業職は単なる商品の売り込みではなく、顧客の状況を理解し、適切な解決策を提案する仕事です。難しい仕事であるものの、働くなかで実社会で通用する力が自然と身につきます。
これらの習得するスキルは業界の枠を超えて応用が可能です。さらに企画職や管理職に移った際にも、プロジェクトの推進やチーム運営に活かせます。将来のキャリアを見据えたうえで、IT業界の営業職を目指してみることもおすすめです。
プログラミングスキルは必須ではない
高度なプログラミングの専門知識が必ずしも求められない点は、大きなメリットです。IT業界に興味のある文系出身や未経験者にとっても挑戦しやすい仕事といえます。
IT営業は顧客の課題を聞き出し、自社の製品やサービスでどのように解決できるかを提案する仕事です。もちろんプログラミングの知識があることでより専門的な説明ができたり、顧客からの技術的な質問にも柔軟に対応できたりするメリットがあります。
しかし、技術的な仕様や開発作業はエンジニアが担当するため、営業には商品理解やコミュニケーション能力がより求められます。IT業界に興味があるけれど技術面に自信がない方にとって、営業職は良い入り口となるでしょう。
IT業界の営業職のデメリット

IT業界の営業職にはデメリットも数多くあります。就職や転職した後に後悔しないように、事前に把握しておくことが大切です。ここからは、主なデメリットを紹介します。
技術進化が速く知識が追い付かない
デメリットの一つとして、技術進化の速さに知識習得が追い付かない点が挙げられます。日進月歩で新しい技術や概念が登場するIT業界では、数年前に主力だった技術が通用しないという例が珍しくありません。
もし、IT営業担当者が知識や最新のトレンドを理解していなければ、顧客に対して適切な提案を行えず、競合他社に案件を奪われてしまう可能性があります。
営業担当者は仕事をしながら情報収集や学習を求められるため、疲弊してしまうことも珍しくありません。知識不足は顧客との信頼関係にも影響を及ぼします。
新しい知識に追い付けない場合は、営業成績やモチベーションの低下を招いてしまうでしょう。
継続的に知識を学ぶ必要がある
デメリットの2つ目は、常に知識を吸収し続けなければならない点です。自社の製品やサービスの仕様、活用する顧客の業界動向などを知らなければ、顧客に対して説得力のある提案や課題解決はできません。
自己管理能力や学習意欲の乏しい場合、学び続けることにストレスやプレッシャーを感じて辞めてしまうケースも少なくありません。一度学習すれば終わりというわけではなく、終わりが見えない苦しさもあります。
学び続けることが苦手な方にとっては、きついと感じることもあるでしょう。営業は人とのコミュニケーションが中心というイメージを持っていると、思っていたよりも勉強が必要だと感じてギャップに悩むこともあるかもしれません。
仕事が忙しく残業が多いときもある
デメリットの3つ目は、IT業界の営業職は業務量が多く残業が避けられない場合がある点です。顧客ごとに異なる課題解決プランの提案や技術トレンドの把握、プレゼンテーション資料の作成などやらなければならない仕事は多岐にわたります。
さらに、定時近くでクライアントからトラブルの連絡が入れば、予想外に残業せざるを得ない状況になることも。重要な案件の締め切り前や競合他社とのコンペが控えている場合、遅くまで仕事をする必要があるケースも珍しくありません。
残業を少なくするためには、効率的な時間管理や見積書自動作成ツールの導入、業務優先順位の設定などの工夫が求められます。定時で退社できる職種を探している人にとっては、きつい仕事だと思ってしまうでしょう。
IT業界の営業職に向いている人

ここからは、IT業界の営業職に向いている人の特徴を紹介します。自分に当てはまるものがないか、ぜひご覧ください。
IT業界や技術の知識を身につけたい人
IT業界の営業職に向いている人は、ITに対して興味を持ち、自ら技術や知識を積極的に学びたいと考えている方です。IT営業には専門的な知識の習得が欠かせません。
ITの仕組みや技術的な背景に理解のあるIT営業は、顧客の課題に適切な提案が可能です。一方で、IT技術の学習に苦手意識がある方は、情報の多さにストレスを感じてしまいます。
多くのIT企業では、営業向けの技術研修プログラムも用意されているため、今はITの知識に乏しくとも自発的に学ぶ姿勢がある方はIT業界の営業職に向いています。
技術の世界に対して「もっと知りたい」と感じられるかどうかが、IT業界の営業職として成長できるかどうかの鍵です。
コミュニケーションスキルが高い人
コミュニケーションスキルの高さに自信のある方は、IT業界の営業職に向いています。IT業界の営業職は技術に詳しくない顧客から技術者まで、幅広いコミュニケーションが求められます。
たとえば、顧客が新しいシステム導入を検討している際に、営業職は難しいIT用語をわかりやすい言葉で説明し、顧客に理解してもらうことが大切です。
反対に顧客の抽象的な言葉を技術者に的確に伝えるスキルも求められます。高いコミュニケーションスキルはすぐに身につくものではありませんが、意識的に相手の立場を考え、わかりやすく説明する努力を重ねることで高められます。
コミュニケーションスキルに自信のある人は、IT業界の営業職を目指してみるとよいでしょう。
IT業界のビジネスに興味がある人
IT業界の営業職に向いている人として、IT業界のビジネスに興味がある人が挙げられます。ITのビジネスへの関心がある人は、業界のトレンドに敏感で、顧客のニーズを的確に捉えた提案が可能です。
IT業界は技術の進化が速く、ビジネスへの応用範囲も広がっています。クラウドサービスのサブスクリプションモデルやSaaSビジネス、プラットフォームエコノミーなど、ほかの業界とは異なる収益構造や成長戦略が存在します。
そのため、IT業界の営業職は技術的な知識だけでなく、幅広いビジネスの知識や視点が不可欠です。
IT業界のビジネスへの興味は、新たなトレンドや市場機会を見抜く力にもつながります。ITとビジネスの両方に好奇心を持つ方は営業職で長期的に活躍できるでしょう。
論理的思考力がある人
IT業界の営業職に向いている人の特徴のひとつとして、論理的思考力の高さが挙げられます。IT製品やサービスは技術的な側面が多く、論理的な分析が必要です。
さらにIT業界では、提案や交渉の際にデータや数字を用いることが大半です。たとえば、自社の製品を導入することでコスト削減や業務効率の向上が期待できる場合、具体的な数値を示すことで、顧客の納得を得やすくなります。
くわえて導入プロセスやその後のサポート体制について、論理的に説明することで、顧客の不安を軽減できます。
このように顧客のニーズを分析し、データに基づいた提案を行う能力は営業活動の成功に直結します。IT業界の営業職では、論理的思考力が不可欠なスキルといえるでしょう。
問題解決に取り組む姿勢がある人
IT業界の営業職に向いている人として、問題解決に取り組む姿勢がある方が挙げられます。顧客の課題を的確に把握し、粘り強く解決策を見つけ出す力が、IT営業職の成功には欠かせません。
たとえば、問題解決に取り組む姿勢がある営業担当者は、顧客からトラブルの連絡があった場合、まず先方の声を聞き、混乱の原因を分析します。
そのうえで、早急に具体的な解決策を提示して顧客の不安を解消するものです。問題解決に取り組む姿勢には、新しい技術や市場動向への積極的な学習意欲も含まれます。
IT業界の営業職は問題解決に積極的に取り組み、顧客の課題を解決する意欲と行動力を持つ方が特に適しているといえます。
IT業界の営業職に向いていない人

IT営業は向き不向きがあるため、自分に合っているのかどうか確認することが大切です。ここからは、IT業界の営業職に不向きな人を紹介します。
ITサービスや製品の取り扱いが苦手な人
IT業界の営業職には、ITサービスや製品の取り扱いが苦手な人は向いていません。顧客に対してITソリューションを提案する職種であるため、ITに関する基本的な知識や取り扱う製品・サービスについて深い理解が求められます。
もしITに苦手意識がある場合でも、学ぶ姿勢を持つことで克服できる可能性があります。
しかし、ITに関して苦手意識を感じている方にとっては、そもそもITに関する基本的な知識や学ぶ意欲がわかず、営業に支障をきたすこともあります。
さらにITへの苦手意識があると自信を持って説明できず、顧客からの信頼を得ることが困難です。ITサービスや製品の取り扱いに苦手意識を持つ方は、別の職種を検討する方が無難です。
契約できればよいと考えている人
IT業界の営業職において、「契約できれば良い」と短絡的に考える人は向いていません。IT業界で取り扱う製品やサービスは、顧客企業の基幹業務や生産性に深く関わるものが大半です。
そのため、目先の契約だけを達成できればよいという姿勢は、大きなリスクを生む恐れがあります。IT業界の営業は単なるモノを売るだけではなく、顧客のビジネスパートナーとしての役割が求められます。
また、導入後のサポートや改善提案が求められるため、契約後も顧客関係が続くことが多いです。目先の契約のみを重視する姿勢は導入後に顧客が期待した効果を得られず、不満につながることもあるでしょう。
長期的な視点で信頼関係を構築することに苦手意識を感じる人は、IT業界の営業がつらく感じられます。
体育会系のノリが好きな人
「気合と根性があればよい」といった体育会系の考え方が好きな人は、IT業界の営業にはあまり向いていません。IT営業には、製品の機能や価値を論理的に説明する能力が求められます。
体育会系のノリのように感覚や勢いで動くスタイルは、IT営業の場では受け入れられにくいでしょう。状況に応じてフットワークの軽さや情熱が武器になる場面もありますが、データやロジックで納得させることが重視される環境です。
クライアント側も論理的な判断を重視するため、営業担当が場の空気や勢いだけで話を進めると、不信感を招くことがあります。気持ちや勘を重視して営業したい人は、別の職種の営業を目指す方が活躍の場が広がります。
IT業界の営業職の種類

IT業界の営業職には、さまざまな種類があります。ここでは、主な種類を紹介します。
ハードウェア営業
ハードウェア営業は機器導入をサポートする、ルート営業が中心となる職種です。具体的にはパソコンやサーバー、ネットワーク機器など、目に見える物理的な機器を扱います。
顧客が実際に手に取ることができる製品を扱うため、機能や性能を分かりやすく説明し、導入後の効果をイメージさせることが大切です。
また、一度導入されると長期にわたって使用されることが多いため、顧客との継続的な関係構築が求められます。定期的な点検や追加提案などを行うこともあります。
競合他社との差別化が難しい分野であるため、価格やスペック情報、市場トレンドの知識が活躍には欠かせません。長期的な顧客関係構築と技術知識の両方が求められる仕事だといえます。
SES営業
SES営業は、ITエンジニアを企業に提供するサービスの橋渡しを行う仕事です。顧客企業とエンジニアの両方のニーズを把握し、クライアントの要望に合ったITエンジニアを紹介します。
紹介するエンジニアは自社所属の社員に加え、他社のエンジニアやフリーランスなど、多様な選択肢から選定することが一般的です。
さらに、単にITエンジニアを企業に提供して終わりではなく、実際に業務が開始した後のトラブルのフォローも行います。顧客によって求めるスキルや人材像が異なるため、柔軟な対応力や分析力が求められる仕事です。
人材不足が続くIT業界において、SES営業の役割は重要性を増しており、やりがいを感じられるでしょう。
Sler営業
SIer営業は顧客の課題を解決するためにITソリューションを提案し、システムの設計から保守までをサポートする仕事です。営業スキルだけでなく、技術スキルやコミュニケーション能力が求められます。
顧客のニーズを的確に把握し、プロジェクトを円滑に進めるための計画を立てたり、リソース管理を行ったりする必要があります。システム導入後の運用や保守を含む長期サポートを行うため、顧客との信頼関係の構築が鍵です。
SaaS営業とは異なりSIer営業は目に見えないものを扱うため、さらに高度な提案力と調整力が求められます。エンジニアほど深い知識は不要ですが、システム設計や技術的知識について学習をし続けることは大切です。
クラウド営業
クラウド営業とはクラウドサービスを提案する仕事です。クラウドとはインターネット経由でソフトウェアや、サーバー環境を提供する仕組みのことです。
企業はクラウドサービスの導入によって業務効率化やデータ活用など、多岐にわたるメリットを期待しています。したがって、いかに顧客のニーズを正しくくみ取り、課題解決できるサービスの提案ができるかどうかが重要です。
顧客との信頼関係を構築するコミュニケーション能力や、複雑な提案を分かりやすく説明するプレゼンテーション能力が大切です。技術の進化に対応し、学び続ける姿勢が欠かせません。
さらにグローバル企業がクラウド市場を牽引しているため、英語力が求められる場合があります。クラウド市場の成長は続いており、学習意欲と専門性を活かしたい方におすすめのキャリアといえるでしょう。
パッケージ営業
パッケージ営業とは、汎用的なソフトウェア製品を提案して販売する営業職です。パッケージ営業ではあらかじめ完成された製品を不特定多数の顧客に向けて販売することが多く、価格が安価で導入を提案しやすいという利点があります。
しかし、似た製品が多数存在するため差別化が難しく、競争が激しい市場です。営業担当者の説明力や顧客との信頼関係を築けるかどうかがポイントといえます。
たとえば、中小企業向けにコスト削減効果をアピールしたり、大手企業にはシステムの統合性を強調した提案を行ったりするなどの柔軟な提案を行います。
また、技術革新が早い業界であり、日々の製品知識のアップデートも欠かせません。パッケージ営業を通じてクライアントの業務効率アップに貢献できるため、やりがいを感じられます。
IT業界の営業が高年収を狙える理由とは

IT業界の営業は高年収を目指せると聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ここからは、なぜIT業界の営業職が高収入を狙えるのかを紹介します。
成長市場なので事業拡大が望める
IT業界の営業が高年収を狙える理由は、成長市場であるIT業界で事業拡大が見込めるためです。IT業界では優秀な人材への需要が高まっており、業界全体で給与水準が高い水準で推移しています。
IT業界が成長を続ける理由は、人口減少や労働時間規制により、多くの企業が効率的な運営を迫られているようになったことが挙げられるでしょう。さらに、経済産業省が2018年にDXが競争力維持に不可欠と強調したことも、IT業界の成長に拍車をかけました。
IT営業は顧客の課題解決を通じて、企業の収益に成果を上げた人材は高い報酬を得やすい環境が整っています。そのため、IT営業職として自身のスキルと知識を磨き、市場価値を高めることで、高年収を実現する可能性は十分にあるでしょう。
高年収の企業が多数ある
IT営業は業界全体に高年収企業が多く存在するため、キャリアを積めば高収入を目指せます。IT製品やサービスがグローバル市場で高い需要を持ち、単価の高い商品も豊富です。
営業成績に対して高いインセンティブや基本給を用意できる体力のある企業が多く、高収入を得ているIT営業も少なくありません。Geekly Media※から、一例を紹介します。
- 株式会社ジャストシステム:1,439万円
- ソフトバンクグループ株式会社:1,340万円
- 株式会社野村総合研究所 1,242万円
未経験者が、高年収の企業に入社することは難しいこともあります。しかし、業界内で経験を積み、スキルを磨いて給料の高い転職することで高収入企業への道が開けるでしょう。
参照元
※Geekly Media「IT業界ホワイト企業ランキング|大手優良企業の年収・売り上げを紹介」
キャリアアップ転職が盛んに行われている
IT営業職は業界内でのキャリアアップ転職が盛んであり、優秀な人材がより高い報酬を求めてステップアップできる環境が整っています。成長のスピードが速いIT市場では新しいポジションや高待遇の求人が登場し、優秀な営業人材を求める企業間競争が激化しています。
営業職は業界や製品に対する知識や経験値が高く評価されるため、実績を持つ人材の流動性が高く、より好条件の企業へのキャリアアップは珍しくありません。
たとえば、最初は中小規模のIT企業や関連業界で基礎的な経験を積み、その後大手企業へのステップアップを目指すケースもあります。
受注金額の大きさや継続的な目標達成率など、数字で示せる実績があれば、転職活動の際にアピールするとより条件に優れた会社に転職できる可能性が高まります。IT営業職を目指す場合は、どのようなキャリアを目指したいかを考えたうえで行動するとよいでしょう。
IT業界の営業職に求められるスキル

IT業界の営業職を目指す場合は以下のスキルがあると、活躍できる可能性が広がります。
優れたプレゼンテーション能力
IT業界の営業職には、優れたプレゼンテーション能力が欠かせません。IT製品やサービスは専門的であることが多く、これをITに詳しくないクライアントにもわかりやすく説明する必要があります。
ただ知識を伝えるのではなく、「なぜこのIT製品やサービスを選ぶとよいのか」を論理的かつ魅力的に伝える力が求められます。
たとえば、クラウドサービスを扱う場合、他社との違いをスライド資料や話術でわかりやすく説明し、顧客のニーズに合った活用事例を交えて提案できるかどうかが問われます。
顧客からの質問に対してわかりやすく答える力、説明中に相手の反応を読み取って臨機応変に話を修正する対応力も大切です。顧客との信頼関係を築き、より多くの成約へと繋げるためにもプレゼンテーション能力を鍛える必要があります。
クライアントの要望を聞くヒアリング力
IT業界の営業職においてクライアントの要望を聞くヒアリング力は、顧客に最適な提案を行うための重要なスキルです。一方的に情報を提供するだけでは、顧客が何を求めているのかを把握できません。
結果として的外れな提案になることもあるでしょう。
さらに、会話のなかでクライアントが気付いていない潜在的なニーズを引き出したいときにも、ヒアリング力が役に立ちます。クライアントにとって役立つ提案ができ、信頼関係の構築にも繋がります。
ヒアリング力を高めるためには、誠実な態度や信頼感のある話し方で、先方と良好な関係を築くことが重要です。ヒアリング力を活かし的確な質問と真摯な姿勢を通じて、顧客との信頼を勝ち取りましょう。
クライアントの抱えている問題を解決する力
IT業界の営業職において、クライアントの抱える問題を解決する力が求められます。IT業界の営業職は目に見えない商品やサービスを取り扱うことが多く、顧客が抱える問題を深く理解し、具体的な解決策を提示することで商談につながります。
たとえば、ある企業が情報管理の効率化に悩んでいる場合、優秀なIT業界の営業職は現状の課題や理想的な状態についてヒアリングを行います。自社の製品やサービスでどのように課題を解決できるかを具体的に説明し、営業につなげていきます。
顧客の課題を深く理解するためには、ヒアリング力や顧客のビジネスに対する深い理解が必要です。クライアントの課題解決力は契約成立だけでなく継続的な取引にもつながります。
課題を解決するためには、ITスキルや業界トレンドに敏感であることが重要です。
ITに関する関心と高い知識
IT業界の営業職には、自社製品の枠を超えた幅広いIT知識と業界への深い関心が欠かせません。営業職が業界に関心がなければ、顧客に最適な提案を行うことは難しいでしょう。
また顧客の立場に立って考えると、技術的な質問や業界動向に対して質問をしても明確な回答のないIT業界の営業職を信頼することはできません。
IT業界の技術は常に進化し続けているため、日々情報収集を行う必要があります。業界にまつわるニュースに目を通したり、他社の製品の調査を積極的に行うことが大切です。
IT業界の営業職はエンジニアのように全てを深く知る必要はありません。しかし、ITに関する関心を持ち続けて勉強する姿勢が大切です。
業務フローの変更に柔軟に対応できる力
業務フローの変更に柔軟に対応できる力は、IT業界において重要なスキルです。変化の激しい業界のため、新しいツールの導入や業務管理の仕組み変更などが日常的に発生します。
そのため、決まったやり方に固執している場合は、業務が上手く進まない可能性があります。営業戦略や業務フローが見直しとなっても、瞬時に状況に適応できる能力のある方はIT業界の営業職として重宝されるでしょう。
たとえば、対面での営業活動が中心だったクライアントからオンライン商談の提案があった際に、すぐにオンラインツールの使い方を習得しないと、営業自体ができなくなる恐れがあります。
変化を前向きに受け入れ、業務フローの変更にも素早く適応できる柔軟性を養うことが有効です。
IT業界の営業職が転職成功させるポイント

IT業界の営業職がよりよい環境を求めて転職を成功させるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
IT業界に強い転職エージェントに登録をする
IT業界に特化した転職エージェントに登録することは、転職活動を効率的に進めるための秘訣です。IT業界は人気が高いため、転職活動において競争が激しいことがあります。
そのため、業界知識が豊富な転職エージェントを活用することで、効率よく自分に合った求人を見つけられます。
またエージェントを通じてしか応募できない非公開求人を持っていることが多く、魅力的な求人にアクセスできる可能性があるでしょう。
さらにプロのキャリアアドバイザーが志望動機や履歴書を添削することで、応募先企業に対して自信をもって自分をアピールできるようになります。非公開求人やプロのアドバイスを活用し、自分の理想の職場を見つけましょう。
志望動機を明確にする
志望動機を明確にすることで、IT業界の営業職として自己の適性や熱意を具体的にアピールでき、採用の可能性を高められます。志望動機が曖昧だと「なぜIT営業を選んだのか」「この企業で何を実現したいのか」が伝わらず、採用担当者に印象を残せません。
自分自身でもキャリア目標を再確認できるため、入社後のミスマッチを防ぐ効果があります。志望動機を明確にするには、自己分析と企業研究が欠かせません。
応募先企業が取り扱っているIT製品やビジョンを調べ、どのように貢献できるかを考えることも重要です。
志望動機がはっきりしない場合は、転職エージェントにサポートを依頼することもおすすめです。明確な志望動機を説明できるように考えることは、IT業界でのキャリアを切り開く第一歩となるでしょう。
自分の持つ資格やスキルをまとめる
IT業界の営業職として転職を成功させるためには、自身が保有する技術資格やスキルを整理し、転職市場における自分の価値を明確に示すことが重要です。
転職活動において、企業は即戦力となる人材を求めています。ITスキルや資格をアピールすることで、企業は応募者が自社の求める要件を満たしているかどうかを判断しやすくなります。
たとえば、IT関連の資格を持っている場合、業界の基礎的な知識を有していることの証明として利用可能です。
営業職としてコミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルが説明できるエピソードがあれば、自己PRに積極的に取り入れましょう。転職先の求める人材像と自分のスキルセットを比較して、特に強調すべきポイントがあれば面接で上手にアピールしてください。
IT業界の情報をまとめて知識をつける
IT業界の営業職への転職を成功させるには、業界の情報を集めて知識を身につけることが大切です。IT業界の面接では、業界に関連する知識が問われることがあります。
質問に答えられなかったり、企業のニーズに応えられなかったりする可能性があります。その結果、企業側から「本気度が低い」「入社後の適応が難しい」と判断されることもあるでしょう。
IT業界の情報は専門書だけでなく、IT系ニュースサイトや企業のプレスリリースなどを活用すれば簡単に取得可能です。本格的に転職活動を進める前に、自分の言葉で説明できるレベルにしておくことが大切です。
自分が関心を持てそうな分野から、知識を身に付けていきましょう。
未経験でIT業界の営業に転職はやめとけ?失敗しないためのコツ

未経験でIT営業に転職する場合、計画もなく自己流に行うと失敗する可能性があります。事前準備やサポート体制を整えたうえで挑めば、未経験でも十分に活躍できるチャンスがあります。
IT営業職は、「経験者優遇」とされる傾向があり、未経験者は応募書類の段階で選ばれにくい傾向です。特に転職サイトを経由すると、自分の経歴を見てもらうことすらできないケースが少なくありません。
ただし、入社後に研修制度が整っている企業を探し、新しい分野を学ぶ意欲と熱意をアピールすることで未経験でもIT営業として活躍できる道が開かれる可能性があります。
あわせて、IT業界に詳しい転職エージェントを活用する方法も一つです。業界に精通したキャリアアドバイザーから、未経験歓迎の紹介や履歴書・職務経歴書の添削などのサポートを受けられます。
未経験からIT業界の営業職への転職は不可能ではありませんが、しっかりと準備をすることが大切です。
IT業界の営業職におすすめの転職エージェント

ここからは、IT業界の営業職におすすめの転職エージェントを3つ紹介します。転職を有利に進めたいと考えている場合は、ぜひ活用を検討してみてください。
SQiL Career Agent
- 長期視点でのキャリア支援
- 豊富な実績
- 営業スキルの明確化
SQiL Career Agentは営業職に特化した転職支援サービスです。営業スキルの「視える化」による自己分析のサポートを提供しており、自分の強みがどこにあるのかを明確化できます。
自分の強みやアピールポイントがわかるため、自信をもって転職活動を進められます。
さらにSQiL Career Agentを運営する株式会社セレブリックスは営業支援を行ってきた豊富な実績を持ち、ITやSaaS分野での知見が豊富です。IT業界に深い知見があるため、手厚いサポートが期待できるでしょう。
目先の年収アップやポジションだけでなく、将来的なスキル向上やワークライフバランスを重視したサポートが期待できます。IT業界の営業職として高見を目指したいという方におすすめする転職エージェントです。
SQiL Career Agentの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社セレブリックス |
公式サイト | https://sqil-career.com/ |
公開案件数 | 非公開(2025年4月13日現在) |
主な求人職種 | エンタープライズセールス、 インサイドセールスなど |
関連記事>>SQiL Career Agentの評判・口コミ
9Eキャリア

- 質の高い求人
- 充実したサポート体制
- 年収アップの実現
9Eキャリアはカスタマーサクセスと、インサイドセールスに特化した転職エージェントです。SaaSやIT業界を中心に優良な非公開求人を多数取り扱っています。
スタートアップから大手まで幅広い企業との取引があり、他社では取り扱っていない非公開求人が見つかる可能性があります。さらに、一人のコンサルタントが求人企業担当と求職者担当の両方を担当しており、求職者にとってミスマッチの少ない求人の紹介が可能です。
書類作成の段階から丁寧にサポートし、面接前には企業ごとの傾向やよくある質問など、きめ細かい対策が実施されます。
企業との間で有利な年収交渉もお願いできるため、年収アップの実現を目指せるでしょう。入社後のフォロー体制も万全で、中長期的なキャリアを考えている方にとっても心強い存在といえます。
9Eキャリアの基本情報 | |
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運営会社 | 株式会社9E |
公式サイト | https://9e-career.com/ |
公開案件数 | 非公開(2025年4月13日現在) |
主な求人職種 | インサイドセールス、 カスタマーサクセスなど |
レバテックキャリア

- 専門性の高いキャリアアドバイザー
- IT業界に特化
- 企業のリアルな情報提供
レバテックキャリアはIT業界での実務経験者や、技術トレンドに精通したプロフェッショナルがキャリアアドバイザーとして活躍しています。
業界の知識を活かした的確なアドバイスを受けられるため、業界の経験が浅い、未経験という場合にも心強い存在です。
IT業界に特化した求人を扱っているため、一般的な転職エージェントでは見つけられない求人と出会える可能性があります。企業訪問を通じて現場の雰囲気を把握したうえで求人を紹介するため、入社後のギャップを最小限に抑えられます。
模擬面接や企業別面接対策では、具体的な質問例や回答方法についてアドバイスが受けられ、面接が苦手という方でも不安なく転職活動を行えるでしょう。登録無料のため、まずは気軽に相談をしてみてください。
レバテックキャリアの基本情報 | |
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運営会社 | レバテック株式会社 |
公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
公開案件数 | 40,735件(2025年4月13日現在) |
主な求人職種 | セールスエンジニア、 アプリケーションエンジニアSEなど |
関連記事>>レバテックキャリアの評判・口コミ
IT業界の営業職からの転職におすすめの職種

IT業界の営業職の後で、キャリアアップを考えている方におすすめの職種を紹介します。ステップアップを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
セールスエンジニア
セールスエンジニアはIT営業職で培った提案力や顧客との折衝経験が活かせる職種です。製品やサービスの専門的な側面を顧客に説明し、提案する仕事を行います。
営業職での経験がある場合、顧客のニーズを理解し適切な提案を行うスキルを活かすことが可能です。顧客の課題を技術でどう解決するかを考え、能動的に提案を行う役割を担うため、営業の仕事に物足りなさを感じている方にもおすすめです。
営業出身者ならではの視点で売れる提案につなげられるため、ほかのセールスエンジニアにとっても頼れる存在となりやすいでしょう。セールスエンジニアは技術的な理解が不可欠であるため、技術に関連する知識を学ぶことで、転職活動をより有利に進められます。
カスタマーサービス
IT業界の営業職からの転職におすすめの職種として、カスタマーサービスを挙げられます。カスタマーサービスは、顧客の課題解決を支援する職種で、契約後の顧客支援が主な業務です。
課題解決型の提案力や顧客とのコミュニケーション能力は、カスタマーサービスでも通用します。
カスタマーサービスは営業のように厳格な売上目標に追われず、顧客満足度を重視する働き方ができます。したがって、売るだけでなく顧客に貢献したいと考える営業経験者にとって適性が高い職種です。
とくにSaaS業界ではカスタマーサクセスの需要が年々高まっているため、将来性も明るくなっています。営業で培ったスキルが直接役立ち、顧客満足を通じてやりがいを感じらるため、新たなキャリアの第一歩としておすすめです。
プロジェクトマネージャー
IT業界の営業職から転職する際、おすすめの職種の一つとしてプロジェクトマネージャーが挙げられます。プロジェクトマネージャーはプロジェクトの管理を行う仕事です。
顧客折衝力やコミュニケーション能力、そして全体を俯瞰する視点が求められます。営業活動を通じて得た顧客の課題やニーズの理解は、プロジェクトマネージャーにも活かせます。
プロジェクトマネージャーはITに関する基礎知識はもちろんのこと、リーダーシップや交渉力、問題解決能力などが大切です。ビジネス視点とIT視点の両方を持てるように、プロジェクトマネジメントに関する知識や資格の取得を検討してみることもよいでしょう。
ビジネスコンサルタント
IT業界の営業職からの転職に適した職種として、ビジネスコンサルタントが魅力的です。IT営業で培った顧客対応力や課題解決能力は、ビジネスコンサルタントとして利用できます。
さらに、ビジネスコンサルタントは高度な専門性が求められる分、IT営業職よりも高い給料が期待できます。年収アップを目指す方にとっても魅力的です。
ただし、IT業界の営業職からビジネスコンサルタントへの転職する際は、経営戦略やマーケティング、ファイナンスなどの基礎知識など新たな知識習得が求められます。
ロジカルシンキングやデータ分析スキルを高めることで、より説得力のある提案ができるようになります。自分のスキルを新たなフィールドで活かしながら、キャリアアップを目指してみるとよいでしょう。
デジタルマーケティング
デジタルマーケティングは、IT業界の営業職からの転職に向いている職種です。IT業界での経験がある営業職はデジタル技術への理解が深いため、即戦力として評価されやすいです。
近年デジタルマーケティングは、IT業界以外でも重要視されています。そのためデジタルマーケティングとして、金融業界や製造業など幅広い業界で就職できるチャンスです。
デジタルツールを活用したマーケティングをこれから活用したい企業も増えており、デジタルマーケティングは将来性の高い仕事といえます。データ分析力や顧客理解力に自信がある方は、デジタルマーケティングへのキャリアアップを検討してみるとよいでしょう。
ITエンジニア
ITエンジニアはIT業界の営業職からの転職におすすめの職種です。現在ITエンジニアは深刻な人材不足が続いており、営業職で培った顧客理解や課題解決能力が役に立つでしょう。
IT営業職の経験から顧客が抱える具体的な課題感を理解していることは、ITエンジニアとしてユーザー視点を取り入れたより使いやすい製品開発に役立てられます。
ITエンジニアに求められるスキルは専門分野によって異なります。営業職として経験してきた分野に関連する技術であれば、比較的スムーズに知識の習得を進められるはずです。
顧客の課題解決に貢献したいという意欲や、より詳しく技術を学びたいと考えている場合は、ITエンジニアとしてのキャリアを築く上で大きな強みとなるでしょう。
Webマーケター
IT業界の営業職経験者にとって、Webマーケターは魅力のある職種です。Webマーケターはデータを基にプロジェクトを改善する仕事です。
営業職で数字管理や成果分析を行ってきた経験があれば、アクセス数やコンバージョン率などのデータ解析に対応できます。デジタルマーケティングが重要視される現代では、Webマーケターの需要が急速に拡大しています。
とくに中小企業ではデジタル化が進んでいないことも多く、ITの営業経験が役立つ可能性も高いでしょう。また、自身でブログ運営やSNS活用など実践的な経験を積むことで、転職活動時のアピールポイントになります。
データ分析や顧客理解力の経験や実績がある方は、Webマーケターとして活躍できるチャンスが広がるでしょう。
IT業界の営業職に関するよくある疑問・Q&A

ここからは、IT業界の営業職に関して多く寄せられる疑問について紹介します。
IT業界の営業職の離職率は?
厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、IT業界の全体の離職率は約12.8%※であり、IT業界の営業職の離職率も同程度と考えられます。全産業平均の15.4%※と比較すると、相対的に低い水準にとどまっています。
IT業界は他業種と比べて雇用の安定性が高い傾向にあります。専門性の高いIT営業は一度獲得したスキルや顧客関係が評価され、長期的なキャリア構築につながりやすい環境です。
ただし、IT業界の営業職の離職率は、企業規模や営業する製品やサービスの種類に左右されます。
たとえば、若手営業社員の早期離職が多い企業はノルマが大変だったり、人間関係が悪かったりすることもあります。転職する際にはその企業の仕事内容や離職率を確認しておくことが賢明です。
参照元
※厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」
IT業界の離職率が高い理由は何ですか?
IT業界の離職率が高いといわれる理由は、転職のしやすさや人材不足、労働環境の厳しさが要因です。
まず、ポジティブな理由としては、IT業界は他の業種に比べて転職に対するハードルが低いといえます。IT業界で実績のある方が年収アップを目指して別の企業に転職したり、より柔軟な働き方を求めてフリーランスに転向したりするケースは珍しくありません。
ネガティブな理由としては、業界全体として人材不足が続き残業や休日出勤が多い傾向にある点が挙げられます。特にプロジェクトの納期が迫ると長時間働かざるを得ない状況に置かれることが多く、これがストレスの原因となり退職を選ぶ人が増える要因となっています。
離職率が高い理由はネガティブな側面だけではありませんが、自分にあった働き方か見極めることが大切です。
営業職で一番しんどい業種は?
営業職において最も負担が大きいと感じられる業種には、人材業界が挙げられます。人材業界は人を扱う業種であるため、予想外のトラブルへの対処が求められます。
さらに、求職者の人生が掛かっているというプレッシャーから、大きなストレスを感じるケースも少なくありません。また、他の業種においても営業職ならではの厳しさは存在します。
不動産業界では高額な商品を扱うために、ノルマの重圧が大きいです。広告・メディア業界では、クライアントの意向に合わせた企画提案や短期納期が続くと、健康に悪い影響を与えるでしょう。
インターネット・IT業界では、技術的な知識の習得に加え、変化の速い市場に対応するための継続的な学習が求められます。このように営業職は大変な業種が多く、それぞれに苦労があります。
IT業界で一番稼げる仕事は?
IT業界において最も高収入が期待できる職種は、ITコンサルタントです。DX(デジタルトランスフォーメーション)の波が様々な業界に広がるなか、経営戦略とIT技術を結びつけるITコンサルタントの需要が高まっています。
さらに、年功序列ではなく実力主義の傾向が強く、20代の若手であっても高収入を得られるチャンスがあります。求人ボックスの「ITコンサルタントの仕事の年収・時給・給料」によると、平均年収は約650万円前後※でした。
ITコンサルタントのニーズは今後さらに伸びると予想され、さらに高年収が目指せる可能性があります。業種や規模を問わずあらゆる企業がIT化を進めるなかで、ITコンサルタントの市場価値はさらに高まるでしょう。
IT営業職の知識を活かしてさらにキャリアアップしたい方は、ITコンサルタントへの道も検討してみましょう。
参照元
※求人ボックス給料ナビ「ITコンサルタントの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
IT業界の営業職に女性がおすすめされる理由は?
IT業界の営業職が女性に向いている主な理由は、柔軟な働き方と専門性の高さが両立できる点にあります。IT業界は日進月歩で成長を遂げており、他業種への転職やキャリア形成に役立ちます。
さらに、成果主義を採用している企業が多く、性別に関係なく実績で評価される傾向です。時短勤務やリモートワーク、育児休暇などの柔軟な働き方を可能にする制度が整備されていることが多く、出産や子育てを予定している方にとっても魅力的です。
IT業界における女性の比率はまだ少ないものの、多様性を取り入れるために女性の働きやすさを考慮した企業が増えつつあります。キャリアアップと家庭の両立を目指したい女性は、ぜひ転職を検討してみてください。
IT業界の営業職はつまらないの?
IT業界の営業職がつまらないといわれる主な原因は、顧客と自社の開発部門の間に入ることが多い点が挙げられます。顧客の要求と開発チームの意見が対立し不満を解消できない場合、ストレスが溜まることが多いためです。
ただし、IT業界の営業職が「つまらない」と感じるかどうかは個人差があります。顧客と開発チームの板挟みになったとしても、顧客の課題解決に貢献できる点にやりがいを感じる方もいます。
IT業界は今後もAIやクラウドなどの新技術の発展により、市場拡大が見込まれています。営業職の需要も高まる傾向にあります。顧客との関係構築や課題解決に喜びを感じる人には、将来性の高い魅力ある仕事といえるでしょう。
ITソリューション営業はきつい?
ITソリューション営業は多様なスキルや知識、柔軟性が求められるため難易度が高い仕事です。そのため、「きつい」と感じる方も少なくありません。
たとえば、顧客の課題解決の提案をする際、顧客の状況や市場環境は多様であり、正解が一つではありません。新しい情報をつねに収集して柔軟に対応することが求められるので、大きなプレッシャーとなることもあります。
さらに、案件によっては成約までに半年以上かかることもあり、継続的な顧客対応がつらいと感じる方もいます。
このようにITソリューション営業負担は大きい職種ですが、その分スキルアップが期待できる仕事です。自分を成長させたいと考えている方にとっては、魅力的な仕事といえます。
IT業界の営業あるあるとは?
T業界の営業あるあるは、営業だけでなく技術よりの悩みを抱くことが多い点です。他業界と比べて技術職との距離が近く、営業や技術といった枠を超えた対応が日常的に求められるからです。
たとえば、多くのIT営業は顧客からの小さな修正依頼や簡単なデータ集計は、忙しいエンジニアに頼むよりも自分でさっと済ませてしまうことも珍しくありません。
また、モチベーションが下がっているエンジニアの話を聞いて慰め役に回ったりするのも、IT営業ならではです。
こうした経験を通じて、営業担当が技術職やクライアントとの橋渡し役として成長します。営業としてのスキルだけでなく、技術理解やチームマネジメント力も自然と身につくため、総合力の高いビジネスパーソンになれるでしょう。
まとめ

本記事では、IT業界の営業職について紹介しました。IT業界の営業職は「やめとけ」や「きつい」と言われることもありますが、やりがいやメリットも数多くあります。
将来性の高い仕事がしたい、年収が高い仕事がしたいと考えている方にとっても魅力的な職種です。この機会にIT業界の営業職を目指そうと考えている方は、今回紹介した転職エージェントをぜひ活用してみてください。転職エージェントを利用することで、自分の理想の働き方が目指せるでしょう。