IT営業とは?仕事内容や職種など解説!

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IT営業とは?仕事内容や職種など解説!

IT化が進む現代では、サービスを提供するうえで、IT営業が重要な役割を担っています。基本的な営業スキルだけでなく、取り扱うITサービスに関連するシステム構成や、ソフトウェア仕様に関する専門知識が求められます。

現在は幅広い業界・業種でDXが推進されていることもあり、IT営業の経験やスキルがある人材は市場価値が高いです。当記事では、IT営業の概要や年収、向いている人などについて詳しく解説します。

IT営業の仕事について理解を深めたい方に最適なため、これから転職を検討する方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

IT営業とは

IT営業とは

IT営業とはIT製品やサービスを、企業や官公庁などに提案・販売を行う営業職です。主にソフトウェアやシステム、クラウドサービス、インフラなどの無形商材を取り扱っています。

顧客の課題に合わせた提案を行うため、基本的な営業スキルだけでなく、IT技術や業界のトレンドについての知見が必要です。

IT営業は主に法人顧客を対象としており、複数人の意思決定者から承認を得るためには、データ分析力やプレゼンテーション力が求められます。顧客の業務改善・コスト削減・売上拡大などに直接貢献でき、成果を実感しやすく、やりがいを感じられる仕事です。

IT営業の年収

一般的に、IT営業の年収は年代や勤める企業によって大きく変動します。転職活動のサポートを行っているマイナビエージェントが公表している情報によると、IT営業の平均年収は472万円です。

年代別に説明すると、20代は410万円、30代は585万円であることがわかりました。IT営業は経験やスキルを重ねることで、大幅な年収アップが期待できます。

また、企業によってはインセンティブ制度を取り入れていることもあり、成果次第で昇給を狙うこともできます。もちろん経験や条件などによっても年収は変動しますが、IT営業は高収入が期待できる職種です。

参照元

マイナビエージェント「IT・インターネット・通信 IT系営業」(2025年5月17日時点)

IT営業の仕事内容

IT営業の仕事内容

IT営業の主な仕事内容は、以下の通りです。

それでは詳しく説明します。

顧客の悩みや課題を明確にする

顧客はそれぞれ悩みや課題を持っているため、IT営業はヒアリングを通じてニーズに合った解決策の提案が求められます。顧客の課題を特定するには、業界・ビジネスモデルの理解や原因の分析などを行うことが大切です。

顧客の業界・ビジネスモデルについて情報収集し、顧客の潜在的な課題を理解することで、最適な提案が可能になるでしょう。

ITソリューションの提案

ヒアリングを通じて顧客の課題を特定した後は、ニーズや要件に合わせて最適なITソリューションを提案します。提案の際には顧客の課題を把握し、予算やスケジュールを考慮しながら、解決策の導入による効果や価値をわかりやすく説明します。

顧客は他社からの提案も想定されるため、動向を調査しながら差別化された提案を行うことも重要です。また、IT商材にはハードウェアやソフトウェア、サービスなどがあるので、顧客の課題に合わせて複合的な視点での提案が求められます。

例えば、顧客が業務効率化を課題としているなら、ハードウェアは最新パソコンやサーバー、ソフトウェアはアプリケーション、サービスはクラウドサービス、ITコンサルティングなどを提案します。

トラブル対応やメンテナンスなどのアフターケア

IT営業は契約を取れば終わりではなく、契約後に発生するトラブル対応やメンテナンスなどの、アフターケア全般も担当します。例えば、ソフトウェアの導入後にバグや動作不良などのトラブルが発生した場合、顧客からのフィードバックを開発部門に共有することで迅速な改善が可能です。

IT系の商材はメンテナンスやアップデートが定期的に行われるため、IT営業は顧客に情報共有することも大切です。導入したITツールの使い方について社内教育が必要であれば、営業担当者がチュートリアルを提供することもあります。

アフターケアをしっかり行うことで、顧客満足度を高めながら長期的な信頼関係を構築できます。また、顧客からの意見を参考にすることで、商品・サービスの改善へとつながります。

IT営業職の主な種類

IT営業職の主な種類

IT営業職には、以下のような種類があります。

それでは詳しく解説します。

ハードウェア営業

ハードウェア営業は、パソコンやサーバー、ネットワーク機器などのIT機器を販売・提案する営業職です。主に一般企業や官公庁、病院、学校、製造業など幅広い法人顧客を対象としています。

ハードウェア製品は、一度導入すると入れ替える機会が少ないため、既存顧客を定期的に訪問するルート営業が多いです。営業担当者は顧客を訪問し、課題やニーズ、要望を丁寧にヒアリングしながら、ハードウェア製品を提案します。

ハードウェアは目に見える商材なので特徴を把握しやすいですが、競合他社との差別化を図ることが難しいです。そのため、競合他社の動向や業界のトレンドを把握し、自社の強みを見つけることが重要です。

SIer営業

Sler営業は、SIer(Systems Integrator)が提供するITシステムの導入や開発、運用を企業や団体に向けて提案・支援する営業職を指します。顧客の課題やニーズ、要件などを把握し、最適なソリューションを提供することがSler営業の役割です。

個別のシステム開発が求められるため、営業担当者はITシステムに関する深い知見や開発チームとの連携、プロジェクト管理などが求められます。数千万円の大規模案件に関われるケースも多いので、プロジェクトを成功させることにやりがいを感じられるでしょう。

SES営業

SES営業は、自社または外部のITエンジニアを、顧客企業のプロジェクトに技術者として提供する営業活動です。SES(System Engineering Service)とは、ITエンジニアの提供サービスを指します。

顧客企業によっては一時的にエンジニアを必要とするケースもあるため、SESを提案することで企業側は採用コストを抑えられる点がメリットです。

SES営業の取引先はITエンジニアを求める企業となっており、見込み顧客の獲得からヒアリング、商談、ITエンジニアの人材紹介、アフターフォローなどが主な業務です。企業によって求められるエンジニアの要件は異なるので、顧客の課題や要件を的確に把握し、最適な人材を提案する力が求められます。

クラウド営業

クラウド営業は、クラウドサービスを顧客に提案・販売する営業職です。クラウドとは、インターネットを通じてソフトウェアやサーバー環境などを、インターネット経由で利用可能にするサービスのことです。

代表的なクラウドサービスとして、WebメールやSNS、オンラインストレージなどのほか、企業向けのSaaSやIaaS、PaaSなどさまざまな形態があります。

クラウド営業は顧客の業務課題やIT環境をヒアリングし、課題を掘り下げ、最適なソリューションを提案します。開発チームとの連携が必要になり、構成案の作成や見積書の提出も業務に含まれます。また、クラウドサービスは常に更新を続けているため、継続的なアフターフォローも業務に含まれます。

SaaS営業

SaaS営業は、クラウド上で提供されるソフトウェアを顧客に提案し、契約を獲得する営業職です。SaaS(Software as a Service)とは、インターネット経由で利用できるクラウド型のソフトウェアサービスのことです。

月額・年額のサブスクリプション型が主流となっており、継続的な利用によって収益を得ています。代表的なソフトウェアサービスとして、freeeSalesforcezoomSlackなどがあります。

SaaS営業はマーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスと各工程で分業されています。どの工程を担当するかによって業務内容は異なりますが、顧客にサービスを満足してもらうためにも各部門との連携が重要です。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITを活用して企業の経営課題を解決する職種です。ビジネスとテクノロジーをつなぐ役割があり、業務の見直しやシステムの導入計画、IT戦略の立案などを支援します。

営業職のように特定の商材を提案するのではなく、ITを活用しながら経営課題を解決するための支援を行います。未経験からITコンサルタントになることは難しいですが、IT営業から経験やスキルを身につけることでキャリアチェンジも可能です。

将来的には独立してフリーランスとして活躍することもでき、高収入を得る可能性もあります。営業だけでなく、エンジニアや経営の中間に立ちながら、企業の課題を解決したい方はITコンサルタントが向いています。

IT営業に必要なスキル

IT営業に必要なスキル

IT営業には、以下のようなスキルが求められます。

即戦力となるスキルを身につけるためにも、ぜひチェックしてください。

営業の基礎スキルは必須

IT営業は、基礎的な営業スキルを身につける必要があります。例えば、営業活動では顧客とのヒアリングから課題を引き出す必要があるため、コミュニケーション能力や分析力などが求められます。

また、IT営業は高度なIT製品を取り扱うため、導入の必要性をわかりやすく伝えるためにも、プレゼンテーション能力を身につけることも大切です。さらに、課題解決力を磨くことで顧客が求める成果を出し、信頼関係の構築にもつながります。

営業職が未経験な方でも、営業の基礎スキルを身につければIT営業を目指せる可能性があるでしょう。

ITに関する知識

顧客に合わせた提案を行うためには、ITに関する知識が欠かせません。IT営業ではソフトウェアやシステム、クラウドサービスなどを取り扱うため、専門的な知見がなければ最適な提案は難しいでしょう。

また、IT業界は成長スピードが速いため、常に最新の動向やトレンド、テクノロジーについてキャッチアップすることが大切です。ITに関する知識を身につけるには、Webサイトや関連書籍を活用し、継続的に学習することが求められます。

さらに、IT関連の資格を取得すれば、専門知識を持っていることを証明できます。そのため、営業の基礎スキルだけでなく、ITに関する知識も身につけておくことが望ましいです。

IT営業に必要な資格

IT営業に必要な資格

IT営業には、以下のような資格の取得がおすすめです。

営業担当者として強みを作るためにも、ぜひ取得を目指してください。

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を身につけていることを証明できる資格です。経済産業省所管のIPA(情報処理推進機構)が実施しており、IT・情報リテラシーを幅広く学べます。

試験形式はCBT方式を採用しており、パソコンを使用して受験できる方式です。公式サイトの受験申込みから手続きを進められます。

ITパスポートはITの基礎に加えて、経営管理やマネジメント、財務といった幅広い分野も学べます。これからIT営業として転職を検討している方が取得すれば、自身の強みとして有効にアピールできるでしょう。

基本情報技術者・応用情報技術者

基本情報技術者応用情報技術者はIPA主催の国家資格であり、ITエンジニアとしての初級から中級レベルまでを網羅した国家試験です。

基本情報技術者試験ではITエンジニアの基礎知識・スキルの習得を目指し、実践的なスキルを習得できます。プログラミングやシステム開発の基本的な理解力を示すことができ、IT営業への転職時にもアピールできます。

応用情報技術者試験は、ITエンジニアの基礎知識・スキルだけでなく設計やマネジメント、経営戦略など幅広い分野を対象とする試験です。基本情報技術者試験よりもワンランク上の試験であり、難易度は高くなっています。

IT業界未経験なら基本情報技術者試験、SE・IT職の経験があるなら応用情報技術者試験と、それぞれのスキルレベルに応じて選択しましょう。

システムアーキテクト

システムアーキテクトは専門的なITの知見を有し、ITシステムの要件定義・設計・開発を主導できる職種です。情報処理推進機構が試験を実施しており、システム開発の上流工程を主導するための知識・技術を身につけることが可能です。

情報システム戦略の具体化に向けた要件定義や設計、開発に従事する能力があることを証明します。試験では、業務遂行に必要な知識と実践力が求められます。

試験の難易度は高いですが、システムアーキテクトの資格を保有すれば、IT営業として顧客に専門性の高い提案ができるようになり、営業としての信頼性も高まります。

セールススキル検定

セールススキル検定は、営業職に必要なスキルや知識を可視化・体系化しながら、レベル別に評価するための民間検定試験です。営業活動の実務力を測る指標となっており、企業研修や転職活動の強みとして活用されています。

検定試験では、顧客との信頼関係を築く力、論理的なプレゼンテーション力などをセールス・コンピテンシーとして抽出し、測定・スコア化・認定を行います。自分の営業力を正確に測定できるため、営業力の特性や課題を把握できます。

試験は3級、2級、1級と分かれており、3級は誰でも受験可能です。2級と1級は、一定のセールス実務経験年数が受験条件として求められます。営業職のスキルや知識をレベルとして証明したい方は、挑戦する価値のある資格です。

ITストラテジスト

ITストラテジストは、企業の経営戦略とIT戦略を橋渡しする国家試験によって認定される、高度情報処理技術者資格です。経営の視点からITの活用を考えることで、事業成長や競争優位を作るためのIT戦略立案・提案・推進を担います。

独立行政法人である情報処理推進機構が、試験を実施しています。高度なIT人材としての専門性を持ち、経営戦略に沿ったIT活用による改革・高度化・最適化を実現するためのスキルと知識を習得できます。

ITコンサルタントやIT企画としての知識を証明できるため、転職活動では強みとして知識を証明できます。ただし、試験は高難易度となっているので、計画的な試験勉強が必要になります。

IT営業のやりがい

IT営業のやりがい

IT営業の仕事では、以下のような点にやりがいを感じられます。

それでは詳しく説明します。

ITの最先端技術が学べる

IT営業は最新のIT技術や製品・サービスに関わることが多いため、常にアンテナを張る力が身につきます。例えば、IT業界ではAI技術が急激に成長しており、IT関連の製品・サービスに取り入れられています。

最先端のIT技術について学習すれば、新しいサービスの企画や顧客の提案に活用することが可能です。自己啓発や情報収集を積極的に行える方なら、IT営業としてやりがいを感じながら活躍できるでしょう。

無形商材の営業スキルが身につく

無形商材とは、物理的な形を持たない商品・サービスのことです。IT営業ではソフトウェアやサービスなどの無形商材を取り扱うことが多いため、商材の魅力や性能、メリットをわかりやすく伝えるための営業スキルが身につきます。

有形商材と比べて無形商材の営業は難易度が高いですが、顧客に商材を購入・利用するメリットを伝えることができれば契約へとつなげられます。そのためには、提案力やコミュニケーション力、ヒアリング力など幅広いスキルの習得が必要です。

顧客の課題やニーズを把握しながら最適な提案を行えば、無形商材の営業を成功させることができます。したがって、無形商材の営業スキルが身につく点は、IT営業でやりがいを感じられるポイントといえるでしょう。

IT営業に向いている人

IT営業に向いている人

IT営業の仕事は、以下のような人に向いています。

それでは詳しく解説します。

ITスキルが豊富にある人

IT関連の知識やスキルがある方は、IT営業として活躍しやすいでしょう。IT営業ではIT製品・サービスを商材として取り扱うため、ITスキルがあれば効果的な提案が可能です。

ITスキルにはパソコン操作やネットワーク、プログラミング、ソフトウェアの活用など、幅広い内容が含まれます。ITスキルを身につけるためには、IT関連の情報収集や資格取得、勉強会の参加などが必要です。

IT営業への転職を目指す場合は、ITスキルで得た経験をアピールすることで、採用担当者から高い評価を得られるようになるでしょう。

モラルがある人

IT営業は顧客に合わせてシステム開発を提案することもあるため、状況に応じてプロジェクトのマネジメント部分を担当します。顧客との商談から納期を設定するので、計画的に進めるためにもビジネスマナーや倫理観が求められます。

顧客だけでなく社内の開発メンバーやプロジェクトリーダーと関わる機会も多いので、他の職種の役割や重要性を理解することが大切です。誠実な姿勢を持った人であれば、社内外で信頼関係を築きながらプロジェクトをスムーズに進められるでしょう。

顧客の立場に立って物事を考えられる人

IT営業では顧客と商談する機会が多いため、相手の立場に立って物事を考える必要があります。企業側の都合だけで商談を進めてしまうと、顧客と信頼関係を築くことはできません。

顧客がどのような課題や悩みを抱えているのかを丁寧にヒアリングし、相手に寄り添った提案を行うことで信頼関係を築くことができます。そのため、顧客の立場に立って物事を考えられる方は、IT営業として活躍できるでしょう。

成果を出すことでやりがいを感じる人

IT営業は、商談の成約率や売上などの成果を、明確な数字で示せる仕事です。営業担当者は達成すべき目標を設定するため、営業戦略を自ら立てて行動できる方はやりがいを感じられます。

また、数字に強く、データを分析して成果につなげられる方であれば、同様にIT営業にやりがいを感じられるでしょう。IT営業として転職を検討している方は、これまでの仕事で出した成果を数値としてアピールすれば高く評価される可能性があります。

IT営業に向いていない人

IT営業に向いていない人

IT営業の仕事は、以下のような人には向いていません。

IT営業は人によって向き・不向きがあるため、転職に不安を感じている人はぜひチェックをしてみてください。

チームで仕事をするのが苦手な人

IT営業はエンジニアやデザイナーなどの、社内のチームメンバーと連携して業務を進めます。顧客からの要望に合わせてシステムを開発していくので、メンバーとの定期的な情報共有が求められます。

また、プロジェクトは納期が設定されているので、遅延を防ぐためにも進捗状況の管理も重要な役割の一つです。もし1人で仕事を進めたい場合、チームとの連携にストレスを感じやすい傾向があります。

IT営業は成果主義の仕事であり、目標を達成するためにも社内外の連携は必要不可欠です。そのため、1人で仕事を進めたい方は、別の職種を検討するのも一つの方法です。

ノルマがあるとストレスを感じやすい人

IT営業では、一般的な営業と同じくノルマが設定されることが一般的です。常に数字を追う必要があるため、目標達成に意欲を持てない場合、プレッシャーを感じることもあるでしょう。

ノルマを達成しなくても解雇になるわけではありませんが、モチベーションは低下する恐れがあります。

また、IT営業ではインセンティブ制度が採用されていることも多いので、ノルマの達成が自分の収入に直結する場合もあります。ノルマ達成に前向きに取り組める方であれば、IT営業としてやりがいを感じられるでしょう。

感情的になりやすい人

IT営業では、顧客に対して論理的な説明が必要になるため、感情的になりやすい人は向いていないと言えます。製品やサービスの導入が、企業にとってどのような課題解決につながるかを、データや根拠をもとに説明する必要があるからです。

また、クレームや無理な要望に直面した際も、冷静に対応し、社内と連携して最適な解決策を導き出す力が求められます。感情的になってしまうと、関係を悪化させたり、判断を誤るリスクが高くなったりするため注意が必要です。

IT営業に転職するためのポイント

IT営業に転職するためのポイント

IT営業に転職するには、以下のようなポイントをおさえておきましょう。

転職活動をスムーズに進めるためにも、ぜひ参考にしてください。

IT知識・資格を取得する

IT営業に転職するには、IT知識や資格の取得がおすすめです。IT関連の知識や資格を有することで、IT分野に関するリテラシーがあることを企業の採用担当者にアピールできます。IT業界の動向やトレンドなどを日頃から情報収集しておけば、専門性の高さを面接時に伝えることが可能です。

また、IT関連の資格を取得すれば、能力があることの証明になります。IT関連の資格は知識やスキルの証明だけでなく、将来的なキャリアにおいてもメリットが大きいのでぜひ取得しましょう。

IT営業に活かせるエピソードをアピールする

IT営業に活かせるエピソードをアピールすることで、企業の採用担当者に好印象を与えることができます。例えば、これまでの仕事でIT関連の業務を担当した経験があるなら、どのような成果を出したのかを整理しましょう。

もしも、IT関連の経験がなかったとしても、コミュニケーション能力や交渉力、学習意欲などを身につけた経験があれば、IT営業の転職活動で強みとしてアピールできます。IT営業は人気が高い職種なので、活かせるエピソードがあれば積極的に活かしましょう。

IT業界の最新情報をチェックする

IT業界は、ほかの業界と比べても技術やサービスの変化が激しい傾向があります。IT業界の最新情報をチェックしておくことで、転職を検討している企業に専門性の高さをアピールできます。

インターネット上にはIT関連の最新情報が豊富にあるため、積極的に情報収集することが大切です。また、IT関連の参考書を読みながら、IT知識を深めるのも有効です。

もしも、転職したい企業が決まっているなら、取り扱うIT製品・サービスの調査や企業研究を行う必要があります。企業の主力製品が明確であれば、書類選考や面接で効果的な対策ができるようになるでしょう。

IT営業への転職におすすめのエージェント

IT営業への転職におすすめのエージェント

IT営業への転職におすすめのエージェントを紹介します。

IT営業への転職におすすめのエージェント

各エージェントの詳細や特徴について説明するので、ぜひ利用を検討してみてください。

SQiL Career Agent

SQiL Career Agent
引用元:SQiL Career Agent
SQiL Career Agentの特徴
  • 営業スキルに関するデータ・知見を強みとする転職エージェント
  • 営業に精通するキャリアアドバイザーが在籍
  • 専属のキャリアアドバイザーが求職者のアピールポイントを明確化

SQiL Career Agentは、営業スキルに関するデータ・知見を強みとする転職エージェントです。営業に精通するキャリアアドバイザーが在籍しており、求職者1人ひとりに合わせた提案を行います。

豊富な営業データから営業職をタイプ別に分類し、求められる営業スキルを定量アンケート・定性インタビューで調査しています。データをもとに、専属のキャリアアドバイザーが求職者のアピールポイントを明確化することが可能です。

また、求職者のスキルを棚卸ししながら、これから実現したいキャリアの方向性やスキルを明確にし、具体的な提案を行います。1,300社・12,000サービスの豊富な営業支援実績があるため、幅広い営業ノウハウや知見を持っています。営業スキルのデータや知見に基づいて、効果的な転職支援のサポートが欲しい人はSQiL Career Agentの利用がおすすめです。

SQiL Career Agentの基本情報
運営会社株式会社セレブリックス
公式サイトhttps://sqil-career.com/
公開求人数非公開(2025年5月17現在)
主な求人職種営業職
参照元

SQiL Career Agent(2025年5月17日時点)

関連記事>>SQiL Career Agentの評判・口コミ

9Eキャリア

9Eキャリア
引用元:9Eキャリア
9Eキャリアの特徴
  • 営業職特化の併走型転職エージェント
  • 応募書類作成のサポートや企業ごとの面接対策などをサポート
  • 顧客の声をベースに改善を繰り返している

9Eキャリアは、営業職に特化している転職エージェントです。カスタマーサクセスやインサイドセールス、SaaSなど、将来性の高い営業職の求人を豊富に取り扱っています。

応募書類作成のサポートや企業ごとの面接対策などもサポートしており、選考通過率を大幅に向上させることができます。求職者ファーストの提案を行っているため、運営側の都合で一方的に転職活動が進められる心配はありません。

また、1人ひとりの求職者と向き合う時間を確保するために、多くても15名以下の求職者に抑えて転職支援しています。顧客の声をベースに改善を繰り返しているので、転職支援やサービス全体の質を向上させている点も魅力です。

中長期のキャリアを考えた転職を支援しているため、計画的に転職活動を進められます。求職者に寄り添った転職サポートを求めるなら、9Eキャリアの利用がおすすめです。

9Eキャリアの基本情報
運営会社株式会社9E
公式サイトhttps://9e-career.com/
公開求人数非公開(2025年5月17現在)
主な求人職種カスタマーサクセス職
インサイドセールス職
キャリアアドバイザー職
SaaS・IT業界営業職、営業職

関連記事>>9Eキャリアの評判・口コミ

レバテックキャリア

レバテックキャリアの特徴
  • 求人数と情報量の多さに強みがある転職エージェント
  • 大手からベンチャー、自社開発など38,000件以上の求人を保有
  • 登録者限定機能が豊富にある

レバテックキャリアは、求人数と情報量の多さに強みがある転職エージェントです。IT転職のサポートに特化しており、求職者の希望条件に合った求人を紹介してくれます。

大手からベンチャー、自社開発など38,000件以上の求人を保有しているため、幅広い選択肢から求人を見つけることができます。詳しい求人情報を紹介してもらえるので、転職活動の情報収集としても活用可能です。

登録者限定の機能として、非公開求人へのアクセスや年収予測機能、キャリアプランシミュレーターなどを利用できます。サイト内にある検索機能から希望条件に合った求人を探すこともでき、機能性に優れています。

IT領域の求人数や情報量が多い転職エージェントを求めるなら、レバテックキャリアの利用がおすすめです。

レバテックキャリアの基本情報
運営会社レバテック株式会社
公式サイトhttps://career.levtech.jp/
公開求人数約44,897件(2025年5月17日現在)
主な求人職種エンジニア、デザイナー

参考記事>>レバテックキャリアの評判・口コミ

IT営業の将来性

IT営業の将来性

IT業界では、AIやIoTなど最先端技術が企業で取り入れられています。新しいサービス展開を進める企業も増えているので、顧客を獲得するために、IT営業の需要は今後も高まると予想されます。

IT化の進展により人員削減が進んでいますが、導入を進めるためには人的サポートが必要です。顧客の課題やニーズを引き出し、解決策として最適な商材を提案できるIT営業職は重要な役割を果たしています。

IT営業として経験やスキルを重ねることで、キャリアアップや年収アップが期待できる職種です。基本的な営業スキルだけでなくITスキルも自然と身につくため、経験やスキルは将来的なキャリアパスにも活かせるでしょう。

IT営業からの主なキャリアパス

IT営業からの主なキャリアパス

IT営業からのキャリアパスとして、以下のような職種を目指せます。

将来的な方向性を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。

IT関連の営業職に就く

IT関連の営業職とは、技術営業やパートナー営業、インサイドセールスなどが挙げられます。

技術営業は「プリセールス」とも呼ばれており、高度なIT技術・知識をもとに製品やサービスの提案・導入支援を担います。そして、パートナー営業は、自社の製品・サービスを他社の力を借りて拡販する営業活動を指します。

インサイドセールスは、電話・メール・オンライン会議など非対面の手段で商談へとつなげる営業活動です。

SaaSやBtoBビジネスで普及しており、将来的にも需要の高い職種として注目されています。このように、IT関連の営業職は多様な種類があるため、経験やスキルをもとに求めるキャリアパスを目指せるでしょう。

管理職

IT営業の管理職は、営業組織を率いて売上目標の達成やチームマネジメント、戦略設計などを担当します。役職名は企業によって異なりますが、営業マネージャーや営業部長、セールスリーダー、営業統括などと呼ばれています。

管理職は、売上目標を達成するための売上管理に加えて、部下の育成・評価・採用などの人材マネジメントも担います。ほかにも市場分析や営業戦略、チャネル設計、ターゲット選定など戦略設計も重要な業務の一つです。

現場のまとめ役として担当するため、IT営業に関する幅広い経験やスキルが求められます。対応範囲は広く、責任も伴いますが、IT営業の管理職になれば高い年収が見込めるでしょう。

外資系IT企業

外資系IT企業とは、海外に本社を置くIT企業が、日本に進出して事業展開を行っている企業を指します。クラウドやデータベース、基幹アプリケーションなど幅広い製品を取り扱っており、グローバルな環境での活躍が可能です。

顧客には日本企業だけでなく、海外企業も含まれるケースが多いため、ビジネスレベルの英語力が求められる場合もあります。また、成果主義が導入されているため、高い目標達成意識や責任感が求められます。日本のIT企業と比べて高い年収を期待できるため、収入面を重視する人にはおすすめのキャリアです。

バックオフィス

バックオフィスとは、後方から企業活動を支える業務のことです。営業やマーケティングなど、顧客と直接関わる業務はフロントオフィスと呼ばれ、企業の最前線で顧客対応を担っています。

IT営業の経験とスキルがあれば、社内異動によってバックオフィスとしてのキャリアパスを描くことも可能です。

経理や人事、総務などはバックオフィスに該当しており、社内であれば未経験でも比較的スムーズに異動できる可能性があります。IT営業とは別の視点から会社に貢献したい方は、バックオフィスのキャリアパスも1つの選択肢として検討してみましょう。

ITコンサルタント

ITの経営戦略に関わりたい方は、ITコンサルタントとしてのキャリアパスがおすすめです。ITコンサルタントは企業のIT戦略を策定し、経営課題を解決することが主な仕事です。

IT営業の経験やスキルを身につけていれば、これまでの営業活動で得た知見を活かして、効果的な戦略立案が可能です。ただし、高度な技術力や幅広い知識が求められるため、IT営業からの転身はハードルが高い場合もあります。

IT領域の経営課題を解決できるコンサルタントを目指したい方は、キャリアの選択肢としておすすめです。将来的な選択肢として検討する価値があるでしょう。

IT営業に関するよくある疑問

IT営業に関するよくある疑問

最後に、IT営業に関するよくある疑問について回答します。

疑問を解消するためにも、ぜひ参考にしてください。

IT営業はほかの営業と何が違うの?

IT営業は、IT製品・サービスを提供して顧客の課題を解決する仕事です。一般的な営業との大きな違いは、ITの商材によって顧客に最適なITソリューションを提案する点にあります。

ITの専門的な技術や知識を持ち、顧客に最適なITソリューションを提案するための経験・スキルが求められます。

また、IT営業で取り扱う製品・サービスは無形商材であることが多いですが、一般的な営業では有形商材が中心です。取り扱う商材の違いによって、顧客へのアプローチ方法も変わるため、営業担当者は違いについて理解しておく必要があります。

IT営業は本当にいらないの?

幅広い業界でデジタル化が進んでいる現代では、最適なITソリューションを提案するためにも、IT営業は必要不可欠です。IT営業がいなければ、顧客は商材の導入意義を理解できず、購入や利用には至りません。

顧客の課題をヒアリングから引き出し、最適なITソリューションを提案することで、顧客が求める成果の実現につなげることができます。IT営業は企業によって取り扱う商材が異なるため、ソリューションの特徴や顧客の課題に合わせた提案力が求められます。

IT企業の人気ランキングが知りたい

就職活動中の学生向けの口コミ情報サイトであるみん就の情報によると、IT業界新卒就職人気企業ランキングとして以下の上位5社が発表されています。

ランキング1位のNTTデータグループは、NTTの子会社として幅広い分野でITサービスを提供しています。国内事業会社と海外事業会社がそれぞれの事業領域において独立した権限を有しています。

企業研究や自己分析を行うことで、人気のあるIT企業にIT営業として転職することも十分可能です。

IT営業はやめとけ・きついと言われる理由は?

IT業界の営業職はやめとけ・きついと言われる理由として、ノルマの達成が難しい点や、常に新しい情報収集が必要になる点などがあります。一般的な営業においてもノルマは設けられていますが、IT業界は短期間で成果を求められる傾向にあるので、大きなプレッシャーを感じる人が多いです。

また、IT業界は常に新しい技術やトレンドが生み出されるので、IT営業の担当者は常時アンテナを張りながら情報を取り入れる姿勢が求められます。

IT営業のまとめ

IT営業のまとめ

今回は、IT営業の詳細や具体的な仕事内容、職種について詳しく解説しました。IT営業はIT製品・サービスを企業や官公庁などに提案・販売する営業職です。ソフトウェアやシステム、クラウドサービス、インフラなど企業によって幅広い商材を取り扱います。

顧客の課題や悩みに合わせて、最適なITソリューションを提案するのが主な役割です。業務改善やコスト削減、売上拡大などの成果に貢献できるため、やりがいのある仕事です。これからIT営業として活躍したい方は、ぜひ当記事で紹介したノウハウを参考にしながら、計画的に転職活動を進めてみてください。

商号フリーコンサル株式会社(Freeconsul Inc.)
URLhttps://www.freeconsul.co.jp/
本社所在地〒107-0062
東京都港区南青山3丁目1番36号青山丸竹ビル6F
有料職業紹介許可番号13-ユ-316208
特定募集情報等提供事業者受理番号51-募-001302
法人番号3010401144747
適格請求書事業者登録番号T3010401144747
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