企業のDX促進やリモートワークの普及によってクラウドサービスの需要が高まってる現代において、Googleがクラウド上で提供するGoogle Cloud Platform(GCP)の活用に注目が集まっています。
フリーランスのGCPエンジニアは、その名の通りGCPを扱うエンジニアであり、スキルの習得や実績を積むことでクラウド関連の案件獲得の選択肢を広げられます。
- フリーランスになると仕事内容はどう変わる?
- 必要とされるスキルや経験はある?
- 将来性はどう?
これからフリーランスのGCPエンジニアを目指す人の中には、このような疑問を持つ方もおられるかもしれません。
そこで、この記事ではフリーランスのGCPエンジニアの仕事内容や案件の特徴、案件単価やメリット・デメリット、将来性などについて解説していきます。
また、案件獲得に役立つおすすめのエージェントをご紹介しますので、GCPエンジニアを目指す人はぜひ参考にしてください。
関連記事>>フリーランスエージェントのおすすめ徹底比較
フリーランスGCPエンジニアの仕事内容
ここでは、フリーランスGCPエンジニアの仕事内容や会社員との違いについて解説します。
GCPエンジニアの仕事内容
フリーランスのGCPエンジニアは、Google Cloud Platformを活用してクラウドインフラストラクチャの設計、構築、運用を行います。
具体的には、仮想マシンやネットワーク設定、ストレージソリューションの構築を担当し、アプリケーションのデプロイや管理、データベースの設定と運用管理を行います。
また、セキュリティポリシーの策定や実装、システムの監視とトラブルシューティング、コストの管理と最適化も重要な業務です。
さらに、プロジェクトのドキュメント作成やクライアントへの教育、クラウド戦略の提案や技術的なアドバイスも行い、多様なプロジェクトに対応します。
フリーランスと会社員でのGCPエンジニアの仕事の違い
フリーランスのGCPエンジニアと会社員のGCPエンジニアの違いは、働き方や仕事の性質、収入の安定性にあります。
フリーランスのエンジニアは、プロジェクトごとに契約を結ぶため、働く時間や場所に柔軟性があります。
多様なプロジェクトに関わることで幅広いスキルを身につける一方、収入が不安定になるリスクも伴うほか、自分でクライアントを開拓し、案件に参画しなければなりません。
一方、会社員のエンジニアは、決まった勤務時間と勤務地で働き、参画するプロジェクトを自身で獲得する必要もなく、エンジニアの仕事に専念できます。
また、収入や福利厚生が安定しており、企業内でのキャリアパスが明確で、長期的な成長機会が得やすいのも特徴であるといえるでしょう。
業務内容は、チームの一員として特定の役割に集中し、他のメンバーと協力してプロジェクトを進めます。
これからフリーランスを目指す人は、これらの違いを理解しておきましょう。
フリーランスのGCPエンジニアの案件単価相場と年収目安
ギークスジョブの案件検索でフリーランスのGCPエンジニアの案件を確認すると単価は月60万~80万円のものが多く見受けられます。
以下はその一例です。
これらを年収に換算すると720万~960万円となり、日本の給与所得者の平均年収である461万円を大幅に上回ることが可能です。
GCPエンジニアの案件の中には月単価報酬が100万円以上のものもあるため高収入を目指せます。
フリーランスは、会社員と違い各種保険や税金などを報酬から支払わなければなりませんが、フリーランスのGCPエンジニアで活躍できれば独立しても十分に生活することができるでしょう。
フリーランスのGCPエンジニアになるメリット
ここでは、フリーランスのGCPエンジニアになるメリットを解説します。
収入を増やせる可能性が高い
フリーランスのGCPエンジニアは、プロジェクト単位で契約を結ぶため、企業の求める特定の技術スキルやプロジェクトの重要度に応じて高単価の報酬を得ることができます。
特に高度な専門知識やスキルが必要なプロジェクトの場合、高い報酬が支払われることが多いです。
会社員の場合、年に1~2回の昇給で収入アップが図れますが、フリーランスは参画するプロジェクトごとで高単価案件を狙えるため大きなメリットであるといえるでしょう。
スキルアップにつながる
スキルアップにつながりやすいことも、フリーランスGCPエンジニアのメリットのひとつです。
会社員の場合、特定の業務を選任して行うことが多いですが、フリーランスでは参画する案件を自身で選べるため、習得したいスキルやキャリアに合わせることが可能です。
エンジニアはスキルだけではなく実務経験が評価される職種であるため、さまざまなプロジェクトで多くの経験を積めることは働く選択肢を増やすのにも役立ちます。
人脈が広げられる
さまざまなプロジェクトに参画できるフリーランスGCPエンジニアは、人脈を広げられるメリットもあります。
参画している企業の社員や取引先と良好な関係を築けると、そこから新たな仕事を獲得できる可能性もあります。
また、GCPは特定の分野だけではなく、あらゆる業界で使用されているため、業務知識も増やしやすいです。
フリーランスのGCPエンジニアになるデメリット
収入アップやスキルアップなどメリットがある反面、フリーランスにはデメリットも存在します。
ここでは、フリーランスのGCPエンジニアになるデメリットを解説します。
収入が安定しにくい
GCPエンジニアに限ったことではありませんが、フリーランスは高収入を得やすい反面、働かなければ収入を得ることができません。
参画していたプロジェクトの契約が満期を迎えた際、切れ目なく次の案件が決まっていれば問題ありませんが、そうでなければ収入が途絶えてしまいます。
会社員の場合、参画している案件がなくても給与が支払われるため、こうした収入の不安定さはフリーランスのデメリットであるといえるでしょう。
社会保障や福利厚生が受けられない
会社員と比較すると、フリーランスは社会保障や福利厚生が手薄いデメリットがあります。
有給休暇や特別休暇はなく、各種保険や税金なども報酬から自分で支払わなければならないため、事務作業も発生します。
また、研修制度や保養所の利用、健康診断の受診といった福利厚生もありません。
案件獲得や経理などを自身で行わなければならない
フリーランスのGCPエンジニアとして働くには、自ら案件獲得しなければなりません。
安定した収入を得るためには継続的な案件参画が重要であるため、プロジェクト参画中であっても契約満期を迎える前に次の仕事を見つける必要があります。
また、確定申告をはじめとする経理も自分で行わなければなりません。
このように、案件獲得や経理といったエンジニア以外の業務を行わなければならないことは、大きな負担になるといえるでしょう。
フリーランスのGCPの案件特徴
GCPはできることが豊富であることから、フリーランス向けの案件も多岐にわたります。
ここでは、フリーランスのGCP案件の内容と特徴を解説します。
GCP案件の業務内容
GCP案件の業務内容は多岐にわたりますが、以下のように分けられます。
- クラウドインフラの設計と実装:要件定義、インフラ設計・構築
- アプリケーションの開発:アプリ開発、コンテナ化、マイクロサービスの設計
- データ管理と分析:データパイプラインの構築、ビッグデータ処理、データベース管理
- セキュリティ:セキュリティ設計、脆弱性評価、コンプライアンス対応
- 運用と監視:モニタリング、アラート対応、スケーリング
- 自動化とCI/CD:自動化スクリプトの作成、CI/CDパイプラインの構築
- コンサルティングとトレーニング:技術コンサルティング、トレーニング
フリーランスのGCPエンジニアとして、上記の業務を遂行するためには、GCPに関する深い知識と経験が求められます。
また、クライアントとのコミュニケーション能力やプロジェクト管理能力も重要です。
GCP案件の勤務形態
多くの案件がインフラ構築やアプリの開発となるため、通常のエンジニアと同様の週5日勤務となります。
案件によってはリモートワーク、週2~3回勤務もありますが、数が少ないため副業案件ではなく、フリーランスエンジニアとしてメインの仕事を探すことになります。
フリーランスGCPエンジニアの将来性と業界動向
フリーランスとして働く際、自身の持つスキルや得意とする分野に将来性があるか否かは気になるものです。
ここでは、フリーランスGCPエンジニアの将来性とGCP案件の動向について解説します。
フリーランスGCPエンジニアの将来性
さまざまなクラウドサービスがありますが、Canalys「Worldwide cloud service spend to grow by 23% in 2023」によると、最大のシェア率はAWSのシェア率32%、次いでAzureのシェア率23%、GCPのシェア率10%となっており、上位3社で全体の65%を占めています。
現在3位のGCPですが、AI・機械学習分野やデータ分析など、最先端の技術に関するサービスが搭載されていることから今後の発展にも期待できます。
ただし、現在はAWSのフリーランス案件やAzureのフリーランス案件が多いため、フリーランスのクラウドエンジニアとして働く場合にはGCPだけではなく、他のクラウドサービスのスキルや実務経験を積んでおくと参画する案件選びの選択肢を幅広く持てるでしょう。
GCP案件の業界動向
シェア率が上位3位に入っており、AIやデータ分析に強みを持っているGCPは注目されており、需要と案件数も高まってきています。
GCP上でのフロントエンド開発やサーバーサイド開発などの案件もあり、GCP未経験であってもインフラやアプリ開発の経験があれば参画できる可能性があります。
このように親和性の高い実務経験があれば案件へ参画するチャンスがありますが、求められるスキルや知識のレベルは高いため、初心者向けの案件は少ないのが現状です。
GCP案件を探すのが難しい場合には、フリーランス向けのエージェントを活用し、自身のキャリアにマッチしたものを紹介してもらうと良いでしょう。
フリーランスのGCPエンジニアになるのに必要なスキルや経験
ここでは、フリーランスのGCPエンジニアになるのに必要なスキルや経験を解説します。
インフラエンジニアとしての経験
フリーランスのGCPエンジニアになるためには、インフラエンジニアの経験が重要です。これには、クラウドインフラの設計、構築、管理に必要な知識とスキルが含まれます。
インフラエンジニアとしての経験があれば、ネットワーキング、セキュリティ、スケーラビリティなどの基礎的な概念を理解しており、GCPのリソースを効果的に活用して複雑なクラウドソリューションを構築する能力があると証明できるため、案件獲得にも役立つでしょう。
アプリケーション開発スキル
GCPは開発環境であるため、C言語やC++、Java、Objective-Cなどを用いたアプリケーション開発スキルが必要です。
アプリケーション開発の経験があれば、コードの最適化、パフォーマンス向上、セキュリティ強化など、クライアントの要件を満たすための高度な技術を駆使することができます。
プログラミング言語が扱えることで獲得できる案件の選択肢が増えるため、フリーランスとして安定した働き方ができるようになるでしょう。
マネジメントスキル
フリーランスのGCPエンジニアになる際、プロジェクトの計画や進捗管理をはじめとするマネジメントスキルがあると、案件選びの幅を広げられます。
また、マネジメント業務やクライアントとの打ち合わせ、要件定義をはじめとする上流工程の案件は高単価であるケースが多いことにも注目です。
そのため、フリーランスで高収入を目指したい人は、マネジメントスキルを積極的に身についていきましょう。
AI関連技術の知識
GCPではAIツールを提供しているため、AIの知識があれば機械学習モデルの構築やデータ分析などの案件に参画できる機会が得られます。
AIの分野は需要が高く、習得しておくことでGCPをはじめとするクラウド系の案件だけではなく、開発系の案件にもシフトできるため、フリーランスエンジニアとして長く活躍できるでしょう。
データ分析スキル
近年、企業の保有データ量の増加に伴い、データ分析の重要性は高まっています。
GCPにもCloud Data FusionやCloud Dataflowなどのデータ分析機能は搭載されており、これらを用いたデータ分析案件も存在します。
データ分析スキルはあらゆる分野で重宝されるため、身につけておいて決して損はないといえるでしょう。
フリーランスのGCPエンジニアになるのに取得しておきたい資格
フリーランスのGCPエンジニアで働くうえで、資格の保有は必須ではありませんが、取得しておくことで案件獲得に役立つ場合もあります。
GCPに関連する資格としてはGoogleが提供する「Google Cloud認定試験」があり「Foundational」「Associate」「Professional」の3つのレベルが設けられています。
基礎的な知識を網羅的に学べるものから、高度なスキルを問われる資格まで設けられているため、自身に適したものを受験しましょう。
資格を取得することで客観的にも評価されるため、経験が浅い人であっても案件獲得の際に有利となる可能性があります。
フリーランスのGCPエンジニアにおすすめのエージェント
ここでは、フリーランスのGCPエンジニアにおすすめのエージェントを紹介します。
ギークスジョブ
運営会社 | ギークス株式会社 |
---|---|
公式サイト | https://geechs-job.com/ |
公開案件数 | 6,505件(2024年11月1日現在) |
職種 | Web・インフラ・開発エンジニア、PM・PMO、テスター、プランナー、その他 |
ギークスジョブは、日本最大級のIT専門フリーランスエージェントです。
同エージェントでは大手企業からベンチャー企業まで、さまざまな業界の企業との取引実績があり、取り扱っている案件の平均年収は879万円以上と日本の平均年収を大幅に上回っているため、活用することで高収入を目指すことも可能です。
GCP関連の案件も豊富に取り揃えており、サイト上の公開案件で「GCP」というキーワードを含む案件が692件掲載されています。(2024年6月29日時点)
サポート体制が充実していることも強みの一つで、クライアント企業との面談では専任の担当者が同席してくれるため、直接交渉に自信のない人でもしっかりとアピールできます。
ほかにも、条件交渉や参画してからのアフターフォローもしてくれるため、エンジニアは不安を感じることなく仕事に集中できます。
フリーランスに関する情報発信や無料イベントも開催しているため、フリーランスのGCPエンジニアとしての活動を検討している方は積極的に活用しましょう。
レバテックフリーランス
運営会社 | レバテック株式会社 |
---|---|
公式サイト | https://freelance.levtech.jp/ |
公開案件数 | 89,385件(2024年11月1日現在) |
職種 | Web・インフラ・開発エンジニア、PM・PMO、社内SE、コンサル、データサイエンティスト、その他 |
レバテックフリーランスは、IT専門で20年続くフリーランスエージェントです。
利用者の平均年収は876万円と高収入で、登録者数や業界認知度はともに1位の実績を誇ります。
取り扱い案件数が国内トップクラスで、非公開案件も豊富に取り扱っていることから他では見ることができない優良案件に出会える可能性が高いことにも注目です。
サイト上で「GCP」に関連する案件は2159件が掲載されており、そのうち公開中の募集案件は87件ありました。(2024年6月29日時点)
また、同エージェントでは「高収入が途切れない案件サポート」「税務関連サポート」「ヘルスケアサポート」など、フリーランス支援に力を入れていることにも注目です。
スキルアップ・交流会、ライフイベント・お祝い制度、娯楽・リフレッシュなどの生活支援も行っているため、会社員に引けを取らない充実した福利厚生サービスを受けられるため、フリーランスでも安心して働くことができるでしょう。
Midworks
運営会社 | 株式会社Branding Engineer |
---|---|
公式サイト | https://mid-works.com/ |
公開案件数 | 10,687件(2024年11月1日現在) |
職種 | Web・インフラ・開発エンジニア、PM・PMO、コンサル、SAP、SFA、その他 |
Midworksは、IT系のフリーランスエンジニア専門のエージェントサービスです。
エンド/SIer直案件が約70%で年収アップ事例が多数があることをはじめ、公開案件も10,000件以上と豊富で、希望に沿ったGCP関連の案件も見つけやすいのが特徴です。
Midworksに掲載中の案件で「GCP」というキーワードを含む案件は464件が確認できました。(2024年6月29日時点)
案件探しについても経験豊富なキャリアアドバイザーが代行してくれるのはもちろん、スキルシートの添削、面談対策など、案件獲得率の改善支援などサポートが手厚いため安心して利用できます。
また、参画中・参画後の案件が途切れるタイミングで、専任のコンサルタントが案件継続のサポートをしてくれ、案件が途切れた場合には報酬の60%保障してくれます。
これらの特徴から、フリーランスとして安定した仕事をしたい人は、登録する価値があるといえるでしょう。
そもそもGCP(Google Cloud Platform)とは?基礎知識
ここでは、GCPの基礎知識として、概要とできることを解説します。
GCP(Google Cloud Platform)とは何か
GCP(Google Cloud Platform)は、Googleが提供するクラウドサービスの総称です。
Google 社内で使われているものと同じテクノロジーやインフラを使用して、社内インフラのクラウド化ができます。
具体的には、企業や開発者がインフラストラクチャ、プラットフォーム、ソフトウェアをクラウド上で利用し、アプリケーションの構築、展開、運用を支援するものです。
基本的な構成要素が各種サービスとして用意されているため、開発スピードが速いのも特徴的です。
GCPでできること
GCPの主なサービスには、仮想マシンを利用できるCompute Engine、スケーラブルなウェブアプリケーションをデプロイするApp Engine、コンテナ化されたアプリケーションを管理するKubernetes Engine、大容量データの保存と管理を行うCloud Storage、高速なSQLクエリを実行できるBigQuery、イベント駆動型のサーバーレスコンピューティングサービスであるCloud Functions、そしてメッセージングサービスのCloud Pub/Subがあります。
また、GCPは高度なセキュリティ機能を備えており、IAMによるアクセス制御やデータの暗号化、監視、ログ管理も提供しています。
利用用途としては、ウェブアプリケーションのホスティング、大規模データの保存と分析、AIモデルのトレーニングとデプロイ、データのバックアップとリカバリなどがあり、企業や開発者がスケーラブルなソリューションを迅速に提供するための強力なプラットフォームとなっています。
フリーランスのGCPエンジニアに関する疑問
ここでは、フリーランスのGCPエンジニアを目指す際によくある疑問をQ&A形式で解説していきます。
未経験からフリーランスGCPエンジニアになることは可能?
フリーランスは、即戦力であることが求められるため、全くの未経験からGCPエンジニアになるのは難しいです。
案件によっては、インフラエンジニアの経験やアプリケーション開発スキルの有無によって参画できるものもありますが、その数は少ないです。
フリーランスのGCPエンジニアを目指す際は、フリーランス向けの公開案件を確認し、どの程度のスキルが求められるのか確認しましょう。
GCPの案件で初心者向けのものはある?
未経験からフリーランスのGCPエンジニアを目指すのが難しいように、初心者向けの案件も非常に少ないです。
ただし、GCPではなくAWSやAzureなどのクラウドの実務経験があれば、案件への応募条件を満たせる場合もあります。
また、GCPは開発環境であるため、Javaをはじめとする開発や設計の経験があれば参画できる場合もあります。
会社員からフリーランスへ転身する際には、求められるレベルを確認し、不足しているようであれば実務経験を積んでから独立するようにしましょう。
フリーランスのGCPエンジニアは稼げる?
フリーランスのGCPエンジニアの案件相場は60万~80万円程度であり、年収に換算すると720万~960万円です。
日本の平均年収は461万円であることから、フリーランスのGCPエンジニアの年収水準は高いといえるでしょう。
また、案件によっては月報酬が100万円を超えるものも豊富にあるため、より高収入を目指すことも可能です。
GCPで高単価案件を得るにはどうすればよい?
GCPで高単価案件を得るには、難易度の高いスキルや幅広い業務に対応できる人材であることがポイントです。
バックエンド開発に精通、特定言語に強みがある、上流工程から担当できる、マネジメント経験があるなど多岐にわたります。
自身のスキル以外に、プライム案件を豊富に取り扱っている案件サイトやエージェントを活用するのも方法のひとつです。
いずれも実務経験があることが必須であるため、高単価案件を得たい人は経験を積んでから案件獲得を目指しましょう。
GCPエンジニアとして副業で実績を積み独立を目指すことは可能?
週2~3日稼働の副業案件で実績を積み独立を目指すことは可能です。
ただし、GCP案件は土日祝日稼働や夜間、スポットなどは無いため、会社員として平日に働きながら空き時間の副業で実績を積むのは難しいといえるでしょう。
GCPの日本でのシェアはどれくらい?
GCPの日本でのシェア率は6%程度です。
世界的に見ると、最大のシェア率はAWSのシェア率32%、次いでAzureのシェア率23%、GCPのシェア率10%となっています。
GCPとAWSの違いは?
Google Cloud Platform(GCP)とAmazon Web Services(AWS)は、共に主要なクラウドサービスプロバイダーですが、それぞれ異なる強みを持っています。
AWSはクラウドの中でもトップのシェア率を誇り、幅広いサービス範囲と詳細な設定が可能な料金モデルを提供しています。
一方、GCPは初期投資不要で、使う分だけの費用しか発生しないためコスパに優れており、世界最大のネットワークであるGoogleのインフラを使える強みがあります。
AWSは最も広範なグローバルインフラを持ち、多数の地域にデータセンターを展開していますが、GCPはGoogleの高速で信頼性の高いグローバルネットワークを活用しています。
AWSの方がシェア率が高いため、案件数も多く安定的に獲得しやすいですが、GCPの知識やスキル、実務経験を積んでおくことでフリーランスのクラウド系エンジニアとして幅広い選択肢を持てるでしょう。
フリーランスのGCPエンジニアまとめ
この記事では、フリーランスのGCPエンジニアの仕事内容や案件単価、将来性やメリット・デメリット、必要なスキルや資格などについて解説してきました。
GCPはGoogleのクラウドサービスの総称であり、Google 社内で使われているものと同じテクノロジーやインフラを使用して社内インフラをクラウド化できるツールです。シェア率もAWS、Azureに次いで3位となっており、フリーランス案件も増加傾向にあるため、スキルや経験を積むことで安定して働くことができると予想されます。
さらに安定かつ継続的に働くためにはエージェントの活用が効果的で、条件にマッチした案件紹介だけではなく、条件交渉やアフタフォロー、不安になりがちな福利厚生サービスを受けられるため、エンジニアは仕事に集中できます。
これから、フリーランスのGCPエンジニアになる人は、ぜひ本記事でご紹介したエージェントを参考にしてみてください。