ITエンジニアとして転職を検討している方には、特化型の転職エージェントの利用がおすすめです。エンジニア向けの転職エージェントを利用することで、自分に合った求人を効率良く探しながら転職活動を進められるようになります。
転職ドラフトはエンジニア向けの求人を中心に取り扱っており、自分の経験やスキルに合った職場と出会えます。しかし、これまで転職ドラフトのサービスを利用したことがない方は「利用者からの意見を参考にしたい」という悩みもあるでしょう。
当記事では、転職ドラフトの詳細から評判・口コミ、メリット、デメリットまで詳しく解説します。
転職ドラフトと併用すべき転職エージェントについても紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。
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転職ドラフトとは

転職ドラフトは、株式会社リブセンスが運営しているエンジニア向け転職支援サービスです。転職ドラフトスカウトサービスを採用しており、会員登録を行うことで企業からスカウトを受け取れます。
サイト内ではスカウトルールが設定されているため、エンジニアは安心してサービスを利用できます。選考開始前に実際の仕事内容や年収が提示されるので、面接に行く時間と労力をなくして効率良く転職活動を進めることが可能です。
自分の技術や経験をもとに企業が年収を提示してくれるため、リアルな市場価値を把握できます。専任チームがレジュメにレビューとフィードバックを行い、企業に伝わりやすくなるように丁寧なサポートを受けられます。
サイト内には年収診断機能も搭載されており、登録不要30秒で結果を知ることができる点も特徴の1つです。エンジニア向けの転職サービスを求めるなら、転職ドラフトの利用がおすすめです。
転職ドラフトの基本情報

運営会社 | 株式会社リブセンス (Livesense Inc.) |
---|---|
本社 | 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝10階 |
有料職業紹介事業許可番号 | 13-ユ-306058 |
主な求人職種 | ITエンジニア |
求人数 | 約1,000件(2025年3月20日時点) |
公式サイト | https://job-draft.jp/scout |
転職ドラフトの特徴

転職ドラフトには、以下のような特徴があります。
それでは詳しく説明します。
選考開始前に、実際の仕事内容と年収がわかる
転職ドラフトは、企業との選考開始前に実際の仕事内容と年収を提示してくれます。通常内定後に仕事内容や年収が分かりますが、事前に内容を把握できるので求人先とのミスマッチを防止できます。
転職活動をスムーズに進められるようになるため、求職者の手間と時間をなくすことが可能です。企業からの提案内容に不満があった場合、再提示リクエストを求めることもできます。ドラフト開催毎に上限7回まで再提示を利用できるので、自分の希望条件に合った働き方ができる職場を見つけられるでしょう。
自分の市場価値がわかる
転職ドラフトでは、エンジニアの技術や経験をもとに企業が年収を提示するため、自分の市場価値が分かります。実際に転職ドラフトを通じて転職成功した求職者は、93.8%が平均126万円年収※を上げています。
また、サービス内では独自のルールを設けており、指名の際は年収提示が必須であり提示年収の90%を下回る金額での内定は禁止です。運営会社と企業側でルールが設けられているため、現在よりも年収が下がってしまうリスクはありません。
自分の市場価値を理解しながらエンジニアの仕事を獲得できる点は、転職ドラフトならではの特徴です。
参照元
※ 転職ドラフト公式サイト(2025年3月20日時点)
レビュー&フィードバックがある
転職ドラフトでは、運営会社の選任チームが求職者のレジュメにレビューとフィードバックを行います。エンジニアの技術力や経験が企業に伝わりやすくなるようサポートしてくれるため、希望条件に合った求人から内定を獲得できます。
レジュメは企業側が求職者に対してオファーを出すための重要な判断材料になるので、仕事内容や年収にも大きく関わる可能性が高いです。転職ドラフトはエンジニア業界に深い経験と知識があり、企業に刺さるレジュメの書き方をアドバイスすることが可能です。
レジュメの作り込みによって企業からのスカウト数は変わることから、強みの書き方や技術力の伝え方などを教えてもらえる点は転職ドラフトの特徴といえます。
転職ドラフトの良い評判・口コミ

こちらでは、公式サイトやSNSで投稿された転職ドラフトの良い評判や口コミを紹介します。
サービスの良い点を理解するためにも、ぜひチェックしてください。
良い評判・口コミ① 自分のレジュメをしっかり読んでもらえた
転職ドラフトで入札がかかると、指名した企業は指名理由をメッセージに乗せて送ってくれます。そのほとんどの企業がとても詳しく指名理由を記述してくれていたのが印象的でした。事業の内容、自社の現在状況、課題の説明に加えて、指名した人のどのようなスキルに注目し、それが自社の課題とどうマッチしていくのかということを詳しく説明してくれます。面談に進んでからも、こちらの手の内をよく知っている上で話が進むので、最初から突っ込んだ会話ができます。企業によっては(筆者の場合はまれに)指名理由を三行程度でしか表現していただけない企業もありましたが、ほとんどは詳しく説明してくれました。
出典:公式サイト
転職ドラフトでは企業が求職者のレジュメをしっかりと読んでいるため、詳しい指名理由を説明してくれます。事業内容や課題なども説明してくれるので、求職者は内容をチェックした上で応募すべきか検討できます。
面談後もスムーズにやり取りできることから、求職者からは好評な意見が見られました。そのため、自分の技術や経験を理解した上で企業から応募を受け取りたい方には、転職ドラフトの利用が最適です。
良い評判・口コミ② 先に年収を提示してもらえた
転職ドラフトスカウトの一番画期的だなーと思うポイントなのですが、現職の年収を教えることなくまず企業側から年収を提示してくれます。 しかも提示した年収の90%は保証されているので、内定後に話が違うじゃないかーといったトラブルもありません。転職ドラフトスカウトではそういったミスマッチを事前に防ぐことができます。
出典:公式サイト
転職ドラフトでは応募前に企業から年収を提示してもらえるため、自分の求める収入を得られる求人を見つけられます。提示年収の90%は運営会社から保証されているので、内定後のミスマッチを防止可能です。
エンジニアの求人は高年収のものが多く、経験やスキルが豊富にあれば安定した収入を見込めます。年収をチェックしながらエンジニア求人への応募を検討したい方は、転職ドラフトのサービスをおすすめします。
良い評判・口コミ③ 運営会社からフィードバックを受け取れた
レジュメを提出すると運営の方に「一年目で頑張ってますね」的なフィードバックをもらい、かなり嬉しかったのを覚えている。(ドラフトを受けるにはレジュメの審査があり、フィードバックがある。)そして参加一回目のドラフトで、4 件の指名を受けた。これにはかなりビビった。どの指名の額も年 200 万ほど上がっている額だったし、どの会社も自分が知っているようなサービスを持つ会社で現実味がなかった。
出典:公式サイト
転職ドラフトでは、運営会社の選任チームからレジュメにレビューとフィードバックを受け取れます。技術力や経験が企業に伝わるようにサポートを受けられるため、多くの指名を受けることが可能です。
高年収を期待できる企業から指名を受けられるようになるので、安定した働き方を期待できます。レジュメのフィードバックを受けながら自分の強みをアピールしたいなら、転職ドラフトのサービスが最適です。
良い評判・口コミ④ 相場より高いオファーを獲得できた
転職ドラフトではエンジニアとして経験年数が少ない方でも、好条件の求人をオファーを獲得できているケースがありました。相場より高い金額のオファーを獲得することができるため、経験年数が少なくても安定した収入を得られます。
企業が求めている経験があれば、経験年数が少ない状態だったとしても高い収入を提示してもらうことが可能です。そのためエンジニアとして経験年数が少ない方にとっても、転職ドラフトの利用はおすすめです。
良い評判・口コミ⑤ 未経験でも審査に通過できた
転職ドラフトでは、エンジニア未経験でも企業から指名を受け取れることがあります。求人を募集している企業の中には研修期間や教育体制を整えており、エンジニア未経験者でも積極的に採用しています。
具体的な仕事内容や年収なども説明を受けられるため、ミスマッチを防止しながら応募を検討することが可能です。これからエンジニアとして仕事を挑戦したい方でも働ける職場を見つけられる点は、転職ドラフトならではの特徴です。
転職ドラフトの悪い評判・口コミ

こちらでは、SNS上で投稿された転職ドラフトの悪い評判や口コミを紹介します。
良い意見だけでなく悪い意見を理解するためにも、ぜひ参考にご覧ください。
悪い評判・口コミ:応募が通らなかった
転職ドラフトで応募したら「この程度ではダメです。」と返ってきた。そこまでまだ良いが、「他の経歴を提出してください」って、あるならとっくに出してる。
出典:Google Map
転職ドラフトから応募した求職者の中には、選考に通過しなかったという意見もありました。企業によってはエンジニアに一定の経験や技術を求めることもあるため、求職者によっては応募が通らないケースも存在します。
もしエンジニアとして経験や技術が十分ではない場合、求めている企業に応募できない可能性も高いです。転職ドラフトでは選任チームからレジュメの作成サポートを受けられるので、応募の通過率を向上できます。
自分の経験や技術を企業にアピールするためにも、運営会社と協力しながら強みを提示できるようにしましょう。
転職ドラフトを利用するメリット

転職ドラフトを利用することで、以下のようなメリットがあります。
それでは詳しく解説します。
企業からスカウトがもらえる
転職ドラフトは、サイト内でレジュメを登録すれば企業からスカウトを受け取れます。自分から求人を探す必要はなく、現職の仕事やプライベートが忙しい方でも手軽に転職活動を進められます。
転職エージェントのように担当のキャリアアドバイザーと面談する必要もなく、受け身の状態で利用可能です。月1回のペースでドラフトが開催されており、登録したレジュメから何度でも参加できます。継続的に企業からスカウトがもらえるため、受け身で転職活動を進めたい方には大きなメリットとなるでしょう。
スカウトの際に仕事の詳細確認ができる
転職ドラフトは、スカウトの際に仕事の詳細情報をチェックできます。企業が抱えている課題や指名理由、任せたい内容、年収などを提示してもらえるため、納得した上で面談へと進められます。
企業側が何を任せたいのか事前に理解できるので、自分の経験やスキルを活かせられる環境かどうか判断しやすいです。透明化された市場による適正な仕事を始められることから、求人のミスマッチを防止したい方にとってメリットは大きいでしょう。
自分の市場価値がわかる
転職ドラフトではエンジニアの経験や技術をもとに企業側が年収を提示するため、自分の市場価値が分かります。スカウト時に年収が提示されるので、自分の経験や技術が転職市場でどのように評価されているのか把握することが可能です。
想定よりも低い年収を提示されたならエンジニアとしてスキルアップが必要であり、高い提示なら自信を持って転職活動に挑めます。そのため、自分の市場価値を知りたい方にとっても、転職ドラフトを利用するメリットはあるでしょう。
高年収を目指せる
転職ドラフトは現年収非公開制度となっており、経験や技術力をもとに年収を提示してもらえます。高年収を目指せる求人が多く、エンジニアとして安定した働き方を期待できます。
企業側と年収の交渉ができるため、自分の経験や技術をもとに提案可能です。実際に転職ドラフトを通じて転職成功した求職者は、93.8%が平均126万円年収※を上げています。高年収を目指せる環境でエンジニアとして仕事をしたい方にとっても、転職ドラフトを利用するメリットは大きいです。
参照元
※ 転職ドラフト 公式サイト(2025年3月20日時点)
ドラフトの入札結果をチェックできる
転職ドラフトではサイト内からドラフトの入札結果をチェックできるため、どれくらいの人数や企業が参加しているか把握できます。総指名数や提示年収総額も記載されており、月に1回チェックできる仕組みとなっています。
転職ドラフトに参加している企業は多いので、未経験者でもエンジニアとして案件を獲得することが可能です。ドラフトの入札結果を常にチェックできる点は、転職ドラフトならではのメリットです。
レジュメの書き方がわからなくても添削してくれる
転職ドラフトでは、求職者のレジュメを運営側が添削してくれます。レジュメの書き方が分からない方にも丁寧にサポートしてもらえるため、自分の経験や技術を効果的に企業に伝えられるようになります。
レジュメのブラッシュアップができるようになるので、企業に自分の強みをうまくアピールすることが可能です。企業からスカウトを受け取れる頻度も増えるようになり、希望条件に合った求人が見つかります。そのため、レジュメの書き方について丁寧なサポートを受けられる点は、転職ドラフトのメリットだと言えるでしょう。
転職ドラフトを利用するデメリット

一方で、転職ドラフトを利用することで、以下のようなデメリットも存在します。
良い点だけでなく悪い点も理解しながら、利用すべきか判断しましょう。
登録までに時間がかかる
転職ドラフトの登録には入力項目が多く、完了まで時間がかかります。一般的な転職サイトや転職エージェントと比べて会員登録に時間が必要になるため、普段から現職の仕事やプライベートが忙しい方にはデメリットです。
登録時の入力項目にはスキルや経験だけでなく、目指したいエンジニア像など今後のキャリアプランに関する質問もあります。そのため、転職ドラフトの利用を始める時は、十分な時間確保をしてからにしましょう。
レジュメの審査に落ちることがある
転職ドラフトでは、レジュメの審査に合格しなければドラフトへ参加することができません。レジュメでは求職者の経験や技術をもとに審査するため、人によっては通らないことがあります。
会員登録時に記載したプロジェクト経験が審査基準となるので、しっかりと記載が必要です。ただし、レジュメの審査に落ちたとしても、転職ドラフトでは何度でも再審査を受けられます。審査後の連絡からフィードバックも受けられるため、レジュメを見直しながら再審査を受けてみましょう。
指名なしのケースもある
転職ドラフトでは、指名なしでドラフトが終了するケースもあります。毎月多くのエンジニアがドラフトに参加していますが、必ずしも全員に指名が入るわけではありません。
指名が入らない理由は幅広いですが、レジュメの内容が不十分なことが原因になっている可能性が高いです。エンジニアとして多くの経験や知識を持っていたとしても、書き方に問題があると伝えることが難しくなります。転職ドラフトで指名を得るには、自己紹介文や職務経歴書の書き方に工夫が必要です。
過去の実績は具体的な数値や成果で示し、使用できるプログラミング言語やツール、フレームワークなどをリストアップすることが有効です。現在取り組んでいる課題や将来的なキャリアビジョン、成功体験などを記載すれば、企業に自分の魅力を伝えられるようになるでしょう。
自分のスキルに合わない指名が来ることもある
転職ドラフトでは、スキルに合わない指名が来ることもあります。ドラフトから複数の指名を獲得したとしても、面談ではエンジニアとして経験やスキルが足りていないケースも少なくはありません。
選考落ちをなくすためには、レジュメ内容が実際の経験やスキルと合っているかチェックすることが大切です。転職ドラフトだけでは自分に合った求人を見つけづらい時は、転職エージェントを併用してみると良いでしょう。
勤務先の人にバレるリスクがある
転職ドラフトは、使い方によって勤務先の人にバレるリスクもあります。レジュメ内容やアイコンが一緒になっていると、勤務先にバレる可能性は高いため注意が必要です。
働いている地域や実績からバレるリスクもあるため、IT関連の企業に勤めている求職者には少なからずリスクもあります。勤務先の人にバレず転職活動を進めたいなら、個人の特定につながらないよう登録情報に工夫が必要です。転職ドラフトを活用できない場合は、ほかの転職エージェントを利用するようにしましょう。
手厚いサポートがない
転職ドラフトは、転職エージェントのような手厚いサポートを受けることはできません。転職エージェントの場合、担当のキャリアアドバイザーを通じて希望条件に合った求人の紹介や選考書類の添削、面接対策、条件交渉などの豊富なサポートを受けられます。
転職ドラフトではレジュメの添削サポートを受けられますが、求人紹介や選考対策などのサポートはありません。そのため、転職活動のサポートを求める方は、転職エージェントを併用するようにしておくと良いでしょう。
すぐに転職したい人向けのサービスではない
転職ドラフトは、すぐに転職したい人には不向きなサービスです。毎月開催日程が決まっており、会員登録後すぐにスカウトを受け取れるわけではないからです。ドラフトは月1回程度のペースで開催されているため、タイミングが合わなければ次回まで待機する必要があります。
もちろんスカウトを受け取ることはできるので、ドラフトのタイミングでなくても希望条件に合った求人を得ることは可能です。エンジニアとして早く転職したい場合は、転職ドラフトだけでなく特化型の転職エージェントも併用することをおすすめします。
転職ドラフトの審査とは

こちらでは、転職ドラフトの審査についていくつかのポイントを解説します。
審査に通過するためにも、ぜひチェックしておいてください。
審査に落ちる原因
転職ドラフトのレジュメ審査に落ちる場合、エンジニアとしての経験や技術を伝えるための情報が足りていないことが原因だと考えられます。たとえば、「アプリケーション開発でJavaを使用した」という記載だけでは、抽象的でどのようにプロジェクトへ取り組んだのか理解することが難しいです。
この場合は、「IT企業向けの管理アプリケーション開発のプロジェクトでJavaを使用しながら対応した」と記載すれば、内容に具体性を持たせて自分の魅力を伝えられるようになります。レジュメの審査基準は情報の具体性にあるため、エンジニアとしてどのような経験や技術があるのかを具体的に説明することが大切です。
審査チームが見ているレジュメのポイント
転職ドラフトの審査チームが見ているレジュメのポイントとして、以下のような項目が挙げられます。
項目 | 見ているレジュメのポイント | |
---|---|---|
必須項目 | ・プロジェクト概要 | ・プロジェクト内容の要約 ・プロジェクト規模 ・担当の役割 |
・具体的な開発内容 ・取り入れた技術内容 | ・開発経緯 ・開発したアウトプット内容 ・利用した技術 | |
+α項目 | ・工夫内容 | ・自主的に考えて行動した内容 |
・成果の出し方 | ・開発から定量・定性的に価値をもたらしたポイント |
上記のような項目を意識しながらレジュメを作成することで、 転職ドラフトの審査チームに好印象を与えることができます。転職ドラフトでは何度でも再審査ができるため、内容を改善しながら挑戦してみましょう。
審査に通るレジュメの書き方
転職ドラフトのレジュメでは、プロジェクトの概要・担当・使用した技術・課題・取り組み・工夫内容などを記載します。レジュメの書き方の例として、下記の内容を参考にしてください。
- プロジェクト概要:勤怠管理システムの開発プロジェクト
- 担当:プロジェクトメンバーとして用件定義・基本設計・運用保守を担当
- 使用した技術:Java、JavaScript、React
- 課題:既存システムの機能は不正申告によるエラーが発生していたため、問題を解決できる機能の追加が必要
- 取り組み:自動更新機能がある勤怠管理システムを開発することで、不正申告のエラー問題を解消
- 工夫内容:自動更新機能は特定の条件下で制限が発生していたので、複数のプログラミング言語を活用することで課題解決を行いました。
レジュメは何をどのようにして開発したのかをイメージできるようにすることで、審査に通過することが可能です。対応したプロジェクトが複数ある場合、2〜3個メインのプロジェクトを記載すれば問題ありません。
開発に至った経緯は審査で最も重視されるポイントとなっているため、どのような課題がありどんな解決を行ったのか詳しく記載しましょう。
転職ドラフトの利用がおすすめの人

転職ドラフトの利用は、以下のような人におすすめです。
それでは詳しく解説します。
自分のスキルに自信がある人
エンジニアとしてスキルに自信があるなら、転職ドラフトから企業の求人を獲得できます。経験や技術が豊富なエンジニアはレジュメに記載できる強みが多いため、幅広い企業からスカウトを得られます。
毎月実施されるドラフトでも多くの企業から案件を提示してもらうことができ、好条件で働くことが可能です。そのため、エンジニアとしてスキルに自信がある人は、転職ドラフトの利用がおすすめです。
スカウトを受けたい人
エンジニアを求める企業からスカウトを受けたい人にとっても、転職ドラフトの利用は最適です。転職ドラフトでは登録した情報をもとに企業からスカウトを受け取ることができ、仕事内容や年収について説明を受けられます。
現職の仕事やプライベートが忙しい方でも受け身の状態で転職活動を進められるため、効率良く利用できます。自分から求人を探すのではなく、企業からスカウトを受けたい人には転職ドラフトがおすすめです。
転職を急いでいない人
転職を急いでおらず、自分のペースで進めたい人にも転職ドラフトはおすすめです。一般的な転職エージェントは短期間のうちに転職活動を進めていきますが、転職ドラフトは求人を探して応募するわけではありません。
担当のキャリアアドバイザーから希望条件に合った求人を紹介されるわけでもないため、転職活動を急かされることもありません。ドラフトやスカウトから気になる企業とコンタクトを取り、お互いの条件が合えば転職へと進むことが可能です。そのため、エンジニアとして転職を急いでいない人には、転職ドラフトの利用をおすすめします。
自分の市場価値を知りたい人
転職ドラフトは登録した経験や技術をもとに企業から年収を提示されるため、エンジニアとして自分の市場価値を把握できます。サイト内では現年収非公開制度を採用しており、転職後の年収が上がらない問題が起こりづらい仕組みです。
実際に転職成功者の多くは年収アップに成功しているので、前職よりも高収入を獲得しています。そのため、自分の市場価値を把握した上で転職活動を進めたい方にとっても、転職ドラフトの利用はおすすめです。
高収入を目指している人
転職ドラフトでは企業から高い年収を提示されやすいため、エンジニアとして高年収を目指している人にも最適です。ほかの業界と比べてエンジニアの年収は高い傾向にあり、実務経験やスキルが豊富であれば高年収を獲得できます。
企業から事前に仕事内容や年収を提示してもらえるので、内容をもとに受けるべきか検討できます。高収入が得られる転職先を求める方は、ぜひ一度転職ドラフトに登録をしてみてください。
転職ドラフトの利用で転職を成功させるポイント

転職ドラフトのサービスを利用して転職を成功させるには、以下のようなポイントがあります。
理想的な職場を見つけるためにも、ぜひチェックをしてみてください。
複数の転職エージェントに登録をする
効率良く転職活動を進めるには、転職ドラフトだけでなく複数の転職エージェントに登録することが大切です。インターネット上にはエンジニア向けの転職エージェントが豊富にあり、希望条件に合った求人を見つけられます。
また、担当のキャリアアドバイザーを通じて、希望条件に合った求人の紹介から選考書類の添削、面接対策、条件交渉などのサポートを受けられます。転職活動の負担を減らしながらプロのアドバイスを受けられるので、効率良く選考を進めることが可能です。
積極的に転職活動を進めたい時は、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
企業から指名されやすいレジュメを作る
転職ドラフトのサービスから転職活動を成功させるには、企業から指名されやすいレジュメを作成することが大切です。登録時や再依頼時に運営会社の選任チームからレビューをもらうことができ、企業に経歴やスキルが伝わるようなフィードバックをしてもらえます。
レジュメに載せられる経歴が増えた場合、どのようにアピールすべきかを再レビューから相談できます。レジュメのレビューから効果的な伝え方を把握し、内定率を上げられる仕上がりを目指しましょう。
ドラフトの開催スケジュールを確認する
転職ドラフトのサービスを利用する場合、ドラフトの開催スケジュールをチェックするようにしましょう。転職ドラフトのドラフトは毎月1回ペースで実施されており、期限までに参加・不参加を決める必要があります。
スケジュールを確認しなければ貴重なドラフトの機会を逃してしまうため、求職者は注意が必要です。指名への返信にも期限があり、企業に返信しないと面談に進めないので忘れず連絡を返さなくてはいけません。公式サイトにドラフトの開催スケジュールが記載されているため、定期的にチェックしておきましょう。
転職ドラフトとあわせて利用したいおすすめエージェント

転職ドラフトとあわせて利用したいおすすめエージェント3選を紹介します。
それぞれの特徴やおすすめのポイントなどを説明するので、ぜひ自身に合ったエージェント探しの参考にしてみてください。
マイナビITエージェント

- 担当のキャリアアドバイザーが転職活動を全面サポート
- 豊富なIT・Webエンジニアの求人を用意
- 希望条件や価値観に沿った求⼈を紹介できる
マイナビITエージェントは、人材紹介サービス大手である株式会社マイナビが運営している転職エージェントです。IT・Webエンジニア向けの転職エージェントとなっており、豊富な求人数を用意しています。
担当のキャリアアドバイザーが転職活動の疑問に対して、1つひとつ回答していきます。応募書類の添削や面接対策のサポートを受けられるため、内定獲得率を向上可能です。
希望条件や価値観に沿った求⼈を紹介できるので、納得のいく転職先を見つけられます。未経験から目指せる求人を紹介することも可能となっており、初めてエンジニアの職業を目指す方にも最適です。大手ならではのサポート力を求めるなら、マイナビITエージェントの利用がおすすめです。
マイナビITエージェントの基本情報 | ||
---|---|---|
運営会社 | 株式会社マイナビ | |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ | |
公開求人数 | 約74,445件(2025年3月20日現在) | |
主な求人職種 | SE・システムエンジニア、機械、科学 営業、コンサルタント、金融、不動産 クリエイティブ、経営など |
※マイナビのプロモーションを含みます
参考記事>>マイナビITエージェントの評判・口コミ
レバテックキャリア

- 大手・ベンチャー・自社開発など人気企業を用意
- 具体的な仕事内容や開発環境なども求人情報に記載
- 非公開求人の閲覧・提案を受けることもできる
レバテックキャリアは、求人数と情報量に強みを持つIT特化型の転職エージェントです。IT・Webに特化した求人を保有しており、大手・ベンチャー・自社開発など人気企業が多数あります。
約59種類・90スキルから自分の経験にあった求人を探せるため、希望条件に合った職場と出会えます。具体的な仕事内容や開発環境なども求人情報には記載されているので、応募後のミスマッチを防止可能です。
職種別の専門キャリアアドバイザーとヒアリングを通じて、職務経歴書の添削や面接対策などのサポートを受けられます。
非公開求人の閲覧・提案を受けることもでき、他社サービスでは見つけられない好条件の求人と出会えます。IT・Webに特化した求人数と情報量を求めるなら、レバテックキャリアの利用がおすすめです。
レバテックキャリアの基本情報 | ||
---|---|---|
運営会社 | レバテック株式会社 | |
公式サイト | https://career.levtech.jp/ | |
公開求人数 | 約43,657件(2025年3月20日現在) | |
主な求人職種 | エンジニア、デザイナー |
参考記事>>レバテックキャリアの評判・口コミ
社内SE転職ナビ

- IT業界に精通したコンサルタントと将来のキャリアプランについて相談できる
- 幅広い職種の求人を見つけられる
- IT業界に精通したコンサルタントが豊富に在籍している
社内SE転職ナビは、ITエンジニア向けの求人を取り扱っている転職エージェントです。情報システム部門から自社開発まで、1人ひとりに合った社内SE求人を紹介しています。
IT業界に精通したコンサルタントと将来のキャリアプランについて相談でき、面談方法もカジュアル面談、キャリア面談、オンライン面談から選択できます。開発エンジニアやインフラ系だけでなく、企画・マネジメント業務やテクニカルサポート、テスターなどの職種も選択可能です。
IT業界に精通したコンサルタントが豊富に在籍しているため、効果的なサポートを受けられます。高品質なサポートから社内SE求人を探すなら、社内SE転職ナビの利用がおすすめです。
社内SE転職ナビの基本情報 | ||
---|---|---|
運営会社 | アイムファクトリー株式会社 | |
公式サイト | https://se-navi.jp/ | |
公開求人数 | 約5,609件(2025年3月20日現在) | |
主な求人職種 | エンジニア、社内IT戦略・企画・情報システム データ分析・ソリューション、デザイナー ITコンサルタント、Webマーケティングなど |
参考記事>>社内SE転職ナビの評判・口コミ
転職ドラフトの登録から内定までの流れ

転職ドラフトの登録から内定までの流れは、以下の通りです。
サービスをスムーズに利用するためにも、ぜひチェックしてみてください。
1.会員登録
はじめに転職ドラフトの公式サイトを開き、会員登録を行います。メールアドレス・パスワード・氏名の登録が求められるため、順番に入力してください。
エンジニア向けSNSのGithubやQittaのアカウントがあれば、こちらから会員登録することも可能です。登録後、マイページから具体的なエンジニアスキルや経験の入力へと進みます。
2.レジュメの作成・審査
会員登録後、ドラフト参加時のポイントになるレジュメを作成します。レジュメは基本プロフィールや野望、希望条件、キャラクター、マネジメント能力、今後身につけたい技術、パフォーマンスを発揮できる環境などを入力します。
そして、年収評価シートにはプロジェクト概要や参画期間、担当工程と役割、使用技術、課題と成果などを入力してください。他者のシートを閲覧することもできるため、参考にしながらレジュメの作成をおすすめします。レジュメの作成が完了すれば、ドラフト参加の審査を受けられるようになります。
3.ドラフト参加
運営会社の審査通過後、ドラフトへと参加します。ドラフトは月に1度開催されており、自信の都合で参加するかどうか決定できます。開催期間中は企業からの指名期間と返答期間が設けられており、オファーが届いた場合は以下の選択肢からメッセージのやりとりが可能です。
- 興味があります(承諾)
- 興味があるが相談や条件があります(条件付き承諾)
- 申し訳ありませんが、今回は辞退します
- 返答するに値しない
承諾後、企業との面談を通じて今後の流れについて相談します。
4.面談
指名の承諾から面談へと進む場合、以下の3タイプから選考度合いを選択できます。
- 選考を希望:一般的な面接
- ラフな面談を希望:選考要素を含むため合否連絡あり
- ただ会って話したい:お互いを知るための面談で合否連絡はなし
興味・関心のある企業からオファーを受け取ることができれば、すぐに選考を希望してください。企業分析ができていないところからのスカウトの場合、会って話すだけの形式を選択することをおすすめします。
5.内定
企業との面談から内定を獲得後、承諾するかどうか検討します。入社を決定する場合、指定の「内定承諾フォーム」から転職ドラフトへ以下事項の連絡が必要です。
- ユーザーID
- 氏名
- メールアドレス
- 転職先企業名
- 契約形態
- 入社日
入社日までの期間は、現職の退職日の調整や引継ぎなどを行いながらスムーズに転職の準備をしておきましょう。
転職ドラフトに関するよくある疑問・Q&A

最後に、転職ドラフトに関するよくある質問について回答します。
疑問を解消するためにも、ぜひ参考にご覧ください。
転職ドラフトの90%ルールとは?
転職ドラフトでは、内定年収がサービス上で提示した提示年収の90%を下回ることは禁止しています。提示年収の定義は、ユーザーのレジュメ内容から読み取った実力に対して企業が判断した金額です。
必ずしもこの金額と同額で内定となるわけではなく、面談等を経て上下することもあります。企業側が現年収や希望年収を聞く行為として、提示年収よりも内定年収を上げることを検討している場合のみ聞くことができます。ユーザーは現年収・希望年収を企業に答える義務はないため、企業側の質問に対しての回答は任意です。
転職ドラフトの1位指名とは何ですか?
転職ドラフトの1位指名とは、企業がドラフト毎に1番興味のある候補者1名に対して「最も気になっている候補者である」ことを示すことのできる機能です。気になる候補者に対して「1位指名」を使うことで、強いアピールをすることが可能となっています。
転職ドラフトが炎上したのはなぜ?
転職ドラフトの炎上について明確なソースは見つかりませんが、ネット上の噂では2016年に転職ドラフトを利用したユーザーが、最初の年収提示額と内定時に提示された金額に100万円以上の差異があるとしてブログに投稿したのが炎上の原因とされています。大手Y社は550万円と提示していたにも関わらず、内定通知と一緒に提示した年収が428万円となっていたのだそうです。
ただ、この内容はネット上で第三者により語られていることであり、現在当事者の該当ブログ記事は見つかりません。
その他に転職ドラフトの炎上として考えられるものは、過去の情報漏洩※もあります。こちらについては2023年5月31日に判明し2023年6月17日に調査完了したとして、公式で発表がされていました。現在は同様の事象は起きていないようです。
転職ドラフトの承諾率は?
リブセンスのプロダクト開発に携わるエンジニアのブログでは、2022年1月から2024年8月までの分析期間の指名承諾率は28.9%※というデータがありました。提示年収は10万円単位で調整されていることが多く、市場評価乖離も10で割った10万円単位のデータとなっています。
ドラフト開催期間が決まっており、年収の先行提示や指名時の個別メッセージなどが高い面談承諾率に影響しています。転職意欲が高いほど指名承諾率が高い傾向にあるため、レジュメからアピールすることで指名承諾率は向上するでしょう。
転職ドラフトの内定率は?
転職ドラフトの内定率は公式で公開されていませんが、ルールが厳しいことから低い傾向にあります。内定時にスカウトで提示した年収の90%未満の金額を設定することが禁止となっており、面接から企業が求めている人物ではなければ内定を出しにくくなります。
ただし、企業側は利用料を事前に支払って優秀なエンジニアを採用したいと考えているため、給与テーブルから大きく外れることも厭わなければ内定率は高くなるでしょう。
転職ドラフトで年収はどれくらいアップする?
転職ドラフトの発信している記事によると、年収アップした94.6%のITエンジニアを50万円単位で調査すると以下のような結果となりました。
年収アップ額 | 割合 |
---|---|
50万円未満 | 6.1% |
50万円〜100万円未満 | 20.5% |
100万円〜150万円未満 | 21.5% |
150万円〜200万円未満 | 19.9% |
200万円〜250万円未満 | 19.2% |
250万円〜300万円未満 | 7.4% |
300万円以上 | 5.4% |
上記データから分かる通り、50万円〜150万円程度で年収がアップしたITエンジニアが多い傾向にあります。転職ドラフトを通じて年収アップに成功したエンジニアの多くは、レジュメをしっかりと作成しています。
ITエンジニアとして取り組んだ実績や目的を果たすためのスキルをしっかりと記載することで、企業に強みをアピールすることが可能です。また、実績やスキルを保持しているだけでなく、マークダウンを活用したりプロジェクトの全体像から成果まで体系的に伝えたりすることで指名率を向上しています。
現職よりも高い年収を期待できるため、転職ドラフトを通じて安定した働き方ができる企業と出会えるでしょう。
まとめ

今回は、転職ドラフトの詳細から評判・口コミ、メリット、デメリットまで詳しく解説しました。転職ドラフトはエンジニア向けの転職支援サービスとなっており、多くの求職者に利用されています。
転職ドラフトスカウトサービスを採用しているため、会員登録をすれば企業からスカウトを受け取れます。自分の技術や経験をもとに企業が年収を提示してくれるため、リアルな市場価値を把握できる点も魅力です。
ただし、転職ドラフトでは転職活動のサポートを受けることができないため、人によっては内定を獲得するまで時間がかかることもあります。もしスムーズに転職活動を進めたいなら、転職ドラフトだけでなくエンジニア向けの転職エージェントも登録しておくと良いでしょう。