大阪で企業運営をするうえで、人事や労務管理に関する悩みをもつ方も多いのではないでしょうか。
人事・労務分野に問題を抱える企業が専門家である社労士に依頼すれば、課題解決だけでなく、生産性や利益率の向上がもたらされるでしょう。
しかし、大阪は西日本を代表する巨大なビジネスエリアであり、社労士事務所も数多く存在しています。この中から自社のニーズにマッチした依頼先を探し当てるのは、選択に関する明確な基準がないと困難です。
そこで本記事では、大阪で社労士との顧問契約を検討中の方に向けて、おすすめできる社労士事務所6選を紹介します。
また、社労士事務所の探し方やコツ、気になる費用相場まで押さえているため、自社の課題を解決に導く依頼先がみつかるはずです。
大阪でおすすめの社労士事務所6選
数多くの社労士事務所が存在する大阪で、自社と相性のよい事務所を探していくにはコツがあります。
以下で紹介する6つの社労士事務所の強みや実績が、自社のニーズに合うかチェックすることからスタートしましょう。
社労士事務所 | 特徴 |
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社会保険労務士法人 渡辺事務所 | 多くの企業に選ばれる信頼性と、企業の利益を最大化する提案力 |
社会保険労務士法人 clovic | メンタルヘルスやハラスメントなど、労務問題やトラブル対策に特化 |
社会保険労務士事務所トリプティック | 病院・クリニック・歯科医院など医療機関専門の社労士事務所 |
くぼた労務行政事務所 | 多種多様な業種での人事労務の悩みをきめ細やかな支援で解決 |
大阪社労士事務所 | 確かな知識と経験に基づく顧客主体・伴走支援でのサポートに強み |
社会保険労務士法人キューズフル | 人事・労務のプロフェッショナルとして、中小企業の課題を解決 |
いずれも人事・労務における専門家集団として、さまざまな顧客の悩みを解決してきた社労士事務所を厳選しています。ぜひ参考にしてください。
社会保険労務士法人 渡辺事務所
- 500社以上の実績※1と顧客満足度98.3%※2を誇る
- 専門スタッフがチーム体制で対応するため、迅速かつ、正確なサービス提供が可能
- 初回相談は無料で対応
社会保険労務士法人 渡辺事務所は、2007年に大阪市中央区難波で開業しました。各線「なんば駅」から徒歩1分と抜群のアクセスを誇る社労士事務所です。
サポート実績は500社以上※1を誇り、総勢20名以上の専門スタッフが在籍し、企業が抱える悩みをチームでスピーディに解決していきます。このため、顧客満足度は98.3%※2と非常に高い点が特徴です。
また、初回の相談は無料で対応しています。企業が抱えるさまざまな悩みを労務管理の専門家ならではの手腕で解決へと導く、よいきっかけとなるでしょう。
参照元
社会保険労務士法人 渡辺事務所の基本情報 | |
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会社名 | 社会保険労務士法人 渡辺事務所 |
設立 | 2007年 |
本社所在地 | 大阪府大阪市中央区難波2丁目2-3 御堂筋グランドビル15階 |
料金 | 【労務相談・手続き・給与計算顧問料/税込価格】※従業員数により異なる ・基本契約:月額33,000円+人数に応じた従量課金 5名:月額33,000円(手続き・給与計算込) 6名~20名:人数×1,100円(手続き・給与計算各々左記金額) 21名~50名:人数×1,045円(手続き・給与計算各々左記金額) 51名~100名:人数×980円(手続き・給与計算各々左記金額) 101名~150名:人数×935円(手続き・給与計算各々左記金額) 151名~200名:人数×880円(手続き・給与計算各々左記金額) 201名~300名:人数×825円(手続き・給与計算各々左記金額) 301名~:人数×770円(手続き・給与計算各々左記金額) ※スポット業務も対応可。上記以外の料金は要問合せ |
公式サイト | https://www.office-nabe.com/ |
社会保険労務士法人 clovic
- メンタルヘルスやハラスメントをはじめ、労務問題やトラブル対策に強み
- 4名の社労士のほか、行政書士やFP、キャリアコンサルタントなどによる総合力を活かした支援
- 経営者と創業予定者限定、オンラインでの相談は初回のみ1時間無料で対応
社会保険労務士法人 clovicは、大阪市中央区北浜で開業して15年以上の長きにわたり、実績を積み上げてきました。関西随一のビジネス街である「北浜駅」から徒歩2分、「淀屋橋駅」は徒歩7分とアクセス抜群も抜群の社労士事務所です。
特定社労士を含む4名の社労士のほか、「行政書士」「ファイナンシャルプランナー」「キャリアコンサルタント」が在籍し、総合力を活かした支援を行っています。
また、法人限定で初回のみオンラインでの無料相談(1時間)もあるため、忙しい経営者の方も気軽に相談できる点も魅力といえるでしょう。
社会保険労務士法人 clovicの基本情報 | |
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会社名 | 社会保険労務士法人 clovic |
本社所在地 | 大阪府大阪市中央区北浜2丁目3番6号 北浜山本ビル6階 |
料金 | 【労務顧問料/税込価格】※従業員数300名以上は別途協議 ・20名未満:月額38,500円 ・20名~39名:月額44,000円 ・40名~59名:月額66,500円 ・60名~79名:月額77,000円 ・80名~99名:月額88,000円 ・100名~119名:月額110,000円 ・120名~149名:月額132,000円 ・150名~199名:月額165,000円 ・200名~299名:月額220,000円 ※顧問契約の場合、労使協定・雇用契約書・労働条件通知書作成は無料 ※スポット業務も対応可。上記以外の料金は要問合せ |
公式サイト | https://clovic-office.com/ |
社会保険労務士事務所トリプティック
- 病院・診療所・クリニック・歯科医院などの医療機関を専門的にサポート
- 医療機器導入に関する助成金申請や、医療業界の制度改正対応に強み
- 賃金引上げ加算をセットにした助成金申請にも対応
社会保険労務士事務所トリプティックは、2007年に大阪市東淀川区大桐で開業しました。「病院」「診療所」「クリニック」「歯科医院」など、医療機関の労務管理をトータルでサポートする社労士事務所です。
このため、効率的な業務運営とトラブルの未然防止を実現するパートナーとして、多くの医療機関から信頼を獲得しています。
また、医療機器導入関連だけでなく、賃金引上げ加算をセットにした助成金申請を対応できる、数少ない社労士事務所であることも強みといえるでしょう。
社会保険労務士事務所トリプティックの基本情報 | |
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会社名 | 社会保険労務士事務所トリプティック |
設立 | 2007年 |
本社所在地 | 大阪府大阪市東淀川区大桐3-16-14-503 |
料金 | 【相談顧問料/税込価格】※従業員数50名以上は別途見積 ・1名~4名:月額22,000円 ・5名~9名:月額27,500円 ・10名~19名:月額33,000円 ・20名~29名:月額44,000円 ・30名~39名:月額55,000円 ・40名~49名:月額66,000円 ※スポット業務も対応可。上記以外の料金は要問合せ |
公式サイト | https://mn-sr.net |
くぼた労務行政事務所
- 多種多様な業種における人事労務の悩みをきめ細やかなサポートで解決
- 現代の競争社会における“勝ち組”企業を目指した中小企業支援
- Zoomでの打ち合わせや会議対応など、遠方の顧客でも安心
くぼた労務行政事務所は、1999年に大阪市北区東天満で開業しました。顧客は中小企業をメインに「介護・医療」「運輸」「建設」「製造」「サービス業」など、多種多様な点も特徴の社労士事務所です。
顧客を体力のある勝ち組企業へと導くため、それぞれの業種や事業に合わせたきめ細やかな⽀援が何よりの強みといえるでしょう。
また、打ち合わせや会議はZoomでも対応しているため、多忙な経営者や企業担当者をはじめ、遠方の顧客でも来所することなく、安心して依頼できます。
くぼた労務行政事務所の基本情報 | |
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会社名 | くぼた労務行政事務所(有限会社パーソナルマネージメント) |
設立 | 1999年 |
本社所在地 | ⼤阪府⼤阪市北区東天満1-7-17 東天満ビル5階501 |
料金 | 【顧問料/税込価格】 ・相談契約:月額5,500円~ 【給与計算/税込価格】 ・アウトソーシング同時契約:月額11,000円~ ・給与計算業務のみ::月額16,500円~ 【就業規則作成およびコンサルティング報酬/税込価格】 ・事業規模/30名程度:月額88,000円×コンサルティング期間 ・従業員説明会の実施(オプション):月額33,000円 ※上記以外の料金は要問合せ |
公式サイト | https://www.k-roumu.net/ |
大阪社労士事務所
- 確かな知識と経験に基づいた顧客主体・伴走スタイルでのサポートに強み
- 年間5~6回、助成金や社会保険、労務管理など、人事労務全般のセミナー講師としての実績多数
- 大阪メトロ「本町駅」から徒歩4分とアクセス良好
大阪社労士事務所は、2001年に大阪市西区立売堀で開業しました。20年以上の経験で積み上げた、確かな知識に基づく「顧客主体・伴走スタイル」のサポートに定評のある社労士事務所です。
顧問料は従業員数だけでなく、離職率の低い企業であれば料金が割安になる点も魅力といえるでしょう。
また代表社労士はセミナー講師として、大阪各地の商工会議所や納税協会といった各種団体だけでなく、個人企業にも向けて年に5~6回程度“分かりやすく、実際に使える”セミナーを開催しています。
大阪社労士事務所の基本情報 | |
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会社名 | 大阪社労士事務所 |
設立 | 2001年 |
本社所在地 | 大阪府大阪市西区立売堀1-11-17 スギタビル402 |
料金 | 【顧問料(基本コース)/税込価格】※従業員数と離職率によりコースが異なる 100名以上は要問合せ ・1名~9名:月額22,000円 ・10名~19名:月額27,500円 ・20名~29名:月額33,000円 ・30名~49名:月額44,000円 ・50名~59名:月額49,500円 ・60名~69名:月額55,000円 ・70名~79名:月額60,500円 ・80名~89名:月額66,000円 ・90名~99名:月額71,500円 ※上記以外の料金は要問合せ |
公式サイト | https://www.osaka-sr.jp/ |
社会保険労務士法人キューズフル
- 年間350件・9割以上を誇る人材開発支援助成金の実績
- 中小企業向けの就業規則の作成、労務相談、人事コンサルティング
- メール・Chatwork・Zoomなどの各種ツールに対応
社会保険労務士法人キューズフルは、中小企業の未来づくりを支援するため、助成金申請代行をはじめ、就業規則の作成や労務相談、人事コンサルティングなどを提供します。
助成金申請代行では、人材開発支援助成金の申請を全国の労働局に対して年間350件以上行い、9割以上の高い受給率を誇る実績が強みです。無料相談も受け付けているため、助成金の申請が初めての企業でも安心して相談ができます。
顧問契約サービスは3つのプランが用意されており、Aプランでは労務相談を通じた雇用管理のアドバイスを提供し、Bプランでは社会保険手続きを迅速に代行します。
Cプランの給与計算代行では、二重チェック体制でミス防止に努め、給与・賞与明細の作成を行います。
相談方法は、メール・Chatwork・Zoomなどのオンラインツールにも対応しており、スピーディなコミュニケーションが可能です。
人事・労務のプロフェッショナルとして、中小企業の成長を支える信頼のパートナーです。
社会保険労務士法人キューズフルの基本情報 | |
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会社名 | 社会保険労務士法人キューズフル |
設立 | 2020年10月9日 |
本社所在地 | 大阪府大阪市北区紅梅町4-23TM南森町ビル2F |
料金 | 【労務顧問料/税抜価格】 ・1名~10名:月額10,000円 ・11名~20名:月額15,000円 ・21名~30名:月額20,000円 ・31名~40名:月額25,000円 ・41名~50名:月額30,000円 ・51名~75名:月額35,000円 ※他プランもあり・詳細は問合せ |
公式サイト | https://cuseful.co.jp/gp/sr/ |
大阪で社労士事務所を選ぶポイント
大阪でよい社労士事務所を選ぶコツは、以下に挙げる3つのポイントをすべて実践することです。
それぞれのポイントをチェックして、自社の希望に叶う社労士事務所との出会いを実現させてください。
経験や得意分野をチェック
社労士が担う業務は100種類以上と多岐にわたるため、得意分野や実績も個々で異なります。まず、自社が専門とする分野の経験値や実績が豊富な社労士事務所を選ぶことが肝心です。
社労士が得意とするジャンルを見極めないと、「社労士との顧問契約=自社が抱える課題の即時解決」に至るのは難しいといえるでしょう
自社のニーズに合う社労士選びで大切なのが、自社の専門分野に対して豊富な知識と実績を、担当社労士が所有していることです。
まず、気になる社労士事務所のホームページをチェックして、実績を確認することから始めましょう。この際、自社に近い業種かつ、依頼業務の実績が多い社労士や事務所であれば安心です。
また、口コミサイトの活用もおすすめです。実際に対象となる社労士事務所の利用者ならではの、よい面だけでないリアルな情報が入手できます。
対応範囲や料金を比較
社労士事務所のサイトに掲載されるサポート内容や料金は、あくまで目安です。実際のサポート範囲や料金の詳細は、社労士とやりとりするまで確定しないため、複数社との比較が重要になります。
社労士事務所を選ぶ際は、自社が希望する条件と食い違うことがないよう依頼業務のサポート範囲と、実際にかかる料金を理解しておくことが肝心です。
顧問契約の場合、 助成金の申請代行や就業規則の作成などは別途料金が発生するケースが多くあります。
思わぬ予算オーバーとならないよう、無料相談や見積依頼機能などを上手に活用しましょう。複数社に依頼することで、業務に対する適正料金の比較検討が容易になります。
担当者との相性に問題がないかチェック
社労士へ顧問を依頼する際の重要なチェックポイントは、担当者のスキルや自社業界に対する理解度の有無はもちろん、スムーズにやりとりができる点にフォーカスしましょう。
顧問契約となれば、長期にわたるつきあいになります。自社が抱える課題を解決するには、担当の社労士に自社業界に対する深い理解と実績があることが第一前提です。
人事・労務のエキスパートである社労士といっても、業界ごとの経験値や、得手不得手といった個人差はどうしてもあります。自社業界の知識や経験値が低い担当者の場合、期待するほどの成果は得られないでしょう。
また業務上の質問をはじめ、報酬面など多少聞きづらい話題にも適切な回答を得られるなど、担当者とスムーズなやりとりができることも重要です。初回の無料相談などを活用して、担当者の話しぶりなどから相性をチェックしておきましょう。
社労士に顧問契約を依頼する際の費用相場
社労士に顧問契約を依頼する場合の費用相場は、月額で数万円〜数十万円程度が一般的です。ただし、実際にかかる費用は、自社の企業規模や在籍する従業員数で異なります。
社労士と顧問契約時に“月当たりいくら必要”で、“業務による追加料金発生の可能性”の有無に関して、以下2つの項目で分かりやすく解説します。
社労士に顧問契約を依頼する際の月額料金目安
社労士に顧問契約を依頼する際、気になるのが料金の目安です。顧問料は依頼者の「企業規模」と「従業員数」ごとに設定され、また、依頼業務の内容によっても変動することがほとんどです。
以下2つの表は、本記事内で紹介している社労士事務所の料金を参考にして、「顧問契約をした際の従業員数別の費用相場(表1)」と「依頼業務ごとの費用相場(表2)」にまとめたものです。
【表1】従業員数 | 月額の費用相場(税込み) |
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5名以下 | 5,500円~22,000円程度 |
5名~9名 | 16,500円~44,000円程度 |
10名~19名 | 33,000円~55,000円程度 |
20名~29名 | 44,000円~66,000円程度 |
30名以上 | 44,000円以上 |
【表2】依頼業務 | 費用相場(税込み) |
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就業規則作成 | 111,000円~660,000円程度 |
就業規則修正 | 22,000円~55,000円程度 |
諸規定作成 | 33,000円~55,000円程度 |
各種保険関係の書類 | 1書類あたり5,500円~22,000円程度 |
助成金の申請 | 報酬金17%~20%程度(着手金は案件により0円~55,000円程度) |
ただし、上記表内の料金はあくまで目安です。社労士事務所の得意分野によっても料金は異なるため、依頼業務への見積もりを出してもらいましょう。
追加料金が必要になる場合がある社労士の業務
社労士事務所によって、顧問契約に含まれるサポート内容は異なります。基本的に社労士と顧問を依頼した場合に含まれる報酬の内訳は、下記表内の5つが一般的です。
ただし、顧問契約のほかに、オプションとして追加料金発生の可能性がある業務もあります。
顧問料の内訳 | 概要 |
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基本報酬 | 社会保険労務士が業務を行う対価としての基本報酬 |
交通費 | 出張や打ち合わせなどにかかる交通費や移動費用 |
印紙税 | 労働契約書や労働条件通知書の作成など、一部の業務に必要な印紙税 |
書類作成費用 | 就業規則や雇用契約書、36協定など、社労士が作成する書類にかかる費用 |
その他費用 | 法律知識の維持や情報収集のための書籍代や講習会参加費用 オフィス家賃や事務員の給与など社労士が業務を行ううえでかかる必要経費 |
以下に、オプションとして追加料金が発生する可能性の高い業務を挙げています。ただし、就業規則の作成などは、社労士事務所によって顧問料金に含まれる場合があるため、確認しておくとよいでしょう
- 就業規則の作成
- 諸規程の作成
- 各種助成金申請
- 人事評価制度の構築
契約時に確認を怠り、後々トラブルに発展しないよう、依頼する可能性のある業務に関しては社労士に伝えて、事前に見積もりを出してもらえば安心です。
社労士はどうやって探せばいい?基本の探し方
大阪で自社の希望に叶う理想の社労士を探すには、以下に挙げる3つの方法が基本といえるでしょう。
いずれも効率よく探せますが、自社の状況によってメリット・デメリットがあります。1つの方法に絞らず、並行して試すのもおすすめです。
社会保険労務士会から探す
大阪府社会保険労務士会のサイト内では、大阪府内で活躍する社労士を検索できる機能があります。サイト内の「社労士を探す・Q&A」の項目では、条件に合った条件で検索して個別に問い合わせが可能です。
事務所の所在地や所名・社労士名のほか、労務関係や人事コンサルタントといった業務ごとの検索が可能です。このため、自社に近いエリアと依頼業務別で、効率よく社労士がみつけられる点がメリットといえるでしょう。
ただし、本サイトでの紹介を希望する社労士事務所のみがヒットするため、必ずしも自社のニーズとマッチするわけではありません。
社労士との顧問契約を急ぐ場合、社労士検索サイトや紹介サービスの利用が、希望条件に見合った社労士が早くみつかる可能性もあるでしょう。
社労士検索サイトから探す
中小企業福祉事業団が運営する「社労士サーチ.com」は日本最大級の社労士検索サイトとして、多数の社労士が登録されていおり、社労士を探すのに役立ちます。
また、株式会社日本税理士紹介センター運営の「社労士検索サイト」で大阪府に絞って検索すると、500名もの社労士が登録※されています。
いずれも、条件に合う社労士がWEB上ですぐ検索できて、比較しながら選んでいける点は何よりのメリットです。
ただし、社労士や事務所情報が古い場合もあり、より詳細な情報を閲覧したい際は有料のケースがある点は、デメリットといえるでしょう。
参照元
社労士の紹介サービスを利用する
社労士紹介サービスは、民間企業によりWEB上で展開されています。ただし、通常のネット検索のように膨大な検索結果から1社ずつ選ぶことなく、社労士の紹介が可能な点がメリットといえるでしょう。
「社労士検索サイトで探す」の項で紹介した社労士サーチ.com内では、「社労士おまかせ紹介サービス」の機能を搭載しています。
また、各種クラウドサービスに定評があるフリー株式会社でも、社労士紹介サービスを提供しています。本件は、freee人事労務の契約者を対象としたオプションサービスです。既に契約をしている場合は、非常に便利な機能といえるでしょう。
ただし、紹介サービスといっても登録された社労士は限られています。このため、自社と相性のよい社労士の紹介が100%叶うわけではありません。
社労士を探す際、方法を1つに絞ってしまうと、思うように進まない場合があります。社会保険労務士会や社労士検索サイトなど、他の方法と並行して探せば選択肢が増えるためおすすめです。
大阪の社労士事務所選びに関するQ&A
大阪で社労士事務所を選ぶ際に知っておきたい、社労士に関するQ&A4問をまとめています。
それぞれの回答を参考にして、自社にとってメリットのある社労士事務所をみつけてください。
社労士はどこまでやってくれるの?
企業における「社会保険の手続き」や「労務管理の相談指導」が、社労士が担う代表的な業務です。また、国家資格である社労士には独占業務があり、以下に挙げる1号~3号のうち1号と2号が該当します。
- 1号業務:行政機関への事務代理業務(独占業務)
- 2号業務:企業が作成すべき書類の作成代行(独占業務)
- 3号業務:人事・労務に関するコンサルティング(非独占業務)
また、1号~3号業務に関する具体的な内容は、以下に挙げる6つになります。
- 従業員の労働保険や社会保険の手続き
- 就業規則や労働契約書の作成・改定
- 労働条件の改善や労務管理などの相談・指導
- 給与計算や賞与計算、年末調整などの給与計算業務
- 労働者と企業の間のトラブルなど労働紛争の解決
- 労働基準法、労働契約法に基づいたアドバイス
上記のように、人事・労務分野における専門家の社労士は、多岐にわたる対応が可能です。
ただし、「税務申告」や「法務局での登記業務」などは、社労士の対応は不可になります。各々、税理士や司法書士などの専門領域になるため、注意しましょう。
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社労士に相談するのは無料ですか?
社労士事務所や相談内容によっても異なりますが、多くの社労士事務所では、初回面談や相談内容を限定して無料で対応しています。
しかし、無料面談では時間や相談内容が制限されていることがほとんどです。このため、1回限りの相談では自社の問題解決までには至らないでしょう。
無料相談は社労士を知るチャンスととらえ、複数の事務所とやりとりをして比較していくのもおすすめです。その中から対応した社労士の相性なども踏まえて、信頼できる事務所と契約すれば、無駄なコストもかかりません。
社労士を雇うメリットは?
社労士は、企業運営に欠かせない人事・労務分野をスムーズ円滑に進めるエキスパートです。労働法や社会保険に関する深い知見を活かして、企業と労働者間の適切な労務管理を支援していきます。
何より社労士のサポートによって、業務の合理化および労働環境の改善が図れるため、法的なトラブルの回避ができる点がメリットです。
また、人事や労務担当者の負担やミスも減り、あらゆる面でのコスト削減が可能になります。結果として企業における利益率のアップも期待できるでしょう。
社労士は絶対必要ですか?
人事・労務の専門家である社労士の存在は、企業に多くのメリットをもたらします。しかし、社労士に依頼しなくても、自社の業務運営に大きな支障をきたす可能性は少ない場合もあり、絶対とは言い切れません。
社労士と顧問契約をした場合、企業は業務の合理化だけでなく、さまざまな問題を解決しながら法的なトラブル防止が可能になります。
また、人事・労務業務を担う人材やノウハウ不足などで社内リソースを割けない場合は、社労士を顧問にすることで、社内の生産性も格段に向上するでしょう。
ただし、自社のニーズに合う社労士を探し当てるには、時間と報酬の両面で負担を負わなければなりません。ただし、顧問として業務を担う社労士の存在は、自社の成長と発展というコスト以上のメリットが得られます。
大阪でおすすめの社労士事務所まとめ
今回は、大阪でよい社労士事務所をお探しの方に向けて、役立つさまざまな情報をお届けしました。企業が社労士を雇うことで、人事・労務業務の合理化や法的トラブルの回避など、自社の成長と安定において大きな恩恵をもたらします。
また、自社にとって理想の社労士と出会うには、さまざまなポイントがあります。それは、社労士の経験値や実績はもちろん、自社の専門分野への理解も含めた相性の良し悪しに尽きるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、人事・労務業務を合理化して健やかな企業運営に導く存在ともいえる、社労士との出会いを実現させてください。