IT営業に未経験転職はきつい?志望動機や転職理由・30代でも成功するコツを解説

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IT営業に未経験転職はきつい?志望動機や転職理由・30代でも成功するコツを解説

幅広い業界・業種のIT化が進む現代では、企業の課題に合わせたITソリューションを提供するためにIT営業の人材が必要です。IT営業はソフトウェアやシステムシステム開発などの製品・サービスを取り扱っており、基礎的な営業力だけでなくITに関する知見も求められます。

これからIT営業に未経験で挑戦しようと考えている方は「自分の経験やスキルで転職できるかわからない」という悩みもあるでしょう。当記事では、IT営業に未経験から転職するための志望動機や転職理由、成功させるコツなどを詳しく解説します。

IT営業が未経験の方におすすめの転職エージェントについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

IT営業とは?未経験者が知っておくべき基本情報

IT営業とは?未経験者が知っておくべき基本情報

はじめに、IT営業の基本情報として以下の内容について説明します。

IT営業がどのような仕事なのか理解するためにも、ぜひチェックしてください。

IT営業の多くは法人営業

IT営業は基本的に法人営業となっており、自社商品・サービスの導入を顧客に提案することで課題解決へとつなげる仕事です。顧客の抱える課題やニーズをヒアリングから引き出し、IT営業は社内外のエンジニアと連携しながら解決策となるシステム・ソフトウェアを開発します。

取り扱う商材は企業によって異なりますが、顧客に内容や価値を理解してもらうために正確に伝えることが大切です。基礎的な営業スキルだけでなくITに関する知見、課題解決のためのコンサルティング力などが求められます。

顧客の課題を解決できるITソリューションを提供し、成果へとつなげられる点はIT営業でやりがいを感じられるポイントです。

IT営業の役割

IT営業は、顧客の課題を深く理解しながら最適なITソリューションを提供することが主な役割です。見込み顧客の獲得からヒアリング、提案書の作成、製品の導入支援などを担当します。

ただ取り扱うIT製品・サービスを提案するのではなく、課題解決のために必要な提案をおこなうことが大切です。IT営業では無形商材を取り扱うことが多いため、価値や活用方法を正しく伝える必要があります。

IT製品・サービスは企業の業務効率化や生産性の向上につながるため、企業の成長を促進するためにも重要です。現在ではSaaSやクラウドサービスなども広く普及しており、企業が自社に合ったものを取り入れるためにもIT営業がサポート役としての役割を担っています。

未経験者がIT営業に転職できる理由

未経験者がIT営業に転職できる理由として、顧客の課題解決に向けた姿勢や学習意欲が重視されているからです。IT業界はほかの業界と比べて新しい技術や製品・サービスが生まれているため、常に最新の知識を身につける必要があります。

IT営業が未経験だったとしても、積極的に新しいことを学ぶ意欲があれば十分活躍できます。IT企業では研修制度や技術トレーニングに力を入れている会社も多いので、未経験者であってもサポートしてもらうことが可能です。

転職市場においても未経験者歓迎の企業は多く、前向きな姿勢や学習意欲をアピールすることで転職できるチャンスは十分あるでしょう。

IT営業の主な種類と特徴

IT営業の主な種類と特徴

IT営業の主な種類と特徴は、以下の通りです。

IT営業は種類によって顧客へのアプローチが異なるため、それぞれの特徴を理解してください。

ITソリューション営業|課題解決型

ITソリューション営業は、IT製品・サービスを活用して顧客の課題解決を提案する営業です。営業担当者は顧客が抱えている課題をヒアリングし、ITソリューション(システムやソフトウェアなど)を活用して解決できる点がないかを策定します。

そして解決策が見つかれば顧客へ提案し、実際に導入を検討してもらう流れです。顧客から契約を獲得するためには長期的な信頼関係を築く必要があり、ただ製品・サービスを売り込むのではなく課題を見つけながら解決策を提案することが求められます。

導入支援やフォローアップなどもサポートし、顧客が長期的に成果を出せるような支援を行います。

IT製品営業|ハード・ソフト販売

IT製品営業は、パソコンやサーバー、通信機器などのハードウェア・ソフトを提案・販売する営業です。ルート営業や代理店営業などの営業スタイルが一般的となっており、営業担当者が顧客の業務課題を理解しながら最適なハードウェア・ソフトを提案します。

決められたルートを回りながら、家電量販店などで自社商品を販売してもらうように営業をかけます。営業担当者はハードウェアやソフトの仕組み・特性を理解しておく必要があり、顧客の課題に合わせて最適な製品を提案することが大切です。

ハードウェア業界はIoTやAIなどのIT技術が進化しているので、将来的にも需要が高くなっています。IT製品営業として経験を積めば、営業マネージャーやセールスエンジニアなどのキャリアパスを目指せます。

IT人材営業|派遣・SES

IT人材営業は、企業が求めているITエンジニアを自社やほかの会社(人材派遣会社やSES会社など)から紹介する営業です。営業担当者は企業の課題やニーズを引き出し、最適なエンジニアを見つける役割があります。

IT人材営業ではIT製品やサービスではなく、人として企業とエンジニアの信頼関係を構築する必要があります。企業とエンジニアの間でプロジェクト条件や給与などを交渉し、契約へと繋げる流れです。

エンジニアによって経験やスキルは異なるため、営業担当者はどんなパフォーマンスを発揮できるのか見極めながら顧客に最適な提案を行うことが大切です。企業側は必要なタイミングのみITエンジニアを雇用できるため、コストパフォーマンスに優れていることから需要の高い契約方法となっています。

IT営業の平均年収データ

IT営業の平均年収データ

これからIT営業として転職を検討している方の中には「どれくらいの収入を見込めるのか知りたい」という悩みもあるでしょう。職業情報提供サイトjob tagの情報によると、IT営業の平均年収は約652万円※1となっています。

国税庁の情報では給与所得者の平均年収は約460万円※2となっているため、ほかの職種と比べて高い年収が設定されていることがわかります。IT営業として経験やスキルを身につければ、営業マネージャーなどの役職についてより高い年収を目指すことも可能です。

仕事としてだけでなく、安定した働き方がしたい方にとってもIT営業の仕事はおすすめです。

参照元

※1 job tag「コンサルティング営業(IT)」
※2 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

IT営業のキャリアパスと将来展望

IT営業のキャリアパスと将来展望

IT営業は、人によって幅広いキャリアパスを目指せます。IT営業として経験やスキルを積み重ねることで、営業マネージャーやチームリーダーとして昇進することが可能です。

また、プログラミング言語や取り扱う製品・サービスについて理解を深めれば、システムエンジニアやプロダクトマネージャーなどのキャリアチェンジもできます。IT営業では基礎的な営業スキルだけでなくITの技術・知識も身につくため、業務を進めるなかで多様なキャリア形成が可能です。

現在では幅広い業界・業種でIT化が進んでいるので、IT製品・サービスを取り扱うIT営業の将来性は高いです。転職市場においてもIT営業の経験やスキルは高く評価されており、需要のある人材として活躍を期待できます。

IT営業としてキャリアアップを目指すには、常にIT業界の最新情報についてキャッチアップする姿勢が大切です。IT製品・サービスの知識を深めながら顧客との信頼関係を構築することで、成果を出せる営業担当者として活躍できるでしょう。

IT営業に向いている人の特徴

IT営業に向いている人の特徴

IT営業に向いている人には、以下のような特徴があります。

それでは詳しく説明します。

コミュニケーション力が高い人

IT営業は顧客や社内外の関係者とやり取りを行う機会が多いため、コミュニケーション力が必要です。例えば顧客の課題やニーズを引き出すにはヒアリングが必要なので、相手の気持ちに寄り添いながら解決策を提案しなければいけません。

また、IT製品・サービスを契約して終わりではなく、適切なアフターサポートを行いながら次回の契約へとつなげる必要があります。顧客や社内外の関係者と連携しながらプロジェクトを進めることで、求められる成果へとつながられるようになります。

普段からコミュニケーションを取ることが得意な方であれば、IT営業として活躍できるでしょう。

トラブル時も慌てず対応できる人

IT営業では開発途中のシステムやソフトウェアにトラブルが発生するケースもあるため、慌てず冷静に対応することが大切です。例えばクライアントからシステムの動作不良が指摘された場合、エンジニアと連携しながら原因を特定して適切な対処を行う必要があります。

トラブル発生時に慌ててしまうと問題を解決するまで時間がかかるので、冷静に内容を整理しながら対処しなくてはいけません。IT業界のプロジェクトではトラブルが発生することも少なくはないため、慌てず対応できる人はIT営業として向いているでしょう。

学び続ける意欲がある人

IT業界では新しい技術が進化し続けているため、IT営業は状況に合わせた提案を行うために学び続ける意欲が必要です。例えばAIやIOTの技術革新が進んでいるので、積極的に情報収集を行うことで提案力が上がります。

自社製品・サービスの改善点を見つけるきっかけにもなり、顧客満足度の向上にもつながります。インターネット上のWebページや教本などを通じて自己学習すれば、転職活動時にも成長意欲の高さをアピールすることが可能です。

また、IT営業では顧客の課題を解決するために論理的思考力が求められるため、学習を続ければ物事の本質を見極める力が身につきます。IT業界に興味・関心があり、積極的に学び続ける意欲がある人はIT営業の職種に向いています。

IT営業に必要なスキル

IT営業に必要なスキル

IT営業には、以下のようなスキルが必要です。

上記スキルは転職活動時にも強みとなるため、アピールできる要素を増やすためにも身につけておくと良いでしょう。

IT関連の基礎知識

IT営業として活動する場合、IT関連の基礎知識は必須スキルとなっています。IT関連の技術・知識が豊富にあれば、顧客に対して詳しい説明ができるようになります。

もちろん基本的な営業スキルも必要ですが、ITについて知見がなければ顧客に効果的な提案はできません。提案する顧客によってはITの技術的な課題を抱えているケースもあるため、IT関連の技術・知識があるほど納得感のある説明ができます。

IT業界に興味・関心があり、積極的に新しいITの技術や知識を吸収できる人であれば、IT営業未経験者であっても重宝される人材となるでしょう。

顧客ニーズを引き出すヒアリング力

IT営業は、顧客のニーズや課題を引き出しながら解決策として商材を提案する役割があります。顧客のニーズを引き出すためにはヒアリング力が必要であり、効果的な質問を顧客に投げかけることが求められます。

ヒアリング力を身につけるためには、相手の意見を聞きながら興味・関心を持つ意識が大切です。相手の話から内容を理解することで、適切なコミュニケーションを取りながらヒアリング力を強化できるようになります。

顧客によってニーズは異なるため、IT営業で活躍したい方はヒアリング力を身につけるようにしましょう。

価値を伝えるためのプレゼンテーションスキル

IT営業では法人を顧客とするため、担当者だけでなく従業員や経営陣に商材の価値を理解してもらう必要があります。企業には複数人の意思決定者がいるので、商材の必要性を理解してもらわなければ契約へとつなげることはできません。

営業担当者は商材の価値を伝えるためにプレゼンテーションを行う機会もあり、顧客にわかりやすく説明するスキルが求められます。ただ商材の特徴を説明しただけのプレゼンテーションでは顧客から承認を得ることはできないため、導入するメリットをわかりやすく提示することが大切です。

そのためIT営業として活動したい方は、商材の価値を伝えるプレゼンテーションスキルを身につけておくことをおすすめします。

未経験のIT営業がきついといわれる理由

未経験のIT営業がきついといわれる理由

未経験のIT営業がきついといわれる理由として、以下のような点が挙げられます。

それでは詳しく解説します。

IT商材の複雑さと価値伝達の課題

IT製品やサービスは専門的な情報が多いため、営業担当者としては複雑さから商材の価値を伝えることが難しいです。IT商材の複雑さと価値伝達の課題を解決するためには、勉強と実践を繰り返すことが大切です。

IT営業未経験であれば、基礎知識を学べるオンライン講座やWebページ、書籍などを活用することで勉強できます。学習内容をもとに顧客のヒアリングを練習すれば、提案力を高められるようになります。

IT営業は専門性の高い職種なので、取り扱う商材の理解を深めるためにも学習と実践を繰り返しておくようにしましょう。

目標達成へのプレッシャー

IT営業だけでなく、営業職には売上目標が設定されています。とくにIT業界は短期間で成果を求められる傾向にあるため、目標達成へのプレッシャーも感じやすいです。

目標達成のプレッシャーを乗り越えるには、最終目標(KGI)を達成するために途中目標(KPI)の設定が大切です。例えば月の売上目標が50万円だった場合、1週間で達成すべき売上目標を設定することで取り組み方を考えられるようになります。

また、チームメンバーや上司と課題について相談することで、効果的なアドバイスを得られることもあります。目先の数値だけに捉われず、長期的な視点で営業戦略を立てれば目標達成へのプレッシャーを軽減できるようになるでしょう。

顧客とエンジニアの板挟み状態

IT営業は顧客と社内外のエンジニアの橋渡し役なので、要望やスケジュールなどによって板挟み状態になるケースが多いです。営業担当者は顧客の課題やニーズに合わせて提案を行いますが、エンジニア側の意見を無視すると計画通りに進まない問題が発生します。

顧客とエンジニアの板挟みを解決するには、要望に対して優先順位をつけながら実現可能かどうかを正確に伝えることが大切です。また、社内外のエンジニアから合意を得るためにも、プロジェクトに必要なリソースやスケジュールを理解する必要もあります。

両者の意見を理解しておくことで、信頼関係を構築しながら計画的な進行を期待できます。そのためIT営業未経験の方は、コミュニケーション力を身につけながら状況に応じた交渉スキルを磨くようにしましょう。

30代未経験からIT営業職に転職するための戦略とコツ

30代未経験からIT営業職に転職するための戦略とコツ

30代未経験からIT営業職の転職を目指すなら、以下のような戦略とコツを意識してください。

計画的に転職活動を進めながら、理想的な働き方ができる企業から内定を獲得しましょう。

30代未経験でIT営業職を目指すのは難しい?

結論から言うと、30代未経験でIT営業職を目指すことは難易度が高くなります。理由として、30代は20代と比べて求められる経験やスキルが増えるからです。

20代であれば未経験であっても社内育成に力を入れている企業から採用してもらえますが、年齢を重ねるにつれて即戦力で活躍できるかどうかが重視されます。結果として30代は未経験から転職する難易度が上がってしまうため、現職と近しい転職先を選ぶ傾向にあります。

ただし、30代未経験だったとしても、IT関連の知識や技術を身につけることでIT業界の転職を目指すことは十分可能です。一度でもIT業界に転職できれば実践的な経験やスキルが身につくので、難易度が高くてもチャレンジする価値はあるでしょう。

30代未経験でIT営業を目指す際に気をつけるべきポイント

30代未経験でIT営業を目指す場合、以下のようなポイントに気をつけなくてはいけません。

  • 現職よりも年収が下がりやすい
  • 年下が上司になる可能性が高い
  • 新しいことを学ぶ姿勢が求められる

まず30未経験からIT営業に転職すると、現職よりも年収が下がりやすいです。企業側は一から教育する必要があるため、即戦力の人材よりも年収は下がってしまいます。

また、IT業界では20代から企業に勤めている従業員も多いので、年下が上司になる可能性も高いです。これまで年功序列の環境で働いていた方にとっては、年下から指示されることにストレスを感じやすくなります。

そしてIT業界はほかの業界と比べて技術の発展が早いため、常に最新情報をキャッチアップしていくことが大切です。ITの技術や知識について積極的に学習できる方であれば、30代未経験であってもIT営業として活躍できるでしょう。

30代未経験でもIT営業転職を成功させるポイント

30代未経験からIT営業転職を成功させるためには、経験やスキルを活かせる職種からの転職がおすすめです。IT業界とは関連性のない業界に勤めていたとしても、同職種の経験やスキルがあれば30代未経験でもIT営業として転職できます。

事務や経理など事務職の経験があれば、ExcelなどのITツールを使った経験をアピールすることが可能です。もしこれまでの経験とスキルがIT職との親和性がなければ、転職前に関連性の高い知識やスキルを習得することでアピールポイントを増やせます。

IT関連の資格を取得することで強みとして証明できるため、こちらも転職時に有効な手段です。そのため30代未経験からIT営業転職を成功させたい方は、経験やスキルの洗い出しや関連性の高い資格の取得などを行うと良いでしょう。

未経験でIT営業転職する際の志望動機の書き方・例文

未経験でIT営業転職する際の志望動機の書き方・例文

未経験からIT営業転職を目指す場合、志望動機の書き方について理解しておくことが大切です。
こちらでは、IT営業転職する際の志望動機の書き方や例文について紹介します。

採用担当者に高い評価をもらうためにも、志望動機の書き方を知っておきましょう。

未経験からIT営業への転職理由

未経験からIT営業への転職理由として、成長性の高い業界でキャリアを築きたいという意見が多い傾向にあります。IT業界は今後も拡大を続けていくと予想されているため、IT営業として活動することで自己成長しながら市場価値を高められます。

また、顧客の課題を引き出しながら最適なITソリューションを提供する役割があるので、企業に貢献できる職種を求める求職者からも人気が高いです。さらに多くのIT企業ではインセンティブ制度を取り入れていることもあり、成果次第では高い収入を期待できる点も転職理由となっています。

成長を続けるIT業界の最前線でIT営業として活躍すれば、将来的にも幅広いキャリアパスを考えられるようになるでしょう。

【例文あり】未経験からIT営業に転職する際の志望動機の書き方ガイド

こちらでは、スキルの具体性・数値実績・IT業界のニーズとの結びつき・今後の展望などを盛り込み、「即戦力」としての印象を与える未経験からIT営業を目指す志望動機の例文を紹介します。

IT営業の転職時に活用できる志望動機の書き方として、ぜひ参考にしてください。

例文①:営業実績とIT業界のニーズを絡めてアピール

営業実績とIT業界のニーズを絡めてアピール

前職では法人営業として新規開拓に注力し、年間150件の商談から30社と契約を獲得しました。業務のデジタル化が進む中、ITソリューションを通じた課題解決に関心を持ちました。

これまでの課題ヒアリング力と提案力を活かし、IT営業として顧客の業務効率化や経営課題の解決に貢献したいと考えています。

営業経験があるなら、営業実績を具体的な数値として示すことで強みをアピールできます。また、IT営業では無形商材を取り扱うため、ITソリューションの課題解決を行った経験があれば採用担当者からも高い評価を得られます。

営業実績とIT業界のニーズを絡めることで、どのようなことができるのかを具体的に説明できるようになるでしょう。

例文②:課題解決力とIT知識への意欲を組み合わせて表現

課題解決力とIT知識への意欲を組み合わせて表現

営業職として既存顧客の満足度向上に取り組み、顧客継続率を前年比120%に伸ばしました。現在は業務改善やDXに対する企業の関心が高まっており、ITを通じた支援の必要性を実感しています。

自らITの基礎を学びながら、顧客の課題に最適なソリューションを提供できる営業を目指したいと考えています。

IT営業では顧客の課題やニーズを引き出しながら最適な提案を行う必要があるため、課題解決力を示す書き方も有効な手段です。例文のように企業の業務改善やDXに関する支援について説明すれば、採用担当者から高い評価を得られます。

そのため顧客の課題をどのようにして解決し、IT知識にどんな取り組みを行っているのか記載すると良いでしょう。

例文③:成果+IT分野への強い関心を表現

成果+IT分野への強い関心を表現

飲食業向け商材を扱う営業として、前年比130%の売上を達成しました。中でも顧客課題を深掘りし、運用面まで考慮した提案に強みがあります。

IT業界の成長性やニーズの多様化に魅力を感じ、営業スキルを活かしながら、より本質的な課題解決を実現できるIT営業に挑戦したいと考えています。

IT業界の経験がなかったとしても、取り扱っていた商材の売上率を数値として示すことで成果具合を把握してもらいます。また、どのような提案によって成果へとつなげたのかを説明すれば採用担当者からも高い評価を得ることが可能です。

これまでの成果とIT分野への興味・関心を表現すれば、IT企業に営業担当者として活躍できることをアピールできるでしょう。

IT営業で未経験OKの求人例

IT営業で未経験OKの求人例

こちらでは、転職エージェントのdodaで掲載されていたIT営業で未経験OKの求人例について紹介します。

業務内容や必須スキル、歓迎スキル、月額報酬などについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

Webマーケティング支援

業務内容Webマーケティング支援
CMSサイト制作
AIライティングツールの提案営業など
必須スキル
歓迎スキル販売・接客経験
営業経験
給与月額30万円~+インセンティブ+各種手当

Webマーケターとして、中小企業の集客課題を解決するためにコンテンツマーケティング型のソリューションを提案できる人材を求めた求人です。職務未経験者を歓迎しており、7割が異業種出身のメンバーとなっています。

インセンティブ制度を取り入れているため、成果次第では入社後すぐに高い収入を得ることも可能です。待遇・福利厚生も充実しているので、IT営業が未経験者の方でも安心した働き方ができるでしょう。

参照元

doda 公式サイト(2025年5月21日時点)(記事作成時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります)

IT法人営業

業務内容ITソリューションサービスの提案
必須スキル
歓迎スキル
給与月額25万4,000円~33万2,000円

IT営業として、顧客の課題やニーズに応えられるITソリューションサービスの提案ができる人材を求めた求人です。営業経験の有無は不問となっており、未経験から法人営業の経験・スキルを身につけられます。

年齢や社歴に関係なく、正当に評価できる環境を用意しています。インセンティブの上限はないため、頑張った分だけ給与に反映されるのでモチベーションを向上可能です。

資格手当も支給してもらえるので、IT関連の資格を取得したい方も優遇している点が魅力です。

参照元

doda 公式サイト(2025年5月21日時点)(記事作成時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります)

建設業向けIT機器のレンタル営業

業務内容建設現場の課題を解決するIT機器のレンタル提案
必須スキル普通自動車免許/AT限定可
歓迎スキル
給与月額24万円~33万円

スーパーゼネコンや大手ゼネコンなどの法人顧客に向けて、建設現場の人材不足問題解消や業務効率化などをサポートするIT機器のレンタルを提案できる人材を求めた求人です。入社後には約3ヶ月間の研修があり、ITの知識や営業手法など基礎的な知識を学べます。

商談先はすでに取引実績のある既存顧客となっており、深い関係構築からスムーズな商談が可能です。これまで建設業で勤務した経験がある方であれば、ノウハウをもとにIT営業として活躍できるでしょう。

参照元

doda 公式サイト(2025年5月21日時点)(記事作成時点の情報のため現在は募集終了している可能性があります)

未経験からIT営業へ転職する際にエージェントを活用するメリット

未経験からIT営業へ転職する際にエージェントを活用するメリット

未経験からIT営業へ転職する際にエージェントを活用することで、以下のようなメリットがあります。

転職活動をスムーズに進めるためにも、ぜひメリットをチェックしてください。

製品の市場優位性を把握できる

IT企業はそれぞれ取り扱い製品・サービスが異なりますが、必ず競合他社が存在します。競争力の高い製品を取り扱っているIT企業へ転職することで、成果を出しやすくなります。

しかし、IT業界未経験の方は調査が難しいため、応募を検討している企業の競争力を把握できません。もし競争力の低い製品を取り扱うIT企業に転職した場合、営業として成果を出すことが難しくなります。

IT営業に強い転職エージェントを利用すれば、製品の競争力が高いIT企業を厳選して紹介してもらえます。企業が取り扱う製品・サービスの市場優位性についても情報提供してもらえるため、将来性や成長性を調査しながら応募先企業を検討できるでしょう。

選考通過率を高める専門サポート

転職エージェントでは、選考通過率を高めるために選考書類の添削や面接対策などのサポートを受けられます。1人で転職活動を進める場合、求人情報のチェックや選考対策なども全て自分だけでしなければいけないので、人によっては選考通過率が低くなってしまいます。

転職エージェントは担当のキャリアアドバイザーから一貫したサポートを受けられるため、転職活動の手間をなくしながら進めることが可能です。応募先企業に合わせた選考対策を行ってくれるので、採用担当者から高い評価を得られます。

そのため選考通過率を高められる点は、転職エージェントを利用するメリットの1つです。

プロの転職ノウハウを活用できる

転職エージェントには特化型のサービスがあり、IT営業に特化していれば専門的な知見を持ったプロから転職ノウハウを提供してもらえます。求職者1人ひとりに合わせた転職活動をサポートしてくれるため、自分の経験やスキルをもとに応募すべき企業についてアドバイスを受けられます。

IT業界未経験者の方は自分の強みを見つけることが難しいですが、プロのキャリアアドバイザーから客観的に分析してもらうことで志望動機や面接時のアピールポイントを提案してもらうことが可能です。求人先の雰囲気や人柄など内情についても紹介してもらえるため、応募後のミスマッチを防止できます。

そのためプロの転職ノウハウを活用できる点は、転職エージェントを利用するメリットといえます。

IT営業未経験におすすめ転職エージェント

IT営業未経験におすすめ転職エージェント

こちらでは、IT営業未経験におすすめの転職エージェント3社を紹介します。

IT営業未経験におすすめ転職エージェント

各エージェントの詳細や特徴を説明するので、ぜひ利用を検討してください。

SQiL Career Agent

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引用元:SQiL Career Agent
SQiL Career Agentの特徴
  • 営業に精通したキャリアアドバイザーが在籍
  • 求職者のスキルを棚卸ししながらキャリアや身につけるべきスキルを明確化
  • 1,300社・12,000サービスの豊富な営業支援実績

SQiL Career Agentは、営業職に特化した転職エージェントです。営業に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、求職者1人ひとりに合わせた支援を行っています。

営業職を細分化しながら、求められる営業スキルを定量アンケート・定性インタビューなどから調査しています。営業スキルに関するデータ・知見を強みとしており、求職者のスキルを棚卸ししながらキャリアや身につけるべきスキルを明確化してもらえる点が魅力です。

1,300社・12,000サービスの豊富な営業支援実績があるため、豊富な営業ノウハウや知見も特徴です。営業組織や採用要件の理解度が高いので、ピンポイントな提案ができます。

営業職の転職支援に強い転職エージェントを求めるなら、SQiL Career Agentの利用がおすすめです。

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主な求人職種営業職
参照元

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9Eキャリア

9Eキャリア
引用元:9Eキャリア
9Eキャリアの特徴
  • 営業職特化の併走型転職エージェント
  • 応募書類作成や企業ごとの面接対策などをサポート
  • 求職者ファーストの転職支援

9Eキャリアは、営業職特化の併走型転職エージェントです。カスタマーサクセスやインサイドセールス、SaaS/IT業界営業職、キャリアアドバイザー職など将来性の高い営業職に領域特化している点が特徴です。

応募書類作成や企業ごとの面接対策など、徹底した転職サポートを受けられます。求職者ファーストの支援を大切にしているので、中長期的に転職活動をサポートしています。

担当者は1人ひとりの求職者と向き合うために、多くても15名以下に転職支援を抑えています。公式サイトでは実際に転職支援実績も記載されており、前職と比べて年収アップできた成功例が豊富にある点も魅力です。

求職者に向き合った併走型の転職サポートを求めるなら、9Eキャリアの利用がおすすめです。

9Eキャリアの基本情報
運営会社株式会社9E
公式サイトhttps://9e-career.com/
公開求人数非公開(2025年5月21日現在)
主な求人職種カスタマーサクセス職、インサイドセールス職、SaaS・IT業界営業職
キャリアアドバイザー職、営業職

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引用元:hape Agent
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  • 顧客満足度98%の高い実績
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独自システム「Direct Search」を活用すれば、常時16,000件以上のアクティブな求人案件を閲覧可能です。公式サイトでは転職成功ナレッジも掲載されており、転職活動の情報収集として役立ちます。

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参照元

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IT営業へ未経験転職に関するよくある疑問・Q&A

IT営業へ未経験転職に関するよくある疑問・Q&A

最後に、IT営業の未経験転職に関するよくある質問について回答します。

疑問を解消するためにも、ぜひ参考にしてください。

IT営業がやめとけと言われる理由は?

IT営業がやめとけと言われる理由として、ノルマの達成が難しい点や定期的な情報収集が必要な点などがあります。一般的な営業と同じくIT営業にもノルマがあり、短期間で成果を求められます。

人によってはノルマを達成することにやりがいを感じられますが、プレッシャーを感じてしまい精神・体力ともに負担が大きくケースも多いです。また、IT業界では常に新しい技術やトレンドが生み出されており、IT営業の担当者は常にアンテナを伸ばしておく必要があります。

そのためノルマを達成するための目標設定や新しいことに興味・関心を持てる方であれば、IT営業としてやりがいを持って働けるでしょう。

IT営業に向いている人は?

IT営業は、コミュニケーション能力が高く、IT技術に興味・関心がある人が向いています。IT営業では顧客や社内外のメンバーとやり取りを行うことが多いため、プロジェクトをスムーズに進めるためにもコミュニケーション能力が求められます。

また、IT技術は常に進化しており、情報収集をしながら業務へと活かすことが大切です。さらに顧客の課題やニーズを引き出す必要があるので、分析力や論理的な思考力を持っている人もIT営業が向いています。

未経験でも挑戦しやすいITエンジニア職種は?

未経験でも挑戦しやすいITエンジニア職種として、Webマーケターやプログラマー、テクニカルサポート、IT営業、IT事務などがあります。WebマーケターはSNSやWeb広告などのコンテンツを運用し、マーケティング活動を行う職種です。

WebマーケターにはSEO対策やSNS、Web広告の運用スキルなどが必要ですが、独学でも学習できるので未経験の方でも対応できます。次にプログラマーはプログラミング言語を使いながら、システムやソフトウェアなどを開発する職種です。

ITスクールや教本、Webページからプログラミングを学習できるため、未経験からでも勉強をすれば挑戦できます。IT営業も未経験者を募集している企業は多いので、IT関連の知識・技術を学習していることをアピールすれば転職も十分可能です。

IT系で一番稼げる仕事は?

2023年9月~2024年8月の1年間にdodaサービスでは、登録した約60万人の年収データを職種別に集計しました。技術系(IT/通信)に分類された21職種の上位として高い年収を獲得できる仕事は以下のような結果となっていました。

職種平均年収
プロジェクトマネジャー693万円
プリセールス666万円
セキュリティコンサルタント/アナリスト616万円
doda「年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」(2025年5月21日時点

上記表からわかる通り、1位プロジェクトマネージャー、2位プリセールス、3位セキュリティコンサルタント/アナリストという結果になりました。プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を成功へと導く役割があり、クライアントとのやり取りやプロジェクトの進捗管理などを対応します。

対応範囲が広く専門的な知識・技術も求められるため、平均年収は高めに設定されています。IT営業として経験やスキルを身につければ、高い年収を見込める職種にキャリアチェンジすることもできるでしょう。

IT業界未経験の平均年収は?

経済産業省が公表している「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、IT業界未経験の平均年収は約437.8万円が目安となっています。こちらはスキル標準レベルが「レベル1」に該当する人材の平均年収となっており、レベル1は新人・初心者レベルと定義されています。

未経験者であっても高い年収が設定されているため、IT営業として経験やスキルを身につければさらに高い収入を狙うことが可能です。IT業界は今後も成長を続けている業界なので、さらに年収水準が高くなっていくと予想されています。

参照元

経済産業省「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」

IT人材が不足している理由は?

IT人材が不足している理由として、IT業界の技術拡大や労働人口の減少が関係しています。IT業界は世界的にも成長を続けており、近年ではAIやIOTなどの新しい技術開発が進んでいます。

IT企業だけでなく幅広い業界・業種の企業がIT技術を取り入れており、今後も拡大が見込まれているのです。しかし、IT業界の技術拡大によって多くのIT人材が求めれていますが、国内では労働人口の減少から人材獲得が難しくなっています。

高齢化社会が進む現代では人材不足が課題となっているため、IT業界においても問題の解決策を考えていかなければいけません。

法人営業と個人営業の違いは?

法人営業は、企業や団体に向けて行う営業を指します。一方個人営業は一般消費者に営業を行います。

法人営業と個人営業の大きな違いは、営業を行う相手です。法人営業では担当者だけでなく経営陣など複数人の意思決定者がいるため、全体の承認を得ることで契約へとつながります。

個人営業では1人の消費者に向けて営業を行うので、法事営業と比べてハードルは低いです。ただし、どちらも営業を行うことに変わりはないため、営業担当者は取り扱う製品・サービスをアピールしながら商談を成立させる必要があります。

IT営業に未経験転職のまとめ

IT営業に未経験転職のまとめ

今回は、IT営業に未経験から転職するための志望動機や転職理由、成功させるコツなどを詳しく解説しました。IT営業は未経験からでも転職することはできますが、求める企業へ入るためには計画的な転職活動が必要です。

IT関連の知識や技術について学習を続ければ、学習意欲の高さを評価してもらえるようになります。もし転職活動を1人だけで進めることに不安があるなら、営業職に特化した転職エージェントを利用してサポートを受けましょう。

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東京都港区南青山3丁目1番36号青山丸竹ビル6F
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