ERMに強いおすすめのコンサルティング会社5社を比較!選び方も紹介【2025年12月最新】

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ERMコンサル会社おすすめ

ERMは企業にとって全社的なリスクの可視化と統合管理が実現するため、経営判断の質や価値向上に大きく貢献します。ただし、企業単体でERMに取り組む場合、リスクの洗い出しや優先順位が属人的になりがちです。

上記の問題を踏まえ、コンサルティング導入を検討する経営者やCFO、リスク管理担当者も多いのではないでしょうか。ERMの専門的な知見をもつコンサルティング会社なら、短期間で実効性の高いERM体制が構築可能です。

そこで今回は、ERMに強いおすすめのコンサルティング会社を比較できるよう紹介します。また、選び方や費用相場も解説しているため、よりスムーズにERMを活用できるはずです。

目次

ERMとは

ERMとは

ERMとは、企業全体に発生する様々なリスクを体系的に管理し、経営判断上の価値を最大化させる仕組みです。リスクマネジメント手法の中でも最も高度で体系的な取り組みといえるでしょう。

企業を取り巻くリスクは市場のグローバル化やサイバー攻撃、自然災害など、各所に存在しています。これまで企業に発生するリスクは部署ごとの対応が一般的でした。

ただし、2006年5月に施行された会社法で、内部統制は取締役会の義務になりました。実践手段としてERMが事実上必須になり、導入企業が増えつつあります。

ERM導入で企業は全社的なリスクの可視化と、経営判断の質向上が可能です。そこで以下では、ERMの導入手順を含め詳しく解説します。

参照元

経済産業省「会社法の現代化について(平成18年)」

ERMと従来型リスクマネジメントの違い

ERMと従来型リスクマネジメントにおける最大の違いは、「マネジメント対象」と「管理体制」といえるでしょう。以下の表で、ERMと従来型リスクマネジメントの違いをまとめました。

項目ERM従来型リスクマネジメント
マネジメント対象事業運営における従来のリスクに加え
経営戦略上や財務目標も含めたすべてのリスク
業務上発生するの可能性がある
不確実性を伴う個別リスク
管理体制経営主導で全社横断部門や業務単位で管理および対応

さらに、従来型リスクマネジメントが部門の損失回避や被害最小化に留まる点に比べて、ERMは企業価値の向上と意思決定の高度化に貢献します。

ERM導入の手順

ERM導入時は、以下に挙げた基本手順を踏むと属人的にならず、戦略と連動した継続的な仕組みとして社内に定着しやすくなります。

  1. 企業全体におけるリスクの洗い出し
  2. リスクの発生頻度や影響、形態などの分析
  3. リスクの分類別評価
  4. リスク別の回避→低減→移転による対応
  5. 対応後に残ったリスクの受け入れ
  6. ステークホルダーとの適切なリスクコミュニケーション

スムーズに導入するためにも、経営層が導入方針や目的を明確にしておくことをおすすめします。ただし、上記の基本手順に沿ってERM導入を行っても、うまく機能しない可能性もあります。問題が生じた場合は、ERM導入の目的を見直し、体制や運用を柔軟に修正していきましょう。

ERMコンサルティング会社の支援内容

ERMコンサルティング会社の支援内容

ERMコンサルティングの支援内容を正確に理解しておくと、自社に必要な支援を見極め、過不足のないERM導入が可能になります。また、ERM導入後もスムーズな運用が期待できるでしょう。

以下では、ERMコンサルティング会社の支援内容を3つ紹介します。

ERMの評価・診断

企業のリスク管理状況を客観的に把握し、経営戦略とのズレを解消するために、ERMの評価や診断は欠かせません。コンサルティング会社では、クライアントのリスク発生頻度と影響度を2軸でまとめたリスクマトリックスを用いて、ERM体制を評価します。

また、経営に大きな影響を与える重要なリスクの選定基準も診断します。リスク対応の優先順位が定義されると、より具体的な改善プランの提案が可能です。

クライアントが抱える現状の課題が浮き彫りになることで、形骸化した活動が実効性の高いものへ改善できる点が、ERMの評価や診断における最大のメリットといえるでしょう。

ERMの構築・改善支援

ERMの構築と改善支援は単なる事故防止だけでなく、企業の経営戦略とリスク管理を統合し、迅速な意思決定を支える重要な基盤になります。

事故の多い企業や、管理対象事業が広範なためリスクの取りこぼしがある企業などは、ERMの構築や改善支援が特に効果的です。コンサルティング会社は全社的なリスクの洗い出しや評価手法設計、リスク対応方針の整理、社内ルールや体制の構築を支援します。

また、既に構築されたERMの課題分析や改善提案も可能です。コンサルティング会社によるERMの構築や改善支援で実効性の高いERMが全社に定着し、不確実な経営環境下でも企業価値の最大化につながります。

ERM運用に関するアドバイス

ERMは導入したら終わりではありません。構築した仕組みを継続的に経営判断へ活用できない状態だとリスク管理が機能せず、ERM体制は形骸化するでしょう。

また、ERMの運用が全社に定着しないとリスク情報が活用されず、対応が遅れる可能性があります。コンサルティング会社なら、リスク評価の見直しやモニタリング方法の改善など、ERM運用定着に向けたアドバイスが可能です。

さらに部門間連携の促進や担当者教育を通じて、全社的な運用レベルのボトムアップも支援します。コンサルティング会社によるアドバイスや支援で、実効性の高い経営管理手法としてもERMを運用できるでしょう。

ERMコンサルティングが必要な理由

ERMコンサルティングが必要な理由

ERM導入を自社単体で取り組む場合、全社調整や専門知識の不足によって設計や運用が属人化しがちです。そのため、効率的かつ実効性の高いERM体制を構築するには、コンサルティングの活用が有効です。

以下では、ERMコンサルティングが必要な理由を3点紹介します。

部門任せの対応では限界がある

ERM導入を自社部門で対応する場合、以下を構築しなければなりません。

  • 経営戦略と連動したリスク方針の明確化
  • 全社的なリスクの洗い出しと評価
  • 優先順位の設定
  • 責任体制と運用ルールの整備

様々な対応を部門任せにすると、リスクの見落としや優先順位のばらつきが生じやすくなります。また、全社視点に欠けるため、重要リスクへの対応が後手に回る可能性もあるでしょう。

ERMに関する専門知見をもつコンサルティングなら、全社共通の枠組みや評価手法を整備し、経営戦略と連動したリスク管理が可能です。さらに、客観的な視点によりクライアントの課題を可視化し、実効性の高いERMの運用定着と迅速な意思決定が実現します。

リスク対応の属人化を防ぐ

コンサルティング会社を介さずにERM導入をした場合、リスク対応の属人化が生じる可能性があります。例えば、一部の社員のみERMに関する高度な知見を保有していると、リスク対応業務のみに追われることになり属人化しがちです。また、特定の社員への依存によって、ノウハウと情報の明文化や社内共有がされないケースも少なくありません。

コンサルティング会社なら、標準化された手法と第三者視点でリスクを整理し、ルールやプロセスとして定着させることが可能です。リスク対応の属人化回避により、経営判断の質が安定し、継続的に経営判断へリスク情報を活用できます。

特定のリスクに対応が偏りやすい

ERM導入をコンサルティング会社に頼らずに自社単体で対応した場合、リスクを捉える傾向が各部門の経験や、過去に起こった問題などに偏りがちです。

コンプライアンスや財務報告など、特定のリスクに対応が偏ると、経営戦略に影響する横断的かつ将来的なリスクが見落とされる可能性があるでしょう。また、対応の優先順位にも偏りが発生するため、経営判断の質低下にもつながりかねません。

コンサルティング会社を活用すれば、第三者視点による全社的かつ体系的なリスク整理と評価が実現します。さらに、重要リスクの優先順位付けや対応方針の明確化によってERMが形骸化せず、経営に活かせる実効性の高い仕組みとして構築できます。

ERMに強いコンサルティング会社おすすめ5社

ERMに強いコンサルティング会社おすすめ

ERM導入にコンサルティング会社を活用する際は、自社の課題にフィットした企業選びが成果を左右します。以下では、ERMに強いコンサルティング会社おすすめを選りすぐって紹介します。

PwC Japanグループ

PwC Japanグループ
引用元:PwC Japanグループ
PwC Japanグループの特徴
  • 全社戦略と連動したERM設計力に強み
  • 規制および内部統制に強い実装力を実現
  • データ分析や最新のテクノロジー活用によるリスクの可視化

PwC Japanグループは、PwCグローバルネットワークの日本法人です。多岐にわたる分野のプロフェッショナルが揃い、クライアントとともに複雑な課題も解決に導ける点は、Big4の一角を担うPwCグループならではの強みといえるでしょう。

ERM分野においては、クライアントのERMにおける成熟度診断からERM体制の再構築まで、幅広い支援を提供してきました。経営戦略やKPIに加えてリスクを一体で整理し、全社戦略と連動したERM設計力は意思決定力の向上に直結します。

また、ガバナンスや内部統制、規制対応まで含めた実行性の高いERM構築も可能です。さらに、データ分析や先進的手法によってリスクの可視化だけでなく、継続的な高度化も実現します。

中長期戦略と連動した全社的リスク管理を本格的に導入したい企業や、グローバル化や多角的事業の展開により、リスクが複雑化している企業におすすめできるコンサルティング会社です。

PwC Japanグループの基本情報
会社名PwC Japanグループ
設立2006年6月1日
本社所在地東京都千代田区大手町1-1-1
大手町パークビルディング
公式サイトhttps://www.pwc.com/jp/ja

ニュートン・コンサルティング株式会社

ニュートン・コンサルティング株式会社の特徴
  • 実装を重視したERM支援に強み
  • 全社リスクと有事対応を一体で整備可能
  • 日本企業の実情にフィットした支援提供

ニュートン・コンサルティング株式会社は、「リスクマネジメント」「BCP」「危機管理」に特化し、実務に根差した仕組みづくりと定着支援を行う専門コンサルです。

ERM支援においては実装を重視しており、全社リスクと有事対応を一体で整備可能な点は、ニュートン・コンサルティングならではの強みといえるでしょう。

また、実践から得られたノウハウと日本企業の実情にフィットした支援提供で、多くのクライアントの課題を解決に導いてきました。クライアントごとの組織文化や意思決定プロセスに見合う最適解を提示できるため、ERM導入が形骸化せず、現場で機能する施策として定着します。

このため、「ERMを導入したが、うまく機能しない」「実効性重視のリスク管理を構築したい」企業におすすめできるコンサルティング会社といえるでしょう。

ニュートン・コンサルティング株式会社の基本情報
会社名ニュートン・コンサルティング株式会社
設立2006年11月
本社所在地東京都千代田区麹町1-7
相互半蔵門ビルディング5F
公式サイトhttps://www.newton-consulting.co.jp/

株式会社GRCS

株式会社GRCS
引用元:株式会社GRCS
株式会社GRCSの特徴
  • 豊富な採択実績&採択率重視の支援体制
  • 部分最適から全体最適なリスク管理体制が実現可能
  • 経験豊富なチームによる、クライアントニーズに合わせたアプローチ

株式会社GRCSは、「ガバナンス」「リスク」「コンプライアンス」「セキュリティ」に特化したソリューション提供企業です。ERM支援においては、企業を取り巻くリスクの激しい変化に対応できる仕組みづくりを実現し、多くのクライアントに貢献してきました。

クライアントを取り巻く複雑なリスク課題を解決に導く「技術×コンサルティング」の提供により、迅速な経営判断と持続的な成長支援が可能です。また、全社的リスクマネジメント体制の構築により、部分最適から全体最適へ移行できるリスク管理体制の構築は、GRCSならではの強みです。

クライアントのニーズに合わせ、経験豊富なチームが様々なソリューションとアプローチを提供します。このため、クライアントはビジネスにおけるリスクを最小限に抑え、チャンスを最大限に活用できるでしょう。

GRCSは、自社のリスク管理をツールと手厚いサポートで一元化したい企業にとって、心強いパートナーになるはずです。

株式会社GRCSの基本情報
会社名株式会社GRCS
設立2005年3月
本社所在地東京都千代田区丸の内1-1-1
パレスビル5F
公式サイトhttps://www.grcs.co.jp/

MS&ADインターリスク総研株式会社

MS&ADインターリスク総研株式会社の特徴
  • 経営戦略とリスク管理を一体化して推進できるよう支援
  • 経営視点での統合的なリスク管理を強力にバックアップ
  • 国際基準を踏まえた体系的かつ実践的なフレームワーク

MS&ADインターリスク総研株式会社は、MS&ADインシュアランスグループのリスク関連サービス事業において中核を担う専門コンサルティング会社です。

ERM支援では、単なるリスク洗い出しや部門別対策だけでなく、企業全体の戦略達成や中長期の持続的成長に影響を与えるリスクへアプローチします。経営戦略とリスク管理の一体化と推進支援を行うプロ集団として、多くのクライアントに貢献してきました。

また、経営層に近い視点で統合的なリスク管理を推進するコンサルティングは、MS&ADインターリスク総研ならではの強みです。MS&ADインターリスク総研の支援によってクライアントは、経営戦略と現場リスクに密接した実効性の高いERM構築が実現するでしょう。

全社横断でリスク管理を高度化し、経営判断に活かしたい企業にとって最適なコンサルティング会社です。

MS&ADインターリスク総研株式会社の基本情報
会社名MS&ADインターリスク総研株式会社
設立1993年1月4日
本社所在地千代田区神田淡路町2-105
ワテラスアネックス10・11階
公式サイトhttps://www.irric.co.jp/index.php

ミネルヴァベリタス株式会社

ミネルヴァベリタス株式会社の特徴
  • 国際規格準拠の体系化されたERM構築支援に強み
  • 実践を重視した現状調査および定着支援を提供
  • 研修・ワークショップによる担当者育成支援

ミネルヴァベリタス株式会社は、リスクマネジメントやクライシスマネジメントに特化した経営コンサルティング会社です。プロフェッショナル集団として大企業だけでなく、中小企業や官公庁、自治体が抱える課題を解決に導いてきました。

ERM分野では、国際規格であるISO31000に基づいたERM構築支援※1を実施しています。このため、国際的に通用する統一基準により、再現性と説明力の高いERM構築が可能です。また、実践重視型の現状調査と定着支援により、実効性の高いERM体制が実現します。

ERMに必要な知識を経営層や担当者に習熟させる研修やワークショップ実施も、ミネルヴァベリタスならではの特徴です。座学だけでなく、チーム単位でERMを実践的に学べる※2ため、自社内で継続可能なリスク管理文化の醸成促進も叶うでしょう。

「国際規格に基づく体系的なリスク管理体制を構築したい」「現場にERM体制を定着させたい」企業にとって、非常におすすめできるコンサルティング会社です。

参照元

※1※2ミネルヴァベリタス株式会社「リスクマネジメントコンサルティング」

ミネルヴァベリタス株式会社の基本情報
会社名ミネルヴァベリタス株式会社
設立2011年5月2日
本社所在地大阪市中央区本町4丁目6-20
本町原田ビル2F
公式サイトhttps://www.minerva-veritas.co.jp/

ERMコンサルティング会社の費用相場

ERMコンサルティング会社の費用相場

コンサルティングの費用相場は、サービス内容や企業規模によって大きく異なりますが、一般的に月額10万~100万円程度を目安にするとよいでしょう。

また、企業規模によっても、費用相場は変動する傾向があります。このため、大企業がERMコンサルティング会社へ依頼した場合、1時間あたりの費用相場は約10万円~と高額になるケースも少なくありません。

サービスを提供している一例として、ミネルヴァベリタス株式会社が提供するERM構築コンサルティングの内容は以下の通りです。

ERM構築コンサルティング
サービス内容・事前研修
・現状調査
・フレームワークの構築
・リスクマネジメントの実践
期間3ヵ月~6ヵ月
料金74万円〜
参照元:ミネルヴァベリタス株式会社「リスクマネジメントコンサルティング」

ERMコンサルティング会社の選び方

ERMコンサルティング会社の選び方

ERMは、経営戦略や組織体制と深く結びついています。このため、ERM導入にコンサルティング会社を活用する際は、自社との相性を見極めることが肝心です。

以下では、ERMコンサルティング会社の選び方として、特に効果的な3つのポイントを紹介します。

得意な業種・規模を確認する

ERMに強いコンサルティング会社といっても、得意とする業種や規模は各社で異なります。自社業種と規模に見合ったコンサルティング会社を選択しないと、支援内容にずれが生じ、十分な成果が得られないでしょう。

まず、自社の業種や規模を考慮して、どのような支援があれば課題が解決するのか明確にしておくことが肝心です。そのうえで、複数のコンサルティング会社の得意業種や実績を比較検討しましょう。自社と同業種かつ同規模のERM導入実績が豊富なコンサルティング会社であれば安心です。

自社にとって適切なコンサルティング会社を選ぶと、無駄な工数やコストを抑えつつ、経営に直結する実効性の高いERMを導入できます。

担当コンサルタントの信頼性を確認する

自社との親和性があり、評判の高いコンサルティング会社でも、担当コンサルタントの質や得意分野はそれぞれ異なります。ERMに関する知見はもちろん、「業界や現場をよく理解しているか」「経営層と現場双方へ通じる説明力」などは、重要なポイントです。

また、自社の課題に則した柔軟な提案の有無も、信頼性の高いコンサルタントの証拠といえるでしょう。さらに、困った時に迅速で対応してもらうためにも、レスポンスの良さもチェックしておくことをおすすめします。信頼できるコンサルタントに支援してもらうと、ERMが経営判断に直結する実効性ある仕組みとして定着しやすくなります。

実績や活用事例をチェックする

多くのコンサルティング会社では、公式サイトで実績や活用事例を公開しています。具体的な数字や成果の裏付けを提示するコンサルティング会社であれば、安心して依頼できます。

また、自社の状況や課題にフィットする支援内容や成果への道筋が明確になる点もメリットです。実績や活用事例を確認する際は、自社と同業種か同様の規模感での成功事例が豊富なコンサルティング会社なら、より成果に直結しやすくなります。

業種別のケーススタディの場合は、コンサルティング会社の支援で「どう課題を乗り越え、どのような成果が得られたか」もイメージしやすいでしょう。

ERMコンサルティング会社に依頼するメリット

ERMコンサルティング会社に依頼するメリット

ERMコンサルティング会社依頼時のメリットを認識しておくと、自身の強みや方向性が明確になり、効率的かつ戦略的なERM体制の整備が可能です

です。以下では、ERMコンサルティング会社に依頼するメリット3点を紹介します。

客観的なデータを経営判断に活用しやすい

企業経営においては、財務状況をはじめ、さまざまなシーンで複雑な判断が求められます。企業内の人材のみで経営判断を行おうとすると、各部門における前提や慣習にとらわれて重要な課題を見落とすケースは珍しくありません。

ERMコンサルティング会社に依頼するメリットは、第三者としての客観的な立場から様々な業務データを横断的に分析してもらえる点です。

また、経験や専門知識に基づいて、数値の変化や潜在的なリスクの可視化が可能です。将来リスクを踏まえたシナリオ分析や優先順位付けも行えるため、客観的なデータを根拠とした実効性の高い経営戦略の策定や実施がしやすくなるでしょう。

社内リソースをかけずに対応できる

ERM導入を自社リソースのみで対応すると、担当者の知見不足によってリスクの洗い出しが偏り、属人化や形骸化が進みやすくなります。また、客観性を欠いた判断となり、経営に十分活かせない恐れもあるでしょう。

コンサルティング会社なら、ERM導入を社内リソースをかけずにサポートしてもらえます。全社的なリスクの洗い出しや評価はもちろん、対応策の立案および優先順位付けから社内人材への教育や運用定着までの支援が可能です。

このため、社内担当者の通常業務を圧迫することなく、専門的かつ客観的な視点で実効性の高いリスク管理体制の構築と運用が実現するでしょう。

豊富なノウハウでスピーディーに課題解決できる

コンサルティング会社は、多種多様な企業でのERM導入実績を積み上げています。最新の成功事例はもちろん、失敗例も含めて「課題に対して、どのように対応すればよいか」ということにも精通しています。

積み上げた豊富なノウハウやスキルによって、クライアントはゼロから検討する必要がありません。また、自社の目的と状況に応じた手法やフレームワークなどの適用により、スピーディーな課題解決が可能です。

何より検討工数や手戻りを最小限に抑えつつ、客観性と実効性の高いERMを短期間で導入できる点は、コンサルティング会社に依頼する大きなメリットといえるでしょう。

ERMコンサルティング会社に依頼するデメリット

ERMコンサルティング会社に依頼するデメリット

ERMコンサルティング会社への依頼には、デメリットや注意点もあります。あらかじめデメリットを理解しておけば、ミスマッチや想定外のコスト発生を避け、納得感の高い依頼ができるでしょう。

以下では、ERMコンサルティング会社に依頼するデメリット3点を紹介します。

高額な費用が必要な場合がある

コンサルティング会社の活用は、効率的かつ実効性の高いERM導入が実現する一方、依頼内容によっては費用が高額になるケースもあります。

ERMコンサルティングは「全社横断によるリスクの洗い出しや評価」「体制設計」など、高度かつ工数の多い支援を伴います。そのため、コンサルティング会社の支援範囲や成果物、関与期間が自社課題に見合っているかの確認が肝心です。

自社におけるERM導入の方針を明確にして、必要最小限の支援のみに絞るとコンサルティング費用を抑えられます。また、複数のコンサルティング会社に見積もりを依頼するのも有効です。複数社の見積比較によって、適正価格の判断がしやすくなるでしょう。

得意分野が合わないと十分な効果が出にくい

ERMコンサルティング会社といっても、財務やコンプライアンスなど、特定の分野に特化しているケースは珍しくありません。このため、クライアントが解決したい課題とコンサルティング会社の得意分野にミスマッチがあると、時間や費用をかけても十分な効果は得られないでしょう。

また、クライアントの実務や現場への知見がない担当コンサルタントの場合も同様です。ERM導入にコンサルティング会社を活用する際は、必ず公式サイトで実績や得意分野を確認しておきましょう。自社と同業種および解決したい課題に関する成功事例が豊富なコンサルティング会社であれば、効果に直結しやすくなります。

期待した成果が出ない可能性がある

ERMコンサルティング会社の活用におけるデメリットは、必ずしも期待した成果が出ない可能性がある点でしょう。「支援スタイルが自社の希望と合わない」「担当コンサルタントの知識や実績が不足している」などは、成果が出ない要因になります。

コンサルティング会社を活用する際に注意したいのは、まず、自社のERM導入の目的を明確にしておくことです。「何を解決して、どのような成果を得たいのか」が定まると、自社と相性のよいコンサルティング会社の見極めが容易になります。そのうえで、検討するコンサルティング会社の得意分野や実績をチェックしましょう。

ERMコンサルティングに関するQ&A

ERMコンサルティングに関するQ&A

ERM導入にコンサルティング会社を活用する際は、あらかじめ疑問点をクリアにしておくと、目的と期待値が明確になり、無駄のない的確な支援を受けられるでしょう。

以下では、ERMコンサルティングに関するQ&Aを3つ紹介します。

ERMとは何の略ですか?

ERMとは、Enterprise Risk Management(エンタープライズ・リスクマネジメント)の略称で、全社的リスクマネジメントを指します。

企業を取り巻くリスクは複雑化しており、これまでのように法務や人事といった部門単位の管轄や対応が難しくなってきました。また、部門ごとのリスクマネジメント対応では見落としや対応の遅れによって、全社的な重大リスクに発展する危険性もあります。

リスクマネジメントを全社的(Enterprise)に取り組むことで経営判断の質が向上し、損失を防ぎながら持続的成長が可能になるメリットがあります。

ERMとERPの違いは何ですか?

ERMは、これまで部門や業務別に管理してきたリスクを集約し、会社全体で統合管理するための考え方やマネジメント手法を指します。

一方、ERP(Enterprise Resource Planning:エンタープライズ・リソースプランニング)は、業務アプリケーションの統合管理を目的とした製品や取り組みです。

ERMはリスク管理の面で、ERPは業務データの管理上で、役割が大きく異なります。ERMは全社的なリスクの把握や管理を通じて経営判断を支え、ERPは基幹業務を統合管理し、業務効率と情報の可視化を高める役割を担います。ERP導入でERMにかかる労力を効率化できる点もあり、企業運営上必要不可欠な仕組みです。

ERMとリスクマネジメントの違いは何ですか?

ERMとリスクマネジメントにおける最大の違いは、リスクを全社で統合的にとらえるかにあるでしょう。ERMは「戦略」「財務」「業務」「コンプライアンス」といった、あらゆるリスクを全社横断で捉え、経営戦略と一体で管理します。

一方で従来のリスクマネジメントは、事故や法令違反など、特定のリスクや部門に絞ったアプローチを行います。このため、リスクの全体像や各部門に与える影響を見落としがちです。

企業運営上のリスクを統合的に把握できるERMなら、全社的な視点でリスクの優先順位付けができ、経営判断の質向上とリスク対応の効率化が図れます。

ERMコンサルティング会社のまとめ

ERMコンサルティング会社のまとめ

今回はERMコンサル導入を検討中の経営層やCFO、リスク管理担当者、内部監査責任者に向けて、おすすめのコンサルティング会社をメインに紹介しました。

ERMコンサルティング会社を選ぶ際は費用面はもちろん、自社との相性を見極めると成果に直結しやすくなります。紹介した選び方のコツやメリット・デメリットを踏まえて検討してください。

本記事で、自社の課題に見合ったコンサルティング会社が見つかったら、まずは問い合わせてみましょう。

商号フリーコンサル株式会社(Freeconsul Inc.)
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