ISOコンサルおすすめ5社!選び方や費用相場も解説【2025年12月最新】

本サイトはアフィリエイトプログラムを利用した広告を含みます。
ISOコンサルおすすめ

ISO認証を取得したいと考えていても、「どのISOコンサル会社を選べばいいのかわからない」「費用相場が不透明で不安」「営業トークばかりで本当に自社に合う会社が見極められない」と悩んでいる経営者の方は少なくありません。

ISOコンサルは会社によってサポート内容や価格、実績に大きな差があり、選び方を間違えると余計な工数やコストが発生してしまうリスクもあります。本記事では、ISOコンサルを検討している企業向けに、おすすめのISOコンサル会社5社を厳選して紹介します。

その他、失敗しない選び方のポイントや費用相場についてもわかりやすく解説しているので、コンサル選びの参考にしてください。

目次

ISOコンサルとは?

ISOコンサルとは?

ISOコンサルとは、企業がISO認証をスムーズに取得・運用できるよう、専門的な知識とノウハウをもとに支援する専門家のことです。ISO認証は単なる書類作成ではなく、業務プロセス全体の見直しや社内ルールの整備が求められるため、自社だけで対応しようとすると大きな負担になりがちです。

特に中小企業の場合、専任担当を置けないケースも多く、何から手をつければいいのかわからないまま時間だけが過ぎてしまうこともあります。ISOコンサルを活用すれば、業種・規模・運用体制に合った導入方法を提案してもらえるため、無理なく確実にISO取得を目指せます。

ISOコンサルを利用する目的

ISOコンサルを利用する最大の目的は、ISO認証取得までのプロセスを効率化し、失敗や手戻りを防ぐことにあります。ISO認証は単なる形式的な手続きではなく、業務フローの整理、マニュアル作成、内部監査の実施など、多くの実務が伴います。

これらを自己流で進めると、審査に通らない、修正が何度も発生するなど、無駄なコストと時間がかかるケースが少なくありません。ISOコンサルは、企業の現状をヒアリングしたうえで、最適な導入計画を設計し、具体的な書類作成から運用支援まで一貫してサポートします。

初めてISOに取り組む企業にとっては、専門家がガイド役になることで、理解度が深まり社内負担も軽減されます。

そもそもISOとは

ISOとは、国際標準化機構が定める国際規格のことで、製品やサービス、業務プロセスの品質や安全性を一定水準に保つための基準です。企業向けに広く導入されているのが、ISO9001(品質)ISO14001(環境)ISO27001(情報)などのマネジメント・システム規格です。

業務を属人化させず、組織全体で安定した品質や成果を出すための管理の仕組みになります。業務手順を明確にし、責任の所在をはっきりさせることで、人が変わっても一定の業務品質を保てる体制を構築します。

ISOは単なる認証制度ではなく、企業経営そのものを改善するためのフレームワークとも言える存在です。適切に導入すれば、業務効率の向上やミス削減など、日常業務にも良い影響をもたらします。

ISO認証取得のメリット

ISO認証を取得する最大のメリットは、社外からの信頼性が大きく向上することです。ISOを取得している企業は、一定の管理体制を整えていると客観的に評価されるため、取引先や顧客からの信用獲得につながります。

特に官公庁案件や大企業との取引では、ISO取得が条件になるケースもあり、ビジネスチャンスを広げる効果が期待できます。また、社内においても業務プロセスが可視化され、属人化の防止、品質の平準化、業務効率の改善といった効果が得られるのもメリットです。

ルールが明確になることで、社員間の認識のズレが減り、トラブルやミスの予防にもつながります。さらに、内部監査や改善活動を通じて、継続的に業務を見直す文化が定着する点も重要なポイントです。

ISOコンサルの支援内容

ISOコンサルの支援内容

ISOコンサルは、単なる書類作成代行ではなく認証取得から運用定着までをトータルで支援するパートナーです。ここでは、ISOコンサルの支援内容について詳しく解説します。

ISO認証を取得する目的のヒアリング

ISOコンサルによる支援は、ヒアリングから始まります。なぜISOを取得したいのか、どの規格を目指しているのか、どの部門を対象にするのかなど、経営者の意向や事業戦略を丁寧に確認します。

例えば「大手企業と取引したい」「業務品質を安定させたい」「社内管理を強化したい」など、企業ごとに目的はさまざまです。ヒアリングでは、現在の業務フローや組織体制、文書管理の方法なども詳しく調査し、ISO導入によってどの部分を改善すべきかを明確にします。

その情報をもとに、無理のないスケジュールと実行可能な内容でISO取得プロジェクトを立案します。目標と現実のギャップを整理し、現場に過度な負担をかけない計画づくりが、コンサルの重要な役割です。

ISO認証取得に必要な手続きの支援

ISO認証の取得には、申請書類の準備、審査機関への申込み、内部監査の実施、審査対応など、数多くの手続きが発生します。これらを一から調べて対応するのは、通常業務と並行して行うには大きな負担になるでしょう。

ISOコンサルでは、取得に必要な一連の流れを整理し、企業が迷わず進めるよう支援します。会社によっては、審査機関の選定や申請手続きの代行、審査日の調整、必要書類の作成支援まで対応しているところも少なくありません。

担当者の負担を軽減しながら、抜け漏れのない取得手続きを進められるため、初めてISOに取り組む企業でも安心して導入できます。スケジュール管理や審査対応の助言を受けられる点も、コンサルならではの強みです。

マネジメントシステムの構築・導入支援

ISO取得で最も重要なのが、マネジメントシステムの構築です。これは単なる書類作成ではなく、業務を標準化し、継続的に改善できる体制をつくる作業になります。

ISOコンサルは、企業の業務内容を理解したうえで、現場に定着しやすい仕組みを設計します。業務手順書やマニュアルの作成、記録様式の整備、責任体制の明確化など、具体的な形に落とし込む支援を行うのが一般的です。

コンサル会社によっては、文書作成の代行やテンプレート提供など、実務を大きくサポートするサービスを提供している場合もあります。現場で形骸化しないマネジメントシステムを構築することで、ISOを経営改善の実務ツールとして活用できるようになります。

ISO認証取得後の継続的な改善支援

ISOは取得して終わりではなく、運用を継続し、改善し続けることで本来の価値を発揮します。そのため、認証取得後もフォローを行う伴走型支援を提供しているISOコンサル会社は多く存在します。

運用開始後は、内部監査の進め方に迷ったり、指摘事項への対応方法がわからなかったりする場面が出てくることが多いです。コンサルが定期的にアドバイスを行うことで、運用が形骸化せず、スムーズに改善活動を継続できます。

更新審査や維持審査前のチェック、改善提案のサポートなど、継続支援によって使えるISOを維持できるのが大きなメリットです。結果的に、業務効率化や品質向上といった経営効果につなげやすくなります。

ISOコンサルのおすすめ5社を比較

ISOコンサルのおすすめ5社を比較

数あるISOコンサル会社の中から、自社に合ったパートナーを選ぶことは簡単ではありません。ここでは、実績・支援範囲・専門性の観点から、信頼できるISOコンサル会社5社を厳選して紹介します。

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト

株式会社日立ソリューションズ・クリエイトの特徴
  • 経営者のビジョンと現場の目標を考慮したコンサルティングを実施
  • 認証取得のために活用できるサービスやソリューションの導入も支援
  • お客さまの視点・立場を大切にし、共に歩むコンサルティングを実施

株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは、日立グループの一員としてIT・業務改善・品質管理を融合したISOコンサルティングを提供している企業です。特徴は、単なる認証取得支援ではなく、事業戦略や業務プロセス全体を見据えた実践的なマネジメントシステム構築ができる点にあります。

経営者のビジョンと現場の目標を加味したコンサルティングを実現してくれます。また、コンサルティングだけにとどまらず、サービスやソリューションなどのワンストップサービスを提供しているのも特徴です。

現場の改善課題抽出に向けたアセスメントサービスを実施し、地に足を着けた実効プランの作成及び、実行・定着まで責任を持ってサポートしてくれます。これまで数多くの業種・業態への支援実績があり、これまで培ってきたノウハウで認証取得を支援してくれます。

株式会社日立ソリューションズ・クリエイトの基本情報
会社名株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
設立1976年4月
本社所在地東京都品川区東品川四丁目12番6号(品川シーサイドキャナルタワー)
公式サイトhttps://www.hitachi-solutions-create.co.jp/

ISOコム株式会社

ISOコム株式会社の特徴
  • 各規格に精通したベテランのコンサルタントが対応
  • WEB会議による遠隔コンサルも対応
  • ISO9001、ISO14001等を中心に長年に渡るコンサル実績がある

ISOコム株式会社は、ISO9001ISO14001をはじめとした各種規格の認証取得コンサルをサービスとしているISOコンサル会社です。最初に具体的なヒアリングを行い、各企業の実情に沿ったISOを構築支援することに強みを持ちます。

また、ISOをすでに取得している企業に向けたマニュアル文章のスリム化サービスも好評です。現在提供しているISOコンサルティングは、以下のとおりです。

  • ISO9001認証取得コンサルティング
  • ISO14001認証取得コンサルティング
  • ISO45001認証取得コンサルティング
  • ISO22000認証取得コンサルティング
  • FSSC22000認証取得コンサルティング
  • JFS-A/B規格取得コンサルティング
  • HACCP規格取得コンサルティング
  • ISO27001認証取得コンサルティング

WEB会議による遠隔コンサルにも対応しているため、遠方の企業も気軽に相談できます。

ISOコム株式会社の基本情報
会社名ISOコム株式会社
設立2000年5月
本社所在地東京都中央区銀座7丁目13番6号サガミビル2階
公式サイトhttps://isocom.co.jp/

ニュートン・コンサルティング株式会社

ニュートン・コンサルティング株式会社の特徴
  • リスクマネジメントを専門とする会社
  • 2006年以来、国内外を問わずコンサルティングサービスを提供
  • 民間企業をはじめ官公庁や地方公共団体、国立大学法人に至るまで幅広い実績

ニュートン・コンサルティング株式会社は、リスクマネジメントを専門とするコンサルティング会社です。ISOだけでなく、BCP・リスクマネジメント・内部統制など、企業の経営体制全般を支援しています。

各種ISO認証はさまざまな分野の管理目的に対応しています。ISO9001やISO27001、ISO21434をはじめ複数のマネジメントシステムを統合運用したい企業に対する支援実績が豊富で、統合型マネジメントシステムを構築したい企業には特に適しているコンサルティング会社だと言えるでしょう。

また、リスク分析・業務改善・監査設計まで幅広く対応できるため、上場企業や成長フェーズにある企業からの支持も高い企業です。ISO取得をきっかけに、組織全体のマネジメントを見直したい企業や、内部統制・BCPとの連携を重視したい企業にとって、非常に心強いパートナーとなるでしょう。

ニュートン・コンサルティング株式会社の基本情報
会社名ニュートン・コンサルティング株式会社
設立2006年11月
本社所在地東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビルディング5F
公式サイトhttps://www.newton-consulting.co.jp/

株式会社テクノソフト

株式会社テクノソフトの特徴
  • 3,000件以上のISO取得支援実績※1
  • 17以上のISO規格に対応
  • 47都道府県全国対応

株式会社テクノソフトは、ISO取得支援実績3,000件以上の実績※1を持つコンサルティング会社です。これは、豊富な経験と専門知識を生かし、幅広い業界と業種からパートナーとして信頼されてきた証です。

17以上のISO規格に対応し、さまざまな業界の知見と研さんを積み重ね、SDGsなどのISO規格にはない取り組みのコンサルティングも行っています。

株式会社テクノソフトは東証プライム上場クラレの100%出資会社で、これまで30年以上※2にわたるISO取得サポートをしてきました。これまでの経験やノウハウを生かし、企業のニーズを理解した解決策を提案してくれます。

全都道府県でコンサルティング実績があり、各拠点より全国展開の企業から、地域密着型の企業まで対応しているのも強みです。

株式会社テクノソフトの基本情報
会社名株式会社テクノソフト
設立1984年3月
本社所在地大阪府大阪市北区角田町8-1 大阪梅田ツインタワーズ・ノース
公式サイトhttps://techno-soft.co.jp/
参照元

※1※2株式会社テクノソフト

株式会社エフアンドエム

株式会社エフアンドエムの特徴
  • ISO・プライバシーマーク・HACCP等の申請支援及び採択支援実績
  • サポート実績5,000社以上
  • 中小企業様から大手上場企業様まで幅広いコンサルサービスを提供

株式会社エフアンドエムは、ISOだけでなく、労務管理・財務・人事制度など、バックオフィス業務全般を支援する企業として知られています。ISO支援においてもこれまで5,000社を超えるサポート実績があり、期間・コスト・人的負荷を最小限に抑えた支援プログラムを提供している会社です。

全国230行庫以上の地方銀行・信用金庫とISOに関する業務提携を結んでおり、経験豊富な専属コンサルチームが在籍し、これまで培ってきたノウハウで最適なサポートを実現します。単なる認証マーク取得支援にとどまらず、「経営に生かすISO」となるべく企業経営に寄り添ったコンサル対応を心がけている信頼できる会社です。

業務効率化・書類管理・社内ルール整備などを同時に見直せるため、「ISO導入をきっかけに、組織体制そのものを改善したい」と考える企業に向いています。

株式会社エフアンドエムの基本情報
会社名株式会社エフアンドエム
設立1990年
本社所在地東京都中央区京橋1-2-5京橋TDビル6F
公式サイトhttps://www.fmltd.co.jp/
参照元

株式会社エフアンドエム

ISOコンサルの選び方

ISOコンサルの選び方

ISOコンサル会社はどこでも同じではありません。業種理解の深さ、支援体制、費用感によって、ISO取得の難易度や社内負担、導入後の成果は大きく変わります。

ここでは、ISOコンサル選定で失敗しないために押さえておきたい重要なポイントを、経営者目線でわかりやすく解説します。

自社の業種に精通しているか

ISOコンサル選びで最初に確認すべきなのが、自社の業種に対する理解度です。製造業・IT・建設業・飲食業など、業種ごとに業務フローやリスク、必要な管理項目は大きく異なります。

にもかかわらず、業界知識に乏しいコンサル会社に依頼してしまうと、現実とかけ離れたルールや書類作成を行うことになり、現場の負担が増大してしまうでしょう。経験豊富なISOコンサルであれば、業界特有の慣習や課題を理解したうえで、実務に即したマネジメントシステムを構築してくれます。

過去の支援実績や、同業種での導入事例を確認することで、その会社が本当に自社に合うかを判断しやすくなります。業種に精通したコンサルを選ぶことは、スムーズな取得と定着の近道と言えるでしょう。

取得後の運用・経営改善を見据えて支援してくれるか

ISO取得はゴールではなく、スタートです。認証取得後も継続的な運用・改善が行われなければ、形だけのISOになってしまいます。

そのため、取得支援だけでなく、運用フェーズまで伴走してくれるコンサル会社を選ぶことが重要です。伴走型のコンサルであれば、内部監査の支援、是正対応、更新審査の準備など、長期的な視点でサポートしてもらえます。

これにより、担当者の負担を軽減できるだけでなく、社内にノウハウが蓄積され、最終的には自社だけで運用できる体制づくりにもつながります。表面的な取得ではなく、経営改善につながるISO活用を目指すなら、導入後の支援体制まで確認したうえで選定しましょう。

対応が丁寧でわかりやすいか

ISOは専門用語が多く、初めて取り組む企業にとって理解しにくいものです。そのため、説明がわかりやすく、質問にも丁寧に対応してくれるコンサル会社を選ぶことは非常に重要です。

判断の目安となるのが、最初の相談時の対応にあります。専門用語ばかりで説明していないか、こちらの質問に曖昧な返答をしていないか、課題に対して具体的な提案があるかなどを確認しましょう。

また、レスポンスの速さや対応姿勢から、その会社の支援スタイルも見えてきます。安心して相談できるかどうかは、長期的な付き合いになるISOコンサル選びにおいて、見落とせない重要なポイントです。

費用対効果が優れているか

ISOコンサルは、単に安い会社を選べばよいわけではありません。重要なのは、支払う費用に対してどの程度の価値が得られるかという費用対効果です。

極端に安い場合、サポート範囲が狭かったり、書類ひな形を渡すだけといったケースも存在します。また、ISO取得にはコンサル費用とは別に、審査費用・登録料・維持費などもかかります。

これらを含めたトータルコストを把握したうえで、予算を組むことが重要です。コンサル費用が多少高くても、社内工数を削減できたり、運用定着まで支援してもらえるなら、結果的にコストパフォーマンスは高くなる可能性があります。

価格だけで判断せず、支援内容と成果を踏まえて総合的に評価しましょう。

ISOコンサルの費用相場

ISOコンサルの費用相場

ISOコンサルの費用は、一般的には定額型と月額型の2パターンに分かれます。おおまかな費用相場は以下のとおりです。

  • 定額型:総額50万円〜150万円程度
  • 月額型:月額数万円〜10数万円程度

定額型は、認証取得後の運用支援は別途オプション扱いとなるケースが多く、更新審査や内部監査サポートは追加費用が発生することがあります。月額型は、毎月の支払額は抑えられますが、支援期間が長くなるほど総額は増えやすい傾向です。

費用を左右する主な要素としては、以下が挙げられます。

  • 顧客側の企業規模
  • 依頼するサポートの範囲
  • マネジメントシステム規格の数や種類

また、ISOコム株式会社のコンサルティング費用を見てみると、ISO取得に必要なすべてを支援する新規ISO取得+運用・更新サポートプランだと新規取得費用65,000円×12回、維持費用25,000円×12回となっています

参照元

ISOコム株式会社「ISOコンサルタント費用」

ISO認証取得までに必要な費用は?

ISO認証の取得費用として、コンサル費用とは別に、審査機関へ支払う認証関連費用が発生します。これらは大きく審査準備にかかる費用と審査そのものにかかる費用の2つに分けられます。

まず、審査準備にかかる主な費用項目は以下のとおりです。

  • マニュアル・記録類の作成支援費用
  • 社内教育・研修費用
  • 内部監査の実施支援費用
  • 是正対応にかかる資料作成費用

次に、審査にかかる費用は主に以下のとおりです。

  • 初回審査費用
  • 認証登録料
  • 毎年の維持審査費用
  • 3年ごとの更新審査費用

初回審査費用の相場は、一般的に20万円〜50万円程度が目安です。登録料は数万円程度、維持審査は毎年10万円前後、更新審査は初回と同程度かやや低い水準になることが一般的です。

ISOコンサルの導入事例

ISOコンサルの導入事例

ISOコンサルの導入によって、業務改善やリスク対策、対外的な信用向上を実現している企業は数多く存在します。ここでは、実際にISOコンサルを活用して成果を上げた企業の事例を紹介し、導入イメージを具体的に解説します。

事例①病院運営の認証登録範囲としてISO22301認証を取得

支援先企業ひたちなか総合病院
支援内容ISO22301認証取得支援サービス
導入コンサル株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
参照元:株式会社日立ソリューションズ・クリエイト「導入事例」

本事例は、医療機関における事業継続体制の強化を目的に、ISO22301サービスを導入した事例です。災害やシステム障害が発生した際でも、患者対応や医療サービスを止めない体制づくりが大きな課題となっていました。

ISOコンサルの支援により、医療業務の中核となる業務の洗い出しや緊急時の対応フローを可視化し、BCPを体系的に整備できたようです。災害時の想定対応力が大幅に向上し、病院全体として止まらない医療体制を確立することにつながっています。

事例②需要に合わせたISO取得で対外的信用を向上

支援先企業株式会社ヒロプラス
支援内容ISO取得
導入コンサルNSSホールディングス株式会社
参照元:NSSホールディングス株式会社「お客様の声」

こちらの事例では、企業成長のフェーズに合わせてISO認証を戦略的に取得し、取引先や顧客からの信頼向上を実現しています。事業拡大にともない、企業としての管理体制や業務品質を客観的に証明する仕組みが必要となり、ISO認証の導入を検討したようです。

ISOコンサルの支援により、自社に必要な規格を選定し、現場業務に即した形でマネジメントシステムを構築しました。形式的な認証取得ではなく、業務改善を前提とした導入を進めたことで、社内の業務標準化が進み、作業ミスや属人化の減少にもつながっています。

事例③情報セキュリティ強化に向けたISO27001取得に即応

支援先企業
支援内容ISO27001認証取得支援サービス
導入コンサル株式会社GRAND PLANNING
参照元:株式会社GRAND PLANNING「お客様事例」

IT企業である会社は、重要な入札案件の条件としてISO27001の取得が求められていました。しかし、社内に専門知識を持つ人材が少なく、担当者1名で対応せざるを得ない状況にあり、取得準備が思うように進んでいなかったようです。

ISOコンサルの支援により、現状調査から文書整備、審査対応まで一貫したサポートを受けた結果、業務に過度な負担をかけることなく、効率的に認証取得を進行しました。短期間でISO27001の認証取得に成功し、情報管理体制も大幅に強化した事例です。

ISOコンサルの利用メリット

ISOコンサルの利用メリット

ISOコンサルを活用することで、認証取得までのプロセスが効率化されるだけでなく、社内の負担軽減や経営改善まで期待できます。ISO対応を自社だけで進める場合と比べ、手続きの正確性やスピード、取得後の運用レベルに大きな差が出るのが特徴です。

ここでは、ISOコンサルを利用することで得られる具体的なメリットを解説します。

ISO認証手続きをスムーズに進められる

ISO認証取得には、文書作成、業務フロー整理、内部監査対応など、多くの作業が発生します。これらを初めて行う場合、何から手をつけるべきかわからず、想定以上に時間がかかってしまうケースも少なくありません。

ISOコンサルを利用すれば、豊富な支援実績にもとづいたノウハウを活用できるため、取得までの流れを体系的かつ効率的に進められます。スケジュール管理やタスク整理もコンサル側がリードしてくれるため、担当者は迷うことなく動けます。

結果として、無駄な再作業や手戻りを防ぎ、最短ルートで認証取得を目指せるのが大きな魅力です。

不適合リスク回避により認証取得の可能性が高まる

ISO審査では、運用不備や記録不足などによって不適合と判定されるケースがあります。こうした不適合が多い場合、認証取得が長期化したり、再審査が必要になることもあるため、企業にとって大きな負担になることもあるのです。

ISOコンサルは、審査で指摘されやすいポイントを把握しており、事前にリスクを洗い出しながら改善案を提示してくれます。そのため、初回審査での不適合発生リスクを抑えやすく、スムーズな認証取得が期待できます。

第三者の視点でチェックしてもらえることは、審査対策の一環としても非常に有効です。

社内人材を本来の業務に集中させられる

ISO取得を自社のみで進める場合、担当者は通常業務と並行してISO対応を担当することになります。その結果、業務負担が増え、残業や対応遅延などが発生することも少なくありません。

ISOコンサルを導入すれば、書類作成や運用設計の一部を任せられるため、社内リソースを最小限に抑えながら取得作業を進められます。さらに、コンサルが指針を示してくれることで、無駄な作業が減り、効率的な動きが可能です。

結果として、社員は本来の業務や売上創出活動に集中でき、企業全体の生産性向上にもつながります。

ISO認証取得を経営改善につなげられる

ISOは単なる資格ではなく、業務の標準化や業務フローの見直しを行う絶好の機会でもあります。ISOコンサルは、単に取得するための支援にとどまらず、業務効率化や品質改善など、経営課題の解決につながる提案を行う点が強みです。

例えば、ムダな業務の洗い出し、責任範囲の明確化、業務手順書の整備などを通じて、社内体制の強化が図れます。ISOを導入することで組織の管理レベルが向上し、顧客からの信頼獲得や取引拡大につながる可能性も高まります。

経営改善を目的にISOコンサルを活用する価値は非常に大きいと言えるでしょう。

ISOコンサルの利用デメリット

ISO コンサルの利用デメリット

ISOコンサルには多くのメリットがある一方で、導入前に理解しておくべき注意点も存在します。ここでは、ISOコンサルを利用する際の代表的なデメリットを解説します。

依頼費用が必要となる

ISOコンサルを利用する最大のデメリットの一つが、外部委託費用がかかる点です。支援内容や取得する規格の種類、会社規模によって異なりますが、数十万円から百万円単位の費用が発生するケースも少なくありません。

そのため、予算が限られている中小企業にとっては大きな負担に感じられることもあります。また、コンサル費用とは別に、審査登録機関へ支払う審査費用や維持費用なども必要になるため、トータルコストを正確に把握しないまま契約すると「想定以上にコストがかかった」という事態になりがちです。

費用面の不安を抑えるためには、初期費用だけでなく認証取得後にかかる運用コストまで含めて見積もりを確認し、費用対効果を見極めたうえで依頼することが重要になります。

実力の乏しいコンサルでは成果を得にくい

ISOコンサルといっても、すべての会社が同じレベルの支援を提供できるわけではありません。経験が浅かったり、表面的な対応しかできないコンサル会社に依頼してしまうと、形式的な書類作成だけで終わってしまい、実務に生かせないISO体制になってしまう可能性があります。

このような場合、審査は通過できても、実際の業務改善につながらなかったり、更新審査のたびにトラブルが発生したりと、長期的に見ると大きなマイナスになります。コンサルを選ぶ際には、過去の実績や対応業種、担当者の経験年数、取得後の支援体制などを丁寧に確認することが大切です。

安さだけで選ぶのではなく、信頼性と支援品質を重視した選定が成果を左右します。

任せきりになると主体性が弱まる

ISOコンサルを活用する際に注意したいのが、すべてを任せきりにしてしまうことです。書類作成や運用設計をコンサル任せにしてしまうと、社内にノウハウが蓄積されず、認証取得後の運用がうまく回らなくなる恐れがあります。

特に、内部監査やマネジメントレビューなど、継続的な運用が必要な業務では自社に知識がないと毎回コンサルに依存する状態になり、結果的にランニングコストが増えてしまうケースもあります。ISOは取得して終わりではなく、運用と改善を繰り返すことが本来の目的です。

そのため、コンサルの支援を受けながらも、社内の担当者が主体的に関与し、理解を深めていく姿勢が欠かせません。

ISOコンサルに関するQ&A

ISOコンサルに関するQ&A

ISOコンサルを検討していると「資格は必要?」「どのくらいの期間がかかる?」など、さまざまな疑問が出てくるものです。ここでは、ISOコンサルに関してよくある質問をQ&A形式でわかりやすく解説します。

ISOコンサルタントになるには資格が必要?

ISOコンサルタントになるために、法律上必須となる国家資格や公的資格はありません。誰でも名乗れる職種であるため、コンサル会社によってスキルや専門性に大きな差があるのが現状です。

そのため、資格の有無だけでコンサルの良し悪しを判断することはできませんが、ひとつの客観的な指標としてISO審査員資格を確認することは有効です。ISO審査員とは、第三者認証機関で審査を行う専門家で、規格の要求事項や審査視点について深い知識と実務経験を有している人を指します。

必須条件ではありませんが、豊富な実績とあわせて、資格の有無もコンサル選定の目安として確認するとよいでしょう。

ISO認証取得までの流れ・期間は?

ISO認証取得の流れは、大きく分けて、目的設定、現状分析、仕組みづくり、社内運用、内部監査・マネジメントレビュー、認証審査の順番です。まず、自社がなぜISOを取得するのかを明確にし、現状とのギャップを把握します。

次に、ISOの要求事項に沿ったマネジメントシステムを構築し、マニュアルや規定類を整備します。その後、一定期間運用を行い、内部監査や経営層によるレビューを経て、本審査に臨むという流れです。

取得までにかかる期間は、一般的に3か月から6か月程度が目安とされています。小規模でシンプルな体制の企業であれば3か月程度で取得できる場合もありますが、業務が複雑な企業や複数拠点を持つ場合は6か月以上かかることも珍しくありません。

おすすめのISOコンサルまとめ

おすすめのISOコンサルまとめ

ISO認証は単なる取得がゴールではなく、業務の仕組みづくりや組織体制の強化につなげてこそ本当の価値を発揮します。そのためには、自社の業種や課題に合ったISOコンサルを選ぶことが重要です。

実績や支援内容、費用体系を比較し、認証取得後の運用まで見据えて支援してくれるパートナーを選ぶことで、担当者の負担を大きく減らせます。今回紹介したISOコンサル各社は、いずれも実績と専門性を兼ね備えた企業ばかりです。

自社の目的に合った会社に早めに相談し、無理のない形でISO認証取得を進めていきましょう。問い合わせや初回相談を活用することが、失敗しない第一歩になります。

商号フリーコンサル株式会社(Freeconsul Inc.)
URLhttps://freeconsul.co.jp/
本社所在地〒108-0014
東京都港区芝5丁目34番2号
有料職業紹介許可番号13-ユ-316208
特定募集情報等提供事業者受理番号51-募-001302
法人番号3010401144747
適格請求書事業者登録番号T3010401144747
フリーコンサル株式会社の会社概要

フリーコンサル株式会社が運営する「コンサルGO」は官公庁や公的機関など信頼できる情報をもとに転職/キャリア/企業情報を執筆・エビデンスチェックをしております。


運営者
フリーコンサル株式会社

当メディア「コンサルGO」は有料職業紹介(許可番号:13-ユ-316208)の厚生労働大臣許可を受けているフリーコンサル株式会社が運営しています。掲載情報はコンテンツポリシーに則り官公庁や公的機関などの信頼できる情報をもとに執筆・エビデンスチェックを実施。情報に誤りがあった場合はお問い合わせフォームよりお知らせください。

目次