現代社会において、ネットワークは第四の社会インフラとなっており、ネットワーク環境を構築、設定、整備などをおこなうネットワークエンジニアは重要な役割をもっています。
IT人材の不足から将来性が高いと見込まれるネットワークエンジニアですが「興味はあっても未経験で転職できるのかわからない」という人もいるでしょう。
また、まずは「ネットワークエンジニアという仕事がどんなものかを知りたい」という人も多いのではないでしょうか。
この記事ではさまざまな角度からネットワークエンジニアについて紹介します。
仕事内容から未経験から転職するにはどうすればよいかを年代別にまとめているほか、必要とされるスキルや資格も解説しています。
記事を読み終わる頃には、ネットワークエンジニアが身近に感じられるはずです。ぜひ参考にしてください。
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ネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアは簡単に言えば、インターネットを快適に使えるようにネットワーク環境をつくり、整備する仕事です。
具体的には、ネットワーク環境を整えるための設計、整備、設計変更や、保守監視、トラブル応対など幅広い対応が必要です。
また、ルーターやスイッチなどのハードウェアにも関わります。
現代社会にはネットワークの構築や運用は必要不可欠です。
少しの問題でも大規模なトラブルに発展する可能性があるため、迅速な復旧対応も非常に重要な仕事になります。
未経験からネットワークエンジニアなる事は可能?
ネットワークエンジニアをはじめとするエンジニア職は、ITが企業や社会と切り離せない現代でなくてはならない仕事です。
しかし、急速に進歩するIT技術に対しIT人材が不足する状態が続いており、少子高齢化の現状もあり、今後もIT人材不足は深刻化する事が予想されます。
このため、未経験者でもネットワークエンジニアとして採用される可能性は十分高いといえます。
20代未経験からネットワークエンジニアになるには
20代でネットワークエンジニアになるのはそこまで難しくはありません。
入社してから頑張るという熱意だけで内定が取れる場合もあり、若手であれば未経験でも可能という企業も増えてきています。
資格や経験がなくても問題ないでしょう。
30代未経験からネットワークエンジニアになるには
30代になると、まったくの未経験からの転職は20代より難しくなるといえます。
しかしチャンスは十分にあります。実際、30代で他業種から転職する人も多くいます。
ただし、ネットワークエンジニア自体は未経験でも、PCの基本操作は習得している事が大前提となります。
特に多様する事が多いExcelの扱い方については十分に身に着けておく必要があります。
また、ネットワークエンジニアにおける登竜門的な資格とされるCCNAを取得しておくことで、書類審査や面接でもある程度アピールできます。
30代未経験からネットワークエンジニアを目指すのであれば必ず取得しておきましょう。
40代未経験からネットワークエンジニアになるには
最後に40代未経験からでもネットワークエンジニアを目指すことはできるのでしょうか。
結論から言えば、転職のハードルがかなり高くなるのが現状です。
しかし、他業種からの未経験転職は難易度が高いですが、同じIT業界からのキャリアチェンジなら未経験でも可能な場合があります。
たとえば、サーバーエンジニアをやっている人がネットワークエンジニアに転職するケースなどで、45歳くらいまでなら内定が取れる可能性はあります。
その場合でも、使用頻度の高いExcel操作の習得やCCNAの取得は必須項目となります。
>>エンジニアに未経験でも転職できる?厳しい現実を知らないと失敗リスク大
ネットワークエンジニアになるのに必要なスキル
ネットワークエンジニアになるには以下のスキルが必須です。
IT知識
ネットワークエンジニアになるにはIT知識は必要不可欠です。
ルーターやスイッチなどのネットワーク機器、現在のネットワークで使用されているTCP/IPへの理解、LANなどの設定など、多岐にわたる理解が必要になります。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力もネットワークエンジニアには必須のスキルです。
チームで進めることの多いネットワークエンジニアの仕事は、スケジュール工程の共有やトラブル原因の報告など、コミュニケーションをとる機会は非常に多くあります。
フレキシブルな対応力と発想力
ネットワーク環境を構築したものの思ったように動かなかった、といったケースは多々あります。
予想外のトラブルに対しての対応力、問題をクリアするための柔軟な発想力もまた、求められるスキルといえます。
ネットワークエンジニアになるのに必要な資格
ネットワークエンジニアは必ず資格がないとなれない仕事ではありませんが、資格があるとないとで書類選考での合格率が大きく変わってきます。
選考に役立つ資格は以下の3つです。
基本情報技術
基本情報技術者試験は情報処理の試験のひとつで、システムを開発するための基礎知識の確認としての位置づけです。
ITエンジニアとしてキャリアスタートしたい人が、最初に受けておきたい試験といえるでしょう。
合格率は令和3年春の試験で41.6%と、まずまずの難易度です。
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験はネットワークエンジニアなどを含むインフラエンジニア向けの国家試験です。
実務に沿った内容の試験で、合格率は令和3年春の試験で12.8%とかなり高めの難易度です。
CCNA
CCNAはネットワークエンジニアの登竜門的資格です。
資格のために勉強をしていれば、必然的にTCP/IPの基本的な知識、ルーターやスイッチの操作方法などを学ぶことができます。
ネットワークエンジニアになるには、持つべき資格といえるでしょう。
CCNAは必要?未経験から取得する方法とは
前述のとおり、CCNAはネットワークエンジニアの登竜門的資格です。
実務的な能力を上げ、インフラ業界でキャリアアップしていきたいなら、なおさら必須の資格といえるでしょう。
また、年齢にもよりますが、CCNAを取得しているかどうかで転職の難易度は大きく変わります。
未経験からネットワークエンジニアになりたい方は必ず取っておきたい資格です。
未経験から取得するには、200時間以上の勉強時間を確保したいところです。
参考書や問題集、WEBサイト活用してすき間時間に学習するほか、専用の学校もあります。
「確実に次の試験で受かりたい」「時間がない」という人はCCNAスクールに通うのもよいでしょう。
ネットワークエンジニアの求人傾向
ネットワークエンジニアの求人傾向を年代別に紹介します。
まず、10代はIT未経験でも将来性を買われて採用につながるケースがあります。
20代は採用率が一番高く、ITなどの職歴があれば内定が決まりやすいといえます。
30代になると即戦力採用がベースとなるため、未経験では内定を取るのは難しくなってきます。
IT企業に勤務した経験がなく、未経験で転職するなら30代になる前での決断がおすすめです。
ネットワークエンジニアのはきつい?やめとけと言われる理由
ネットワークエンジニアは「きつい」「つらい」「やめとけ」などと言われることもあります。
理由としては、以下のようなことがあげられます。
- 迅速さを要するトラブル対応が多い
- 勤務時間が一定していない
- ルーチンワークが多い
担当業務にもよりますが、自分が設計や構築業務をしている場合は納期を遅らせるわけにはいきません。
そのため、進捗が遅れていれば、残業が必然的に多くなってしまいます。
また、保守業務であれば、突発的なトラブルで休日や真夜中でも対応するケースは珍しくありません。
しかし、ネットワークエンジニアの仕事は決まったルーチンワークも多くあります。
運用や保守業務の仕事はトラブル対応が無ければ、設計書や指示書通りのルーチンワークがメインといえるでしょう。
普段は地道に管理をして、トラブルがあればすぐに駆けつけ立場によっては納期も厳守しなければならないなど、つらいと感じる人にはつらい仕事かもしれません。
>>ネットワークエンジニアはやめとけ!きつい、オワコンと言われる理由とその実態とは
ネットワークエンジニアになるのにおすすめ転職エージェント
ここでは、ネットワークエンジニアの転職に強いエージェントを3社紹介します。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT、Webに特化した大手の転職エージェントです。
レバテックキャリアでは年間3000回以上の企業訪問を実施することで、企業との強固なパイプと独自の情報を持っています。
また、はじめての転職活動におけるサポートにおいても、転職にかけられる時間や面接回数、カウンセリングなど、ライフスタイルに合わせたサポートが可能です。
また、どの企業を選べばよいかわからないといった場合も、キャリアビジョンに沿った企業選びを提案しています。
さらに、専門アドバイザーの添削や現役エキスパートエンジニアのGithub、ポートフォリオのフィードバックも実施しており、総合力のあるエージェントといえるでしょう。
>>【美女に聞く】レバテックキャリアの評判とエンジニア未経験転職の実際
Geekly
GeeklyはIT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントです。
マンツーマンサポートに定評があり高度なマッチング精度を誇り、進捗が一元管理できるマイページや、企業特性に合わせた書類作成代行サービスなど、充実サポートが魅力です。
これらのサービスにより、リクナビNEXTによるGOOD AGENT RANKING~2021年度下半期で総合部門を含む3冠も受賞しています。
Geekly独自の非公開求人も21,000件以上保有しており、業界歴は10年以上、サポート実績は累計9,300件以上など、実績は十分です。
IT求人ナビ(未経験)
エンジニア「超」第一主義を掲げるIT求人ナビ(未経験)は、IT業界に特化した人材サポートを15年おこなっている転職エージェントです。
IT業界が未経験の人の転職でも多角的なアドバイスを実施しており、業界に詳しいアドバイザーが正確な助言をしてくれるため、より効率的に転職活動が進むでしょう。
また、運営期間が長いことで企業間の信頼も厚く、求人の90%が非公開案件であり、優良案件を多数紹介してくれます。
未経験の人でも歓迎してくれる案件を紹介してもらうこともできるため、未経験での転職の際に大きなメリットとなるでしょう。
ネットワークエンジニアに関する疑問Q&A
ここではネットワークエンジニアについての疑問にお答えします。
ネットワークエンジニアの年収相場は?
200万~500万円程が相場と言われています。
ただし、企業や経歴などによって異なるほか、成果報酬をとり入れている企業も多くあるため、ひとつの参考とみてください。
ちなみに、マイナビエージェントにおけるネットワークエンジニアの平均年収は455万円(2022年9月23日現在)、dodaにおけるネットワークエンジニアの平均年収は448.3万円(2022年9月23日現在)となっています。
ネットワークエンジニアの将来性は高い?
高いといえます。
ネットワークは第四の社会インフラとなっており、その整備を行うネットワークエンジニアはなくてはならない仕事です。
企業側の求める水準が年々上がっていることはありながらも、今後さらに需要が見込まれ、将来性がますます高くなるでしょう。
ネットワークエンジニアとインフラエンジニア違いは?
仕事における担当範囲が違います。
ネットワークエンジニアは、コンピューターや電子機器をルーターなどで接続し、快適なネットワーク環境の設計や構築、運用、保守などを実施します。
一方、インフラエンジニアはネットワークだけでなく、サーバーやセキュリティなどもその範囲です。
インフラエンジニアの種類のひとつにネットワークエンジニアがあるといえるでしょう。
未経験からでもネットワークエンジニアを目指すことは可能
いかがでしょうか。ネットワークエンジニアになるには未経験からでも可能です。
しかし、そのために持つべき資格の取得やスキルの習得といった準備も必要です。
また「未経験だけど、ネットワークエンジニアになりたい」という人は、一人で転職活動するよりも、まずはITに強い転職エージェントを活用することが近道です。
IT業界やエンジニアに深く精通した専門アドバイザーが、経験やスキルをもとにした的確なキャリアプランを組んでくれるでしょう。
自分にあった転職エージェントを活用しネットワークエンジニアへの一歩を踏み出しましょう。
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