横浜のおすすめ税理士・会計事務所5選！【2024年11月最新】

横浜は江戸時代の開港以来、日本の玄関口という役割を担ってきました。そんな国際都市・横浜の経済を支える柱として、中小企業の存在はなくてはならないものです。

多種多様なサービス産業やIT企業が台頭するみなとみらい、関内・馬車道エリアをはじめ、物流・製造業が盛んな鶴見区などは、中小企業の重要なビジネス拠点として経済活性化に大きく貢献しています。

現在、横浜で活躍中の企業の中には、優秀な税理士の力を借りてさらなる成長を図りたいと思われる方は多いのではないでしょうか。

本記事では、横浜で高い専門性とスキルを誇るおすすめの税理士・会計事務所を5選紹介します。

探し方・選び方のコツや注意点、気になる費用相場なども網羅しているため、ぜひ参考にして理想の依頼先をみつけてください。

横浜のおすすめ税理士・会計事務所【厳選5社】

企業における5年先、10年先の健全な経営を見据えたうえで、税務に関するプロフェッショナルといえる税理士の存在は必要不可欠です。

ただし、日本を代表する大都市横浜には数多くの税理士・会計事務所があります。非常に多く存在する税理士・会計事務所の中から、自社のニーズにぴったり合った依頼先をスピーディにみつけるのはハードルが高いといえるでしょう。

以下では、横浜の会社経営者の方におすすめできる税理士・会計事務所を、強みなどのポイントを踏まえながら5選紹介します。

税理士・会計事務所	特徴
ベンチャーサポート税理士法人	ベンチャー企業のサポートに強み
TEAMyoko-so	税理士法人横浜総合事務所のグループ会社による税理士ファーム
響き税理士法人	30人以上の税理士が在籍しチームで対応
横浜みなとみらい税理士法人	融資に強みがあり社労士・司法書士など各士業との幅広いネットワークを誇る
税理士法人 横浜パートナーズ	今年で創業52年の歴史を誇り医療機関への実績もあり

ベンチャーサポート税理士法人

ベンチャーサポート税理士法人は、2003年に横浜市西区で、ベンチャー企業に特化した税理士事務所として開業しました。　現在「横浜STビルオフィス」と「コンカード横浜オフィス」の2拠点を展開しています。

また、日本政策金融公庫やメガバンクといった金融機関との連携により、融資に強い特徴をもつ税理士法人です。

顧問料以上の節税を目指すというモットーによる徹底的な節税対策と、国内最多クラスであるおよそ30,000社の実績に基づいた経営分析ができる点は大きな魅力といえます。

ベンチャーサポート税理士法人の基本情報
会社名	ベンチャーサポート税理士法人
設立	2003年
本社所在地	横浜STビルオフィス：神奈川県横浜市西区北幸一丁目11番15号 横浜STビル1階 コンカード横浜オフィス：神奈川県横浜市神奈川区金港町3-1 コンカード横浜3F
料金	月額顧問料：2万円～、記帳代行料：0円～、決算申告料：15万円～
公式サイト	https://vs-group.jp/tax/yokohama/

TEAMyoko-so

TEAMyoko-soは、1989年、税理士法人横浜総合事務所を母体に横浜市中区で開業しました。信頼関係とコミュニケーションの構築を第一に、経営者の一番身近なブレーンとして同じ視点をもつことにより課題を共有。多くの経営者が抱える課題を解決に導いてきました。

株式会社横浜総合エクスペリエンスをはじめとするグループ企業と連携している点も強みです。経営戦略や財務、マーケティング、人事といった企業の成長に欠かせない、多岐にわたるコンサルティングサービスを提供しています。

また、企業の理念創造や経営計画立案に関するセミナーを定期的に開催し、多くの経営者のビジョン実現に貢献しています。

TEAMyoko-soの基本情報
会社名	TEAMyoko-so
設立	1989年
本社所在地	神奈川県横浜市中区山下町209 帝蚕関内ビル10F
公式サイト	https://www.yoko-so.co.jp/

響き税理士法人

響き税理士法人は、在籍する30名以上の専門スタッフが「上場」「法人」「資産税」「サポート」の4チームに分かれて高度な業務に対応する税理士法人です。

また、横浜市内に横浜事務所と横浜南事務所の2拠点を展開し、横浜事務所は横浜駅西口から徒歩3分、横浜南事務所は井土ヶ谷駅から徒歩2分とアクセス抜群です。

プロフェッショナルによる経営全般に対するきめ細かいコンサルタントをはじめ、付加価値の高いサービスの提供者として確かで迅速な対応を行っています。

響き税理士法人の基本情報
会社名	響き税理士法人
設立	2004年
本社所在地	横浜事務所：横浜市西区北幸1丁目4番1号 天理ビル9階 横浜南事務所：横浜市南区井土ヶ谷中町157番地 ダイアパレス2階
料金	月額顧問報酬：3.3万円～ 決算・申告報酬：月額顧問報酬4ヶ月分 消費税申告報酬：月額顧問報酬2ヶ月分
公式サイト	https://www.hibiki-firm.com/

横浜みなとみらい税理士法人

横浜みなとみらい税理士法人は、横浜市磯子区で2022年に開業しました。創業2年目と新しい税理士法人ながら、強みである融資支援のほか、事業計画書作成・会社設立・人事労務関係・公益法人・M&Aなど幅広く対応しています。

20代～ベテランまで、さまざまな年代の税理士が在籍し、1つの問題のみにフォーカスせずに経営全体を広く視野に入れた積極的な提案が魅力です。

また、弁護士や社労士をはじめ、司法書士・行政書士など各士業との強力なネットワークを構築し、多種多様な支援を実現可能にしています。

横浜みなとみらい税理士法人の基本情報
会社名	横浜みなとみらい税理士法人
設立	2022年
本社所在地	横浜市磯子区東町15-32　モンビル横浜根岸301
公式サイト	https://www.asagi-tax.com/

税理士法人 横浜パートナーズ

税理士法人 横浜パートナーズは、横浜市港南区で創業52年を誇る税理士法人です。中小企業の成長と健全な発展を、長い歴史で培った会計・財務のノウハウによって、きめ細やかに支援してきました。

中小企業支援のほか、クリニックをはじめとする医療機関の会計や経理、資金繰りなどの経営支援や、月次巡回監査などの実績も多数あり、安心して医療に専念できる環境を提供しています。

また、国内で高いシェアと評判を誇るTKC（栃木県計算センター）の会計・税務システムをフル活用するのも横浜パートナーズの強みです。同システムで財務経営や資金調達を強力にサポートし、顧客である地域企業の発展に貢献しています。

税理士法人 横浜パートナーズの基本情報
会社名	税理士法人 横浜パートナーズ
設立	1966年
本社所在地	神奈川県横浜市港南区日野5-26-1
料金	月額顧問報酬：3万円(税抜)　～ 決算料別途：20万円（税抜）～ ※年末調整、償却資産の申告等は別途オプション料金が必要
公式サイト	https://www.officeyps.jp/

横浜で税理士・会計事務所を選ぶ方法4選

税理士・会計事務所へ税務に関する業務の依頼を検討した場合、どうしても提供されるサービス内容や費用のみにフォーカスしがちです。

もちろんどちらも大切なポイントですが、得意とする分野や実績をはじめ、税理士のスキル・対応は依頼先によって大きく異なります。

このため、自社の状況やニーズにうまくマッチングしない依頼先を選択してしまった場合、思ったような成果につながらないかもしれません。

以下に、依頼先を効率よく選べる方法4選を各項目で紹介します。

• 税理士の得意分野や実績を確認する
• 税理士との相性がいいか確認する
• 税理士への報酬体系を確認する
• 税理士の専門的な知識や提案力を確認する

各々をよく見極めたうえで、より自社が叶えたい課題にフィットする依頼先を選べば安心です。

税理士の得意分野や実績を確認する

税理士といっても、対象を個人の相続を主軸にしているところや、法人メインなどさまざまです。また、法人向けとひと言でいっても、特化している業種や企業規模なども異なってきます。

まず、依頼先がターゲットとする対象や強みをチェックしてください。そのうえで、自社が解決したい課題に対する実績が豊富な税理士事務所かどうかをしっかり確認するのがポイントです。

そのためにも、事前に「節税をしたい」「資金調達に力を貸してほしい」といった、具体的な依頼内容を想定しておきましょう。

税理士との相性がいいか確認する

効率よい税務業務の遂行は、依頼する税理士のスキルはもちろん、いかに相性がよいかにかかっています。とくに顧問契約の場合、年単位の長期にわたるつきあいになるため、相性のよさや自社業界への高い理解度が要です。

いくら高い専門知識や豊富な実績のある税理士だとしても、説明が難解でわかりにくい、問いかけに対するレスポンスが遅いといった対応では、成果を期待しづらいでしょう。

このため、わかりやすい言葉による適切かつ迅速なアドバイスをもらえるか打ち合わせの段階でチェックしてください。

また、自社業界への理解度の高さを示すバロメーターともいえる同業界での実績豊富な税理士かどうかを確認しておくのもおすすめです。

税理士への報酬体系を確認する

税理士に業務を依頼する際に必ずすべきことは、報酬体系をオプションなどの詳細を含めて確認しておくことです。ホームページなどでおおまかな目安を提示している場合もありますが、実際は税理士との話し合いにより、正確な料金が確定します。

まず、依頼業務の範囲を明確にしたうえで見積もりを提出してもらいましょう。この場合、複数社に同内容の見積もりを請求して、依頼業務に関する適正価格を比較検討しておくことも重要です。

また、契約時や契約後に、税理士・会計事務所が提携する企業が扱う会計システムや保険を強く勧められるケースもあります。依頼企業が導入すると事務所側に手数料が入る仕組みのため、不要なサービスの場合は、はっきり断ることです。

報酬体系や不要なサービスのしつこい売り込みの有無に関しては、事前に口コミサイトなどで評判をチェックしておくことをおすすめします。

税理士の専門的な知識や提案力を確認する

自社に合った税理士のスキルは、自社業界に関する専門的な知識はもちろん、適切かつ、具体的なアドバイスができる提案力の有無で判断できます。

自社業界に特化して実績の豊富な税理士であれば、効率的な業務遂行が叶ううえ、業界特有の税務・会計に関する問題やトラブルへの適切な対処が可能です。

高い知識と提案力を兼ね備えた税理士に依頼することは、時間・コストの両面も節約できる点でメリットが非常に大きいといえるでしょう。

横浜の税理士・会計事務所の費用相場

税理士・会計事務所へ業務を依頼する際に最も気になるのは、どの程度の費用がかかるかについてでしょう。

2002年の税理士法改定以前は、税理士が得られる報酬の最高限度額は、旧税理士報酬規定に基づき定められていました。しかし、法改定に伴い2014年以降からは完全に撤廃されています。

報酬規程の完全撤廃により、現在は税理士による報酬設定が可能になっています。そのため、報酬に関しては、依頼者と個別に相談しながら決定することが一般的です。

また、依頼業務や難易度をはじめ、税理士のスキルや事務所の規模に応じた報酬が設定されています。そのうえ、依頼主が法人か個人事業主かはもちろん、各々の年商額によってもかかる費用に差があるのが特徴です。

この現状を踏まえて費用相場をリサーチするために、税理士紹介サービス「freee税理士検索」が、freee認定アドバイザー308名を対象にした税理士報酬平均相場アンケートを行いました。

以下表は、freeeが実施した「個人事業主」「法人」に各々に関する税理士報酬平均相場の結果を引用したものです。

【個人事業主の税理士報酬平均相場】

年商	顧問相場（月額）	申告代行（年額）	記帳代行（月額）
～1,000万円	￥13,000	￥76,000	￥6,000
1,000万円～3,000万円	￥17,000	￥96,000	￥7,000
3,000万円～5,000万円	￥21,000	￥116,000	￥10,000
5,000万円～1億円	￥28,000	￥145,000	￥13,000
1億円～	要相談	要相談	要相談

【法人の税理士報酬平均相場】

年商	顧問相場（月額）	申告代行（年額）	記帳代行（月額）
～1,000万円	￥15,000	￥107,000	￥7,000
1,000万円～3,000万円	￥19,000	￥129,000	￥8,000
3,000万円～5,000万円	￥23,000	￥150,000	￥11,000
5,000万円～1億円	￥29,000	￥173,000	￥14,000
1億～5億円	￥40,000	￥210,000	￥20,000
5億～10億円	￥50,000	￥235,000	￥26,000
10億円～	要相談	要相談	要相談

横浜の税理士の契約形態2種

税理士との契約形態は下記表にある通り、スポット契約と顧問契約の2種類があります。税理士に自社リソースが不足している業務などを単発で依頼するのが「スポット契約」で、自社の顧問として長期契約を結ぶのが「顧問契約」です。

各々コスト面や柔軟性においてメリット・デメリットがあるため、自社の企業規模やニーズにあわせて契約することが重要です。

横浜の税理士の相談料はいくら？

税理士の相談料は、契約形態だけでなく、依頼主が法人か個人事業主かによっても異なります。また、顧問契約の場合は年商に応じて月額費用が決定するのが特徴です。

以下表でスポット契約と顧問契約した場合の、法人・個人事業主それぞれの相談料の目安をまとめています。

スポット契約

法人	個人事業主
・30分：5,000円前後 ・1時間：10,000円前後 ※以降30分ごとに、3,000～5,000円程度追加	・30分：5,000円前後 ・1時間：10,000円前後 ※以降30分ごとに、3,000～5,000円程度追加

顧問契約

企業規模	年商	月額費用
法人	年商1,000万円以下	月額15,000〜25,000円
	年商1,000万〜3,000万円	月額20,000〜30,000円
	年商3,000万〜5,000万円	月額25,000〜35,000円
	年商5,000万円〜1億円	月額30,000〜45,000円
	年商1億円以上	月額45,000〜60,000円
個人	年商500万円未満	月額7,000〜8,000円
	年商500万〜1,000万円未満	月額10,000〜15,000円
	年商1,000万〜3,000万円未満	月額15,000〜25,000円
	年商3,000万〜5,000万円未満	月額25,000〜35,000円
	年商5,000万以上/月額35,000円以上	月額35,000円以上

横浜の税理士・会計事務所の探し方5選

横浜でよい税理士・会計事務所を探すにはいくつかの方法とコツがあります。以下に挙げる5つの探し方について、メリット・デメリットも踏まえながら解説します。

• ネットで横浜の税理士・会計事務所を探す
• 横浜の税理士会・商工会議所を活用
• 横浜の税理士が主催する税務関連のセミナーに参加
• 横浜の税理士紹介サービスを活用
• 知人やクライアントからの紹介

それぞれのポイントを押さえながら、自社のニーズに合った信用できる依頼先をみつけてください。

ネットで横浜の税理士・会計事務所を探す

横浜の税理士・会計事務所を探す場合、ネットで探すのが最もポピュラーな方法です。

非常におおくの税理士・会計事務所がヒットしてしまうため、求人を絞り込むために適切なワードを追加していきましょう。例えば、自社の近くがよい場合は「横浜市〇〇区 税理士・会計事務所」、業種や依頼内容、特化する分野を絞り込みたければ「IT業界 節税対策 強い」と追加してください。

ただし、ネット上には横浜の税理士・会計事務所に関する膨大なデータが存在しています。いくら検索ワードを吟味して絞り込んだとしてもヒット件数は多くなるため、選択の見極めが難しいかもしれません。

自社のニーズに合いそうな依頼先をいくつかピックアップしたうえで、口コミサイトなどで評判を確認しておけば、選択する際も非常にスムーズに進みます。

横浜の税理士会・商工会議所を活用

横浜の税理士会や商工会議所で実施される無料相談会などを活用して、理想の依頼先をみつけるのも有効な手段といえるでしょう。

税理士会や商工会議所に登録し、相談業務を行える税理士であれば、スキルや実績など一定の基準を満たしていることになるため、信用度が高い証拠といえます。

ただし、無料の相談会は特定の税理士事務所などに限定されるため、自社のニーズや状況に合った税理士と相談ができるとは限りません。このため選択肢が狭まり、比較検討ができない点がデメリットです。

横浜の税理士が主催する税務関連のセミナーに参加

横浜で活躍中の税理士が登壇するセミナーに参加することも、優れた税理士・会計事務所と効率よく出会える有効な方法です。

TEAMyoko-soでは、売上や利益、資金繰りの数値化や課題解決のポイントなど、自社の現状を分析しながら経営者自身で策定することを目的にした「中期経営計画立案セミナー」などを定期的に開催しています。

上記のセミナーは55,000円の参加費が必要ですが、勉強になるだけでなく、参加者との異業種交流も図れるためメリットは大いにあるでしょう。※

ただし、セミナーは特定の税理士・会計事務所から講師が登壇するケースがほとんどです。費用も決して少額でないことから何度も参加できない場合もあり、提供される情報の比較検討が難しくなるともいえます。

参考元

※TEAMyoko-so「セミナー」

横浜の税理士紹介サービスを活用

横浜にある税理士紹介サービスをうまく活用することもおすすめです。登録税理士の会費で運営されている横浜税理士紹介センターであれば、無料で税理士を紹介してもらえます。

税理士紹介サービスを利用するメリットは、自社が提示した条件に沿う税理士をサイト上の膨大なデータベースからスピーディに紹介してもらえる点です。

そのほか、専門コーディネーターが、依頼者の希望にあわせて適切な税理士をマッチングするサービスもありますが、無料ではなく、紹介した時点や契約が成立した時点でそれぞれ手数料が発生します。

また、紹介だけでなく業務自体もオンラインや電話によるリモート対応が可能なサービスがあるため、忙しいうえに遠方で会社を経営されている方でも、効率よくニーズにマッチした税理士と出会うことが可能です。

知人やクライアントからの紹介

会社を経営する知人やクライアントに、よい依頼先を紹介してもらうのも非常に有効な手段といえるでしょう。

先方が実際に利用している税理士・会計事務所であれば、税理士のスキルや仕事ぶりをはじめ、トラブルの際はどう対処してもらえるかといったリアルな感想をざっくばらんに聞くことが可能です。

デメリットとしては、紹介された事務所と自社のニーズや条件が合わないと感じた場合でも、公私にわたるつきあいがあるだけに契約が断りづらい点です。

のちのちトラブルの元とならないよう、知人やクライアントから得た情報と口コミサイトなどでの評判を比較したうえで、条件がマッチしている場合のみ本契約へ進めることをおすすめします。。

横浜の税理士・会計事務所と契約する時の3つの注意点

横浜の税理士・会計事務所と契約する際は、以下に挙げる3つの注意点をチェックしておきましょう。これらのポイントを押さえておけば、トラブルを未然に防いでスムーズな関係を築くことが可能です。

• 報酬体系が不明瞭！追加料金がかかる可能性も
• オプションなどの売り込みがしつこい
• 税理士とのコミュニケーションがうまくとれない

それぞれの項目で、起こりうるトラブルの概要と対策法について解説します。

報酬体系が不明瞭！追加料金がかかる可能性も

税理士・会計事務所と契約する際に報酬体系や内訳が不明瞭だと、契約時に説明されなかったオプションなども加わり、予算オーバーの可能性があります。

報酬体系はホームページなどで目安を知ることも可能です。ただし、正確な料金は税理士とのやりとりを経て詳細な依頼内容が決定するまでわからない場合がほとんどです。

また、各々の業務に対して「月額〇万円」といった固定報酬が表記されている場合もあります。しかし、実際に契約してみると表記額で受けられるサービスが限定されていることも多く、追加料金が発生するケースは珍しくありません。

追加料金や予算オーバーといった結果を招かないよう、契約前に以下に挙げるポイントを実行して、不明瞭な箇所は納得いくまで話し合いをしてクリアにすることが大切です。

候補となる依頼先の報酬体系は複数社から依頼業務に関する詳細な見積もりをとり、内訳も含めて比較検討することが重要です。とくに顧問契約の場合、提示された料金に含まれるサービスの内容を確認しておきましょう。

オプションなどの売り込みがしつこい

税理士側の「このサービスをプラスすると、より効果的」「保険や最新の会計システムを導入すれば安心」といった不要なオプションなどの売り込みがしつこいケースは珍しくないでしょう。

他社が導入しているからといっても自社のニーズや状況に合うとは限りません。不要なオプションは費用オーバーするだけでなく、成果につながらない可能性もあります。

あらかじめ、自社が本当に必要なサービスを明確にして依頼することはもちろん、このような状況に陥らないよう、以下の対策をとっておけば安心です。

• 本当に必要か一度、社内で検討する
• 「予算の都合で導入不可能」など、具体的な理由を挙げて断る
• 口コミサイトなどをチェック

オプションの売り込みがしつこい事務所は、選択肢から外すようにしましょう。

税理士とのコミュニケーションがうまくとれない

税理士のスキルは専門知識や豊富な実績の有無だけでなく、コミュニケーションがスムーズにとれるかどうかも重要視しましょう。

税理士が提案する内容が専門用語の多用によりわかりづらい、緊急を要する質問に対して返事が遅いといった場合、予期せぬトラブルに発展する可能性があります。

ただし、普段はコミュニケーションが順調な税理士でも、年末調整や確定申告、決算期などの時期は対応に追われる税理士と連絡がとりづらい場合があります。このため、あらかじめ繁忙期における連絡頻度やタイミングを決めておくことも肝心です。

以下に挙げる対策方法を実施して、お互いコミュニケーションをとりやすい環境にしておきましょう。

電話・メール・チャットなど、税理士と用いる連絡ツールを優先順位を決めておきましょう。そのうえで、「1日1回、または5営業日以内」といった、具体的な連絡のタイミングと期限を設定しておくのがポイントです。それでも改善がみられない場合は、担当変更も検討しましょう。

横浜の税理士・会計事務所に関するQ＆A

横浜で税理士・会計事務所への依頼を検討する際に、よくあるQ＆A2問を以下で解説します。

• 税理士と会計士、どちらに依頼したほうがいいですか？
• 横浜で無料の税理士相談はどこでできますか？

ぜひ参考にして、効率よい依頼先選びに役立ててください。

税理士と会計士、どちらに依頼したほうがいいですか？

税理士と会計士の専門分野は、下記表の通り税務と監査で分けられるように、役割にも違いがあります。ただし、中小企業や個人事業主であれば、税理士に依頼するのが一般的です。

また、財務諸表に関する監査などが必要な場合は、会計士に依頼するのが適しています。いずれにしろ、自社の具体的なニーズや状況に応じて依頼することをおすすめします。

項目	税理士	会計士
専門分野	税務	監査
主要担当業務	税務書類作成、税務相談、税務代理	財務諸表の監査、会計監査、内部統制評価
適した依頼内容	税金申告、節税対策、税務調査対応	上場企業への監査、財務諸表の信頼性確認 内部統制に関する評価など

横浜で無料の税理士相談はどこでできますか？

横浜で無料の税理士相談を受けたい場合、以下に挙げる各施設で対応してもらえます。

• 横浜市内一部区役所：区民を対象に青葉区・旭区・磯子区・神奈川区・金沢区・瀬谷区・都筑区・緑区・南区で実施
• 東京地方税理士会 横浜南支部：毎月第2火曜日に事前申し込みにより実施
• かながわ県民センター：毎週月曜日と毎月第3水曜日午後に予約制（30分/回）で対応
• 横浜市内税務署窓口：横浜中税務署・鶴見税務署・神奈川税務署の各相談窓口で対応

無料相談が実施される区や申し込み方法、曜日・時間など詳細については変動があるため、各窓口に問い合わせすることをおすすめします。

横浜のおすすめ税理士・会計事務所まとめ

今回は、横浜で税理士・会計事務所をお探しの会社経営者の方に向けて探す際のコツや注意点をはじめ、役立つさまざまな情報をお届けしました。

2024時点で日本で第1位の人口を誇り、多くの企業とビジネスチャンスが存在しているのが横浜の魅力です。横浜の会社経営者にとって、より効率的な税務業務のサポートが提供できる税理士・会計事務所への依頼は、自社の明るい未来へ向けた有効な手段といえるでしょう。

横浜に数多ある税理士・会計事務所の中から、自社のニーズを高度な専門知識とノウハウで的確かつ、迅速に叶えてくれる依頼先をみつけることは多くの企業にとって、輝かしい発展への近道となるはずです。

本記事を参考にすることで、信頼できる税理士・会計事務所と出会い、自社の課題やビジョンをぜひ叶えてください。