東京都のおすすめ税理士・会計事務6選！【2024年11月最新】

東京都は、国内だけでなく世界に通用する大企業のほか、さまざまな中小企業が活躍し、経済の中心的役割を担っています。このため、幅広い企業の税務業務を高い専門性と経験値で支える税理士・会計事務所が多く存在しています。

より効率的な税務業務を税務・会計のプロフェッショナルに託すことは、企業のさらなる発展につながるでしょう。

本記事では、東京都で税理士・会計事務所をお探しの会社経営者に向けて、おすすめの税理士・会計事務所をご紹介します。

探し方のポイントのほか、気になる費用相場や依頼時の注意点と対策法まで網羅しているため、自社のニーズにあった依頼先がみつかるはずです。

東京都のおすすめ税理士・会計事務所6選【厳選】

企業において、正確な会計処理と税務申告をはじめ、節税対策に税理士の存在は欠かせません。以下で、東京都で企業の経営業務を高度な専門知識ときめ細やかなサポートで支える、おすすめの税理士・会計事務所をご紹介します。

税理士・会計事務所	特徴
ミネルバ税理士法人	創業32年目を誇る品川区最大手の税理士法人
クロスポイント税理士法人	飲食店業界・サービス産業に強み
東京会計総合事務所	一般的な法人・個人をはじめ、医療法人のコンサルティングも実施
税理士法人東京会計	学校法人、金融機関などの顧問実績あり
東京IT会計事務所	ネットビジネスの税務顧問などに特化
みらいサポート会計事務所	自社で面倒な作業の必要がなく丸投げで依頼可能

東京都の税理士・会計事務所の選び方

税理士・会計事務所の選択は、企業の経営状態を左右するため非常に重要です。以下に挙げる4つのチェックポイントを軸にして選んでいけば、失敗するリスクを回避できます。

• 税理士の得意分野＆実績をチェック
• 税理士との相性もチェック！業界への理解度が重要
• 税理士の料金体系をチェック
• 税理士の得意とする業界や知識をチェック

これらを踏まえながら、より自社のニーズに合った依頼先をみつけてください。

税理士の得意分野＆実績をチェック

税理士によって得意とする分野や実績は異なります。また、クライアントも個人の相続などをおもな対象にしている事務所がある一方、法人や個人事業主を対象にしている事務所もあります。税理士や会計事務所によって、特化している業務や企業規模などはさまざまです。

事務所の強みに加えて、自社が節税を目指しているのか、資金調達をサポートしてもらいたいのか、具体的な依頼内容や解決したい課題にマッチしている税理士事務所かどうかチェックしたうえで探すとよいでしょう。

税理士との相性もチェック！業界への理解度が重要

いくら高いスキルと豊富な実績を誇る税理士だとしても、コミュニケーションが取りづらい、質問への的確な回答がされないなど、根本の相性が悪ければ成果にはつながりにくいでしょう。

また、自社業界の知見がなく、実績が少ない税理士に依頼することは避けておきましょう。とくに顧問契約の場合、長期にわたるつきあいになるため、契約後に違和感があっても断りづらくなります。

このため自社の希望する条件に対して、適切なアドバイスを迅速に提供するといった相性のよさはもちろん、自社業界に対する理解度が高く、実績が豊富な税理士の選択が重要です。

税理士の料金体系をチェック

税理士に業務を依頼する点で、気になるのは費用面のことです。ホームページなどで依頼業務ごとの料金体系を提示している場合もありますが、実際には税理士との話し合いによって正確な料金が確定します。

まず、見積もりを依頼して大体の料金を把握しておきましょう。できれば複数社に見積もりを請求して、適正価格を比較検討しておくことも重要です。

また、税理士・会計事務所が提携する企業が扱う会計システムや、保険を売り込もうとするケースもあります。これは依頼企業に導入されることで、事務所側にバックマージンが入る仕組みのため、不要な場合ははっきり断ることが大切です。

料金体系の明快さや不要なサービスの売り込みに関しては、あらかじめ口コミサイトなどで評判をチェックしておくことをおすすめします。

税理士の得意とする業界や知識をチェック

税理士とひと言でいっても、得意とする業界や知識はさまざまです。業界によっても効果的な税務対策は異なってきます。

自社業界や業種への深い知識と実績の豊富な税理士を選べば、業界特有の税務・会計に関する問題に対して的確なアドバイスが提供されます。

また、自社業界に特化した税理士であれば、効率的に業務を進めてもらえるため、時間・コストの両面が節約できる点でメリットも大きいといえるでしょう。

東京都の税理士・会計事務所の費用相場

初めて税理士・会計事務所へ業務の依頼を検討した場合、費用相場は最も気になるところです。

以前、税理士が請け負った業務に対する報酬の最高限度額は、旧税理士報酬規定に基づき定められていました。しかし、2002年の税理士法の改定に伴い、2014年以降より完全に撤廃されています。

撤廃によって現在は税理士によって報酬設定が可能なため、依頼者と個別に相談しながら報酬を決定することが一般的です。

また、依頼業務や難易度、税理士のスキルに応じた柔軟な報酬が設定されるため、依頼先によってかかる費用に差は出てきます。

このような現状を踏まえて費用相場をリサーチするために、税理士紹介サービス「freee税理士検索」が、freee認定アドバイザー308名を対象にした税理士報酬平均相場アンケートを行いました。

以下で、「個人事業主」「法人」に各々に関する税理士報酬平均相場の結果をfreee検索がまとめた表を引用します。

【個人事業主の税理士報酬平均相場】

年商	顧問相場（月額）	申告代行’年額）	記帳代行（月額）
～1,000万円	￥13,000	￥76,000	￥6,000
1,000万円～3,000万円	￥17,000	￥96,000	￥7,000
3,000万円～5,000万円	￥21,000	￥116,000	￥10,000
5,000万円～1億円	￥28,000	￥145,000	￥13,000
1億円～	要相談	要相談	要相談

【法人の税理士報酬平均相場】

年商	顧問相場（月額）	申告代行’年額）	記帳代行（月額）
～1,000万円	￥15,000	￥107,000	￥7,000
1,000万円～3,000万円	￥19,000	￥129,000	￥8,000
3,000万円～5,000万円	￥23,000	￥150,000	￥11,000
5,000万円～1億円	￥29,000	￥173,000	￥14,000
1億～5億円	￥40,000	￥210,000	￥20,000
5億～10億円	￥50,000	￥235,000	￥26,000
10億円～	要相談	要相談	要相談

税理士の契約形態2種！スポット契約と顧問契約

税理士との契約形態は、下記表にある通り「スポット契約」と「顧問契約」の2種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるため、自社の規模やニーズにあわせて契約していくことが重要です。

東京都で理想の税理士・会計事務所の探し方5選

高い専門性が活きた、きめ細やかなサービスの提供が可能な税理士・会計事務所に業務を依頼することは、業務効率の向上だけでなく、企業経営の大きな発展につながります。

以下で、理想の税理士・会計事務所の探し方について5選紹介します。

• インターネットで検索する！膨大な事務所から選ぶ
• 東京都の税理士会・商工会議所を利用
• 東京都で開催される税務関連のセミナーに参加
• 東京都の税理士紹介サービスを利用
• クライアントや知人からの紹介

自社のスケジュールや環境などを踏まえながら、自社の状況に合わせながら取り組みやすい方法で、理想の税理士・会計事務所をみつけてください。

インターネットで検索する！膨大な事務所から選ぶ

インターネットで、「東京都 税理士事務所 会計事務所」といった検索ワードでヒットした事務所の中から選ぶのが、最もポピュラーな方法といえるでしょう。

手軽な方法ではあるものの、膨大な数の事務所が出てきてしまうため、選択の見極めが難しくなります。会社の近場がよいならエリアを限定する、特定の業務の依頼であれば「節税対策」「経営コンサル」のようにワードを付け加えて検索するのがおすすめです。

検索ワードを吟味することによって、自社のニーズとマッチした税理士・会計事務所の選択がしやすくなります。

東京都の税理士会・商工会議所を利用

東京都の税理士会や商工会議所が定期的に開催する無料の相談会を利用して、税理士をみつけることも非常に効率のよい方法といえるでしょう。

税理士会は税理士法によって定められた全国で活躍する税理士を監督する特別法人で、日本におけるすべての税理士が入会しています。インターネットを利用するより、東京都内の優秀な税理士が早くみつかる場合もあります。

無料相談を兼ねて自社の希望に叶う税理士を探せる点は最大のメリットといえますが、相談会は日時が指定されているため、多忙な経営者にとっては参加が困難かもしれません。

あらかじめ税理士会や商工会議所のホームページをチェックし、相談会の開催日を把握してスケジュールに組み込んでおけば、貴重なチャンスを逃しません。

東京都で開催される税務関連のセミナーに参加

東京都税務協会などが税理士のプロモーションも兼ねて開催する、税金対策などのセミナーに参加することも、よい税理士・会計事務所と効率よく出会える方法の一つです。知識を得ながら依頼先もみつけられるというメリットがあります。

また、東京都内の会場だけでなくオンラインでも実施されるため、多忙な会社経営者でも気軽に参加できます。

セミナーは無料か、内容によってはテキストや書籍代も含み20,000円前後のものもあるため、費用対効果に優れたセミナーの受講がおすすめです。

ただし、セミナーには特定の税理士・会計事務所が登用されているケースが多く、多くの選択肢から比較検討ができない可能性があります。依頼が緊急を要さない場合は知識を得るよい機会、程度にしておくとよいでしょう。

東京都の税理士紹介サービスを利用

税理士紹介サービスの利用は、自社が希望した条件に沿う税理士をサイト上にある膨大なデータベースからマッチングしてもらえる点が魅力といえるでしょう。

登録されている税理士の会費で運営されている紹介サービスであれば、完全無料での紹介が可能です。ただし、これ以外の紹介サービスだと、紹介や契約に至った時点で手数料が発生する場合もあるため、よく確認しておくことが肝心です。

東京都にも税理士紹介サービスはいくつか存在しているため、サポートの充実や、利用者の満足度が高い点を重視して選ぶことをおすすめします。

クライアントや知人からの紹介

経営者の知人やクライアントなどから、紹介してもらうこともよい方法です。

また、取引をしている金融機関や異業種交流会に参加して、さまざまな方向からよい依頼先の情報を得ることがおすすめです。

実際どのような対応をしてもらえるか、依頼している側からのリアルな情報を得やすく、メリットだけでなく聞きづらいことも事前に質問できます。

ただし、自社のニーズとマッチしていない場合、顔見知りなだけに契約を断りづらいというデメリットもあります。契約前に世間話程度に状況を聞いたうえで、条件がよければ契約に向けた話し合いへ進めるとよいでしょう。

税理士・会計事務所へ依頼時の注意点！対策も詳しく解説

税理士・会計事務所へ依頼する場合は、以下の3つのポイントに注意しておきましょう。

• 料金体系が明確ではない場合もある
• サービスの売り込みがしつこい
• 税理士との連絡が小まめにとれない

トラブルへの対策法も記載しているため、ぜひ参考にしてください。

料金体系が明確ではない場合もある

ホームページなどで目安となる料金を掲載している場合もありますが、税理士との話し合いによって依頼内容が決定するまで正確な料金はわからないケースがほとんどでしょう。

またホームページなどに「月額1万円」といった記載があり、いざ契約してみるとオプションが多く、月額1万円で済まないケースもあります。

このように料金体系だけでなく内訳が不明瞭だと、契約時に説明されなかった追加料金発生の可能性は珍しくありません。

後でトラブルとならないよう、契約前に複数社へ詳細な見積もりを請求し、内訳も含めてよく確認しておきましょう。

複数社から取得した見積もりを比較検討し、契約時には料金体系やオプションなど追加料金に関する条件が明記されているかも確認しておけば安心です。

サービスの売り込みがしつこい

依頼した業務以外に、税理士側からオプションのサービスをはじめ、保険や会計システムなどの売り込みがしつこいケースは珍しくありません。

「便利だから」「他社も導入している」といったセールストークに乗せられて、自社に不要なサービスを導入しても、費用がかさむばかりで、大きな効果は得られないことがほとんどです。

このような状態を招かないためにも、以下で挙げる対策をとっておけば安心です。

勧められたサービスが不要である場合、「予算がないため導入できない」など、具体的な理由を挙げて断るようにしましょう。また、口コミサイトなどで依頼先の評判をリサーチしておき、サービスの売り込みがしつこい事務所は選択肢から外しておくことも肝心です。

税理士との連絡が小まめにとれない

企業が忙しくなる年末調整や確定申告、決算期などの時期は、税理士も対応に追われてレスポンスが悪くなる可能性があります。

また、税理士の提案が専門用語多用によりわかりづらいケースや質問の回答が遅い場合、緊急時などに対応してもらえないことで、大きなトラブルにつながってしまうかもしれません。

日頃から税理士との連絡が小まめにとれないと思わぬ問題が多々発生するため、以下に挙げる対策を実施してトラブルを未然に防ぐことが肝心です。

税理士との連絡ツールを電話・メール・チャットなど優先順位を決めてから具体的な連絡のタイミングと期限を設定しておきましょう。そのうえで改善がみられない場合は、担当変更の検討もおすすめです。

東京の税理士に関するよくある質問

東京の税理士・会計士に業務を依頼するにあたり、以下によくある4つの質問を挙げていきます。

• 東京都の税理士に相談すると1時間いくら？
• 東京都で税理士に依頼すると1カ月いくら？
• 東京都の税理士に無料相談する方法は？
• 女性の税理士に依頼したいけど、可能？

回答を参考にして、自社のニーズに合った、よい依頼先をみつけてください。

東京都の税理士に相談すると1時間いくら？

初回の相談に関しては無料とする税理士・会計事務所が大多数です。ただし、初回から有料という事務所や、相続や贈与など、特定の相談に関しては無料という場合もあるので注意してください。

1時間など時間単位の料金は、単発での依頼時に設定されます。税理士が所属する事務所の規模によって差はありますが、1時間あたりの相談料の目安は下記が一般的です。

• 1時間あたりの相談料：10,000円前後
• 1時間を超える相談料：30分ごとに3,000～5,000円の追加料金が発生

また、30分以内の相談であれば5,000円前後で済みます。まずは気になる税理士・会計事務所をいくつか選び、無料相談をうまく活用しながらの相談がおすすめです。

東京都で税理士に依頼すると1カ月いくら？

相談料と同様に依頼内容や依頼先の規模によって差があり、依頼主が個人事業主または法人といった事業規模よっても異なります。また、税理士に顧問を依頼する場合、年間の売上額によっても月額の費用相場に差があるのも特徴です。

東京で税理士に記帳代行や税務相談、税務申告書類作成を含んだ業務を依頼した際にかかる1カ月あたりの費用と、顧問契約をした場合の目安は、下記表の通りです。

事業規模	契約の種類	月額費用
個人事業主	月額契約	10,000～30,000円程度
	顧問契約（年間売上が1,000万円未満）	10,000～20,000円程度
	顧問契約（年間売上が1,000万円以上）	20,000～30,000円程度
法人	月額契約	30,000～50,000円程度
	顧問契約（年間売上が1,000万円未満）	15,000～25,000円程度
	顧問契約（年間売上が1,000万～5,000万円未満）	20,000～30,000円程度
	顧問契約（年間売上が5,000万～1億円未満）	30,000～40,000円程度
	顧問契約（年間売上が1億円以上）	40,000～50,000円程度

東京都の税理士に無料相談する方法は？

税理士に無料で相談するには、東京都の税理士会や商工会議所が定期的に開催するイベントを活用するのが一番おすすめです。

また各税理士・会計事務所でも、初回のみ、あるいは相続や贈与といった特定の相談だけ無料相談を実施している場合も多いため、ホームページなどで確認しておくとよいでしょう。

女性の税理士に依頼したいけど、可能？

女性の社会進出や共働きの一般化をはじめ、コロナ禍によって税理士資格を取得した方が増えたことを背景に、東京でも女性税理士は増加傾向にあります。また、事務所によっては女性が所長に就任しているケースも珍しくありません。

企業における経理担当は女性の場合が多く、ちょっとした質問や悩みなど、男性の税理士に聞きにくい内容でも女性の税理士であれば気軽に相談することが可能です。

女性の税理士であれば、エステやネイルサロンをはじめとする美容事業への知見や実績を多くもつケースがあるため、美容に関する業界の企業経営者であれば、安心して依頼しやすいというメリットがあります。

東京の税理士まとめ

今回は、東京で税理士・会計事務所をお探しの方に役立つ、さまざまな情報をお届けしました。

日本経済の中心地である東京で会社経営されている方にとって、より効率的な税務業務のサポートを提供できる優れた税理士・会計事務所の存在はまさに必要不可欠といえるでしょう。

東京に数多ある税理士・会計事務所の中から、自社のニーズに合った高度な専門知識とノウハウをもつ税理士・会計事務所を選択して依頼することは企業にとって、さらなる発展への近道となるはずです。

本記事を参考にすることで、自社の夢やビジョンを叶える理想の税理士・会計事務所との出会いを実現させてください。