AIが会議の流れや内容をまとめる「AI議事録自動作成ツール」は、作業のためのリソースや時間の節約のほか、会議内容の共有やタスク管理にも役立ちます。
AI議事録自動作成ツールの導入を検討しているものの、多種多様なツールからどのサービスを選ぶべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、AI議事録自動作成ツールの概要や特徴と、おすすめのAI議事録自動作成ツール15選、ツールの選び方について解説します。
AI議事録自動作成ツールとは?
AI議事録自動作成ツールとは、AIが音声をテキスト化し、自動で議事録を作成するツールです。
近年、AI議事録自動作成ツールが注目されるようになった背景には、AI技術の急速な進化があります。
これまでも、音声を自動でテキスト化するツールは存在しましたが、音声認識の精度が低く、十分に活用されていませんでした。しかし、2023年現在は、日常会話であれば8~9割は正しく認識できるようになりつつあります。
誤字脱字などの修正は必要ですが、人の手によってテキスト化を行うよりも大幅に時間を短縮することが可能です。
AI議事録自動作成ツールの主な機能
AI議事録自動作成ツールには、さまざまな機能が搭載されています。ここでは、AI議事録自動作成ツールの主な機能として、下記の4点をご紹介します。
どの機能も業務効率化やサービス品質向上に役立つ便利な機能ですので、ぜひチェックしてみてください。
AI音声認識機能による会議内容の文字起こし
AI議事録自動作成ツールの主な機能は、AI音声認識機能による音声の文字起こしです。例えば、AIが文意を理解したうえで必要な場所に句読点を入れ、読みやすい文章を作成します。
また、音声データの学習をもとに、「あぁ」「うーん」などの不要な発言を自動で削除する設定も追加できます。これらの機能により、文字起こし後の修正作業の時間を減らすことが可能です。
さらに、音声によって発言者を聞き分ける機能が搭載されたツールもあり、よりリアルな会議の流れを記録できます。声の抑揚や大きさなどの物理的特徴をもとに感情分析機能を行い、発言者の感情を分析する機能もあります。
タスク管理
議事録の中からタスクを自動で記録する機能も有用です。テキスト化したデータの中から、AIが重要なキーワードやアクション項目、日付などを選定し、タスクとして整理する機能が提供されています。
例えば、会議中に「202×年×月×日までに、NDA(秘密保持契約)を締結してください」という発言があった時、自動で「202×年×月×日、NDA締結」とタスク化してくれます。
タスクの取りこぼしを防げるため、予期せぬリスクや問題発生の軽減にもつながるでしょう。
多言語のリアルタイム翻訳
AI議事録自動作成ツールでは、議事録を作成するだけでなく、リアルタイムに翻訳し画面に字幕表示することもできます。
参加者がそれぞれ自分の母国語でコミュニケーションをとることができるため、会議をスムーズに進行できます。
日本語で作成した議事録を改めて翻訳することや、外部に翻訳を依頼する必要がないため、大幅なコストダウンにつながるはずです。
議事録の共有
議事録は会議に参加していたメンバーだけでなく、参加できなかったメンバーへ共有する場面も多いため、議事録を簡単に共有できるAI議事録自動作成ツールも多くあります。
クラウド型のシステムが採用されているAI議事録自動作成ツールの場合、議事録をアップロードするだけで共有作業を完結できます。スマホやPCから手軽に確認できる点も、共有機能の魅力です。
AI議事録自動作成ツールを導入するメリット
AI議事録自動作成ツールを導入するメリットは非常に多くありますが、その中から3つのメリットについて解説します。
集中して会議に取り組める
AI議事録自動作成ツールを導入する最大のメリットは、参加者全員が集中して会議に取り組める点です。メモを取りながらでは、なかなか会議の内容が頭に入ってきにくく、的確な発言ができないこともあるでしょう。
また、議事録を担当するメンバーが、本来の業務に集中できる点も魅力です。議事録は会議中に作成するだけではなく、その後、共有するために修正やまとめる作業が必要になります。AI議事録自動作成ツールを使うことで、議事録作成のタスクを効率化できます。
聞き逃しや未処理のタスクを回避できる
議事録作成の上で、一番注意したいのが聞き逃しです。AI議事録自動作成ツールは、音声からデータ化しているため、聞き逃しを極力防ぐことができます。
また、会議の内容を自動でタスク化してくれるため、未処理のタスクが放置されるのを回避できる点も、AI議事録自動作成ツールの魅力です。
会議内容の共有がスムーズに行える
多くの議事録作成ツールには、会議に出席したメンバーに議事録を共有する機能が搭載されています。クラウド上に議事録を格納することで、PCだけではなくスマホからもチェックすることが可能です。外出先などで議事録をチェックしたい時も、場所を選ばず確認できます。
共有された議事録に対してコメントを付ける機能もあり、議事録を作成したメンバー以外も修正を行えるため、より正確な議事録の作成につながります。
AI議事録自動作成ツールを導入するデメリット
AI議事録自動作成ツールを新たに導入する際に気になるのが、「どのようなデメリットがあるのか?」という点ではないでしょうか。ここでは、ツールを導入するデメリットとして下記2点をご紹介します。
解決方法も解説していますので、参考にしてみてください。
不要な会話まで文字起こしされる場合がある
AI議事録自動作成ツールは音声データを元にテキスト化していることから、不要な音声まで文字起こしされてしまうことが懸念されます。特に、口語的な表現はテキスト化しにくく、本来の意味とは異なる文章になってしまうこともあります。
雑談など不要な言葉が多く使われている会議の場合、確認作業だけではなく修正作業も多くなる点は留意しましょう。
不要な会話のテキスト化については、AI学習によって精度を高めていくことで解決できます。ツールを使用する頻度や学習量と比例し、確認や修正に要する時間は低減できます。
発言者の区別ができないツールもある
AI議事録自動作成ツールごとに発言者の特定精度が異なり、発言者を区別できないものもあります。
参加人数が多い会議の議事録を作成する際には、発言者を区別するために録音データを聞き直す作業が必要です。
参加者が多い会議の議事録作成をメインに行う場合は、ツール選定時に、発言者の特定精度の高さを確認しておくと良いでしょう。
AI議事録自動作成ツールおすすめ15選!機能・料金や選び方を解説
AI議事録自動作成ツールには多様な種類が存在しますが、おすすめのツールとして下記15選をご紹介します。
- AI議事録取れる君
- RIMO Voice
- AI GIJIROKU
- COTOHA Meeting Assist
- スマート書記
- ACES Meet
- YOMEL
- ailead
- notta
- ZMEETING
- OPTiM AI Voice Recorder
- One Minutes
- TalkVisible
- AutoMemo S
- VOITER
2023年8月時点の情報をもとに、ツールの特徴・機能・料金プラン・おすすめの人についても詳しく解説していますので、自社のニーズにあったツール選びの参考にしてください。
AI議事録取れる君
AI議事録取れる君は、AI業界初となる自動要約機能が特徴的なAI議事録自動作成ツールです。 要約機能により議事録作成の効率化を図れるだけでなく、機能も充実しています。
機能
- 自動文字起こし
- AI自動要約
- 話者判定
- タスクのブックマーク
- 翻訳
- 議事録共有
- 共同編集
- Zoom、Microsoft Teamsとの連携
料金プラン
法人/個人 | プラン名 | 1ヶ月あたりの 定額議事録収録時間 | 月額利用料 |
---|---|---|---|
法人 | Enterprise | 10時間 | 要問合せ |
Unlimited | 無制限 | 要問合せ | |
個人 | Personal | 3時間 | 980円 |
Unlimited | 無制限 | 要問合せ |
個人向けプランには、無料体験版もあります。
おすすめの人
「AI議事録取れる君」は、チームで議事録を共有したい方におすすめです。議事録共有方法が3種類と豊富なうえに、編集や共有もできるため、チームでの作業に向いています。
RIMO Voice
RIMO Voiceは、文字起こしに特化したAI議事録自動作成ツールです。リアルタイムで文字起こししてくれるため、スピーディな議事録作成が可能です。
機能
- 自動文字起こし
- AI自動要約
- 話者判定
- 議事録共有
- テキストと音声データがリンク
料金プラン
個人/法人 | プラン名 | 1ヶ月あたりの利用可能時間 | 月額料金 |
---|---|---|---|
個人 | 音声 | 22円/30秒 | 従量制 |
動画 | 33円/30秒 | 従量制 | |
法人 | トライアル | 10時間 | 3万円 |
ライト | 20時間 | 6万円 | |
ベーシック | 45時間 | 12万円 | |
ビジネス | 100時間 | 24万円 |
プランは個人と法人に分かれており、法人の場合はアカウント発行手数料として月額料金1ヶ月分が必要です。
おすすめの人
少人数での会議で、シンプルな議事録を迅速に作成したい方におすすめです。ただし、文字起こしに特化したツールであるため、大規模な会議の議事録作成に使用するには、機能に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
AI GIJIROKU
AI GIJIROKUは、音声認識の精度の高さが魅力のAI議事録自動作成ツールです。音声認識精度は99.8%(*)となっているほか、声紋登録システムも採用しており、発言者の特定が正確な点も特徴です。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- 話者判定
- 清書機能
- 業種別音声認識機能
- リアルタイム共同編集
- リアルタイム翻訳
- Zoom連携で字幕表示
料金プラン
個人/法人 | プラン名 | 1ヶ月あたりの利用可能時間 | 月額料金 |
---|---|---|---|
個人 | フリー | 閲覧のみ | 無料 |
パーソナル | 100分 | 1,500円 | |
法人 | チーム | 1000分 | 29,800円 |
ビジネス | 10000分 | 200,000円 |
おすすめの人
AI GIJIROKUは、会議で専門的な話題が中心となる方におすすめです。声紋を登録しやすいため、対外的な会議よりも社内のメンバーによる会議の議事録を作成したい方に適したツールといえます。
*出典:AI GIJIROKU
COTOHA Meeting Assist
COTOHA Meeting Assistは、NTTコミュニケーションズがリリースしているAI議事録自動作成ツールです。同ツールの最大の魅力は、編集のしやすさにあります。リアルタイムで文字起こしされた情報を編集するだけでなく、「宿題」のアイコンをクリックするとタスク化することもできます。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- 話者判定
- リアルタイム編集
- 自動翻訳機能(12ヶ国語対応)
- Web会議サービスとの連携
料金プラン
必須/任意 | メニュー | 月額料金 |
---|---|---|
必須 | 基本契約 | 38,500円 |
APIパック(約50時間/月) | 16,500円 | |
任意 | CPU・メモリ追加 | 11,000円 |
ディスク容量追加 | 1,100円 |
利用するためには、「基本契約」と「APIパック」を契約する必要があります。「CPU・メモリ追加」など、利用状況に応じてオプションを追加することも可能です。
おすすめの人
COTOHAのデータは、NTTコミュニケーションズが保有する国内のデータセンターで補完されている安心のシステムです。そのため、COTOHA Meeting Assistは、セキュリティ対策を重視する人におすすめです。
スマート書記
スマート書記は、累計利用社数2,500社(*)の実績を誇るAI議事録自動作成ツールです。自治体や大企業などでも利用されており、正確性と安全性に定評があります。清書作業でAIアシストを利用できるほか、「書き言葉に変換」「要約を生成」「要点を抽出」など、AIサポートも充実しています。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- 話者判定
- タイムスタンプ機能
- 同時編集機能
- 清書作業のAIアシスト
- 自動翻訳機能(2ヶ国語対応)
- Web会議サービスとの連携
料金プラン
基本料金は30,000円ですが、利用人数にあわせて変動するため、見積りを取る必要があります。基本料金で主な機能はほぼ使用できるため、手軽に利用できるサービスといえます。
おすすめの人
スマート書記は、議事録作成の工数削減したい人におすすめです。利用者に便利な機能が多数搭載されており、最大70%(**)の工数削減効果も確認されています。
*出典:スマート書記
**出典:音声×AIで議事録作成を効率化する「スマート書記」、「第3回自治体DX展」出展のお知らせ
ACES Meet
ACES Meetは、東京大学発のベンチャー技術により誕生したAI議事録自動作成ツールです。営業チームの情報共有や営業ノウハウの浸透を目的として開発されており、基本的な機能に加え、営業に特化した機能も搭載されています。
例えば、会議後には参加者の「表情」や「話し方」など、対話の内容を分析します。話者の感情などを踏まえることで、営業に活かすことが可能です。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- 話者判定
- 表情変化・ハイライト機能
- 対話分析
- トピック分析
- Web会議サービスとの連携
- 電話との連携
料金プラン
費用項目 | 月額料金 |
---|---|
システム料金 | 30,000円 |
ユーザー料金(1ユーザあたり) | 3,000円~ |
システム料金がベースとなり、ユーザー1人あたりの料金がプラスされていくシンプルな料金体系です。初期費用は無料ということもあり、導入のしやすさが魅力でもあります。
おすすめの人
ACES Meetは、営業シーンで議事録を作成したい方におすすめのツールです。商談の内容をまとめるだけでなく、受注率の向上などに役立てられます。
YOMEL
YOMELは、独自に開発された高精度パーソナライズ音声解析AIを用いたAI議事録自動作成ツールです。基本の議事録作成機能に加え、マネージャー層向けの管理系機能が搭載されている点も魅力です。社内メンバーと顧客間の会議をリアルタイムで把握し、フォローすることができます。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- 話者判定
- 単語登録
- 議事録ブックマーク
- 要点自動リストアップ
- 会議ログのURL共有
- 管理系機能
- 自動FAQ機能
料金プラン
プラン名 | 月額利用可能時間 | 月額料金 |
---|---|---|
フリートライアル | 10時間 | 0円 |
スタータープラン | 30時間 | 28,000円 |
スタンダードプラン | 130時間 | 95,000円 |
ビジネスプラン | 300時間 | 180,000円 |
プランは大きく分けて4種類あり、トライアルとして2週間(10時間)無料体験できます。
おすすめの人
YOMELは、気軽に議事録を作りたい方におすすめのツールです。
「AIツールに対するリテラシーが高くなくても簡単に使える(*)」という利用者の声も多く寄せられているとのことです。
*出典:自動議事録AI「YOMEL」でどんなことができるのか実際に検証してみた!
ailead
セールスイネーブルメント部門で顧客満足度5期連続NO.1(*)を記録しているaileadは、自動文字起こしだけではなく、音声の解析もできるAI議事録自動作成ツールです。会議中に「誰」「いつ」「どのくらい」話したのかを分析し、分析結果をその後の商談に活用できます。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- 話者判定
- キーワード検索
- 商談記録自動化
- 商談解析
- Web会議サービスとの連携
料金プラン
初期費用は無料で、月額5,500円から利用できます。料金の詳細については、利用メンバー数などを元に見積りが必要です。
おすすめの人
aileadは、主に商談の議事録作成を目的としている方におすすめのツールです。チームで営業をするというようなシーンにも有用です。
notta
nottaは、文字起こし精度98%と高い精度が特徴のAI議事録自動作成ツールです。話題のChatGPTを用いたAI要約機能も搭載されています。全ての情報が暗号化され、ChatGPTの学習の対象とはならず、情報の漏洩の恐れもないため、安心して利用できます。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- 話者判定
- タグ付けとメモ
- テキスト編集
- ChatGPTを使った要約機能
- カスタム単語登録
- Web会議サービスとの連携
料金プラン
プラン名 | 月額利用可能時間 | 月額料金 |
---|---|---|
無料プラン | 120分 | 無料 |
プレミアム | 1800分 | 1,200円 |
ビジネス | 2400分 | 6,210円 |
料金プランは大きく分けて3種類です。無料プランでも1ヵ月120分の文字起こしが可能であり、話者識別など基本的な機能が使えるため、手軽に使用感を確認できます。
おすすめの人
nottaは、低価格でAI議事録自動作成ツールを使いたい方におすすめです。フル機能を使えるビジネスプランも、月額6,210円とリーズナブルなため、コストを抑えて導入できる点が魅力といえます。
ZMEETING
ZMEETINGは、国立研究開発法人・産業技術総合研究所発のベンチャー企業・Hmcomm株式会社が開発したAI議事録自動作成ツールです。同ツールでは感情認識エンジンに通すことで話者の感情を認識し、会議を分析することができます。商談など、会話の感情が重要なシーンでは非常に便利な機能です。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- 話者判定
- フィラー除去
- 置換辞書
- 適応辞書
- 自動句読点挿入
- 感情認識
- 多言語翻訳(8ヶ国語)
- Web会議サービスとの連携
料金プラン
機能 | プラン名 | 月額利用時間 | 月額料金 |
---|---|---|---|
日本語のみ | ライセンスS | 120時間 | 54,000円 |
ライセンスM | 360時間 | 135,000円 | |
ライセンスL | 600時間 | 216,000円 | |
多言語翻訳 | ライセンスM | 360時間 | 156,000円 |
ライセンスL | 600時間 | 258,000円 |
料金プランは大きく分けて5種類あります。多言語翻訳機能の利用により料金が異なるため注意が必要です。
おすすめの人
ZMEETINGは高度なAI議事録自動作成ツールを活用してみたい方におすすめです。最先端の技術が活用されており、スムーズに議事録を作成することができます。
OPTiM AI Voice Recorder
議事録作成だけではなく、コールセンターのモニタリングなどにも活用されているのが、OPTiM AI Voice Recorderです。より高精度なAI音声認識により、文字起こしの手間を省けます。また、「かんたんテキスト編集」機能により、ピンポイントで確認し編集することが可能です。
機能
- 自動文字起こし
- かんたんテキスト編集
- Web会議サービスとの連携
- マルチデバイス対応
料金プラン
OPTiM AI Voice Recorderは、月額60,000円で利用可能です。文字起こし利用可能時間は50時間となっています。
おすすめの人
OPTiM AI Voice Recorderは、I議事録自動作成ツールの最低限の機能のみ利用したい方におすすめです。シンプルな機能により、スムーズに導入することができます。
One Minutes
One Minutesは、リアルタイムAI翻訳に特化した議事録自動作成ツールです。話した言葉は、10以上の言語に翻訳されるだけでなく、リアルタイムに文字起こししてくれます。グローバルな会議の生産性をアップに貢献してくれるツールです。
機能
- 自動文字起こし
- AI要約機能
- リアルタイム翻訳(10ヵ国)
- リアルタイム共同編集
- 共有機能
料金プラン
個人/法人 | 1ヶ月の文字起こし利用時間 | 月額料金 |
---|---|---|
個人 | 3時間 | 1,650円 |
法人 | 10時間~無制限 | 33,000円~ |
プランは個人と法人の2種類あり、法人の場合は利用時間により月額料金は異なります。
おすすめの人
One Minutesは、グローバルな会議でAI議事録作成ツールを使う機会が多い人におすすめです。英語、中国語などの主要言語だけではなく、ヒンディー語、ベトナム語などにも対応しています。
TalkVisible
TalkVisibleは、富士通のリリースするAI議事録自動作成ツールです。富士通独自のAI技術の活用により、高精度な音声認識が可能となっています。セキュリティに特化している点もTalkVisibleの魅力です。なりすまし防止のために、多要素認証に対応しているため、機密性の高い会議でも安心して利用することができます。
機能
- 自動文字起こし
- 話者特定
- ノイズ除去
- 音量のばらつき均一化
- 再生位置のハイライト表
- 辞書登録
- 多要素認証
料金プラン
プラン名 | 利用可能時間/月 | 標準価格 |
---|---|---|
TalkVisible(プラン30) | 30時間 | ¥60,000/月 |
TalkVisible(プラン60) | 60時間 | ¥100,000/月 |
TalkVisible(プラン100) | 100時間 | ¥150,000/月 |
TalkVisible(プラン180) | 180時間 | ¥250,000/月 |
利用プランは大きく分けて4種類あります。利用時間ごとに細かく料金が設定されているため、ニーズに合わせてプランを選ぶことが可能です。
おすすめの人
TalkVisibleは、セキュリティを重視している方におすすめのツールです。安全安心なクラウドサービスを利用しているだけでなく、ASPIC認定も取得しています。
AutoMemo S
AutoMemo Sは、ボイスレコーダー型のAI議事録自動作成ツールです。従来のボイスレコーダーのように音声を録音するのと同時に、画面に文字がリアルタイムに表示されます。
機能
- 自動文字起こし
- 話者特定
- フィラー自動除去
- キーワード検索機能
- 録音データの分割
- ブックマーク
- データフィルタリング
- お気に入り登録
- タイトル編集
料金プラン
プラン名 | 月額利用可能時間 | 月額料金 |
---|---|---|
お試しプラン | 1時間 | 無料 |
月額プラン | 30時間 | 1,480円 |
年額プラン | 30時間 | 12,800円 |
100時間チャージ | 100時間/1回 | 14,000円 |
端末の買い取りではなく、毎月の料金を支払うことで利用できます。
おすすめの人
外出先など持ち歩いて録音・議事録作成を行いたい方にAutoMemo Sはおすすめです。
VOITER
VOITERは、企業・自治体・公共機関・大学などでの導入実績を誇るAI議事録自動作成ツールです。端末タイプとなっており、マイクを別途用意することなく音声を録音することができます。「会議モード」や「公演モード」など、目的の音声を逃さないモードが搭載されている点も魅力です。
機能
- 自動文字起こし
- 話者分離
- 自動修正機能
- 録音モード2種
- ノイズ除去
- 動画録画機能
- リアルタイム編集
料金プラン
利用料金は端末代金のみで、月額利用料などの料金は別途発生しません。
おすすめの人
VOITERは広い会議室や講堂での会議の議事録を作成したい方におすすめです。専用のマイクが搭載されており、最大10m(*)離れた位置の話者の声も的確に捉えることができます。
*出典:VOITER | iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS
AI議事録自動作成ツールの選び方
AI議事録自動作成ツールは多数あり、「どれを選ぶべきか?」と迷われている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、AI議事録自動作成ツールの選び方として下記5点をご紹介します。
利便性で選ぶ
社内に新しいツールを導入する際には、担当者の負担を軽減するためにも、利便性で選ぶことが重要です。
AI議事録自動作成ツールの選定基準として、下記の点をチェックしてみてください。
- 準備は大変ではないか?
- 操作性がいいか?
- リテラシーが低いメンバーも使えるか?
無料トライアル期間などを利用し、実際にツールを使用してみることもおすすめです。
機能で選ぶ
各AI議事録自動作成ツールで備わっている機能は異なるため、求める機能が搭載されているか確認しましょう。
例えば、多言語翻訳機能は対応言語数がツールによって大きく異なります。また、文字として多言語を利用できても、翻訳はできないケースもあります。機能を比較する際は、利用条件など詳細まで確認すると良いでしょう。
文字起こしの正確さで選ぶ
AI議事録自動作成ツールの選定では、文字起こしの正確性も重要なチェックポイントです。
文字起こしの精度が低いと確認や修正作業が必要となり、結果としてツール導入前とあまり変わらない作業時間になってしまうこともあります。
文字起こしの正確さはツールごとに異なるため、音声認識の精度が高いツールや、単語を登録できる「辞書機能」が充実しているツールを選ぶと失敗しにくくなります。
料金で選ぶ
AI議事録自動作成ツールの料金は、月額数千円で利用できるツールもあれば、数十万円が必要となるケースもあります。
料金によって使える時間や機能が制限されてしまうこともあるため、内容と料金もあわせて比較しましょう。
実績豊富なツールを選ぶ
実績の豊富さで選ぶ方法もおすすめです。多くのユーザーに利用されているツールであれば、一般的に必要な機能が備わっている可能性が高いからです。
実績をチェックする際に注意したいのが、数字の根拠です。中には、トライアル導入を実績としてカウントしているケースや、根拠のない「NO.1」を掲げている企業も少なくありません。ぜひ、細かい点まで実績をチェックしてください。
AI議事録自動作成ツールを使用する際の注意点
便利なAI議事録自動作成ツールですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。使い方を間違えると、手動の時よりも時間がかかってしまうこともあるため、下記3点に気を付け利用しましょう。
録音環境を整える必要がある
AI議事録自動作成ツールの精度は録音環境によって大きく変わるため、録音環境を整える必要があります。
ツールによっては、専用のマイクを使用しなければ録音できないということもあるため注意しましょう。
目視による確認・修正を行う
AI議事録自動作成ツールを使用しても、目視による確認や修正は不可欠です。文字起こしの精度は日々向上していますが、それでも100%の精度を求めるのは難しいとされています。
例えば、特定の言葉をAIが認識できず、誤字となってしまうこともあります。完成した議事録は、必ず人間による確認作業を行いましょう。
バックアップを用意する
AI議事録自動作成ツール以外にも、バックアップとなる録音媒体を用意するようにしてください。
議事録を清書する際に、データ分割や不要なデータの削除を行う中で、元となる音声データの破損や消失の恐れもあります。音声データがなくなると議事録を作成するデータがなくなるため、注意が必要です。
AI議事録自動作成ツールに関する疑問・Q&A
続いては、AI議事録自動作成ツールによく寄せられる疑問とその回答を紹介します。
無料で使えるAI議事録自動作成ツールはある?
AI議事録自動作成ツールの中には、無料で使えるツールもあります。ただし、無料のプランでは利用できる機能が一部制限されていたり、利用できる期間や時間が限定的であったりします。
無料プランは「無料トライアル」の意味合いが強いため、使用感を試す際に活用すると良いでしょう。
まとめ
この記事ではAI議事録自動作成ツールについて紹介しました。AI議事録自動作成ツールにはさまざまな種類があるため、会議の特徴や参加人数に応じて、自社に最適なツールを選ぶことが重要です。
ご紹介したおすすめのツール15選を参考に、比較検討の判断材料として役立てていただけると幸いです。